JPH11231218A - 投写用ズームレンズおよびプロジェクタ装置 - Google Patents

投写用ズームレンズおよびプロジェクタ装置

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JPH11231218A
JPH11231218A JP10035836A JP3583698A JPH11231218A JP H11231218 A JPH11231218 A JP H11231218A JP 10035836 A JP10035836 A JP 10035836A JP 3583698 A JP3583698 A JP 3583698A JP H11231218 A JPH11231218 A JP H11231218A
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JP
Japan
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lens
projection
zoom lens
group
auxiliary
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Application number
JP10035836A
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English (en)
Inventor
Shuji Narimatsu
修司 成松
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Nitto Optical Co Ltd
Original Assignee
Nitto Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度の液晶プロジェクタ装置に適した倍
率色収差が小さく、簡易な構成の投写用ズームレンズを
提供する。 【解決手段】 スクリーン9の側に設置される各色の光
束に共通した構成の投影レンズ10に加え、各色の光束
の光源側に個々に設置される補助レンズ11Rおよび1
1Bを設けることにより、補助レンズ11の側で倍率色
収差が発生しないように各波長の光束に適した補正を行
った後に投影レンズ10に入射できるので、極めてシン
プルで簡易な構成により高い結像性能を備えた投写用ズ
ームレンズ1を提供することができる。したがって、本
発明の投写用ズームレンズ10を用いることにより、今
後、パーソナルコンピュータの出力装置などとしてライ
トバルブが高解像度化するのに十分に対応でき、さら
に、小型軽量で、低コストで供給可能なプロジェクタ装
置8を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライトバルブ表示
された像をスクリーン上に拡大投影するプロジェクタ装
置の投写用ズームレンズに関し、特に、液晶カラープロ
ジェクタ装置に好適な投写用ズームレンズに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図13に、一般的な3板式の液晶プロジ
ェクタの概略構成を示してある。画像をスクリーンなど
に拡大投影可能なプロジェクタ装置8は、一般に入射側
から供給された画像をスクリーンに向かって投影する投
写用ズームレンズ1と、この投写用ズームレンズ1に画
像を供給する画像形成装置7とを備えている。液晶プロ
ジェクタ装置の場合は、画像形成装置7のライトバルブ
として液晶パネルが採用されており、図13に示したプ
ロジェクタ装置8においては、白色光源6と、この光源
6から放射された光を色分解するダイクロイックミラー
5Rおよび5Gと、赤色、緑色および青色に色分解され
た各色の画像を形成する透過型表示媒体(ライトバル
ブ)である液晶パネル3B、3Gおよび3Rとを備えて
いる。これらの液晶パネル3B、3Gおよび3Rによっ
て形成された投写用の画像は反射ミラー4によってダイ
クロイックプリズム2に導かれ、色合成された後、投写
用レンズ1に入射される。そして、各液晶ライトバルブ
3B、3Gおよび3Rに表示された画像が拡大および合
成されてスクリーン9の上に結像される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような液晶プロジ
ェクタに用いられる投写用(投影用)ズームレンズは、
ダイクロイックプリズム2を挿入するために長いバック
フォーカスが必要であり、さらに、ダイクロイックプリ
ズムが分光特性上、入射角の依存性が大きいので液晶パ
ネル側の構成はテレセントリックな光線にしなくてはな
らない。また、上記の3板式の画像形成装置に限らず、
液晶ライトバルブを用いる場合は、液晶パネルの視角が
