JP4224172B2 - トラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばトラクタ等の作業機におけるボンネット内に収容されるような密閉室形エンジンの周辺構造に関するものであり、特にエンジン及びラジエータに対する冷却構造と、エンジン音の低減を目的とした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エンジン前部等にラジエータを配し、該ラジエータをエンジンにより駆動されるラジエータ冷却ファンにより冷却する構成が公知であり、また、該ラジエータを冷却した後の温度上昇した冷却風をエンジン側に誘導し、この冷却風を利用してエンジンを冷却するよう構成していた。また、エンジンは機体前部等のボンネット内に収容されており、このような構成において、エンジンの騒音がボンネット後部に位置するキャビン(運転席)に伝播し、オペレータの作業環境を悪化させていた。そこで、エンジン音の低減を図るため、エンジン周囲に遮蔽板を設けるなどの対策をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術においては、ラジエータ冷却後の外気をエンジン側に誘導するため、外気より略20℃温度上昇した冷却風によりエンジン冷却を行うこととなる。このため、エンジン冷却が効率的に行われないという問題があった。また、エンジンの周囲に遮蔽板を設けてエンジン音の低減を図っていたが、エンジン周囲を遮蔽することは、同時にエンジンの放熱を妨げることとなるため、充分な遮蔽を行うことができず、結果的にはエンジン騒音の低減が充分に行えていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に、課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、トラクタの密閉型エンジン室において、ラジエータ(13)は別に配置して、エンジン(5)のみの周囲全体に遮蔽板(40)を設けて、密閉型エンジン室(50)を構成し、該遮蔽板(40)にエンジン(5)の冷却風の導風口(43)と吐出口を別々に設け、該吐出口に、前記ラジエータ(13)を冷却するラジエータ冷却ファン(14)とは別の、エンジン冷却ファン(15)を設け、外気によりエンジン(5)を冷却する構成とし、該エンジン冷却ファン(15)により送り出された熱風を外気側に誘導するダクト(16)を設け、エンジン(5)を冷却後の熱風を外気側へ送り出すよう構成し、該エンジン冷却ファン(15)のケーシングを、前記遮蔽板(40)に取付け、前記密閉型エンジン室(50)への冷却風の導風口(43)をオイルパン(5a)の下部近傍に形成し、該導風口(43)の左右側部で、前記オイルパン(5a)の側面近傍に導風ガイド(17・17)を設け、該導風ガイド(17・17)はエンジン(5)の前後長さの全長に渡って遮蔽板(40)上に立設し、前記導風口(43)から取込まれる冷却風がオイルパン(5a)の側部を上方に通過し、エンジン(5)の側部に案内されるよう構成したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記密閉型エンジン室(50)内の前記オイルパン(5a)の下部前後面近傍で、前記導風ガイド(17・17)の前後位置に、該遮蔽板(40)より規制板(18・18)を立設し、前記導風口(43)から取込まれる冷却風のオイルパン(5a)前後方向への流れを遮断するよう構成したものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記ラジエータ冷却ファン(14)とエンジン冷却ファン(15)を、それぞれエンジン出力により駆動される同一軸上に配設し、エンジン冷却ファン(15)のケーシングを、前記遮蔽板(40)に取付けたものである。
【0008】
