JPH11222358A - 綾巻きボビンを製作する繊維機械用の巻管マガジン - Google Patents

綾巻きボビンを製作する繊維機械用の巻管マガジン

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JPH11222358A
JPH11222358A JP10325517A JP32551798A JPH11222358A JP H11222358 A JPH11222358 A JP H11222358A JP 10325517 A JP10325517 A JP 10325517A JP 32551798 A JP32551798 A JP 32551798A JP H11222358 A JPH11222358 A JP H11222358A
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winding
tube
central
winding tube
gripper
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JP10325517A
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Ludwig Resch
レッシュ ルートヴィッヒ
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    • B65H49/00—Unwinding or paying-out filamentary material; Supporting, storing or transporting packages from which filamentary material is to be withdrawn or paid-out
    • B65H49/38—Skips, cages, racks, or containers, adapted solely for the transport or storage of bobbins, cops, or the like
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/06—Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00—Handled material; Storage means
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    • B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 綾巻きボビンを製作する繊維機械用のセント
ラルマガジンを改善することにある。 【解決手段】 繊維機械用のセントラルマガジンが統合
された巻管引渡し装置と交換可能に配置された貯蔵ユニ
ットとを備えたセントラルユニットを有し、巻管引渡し
装置が規定されて制御可能な少なくとも１つの巻管グリ
ッパを備えた垂直方向に走行可能なグリッパ支持体を有
し、セントラルユニットに固定された貯蔵ユニットが並
べて配置された多数の貯蔵コラムを有し、該貯蔵コラム
がそれぞれ重ね合わせて配置された多数の装填シャフト
を有し、グリッパ支持体に配置された巻管グリッパが装
填シャフトから巻管を受取り、当該貯蔵コラムの上側に
位置決めされた、セントラルマガジンと巻取り個所固有
の中間貯蔵部材と間で走行可能な機械長さの搬送装置の
巻管搬送キャリッジに引渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲第
１項の上位概念に記載の形式の、綾巻きボビンを製作す
る繊維機械の巻管供給装置用のセントラルマガジンに関
する。
【０００２】
【従来の技術】綾巻きボビンを製作する繊維機械もしく
は繊維機械の巻管供給装置に関連して、通常機械端側に
配置される種々の巻管マガジンが公知である。
【０００３】ドイツ国特許公開第３９０８４６２号明細
書では例えば、紡績機械の作業個所の前を巡回する２つ
の綾巻きボビン交換機によって操作される空気力式の仮
撚り機械が記載されている。
【０００４】この場合、両綾巻きボビン交換機のそれぞ
れは、それぞれ多数の空の巻管をストックする固有の巻
管所蔵部材を有している。更に綾巻きボビン交換機は、
