JPH11210805A - バンプストッパ - Google Patents

バンプストッパ

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Publication number
JPH11210805A
JPH11210805A JP10026515A JP2651598A JPH11210805A JP H11210805 A JPH11210805 A JP H11210805A JP 10026515 A JP10026515 A JP 10026515A JP 2651598 A JP2651598 A JP 2651598A JP H11210805 A JPH11210805 A JP H11210805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
bump stopper
dust cover
elastic
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP10026515A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Fujimoto
和彦 藤本
Naoto Okada
直人 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
Priority to JP10026515A priority Critical patent/JPH11210805A/ja
Publication of JPH11210805A publication Critical patent/JPH11210805A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性伸縮部よりなるストッパ本体をダストカ
バーで被覆しているバンプストッパであって、ストッパ
本体の弾性変形を均等化することでダストカバーを正常
に移動させ、ストッパ本体からの脱落を防止し得るもの
を提供する。 【解決手段】 ダンパロッド7のロッド軸上をダンパ9
が衝撃外力を受けて移動して自由端25に当接し、伸縮
部24を圧縮変形させてダンパ9の移動を規制して衝撃
外力を吸収緩衝し、伸縮部24外周に環状突起状に設け
たカバー取付部26にダストカバー10を被覆装着した
ものにおいて、カバー取付部26の近傍で伸縮部24の
外周に、伸縮部24における弾性変形を抑制して均等化
する輪環状拘束リング30を嵌合保持させることによ
り、ダストカバー10をロッド軸線C−Cにほぼ平行に
沿って正常に移動させ、カバー取付部26からの脱落を
防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用サスペンシ
ョン機構におけるストラッドロッド等の可動ロッドの動
作を緩衝するバンプストッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、この種バンプストッパの一例を
示す断面図である。バンプストッパ1の本体2はゴム等
の弾性材料によって全体が蛇腹状の筒体に成形され、そ
の内部中心を図の上下方向に仮想線で示すストラッドロ
ッド等のロッド7が挿通している。ストッパ本体2およ
びロッド7の各上端部は、アッパシート8を介して車体
(図示せず)に固定して取り付けられている。その車体
固定側であるストッパ本体2の上端部は、ロッド7が締
め代で嵌合する嵌合孔3付きのロッド嵌合部となってい
る。また、ストッパ本体2の下部は、凹凸が交互に連な
る弾性伸縮可能な蛇腹状の伸縮部4として成形され、こ
の伸縮部4の先端である下端部はロッド7が遊嵌状態で
不干渉に貫通する自由端5となっている。
【0003】ストッパ本体2の下方位置においては、ロ
ッド7の軸周りにダンパ9が装着されている。このダン
パ9は車両走行中に路面の凹凸によって上下動し、上部
フランジ9aを伸縮部4の下端自由端5に当接させるこ
とで、矢印で示すダンパ9のそれ以上の上昇移動を規制
するとともに、伸縮部4の弾性伸縮によって路面からの
衝撃力をダンパ9と協働して吸収し車体を緩衝する。
【0004】また、ストッパ本体2の内部とか、ロッド
7とダンパ10との取合部等に雨水や塵泥等の異物が浸
入するのを、伸縮部4の一部に設けた環状突起による取
付部6にダストカバー10を取り付けて被覆保護してい
る。
【0005】この図2に示す従来のバンプストッパ1の
場合、所要の荷重−撓み特性を得るために、伸縮部4に
設けたダストカバー取付部6を境界にして、伸縮部4を
含むストッパ本体2の上部側と下部側では、弾性変形が
下部側の方が上部側よりも小さくなるように設定してい
る。
【0006】そのため、ダンパ10の上昇移動による当
接で伸縮部4が弾性圧縮される際、ダストカバー取付部
6が均等に弾性変形せず、ダストカバー10が図2中の
仮想線で示すような不自然な形状に歪曲する。そうした
歪曲が経時使用により反復されると、耐久性が低下し
て、脱落などに至るといった最悪事態を招くことがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、弾性
伸縮部よりなるストッパ本体をダストカバーで被覆して
なっているものであって、ストッパ本体の弾性変形を均
等化することでストッパ本体からの脱落防止を可能とし
たバンプストッパを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバンプストッパ
は、蛇腹筒状の伸縮部の一端部が固定されかつ他端部が
自由端となっており、筒状内部に挿通するダンパロッド
のロッド軸上をダンパが衝撃外力を受けて移動して自由
端に当接し、伸縮部を圧縮変形させてダンパの移動を規
制して衝撃外力を吸収緩衝すると共に、伸縮部の外周に