請求項4においては、請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記遮蔽板(40)により密閉されるエンジン室(50)の周囲に、中空部である消音室(59)を設けて、該エンジン室(50)と消音室(59)の間、及び、該消音室(59)と外部との間に連通路(30・31)を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は本発明の密閉型エンジン室を有するトラクタを示す側面図である。
【0011】
図2はトラクタ前部のボンネット内部を示す側面図である。
【0012】
図3はエンジン冷却ファン及びラジエータ冷却ファンを有するボンネット内の側面図である。
【0013】
図4は同じく正面図である。
【0014】
図5は同じく平面図である。
【0015】
図6は同じく底面図である。
【0016】
図7はエンジン冷却ファンにシロッコファンを採用したボンネット内の正面図である。
【0017】
図8はラジエータ冷却ファンを両吸込型のシロッコファンで構成したボンネット内の側面図である。
【0018】
図9はラジエータ冷却ファンとエンジン冷却ファンとを兼用した別実施例側面図である。
【0019】
図10はシュラウド部とエンジン室内を導風ダクトで連通した実施例側面図である。
【0020】
図11(a)はエンジン冷却ファンの駆動方法を示すエンジン側面図、(b)は同じく正面図である。
【0021】
図12はエンジン冷却ファンとラジエータ冷却ファンを同一軸上で駆動する構成のエンジン側面図である。
【0022】
図13は排気マフラー上部にエンジン冷却ファンを配設した実施例のボンネット内の側面図。
【0023】
図14はエンジン室と排気マフラー室を分割した構成のボンネット内の側面図である。
【0024】
図15は同じく別実施例側面図、図16は同じく別実施例側面図である。
【0025】
図17はエンジン下部の導風口にエンジン冷却ファンを配設した実施例のボンネット内の側面図である。
【0026】
図18は同じく別実施例側面図である。
【0027】
図19は同じく別実施例側面図である。
【0028】
図20はラジエータ冷却風を排気マフラー室に誘導する構成のボンネット内の側面図である。
【0029】
図21はラジエータ冷却風をエンジン室内に誘導する構成のボンネット内の側面図である。
【0030】
図22はラジエータ冷却風をオイルパン部分に誘導する構成のボンネット内の側面図である。
【0031】
図23(a)は導風口をスリット形状とした構成を示すボンネットの底面図、(b)は導風口にフィルターを貼着した構成のボンネットの底面図である。
【0032】
図24は防振装置を介して遮蔽板を装着した状態を示すボンネット正面図である。
【0033】
図25はエンジン周囲に膨張型消音器構造を配置した構成を示す正面図である。
【0034】
まず、本発明の密閉型エンジン室を有するトラクタの全体構成について図1により説明する。
【0035】
前後に前輪2・2及び後輪3・3を懸架する本機の前部にボンネット4を配置し、該ボンネット4にエンジン5を内蔵している。ボンネット4の後方にはステアリングハンドル7を設けて、該ステアリングハンドル7の後方にはシート8を配設している。
【0036】
また、ステアリングハンドル7の前方にはインストルメントパネル9が配設されている。そして、ステアリングハンドル7、シート8、及びインストルメントパネル9等はキャビン10により覆われている。
【0037】
エンジン5の後方にはトランスミッション6を連設し、エンジン5からの動力を後輪3に伝達して駆動している。また、エンジン5の駆動力は、機体後端から後方に突出したPTO軸を駆動し、機体後端部の作業機装着装置12に接続した作業機11を駆動するように構成している。また、図2に示すように、トラクタ前部のボンネット4内に設置されるエンジン5の前方にラジエータ13が配設され、エンジン5に回転駆動される冷却ファン14により該ラジエータ13が冷却されている。そして、以下において説明する本発明のエンジン室50は、遮蔽板で覆われた密閉型エンジン室を構成している。
【0038】