公知のように、操作装置を備えていて、この操作装置
は、巻取り装置からの満管の綾巻きボビンの取出し並び
に交換機固有の巻管貯蔵部材から個々の巻取り個所の巻
取り装置への空の巻管の入換えを可能にする。
【０００５】両綾巻きボビン交換機のそれぞれに対応し
て、仮撚り機械の機械端領域に巻管引渡し装置を備えた
巻管マガジンが配置されている。巻管マガジンは、それ
ぞれ多数のシャフトを有していて、このシャフト内に
は、綾巻きボビン交換機の巻管貯蔵部材によって必要と
されるように、空の巻管が整列して配置されている。
【０００６】空巻管受容シャフトの下側には、搬送ベル
トとしての巻管引渡し装置が取り付けられている。この
場合搬送ベルトは、駆動ローラ及び変向ローラを巡って
ガイドされ、かつ、搬送ベルトの搬送方向は、機械長手
方向に対して直角に延びている。巻管マガジンの搬送ベ
ルトは、空の巻管をその方向性を変えることなく、放出
開口を介してそれぞれ直接当該綾巻きボビン交換機の巻
管貯蔵部材に搬送する。
【０００７】ドイツ国特許公開第４２１７５７５号明細
書では、機械端側に配置されたセントラルマガジンを介
して空の巻管を供給される巻取り機械が記載されてい
る。
【０００８】この公知のセントラルマガジン内では、垂
直方向に整列して多数の円錐形の空の巻管がストックさ
れている。この場合円錐形の巻管は、それぞれ最下部の
巻管が特別な装置によって引き出されかつシュートを介
して巻管引渡し装置に移送されるように、互いに積み重
ねられている。巻管引渡し装置は、巻管を機械長さの巻
管搬送ベルトに引き渡すエレベータとして構成されてい
る。
【０００９】次いで、巻管搬送ベルトを介して巻管は、
繊維機械の巻取り個所に巻管を供給する走行可能な操作
ユニットの領域に達する。操作ユニット、有利には綾巻
きボビン交換機は、特に巻管中間貯蔵部材、巻管受容装
置並びに巻管移送装置を有している。
【００１０】ヨーロッパ特許公開第０２６２７２６号明
細書では、機械端側に配置された少なくとも１つのセン
トラルマガジンを備えた、綾巻きボビンを製作する繊維
機械が記載されている。この場合セントラルマガジン
は、空の巻管用の受容突子を備えた循環する貯蔵チェー
ンを有している。セントラルマガジンに統合された巻管
引渡し装置は必要な場合に受容突子から要求された巻管
を押しずらすので、巻管はシュートを介して巻管を機械
長さの巻管搬送ベルトに達する。巻管搬送ベルトは、巻
管を走行可能に配置された綾巻きボビン交換機に搬送す
る。綾巻きボビン交換機は、要求された巻管を搬送ベル
トから受け取りかつ巻管を直接当該巻取り個所の巻取り
フレーム内に入換える。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
従来技術から出発して、綾巻きボビンを製作する繊維機
械用の公知の巻管供給装置、特にセントラルマガジンを
改善することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲第１項に記載の装置によって解決さ
れた。
【００１３】本発明の有利な構成は、その他の請求項に
記載されている。
【００１４】
【発明の効果】垂直方向に走行可能なグリッパ支持体に
配置された制御可能な巻管グリッパは、貯蔵ユニットの
貯蔵コラムと機械長さの巻管搬送装置の巻管搬送キャリ
ッジとの間の単純で確実な連結装置を成し、この連結装
置は、紡績設備において一般的な過酷な環境条件下でも
常時確実に作動する。
【００１５】有利な構成では、請求項３で記載のよう
に、グリッパ支持体は規定されて制御可能な並べて配置
された多数の巻管グリッパを有している。この場合巻管
グリッパの数は、それぞれ貯蔵ユニットの貯蔵コラムの
数に相応する。貯蔵コラムの装填シャフト内にストック
された巻管を受け取るために、巻管グリッパの垂直方向
の位置決め並びに当該巻管グリッパの制御のみが必要で
ある。
【００１６】次いで受容された巻管は、簡単には、上側
に位置する引渡し位置へのグリッパ支持体の変位によっ
て、巻管搬送装置の巻管搬送キャリッジに配置されたつ
かみ装置によって巻管を難なく受け取ることのできる位
置にもたらされる。
【００１７】請求項２もしくは４で記載のように、セン
トラルマガジンは貯蔵ユニットを有していて、この貯蔵
ユニットは、有利には容易に交換可能に、セントラルユ
ニットに固定されている。このような構成は例えば、貯