それほど大きくなく、画質の角度依存性が大きいので投
写用レンズの入射側はテレセントリックであることが望
ましい。
【0004】さらに、近年、このような液晶プロジェク
タはコンピュータの表示装置として多用されており、投
写画像の色ずれは厳しく制限され、たとえば、色収差が
液晶の1画素程度以内に収まるような高い性能が投写用
レンズに要求されている。加えて、パーソナルコンピュ
ータのディスプレイアダプタが従来のVGAから、SV
GAさらにはXGAと高解像度化されているために、色
収差の許容値はいっそう厳しくなる傾向にある。色ずれ
を小さくするためには色消し用のレンズを付加する必要
があるので、投写用レンズの構成枚数は増える、したが
って、投写用レンズは大型で、重く、さらに高価なもの
になってしまう。また、投写用レンズの構成枚数が増加
すると、明るく大きな画像を得ることが難しくなるの
で、口径が大きく、透過率の高いレンズを採用する必要
があり、投写用レンズはさらに大きく、重く、また、高
価になってしまう。
【0005】その一方で、パーソナルコンピュータの出
力装置として小型で手軽に利用でき、さらに、低コスト
で供給可能なプロジェクタ装置が強く要望されている。
そして、そのようなプロジェクタ装置の性能として、上
記のようなコンピュータの出力装置として十分な性能、
特に色ずれのない明るく大きな画像を近距離で得られる
ことが要求されていることは言うまでもない。
【0006】そこで、本発明においては、少ない構成枚
数で、色ずれの非常に小さな画像を投影できる投写用ズ
ームレンズおよびそれを用いたプロジェクタ装置を提供
することを目的としている。そして、パーソナルコンピ
ュータなどの出力装置として十分な結像性能を備えた軽
くコンパクトで低コストで供給可能な投写用ズームレン
ズおよびプロジェクタ装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来の投写用レンズにお
いてはレンズ群などの単位でパワーの異なるレンズを組
み合わせて色消しを行っていた。これに対し、本発明に
おいては、3板式のプロジェクタ装置などでは各色毎の
画像が形成されることに着目し、各色の光束に倍率色収
差を補正できる程度で結像性能に影響を与えない程度の
パワーの補正レンズを個々に挿入することにより色消し
を行い、投影レンズ側で色収差補正するための負荷を大
幅に小さくしている。すなわち、本発明の投写用ズーム
レンズは、入射側がテレセントリックとなったカラー画
像の投写用ズームレンズであって、スクリーン側に配置
された赤色、緑色および青色の光束に共通する複数枚構
成のズーミング可能な投影レンズと、赤色または青色の
光源側に配置された補助レンズとを有することを特徴と
している。
【0008】赤色あるいは青色の光束を基準として他の
色の光束を補正するように補助レンズを設けてももちろ
ん良い。可視光の中央領域である緑色の光束を基準とし
て、赤色、青色またはその両方の光束に倍率色収差の補
正ができる程度のパワーの補助レンズを設けることによ
り、結像性能に影響を及ぼさずに倍率色収差の補正が可
能である。そして補助レンズにより、投影レンズに対し
て色ずれが少なくなるように色毎にすでに補正された光
束を入射することができる。したがって、投影レンズで
は倍率色収差の補正を厳しく行う必要がないので、少な
い構成枚数の投影レンズによって明瞭で色ずれの非常に
少ない画像を投写することが可能となる。このため、コ
ンパクトで軽く、さらに、明るい画像が得られる投写用
ズームレンズを提供することができる。また、投影レン
ズにおいて倍率色収差の補正を行うために従来用いてい
た高屈折率なガラスレンズや異常分散性のガラスレンズ
などの高価なレンズも不要となる。したがって、本発明
の投写用ズームレンズと、この投写用ズームレンズの入
射側に赤色、緑色および青色の各々の投写用の画像を供
給可能な液晶パネルなどの画像形成装置とを備えたプロ
ジェクタ装置は、色ずれがなくクリアな画像を投写で
き、パーソナルコンピュータなどの出力装置として十分
な結像性能を発揮できる。そして、軽くコンパクトなプ
ロジェクタ装置として低コストで供給することができ
る。
【0009】このような本発明の投写用ズームレンズ
は、3レンズ方式のプロジェクタ装置に対してもちろん
適用できるが、ダイクロイックミラーあるいはダイクロ
イックプリズムを用いた1レンズ方式のプロジェクタ装
置であれば、投影レンズは1つですむ。投写用の画像を
1つに合成可能なダイクロイックプリズムを用いたプロ
ジェクタ装置においては、投影レンズをダイクロイック
プリズムのスクリーン側に配置し、補正レンズをダイク
ロイックプリズムの各々の光束の画像形成装置側に配置
することが可能である。したがって、本発明の投写用ズ