次に、図3乃至図25を用いて本発明に係る密閉型エンジン室の構成について説明する。図3に示すように、エンジン5は前後、左右、上下を遮蔽板40で覆われて密閉型のエンジン室50を構成し、エンジン5の前方には該エンジン5により回転駆動されるラジエータ冷却ファン14を突設しており、該ラジエータ冷却ファン14前方にはラジエータ13が配設されている。そして、ボンネット4は後部側が前記遮蔽板40等により構成されてエンジン5を収納し、前部側においてラジエータ13等を収納している。ボンネット4の前端側には空気取入れ口としての導風口41が形成されており、該導風口41から取込まれた空気がラジエータ冷却ファン14により吸引されてラジエータ13を通過し、ラジエータ13内の冷却水から熱を奪った後、該ボンネット4の左右側部に設けられた出口グリル42より外気側へ放出されるのである。
【0039】
一方、図3、図4及び図6に示すように、エンジン5下部の遮蔽板40には、エンジン冷却用の導風口43が設けられている。また、エンジン5前方の遮蔽板40にはエンジン冷却風の吐出口45が設けられ、該吐出口45の前部にはエンジン冷却ファン15が配設されている。このような構成においてエンジン冷却ファン15が、密閉されたエンジン室内の空気を吸引することにより、エンジン冷却風が下部の導風口43から順次上方のエンジン室内へと供給されるのである。そして、エンジン5を冷却した後の温度上昇した冷却風は、エンジン冷却ファン15により吐出されて、ダクト16を通過して、図4及び図5に示す開口部46より外気側へ送り出されるのである。ダクト16は図4に示すように、エンジン冷却ファン15の周囲を被装し、その左右一側(本実施例においては左側)がボンネット4の側面側に延設して、開口部46より外気側と連通している。
【0040】
このように本発明の密閉型エンジンは、遮蔽板40でエンジン5の略前面を覆っているので、遮音性に優れており、ボンネット4後部のキャビン10内に位置するオペレータの作業環境を向上させることができた。また、周囲への騒音低減も可能としているのである。そして、ラジエータ冷却風はボンネット4の前方の導風口41により供給され、エンジン冷却風はエンジン5の下部の導風口43より供給される構成としている。つまり、エンジン冷却風とラジエータ冷却風の導風口を独立させることにより、冷却風の供給量が充分確保され冷却構造に優れた構成となり、また、従来の如くラジエータ冷却後の温度上昇した冷却風をエンジン5側へ誘導する構成に比べてエンジン5の冷却効率が格段に向上した。
【0041】
さらに、エンジン5の冷却風は導風口43とは別に設けられた吐出口45より外気側へと排出される構成としているので、エンジン室内に温度上昇した冷却風が滞留することなく、スムーズな冷却風の循環を可能としている。また、図4等で示すように、エンジン冷却風の導風口43は、該導風口43より流入する冷却風(外気)が冷却対象であるエンジン5の下部面に略垂直方向で衝突するように形成されているので、冷却対象に対して効率よく外気を吹付けることが可能となり冷却効率が上昇した。さらに、図3等で示すようにエンジン5の下部にはオイルパン5aが配設されている。つまり、冷却対象であるエンジン5の中でも、冷却優先度の高いオイルパン5aの下部に導風口43を設けることで、エンジン5に対する効率的な冷却を行っているのである。
【0042】
また、図3及び図4に示すように、エンジン冷却風の導風口43の左右側部には導風ガイド17・17が設けらている。導風ガイド17・17は図3の如くエンジン5の前後長さ略全長に渡って遮蔽板40上に立設され、図4の如く、左右の導風ガイド17・17が正面視で略V字状となるように配設され、その中央下部に導風口43が位置するように構成されている。このような構成により、導風口43より供給される冷却風(外気)を左右方向に逃がすことなく、エンジン5の左右側部を上方に誘導するように構成しているのである。さらに、図3及び図4に示すように、エンジン5の下部の前部及び後部には規制板18・18が設けられている。規制板18・18は下部遮蔽板40上に立設され、それぞれエンジン5の前後面近傍付近まで延設しており、前記導風ガイド17・17により上方に誘導される冷却風が前後方向へ逃げるのを防止して、効率的なエンジン冷却を可能としている。
