JP2591681Y2 - 導電端子 - Google Patents

導電端子

Info

Publication number
JP2591681Y2
JP2591681Y2 JP1991030470U JP3047091U JP2591681Y2 JP 2591681 Y2 JP2591681 Y2 JP 2591681Y2 JP 1991030470 U JP1991030470 U JP 1991030470U JP 3047091 U JP3047091 U JP 3047091U JP 2591681 Y2 JP2591681 Y2 JP 2591681Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
conductive terminal
cord
contact portion
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991030470U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04118564U (ja
Inventor
亨 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
Priority to JP1991030470U priority Critical patent/JP2591681Y2/ja
Publication of JPH04118564U publication Critical patent/JPH04118564U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591681Y2 publication Critical patent/JP2591681Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は導電端子に関し、特に
電話機やパーソナルコンピュータ等への電気機器の電気
的接続用に使用される電気コネクタの電気的接点を構成
する導電端子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電話機の本体と送受話器との
間、或は電話機本体と壁等に設けたターミナルとの間は
コードによって連結されるが、これらの電気的接続箇所
に、コード(導電部材)に圧着されて電気的接点を構成
する導電端子を内装したモジュラープラグとモジュラー
ジャックとを係合させて電気的接続を行なう電気コネク
タ(以下、単にコネクタという)が一般に使用されてい
る。
【0003】図5は、このような従来のコネクタ、即ち
モジュラーコネクタの一例を示す斜視図であり、同図
中、Aはコネクタのプラグで、そのハウジングBには導
電端子Cが挿入される複数個の縦溝Dが設けられてい
る。図6は、この縦溝D部分を破断した拡大斜視図であ
り、この縦溝Dは、その下端部がコード孔Eに連通、開
口している。また、絶縁被覆材を剥離された複数本のコ
ードFは、それぞれコード孔Eに挿入され、縦溝Dに金
属板材製の導電端子Cが、図6中、上方から圧入され、
その先端部(図6中、下端部)がコードFに圧入するこ
とにより、前記コネクタの電気的接点が構成されるもの
である。
【0004】ここで使用される従来の導電端子Cは、先
端部両側に互いに同一形状とされた2個の尖鋭形状の接
点部Gを有しており、これら接点部Gが、図7及び図8
に示す如く単一の導線からなるコードFを挟持する如く
圧入して、このコードFをコード孔E内に固定すると共
に、コードFと導電端子Cとの電気的接続がなされる。
そして、導電端子Cの図中、上端側は、プラグAにジャ
ック(図示省略)が挿入された際、このジャック側の接
点部と接触して電気的接続を行なうものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】斯かる従来の導電端子
Cにあっては、その先端部の接点部G,G相互間にコー
ドFが図8に示す如く正しく挟持されれば問題ない。
【0006】しかし、接点部G,G相互間にコードFが
図9に示す如く、線が太い場合やずれて挟持された場
合、これら接点部G,Gの先端が尖鋭状であるため、
10に示す如くコードFが接点部G,Gにより削られた
状態となる。
【0007】従って、コードFの導線が単線構造の場合
でも、図10のようになった場合は接触が不安定になっ
ていた。撚線構造のコードの場合、撚られた細い導線が
接点部G,Gの圧入によって切断してしまうことにより
導通不良を起こし易い。また、芯材に銅合金箔を巻き付
けた構造のコードの場合、銅合金箔が接点部G,Gの圧
入によって芯材から剥離されてしまうことにより導通不
良を起こし易い。
【0008】このため従来の導電端子Cにあっては、単
線構造のコードに適用しやすいが、撚線構造や銅合金箔
を芯材に巻き付けた構造のコードには適用しにくい。
【0009】さらに、上述した導電端子Cにあっては、
接点部G,Gが両側に1個宛設けられているだけである
から、コードとの接触部分が少ないため、単線の場合で
も特に、芯線の太いコードの場合、接触不良が生じ易
い。
【0010】更に、上述した導電端子Cにあっては、両
接点部G,Gが尖鋭状のため、折損し易い。
【0011】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、コードの構造や太さに制約を受けることなく、各種
のコードに適用し得ると共に、接点部とコードとの接触
状態が安定して導通不良を生じることなく、しかも接点