ームレンズを、ダイクロイックプリズムの画像形成装置
側に新たに薄い補助レンズが付加された、ほとんどプロ
ジェクタ装置の基本的な構成には影響を与えない配置で
導入することができる。
【0010】本発明の投写用ズームレンズに用いられる
補助レンズは、結像性能に影響がでない程度の非常に弱
いパワーであることが望ましいので、補助レンズは一枚
構成で十分である。したがって、投影レンズと補助レン
ズという組み合わせであってもパワーの弱いレンズを一
枚追加するだけで良く、従来の投写用レンズよりも簡易
な構成で実現できる。
【0011】また、補助レンズは液晶パネルに近い位置
に配置されるので、液晶パネルと同程度の材質、すなわ
ち、プラスチック製のレンズを採用することも可能であ
る。さらに、面精度も液晶パネルと同程度で問題はな
く、従来の投写用ズームレンズに用いられるレンズの数
十分の1、数百分の1あるいはそれ以下の面精度のレン
ズでも十分な性能を発揮できる。したがって、補助レン
ズを追設してもコストあるいは投写用ズームレンズの配
置などに与える影響はなく、後述するように投影レンズ
の構成を簡略化できるので、それに伴う効果を最大限に
引き出すことができる。
【0012】このように、補正レンズで色収差の補正が
行われているので、投影レンズの構成枚数を少なくする
ことができ、投写用レンズ全体としては従来の投写用レ
ンズよりも少ない枚数で同等あるいはそれ以上の結像性
能、特に、倍率色収差の補正能力の高い投写用ズームレ
ンズを提供できる。投影レンズとしては、スクリーン側
から順に、負の屈折力で一枚構成の第1のレンズ群と、
正の屈折力で一枚構成の第2のレンズ群と、負の屈折力
の第3のレンズ群と、正の屈折力の第4のレンズ群とを
備えており、前記第2および第3のレンズ群を移動する
ことによりズーミングができる簡易な構成で十分な結像
性能を得ることができる。さらに、第4のレンズ群をス
クリーン側の前群と、入射側の後群とに分けて、ズーミ
ングするときに前群および後群の間隔を制御することに
より、結像性能を向上することができる。また、第1の
レンズ群のスクリーン側を非球面にすることによっても
性能を向上することができる。特に、本発明の投写用ズ
ームレンズは、構成枚数が少なく明るい画像が得られる
構成なので、プラスチックレンズを多用することが可能
であり、コストを下げることができると共に非球面を導
入して容易に結像性能を向上できる。
【0013】さらに、本発明の投写用ズームレンズにお
いては投影レンズのe線(546.1nm)での焦点距
離feと、投影レンズの波長610nmまたは460n
mの焦点距離fcと、補助レンズの波長610nmまた
は460nmの焦点距離fchとが次の式を満たすこと
が望ましい。
【0014】 250 <|(fc−fe)×fch|< 1000 ・・・(1) 可視光の中央領域の緑色の光束(以下ではG光)に相当
する波長546.1nmの投影レンズの焦点距離fe
と、他の色の光束(波長610nmは赤色の光束(以下
ではR光)、波長460nmは青色の光束(以下ではB
光))に相当する波長の投影レンズの焦点距離fcとの
差と、補助レンズの焦点距離fcの積の絶対値が(1)
式の下限を下回ると、望遠端における倍率色収差の補正
が困難となり、さらに、補助レンズに結像レンズとして
の効果が現れて投写用レンズの結像性能に影響が現れて
しまう。一方、(1)式の上限を上回ると、補助レンズ
としての性能が不足し倍率色収差の除去効果が得られ
ず、広角端における倍率色収差の除去ができなくなって
しまう。
【0015】さらに、本発明の投写用レンズにおいて
は、投影レンズの第1のレンズ群の焦点距離f1と、第
2群のレンズ群の焦点距離f2とが次の式を満たすこと
が望ましい。
【0016】 −2.5 <(f1/f2)< −0.5 ・・・(2) 投影レンズの第1のレンズ群の焦点距離f1と、第2の
レンズ群の焦点距離f2との比が(2)式の下限を下回
ると、像面湾曲が発生しやすくなり投影レンズ側の結像
性能が低下するので広角端から望遠端にわたる全域で倍
率色収差が発生してしまう。一方、(2)式の上限を上
回ると投影レンズのバックフォーカスが長く取れずにテ
レセントリックな光学系としての性能を得ることが難し
くなり、また、歪曲収差が発生して易くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】[実施例1]図1に、本発明の実
施例1に係る投写用ズームレンズ1を用いたプロジェク
タの光学系を示してある。また、図2に、本例の投写用
ズームレンズ1が、拡大表示する状態である広角端
(a)、標準状態である望遠端(c)および中間の状態
(b)における各レンズの位置を示してある。例示した
プロジェクタ8の全体的な構成は図13に基づき説明し
たものと同様であり、その光学系のうち、投写用ズーム
