JPH11224702A - 圧接端子 - Google Patents
圧接端子Info
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- JPH11224702A JPH11224702A JP10027603A JP2760398A JPH11224702A JP H11224702 A JPH11224702 A JP H11224702A JP 10027603 A JP10027603 A JP 10027603A JP 2760398 A JP2760398 A JP 2760398A JP H11224702 A JPH11224702 A JP H11224702A
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- press
- electric wire
- press contact
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/24—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
- H01R4/2416—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
- H01R4/2445—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives
- H01R4/2466—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives the contact members having a channel-shaped part, the opposite sidewalls of which comprise insulation-cutting means
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溝部の強度が高くかつ電気接続の信頼性を向
上させることができる圧接端子を提供する。 【解決手段】 本圧接端子20の溝部25に備えたサイ
ド型圧接刃29は、それを構成する両突片40,40の
曲げ起こす方向を異ならせた構造となっている。これに
より、突片40の形成による孔42が一方の側壁27で
はサイド型圧接刃29より溝部25の一端寄りに開き、
他方の側壁27ではサイド型圧接刃29より溝部25の
他端寄りに開く。従って、それぞれの孔42の対向側に
は側壁27が残されて、溝部25の強度を高くすること
ができる。
上させることができる圧接端子を提供する。 【解決手段】 本圧接端子20の溝部25に備えたサイ
ド型圧接刃29は、それを構成する両突片40,40の
曲げ起こす方向を異ならせた構造となっている。これに
より、突片40の形成による孔42が一方の側壁27で
はサイド型圧接刃29より溝部25の一端寄りに開き、
他方の側壁27ではサイド型圧接刃29より溝部25の
他端寄りに開く。従って、それぞれの孔42の対向側に
は側壁27が残されて、溝部25の強度を高くすること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接端子に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】一般に圧接端子は、金属板を折り曲げて
形成した断面U字状の溝部の内部に圧接刃を備えてお
り、この圧接刃に形成したスリットに電線を押し込む
と、電線の被覆に切れ込みが入り、電線の芯線がスリッ
トの内面に接触して、電気接続されるようになってい
る。
形成した断面U字状の溝部の内部に圧接刃を備えてお
り、この圧接刃に形成したスリットに電線を押し込む
と、電線の被覆に切れ込みが入り、電線の芯線がスリッ
トの内面に接触して、電気接続されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧接刃に
は、図7に示すように断面U字状の溝部1の底壁2から
切り起こした直立片3にスリット4を形成してなるUス
ロット型圧接刃5と、図8に示すように溝部1の両側壁
6,6から一対の突片7,7を切り起こして対向させて
なるサイド型圧接刃8とがある。ところが、サイド型圧
接刃8では、溝部1の長手方向の同じ位置に両側壁6,
6に一対の孔7A,7Aが開いてしまい、この部分の強
度が問題となる。また、一対のUスロット型圧接刃5,
5を備えた既存の圧接端子9(図9参照)に、電線との
電気接続の信頼性を高めるためにサイド型圧接刃を追加
形成するという要望がある。この場合に、単にサイド型
圧接刃8を追加形成して図10に示した構造とすると、
Uスロット型圧接刃8のために底壁2に形成された孔9
Bと、両側壁6,6の孔7A,7Aとが、溝部1の長手
方向で同じ位置に集中し、図11に示すように残された