蔵ユニットがまず完全に空にされかつ次いで難なくしか
も迅速に新たな充填された貯蔵ユニットに交換できるこ
とを可能にする。この場合新たな貯蔵ユニットは、離隔
して位置する放出部に設けられている巻管積込みステー
ションにおいて、新たな空の巻管を装備される。即ち、
空の貯蔵ユニットを難なくしかも迅速に充填された貯蔵
ユニットに交換できることによって、作業員に課せられ
る要求が省かれ、短い時間間隔で貯蔵ユニットの充填状
態を監視できかつ連続的に新たな空の巻管を後充填する
ことができる。
【００１８】有利には、請求項５もしくは６で記載のよ
うに、貯蔵ユニットはそれぞれ重ね合わせて配置された
多数の装填シャフトを備えた並べて配置された多数の貯
蔵コラムを有している。この場合グリッパ支持体の方向
に傾斜した装填シャフトは、それぞれほぼ１０乃至１２
個の円筒状又は円錐状の空の巻管を受容する。
【００１９】請求項１５で記載のように、有利には異な
る着色によって明瞭に特徴付けられている貯蔵コラムを
容易に見分けることができるように配置することによっ
て、本発明によるセントラルマガジンはマルチバッチ操
作（Mehrpartiebetrieb）で作業する繊維機械のために
も極めて最適である。この場合、貯蔵ユニットの貯蔵コ
ラムに作業員によって誤って不当の空の巻管を装填され
るというリスクは付加的に、請求項１６に記載のよう
に、それぞれの貯蔵コラムの上側に支承装置が配置され
ることによって減少され、この支承装置には、見易く、
当該貯蔵コラムにおいて必要な巻管のひな型が設置され
ている。
【００２０】請求項７によれば、各貯蔵コラムに対応し
て固有の巻管グリッパが配置されている。この場合、垂
直方向に走行可能なグリッパ支持体に配置された巻管グ
リッパは、その作業高さに関し共通に変位されるけれど
も、巻管グリッパはセントラルマガジン固有の制御装置
によって規定されて、即ち、個々に制御される。
【００２１】比較的簡単に構成された同じ形式の多数の
巻管グリッパを使用することによって、制御費用ひいて
はセントラルユニットに統合された巻管引渡し装置用の
コストが比較的僅かに維持されるのみならず、高い有用
性及び長い耐用寿命を有する頑丈な巻管グリッパが得ら
れる。即ち、巻管グリッパは紡績設備における周知の困
難な環境条件に最良に適合される。
【００２２】請求項８及び９で記載のように、グリッパ
支持体には、装填シャフトの充填状態を監視するセンサ
装置、有利にはライトスキャナーが配置されている。こ
の場合センサ装置は、信号導路を介してセントラルマガ
ジン固有の制御装置に接続されている。センサ装置によ
って、グリッパ装置が巻管グリッパを空の装填シャフト
の前で位置決しないことが保証される。即ち、作動中の
装填シャフトが最早空の巻管を有していないことをセン
サ装置が検出した場合には、グリッパ支持体は１装填シ
ャフト列だけ例えば下向きに走行するので、当該巻管グ
リッパは再び充填された装填シャフトの前に位置する。
【００２３】有利には、セントラルマガジン固有の制御
装置は、投入キーボードを介してプログラム制御可能で
ある（請求項１０）。このことの意味するところは、投
入キーボードを介して例えば貯蔵コラム及び／又はその
装填シャフトの放出順序に関し並びに巻取り個所固有の
中間貯蔵部材への巻管供給経過及び供給量に関し所定の
パラメータを予め規定できるということにあり、これは
特にバッチ交換と関連して有益である。それというの
も、このようにして繊維機械の停止時間を最小にできる
からである。
【００２４】請求項８及び９に関連して既に記述したよ
うに、グリッパ支持体に配置されたセンサ装置は、セン
トラルマガジン固有の制御装置に接続されている。この
制御装置には可逆式の駆動装置が接続されていて、この
駆動装置は、請求項１１及び１２に記載のように、エン
ドレスな歯付きベルトを介してグリッパ支持体を垂直方
向で変位させるのに役立つ。例えば装填シャフトに関し
てグリッパ支持体を正確に垂直方向で位置決めするため
に、有利にはエンドレスな歯付きベルトの駆動ピニオン
の領域に、増分信号発生器が設けられていて、この増分
信号発生器は同様にセントラルマガジンの制御装置に接
続されている。
【００２５】請求項１３によれば、装填シャフトはそれ
ぞれ側方のガイド条片を有していて、このガイド条片
は、傾斜して配置された装填シャフト内部での巻管の最