レンズに関する部分を図1に抜き出して示してある。本
図に示したプロジェクタ装置8においては不図示の光源
からの光が赤色、緑色および青色に分割され、画像形成
装置であるそれぞれの液晶パネル3R、3Gおよび3R
を通りダイクロイックプリズム2によって合成され、さ
らに、投写用ズームレンズ1によってスクリーン9に投
写される。このようにして、スクリーン9には、液晶パ
ネル3R、3Gおよび3Rに形成された画像が合成され
たカラー画像が形成される。本例の投写用ズームレンズ
1は、ダイクロイックプリズム2のスクリーン9に配置
された各光束R光、G光およびB光に共通の投影レンズ
10と、ダイクロイックプリズム2の赤色Rの光源側に
配置された補助レンズ11Rと、ダイクロイックプリズ
ム2の青色Gの光源側に配置された補助レンズ11Bと
を備えている。
【0018】本例の投写用ズームレンズ1の投影レンズ
10は、スクリーン9の側から4つのレンズ群G1〜G
4にグループ分けされた8枚のレンズL11〜L44に
よって構成されており、各レンズの詳細なデータは以下
に示した通りである。最もスクリーン9の側に配置され
た第1のレンズ群G1は、負の屈折力を備えたレンズ群
であり、本例では、スクリーン9の側に凸の負のメニス
カスレンズL11の1枚構成となっている。この第1の
レンズ群G1は変倍中に位置が動かされることはない。
【0019】次に配置された変倍用の第2のレンズ群G
2は、正の屈折力を備えたレンズ群であり、本例では、
両凸の正レンズL21の1枚構成となっている。この変
倍用の第2のレンズ群G2は、広角端から望遠端に向か
って入射側から反対のスクリーン9の側に向かって光軸
上を移動し、所定の倍率の投写画像がスクリーン上に得
られるようになっている。これに続く第3のレンズ群G
3は、変倍時に光軸に沿って移動する補正用のレンズ群
であり、負の屈折力を備えたレンズ群が採用されてい
る。本例の投写用ズームレンズ1では、スクリーン側に
凸の正レンズL31と、両凹の負レンズL32との組合
せで構成されている。
【0020】投写用ズームレンズ1の投影レンズ10の
うち、最も入射側の第4のレンズ群は、全体が正の屈折
力のレンズ群であり、スクリーン側からダブレットをな
す両凹の負レンズL41および両凸の正レンズL42
と、入射側に凸の正レンズL43、およびスクリーン側
に凸の正レンズL44で構成されている。
【0021】さらに、本例の投写用ズームレンズ1は、
補助レンズ11として、R光側に弱いパワーの入射側に
凸の正レンズ11Rがダイクロイックプリズム2の面に
ほぼ密着するように配置され、B光側に弱いパワーの入
射側に凹の負レンズ11Bが同様に配置されている。そ
して、G光側には補助レンズが設けられていない。この
ように、補助レンズ11Rおよび11Bは、それぞれの
波長に適した異なった曲率が付加されており、これによ
ってその波長に適した補正を行って投影レンズ10で倍
率色収差が発生するのを未然に防止するようにしてい
る。
【0022】このような本例の投写用ズームレンズ1
は、投影レンズ10が負−正−負−正の4つのレンズ群
によって構成されており、レトロフォーカス型の組合せ
になるので長いバックフォーカスが確保でき、入射側が
テレセントリックとなった投写用ズームレンズ1となっ
ている。従って、上述したように、ダイクロイックプリ
ズム、あるいは液晶パネルをライトバルブに用いたプロ
ジェクタ8に適した投影用のズームレンズとなってい
る。また、本例の投写用ズームレンズ1は、負の屈折力
のレンズ群G1がスクリーン側に先行して設けられてい
るので大きな画角が得られ、広角性能の優れた小型で大
きな画像を投写できるズームレンズである。
【0023】さらに、本例の投写用ズームレンズ1にお
いては、倍率色収差を補正するために弱いパワーの補助
レンズ11Rおよび11Bを設けてあるので、投影レン
ズ10においては、第1のレンズ群G1および第2のレ
ンズ群G2が一枚構成であり、色消し用としてパワーの
異なる複数のレンズの組み合わせ、あるいは、ダブレッ
トをなす複数レンズの組み合わせが採用されていない。
また、第3のレンズ群G3も色消し用にダブレットとす
る構成は採用されていない。したがって、投影レンズ1
0は8枚構成というほぼ最小の構成で実現されており、
コンパクトでありながら十分な広角性能を持ち、さらに
明るくF値の小さな投写用ズームレンズ1を実現するこ
とができる。このため、本例の投写用ズームレンズ1を
用い、短い投影距離で明るい大画像を投写できる小型の
プロジェクタ装置8を提供することができる。
【0024】さらに、本例の投写用ズームレンズ1にお
いては、投影レンズ10の波長546.1nmのG光の
焦点距離feと、投影レンズ10の波長610nmのR
光または波長460nmのB光の焦点距離fcと、補助