【0043】
また、図3及び図5に示すように、エンジン5の側面等には電装部品51が装着されている。そして、該電装部品51に対する冷却を行うために、本発明においては、電装部品冷却用の導風口44を設けている。該導風口44も前述の如く、流入する外気が冷却対象である電装部品51に対して略垂直に吹き当たるよう形成し、効率的な冷却効果が得られるようにしている。
【0044】
また、図6で示すようにエンジン5の下部に設けられた導風口43は、本実施例においては略長方形状としており、該長方形状の長手方向の長さ43Lは、エンジン5の長手方向である前後長さ5Lに対して、略半分以上の長さとしている。つまり、冷却対象の長手方向の長さに対して略半分以上の長さを有する開口形状である導風口43を形成することで、冷却対象に対してなるべく大きな面積で冷却風を吹き当てるよう構成し、充分な冷却効果が得られるようにしているのである。
【0045】
また、本発明においては前述の如く、ラジエータ冷却ファン14とは別に、エンジン冷却風の吐出口45にエンジン冷却ファン15を設けているので、2つのファンにより充分な冷却効果が確保されており、また、吐出口45より吐出されるエンジン冷却後の温風は、前記ダクト16により案内されて開口部46より外方に送出されるので、エンジン冷却風の循環がスムーズとなり冷却効果が向上した。
【0046】
また、図7で示す実施例においては、前記ラジエータ冷却ファン14を軸流ファンで構成しているのに対し、エンジン冷却ファン15にシロッコファンを採用している。これにより、エンジン冷却風とラジエータ冷却風の対向を避けることが容易となり、狭いスペースにおいても、それぞれの冷却風をスムーズに循環させ、送出可能となった。そして、エンジン冷却ファン15を高静圧が吐出可能なシロッコファンを採用することで、導風口43・44等の空気取入れ口を、できるだけ小さな開口面積で構成することが可能となり、エンジン5の遮音性を充分維持しながらエンジン冷却を可能とした。
【0047】
次に、密閉型エンジン室における低騒音化構造の別実施例について説明する。図8に示す実施例においては、ラジエータ冷却ファン14を両吸込型シロッコファンとして、ラジエータ冷却ファン14とエンジン冷却ファン15を兼用する構成としている。そして、エンジン5の前方の遮蔽板40にはファン吸入口47が設けられており、前記導風口43・44から流入してエンジン5を冷却した後の冷却風がラジエータ冷却ファン14に吸引された後、出口グリル42より外気側へ送出され、また、ラジエータ冷却後のラジエータ冷却風も出口グリル42により外気側へ送出されるのである。この構成においても、前述の如くエンジン冷却風とラジエータ冷却風の導風口は別々に設けられているので、冷却風量を充分確保しており、また、ファンを兼用させることで、低コストな構成としている。
【0048】
図9に示す実施例においては、ラジエータ冷却ファン14を吐出方式の軸流ファンとして、エンジン冷却ファン15と兼用させる構成としている。この構成においてラジエータ冷却ファン14の送風により、密閉型のエンジン室50内の冷却風がファン吸入口47より吸引されて、ラジエータ冷却風とともにボンネット前方側に排出されるのである。この構成においても、前述の如くエンジン冷却風とラジエータ冷却風の導風口は別々に設けられているので、冷却風量を充分確保しており、また、ファンを兼用させることで、低コストな構成としている。
【0049】
図10に示す実施例においては、ラジエータ13後部に装着されているシュラウド19内に導風ダクト23が配設されている。導風ダクト23はボンネット4内を後方に延設して遮蔽板40を貫通し、エンジン室50内に連通している。この構成において、ラジエータ冷却ファン14を吸引型軸流ファンとして(吐出方式でもよい。)ラジエータ冷却風を送風することにより、エンジン室内のエンジン冷却風が吸引され、同様にエンジン冷却ファンとラジエータ冷却ファンを兼用した構成で、充分な冷却効果を維持可能としているのである。
