JPH11208290A - 走行作業機におけるエンジン等の冷却機構 - Google Patents

走行作業機におけるエンジン等の冷却機構

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JPH11208290A
JPH11208290A JP916398A JP916398A JPH11208290A JP H11208290 A JPH11208290 A JP H11208290A JP 916398 A JP916398 A JP 916398A JP 916398 A JP916398 A JP 916398A JP H11208290 A JPH11208290 A JP H11208290A
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JP
Japan
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engine
cooling
work machine
cooling mechanism
traveling work
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JP916398A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yamagishi
▲吉▼則 山岸
Shigetoshi Tsuji
成年 辻
Keiji Numata
啓治 沼田
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行作業機におけるエンジン等の冷却機構に
関し、エンジンカバーを低くして後方視界を良くすると
共に、冷却装置,エンジン等の冷却効率を向上し、且つ
騒音を低減して作業を容易にする。 【解決手段】 走行作業機は走行装置を有する機台の中
央部に複数の縦桁4を前後方向に突出し、機台上にエン
ジン7及び油圧ポンプ8等の油圧機器を前記縦桁4の一
側に沿わせて前後方向に設け、この縦桁4の他側には運
転席15を設置すると共に、上記縦桁の少なくとも一つ
の縦桁4の略上側にラジエータ10a及び油圧機器冷却
用クーラ10b等で構成される冷却装置10を設けて構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
走行作業機におけるエンジン及び油圧機器並びに冷却装
置等の冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベル等のフロント作業部
を備え重堀削作業を行う走行作業機は図9〜11に示す
ように、走行装置2を有する機台3の央部にフロント作
業部5を装着する複数の縦桁(補助リブ)4を前後方向
に所定の高さに突設して、機台3が充分な強度を有する
ように構成されている。
【0003】このような走行作業機1に搭載されるエン
ジン7は、図9〜11に示したように機台3の後部にお
いて、上記縦桁4の上方を跨ぐように、且つエンジン7
の底部が縦桁4に接しないように間隙を設けて横設さ
れ、その後部にカウンタウェイト6が設けられている。
従って、上記エンジン7を覆うエンジンフード9a等の
高さは、他の機器を覆うカバー9より高く形成されてい
る。又、ラジエータ10a及び油圧作動油冷却用のクー
ラ10bはエンジン7のクランク軸からベルト駆動され
るファン10cで冷却されるように配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のエ
ンジン7及び油圧ポンプ8並びにその関連機器の冷却機
構では、エンジン7を覆うエンジンフード9aは、エン
ジン7が縦桁4の上方に設置されているので、運転席1
5の後方において高く突出した状態となるため、オペレ
ータの後方視界を妨げ、作業が行い難くなるという問題
がある。
【0005】又、冷却装置10のファン10cはエンジ
ン7より直接的にベルト伝導されるので、冷却効率を上
げるためファン10cを高回転させて冷却風量を増やそ
うとするとエンジン7の回転を高速回転する必要があ
り、これに伴うヒートバランス性能に不具合を生じ効率
的な冷却が困難となること、又騒音レベルが増大し快適