良の転動を保証する。この場合装填シャフト内部で巻管
は、巻管中央軸線が装填シャフトの縦中央軸線に対して
ほぼ直角に延びるように、整列されている。
【００２６】このような整列を円錐形の巻管の場合にも
保証するために、請求項１４によれば、円錐形の巻管の
小径部分に接触するガイド条片が長手方向可動に支承さ
れている。
【００２７】更に有利には巻管グリッパは、その都度の
巻管受容の際に可動な条片を長手方向で負荷する制御レ
バーを有している。即ち、巻管取出し過程毎に、巻管の
転動方向とは逆方向での条片のコントロールされた運動
により巻管が整列されひいては直ちに巻管の傾倒発生が
積極的に阻止される。この場合巻管グリッパの制御レバ
ーの制御カムによって、長手方向可動な条片がばね力に
起因してその出発位置に逆行する場合に装填シャフト内
に位置する巻管が負荷されることが、回避される。更
に、巻管引渡しを支障なく行うために、定置の巻管サイ
ドガイド並びに可動な条片の摩擦値が最良に適合されて
いる。
【００２８】
【発明の実施の形態】第１図では正面図で概略的に全体
を符号１で示された自動綾巻き装置が図示されている。
このような自動綾巻き装置１は通常、機械端フレーム
２，３の間に同じ形式の多数の巻取り個所又は巻成部４
を有している。この巻取り個所には、リング製紡機（図
示せず）において製作された紡績コップが大容積の綾巻
きボビンに巻き返えされる（周知であるので詳述しな
い）。巻終えた綾巻きボビン５は次いで、自動的に作業
する操作装置、例えば綾巻きボビン交換機６を介して綾
巻きボビン搬送ベルト７に押しずらされかつ機械端側に
配置されたボビン積込み装置等（図示せず）に搬送され
る。
【００２９】この場合、巻取り個所４の上側で走行可能
に配置された綾巻きボビン交換機６は、巻取り個所４で
製作された綾巻きボビン５を綾巻きボビン搬送ベルト７
に押しずらのみならず、それぞれ自動的に巻管８を当該
巻取り個所４の巻取りフレーム内へ入換える。この場合
相応の巻管８は、巻取り個所固有の中間貯蔵部材９から
取り出され、この中間貯蔵部材は、機械長さの巻管搬送
装置１０を介して自動綾巻き装置の機械端側に配置され
たセントラルマガジン１１に連結されている。
【００３０】第１図乃至第４図で図示の全体を符号１１
で示されたセントラルマガジンは、ほぼ２つの主要構成
要素から構成されている。
【００３１】第１の主要構成要素は、投入キーボード４
３を介してプログラム制御可能な制御装置３０と巻管グ
リッパ１７を有する垂直方向に走行可能なグリッパ支持
体１６としての巻管引渡し装置７０とを有するセントラ
ルユニット５０である。
【００３２】第２の主要構成要素は、セントラルユニッ
ト５０に交換容易に固定された貯蔵ユニット５１によっ
て形成されている。
【００３３】この場合貯蔵ユニット５１は、並べて配置
された多数の貯蔵コラム１２，１３，１４，１５を有し
ていて、この貯蔵コラム自体はそれぞれ、円錐形及び／
又は円筒形の空の巻管８を受容するための重ね合わせて
配置された多数の装填シャフト２２を有している。
【００３４】セントラルマガジン１１は、以下に詳述す
るように、貯蔵コラム１２乃至１５の領域に規定されて
制御可能なそれぞれ１つの巻管グリッパ１７を有する垂
直方向に走行可能なグリッパ支持体１６を介して、機能
的に機械長さの巻管搬送装置１０に連結されている。
【００３５】この場合巻管搬送装置１０はほぼ、細孔を
有する水平軌道１８と、細孔を有するウインド制御ベル
ト（Fenstersteuerband）１９と、セントラルマガジン
と巻取り個所固有の中有管貯蔵部材との間で走行可能
な、水平軌道１８に配置された巻管搬送キャリッジ２０
とから構成されている。この場合、巻管搬送キャリッジ
２０に配置された巻管つかみ装置２１は、ウインド制御
ベルト１９の変位によって磁気的に作動させられる。
【００３６】第３図の斜視図は、自動綾巻き装置１を背
面側からみた図である。自動綾巻き装置１の端フレーム
２に隣接して本発明によるセントラルマガジン１１が配
置されている。セントラルマガジン１１は、上述のよう
に、セントラルユニット５０と貯蔵ユニット５１とから
構成されている。
【００３７】セントラルユニット５０には制御ボックス
２３が取り付けられていて、この制御ボックスは、特に
セントラルマガジン固有の制御装置３０並びにセントラ
ルマガジン１１の（図示しない）エレクトロ及びニュー
