JP4530259B2 - ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、CCDや撮像管等の撮像素子あるいは銀塩フィルム等を用いたカメラの結像用ズームレンズ、さらには投映型テレビの投映用ズームレンズに関し、特に液晶を用いた投写型表示装置に用いられる投映用ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置に関するものである。
従来のズームレンズとしては、例えば特許文献1および2に記載された、5群構成のものが知られている。これらは、物体側より順に、変倍の際に固定でフォーカシング機能を有する負の第1レンズ群、連続変倍のため、およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正のため、相互に関係をもって移動する正の第2レンズ群、正の第3レンズ群および負の第4レンズ群、ならびに変倍の際に固定の正の第5レンズ群から構成され、さらに所定の条件式を満足するようにされたズームレンズである。
従来よりこのタイプのズームレンズには、まず液晶プロジェクタに対応させるために明るさが要望され、さらに投写型表示装置の小型化の要望に応えるためコンパクト性が要望されている。また、液晶を用いた投映レンズに使用するために投映レンズの縮小側が略テレセントリックな光学系とされていることや、色分解あるいは色合成の光学系をレンズ系と結像面の間に挿入するために適量のバックフォーカスを備えていることも、このタイプのズームレンズの前提条件といえる。
また、近年このタイプのズームレンズには、特許文献1および2のように、投写型表示装置において大型スクリーンに近い距離から投映したいという要望に応えるため、より広画角でズーム比もある程度大きい投映レンズが数多く提案されている。例えば、100インチサイズに投映する場合に、2.5〜3mの投映距離を想定するようなものがある。
特開2000−292701号公報 特開2001−4919号公報
しかしながら、投写型表示装置の普及に伴い、その設置位置も必ずしも観衆とスクリーンとの間に限られず、例えば観衆の後方に天井に吊るなどして設置して観衆の頭越しにスクリーンに投映するというような場合もあり、設置位置の自由度が求められている。このような場合、上記広画角なズームレンズよりも、むしろ焦点距離の長いテレ系のズームレンズが望ましく、上記と同様の100インチサイズに投映する場合に、5〜10mの投映距離を想定するような光学性能の良好なズームレンズが要望されている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、3群移動の5群構成のズームレンズにおいて、液晶を用いた投写型表示装置に好適な、諸収差が良好に補正された焦点距離の長いテレ系のズームレンズを提供することを目的とするものである。また、本発明は、上記ズームレンズを用いた投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明のズームレンズは、拡大側より順に、変倍の際に固定でフォーカシングを行う負の屈折力を有する第1レンズ群と、
連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群および負の屈折力を有する第4レンズ群と、
変倍の際に固定で正の屈折力を有する第5レンズ群とを配設してなり、
前記第2レンズ群はズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより拡大側に位置し、前記第4レンズ群はズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより縮小側に位置し、
さらに、下記の各条件式(1)〜(4)を満足することを特徴とするものである。
-2.2<F /F<-1.2 ……(1)
0.6<F /F≦0.923 ……(2)
-15.0<F /F<-1.5 ……(3)
0.7<F /F<1.2 ……(4)
ただし、
F:広角端におけるレンズ全系の焦点距離(拡大側の共役点位置が無限遠)
:第1レンズ群の焦点距離
:第2レンズ群の焦点距離
:第4レンズ群の焦点距離
:第5レンズ群の焦点距離
さらに、本発明の投写型表示装置は、光源、ライトバルブ、および該ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投映する投映レンズとして上記ズームレンズを備えたことを特徴とするものである。
本発明のズームレンズによれば、正の第2レンズ群、負の第3レンズ群および負の第4レンズ群が可動とされた5群タイプで、諸収差が良好に補正され、例えば100インチサイズに投映する場合に5〜10mの投映距離を想定するような焦点距離の長いテレ系のズームレンズを得ることができる。したがって、このズームレンズを投写型表示装置に用いた場合にも、これらの要望に応え得る装置とすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明に係る後述する実施例1のズームレンズの基本構成を示すものであり、広角端におけるレンズ構成図(WIDE)および望遠端におけるレンズ構成図(TELE)である。このレンズを本実施形態の代表として、以下に説明する。
すなわちこのズームレンズは、変倍の際に固定でフォーカシングを行うための負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、連続変倍のため、およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正のため、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G、負の屈折力を有する第3レンズ群Gおよび負の屈折力を有する第4レンズ群Gと、変倍の際に固定で正の屈折力を有するリレーレンズである第5レンズ群Gとを拡大側より順に配設されてなる。なお、第5レンズ群Gと液晶表示パネル1との間には、赤外線をカットするフィルタやローパスフィルタさらには色合成光学系(色分解光学系)に相当するガラスブロック2が配列されている。また、図中、Xは光軸を表している。