な作業を遂行し難い欠点がある。
【0006】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、エンジンカバーを低くして後方視界を良くす
ると共に、冷却装置,エンジン等の冷却効率を向上せし
め、且つ騒音を低減できて作業を行い易くしながらエン
ジン及び油圧駆動部分のメンテナンス作業が容易にでき
る走行作業機におけるエンジン等の冷却機構を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の走行作業機におけるエンジン等の冷却機構
は、走行装置を有する機台の中央部に複数の縦桁を前後
方向に突設した走行作業機において、上記機台上にはエ
ンジン及び油圧ポンプ等を上記縦桁の一側に沿わせて前
後方向に設け、上記縦桁の他側には運転席を設置すると
共に、上記複数の縦桁のうちの少なくとも一方の縦桁の
略上側に上記エンジンの冷却用ラジエータ及び作動油冷
却用クーラ等で構成される冷却装置を設けたことを特徴
としている。
【0008】請求項2記載の本発明の走行作業機におけ
るエンジン等の冷却機構は、請求項1記載の構成におい
て、複数の上記縦桁のうちの少なくとも一つの縦桁を略
跨ぐように上記冷却装置が配設されたことを特徴として
いる。請求項3記載の本発明の走行作業機におけるエン
ジン等の冷却機構は、請求項1又は2記載の構成におい
て、上記エンジンを冷却する冷却ファンと、該冷却ファ
ンを駆動する駆動手段とを設けたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項4記載の本発明の走行作業機におけ
るエンジン等の冷却機構は、請求項1〜3のいずれかに
記載の構成において、上記エンジンのエンジンルームに
該エンジンルーム内で加熱された空気を外部に排出せし
めるエジェクタを配設したことを特徴としている。請求
項5記載の本発明の走行作業機におけるエンジン等の冷
却機構は、請求項4記載の構成において、上記エンジン
ルームの吸気口に吸気の騒音抑制手段を配設したことを
特徴としている。
【0010】請求項6記載の本発明の走行作業機におけ
るエンジン等の冷却機構は、請求項1〜5のいずれかに
記載の構成において、上記エンジンルームが上記エンジ
ンの周囲を少なくとも略密状に囲繞するエンクロジャで
構成されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1〜8に基づき説明する。図1は本発明の実施形
態を示す油圧ショベルの機台構成の平面を示す説明図、
図2は図1の2A−2A線線に沿う断面を示す矢視図、
図3は図1の3A−3A線に沿う断面を示す矢視図、図
4は図1の4A−4A線に沿う断面を示す矢印図、図5
は図1の5A−5A線に沿う断面を示す矢視図、図6は
上記本発明の実施形態の応用例であり、図3と同様の状
態を示す説明図、図7は上記実施形態及び応用例に適用
できる変形例であり、図5と同様の状態を示す説明図、
図8は本発明の走行作業機におけるエンジン等の冷却機
構を適用した油圧ショベルを示す左側面図である。
【0012】本発明の実施形態に係わる走行作業機、即
ち油圧ショベル1は、図8に示すようにクローラ式走行
装置2に旋回軸受装置2aを介してスイングフレームと
しての機台3を水平回動自在に設け、図1に示したよう
に機台3の中央部には間隔Hをおいた縦桁4である左側
縦桁4L,右側縦桁4Rを機台3の前後方向に突設する
と共に、この左側縦桁4L,右側縦桁4Rは前方を高く
し後方を低くした前端部にバケット5aを有するフロン
ト作業部5を取り付け、後部にはバンパーを兼ねて成し
たカウンタウェイト6を機巾に立設している。
【0013】そして、図1,図2に示すように、機台3
上でエンジン7と連結具7aを介して直結される油圧ポ
ンプ8とを右側縦桁4Rの右側に沿わせ上記前後方向に
エンジンブラケットBKを介して機台3に搭載し、これ
らを囲繞するカウンタウェイト6と隔壁Eとカバー9と
によりエンジンルームERが形成され、エンジンルーム
ERの隔壁E1,E2及びカウンタウェイト6の上部開
口と側部開口とを覆い、適宜な排風口を有するカバー9
で密閉状に覆っている。又カバー9は上部カバー9uと
側部9sで構成されている。
【0014】又、7bはエンジン7の吸気管であり、排