【0050】
次に、図11及び図12を用いてエンジン冷却ファン15の駆動方法について説明する。図11(a)の側面図、図11(b)の正面図に示すように、エンジン5からはカム軸20、冷却水ポンプ軸21、クランク軸22が突設されており、該冷却水ポンプ軸21には前記ラジエータ冷却ファン14が固設されている。そして、本実施例においては、エンジン冷却ファン15をカム軸20上に固設させる構成としている。このような構成とすることで、エンジン冷却ファン15を駆動させるための新たな機構を必要とせず、簡易な構成で本発明の冷却構造を実現しているのである。また、エンジン冷却ファン15は、その他のエンジン5より突設される回転軸、例えば冷却水ポンプ軸21、クランク軸22等に取付けるようにしてもよい。図12は、該エンジン冷却ファン21を冷却水ポンプ軸21上に取付けた構成である。この構成においてはエンジン冷却ファン15、ラジエータ冷却ファン14の両方を冷却水ポンプ軸21上に取付けているので、2つのファンが同心軸で駆動される構成となり、コンパクトな構成とすることが可能となる。また、図11及び図12に示す実施例においては、エンジン冷却ファン15のケーシングを遮蔽板40上に取付けるようにしている。つまり、図3乃至図5の実施例で示したダクト16と同様な構成とすることにより、エンジン冷却ファン15とラジエータ冷却ファン14との対向流を避けて、スムーズな冷却風の循環を可能としているのである。
【0051】
次に、エンジン冷却の優先順位を加味した低騒音化構造について説明する。図13で示す実施例においては、前述の如く導風口43より流入する冷却風は、まずオイルパン5a部分を冷却した後、上昇してエンジン本体部分を冷却する。そして、温度上昇して温風となった冷却風は、エンジン5上部に位置する排気マフラー52を冷却するのである。つまり、温度上昇して冷却効果の低下した冷却風を、相対的に高温部である排気マフラー52冷却用に利用することで、冷却風の有効利用をしているのである。そして、エンジン冷却風が排気マフラー52を冷却した後の下流側(本実施例においては排気マフラー52の上部側)にエンジン冷却ファン15を配設しているのである。この構成により、オイルパン5a、エンジン5、排気マフラー52を順に冷却する冷却風の循環がスムーズになり冷却効果が増大した。
【0052】
図14に示す実施例においては、密閉型のエンジン室内に隔壁25を設け、エンジン5と排気マフラー52とを、それぞれエンジン室50、排気マフラー室53に収納している。そして、該隔壁25に開口部25aを設けて、該開口部25aにエンジン冷却ファン15を配設することにより、エンジン室内の冷却風を吸入して、排気マフラー52を冷却するよう構成しているのである。このような構成とすることで、排気マフラー52からの放熱がエンジン5側に伝達するのを防止して、エンジン冷却効果を向上させている。
【0053】
また、図15で示す実施例では、同様に隔壁25によりエンジン室50と排気マフラー室53とを分割する構成としており、排気マフラー室53の後部側に開口部を設けて、エンジン冷却ファン15を配設している。そして、このエンジン冷却ファン15によりエンジン室50内の冷却風を排気マフラー室53内に誘導し、排気マフラー52を冷却した後、外気側へ送出する構成としているのである。つまり、隔壁25を設けるとともに、排気マフラー52を冷却した後のエンジン冷却風の下流側に、エンジン冷却ファン15を設けたので、排気マフラー52の放熱からエンジン5を保護するとともに、冷却風のスムーズな循環により冷却効果を増大させているのである。図16は、同じく別実施例を示し、排気マフラー室53の前部側に開口部を設けて、エンジン冷却ファン15を配設している。
【0054】