部を折損し難くした導電端子を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め本考案は、導電性板材よりなり且つその中間胴部の
端部を電気コネクタのハウジング内の導電部材に接触さ
せることにより、前記電気コネクタの電気的接点を構成
する導電端子において、前記中間胴部の先端部に、両側
部に位置して突出する第1、第2接点部と、これら第
1、第2接点部相互間に位置して突出する少なくとも1
つの第3接点部とを形成し、前記第1、第2接点部
互いに突出高さが等しく且つ前記導電部材を挟持する如
導電端子本体の板厚方向に対して互いに逆方向に偏位
させて形成し、前記第3接点部の突出高さを前記第1、
第2接点部の突出高さより低く設定すると共に、前記第
3接点部の先端を尖鋭にしたことを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】第1、第2接点部が前記導電部材を挟持する如
く導電端子本体の板厚方向に対して互いに逆方向に偏位
させてあるために、コードにしっかりと当接して挟持す
ることができ、また、このコードが切断されたり、銅合
金箔が芯材から剥離されたりしない。また、第1、第2
接点部の略中間部に設けられた第3接点部もコードに接
触するので、その接触状態が安定する。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図5に基
づき説明する。図1は本考案に係る導電端子の平面図、
図2はその斜視図、図3はその側面図であり、各図中、
1は導電端子であり、これの導電端子本体は、薄肉(例
えば、0.35mm厚)の導電性板材(例えば、鋼板)
をプレス打抜加工等により所要形状に形成したものであ
る。導電端子1の上辺2は平滑状に形成され、この上辺
2はコネクタ接続時にジャック側の導電端子接点と接触
して電気的導通状態となる。導電端子1の中間胴部3の
左右側辺は内側に凹んだ形状となっており、この凹部4
の下端には顎部5が形成されている。この顎部5は、導
電端子1を図4に示すプラグAのハウジングBの縦溝D
内に圧入した際に、この縦溝Dの縁壁に係合して、導電
端子1のハウジングBに対する抜け止めがなされる。
【0015】導電端子1の下端部(先端部)の左右両側
には、第1、第2接点部6,7が設けられている。ま
た、導電端子1の下端部中央には、第3接点部8が設け
られている。第1、第2接点部6,7は、導電端子1の
下方に向けて突設されている。また、第1、第2接点部
6,7は、導電端子1の導電端子本体の板厚方向に対し
て互いに逆方向に偏位して、コードを挟持し得るように
なっている。第1、第2接点部6,7の先端は略半円形
等の非尖鋭状となっている。更に、第1、第2接点部
6,7の突出長さは互いに等しく設定されている。第3
接点部8は、第1、第2接点部6,7相互間に位置して
導電端子1の下方に向けて突設されている。第3接点部
8の先端は矢じり状に尖った尖鋭状となっている。ま
た、第3接点部8の突出長さは、第1、第2接点部6,
7の突出長さの略1/2程度に設定されている。第1乃
至第3接点部6乃至8の側面は、面打ち等により先端に
向かうに従い厚みが漸次薄くなるような傾斜が付けられ
ている。
【0016】以上の如く構成された本考案の導電端子1
は、上述した従来例における図6,図7の場合と同様
に、プラグAのハウジングBの縦溝D内に、図4に示す
如く上方から圧入されて、コード孔E内に挿入されたコ
ードFが、第1、第2接点部6,7相互間に挟持され、
第3接点部8がコードFの上部中央に突き剌さる。この
ように、第1乃至第3接点部6乃至8がコードFに接触
するため、その接触状態が安定し、コードFと導電端子
1との電気的接続が確実に保持されて、コネクタの電気
的接点が構成される。
【0017】なお、上記実施例においては、第1、第2
接点部6,7の先端が略半円形等の非尖鋭状となってい
るために、小型の導電端子で接触部が小さくても、接触
部分を大きくとることができて導通不良が生じない。ま
た、上記実施例においては、第3接続端子を1個設け
たが、これに限られるものではなく、第3接続端子
1個以上設けても本考案は実施可能である。
【0018】
【考案の効果】以上の如く、本考案は、導電性板材より
なり且つその中間胴部の先端部を電気コネクタのハウジ
ング内の導電部材に接触させることにより、前記電気コ
ネクタの電気的接点を構成する導電端子において、前記
中間胴部の先端部に、両側部に位置して突出する第1、
第2接点部と、これら第1、第2接点部相互間に位置し
て突出する少なくとも1つの第3接点部とを形成し、
記第1、第2接点部、互いに突出高さが等しく且つ前
記導電部材を挾持する如く導電端子本体の板厚方向に対
して互いに逆方向に偏位させて形成し、前記第3接点部
の突出高さを前記第1、第2接点部の突出高さより低く
設定すると共に、前記第3接点部の先端を尖鋭にした
とを特徴とするものである。
【0019】したがって、これら第1、第2接点部が前
記導電部材を挟持する如く導電端子本体の板厚方向に対
して互いに逆方向に偏位させて形成してあるために、コ
ードにしっかりと当接して挟持することができ、また、
このコードが切断されたり、銅合金箔が芯材から剥離さ
れたりしない。また、第1、第2接点部の略中間部に設
けられた第3接点部もコードに接触するので、その接触
状態が安定する。この ために、コードの構造や太さに制
約を受けることなく、各種のコードに適用し得ると共
に、接点部とコードとの接触状態が安定して導通不良を
生じることなく、しかも、接点部が折損し難い等の効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る導電端子の平面図であ
る。