気管7cはカウンタウェイト6の上部に開設した穴6a
に挿入され騒音を抑制しながら排気している。9cは導
風管9bを介して前記カバー9内に送風する送風機であ
り、これはエンジン7,油圧ポンプ8,エンジンルーム
ER等を冷却できるものであればよく、例えば冷却ファ
ンでもよい。
【0015】そして、冷却ファン9cで取入れられ、エ
ンジン7,油圧ポンプ8,エンジンルームER等を冷却
した後、エンジン7の後方のカバー9の上部の排出口4
7b,側部カバー9sの排出口47aから排出する。
又、上記エンジンルームERの隔壁E1は右側縦桁4R
と兼用に構成されていてもよい。
【0016】又、図3,図4に示したように左側縦桁4
L,右側縦桁4Rの少なくともいずれか一方の縦桁4の
上側で本実施形態では、両縦桁4L,4Rの略上側にブ
ラケットBTを介してカウンタウェイト6の前側に冷却
装置10が設置されている。又、図3,図4に示したよ
うに冷却装置10はエンジン7用ラジエータ10aの上
面を、側面視において上部カバー9uの上面と略同じ高
さに設けた吐出開口10eを形成すると共に、その下部
に油圧作動油冷却用のクーラ10b並びにファン10c
を順次設けて構成している。
【0017】又、ブラケットBTはなくともよく、上記
の冷却装置10が直接縦桁4に取付けられていてもよ
く、又図6に示したように隔壁E1にブラケットBE
(BT)を介して取付けられていてもよい。
【0018】又、上記のファン10cは、ファン駆動手
段10Mである油圧モータ,電動モータ等のモータ10
dで冷却調整自在に設けられているが、本実施形態では
ファン10cの下方に油圧モータ10dが設置されてい
て、図4に示したようにこれらは上記冷却装置10に連
通する仕切壁13内に設けられている。又、該仕切壁1
3の下方及び前方には吸気口13a,13bの少なくと
も一方の吸気口が開設され、本実施形態の場合には、図
4に示したように、吸気口13a,13bが設けられて
おり、その前方には油圧バルブ12が設けてある。
【0019】そして、上記した各ファン駆動手段10M
はエンジン7により駆動されるものでもよい。又、15
は各種操作装置を有する運転席であり、本実施形態はキ
ャビン型として機台3上で左側縦桁4Lの左側前方に設
置すると共に、その後方でカウンタウェイト6との間に
電装機器装置16,燃料タンク17,油圧タンク18等
を順次配置している。
【0020】又、冷却装置10は、図6に応用例として
示したように、例えば設計仕様や要求される冷却装置1
0の大きさ等により、左側縦桁4Lより左側に突出して
縦桁4の上側を跨ぐように配設されてもよく、この場合
は冷却装置10を左側縦桁4L,右側縦桁4Rで支持す
ることができ、必要に応じて補強リブを設ければよい。
【0021】又、この場合は、図6に示したように下方
及び前方の吸気口13a,13bは、図6に二点鎖線で
示したように拡張すればよい。
【0022】又、エンジン7及び油圧ポンプ8等の油圧
装置8aが右側縦桁4Rの一側方で前後方向に設けら
れ、これらを覆うカバー9が運転席15後方で可及的に
低くなるように設置されている。そして、カバー9は、
図示しないが、例えばエンジンルームERの隔壁E1の
数箇所で上下方向に開閉自在に枢支されていてもよく、
又、カバー9の側部カバー9sのみが左右又は上下に開
閉可能に枢支されているものでもよく、要するに上記の
エンジン7,油圧装置8a,電装機器装置16等のメン
テナンスが容易になるように開閉できるものであればよ
い。
【0023】本発明の実施形態は上記のように構成され
ているので、エンジン7を起動して機体を運転すると、
送風機9cの駆動による送風はカバー9内壁に沿って一
方向に流れ、エンジン7及び油圧ポンプ8の回りに滞留
する熱気を掃きだして、効果的に冷却することができ
る。
【0024】又、図3,図4に示したように冷却装置1
0用のファン10cの駆動により冷却風は下方吸気口1
3aから矢印Y2のように前方吸気口に、13bから矢
印Y1のように冷気を円滑に吸われて、作動油用のクー
ラ10b及びラジエータ10aを順次的確に冷却したの
ち、吐出開口10eから排風される。従って、熱気を有
した排風がエンジンのカバー9室内に回り込んで冷却効
率を損なうことを的確に阻止されると共に、前記ファン