また、第2レンズ群Gは、ズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより拡大側に位置するように構成されている。また、第4レンズ群Gは、ズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより縮小側に位置するように構成されている。
さらに、このズームレンズは、下記条件式(1)〜(4)を満足するように構成されている。
-2.2<F/F<-1.2 ……(1)
0.6<F/F<1.1 ……(2)
-15.0<F/F<-1.5 ……(3)
0.7<F/F<1.2 ……(4)
ただし、
F:広角端におけるレンズ全系の焦点距離(拡大側の共役点位置が無限遠)
:第1レンズ群Gの焦点距離
:第2レンズ群Gの焦点距離
:第4レンズ群Gの焦点距離
:第5レンズ群Gの焦点距離
また、本発明に係る投写型表示装置は、光源、ライトバルブ、および上述した本発明に係るズームレンズを備えた装置である。この装置において本発明に係るズームレンズは、ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投映するための投映レンズとして機能する。例えば、図1に示すズームレンズを備えた液晶ビデオプロジェクタの場合は、紙面右側の光源部(図示せず)から略平行光束が入射され、液晶表示パネル1において映出された画像情報を担持したこの光束が、ガラスブロック2を介しこのズームレンズにより、紙面左側方向のスクリーン(図示せず)に拡大投写される。なお、液晶ビデオプロジェクタにおいて一般には、光源からの光束をダイクロイックミラーおよびレンズアレイからなる色分離光学系によりR、G、Bの3原色光に分離し、各原色光用に3つの液晶表示パネルを配設してフルカラー画像を表示可能な構成とされる。ガラスブロック2はこの3原色光を合成するダイクロイックプリズムとすることができる。
以下、本実施形態によるズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置の作用効果について説明する。
拡大側より順に、変倍の際に固定でフォーカシングを行うための負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、連続変倍のため、およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正のため、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、負の屈折力を有する第3レンズ群Gおよび負の屈折力を有する第4レンズ群Gと、変倍の際に固定で正の屈折力を有するリレーレンズである第5レンズ群Gとを配設された構成により、液晶を用いた投写型表示装置に好適な、諸収差が良好に補正された焦点距離の長いテレ系のズームレンズを得ることができる。
テレ系のズームレンズを実現するためには、標準的なズームレンズに比べて負の屈折力を強くする必要がある。しかしながら、そのためにフォーカスを行う第1レンズ群Gや固定の第5レンズ群Gのパワーバランスを変更してしまうと、光学性能劣化の虞が大きい。良好な光学性能とするためには、パワーバランスの変更は移動群G〜Gにおいて解決することが望ましい。ただし、移動群G〜Gにおいても、負レンズ群の屈折力を強くしすぎたり、正レンズ群の屈折力を抑えすぎたりすることは光学性能上望ましくない。そこで、本実施形態に係るズームレンズは、負の屈折力を第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gの2つの群に分担させ、それぞれの群が強すぎる屈折力を持たないように構成されている。
なお、第1レンズ群Gは負の屈折力を有し光線を発散させているため、移動群G〜Gのうち、第2レンズ群Gは正の屈折力を有する群とし、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gに負の屈折力を分担させることが望ましい。このようにして3つの群G〜Gを相互に関係を持って移動させることで、テレ系のズームレンズを実現することができる。
また、本実施形態に係るズームレンズは、第2レンズ群Gはズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより拡大側に位置し、第4レンズ群Gはズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより縮小側に位置することが好ましい。さらに、第2レンズ群Gは広角端から望遠端への変倍の際に拡大側へ移動し、第4レンズ群Gは広角端から望遠端への変倍の際に縮小側へ移動するように構成することが好ましい。
すなわち、第2レンズ群Gにおける軸上光線の光束高は、広角側よりも望遠側の方で大きくなるので、第2レンズ群Gはズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより拡大側に位置する構成とする方が、第2レンズ群Gの径を小さくすることができる。
また、第4レンズ群Gに関しても、ズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより縮小側に位置する構成が、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gのレンズ径のコンパクト化に寄与し得る。本実施形態に係るズームレンズでは、軸外の主光線が光軸と交差する仮想の絞り位置は、第5レンズ群Gの屈折力に大きく依存し、広角端においてその位置はおよそ第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの近辺に存在する。例えば、後述する実施例においては、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの中間に存在している。仮に、第4レンズ群Gが、ズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより拡大側に位置する構成とし、上記仮想の絞り位置よりも拡大側に位置した場合、ともに負の屈折力を有する第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gが光線を跳ね上げることになる。この場合には、望遠端における明るさや周辺光量を確保しながら第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gのレンズ径を小さくすることが非常に困難となるので、第4レンズ群Gは広角端から望遠端への変倍の際に縮小側へ移動するように構成し、上記各群G、Gのレンズ径のコンパクト化を図ることが好ましい。