マチック接続部を受容する。更に、セントラルユニット
５０の背部には、連結スリット２５を備えた特殊な固定
条片２４が配置されていて、この固定条片には、制御ユ
ニット５１が側方の支承ピン２６を介して交換容易に固
定される。
【００３８】更に第３図の実施例から明らかなように、
貯蔵ユニット５１は有利には並べて配置された４つの貯
蔵コラム１２乃至１５を有していて、この貯蔵コラム自
体はそれぞれ、重ね合わせて配置された多数の装填シャ
フト２２を有している。セントラルユニット５０の方向
に傾斜した装填シャフト２２は、長さに応じて、それぞ
れほぼ１０乃至１２個の巻管８を受容する。この場合巻
管８は、端面側でガイド条片２７，２８を介してガイド
される。
【００３９】第３図で図示されているように、貯蔵コラ
ム１２乃至１５の上側には更に支承装置５９が設けられ
ていて、この支承装置はそれぞれ、当該貯蔵コラム内に
ストックされた巻管８のひな型を受容する。
【００４０】特に第４図から明らかなようにセントラル
ユニット５０は、貯蔵コラム１２乃至１５のピッチ間隔
で取り付けられている並べて配置された４つの巻管グリ
ッパ１７を備えた垂直方向に移動可能に支承されたグリ
ッパ支持体１６を有している。
【００４１】グリッパ支持体１６は、図示の実施例で
は、共通のエレクトロ・駆動装置３１によって負荷され
る側方に配置された２つのエンドレス・歯付きベルト２
９に固定されている。この場合エレクトロ・駆動装置３
１は、マイタ歯車伝動装置３２を介して一貫した駆動軸
３３を駆動し、この駆動軸は端部側で、エンドレス・歯
付きベルト２９を形状結合により駆動するためにそれぞ
れ１つの駆動ピニオン３４を有している。更にエンドレ
ス・歯付きベルト２９は、従来のように、変向ホイール
３５を介してガイドされる。
【００４２】有利には駆動ピニオン３４の１つの領域
に、センサ装置５８、例えば増分信号発生器が配置され
ていて、このセンサ装置は、セントラルマガジン固有の
制御装置３０に接続されて、貯蔵コラム１２乃至１５の
装填シャフト２２の前でグリッパ支持体ひいては巻管グ
リッパ１７の正確な位置決めを可能にする。
【００４３】選択的な（図示しない）実施例では、グリ
ッパ支持体１６は側方の垂直なガイド装置内でもガイド
される。この場合、グリッパ支持体１６の垂直方向の変
位は、中央に配置された単一のエンドレス・歯付きベル
ト２９を介して予め調節可能である。
【００４４】第５図乃至第７図で図示されているよう
に、巻管８は装填シャフト２２として構成された貯蔵列
の内部で、側方のガイド条片２７ａ及び２７ｂもしくは
２８ａ及び２８ｂに沿ってガイドされている。この場合
ガイド条片２７，２８の高さ間隔Ｈもしくはｈ並びに幅
間隔ｂは、処理すべき巻管８の形状及び寸法に適合して
いる。更に、下側のガイド条片２７ａ，２８ａは、それ
ぞれ１つの前方のストッパ３６を有していて、このスト
ッパは、巻管が装填シャフトから前方に転がり出るのを
阻止する。
【００４５】円錐形の巻管８を使用する場合に装填シャ
フト２２内での巻管の傾倒及びロックを回避するため
に、直径の小さな巻管端部のサイドガイドの領域に、本
実施例ではガイド条片２８ａの領域に、長手方向に可動
な条片３７が設けられている。この可動な条片３７は、
それぞれの取出し過程時に巻管グリッパ１７の制御レバ
ー３８に配置された制御カム３９によって負荷される。
このばあい、巻管の転動方向とは逆方向の条片３７の運
動によって、巻管８の整列が行われる。即ち、装填シャ
フト２２内での巻管の生じ得る傾倒が積極的に阻止され
る。
【００４６】更にこの場合制御カム３９によって、長手
方向に可動な条片３７がばね力に起因して出発位置に逆
行する場合でも装填シャフト内に位置する巻管８が条片
３７によって負荷されることが回避される。
【００４７】第５図及び第７図で図示のように、巻管グ
リッパ１７はそれぞれ連結ブラケット４０として構成さ
れた支承体を介してグリッパ支持体１６に固定される。
連結ブラケット４０は有利には、空気力式シリンダ４４
用の孔４２を有する薄板４１によって補強されている。
更に空気力式シリンダ４４は、同様にグリッパ支持体１
６に固定されているブラケット４５に支持される。
【００４８】接続ブラケット４０には、旋回軸線４７を
中心に制限されて可動に、円筒形の連結エレメント４
６，４９を介して互いに連結されているＵ字形部材４８
が支承されている。更に連結エレメント４６，４９の間