10cの回転はエンジン7の回転に制約を受けることな
く、エンジン7の各種作業回転に適応したヒートバラン
スを維持するように油圧モータ10dで良好に行われる
ものであり、エンジン7の冷却のためにエンジン7の回
転を不必要に上げることがないから、騒音を抑制した状
態で快適な掘削等の作業を遂行することができる。
【0025】そして、オペレータはエンジン7及び油圧
ポンプ8等の油圧装置8aが間隔をおいて平行に配置さ
れた右側縦桁4Rの一側方で前後方向に設けられること
により、これらを覆うカバー9が運転席15の後方で可
及的に低く設置されるので、後方視界が良くなって作業
を的確且つ安全に行うことが容易となる。又、上記のよ
うに縦桁4の上側で冷却装置10,ファン10cが支持
されるので、確実に支持され振動,騒音を効果的に防止
することができる。
【0026】又、上記エンジン7,油圧装置8a等のメ
ンテナンス作業は、上記構成により該機器が機台3のよ
り低位部に設置可能であること、及びこれらは機体の一
側方で一連のカバー9を上記したように上下又は左右方
向に開閉することにより行われるから、機体後部に立設
したカウンタウェイト6があっても支障を来たすことな
く、又上記機体の側方から該機体の上部にあがることな
く、極めて容易に保守点検等の作業を行うことができ
る。
【0027】又、図1に示した実施形態ではエンジンル
ームERの前側の隔壁E2の前側に設けられた導風管9
b,送風機(冷却ファン)9cに代えて、図5に示した
ように冷却ファン10Fとそのファン駆動手段10Mを
設け、隔壁E2に設けた開口Pよりエンジン7,油圧ポ
ンプ8,エンジンルームERを冷却する冷却空気を取入
れるようにし、エンジンルームERのエンジン7の後方
の側部の排出口47aやエンジン7のカバー9の上部の
排出口47b等の少なくともいずれか一つの排出口47
から排出するようにしても、上記実施形態と略同様の作
用効果を奏することができる。又、これらは上記機体の
一側方で一連の上記カバーを上下又は左右方向に開閉す
ることによってメンテナンス作業が行うことができるの
で、上記機体後部に立設した上記カウンタウェイトがあ
っても支障を来たすことなく保守点検等の作業が容易と
なる。
【0028】更に、上記のエンジン,油圧装置等のメン
テナンス作業は上記機体のより低位置で行うことが可能
であること、及び上記機体一側方から集中的に行われる
から、極めて容易に遂行出来る利点がある。又、上記の
実施形態,応用例で説明したエンジンルームER内を冷
却する冷却空気は、図1に示したように送風機(冷却フ
ァン)9c又は図5に示した冷却ファン10Fにより取
入れれれるようにした場合について説明したが、これら
に限られるものではなく、更に図7を用いて説明する変
形例のように、上記に加えてエンジンルームERにエジ
ェクタEJを適用すれば、上記実施形態,応用例は更に
冷却効果を向上することができ、又図1に示した送風機
9c,導風管9b,排出口47a,47b及び図5に示
した冷却ファン10F,開口P,排出口47a,47b
を無くして、所謂エンクロジャ型のエンジンルームER
とすることもできる。
【0029】即ち、エンジンルームERを略密閉状に配
設した場合には上記のエジェクタEJによりエンジンル
ームER,エンジン7,油圧ポンプ8等を冷却すること
ができると共に、エンジン7,油圧ポンプ8等が作動す
ることより発生する騒音の外部への漏洩を、上記エンク
ロジャによって、防止することができ、更に上記の場合
には冷却ファンがないので、低騒音の作業機とすること
ができる。
【0030】次に、上記したエジェクタEJについて説
明する。又、図7に示したようにエンジン7の排気系で
は、エンジン7の排気管7cにマフラMが配設されてい
るが、このマフラMの出口部が配設されたエンジンルー
ムERの上部隔壁Weの一部に、外部に排出されるエン
ジン排気圧を用いてエンジンルームER内の加熱空気を
吸引し外部に排出する外管と内管とからなるエジェクタ
EJを設ければ、エンジンルームER,エンジン7,油
圧ポンプ8を効果的に冷却し、該冷却効率を向上するこ
とができる。
【0031】そして、上記のエジェクタEJは、マフラ
Mから突出する内管としてのマフラの排気出口管M1