レンズ11Rまたは11Bの焦点距離fchとが次の式
を満たすようにして、補助レンズ11により十分な倍率
色収差補正ができると共に、投影レンズ10の結像性能
には影響を与えず、良好な結像性能を持った投写用ズー
ムレンズ1が選られるようにしている。
【0025】 250 <|(fc−fe)×fch|< 1000 ・・・(1) また、投影レンズ10の第1のレンズ群G1の焦点距離
f1と、第2群のレンズ群G2の焦点距離f2とが次の
式を満たすようにして収差補正が良好な投写用ズームレ
ンズが選られるようにしている。
【0026】 −2.5 <(f1/f2)< −0.5 ・・・(2) 以下に示すレンズデータにおいて、riはスクリーン側
から順番に並んだ各レンズ面の曲率半径、diはスクリ
ーン側から順番に並んだ各レンズ面の間の距離、niは
スクリーン側から順番に並んだ各レンズの屈折率(d
線)、νiはスクリーン側から順番に並んだ各レンズの
アッベ数(d線)を示す。また、本例の投写用ズームレ
ンズ1は、第2のレンズ群G2の入射側に絞りSを設け
てあり、絞りSと両側のレンズ面との距離も記載してい
る。以下に示す各実施例のレンズデータについても同様
である。また、データ内のINFは絞りおよびプリズム
の面を示しており、長さの単位は特記しない限りmmで
記載してある。
【0027】 レンズデータ i ri di ni νi 1: 103.587 10.00 1.71736 29.50 レンズL11 2: 28.697 D2 3: 65.150 4.80 1.72916 54.67 レンズL21 4: -81.448 0.20 5: INF D5 絞りS 6: 62.453 3.50 1.84666 23.78 レンズL31 7: 218.722 14.90 8: -57.895 2.00 1.78590 43.93 レンズL32 9: 54.256 D9 10: -55.451 2.40 1.84666 23.78 レンズL41 11: 56.907 10.10 1.56384 60.83 レンズL42 12: -36.757 0.20 13: 231.976 6.60 1.67003 47.20 レンズL43 14: -74.886 0.20 15: 57.964 7.10 1.67003 47.20 レンズL44 16: 18608.827 17: INF 33.00 1.51680 64.20 プリズム 18: INF 19R: INF 1.00 1.51680 64.20 補助レンズ11R 19G: INF 19B: INF 1.00 1.51680 64.20 補助レンズ11B 20R: -1600 20B: 850 ズーム状態 f D2 D5 D9 FNo. 広角端 37.38 41.36 0.80 10.31 2.50 中間 43.0 35.05 9.22 8.20 2.70 望遠端 48.7 35.05 18.31 4.11 2.90 波長546.1 nmの焦点距離(fe) 37.40 波長610 nmの補助レンズ以外の焦点距離(fc1) 37.55 波長610 nmの補助レンズの焦点距離(fch1) 3101.3 波長460 nmの補助レンズ以外の焦点距離(fc2) 37.13 波長460 nmの補助レンズの焦点距離(fch2)‐1620.8 第1のレンズ群G1の焦点距離(f1) −58.15 第2のレンズ群G2の焦点距離(f2) 50.12 (1)式は 610 nmについて(fc1−fe)×fch1=465.2 460 nmについて(fc2−fe)×fch2=437.6 (2)式は f1/f2 = -1.16 であり、上述した条件を満足する投写用ズームレンズで
ある。
【0028】なお、レンズ間隔D2は、レンズ先端から
2.4mの位置に結像したときの数値を示してあり、以
下の実施例においても同様である。
【0029】図3に本例の投写用ズームレンズの広角端
(a)、中間(b)および望遠端(c)における球面収
差、非点収差ならびに歪曲収差をそれぞれ示してある。
球面収差図においてはR光(620.0nm)を破線、
G光(546.1nm)を実線およびB光(460.0
nm)を一点鎖線で各波長の収差を示し、非点収差図に
おいてはタンジェンシャル光線(T)およびサジタル光
線(S)を示してある。また、非点収差および歪曲収差
は像高さを縦軸に対して示してある。さらに、図4に本
例の投写用ズームレンズの広角端(a)、中間(b)お
よび望遠端(c)における倍率色収差を示してあり、R
光(破線)とB光(一点鎖線)の倍率色収差(横の色収
差)をG光(実線)を基準とし、像高さを縦軸として示
してある。なお、以下の各実施例においても同様であ
る。
【0030】本例の投写用ズームレンズは、焦点距離の
範囲が37.4〜48.7と短く、さらに、F値が2.