次に、上記条件式(1)については、下限を超え第1レンズ群Gの負の屈折力が弱まると、F No.の小さなレンズの収差補正が困難になったり、フォーカシングによる第1レンズ群Gの移動量が増えてしまい収差変動が激しくなったりする。また上限を超え負の屈折力が強まると、第1レンズ群Gによって軸上光線が跳ね上げられすぎて、特に歪曲収差や球面収差等の収差の補正が困難となる。
また、上記条件式(2)については、上限を超え第2レンズ群Gの正の屈折力が弱まると変倍に伴う第2レンズ群Gの移動量が大となりレンズサイズが大きくなってしまう。また下限を超え第2レンズ群Gの正の屈折力が強まると収差補正が困難となる。
また、上記条件式(3)については、上限を超え第4レンズ群Gの負の屈折力が強まると、収差の発生量が大きくなり、収差補正が困難となる。また、下限を超え第4レンズ群Gの負の屈折力が弱まると、第4レンズ群Gのズーミング時における移動量が過大となり、レンズ系のコンパクト化が困難となる。特に、第4レンズ群Gが、ズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより縮小側に位置するように構成されている場合、この移動量の増大は第4レンズ群Gと第5レンズ群Gとの空気間隔の増大となり、レンズ全長への影響が極めて大きい。
また、移動群G〜G中の2つの負のレンズ群G、Gのうち、一方が強い屈折力を持ち他方が弱い屈折力を持つことは、弱い屈折力のレンズ群の移動量が増すことになり、コンパクト化が難しくなる。無理にコンパクト化しようとすると、ズーミングや収差補正について他の群への負担が大きくなり、結果的に収差補正が困難になる。2つの負のレンズ群G、Gにはバランスよく負の屈折力を分担させて、光束を緩やかに発散させることが好ましい。
また、上記条件式(4)については、下限を超え第5レンズ群Gの正の屈折力が強まると、バックフォーカスが短くなり、また縮小側を略テレセントリックの状態とすることが困難となる。この下限値を満足することにより、このズームレンズは所定のバックフォーカスを確保することができ、カラー画像を投映するために必要な色合成用のダイクロイックプリズムをガラスブロック2の位置に挿入することも可能となる。一方、その上限を超え、第5レンズ群Gの正の屈折力が弱まるとバックフォーカスが長くなりすぎ、レンズバックを含めたサイズが大きくなってしまう。さらに第5レンズ群Gにおける軸上光線高が低くなりすぎ収差補正が困難となる。
なお、本発明のズームレンズは透過型の液晶表示パネルを用いた投写型表示装置の投映レンズとしての使用態様に限られるものではなく、反射型の液晶表示パネルを用いた装置の投映レンズあるいはDMD等の他の光変調手段を用いた装置の投映レンズ等として用いることも可能であるほか、CCD、撮像管等の撮像手段、さらには銀塩フィルム等を用いたカメラに使用されるズーム機能を有する結像レンズとして用いることも可能である。
また、投写型表示装置が、本発明に係るズームレンズと、別の例えば広画角な投映用レンズや標準的投映距離に好適なレンズとを、選択的に交換して装着できるように構成することにより、装置の設置場所の自由度を高めることができる。
以下、各実施例についてデータを用いて具体的に説明する。なお、本発明のズームレンズとしては下記実施例のものに限られるものではなく、例えば各レンズ群を構成するレンズの枚数および形状は適宜選択し得る。
<実施例1>
この実施例1に係るズームレンズは、前述したように図1に示す如き構成とされている。すなわちこのレンズは拡大側より順に、第1レンズ群Gが、拡大側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第1レンズLと縮小側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第2レンズLとの接合レンズ、縮小側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第3レンズL、および拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第4レンズLからなり、第2レンズ群Gが、縮小側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第5レンズL、拡大側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第6レンズLからなり、第3レンズ群Gが、両面同曲率の両凸レンズよりなる第7レンズLと縮小側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第8レンズLとの接合レンズからなり、第4レンズ群Gが、両面同曲率の両凹レンズよりなる第9レンズLと拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第10レンズL10との接合レンズからなり、第5レンズ群Gが、拡大側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第11レンズL11、縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第12レンズL12、拡大側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第13レンズL13、拡大側に凸面を向けた平凸レンズよりなる第14レンズL14からなる。
