JPH056259U - 車両用シヨツクアブソーバーのダストカバー - Google Patents

車両用シヨツクアブソーバーのダストカバー

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Publication number
JPH056259U
JPH056259U JP6062391U JP6062391U JPH056259U JP H056259 U JPH056259 U JP H056259U JP 6062391 U JP6062391 U JP 6062391U JP 6062391 U JP6062391 U JP 6062391U JP H056259 U JPH056259 U JP H056259U
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JP
Japan
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dust cover
shock absorber
bump cushion
vehicle
bellows
Prior art date
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Pending
Application number
JP6062391U
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English (en)
Inventor
雅春 中村
Original Assignee
株式会社イノアツクコーポレーシヨン
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Publication date
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Publication of JPH056259U publication Critical patent/JPH056259U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンプクッションが圧縮時に外方へ膨らまな
いようにできる車両用ショックアブソーバーのダストカ
バーを提供する。 【構成】 車両用ショックアブソーバーのピストンロッ
ド14上部外周面に装着されたバンプクッション18の
外周面に嵌められて、前記ピストンロッド14を包囲す
る蛇腹状弾性体からなる車両用ショックアブソーバーの
ダストカバー24において、上部の側面30を蛇腹形状
のない筒状とするとともにその一部または全周の厚みを
蛇腹形状部よりも厚くして、該上部側面30の内側がバ
ンプクッション18の上部外周面に接触するようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用ショックアブソーバーのダストカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両には路面の凹凸等によって引き起こされる衝撃を減衰緩和して走行 安定性を向上させるためにショックアブソーバーを主とする緩衝装置が使用され ている。その緩衝装置は、図6に示すように、アッパースプリングシート10と ショックアブソーバー12のピストンロッド14の上端とが車体16に固定され て、そのピストンロッド14の上部外周に、筒状の弾性体からなるバンプクッシ ョン(バウンドバンパーとも称される。)18とそのバンプクッション18の外 周を包囲して下方に垂下する蛇腹状弾性体からなるダストカバー20とが各々嵌 められ、前記アッパースプリングシート10の縁部下面にコイルスプリング21 の上端が支持された構造からなる。なおアッパースプリングシート10と車体1 6間には、衝撃をより緩和するためにゴム等の弾性材からなるインシュレーター 11が配置されている。
【0003】 ここにバンプクッション18は、悪路等によりショックアブソーバーのシリン ダ22上端がアッパースプリングシート10を介して直接車体16に衝突するの を防止し、衝撃を減衰緩和させるものである。一方ダストカバー20は、バンプ クッション18の上部からショックアブソーバーのシリンダ22の途中までを包 囲して、外部から塵が侵入するのを防ぐものである。そのダストカバー20は、 前記コイルスプリング21の下端を支持するロアスプリングシート(図示せず) の上下動により下端が押圧された際に、あるいはダストカバー20の下端がショ ックアブソーバーのシリンダ22側面に係止されている場合は、そのシリンダの 上下動により伸縮可能なように、通常1〜2mm程度の比較的薄い略均一な厚みの ゴム等から構成される。なお、アッパースプリングシート10は、略円板状から なり、強度増大のためおよびコイルスプリング21端部の支持のため等から縁部 10aが下方に屈曲している。