環状突起状に設けたカバー取付部に異物浸入を防止する
ダストカバーを被覆装着したものにおいて、カバー取付
部の近傍で自由端に臨む側の伸縮部の外周に、この伸縮
部における弾性変形を抑制して均等化する輪環状の拘束
リングが嵌合保持されるように構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によるバンプストッパの実
施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、従来例の図2で示された部材に共通または同
種のものには同一符号を付して、重複した部分の説明は
省略する。
【0010】図1に示すようには、本実施の形態による
バンプストッパ20の本体21は、発泡ウレタン等のゴ
ム材料によって蛇腹状の筒体に成形されている。筒体内
中心には図の上下方向に仮想線で示すストラッドロッド
等のロッド7が挿通している。アッパシート8を介して
車体(図示せず)に固定されるストッパ本体21の上端
部は、ロッド7が締め代で嵌合する嵌合孔23付きのロ
ッド嵌合部となっており、下部には凹凸が交互に連なる
弾性伸縮可能な蛇腹状の伸縮部24が成形されている。
この伸縮部24の先端である下端部は、ロッド7が遊嵌
状態で不干渉に貫通する自由端25となっている。
【0011】また、伸縮部24の一部に環状突起による
カバー取付部26が設けられ、ここにダストカバー10
が取り付けられ、ストッパ本体21の内部や、ロッド7
とダンパ9との取合部に雨水や異物が浸入するのを被覆
し、保護している。
【0012】伸縮部24に設けた上記カバー取付部26
の上部側または下部側のいずれかの近傍位置、好ましく
は図示のように下部側の隣接位置には、伸縮部24の外
周に嵌合する形で拘束リング30が取り付けられてい
る。この拘束リング30は、例えば30%ガラス繊維を
含有する66ナイロン等が使用され、図示のような断面
形状の輪環状に形成されて伸縮部24の外周に締め代嵌
合により保持されている。
【0013】かかる拘束リング30は、カバー取付部2
6の近傍に装着した状態で車体等への搭載による実機使
用中、以下のように作用する。作動時、負荷を受けてダ
ンパ9が下方から上方に移動し、その上部フランジ9a
がバンプストッパ20の伸縮部24の下端自由端25に
当接すると、伸縮部24は下方からダンパ9による押圧
力を受けて圧縮変形する。このとき、ダストカバー取付
部26の近傍においては、ここに嵌合保持された拘束リ
ング30による拘束力が作用して、ダストカバー取付部
26の上部側と下部側における伸縮部24が均等に弾性
圧縮変形する。それに追従して、カバー取付部26もま
た均一に弾性変形する。そのようにダストカバー取付部
26が均一に弾性変形する結果、図中の矢印で示すよう
に、ダストカバー10はロッド7の移動軸線C−Cにほ
ぼ平行に沿った規則性をもって、正常な伸縮部24の弾
性圧縮変形に追従する移動を実現させる。
【0014】このような正常なダストカバー10の移動
によって、ダストカバー10には従来例の図2中の仮想
線10で示されたような無理な歪曲変形が発生せず、カ
バー取付部26から脱落するという不具合が解消され、
所要の耐久性を維持することができる。
【0015】なお、拘束リング30の断面形状として
は、図示例のように、断面矩形状に限定されない。例え
ば、拘束リング30を嵌合保持する部位のカバー取付部
26の近傍の形状と対応させ、凹凸部により嵌合させる
断面形状、例えばDリング断面形状とすることにより、
拘束リング30の嵌合力が一層強化され、脱落などの懸
念は全く払拭される。また、そうした凹凸嵌合部におけ
る締め代は、伸縮部24と拘束リング30の両者の材質
によって好適に設定できる。
【0016】
【発明の効果】本発明のバンプストッパは、負荷を受け
て弾性伸縮する部分の外周に嵌合させて拘束リングを取
り付けることにより、弾性伸縮部を含むバンプストッパ
本体の弾性変形を均等化させる。このような均等なバン
プストッパ本体の弾性変形に追従する結果、異物侵入か
ら被覆保護するダストカバーを正常に移動させることが
でき、ダストカバーの無理な歪曲を伴う移動によって耐
久性を低下させたり、脱落したりする懸念が解消され、
ダストカバー本来の機能を十分に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態のバンプストッパを示
す断面図である。
【図2】従来例のバンプストッパを示す断面図である。
【符号の説明】
7 ダンパロッド 9 ダンパ 10 ダストカバー 20 バンプストッパ 21 ストッパ本体 23 ロッド嵌合孔 24 弾性伸縮部 25 弾性伸縮部の自由端 26 カバー取付部 30 拘束リング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇腹筒状の伸縮部の一端部が固定されか
    つ他端部が自由端となっており、筒状内部に挿通するダ
    ンパロッドのロッド軸上をダンパが衝撃外力を受けて移
    動して自由端に当接し、伸縮部を圧縮変形させてダンパ
    の移動を規制して衝撃外力を吸収緩衝すると共に、伸縮
    部の外周に環状突起状に設けたカバー取付部に異物浸入
    を防止するダストカバーを被覆装着したバンプストッパ
    において、 カバー取付部の近傍で自由端に臨む側の伸縮部の外周
    に、この伸縮部における弾性変形を抑制して均等化する
    輪環状の拘束リングが嵌合保持されるように構成したこ
    とを特徴とするバンプストッパ。
JP10026515A 1998-01-23 1998-01-23 バンプストッパ Pending JPH11210805A (ja)

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