また、このズームレンズにおいて、第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gはともに、広角端から望遠端への変倍の際に拡大側へ移動し、第4レンズ群Gは広角端から望遠端への変倍の際に縮小側へ移動する。
この実施例1における各レンズ面の曲率半径R(広角端における拡大側の共役点位置無限遠状態の焦点距離を1として規格化されている;以下の各表において同じ)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(上記曲率半径Rと同様の焦点距離で規格化されている;以下の各表において同じ)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表1に示す。なお、この表1および後述する表3、5および7において、各記号R、D、N、νに対応させた数字は拡大側から順次増加するようになっている。
また下記表2に、実施例1における広角端(ズーム比1.00)、中間位置(ズーム比1.25)および望遠端(ズーム比1.50)における第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの距離D(可変1)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの距離D11(可変2)、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの距離D14(可変3)および第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの距離D17(可変4)、広角端における縮小倍率、ならびに、第1レンズ群Gの焦点距離F、第2レンズ群Gの焦点距離F、第4レンズ群Gの焦点距離Fおよび第5レンズ群Gの焦点距離Fを示す。
Figure 0004530259
Figure 0004530259
図3は上記実施例1のズームレンズの縮小倍率-0.0098における広角端(WIDE)、ならびに同共役長における中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。なお、図3〜6において、各非点収差図にはサジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されており、各倍率色収差図にはd線に対する収差が示されている。
この図3および上記表1および2から明らかなように、実施例1のズームレンズは条件式(1)〜(4)を全て満足し、ズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされ、適切なバックフォーカス量と縮小側での略テレセントリック性とが達成された、コンパクトなテレ系のズームレンズとされている。
<実施例2>
この実施例2に係るズームレンズは図2に示す如き構成とされ、実施例1のものと略同様の構成とされている。実施例1との主な相違点は、第1レンズ群Gが拡大側より順に、拡大側に凸面を向けた平凸レンズよりなる第1レンズL、縮小側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第2レンズL、拡大側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第3レンズL、および拡大側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第4レンズLからなる点である。この実施例2における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表3に示す。
また表4に、実施例2における広角端(ズーム比1.00)、中間位置(ズーム比1.25)および望遠端(ズーム比1.50)における第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの距離D(可変1)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの距離D12(可変2)、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの距離D15(可変3)および第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの距離D18(可変4)、広角端における縮小倍率、ならびに、第1レンズ群Gの焦点距離F、第2レンズ群Gの焦点距離F、第4レンズ群Gの焦点距離Fおよび第5レンズ群Gの焦点距離Fを示す。
Figure 0004530259
Figure 0004530259
図4は上記実施例2のズームレンズの縮小倍率-0.0098における広角端(WIDE)、ならびに同共役長における中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。この図4および上記表3および4から明らかなように、実施例2のズームレンズは条件式(1)〜(4)を全て満足し、ズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされ、適切なバックフォーカス量と縮小側での略テレセントリック性とが達成された、コンパクトなテレ系のズームレンズとされている。
<実施例3>
この実施例3に係るズームレンズは図7に示す如き構成とされ、実施例1のものと略同様の構成とされている。実施例1との主な相違点は、第1レンズ群Gが拡大側より順に、拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第1レンズL、拡大側に平面を向けた平凹レンズよりなる第2レンズL、拡大側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第3レンズLと拡大側に凸面を向けた平凸レンズよりなる第4レンズLとの接合レンズからなる点である。この実施例3における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表5に示す。