には、巻管グリッパ１７の上側のグリッパフィンガ５３
が固定される支持体５２が間挿されている。この場合有
利にはグリッパフィンガ５３は、ばね鋼等から製作され
る。
【００４９】連結エレメント４９の領域ではＵ字形部材
４８は、Ｌ字形の支持プレート５４に連結されている。
連結エレメント５５によって互いに連結されている支持
プレート５４は、連結エレメント５５とは反対側のＬ字
形の端部でそれぞれ巻管グリッパ１７の下側のグリッパ
フィンガ５６を有している。
【００５０】連結エレメント５５には空気力式シリンダ
４４のピストンロッドが作用する。即ち、空気力式シリ
ンダ４４の負荷によって巻管グリッパ１７が作動され
る。
【００５１】第７図で図示のように、巻管グリッパ１７
の領域には更にセンサ装置６０が取り付けられる。この
場合センサ装置、有利にはライトスキャナーは、装填シ
ャフト２２内の前方の巻管８に方向付けられかつセント
ラルマガジン固有の制御装置３０に接続されている。
【００５２】装置の機能：自動綾巻き装置１が作動準備
されている。
【００５３】セントラルマガジン１１の貯蔵ユニット５
１が充填されている。
【００５４】投入キーボード４３を介して、自動綾巻き
装置１の（図示しない）セントラル制御ユニットに接続
されている制御装置３０が、その都度の要求に応じて、
つまり所望の作業工程に応じて、プログラム制御され
る。
【００５５】自動綾巻き装置１のセントラル制御ユニッ
トの信号によってレリーズされて、垂直方向に走行可能
なグリッパ支持体１６が例えば貯蔵ユニット５１の下側
の装填シャフト２２の高さまで移動する。同時に巻管搬
送キャリッジ２０が選択された貯蔵コラム１２乃至１５
の上側で位置決めされる。
【００５６】当該巻管グリッパ１７が、所属の装填シャ
フト２２から最前部の巻管８を取出しかつこの巻管をグ
リッパ支持体１６の垂直方向の変位により上向きに引渡
し位置に搬送する。
【００５７】この引渡し位置では機械長さの巻管搬送装
置１０の巻管搬送キャリッジ２０のつかみ装置２１が受
容した巻管を受け取りかつこの巻管を水平軌道１８を介
して所定の巻取り個所４の巻取り個所固有の中間貯蔵部
材９に搬送する。
【００５８】当該巻取り個所の中間貯蔵部材９に巻管８
を引き渡した後で巻管搬送キャリッジ２０は直ちにセン
トラルマガジン領域の出発位置に戻されかつそこでグリ
ッパ支持体１６に配置された巻管グリッパ１７の１つに
よる次の巻管引渡しのために準備される。
【００５９】前述の巻管供給装置は特に有利には、全体
として巻管搬送装置１０の可動部分の数を減少し、しか
も、特にセントラルマガジン１１の領域で頑丈な構成部
材を比較的少数に制限する。更に全ての構成要素は紡績
設備における作動に起因する著しい塵及び埃発生の影響
を受けにくいので、本発明による装置が周知の困難な環
境条件下でも申し分なく作業することが、保証される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるセントラルマガジンを有する巻管
供給装置を備えた自動巻取り装置の正面図。
【図２】第１図の装置の平面図。
【図３】セントラルマガジンの斜視図。
【図４】セントラルユニットのカバーを省いたセントラ
ルマガジンの正面図。
【図５】セントラルマガジンの装填シャフトの１つから
空の巻管を受容する際の、グリッパ支持体に配置された
巻管グリッパを示す図。
【図６】第５図ＶＩー ＶＩ線に沿った断面図。
【図７】第５図の巻管グリッパの側面図。
【符号の説明】
８ 巻管 １１ セントラルマガジン １２，１３，１４，１５ 貯蔵コラム １６ グリッパ支持体 １７ 巻管グリッパ ２２ 装填シャフト ２７，２８，３７ ガイド条片 ２９ エンドレス・歯付きベルト ３０ 制御装置 ３１ 駆動装置 ４３ 投入キーボード ５０ セントラルユニット ５１ 貯蔵ユニット ５７ 支承装置 ６０ センサ装置 ７０ 巻管引渡し装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 綾巻きボビンを製作する繊維機械の巻管
    供給装置用のセントラルマガジンであって、多数の巻管
    を受容するための貯蔵装置と、機械長さの搬送装置に巻
    管を移送するための巻管引渡し装置とが設けられている
    形式のものにおいて、セントラルマガジン（１１）の巻
    管引渡し装置（７０）が、少なくとも１つの制御可能な