壁部(同図のハッチング部分参照)が僅かとなって強度
上の問題が大きくなる。
は、図7に示すように断面U字状の溝部1の底壁2から
切り起こした直立片3にスリット4を形成してなるUス
ロット型圧接刃5と、図8に示すように溝部1の両側壁
6,6から一対の突片7,7を切り起こして対向させて
なるサイド型圧接刃8とがある。ところが、サイド型圧
接刃8では、溝部1の長手方向の同じ位置に両側壁6,
6に一対の孔7A,7Aが開いてしまい、この部分の強
度が問題となる。また、一対のUスロット型圧接刃5,
5を備えた既存の圧接端子9(図9参照)に、電線との
電気接続の信頼性を高めるためにサイド型圧接刃を追加
形成するという要望がある。この場合に、単にサイド型
圧接刃8を追加形成して図10に示した構造とすると、
Uスロット型圧接刃8のために底壁2に形成された孔9
Bと、両側壁6,6の孔7A,7Aとが、溝部1の長手
方向で同じ位置に集中し、図11に示すように残された
壁部(同図のハッチング部分参照)が僅かとなって強度
上の問題が大きくなる。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、溝部の強度が高くかつ電気接続の信頼性を向上させ
ることができる圧接端子の提供を目的とする。
で、溝部の強度が高くかつ電気接続の信頼性を向上させ
ることができる圧接端子の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、金属板を概U字状に折り曲
げて形成した溝部の内部に圧接部を設け、溝部に電線を
押し込むと圧接部が電線の被覆に切れ込んで電線の芯線
に電気接続される圧接端子において、圧接部には、溝部
の両側壁から切り起こした一対の突片の先端同士を突き
合わせ状態にしてなるサイド型圧接刃が備えられ、その
サイド型圧接刃のうち一方の突片を形成するために一方
の側壁に形成したC字型の切り欠きと、他方の突片を形
成するために他方の側壁に形成したC字型の切り欠きと
が互いに逆向きとなっていて、一方の突片が、溝部の一
端から他端側に曲げ起こされると共に、他方の突片が、
溝部の他端から一端側に曲げ起こされるようにしたとこ
ろに特徴を有する。
め、請求項1に係る発明は、金属板を概U字状に折り曲
げて形成した溝部の内部に圧接部を設け、溝部に電線を
押し込むと圧接部が電線の被覆に切れ込んで電線の芯線
に電気接続される圧接端子において、圧接部には、溝部
の両側壁から切り起こした一対の突片の先端同士を突き
合わせ状態にしてなるサイド型圧接刃が備えられ、その
サイド型圧接刃のうち一方の突片を形成するために一方
の側壁に形成したC字型の切り欠きと、他方の突片を形
成するために他方の側壁に形成したC字型の切り欠きと
が互いに逆向きとなっていて、一方の突片が、溝部の一
端から他端側に曲げ起こされると共に、他方の突片が、
溝部の他端から一端側に曲げ起こされるようにしたとこ
ろに特徴を有する。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の圧
接端子において、圧接部が、溝部の底壁の一部を切離し
て曲げ起こした直立片の中央にスリットを形成してなる
一対のUスロット型圧接刃と、サイド型圧接刃とにより
構成されているところに特徴を有する。
接端子において、圧接部が、溝部の底壁の一部を切離し
て曲げ起こした直立片の中央にスリットを形成してなる
一対のUスロット型圧接刃と、サイド型圧接刃とにより
構成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】請求項1の構成によれば、サイ
ド型圧接刃を形成するために、溝部の両側壁から突片を
切離するとその側壁に孔が開く。本発明の圧接端子で
は、サイド型圧接刃の両突片の曲げ起こす方向を異なら
せてあるから、突片を形成したために開いた孔が、一方
の側壁では圧接刃より溝部の一端寄りに開き、他方の側
壁では圧接刃より溝部の他端寄りに開く。これにより、
それぞれの孔の対向側には側壁が残されて、溝部の強度
が高くなる。
ド型圧接刃を形成するために、溝部の両側壁から突片を
切離するとその側壁に孔が開く。本発明の圧接端子で
は、サイド型圧接刃の両突片の曲げ起こす方向を異なら
せてあるから、突片を形成したために開いた孔が、一方
の側壁では圧接刃より溝部の一端寄りに開き、他方の側
壁では圧接刃より溝部の他端寄りに開く。これにより、
それぞれの孔の対向側には側壁が残されて、溝部の強度
が高くなる。
【0008】請求項2の構成によれば、溝部の内部に、
一対のUスロット型圧接刃と、サイド型圧接刃とが備え
られて、電線との接触部分が増えるから、接続の信頼性
が高くなる。
一対のUスロット型圧接刃と、サイド型圧接刃とが備え
られて、電線との接触部分が増えるから、接続の信頼性
が高くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図6に基づいて説明する。本実施形態の圧接端子20