【0004】 しかし上記の車両用緩衝装置にあっては、図7のようにバンプクッション18 がシリンダ22上端により圧縮される際に、該バンプクッション18がダストカ バー20の上部とともに外方に過度に膨らんで十分なバネ特性が得られなかった り、あるいはバンプクッションの耐久性が低下する等の問題があった。特に、前 記アッパースプリングシート縁部10aの下方屈曲部とバンプクッション18の 上部外面との間隔が大なる場合に前記バンプクッションの膨らみが著しくなって いた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、前記の点に鑑み、バンプクッションが圧縮時に外方へ膨らま ないようにできる車両用ショックアブソーバーのダストカバーを提供するもので ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本考案は、車両用ショックアブソーバーのピスト ンロッド上部外周面に装着されたバンプクッションの外周面に嵌められて、前記 ピストンロッドを包囲する蛇腹状弾性体からなるダストカバーにおいて、上部の 側面を蛇腹形状のない筒状とするとともにその一部または全周の厚みを蛇腹形状 部よりも厚くして、該上部側面の内側がバンプクッションの上部外周面に接触す るようにしたのである。
【0007】
【作用】
本考案のダストカバーは、上部側面の一部または全周が蛇腹形状部よりも厚く なっているため、該厚肉部の剛性が高いものとなる。したがって、そのダストカ バーの厚肉の側面に上部外周面が内接するバンプクッションは、圧縮時における 外方への膨らみが該ダストカバーの上部側面の厚肉部により阻止されることにな る。 ダストカバーの上部側面における厚みは、該上部の側面全周を厚くするのが好 ましいが、一部であってもよい。たとえば、所定間隔で突起状からなる厚肉部を 設けたり、あるいはアッパースプリングシートの下方屈曲部から遠い側のみを厚 くする等である。またダストカバーの厚みは、上部側面の厚くする部分を4mm以 上、他部を1〜3mmとするのが、ダストカバーの伸縮性を保持しつつバンプクッ ションの膨らみを防止する点で好ましい。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例について、図面を用いて説明する。図1は本考案の一実施 例に係るダストカバーの断面図、図2はそのダストカバーを装着した車両用緩衝 装置の概略断面図、図3はその車両用緩衝装置においてバンプクッションの圧縮 時を示す概略断面図である。なお前記従来技術の図6、図7における部品と同じ 部品については同一番号を用いて示す。
【0009】 本実施例のダストカバー24は、上面にショックアブソーバーのピストンロッ ド挿通用穴26が形成され、下端28が開口した蛇腹形状の弾性体からなり、か つ上部の側面30が蛇腹形状のない厚みの大なる筒状からなる。ダストカバー上 部の側面30部分は、ダストカバー24が緩衝装置に組み込まれた際にバンプク ッション18の上部外周面と接触して、該バンプクッション18の外方への膨ら みを規制する部分である。そのダストカバー24は、ダストカバー自体の材質等 によっても異なるが、通常上端から15ないし40mmまでの上部側面30が蛇腹 形状のない厚みの大なる筒状とされ、該上部側面30の厚みが4mm以上、他部側 面の厚みが1〜3mmとされる。なおダストカバー24をゴムから構成する本実施 例においては、上端から26mmまでの上部側面30を蛇腹形状のない部分として その厚みを5mm、他部分を厚み2mmとした。またダストカバー24は、内部にバ ンプクッション18が収容可能であって、下端がショックアブソーバーのシリン ダ途中に至る大きさからなり、かつバンプクッション18の上部外周面とダスト カバーの上部側面30の内面が接触する内径からなる。
【0010】 そのダストカバー24は、図2のように内部に収容されたバンプクッション1 8とともにショックアブソーバーのピストンロッド14外周に嵌められてアッパ ースプリングシート10下面に固定される。このとき、ダストカバーの厚みの大 なる上部側面30はバンプクッション18の上部外周面と接触する。なおバンプ クッション18は、略円筒形状のウレタンエラストマー製弾性体からなり、外面 円周方向に圧縮溝が所定数形成され、中心部にはショックアブソーバーのピスト ンロッド挿通用貫通孔が上下方向に形成されている。また、アッパースプリング シート10下面へのダストカバー24及びバンプクッション18の固定は接着剤 等によりなされる。アッパースプリングシート10とショクアブソーバーのピス トンロッド14の上端は、ゴム等からなるインシュレーター11を介して車体1 6に固定され、そのアッパースプリングシート10とロアースプリングシート( 図示せず)間にコイルスプリング21が支持されている。またショックアブソー バー12のシリンダ22上面には、ゴム等の弾性体からなるストッパーシート3 2が設けられる。そのストッパーシート32は、バンプクッション18とシリン ダ22との衝突を少しでも緩和するため、およびシリンダ22の外径がバンプク ッション18の下面外径よりも小なる場合に、該シリンダ22上面がバンプクッ ション18下面に食い込んで、そのバンプクッション下面に亀裂を生じるのを防 止するためのものである。