また、図17、図18及び図19で示す実施例においては、隔壁25によりエンジン室50と排気マフラー室53が分割される構成とし、エンジン下部に位置する導風口43にエンジン冷却ファン15を配設している。この構成においても、隔壁25により排気マフラー52の放熱よりエンジン5を保護するとともに、エンジン5、排気マフラー52に対する冷却が充分に行われるが、特に、エンジン冷却ファン15により、勢いよくオイルパン5aに向けて冷却風が吹き当てられるので、オイルパン5aに対する高い冷却効果が得られる構成となる。また、図17の如く、排気マフラー室53において冷却風の下流側にもエンジン冷却ファン15を配設することで、エンジン冷却風の循環をさらにスムーズにして高い冷却効果が得られるようにしている。また、図19において示す実施例においては、隔壁25には開口部が設けられず、エンジン室前部に設けられたダクト16により外気側へ冷却風を送出する構成としている。
【0055】
次に、ラジエータ冷却風を有効利用した実施例について説明する。図20に示すように、エンジン5と排気マフラー52は隔壁25により分割され、エンジン室50と排気マフラー室53を形成している。そして、該排気マフラー室53の前部側の遮蔽板40には、開口部54が設けられてボンネット内のラジエータ側に連通している。この構成において、吸込型のラジエータ冷却ファン14により吸引された冷却風が、ラジエータ冷却後に温度上昇されて温風となるが、この温風を相対的に高温部である排気マフラー52を冷却するよう構成しているのである。これによりラジエータ冷却風の有効利用が可能となり冷却効率が向上した。また、開口部54から排気マフラー室内へは冷却風とともに、ほこり、ごみ等が混入されるが、前記隔壁25を設けたことにより、それらがエンジン室内に入り込むことはない。
【0056】
図21で示す実施例においては、エンジン5の前部側の遮蔽板40に開口部55を設けることにより、ラジエータ冷却風をエンジン室50内に誘導するよう構成している。この構成によれば、エンジン5の密閉性が高くエンジン騒音を低減させるとともに、ラジエータ冷却風を有効利用してエンジン5のヒートバランスの向上が図れるのである。図22で示す実施例においては、エンジン5の前部側下部の遮蔽板40に開口部56を設けることにより、ラジエータ冷却風をエンジン室50内のオイルパン5a部分に誘導するよう構成している。この構成においても、エンジン5の密閉性が高く、また、ラジエータ冷却風を有効利用してオイルパン5aの冷却を充分に行うことができる。また、図に示すようにラジエータ13後部のシュラウド19には下部後方にガイドプレート57が設けられ、該ガイドプレート57がラジエータ13を通過した冷却風を前記開口部56まで誘導するよう構成している。 さらに、ラジエータ冷却ファン14の後部位置には導風ダクト58の一端が配設されており、該導風ダクト58は後方に延設して遮蔽板40を貫通して、さらに後方に延設し、エンジン5の側部に設けられた電装部品51付近で一端を開口している。これにより、ラジエータ冷却風を電装部品51に対する冷却風として有効利用することができ、低コストでエンジン周辺部品の冷却構造を確保することが可能となった。
【0057】
次に、前記導風口43の構成について説明する。図23(a)に示す実施例においては、導風口43を複数のスリット状開口部より構成している。このような構成とすることで、空気取入れ口である導風口43から、ほこり、ごみ等が浸入するのを防止して、エンジン室内をクリーンな状態を維持できるようにしている。これによりエンジン5の耐久性が向上するとともに、メンテナンス頻度の軽減も図れるのである。図23(b)に示す実施例においては、導風口43にメッシュシート材60でカバーするようにしている。この構成においても、外気からほこり、ごみ等がエンジン室50内に浸入するのを防止している。また、メッシュシート材の代わりに、パンチ穴を複数空けて通気孔を形成した金属プレートを用いて、フィルタリングするよう構成してもよい。つまり、導風口43をメッシュシート材60、パンチ穴を有する金属プレート等のフィルターでカバーする構成としているのである。
【0058】