(図2参照)は、一般の電線10(図1(A)参照)に
対応して設計された既存の圧接端子を、いわゆるフレキ
シブル電線15(図1(B)参照)にも対応できるよう
にしたものである。
図6に基づいて説明する。本実施形態の圧接端子20
(図2参照)は、一般の電線10(図1(A)参照)に
対応して設計された既存の圧接端子を、いわゆるフレキ
シブル電線15(図1(B)参照)にも対応できるよう
にしたものである。
【0010】一般の電線10は、被覆11の内部に複数
の素線12からなる芯線13を備えている。これに対
し、フレキシブル電線15は、その被覆16の外径φ1
と芯線18全体の外径φ2とを上記した一般の電線10
と同じにしてあるが、一般の電線10よりも細い素線1
7を用いてその本数を増やした構造となっている。この
素線17を細くしたということにより、フレキシブル電
線15は、一般の電線10よりも屈曲性が向上するとい
う利点があると共に、圧接操作の際に素線17に大きな
力をかけることができないという欠点がある。そして、
以下に説明する圧接端子20には、この欠点を補うため
の構成が採られている。
の素線12からなる芯線13を備えている。これに対
し、フレキシブル電線15は、その被覆16の外径φ1
と芯線18全体の外径φ2とを上記した一般の電線10
と同じにしてあるが、一般の電線10よりも細い素線1
7を用いてその本数を増やした構造となっている。この
素線17を細くしたということにより、フレキシブル電
線15は、一般の電線10よりも屈曲性が向上するとい
う利点があると共に、圧接操作の際に素線17に大きな
力をかけることができないという欠点がある。そして、
以下に説明する圧接端子20には、この欠点を補うため
の構成が採られている。
【0011】圧接端子20は、導電性の金属板を順次に
切断および曲げ加工することによって、図2に示すよう
に全体としてL字型をなすように形成されており、同図
において上下方向に延びた一辺が、図示しない相手端子
とのタブ接続部21となっている。タブ接続部21は、
角筒状をなしてその角筒の4つの壁部が下端側に短冊状
に延ばされた形状となっている。そして、一対の対向し
た短冊部分23,23が互いに接近するように屈曲され
て(図3参照)、図示しない相手端子のタブを挟持でき
るようになっている。
切断および曲げ加工することによって、図2に示すよう
に全体としてL字型をなすように形成されており、同図
において上下方向に延びた一辺が、図示しない相手端子
とのタブ接続部21となっている。タブ接続部21は、
角筒状をなしてその角筒の4つの壁部が下端側に短冊状
に延ばされた形状となっている。そして、一対の対向し
た短冊部分23,23が互いに接近するように屈曲され
て(図3参照)、図示しない相手端子のタブを挟持でき
るようになっている。
【0012】圧接端子20には、図2に示すように、タ
ブ接続部21の角筒の上端の一辺から延ばした平板部2
4の先に略U字状の溝部25が備えられており、その溝
部25の内部にUスロット型圧接刃28とサイド型圧接
刃29とからなる圧接部22が備えられている。
ブ接続部21の角筒の上端の一辺から延ばした平板部2
4の先に略U字状の溝部25が備えられており、その溝
部25の内部にUスロット型圧接刃28とサイド型圧接
刃29とからなる圧接部22が備えられている。
【0013】溝部25は、平板部24と面一となって延
びる底壁26の両側に一対の側壁27,27を直角曲げ
して対向させた構造をなしている。溝部25のうち平板
部24から離れた側には、一対のUスロット型圧接刃2
8,28が設けられている。Uスロット型圧接刃28
は、図4に示した展開状態の溝部25の金属板を打ち抜
いて底壁26の一部に、溝部25の長手方向に沿って互
いに反対向きに延びる一対の直立片30,30を形成
し、これらを対向する状態に直角に曲げ起こした構造と
なっている。また、直立片30の両縁部には係止片3
1,31がそれぞれ突出しており、各係止片31が両側
壁27に形成した係止孔32に係合してUスロット型圧
接刃28が倒れないように保持される(図5参照)。そ
して、直立片30には、幅方向の中央に先端に開放した
スリット33が形成され、このスリット33の開放側に
備えたテーパ部33Aによって、フレキシブル電線15
がスリット33内に案内される。スリット33の幅は、
フレキシブル電線15の芯線18の径φ2(図1(B)
参照)より若干狭くなっていて、そこにフレキシブル電
線15の芯線18が押し込まれて電気的に接触する。但
し、このスリット33は、一般の電線10を圧接するた
めに用いられる圧接刃のスリットよりも若干幅広となっ
ていて、フレキシブル電線15をスリット33に押し込
む際に素線17に大きな力がかからないようにしてあ
る。
びる底壁26の両側に一対の側壁27,27を直角曲げ
して対向させた構造をなしている。溝部25のうち平板