【0011】 上記の車両用緩衝装置は、路面の凹凸等によりショックアブソーバー12のピ ストンロッド14が伸縮し、ショックアブソーバーのシリンダ22が相対的に上 下動してそれにより衝撃を緩和する。そして、悪路等によりシリンダ22が大き く上下動してバンプクッション18の下端に衝突する際には、図3のようにバン プクション18が、ストッパーシート32を介してシリンダ22により圧縮され 、そのバンプクッション18の圧縮変形により衝撃が緩和される。その際バンプ クッンプクッション18は、上部の外周面が、ダストカバー24の厚みの大なる 上部側面30内側と接触しているため、そのダストカバー24の上部側面30の 剛性によってバンプクッション18の外形の膨らみが防止される。その結果、バ ンプクッション18はバネ特性が損なわれたり、耐久性が損なわれる等の不具合 がなくなる。
【0012】 図4は本考案の他の実施例にかかるダストカバー34を装着した車両用緩衝装 置の概略断面図である。この実施例のダストカバー34は、上部側面35の外面 に環状の突起36を設けて該部の厚みを蛇腹形状部よりも大にしたものである。 もちろんその突起36は連続したものではなくて、ダストカバー34の上部側面 35に所定間隔で設けたものでもよい。
【0013】 図5は更に別の実施例にかかるダストカバー38を装着した車両用緩衝装置の 概略断面図である。このダストカバー38は、アッパースプリングシート10の 縁部10aとダストカバー38の外面との間隔が大となる側におけるダストカバ ー38上部側面40のみを、蛇腹形状部よりも大なる厚みにしたものである。
【0014】
【考案の効果】
本考案のダストカバーは前記の構成からなるため、バンプクッションの圧縮時 における外方への膨らみを防止でき、それによりバンプクッション本来のバネ特 性の発揮および耐久性の向上を図ることができたのである。しかも、従来のダス トカバーに代えてそのまま本考案のダストカバーを使用することができるため、 車両用緩衝装置の構造が複雑になったり、部品点数が増加することがなく、きわ めて実用的効果の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるダストカバーの断面
図である。
【図2】本考案の一実施例にかかるダストカバーを装着
した車両用緩衝装置の概略断面図である。
【図3】本考案の一実施例にかかるダストカバーを装着
した車両用緩衝装置において、バンプクッションの圧縮
時を示す概略断面図である。
【図4】本考案の他の実施例にかかるダストカバーを装
着した車両用緩衝装置の概略断面図である。
【図5】本考案の更に別の実施例にかかるダストカバー
を装着した車両用緩衝装置の概略断面図である。
【図6】従来のダストカバーを装着した車両用緩衝装置
の概略断面図である。
【図7】従来のダストカバーを装着した車両用緩衝装置
において、バンプクッション圧縮時を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
10 アッパースプリングシート 12 ショックアブソーバー 14 ショックアブソーバーのピストンロッド 18 バンプクッション 21 コイルスプリング 22 ショックアブソーバーのシリンダ 24 本考案の一実施例にかかるダストカバー 30 本考案の一実施例にかかるダストカバーの上部側
面 34 本考案の他の実施例にかかるダストカバー 35 本考案の他の実施例にかかるダストカバーの上部
側面 38 本考案の更に別の実施例にかかるダストカバー 40 本考案の更に別の実施例にかかるダストカバーの
上部側面

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車両用ショックアブソーバーのピストン
    ロッド上部外周に装着された筒状弾性体からなるバンプ
    クッションの外周面に嵌められて、前記ピストンロッド
    を包囲する蛇腹状弾性体からなるダストカバーにおい
    て、上部の側面を蛇腹形状のない筒状としてその側面の
    一部または全周の厚みを蛇腹形状部よりも厚くするとと
    もに、該上部側面の内側がバンプクッションの上部外周
    面に接触するようにしたことを特徴とする車両用ショッ
    クアブソーバーのダストカバー。
JP6062391U 1991-07-05 1991-07-05 車両用シヨツクアブソーバーのダストカバー Pending JPH056259U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6062391U JPH056259U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 車両用シヨツクアブソーバーのダストカバー

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009742A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Showa Corp シートダンパー
JP2020173007A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 Toyo Tire株式会社 緩衝装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141649A (ja) * 1983-12-22 1985-07-26 グラヴルベル 被覆ガラス材料

Patent Citations (1)

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