5〜2.9と明るいレンズである。さらに、広角端、中
間および望遠端の各状態における倍率色収差も極めて小
さい範囲に収まっている。また、各状態における球面収
差、非点収差および歪曲収差も十分に小さく実用上問題
のない値であり、良好な結像性能を本例の投写用ズーム
レンズは備えている。このように、本例の投写用ズーム
レンズ1は、補正レンズ11Rおよび11BをR光およ
びB光を各々補正できるようにダイクロイックプリズム
2の上流に設置することにより、投影レンズ10で無理
な色消しを行う必要がなくなる。したがって、8枚構成
と低コストなタイプの投写用ズームレンズでありながら
倍率色収差が小さく結像性能の良い投写用ズームレンズ
が得られており、画素の色ずれの少ない高解像度の画像
をスクリーンに形成可能な投写用ズームレンズである。
また、少ないレンズ枚数で色収差を補正できるので、小
型軽量で、明るく、広角性能が向上するなどの上述した
ようなレンズ枚数を削減することによって得られるさま
ざまなメリットを備えた投写用ズームレンズを提供する
ことができる。
【0031】[実施例2]図5に、本発明の実施例2に
係る投写用ズームレンズ1を用いたプロジェクタ装置8
の光学系を抜き出して示してある。また、図6に、広角
端(a)、標準状態である望遠端(c)および中間の状
態(b)における各レンズの位置を示してある。なお、
以下の実施例においては、上記の実施例と共通する部分
については同じ符号を付して説明を省略する。本例の投
写用ズームレンズ1もダイクロイックプリズム2のスク
リーン9の側に配置された投影レンズ10と、ダイクロ
イックプリズム2の光源側に配置された補助レンズ11
を備えており、本例においては、R光用の補助レンズ1
1Rのみを設置してある。また、投影レンズ10は、上
記と同様に4つのレンズ群G1〜G4にグループ分けさ
れた8枚のレンズL11〜L44によって構成されてお
り、第4のレンズ群G4を前群G41と後群G42に分
け、ズーミング時に独立して光軸上を移動できるように
している。このため、広角端から望遠端にわたり中間領
域も含めて画像を表示する際に各々のレンズ群の適当な
部分を用いて結像できるので、いっそう収差および像面
湾曲を改善することが可能となる。特に、本例の投写用
ズームレンズ1ではB光の倍率色収差を抑えて性能アッ
プを図ることができるので、B光用の補正レンズを省い
ても十分な倍率色収差補正が可能であり、補正レンズ1
1としてはR光用の1枚を配置してある。
【0032】各レンズの詳細なデータは以下に示した通
りである。
【0033】 レンズデータ i ri di ni νi 1: 80.338 2.00 1.67003 47.20 レンズL11 2: 32.260 D2 3: 53.072 4.80 1.58913 61.25 レンズL21 4: -85.750 1.20 5: INF D5 絞りS 6: 33.484 4.20 1.80518 25.46 レンズL31 7: 103.223 6.70 8: 95.702 2.00 1.76182 26.61 レンズL32 9: 22.895 D9 10: -19.747 2.00 1.84666 23.78 レンズL41 11: 75.960 10.70 1.62041 60.34 レンズL42 12: -25.966 D12 13: -2531.677 6.30 1.74950 35.04 レンズL43 14: -60.454 0.20 15: 66.821 7.00 1.67003 47.20 レンズL44 16: -356.185 17: INF 33.00 1.51680 64.20 プリズム 18: INF 19R: INF 1.00 1.51680 64.20 補助レンズ11R 19G: INF 19B: INF 20R: -5700 ズーム状態 f D2 D5 D9 D12 FNo. 広角端 37.36 49.20 0.80 10.20 0.80 2.50 中間 43.0 39.50 7.75 9.83 3.92 2.66 望遠端 48.7 31.76 17.87 6.85 4.53 2.82 波長546.1 nmの焦点距離(fe) 37.31 波長610 nmの補助レンズ以外の焦点距離(fc1) 37.36 波長610 nmの補助レンズの焦点距離(fch1) 11048.5 第1のレンズ群G1の焦点距離(f1) -81.41 第2のレンズ群G2の焦点距離(f2) 56.15 (1)式は 610 nmについて(fc1−fe)×fch1=552.4 (2)式は f1/f2 = -1.50 であり、上述した条件を満足するレンズである。
【0034】図7に本例の投写用ズームレンズの広角端
(a)、中間(b)および望遠端(c)における球面収
差、非点収差ならびに歪曲収差をそれぞれ示し、また、
図8にそれぞれの状態の倍率色収差を示してある。本例
の投写用ズームレンズも投影レンズ10が8枚構成の簡
易で低コストな構成でありながら、倍率色収差は非常に
狭い範囲に収められて倍率色収差除去が極めて良好に行
われている投写用ズームレンズであることがわかる。ま
た、図7に示した各収差の値は広角端、中間および望遠
端のそれぞれにおいて実施例1よりもさらに良好な値と
なっており、結像性能の優れた投写用ズームレンズとな
っていることがわかる。