部24から離れた側には、一対のUスロット型圧接刃2
8,28が設けられている。Uスロット型圧接刃28
は、図4に示した展開状態の溝部25の金属板を打ち抜
いて底壁26の一部に、溝部25の長手方向に沿って互
いに反対向きに延びる一対の直立片30,30を形成
し、これらを対向する状態に直角に曲げ起こした構造と
なっている。また、直立片30の両縁部には係止片3
1,31がそれぞれ突出しており、各係止片31が両側
壁27に形成した係止孔32に係合してUスロット型圧
接刃28が倒れないように保持される(図5参照)。そ
して、直立片30には、幅方向の中央に先端に開放した
スリット33が形成され、このスリット33の開放側に
備えたテーパ部33Aによって、フレキシブル電線15
がスリット33内に案内される。スリット33の幅は、
フレキシブル電線15の芯線18の径φ2(図1(B)
参照)より若干狭くなっていて、そこにフレキシブル電
線15の芯線18が押し込まれて電気的に接触する。但
し、このスリット33は、一般の電線10を圧接するた
めに用いられる圧接刃のスリットよりも若干幅広となっ
ていて、フレキシブル電線15をスリット33に押し込
む際に素線17に大きな力がかからないようにしてあ
る。
【0014】さて、溝部25のうち平板部24寄りに
は、図6に示すように、サイド型圧接刃29が設けられ
ている。サイド型圧接刃29は、溝部25の両側壁27
から切り起こされた一対の突片40,40の先端同士
を、スリット41を介して突き合わせ状態にした構造と
なっている。ここで両突片40,40のうち図6の上側
に示したの突片40は、一方の側壁27にC字型の切り
欠きC1(図4参照)を形成して、その内側部分を溝部
25の平板部24側から離れる側に曲げ起こして形成し
てあり、図2の下側の突片40は、他方の側壁27に前
記切り欠きC1と逆向きのC字型の切り欠きC2(図4
参照)を形成して、その内側部分を溝部25の平板部2
4側に近づける側に曲げ起こして形成してある。これに
より、突片40,40を形成したために側壁27,27
に開いた孔42,42(図6参照)が、溝部25の長手
方向(図6の左右方向)でずれた配置になっている。ま
た、サイド型圧接刃29のスリット41は、前記Uスロ
ット型圧接刃28のスリット33と同じ幅となってお
り、このスリット41にフレキシブル電線15を案内す
るために、図5に示すように突片40の上端側の角部が
丸みを帯びた形状となっている。
は、図6に示すように、サイド型圧接刃29が設けられ
ている。サイド型圧接刃29は、溝部25の両側壁27
から切り起こされた一対の突片40,40の先端同士
を、スリット41を介して突き合わせ状態にした構造と
なっている。ここで両突片40,40のうち図6の上側
に示したの突片40は、一方の側壁27にC字型の切り
欠きC1(図4参照)を形成して、その内側部分を溝部
25の平板部24側から離れる側に曲げ起こして形成し
てあり、図2の下側の突片40は、他方の側壁27に前
記切り欠きC1と逆向きのC字型の切り欠きC2(図4
参照)を形成して、その内側部分を溝部25の平板部2
4側に近づける側に曲げ起こして形成してある。これに
より、突片40,40を形成したために側壁27,27
に開いた孔42,42(図6参照)が、溝部25の長手
方向(図6の左右方向)でずれた配置になっている。ま
た、サイド型圧接刃29のスリット41は、前記Uスロ
ット型圧接刃28のスリット33と同じ幅となってお
り、このスリット41にフレキシブル電線15を案内す
るために、図5に示すように突片40の上端側の角部が
丸みを帯びた形状となっている。
【0015】次に、本実施形態の作用について説明す
る。本実施形態の圧接端子20にフレキシブル電線15
を接続するには、例えば、圧接端子20を図示しないハ
ウジングに収容した状態にして、フレキシブル電線15
を圧接端子20の溝部25の上面開放部分から溝部25
の奥側に押し込む。すると、フレキシブル電線15は、
各圧接刃28,29において、各スリット33,41の
側縁を被覆16を破って食い込ませつつ圧入されて、芯
線18が各スリット33,41の内面に接触される。そ
して、フレキシブル電線15と圧接端子20とは3箇所
の圧接刃28,28,29において電気的接続が取られ
る。ここで、本実施形態の圧接端子20では、一般の電
線10用に圧接刃を2つ備えた圧接端子(図9参照)に
比べて接触部分が多いから、電気的接続の信頼性を高く
することができる。
る。本実施形態の圧接端子20にフレキシブル電線15
を接続するには、例えば、圧接端子20を図示しないハ
ウジングに収容した状態にして、フレキシブル電線15
を圧接端子20の溝部25の上面開放部分から溝部25
の奥側に押し込む。すると、フレキシブル電線15は、
各圧接刃28,29において、各スリット33,41の
側縁を被覆16を破って食い込ませつつ圧入されて、芯
線18が各スリット33,41の内面に接触される。そ
