JPH066777U - 車両用ショックアブソーバのダストカバー - Google Patents

車両用ショックアブソーバのダストカバー

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Publication number
JPH066777U
JPH066777U JP1839092U JP1839092U JPH066777U JP H066777 U JPH066777 U JP H066777U JP 1839092 U JP1839092 U JP 1839092U JP 1839092 U JP1839092 U JP 1839092U JP H066777 U JPH066777 U JP H066777U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shock absorber
bump cushion
dust cover
cushion
bump
Prior art date
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Pending
Application number
JP1839092U
Other languages
English (en)
Inventor
雅春 中村
Original Assignee
ポリウレタン化成株式会社
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Publication date
Application filed by ポリウレタン化成株式会社 filed Critical ポリウレタン化成株式会社
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Publication of JPH066777U publication Critical patent/JPH066777U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンプクッションの横方向への膨張を抑え、
そのバネ特性や耐久性を著しく向上させることのできる
車両用ショックアブソーバのダストカバーを提供する。 【構成】 カバー体11はバンプクッション30上部に
おいて該バンプクッションと接合する内側への突部12
を有するとともに、前記突部は前記バンプクッションの
圧縮時においてショックアブソーバ20のストッパシー
ト25に当接するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用ショックアブソーバのダストカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車の車体には路面からの衝撃や振動を吸収するためにショック アブソーバが使用され、このショックアブソーバのシリンダ部にはバンプクッシ ョンが装着される。その一例を図6に示す。 この構造によれば、路面からの衝撃や振動によってショックアブソーバのシリ ンダ60が前進する際に、前記シリンダ60のストッパシート62がバンプクッ ション63に突き当たってショックアブソーバからの荷重を緩衝して高い衝撃吸 収力が得られる。符号61はロッド、67はコイルスプリングである。 このバンプクッション63はゴムなどの弾性体よりなり、前記シリンダ60と アッパースプリングシート64との間に前記ロッド61に嵌挿されて取り付けら れていて、前記ストッパシート62の前進時には、図7のように、圧縮されて衝 撃をやわらげる。
【0003】 ところで、前記バンプクッション63を泥などから保護するために、バンプク ッション63とアッパースプリングシート64との間にダストカバー70が設け られている。 このダストカバー70はゴムなどの樹脂シートよりなり、カバー70内側に形 成された突部71によって前記バンプクッション63と嵌合されている。符号6 9はバンプクッション63に形成された嵌合部である。
【0004】 しかしながら、図7に示されるように、前記ダストカバー70の厚みは2〜3 mmと薄く、カバーとしての機能は有しているものの、荷重がかかり前記バンプ クッション63が圧縮されて横方向に膨張した時にはこれに追従して広がってし まいダストカバー70が傷められるという問題があった。 さらに、このようなバンプクッション63の圧縮時には、シリンダ60のスト ッパシート62が該バンプクッション63に食い込んで、バンプクッションの耐 久性やバネ特性を低下させるおそれがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した問題点に鑑み提案されたものであって、バンプクッション にかかる荷重の一部をダストカバーに分散させることにより、バンプクッション の横方向への膨張を抑え、そのバネ特性や耐久性を著しく向上させることのでき る車両用ショックアブソーバのダストカバーを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわちこの考案は、ショックアブソーバのシリンダ上部のストッパシートか らの荷重を緩衝するために取り付けられたバンプクッションの外側に装着される 弾性を有するカバー体であって、前記カバー体は前記バンプクッション上部にお いて該バンプクッションと接合する内側への突部を有するとともに、前記突部は 前記バンプクッションの圧縮時において前記ショックアブソーバのストッパシー トに当接するように構成されていることを特徴とする車両用ショックアブソーバ のダストカバーに係る。
【0007】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案のダストカバーが取り付けられた車両用ショックアブソーバの 一例を示す縦断面図、図2はその圧縮状態を示す縦断面図、図3はこの考案の他 の例を示す縦断面図、図4はその圧縮状態を示す縦断面図、図5はその要部を拡 大した断面図である。
【0008】 図1にこの考案のダストカバー10が取り付けられた車両用ショックアブソー バの一例を示す。図中の符号20は車両に設けられたショックアブソーバ、21 は前記ショックアブソーバのシリンダ、22はロッド、23はスプリング、24 はアッパースプリングシートである。