【0035】さらに焦点距離の範囲が37.36〜4
8.7と短く、F値が2.5〜2.82と明るいレンズ
であるので、小型軽量で、色ずれがなく、コンピュータ
の出力用として適した明るい高解像の画像を投写できる
投写用ズームレンズを提供できる。
【0036】[実施例3]図9に、本発明の実施例3に
係る投写用ズームレンズ1を用いたプロジェクタ装置8
の光学系を抜き出して示してある。また、図10に、広
角端(a)、標準状態である望遠端(c)および中間の
状態(b)における各レンズの位置を示してある。本例
の投写用ズームレンズ1も投影レンズ10に加え、ダイ
クロイックプリズム2の光源側に配置された補助レンズ
11を備えており、R光用の補助レンズ11Rのみを設
置してある。また、投影レンズ10は、上記と同様に4
つのレンズ群G1〜G4にグループ分けされた8枚のレ
ンズL11〜L44によって構成されており、第4のレ
ンズ群G4は上述の投写用ズームレンズと同様に前群G
41と後群G42に分けたタイプとなっている。さら
に、本例の投写用ズームレンズは、第1のレンズ群G1
のレンズL11と、第2のレンズ群G2のレンズL21
としてプラスチック製のレンズを採用し、さらに、第1
のレンズ群G1のレンズL11のスクリーン側の面(R
1)を非球面化している。
【0037】このように、本発明に係る投写用ズームレ
ンズは、補助レンズ11の採用により、投影レンズ10
の構成枚数を削減でき、さらに、各群を色消し用に2枚
構成にしたり、ダブレットタイプのレンズを採用する必
要がない。したがって、レンズの材質の選定も自由であ
り、本例のように第1および第2のレンズ群のような口
径の大きなレンズに対しプラスチック製のレンズを採用
していっそうのコストダウンを図ることができる。ま
た、プラスチック製のレンズを採用することにより、レ
ンズ面を非球面化することも容易であり、コストダウン
を図ると共に投写用ズームレンズの結像性能をアップす
ることができる。
【0038】各レンズの詳細なデータは以下に示した通
りである。
【0039】 レンズデータ i ri di ni νi 1: 72.770 2.00 1.49140 57.82 レンズL11 2: 26.840 D2 3: 45.998 10.00 1.49140 57.82 レンズL21 4: -78.539 0.20 5: INF D5 絞りS 6: 31.882 5.10 1.84666 23.78 レンズL31 7: 161.000 1.20 8: 134.695 6.00 1.76182 26.61 レンズL32 9: 21.745 D9 10: -18.813 2.00 1.84666 23.78 レンズL41 11: 96.720 9.60 1.62041 60.34 レンズL42 12: -24.788 D12 13: -926.987 6.30 1.74950 35.04 レンズL43 14: -67.514 0.20 15: 57.817 7.80 1.67003 47.20 レンズL44 16: -310.538 17: INF 33.00 1.51680 64.20 プリズム 18: INF 19R: INF 1.00 1.51680 64.20 補助レンズ11R 19G: INF 19B: INF 20R: -5700 ズーム状態 f D2 D5 D9 D12 FNo. 広角端 37.40 52.81 0.80 13.82 0.80 2.50 中間 43.0 42.43 10.57 11.54 3.70 2.66 望遠端 48.7 34.21 23.07 7.62 3.34 2.83 面1(レンズL11)の非球面計数 K=0.00000 A= 0.972391×10-6 ,B=0.190336×10-8 C=−0.367785×10-11 ,D=0.340506×10-14 ただし、非球面式は次の通りである。
【0040】 x = (y2 /r)/[1+{1−(1+K)(y2 /r2 )}1/2 ] + Ay4 +By6 +Cy8 +Dy10 ・・・(3) 波長546.1 nmの焦点距離(fe) 37.405 波長610 nmの補助レンズ以外の焦点距離(fc1) 37.446 波長610 nmの補助レンズの焦点距離(fch1) 11400 第1のレンズ群G1の焦点距離(f1) -87.46 第2のレンズ群G2の焦点距離(f2) 60.41 (1)式は 610 nmについて(fc1−fe)×fch1=467.4 (2)式は f1/f2 = -1.45 であり、上述した条件を満足するレンズである。
【0041】図11に本例の投写用ズームレンズの広角
端(a)、中間(b)および望遠端(c)における球面
収差、非点収差ならびに歪曲収差をそれぞれ示し、ま
た、図12にそれぞれの状態の倍率色収差を示してあ
る。本例の投写用ズームレンズも投影レンズ10が8枚
構成の簡易で、さらにプラスチック製のレンズを多用し
たローコストな構成でありながら、倍率色収差は非常に
狭い範囲に収められて色ずれの極めて少ない投写用ズー
ムレンズである。また、図11に示した各収差の値は広
角端、中間および望遠端のそれぞれにおいて実用上十分
に良好な値となっており、結像性能の優れた投写用ズー
ムレンズとなっていることがわかる。
【0042】さらに、本例の投写用ズームレンズも焦点
距離の範囲が37.40〜48.7と短く、F値が2.