【図2】同斜視図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図1の導電端子をコネクタのハウジングの縦溝
に圧入した状態の断面図である。
【図5】従来の導電端子を用いたコネクタ・プラグの全
体斜視図である。
【図6】図5の一部を破断した斜視図である。
【図7】図5に用いた導電端子の接点部がコードに接触
した状態の平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】接点部とコードがずれて接触した状態の図8と
同状図である。
【図10】図9のXI−XI線に沿う拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 導電端子 6 第1接点部 7 第2接点部 8 第3接点部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性板材よりなり且つその中間胴部の
    先端部を電気コネクタのハウジング内の導電部材に接触
    させることにより、前記電気コネクタの電気的接点を構
    成する導電端子において、前記中間胴部の先端部に、
    側部に位置して突出する第1、第2接点部と、これら第
    1、第2接点部相互間に位置して突出する少なくとも1
    つの第3接点部とを形成し、前記第1、第2接点部
    互いに突出高さが等しく且つ前記導電部材を挟持する如
    導電端子本体の板厚方向に対して互いに逆方向に偏位
    させて形成し、前記第3接点部の突出高さを前記第1、
    第2接点部の突出高さより低く設定すると共に、前記第
    3接点部の先端を尖鋭にしたことを特徴とする導電端
    子。
JP1991030470U 1991-04-05 1991-04-05 導電端子 Expired - Lifetime JP2591681Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991030470U JP2591681Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 導電端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991030470U JP2591681Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 導電端子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04118564U JPH04118564U (ja) 1992-10-23
JP2591681Y2 true JP2591681Y2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=31914070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991030470U Expired - Lifetime JP2591681Y2 (ja) 1991-04-05 1991-04-05 導電端子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591681Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246855B2 (ja) * 1974-04-16 1977-11-28
US4431246A (en) * 1981-04-09 1984-02-14 Akzona Incorporated Insulation piercing contact

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04118564U (ja) 1992-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5980337A (en) IDC socket contact with high retention force
JPH0680263U (ja) 圧着端子
US5338233A (en) Structure for electrically connecting a terminal and a wire
JPS5936386B2 (ja) 電気端子
JP2655073B2 (ja) 電気コネクタ
JPH07122306A (ja) 圧接ジョイントコネクタ
JPH07263063A (ja) 電気コネクタ及びその製造方法
CA1078481A (en) Insulation-piercing contact
JP2591681Y2 (ja) 導電端子
KR100372330B1 (ko) 단자커넥터 및 그 제조방법
US6443754B2 (en) Pressure connecting terminal
JPH0896899A (ja) 電気コネクタ
JPS6320054Y2 (ja)
JP2561030Y2 (ja) 差込み型コネクタ
JPH0276482U (ja)
JPS5852623Y2 (ja) テ−プ電線用コネクタ
JPH10223268A (ja) 圧接端子
JP3275537B2 (ja) モジュラプラグ
JPH1069929A (ja) 電気コネクタ
JPH0439667Y2 (ja)
JPS5821488Y2 (ja) 圧接形コネクタ
JPH047577Y2 (ja)
JPH0625897Y2 (ja) 導電端子
JP2001204125A (ja) 圧接端子の接続構造
JPH0622928Y2 (ja) 電気コネクター