次に、遮蔽板40の支持構造について説明する。エンジン5は前述の如くボンネット4の一部を形成する複数の遮蔽板40に周囲を覆われることにより密閉型エンジン室50を形成している。そして、図24に示すように、エンジン5には遮蔽板支持フレーム26が取付けられており、該遮蔽板支持フレーム26の上部には防振装置27・27・・・が装着されており、該防振装置27を介して遮蔽板40を支持する構成としているのである。このような構成とすることで、エンジン5の振動音が遮蔽板40に伝導し、外部に騒音をもたらすことを防止することができ、遮音性に優れた構成としているのである。
【0059】
最後に、エンジン5の遮音構造に関する別実施例について説明する。図25で示すように、エンジン5は第一の遮蔽板28により密閉されてエンジン室50を形成しており、該第一の遮蔽板28の外周には、さらに第二の遮蔽板29が設けられており、外部とエンジン室50の間に消音室59が設けられている。そして、エンジン室50と消音室59間には連通路30・30・・・が設けられ、消音室59と外部との間は連通路31・31・・・が設けられている。このような構成において、エンジン5の騒音は、連通路30・31を介して外部に放出される前に、エンジン室50と外部との間に設けられた中空部である消音室59によって消音されて外部に対する騒音を低減させる構成としている。つまり、中空部である消音室59により膨張型消音器を構成しているのである。また、該連通路30・31を利用して、エンジン冷却風を取り入れることにより、低騒音化と冷却構造を備えたエンジン室50を構成している。
【0060】
【発明の効果】
本発明の密閉型エンジン室は以上の如く構成したので、以下のような効果を奏するものである。
【0061】
請求項1に記載の如く、トラクタの密閉型エンジン室において、ラジエータ(13)は別に配置して、エンジン(5)のみの周囲全体に遮蔽板(40)を設けて、密閉型エンジン室(50)を構成し、該遮蔽板(40)にエンジン(5)の冷却風の導風口(43)と吐出口を別々に設け、該吐出口に、前記ラジエータ(13)を冷却するラジエータ冷却ファン(14)とは別の、エンジン冷却ファン(15)を設け、外気によりエンジン(5)を冷却する構成とし、該エンジン冷却ファン(15)により送り出された熱風を外気側に誘導するダクト(16)を設け、エンジン(5)を冷却後の熱風を外気側へ送り出すよう構成し、該エンジン冷却ファン(15)のケーシングを、前記遮蔽板(40)に取付けたので、密閉型エンジン室において、エンジン冷却風とラジエータ冷却風の各々の導風口を独立させる構成としたので、冷却風の供給量が充分確保され冷却効果が増大した。
また、エンジンの周囲に遮蔽板を設けることにより密閉型エンジン室を構成し、該遮蔽板にエンジン冷却風の導風口と吐出口を別々に設け、外気によりエンジンを冷却する構成としたので、エンジン室内に温度上昇した冷却風が滞留することなく、スムーズな冷却風の循環が可能となった。
【0062】
また、ラジエータ冷却ファンとは別に、エンジン冷却風の吐出口側にエンジン冷却ファンを設け、エンジン冷却後の熱風を外気側へ送り出すよう構成したので、それぞれの冷却風の循環がスムーズに行え、温度上昇した冷却風がエンジン室内等に滞留することなく、冷却効果が向上した。
【0063】
また、前記エンジン冷却ファンにより送り出された熱風を外気側に誘導するダクトを設けたので、エンジン冷却風の循環がスムーズに行えるとともに、温度上昇した冷却風を効率よく外気側へ送出可能となった。
【0064】
また、エンジンの周囲に遮蔽板を設けることにより密閉型エンジン室を構成し、前記エンジン冷却ファンを、エンジン出力により駆動される軸上に配設し、エンジン冷却ファンのケーシングを、前記遮蔽板に取付けたので、エンジン冷却ファンを駆動させるための新たな機構を必要とせず、簡易な構成で本発明の冷却構造を実現可能とした。
【0065】
また、前記密閉型エンジン室(50)への冷却風の導風口(43)をオイルパン(5a)の下部近傍に形成し、該導風口(43)の左右側部で、前記オイルパン(5a)の側面近傍に導風ガイド(17・17)を設け、該導風ガイド(17・17)はエンジン(5)の前後長さの全長に渡って遮蔽板(40)上に立設し、前記導風口(43)から取込まれる冷却風がオイルパン(5a)の側部を上方に通過し、エンジン(5)の側部に案内されるよう構成したので、冷却対象であるエンジンの中でも、冷却優先度の高いオイルパンを優先的に冷却可能となった。