5〜2.83と明るいレンズである。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の投写用ズ
ームレンズは、スクリーン側に設置される各色の光束に
共通した構成の投影レンズと、各色の光束の光源側に個
々に設置される補助レンズとを備えており、補助レンズ
の側で倍率色収差が発生しないように各波長の光束に適
した補正を行った後に投影レンズに入射できるようにし
ている。したがって、投影レンズでは色収差補正の負担
がなく、極めてシンプルで簡易な構成により高い結像性
能を実現できる。このため、本発明の投写用ズームレン
ズを用いることにより、構成枚数が少なく簡易な構成で
ありながら、高解像度に対応した倍率色収差の除去が可
能であるという、従来の投写レンズでは相反する特性を
両立させた投写用ズームレンズを提供することが可能と
なる。したがって、本発明の投写用ズームレンズを用い
ることにより、今後、パーソナルコンピュータの出力装
置などとして液晶等の画像形成装置のライトバルブが高
解像度化するのに十分に対応でき、さらに、小型軽量
で、低コストで供給可能なプロジェクタ装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の投写用ズームレンズの構成
を示す図である。
【図2】図1に示す投写用ズームレンズの、広角端
(a)、望遠端(c)および中間(b)の各状態におけ
るレンズの配置を示す図である。
【図3】実施例1のレンズの諸収差図であり、広角端
(a)、望遠端(c)および中間(b)の各状態の収差
を示す図である。
【図4】実施例1のレンズの倍率色収差を示す図であ
り、広角端(a)、望遠端(c)および中間(b)の各
状態の収差を示す図である。
【図5】本発明の実施例2の投写用ズームレンズの構成
を示す図である。
【図6】図5に示す投写用ズームレンズの、広角端
(a)、望遠端(c)および中間(b)の各状態におけ
るレンズの配置を示す図である。
【図7】実施例2のレンズの諸収差図であり、広角端
(a)、望遠端(c)および中間(b)の各状態の収差
を示す図である。
【図8】実施例2のレンズの倍率色収差を示す図であ
り、広角端(a)、望遠端(c)および中間(b)の各
状態の収差を示す図である。
【図9】本発明の実施例3の投写用ズームレンズの構成
を示す図である。
【図10】図9に示す投写用ズームレンズの、広角端
(a)、望遠端(c)および中間(b)の各状態におけ
るレンズの配置を示す図である。
【図11】実施例3のレンズの諸収差図であり、広角端
(a)、望遠端(c)および中間(b)の各状態の収差
を示す図である。
【図12】実施例3のレンズの倍率色収差を示す図であ
り、広角端(a)、望遠端(c)および中間(b)の各
状態の収差を示す図である。
【図13】液晶プロジェクタの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 投写用ズームレンズ 2 ダイクロイックプリズム 3 液晶パネル 4 反射ミラー 5 ダイクロイックミラー 6 光源 7 画像形成装置 8 プロジェクタ装置 9 スクリーン 10 投影レンズ 11 補助レンズ G1〜G4 レンズ群 L11〜L44・・レンズ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射側がテレセントリックとなったカラ
    ー画像の投写用ズームレンズであって、スクリーン側に
    配置された赤色、緑色および青色の光束に共通する複数
    枚構成のズーミング可能な投影レンズと、赤色または青
    色の光源側に配置された補助レンズとを有することを特
    徴とする投写用ズームレンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、赤色および青色の光
    源側に、曲率の異なる赤色用の前記補助レンズおよび青
    色用の前記補助レンズがそれぞれ配置されていることを
    特徴とする投写用ズームレンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記補助レンズは一
    枚構成であることを特徴とする投写用ズームレンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記投影レンズは、
    スクリーン側から順に、負の屈折力で一枚構成の第1の
    レンズ群と、正の屈折力で一枚構成の第2のレンズ群
    と、負の屈折力の第3のレンズ群と、正の屈折力の第4
    のレンズ群とを備えており、前記第2および第3のレン
    ズ群を移動することによりズーミングが可能なことを特
    徴とする投写用ズームレンズ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第4のレンズ群
    は、スクリーン側の前群と、入射側の後群とを備えてお
    り、ズーミングするときに前記前群および後群の間隔を
    制御可能であることを特徴とする投写用ズームレンズ。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記第1のレンズ群
    のスクリーン側が非球面であることを特徴とする投写用
    ズームレンズ。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記投影レンズの波
    長546.1nmでの焦点距離feと、前記投影レンズ
    の波長610nmまたは460nmの焦点距離fcと、
    前記補助レンズの波長610nmまたは460nmの焦
    点距離fchとが次の式を満たすことを特徴とする投写
    用ズームレンズ。 250 <|(fc−fe)×fch|< 1000
  8. 【請求項8】 請求項4において、前記投影レンズの前
    記第1のレンズ群の焦点距離f1と、前記第2群のレン
    ズ群の焦点距離f2とが次の式を満たすことを特徴とす
    る投写用ズームレンズ。 −2.5 <(f1/f2)< −0.5
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の投写用ズームレンズ
    と、この投写用ズームレンズの入射側に赤色、緑色およ
    び青色の各々の投写用の画像を供給可能な画像形成装置
    とを有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記投写用の画像
    を1つに合成可能なダイクロイックプリズムを有し、前
    記投影レンズは前記ダイクロイックプリズムのスクリー
    ン側に配置され、前記補正レンズは前記ダイクロイック
    プリズムの前記画像形成装置側に配置されていることを
    特徴とするプロジェクタ装置。
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