    巻管グリッパ（１７）を備えた垂直方向に走行可能なグ
    リッパ支持体（１６）を有していることを特徴とする、
    セントラルマガジン。
  2. 【請求項２】 セントラルマガジン（１１）が、プログ
    ラム制御可能なセントラルマガジン固有の制御装置（３
    ０）を備えたセントラルユニット（５０）を有してい
    て、該セントラルユニット（５０）が、貯蔵ユニット
    （５１）を有している、請求項１記載のセントラルマガ
    ジン。
  3. 【請求項３】 グリッパ支持体（１６）が、規定されて
    制御可能な並べて配置された多数の巻管グリッパ（１
    ７）を有している、請求項１記載のセントラルマガジ
    ン。
  4. 【請求項４】 貯蔵ユニット（５１）が、交換容易にセ
    ントラルユニット（５０）に固定されている、請求項１
    から３までのいずれか１項記載のセントラルマガジン。
  5. 【請求項５】 貯蔵ユニット（５１）が、並べて配置さ
    れた多数の貯蔵コラム（１２，１３，１４，１５）を有
    している、請求項１から４までのいずれか１項記載のセ
    ントラルマガジン。
  6. 【請求項６】 貯蔵ユニット（５１）の個々の貯蔵コラ
    ム（１２，１３，１４，１５）が、それぞれ重ね合わせ
    て配置された多数の装填シャフト（２２）を有してい
    る、請求項１から５までのいずれか１項記載のセントラ
    ルマガジン。
  7. 【請求項７】 貯蔵ユニット（５１）の貯蔵コラム（１
    ２，１３，１４，１５）のそれぞれに対応して、固有の
    巻管グリッパ（１７）が配置されている、請求項１から
    ６までのいずれか１項記載のセントラルマガジン。
  8. 【請求項８】 グリッパ支持体（１６）に、有利には貯
    蔵コラム（１２，１３，１４，１５）のピッチ間隔をお
    いて、センサ装置（６０）が配置されている、請求項１
    から７までのいずれか１項記載のセントラルマガジン。
  9. 【請求項９】 センサ装置（６０）が、ライトスキャナ
    ーとして構成されている、請求項８記載のセントラルマ
    ガジン。
  10. 【請求項１０】 セントラルユニット（５０）が、投入
    キーボード（４３）を有している、請求項１から９まで
    のいずれか１項記載のセントラルマガジン。
  11. 【請求項１１】 制御装置（３０）が、グリッパ支持体
    （１６）に配置されたセンサ装置（６０）並びにグリッ
    パ支持体（１６）を垂直方向に変位させるための可逆式
    の駆動装置（３１）に連結されている、請求項１から１
    ０までのいずれか１項記載のセントラルマガジン。
  12. 【請求項１２】 グリッパ支持体（１６）が、少なくと
    も１つのエンドレス・歯付きベルト（２９）を介して可
    逆式のエレクトロ・モータ（３１）に連結されている、
    請求項１から１１までのいずれか１項記載のセントラル
    マガジン。
  13. 【請求項１３】 装填シャフト（２２）が、円筒形又は
    円錐形の巻管（８）を端面側でガイドするために側方の
    ガイド条片（２７，２８）を有している、請求項１から
    １２までのいずれか１項記載のセントラルマガジン。
  14. 【請求項１４】 少なくとも、直径の小さな巻管の領域
    で接触する端面側のガイド条片（３７）が、長手方向可
    動に支承されている、請求項１３記載のセントラルマガ
    ジン。
  15. 【請求項１５】 貯蔵ユニット（５１）の個々の貯蔵コ
    ラム（１２，１３，１４，１５）が、異なる着色によっ
    て特徴付けられている、請求項１から１４までのいずれ
    か１項記載のセントラルマガジン。
  16. 【請求項１６】 個々の貯蔵コラム（１２，１３，１
    ４，１５）の上側に、巻管ひな型を設置するためにそれ
    ぞれ１つの支承装置が配置されている、請求項１から１
    ５までのいずれか１項記載のセントラルマガジン。
JP10325517A 1997-11-17 1998-11-16 綾巻きボビンを製作する繊維機械用の巻管マガジン Pending JPH11222358A (ja)

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