また表6に、実施例3における広角端(ズーム比1.00)、中間位置(ズーム比1.20)および望遠端(ズーム比1.40)における第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの距離D(可変1)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの距離D11(可変2)、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの距離D14(可変3)および第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの距離D17(可変4)、広角端における縮小倍率、ならびに、第1レンズ群Gの焦点距離F、第2レンズ群Gの焦点距離F、第4レンズ群Gの焦点距離Fおよび第5レンズ群Gの焦点距離Fを示す。
Figure 0004530259
Figure 0004530259
図5は上記実施例3のズームレンズの縮小倍率-0.0098における広角端(WIDE)、ならびに同共役長における中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。この図5および上記表5および6から明らかなように、実施例3のズームレンズは条件式(1)〜(4)を全て満足し、ズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされ、適切なバックフォーカス量と縮小側での略テレセントリック性とが達成された、コンパクトなテレ系のズームレンズとされている。
<実施例4>
この実施例4に係るズームレンズは図8に示す如き構成とされ、実施例1のものと略同様の構成とされている。実施例1との主な相違点は、第1レンズ群G〜第5レンズ群Gのいずれのレンズ群にも接合レンズが含まれていない点である。この実施例4における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表7に示す。
また表8に、実施例4における広角端(ズーム比1.00)、中間位置(ズーム比1.20)および望遠端(ズーム比1.40)における第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの距離D(可変1)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの距離D12(可変2)、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの距離D16(可変3)および第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの距離D20(可変4)、広角端における縮小倍率、ならびに、第1レンズ群Gの焦点距離F、第2レンズ群Gの焦点距離F、第4レンズ群Gの焦点距離Fおよび第5レンズ群Gの焦点距離Fを示す。
Figure 0004530259
Figure 0004530259
図6は上記実施例4のズームレンズの縮小倍率-0.0098における広角端(WIDE)、ならびに同共役長における中間(MIDDLE)および望遠端(TELE)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。この図6および上記表7および8から明らかなように、実施例4のズームレンズは条件式(1)〜(4)を全て満足し、ズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされ、適切なバックフォーカス量と縮小側での略テレセントリック性とが達成された、コンパクトなテレ系のズームレンズとされている。
実施例1に係るズームレンズの広角端と望遠端のレンズ構成図 実施例2に係るズームレンズの広角端と望遠端のレンズ構成図 実施例1に係るズームレンズの各収差図 実施例2に係るズームレンズの各収差図 実施例3に係るズームレンズの各収差図 実施例4に係るズームレンズの各収差図 実施例3に係るズームレンズの広角端と望遠端のレンズ構成図 実施例4に係るズームレンズの広角端と望遠端のレンズ構成図
符号の説明
〜G レンズ群
〜L13 レンズ
〜R28 レンズ面等の曲率半径
〜D27 レンズ面間隔(レンズ厚)
X 光軸
1 液晶表示パネル
2 ガラスブロック

Claims (2)

  1. 拡大側より順に、変倍の際に固定でフォーカシングを行う負の屈折力を有する第1レンズ群と、
    連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群および負の屈折力を有する第4レンズ群と、
    変倍の際に固定で正の屈折力を有する第5レンズ群とを配設してなり、
    前記第2レンズ群はズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより拡大側に位置し、前記第4レンズ群はズーミングの広角端位置に比べ望遠端位置の方がより縮小側に位置し、
    さらに、下記の各条件式(1)〜(4)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    -2.2<F /F<-1.2 ……(1)
    0.6<F /F≦0.923 ……(2)
    -15.0<F /F<-1.5 ……(3)
    0.7<F /F<1.2 ……(4)
    ただし、
    F:広角端におけるレンズ全系の焦点距離(拡大側の共役点位置が無限遠)
    :第1レンズ群の焦点距離
    :第2レンズ群の焦点距離
    :第4レンズ群の焦点距離
    :第5レンズ群の焦点距離
  2. 光源、ライトバルブ、および該ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投映する投映レンズとする請求項1記載のズームレンズを備えたことを特徴とする投写型表示装置。
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