して、フレキシブル電線15と圧接端子20とは3箇所
の圧接刃28,28,29において電気的接続が取られ
る。ここで、本実施形態の圧接端子20では、一般の電
線10用に圧接刃を2つ備えた圧接端子(図9参照)に
比べて接触部分が多いから、電気的接続の信頼性を高く
することができる。
【0016】ところで、圧接端子20をハウジングに組
み付ける作業や圧接作業等のときに圧接端子20に力が
かかる場合がある。ところが、本実施形態の圧接端子2
0では、サイド型圧接刃29の両突片40,40の曲げ
起こす方向を異ならせてあるから、突片40を形成した
ために開いた孔42が一方の側壁27ではサイド型圧接
刃29より溝部25の一端寄りに開き、他方の側壁27
ではサイド型圧接刃29より溝部25の他端寄りに開い
ている。これにより、図6に示すように、それぞれの孔
42の対向側には側壁27が残されて、溝部25の強度
を高くすることができる。 このように、本実施形態の
圧接端子20によれば、フレキシブル電線15との電気
的接続の信頼性を高くできかつ溝部25の強度も高くす
ることができる。
み付ける作業や圧接作業等のときに圧接端子20に力が
かかる場合がある。ところが、本実施形態の圧接端子2
0では、サイド型圧接刃29の両突片40,40の曲げ
起こす方向を異ならせてあるから、突片40を形成した
ために開いた孔42が一方の側壁27ではサイド型圧接
刃29より溝部25の一端寄りに開き、他方の側壁27
ではサイド型圧接刃29より溝部25の他端寄りに開い
ている。これにより、図6に示すように、それぞれの孔
42の対向側には側壁27が残されて、溝部25の強度
を高くすることができる。 このように、本実施形態の
圧接端子20によれば、フレキシブル電線15との電気
的接続の信頼性を高くできかつ溝部25の強度も高くす
ることができる。
【0017】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)前記実施形態のサイド型圧接刃29は、Uスロッ
ト型圧接刃28よりも溝部25の一端寄りに配置されて
いたが、例えば、両Uスロット型圧接刃28,28の間
にサイド型圧接刃29を配置したものであってもよい。 (2)前記実施形態の圧接端子20には、フレキシブル
電線15が圧接されていたが、一般の電線10を圧接し
てもよい。
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)前記実施形態のサイド型圧接刃29は、Uスロッ
ト型圧接刃28よりも溝部25の一端寄りに配置されて
いたが、例えば、両Uスロット型圧接刃28,28の間
にサイド型圧接刃29を配置したものであってもよい。 (2)前記実施形態の圧接端子20には、フレキシブル
電線15が圧接されていたが、一般の電線10を圧接し
てもよい。
【図1】(A)一般の電線の断面図と(B)フレキシブ
ル電線の断面図
ル電線の断面図
【図2】本発明の実施形態に係る圧接端子の斜視図
【図3】圧接端子の正面図
【図4】溝部の展開図
【図5】溝部の拡大斜視図
【図6】図3におけるA−A断面図
【図7】Uスロット型圧接刃の斜視図
【図8】サイド型圧接刃の斜視図
【図9】従来の圧接端子の溝部を示す部分拡大斜視図
【図10】その圧接端子にサイド型圧接刃を追加した状
態の断面図
態の断面図
【図11】図10におけるB−B断面図
15…フレキシブル電線(電線) 16…被覆 18…芯線 20…圧接端子 22…圧接部 25…溝部 26…底壁 27…側壁 28…スロット型圧接刃 29…サイド型圧接刃 30…直立片 33…スリット 40…突片 41…スリット C1,C2…C字型の切り欠き
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板を概U字状に折り曲げて形成した
溝部の内部に圧接部を設け、前記溝部に電線を押し込む
と前記圧接部が前記電線の被覆に切れ込んで前記電線の
芯線に電気接続される圧接端子において、 前記圧接部には、前記溝部の両側壁から切り起こした一
対の突片の先端同士を突き合わせ状態にしてなるサイド
型圧接刃が備えられ、そのサイド型圧接刃のうち一方の
突片を形成するために一方の側壁に形成したC字型の切
り欠きと、他方の突片を形成するために他方の側壁に形
成したC字型の切り欠きとが互いに逆向きとなってい
て、前記一方の突片が、前記溝部の一端から他端側に曲
げ起こされると共に、前記他方の突片が、前記溝部の他
端から一端側に曲げ起こされるようにしたことを特徴と
する圧接端子。 - 【請求項2】 前記圧接部が、前記溝部の底壁の一部を
切離して曲げ起こした直立片の中央にスリットを形成し
てなる一対のUスロット型圧接刃と、前記サイド型圧接
刃とにより構成されていることを特徴とする請求項1記
載の圧接端子。
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