と、この排出出口管M1の周囲にてエンジンルームER
の上部隔壁Weから排気出口管M1より長く突出された
外管としてのテールパイプM2と、上記の排気出口管M
1とテールパイプM2との間に形成され、エンジンルー
ムER内の空気を吸引する給気間隙M3とにより構成さ
れている。
【0032】又、上記のエジェクタEJとはエンジンル
ーム内風路EYを介し反対側の位置するエンジンルーム
ERの底部隔壁Wdにスリット状の多数の吸気口R1が
設けられている。上記の吸気口R1は、エンジンルーム
ER外部へのエンジン騒音の漏洩の抑制する騒音抑制手
段NSとしてのルーパRをそれぞれ具備しており、これ
らのルーパRは各空気口R1より切起こして形成されて
いる。
【0033】更に、騒音抑制手段NSは、図示しないが
例えばボックス形状に形成された吸気口R1にて消音効
果を持たせ、吸気口R1からエンジンルームERの外部
に漏出するエンジン騒音及び吸気音を抑制するようにし
てもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の走行作業機におけるエンジン等の冷却機構によれ
ば、走行装置を有する機台の中央部に複数の縦桁を前後
方向に突設した走行作業機において、上記機台上にはエ
ンジン及び油圧ポンプ等を上記縦桁の一側に沿わせて前
後方向に設け、上記縦桁の他側には運転席を設置すると
共に、上記複数の縦桁のうちの少なくとも一方の縦桁の
略上側に上記エンジンの冷却用ラジエータ及び作動油冷
却用クーラ等で構成される冷却装置を設けたので、上記
のエンジン及び上記油圧ポンプ等の油圧装置は、上記運
転席と対向した該縦桁の機体一側に前後方向に設置でき
ると共に、上記エンジンとは別途位置で上記のラジエー
タ並びに作動油クーラ等を的確に冷却できるため、冷却
効率を向上させなから騒音を抑制した状態で快適な作業
を遂行することができ、上記冷却装置が上記縦桁により
強固に支持することができる。
【0035】又、上記のエンジン,油圧装置等は上記機
台のより低位部に設置可能となり、又、エンジンとは別
途位置でラジエータ並びに作動油クーラ等を的確に冷却
でき、冷却効率を向上させながら騒音を抑制することが
できる。
【0036】又、上記エンジン等を覆うカバーが運転席
の後方で可及的に低く設置されて後方視界が良くなるの
で、上記運転席に座乗するオペレータは上記機体の運転
操作を極めて居住性良く快適且つ安全で能率良く作業す
ることができる。請求項2記載の本発明の走行作業機に
おけるエンジン等の冷却機構によれば、請求項1記載の
構成において、複数の上記縦桁のうちの少なくとも一つ
の縦桁を略跨ぐように上記冷却装置が配設されているの
で、請求項1の効果に加えて、上記冷却装置が上記縦桁
を跨ぐように配設することができ、設計上の自由度を確
保することができる。
【0037】又、上記のように縦桁の上側で上記の冷却
装置,冷却ファンが支持されるので、確実に支持され振
動,騒音を効果的に防止することができる。請求項3記
載の本発明の走行作業機におけるエンジン等の冷却機構
によれば、請求項1又は2記載の構成において、上記エ
ンジンを冷却する冷却ファンと、該冷却ファンを駆動す
る駆動手段とを設けたので、上記冷却装置に影響される
ことなく、上記エンジンを円滑に効率よく冷却すること
ができる。
【0038】請求項4記載の本発明の走行作業機におけ
るエンジン等の冷却機構によれば、請求項1〜3のいず
れかに記載の構成において、上記エンジンのエンジンル
ームに該エンジンルーム内で加熱された空気を外部に排
出せしめるエジェクタを配設したので、上記エンジンル
ーム内の加熱された冷却空気を効率よく排出せしめて、
該エンジンルーム内を換気し、上記のエンジンを冷却す
ることができる。
【0039】請求項5記載の本発明の走行作業機におけ
るエンジン等の冷却機構によれば、請求項4記載の構成
において、上記エンジンルームの吸気口に吸気の騒音抑
制手段を配設したので、上記エンジンルーム内への内吸
気口からの吸気騒音を騒音抑制手段により低減すると共
に、上記エジェクタによる加熱空気の換気を向上するこ
とができる。
【0040】請求項6記載の本発明の走行作業機におけ
るエンジン等の冷却機構によれば、請求項1〜5のいず
れかに記載の構成において、上記エンジンルームが上記