【0009】 前記ショックアブソーバ20のロッド22にはゴムなどの弾性体よりなるバン プクッション30が取り付けられる。 このバンプクッション30は略筒形状に形成され圧縮変形および復元自在な本 体31を有し、図2に示されるように、前記シリンダ21上部に形成されたスト ッパシート25からの荷重を受けて弾性的に圧縮されてその衝撃を緩衝する。
【0010】 前記ロッド22において、このバンプクッション30の外側には、当該バンプ クッション30を覆う大きさに形成されたダストカバー10が装着される。 ダストカバー10は弾性を有する蛇腹状のカバー体11よりなり、その内側に は前記バンプクッション30に接合する突部12が形成されている。符号33は 前記突部12に接合されるバンプクッション30の突部である。
【0011】 この突部12は前記バンプクッション30が圧縮された時にカバー体11の突 部付近の内径がシリンダ21のストッパシート25の直径より小さい直径をもっ て形成される。 この実施例において、カバー体11の前記突部12における内径は約55mm であり、前記ストッパシート25の直径(約60mm)に比較して約5mm小さ く構成されている。
【0012】 このダストカバー10は、ショックアブソーバのストッパシート25が前進し てバンプクッション30に荷重を加え、図2のように、バンプクッション30を 圧縮した際に、前記ダストカバー10の突部12がストッパシート25と当接す るようになっている。 それによって、バンプクッション30の横方向への膨張を少なくしてストッパ シート25がバンプクッション30に食い込むのを防ぐだけでなく、その荷重を ダストカバー10とバンプクッション30とで分散して受けることができる。 そのため、ダストカバーおよびバンプクッションの耐久性やバネ特性を損なう ことがない。
【0013】 図3ないし図5はこの考案の他の例を示したものである。 符号40はダストカバー、50はシリンダ、51はロッド、52はバンプクッ ション、53はアッパースプリングシートである。 ダストカバー40の内側にはバンプクッション52と接合する突部42が形成 されていて、図4に示されるように、バンプクッション52の圧縮変形時にスト ッパシート55が当接する。 この実施例において、図5からよりよく理解されるように、前記ダストカバー 40の突部42はその下側に凹部43が形成されていて、バンプクッション52 の圧縮時にストッパシート55の上角部56には当接しないようなっている。 それによって、荷重がストッパシートの上角部に集中してダストカバー40を 傷めるのを防ぐ。
【0014】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の車両用ショックアブソーバのダストカ バーによれば、バンプクッションの横方向への膨張を少なくしてストッパシート がバンプクッションに食い込むのを防ぐだけでなく、バンプクッションにかかる 荷重をバンプクッションとダストカバーとに分散することができるので、そのバ ネ特性や耐久性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のダストカバーが取り付けられた車両
用ショックアブソーバの一例を示す縦断面図である。
【図2】その圧縮状態を示す縦断面図である。
【図3】この考案の他の例を示す縦断面図である。
【図4】その圧縮状態を示す縦断面図である。
【図5】その要部を拡大した断面図である。
【図6】従来の車両用ショックアブソーバのダストカバ
ーの一例を示す縦断面図である。
【図7】その圧縮状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 ダストカバー 11 カバー体 12 突部 20 ショックアブソーバ 25 ストッパシート 30 バンプクッション

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバのシリンダ上部のス
    トッパシートからの荷重を緩衝するために取り付けられ
    たバンプクッションの外側に装着される弾性を有するカ
    バー体であって、 前記カバー体は前記バンプクッション上部において該バ
    ンプクッションと接合する内側への突部を有するととも
    に、前記突部は前記バンプクッションの圧縮時において
    前記ショックアブソーバのストッパシートに当接するよ
    うに構成されていることを特徴とする車両用ショックア
    ブソーバのダストカバー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記突部の下側に、
    前記バンプクッションの圧縮時において前記ショックア
    ブソーバのストッパシートの上角部が当接しない凹部が
    形成されている車両用ショックアブソーバのダストカバ
    ー。
JP1839092U 1992-02-26 1992-02-26 車両用ショックアブソーバのダストカバー Pending JPH066777U (ja)

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JPH066777U true JPH066777U (ja) 1994-01-28

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ID=11970390

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62145157U (ja) * 1986-03-07 1987-09-12
KR101230552B1 (ko) * 2010-11-25 2013-02-07 주식회사 만도 더스트 커버의 하단 연결 구조

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141649A (ja) * 1983-12-22 1985-07-26 グラヴルベル 被覆ガラス材料

Patent Citations (1)

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