エンジンの周囲を少なくとも略密状に囲繞するエンクロ
ジャで構成されているので、上記エンジンの稼働による
騒音が外部に漏洩することが低減され、上記のエンジ
ン、エンジンルーム内の冷却効率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すもので、油圧ショベル
の機台構成の平面を示す説明図である。
【図2】図1の2A−2A線に沿う断面を示す矢視図で
ある。
【図3】図1の3A−3A線に沿う断面を示す矢視図で
ある。
【図4】図1の4A─4A線に沿う断面を示す矢視図で
ある。
【図5】図1の右側面を一部破断した状態を示す概略説
明図である。
【図6】本発明の実施形態の応用例であり、図3と同様
の状態を示す説明図である。
【図7】本発明の実施形態の変形例であり、図5と同様
の状態を示す説明図である。
【図8】本発明の走行作業機におけるエンジン等の冷却
機構を適用した油圧ショベルを示す左側面図である。
【図9】従来の油圧ショベルの機台構成の平面を示す説
明図である。
【図10】図9の10A−10A線に沿う断面を示す矢
視図である。
【図11】図9の一部破断した状態を示す左側面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行作業機(油圧ショベル) 2 走行装置 3 機台 4 縦桁 4L 左側縦桁 4R 右側縦桁 5 フロント作業部 6 カウンタウェイト 7 エンジン 7a 連結具 7b 吸気管 7c 排気管 8 油圧ポンプ 9 カバー 9a エンジンフード 9b 導風管 9c 送風機(冷却ファン) 10 冷却装置 10a ラジエータ 10b クーラ 10c フアン 10d モータ 10e 吐出開口 10M ファン駆動手段 12 油圧バルブ 13 仕切壁 13a 吸気口 13b 吸気口 15 運転席 16 電気機器装置 17 燃料タンク 18 油圧タンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置を有する機台の中央部に複数の
    縦桁を前後方向に突設した走行作業機において、上記機
    台上にはエンジン及び油圧ポンプ等を上記縦桁の一側に
    沿わせて前後方向に設け、上記縦桁の他側には運転席を
    設置すると共に、上記複数の縦桁のうちの少なくとも一
    方の縦桁の略上側に上記エンジンの冷却用ラジエータ及
    び作動油冷却用クーラ等で構成される冷却装置を設けた
    ことを特徴とする、走行作業機におけるエンジン等の冷
    却機構。
  2. 【請求項2】 複数の上記縦桁のうちの少なくとも一つ
    の縦桁を略跨ぐように上記冷却装置が設けたことを特徴
    とする、請求項1記載の走行作業機におけるエンジン等
    の冷却機構。
  3. 【請求項3】 上記エンジンを冷却する冷却ファンと、
    該冷却ファンを駆動する駆動手段とを設けたことを特徴
    とする、請求項1又は2記載の走行作業機におけるエン
    ジン等の冷却機構。
  4. 【請求項4】 上記エンジンのエンジンルームに該エン
    ジンルーム内で加熱された空気を外部に排出せしめるエ
    ジェクタを配設したことを特徴とする、請求項1〜3の
    いずれかに記載の走行作業機におけるエンジン等の冷却
    機構。
  5. 【請求項5】 上記エンジンルームの吸気口に吸気の騒
    音抑制手段を配設したことを特徴とする、請求項4記載
    の走行作業機におけるエンジン等の冷却機構。
  6. 【請求項6】 上記エンジンルームが上記エンジンの周
    囲を少なくとも略密状に囲繞するエンクロジャで構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに
    記載の走行作業機におけるエンジン等の冷却機構。
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US6910544B2 (en) * 2000-12-09 2005-06-28 Caterpillar Inc Work machine arrangement
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