また、前記オイルパンの側面近傍に導風ガイドを設け、前記導風口から取込まれる冷却風がオイルパンの側部を上方に通過し、エンジン側部に案内されるよう構成したので、導風口より供給される冷却風(外気)を側部方向、例えば導風ガイドをオイルパンの左右側面近傍に設けた場合には左右方向に逃がすことなく、冷却風を効率的に利用可能となった。
【0066】
請求項2に記載の如く、請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記密閉型エンジン室(50)内の前記オイルパン(5a)の下部前後面近傍で、前記導風ガイド(17・17)の前後位置に、該遮蔽板(40)より規制板(18・18)を立設し、前記導風口(43)から取込まれる冷却風のオイルパン(5a)前後方向への流れを遮断するよう構成したので、前記オイルパンの前後面近傍に規制板を設け、前記導風口から取込まれる冷却風のオイルパン前後方向への流れを遮断するよう構成したので、前記導風ガイドにより上方に誘導される冷却風が前後方向へ逃げることなく、効率的にエンジンを冷却可能となった。
【0067】
請求項3に記載の如く、請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記ラジエータ冷却ファン(14)とエンジン冷却ファン(15)を、それぞれエンジン出力により駆動される同一軸上に配設し、エンジン冷却ファン(15)のケーシングを、前記遮蔽板(40)に取付けたので、2つのファンが同心軸で連結される構成となり、コンパクトな構成となったのである。
【0068】
請求項4に記載の如く、請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記遮蔽板(40)により密閉されるエンジン室(50)の周囲に、中空部である消音室(59)を設けて、該エンジン室(50)と消音室(59)の間、及び、該消音室(59)と外部との間に連通路(30・31)を設けたので、エンジンの騒音は、中空部である消音室(59)により消音されるため、外部に対する騒音を低減させることが可能となったのである。また、連通路(30・31)を利用して、エンジン冷却風を取り入れることにより、低騒音化と冷却構造を備えたトラクタの密閉型エンジン室を構成することが可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の密閉型エンジン室を有するトラクタを示す側面図である。
【図2】 トラクタ前部のボンネット内部を示す側面図である。
【図3】 エンジン冷却ファン及びラジエータ冷却ファンを有するボンネット内の側面図である。
【図4】 同じく正面図である。
【図5】 同じく平面図である。
【図6】 同じく底面図である。
【図7】 エンジン冷却ファンにシロッコファンを採用したボンネット内の正面図である。
【図8】 ラジエータ冷却ファンを両吸込型のシロッコファンで構成したボンネット内の側面図である。
【図9】 ラジエータ冷却ファンとエンジン冷却ファンとを兼用した別実施例側面図である。
【図10】 シュラウド部とエンジン室内を導風ダクトで連通した実施例側面図である。
【図11】 (a)はエンジン冷却ファンの駆動方法を示すエンジン側面図、(b)は同じく正面図である。
【図12】 エンジン冷却ファンとラジエータ冷却ファンを同一軸上で駆動する構成のエンジン側面図である。
【図13】 排気マフラー上部にエンジン冷却ファンを配設した実施例のボンネット内の側面図である。
【図14】 エンジン室と排気マフラー室を分割した構成のボンネット内の側面図である。
【図15】 同じく別実施例側面図である。
【図16】 同じく別実施例側面図である。
【図17】 エンジン下部の導風口にエンジン冷却ファンを配設した実施例のボンネット内の側面図である。
【図18】 同じく別実施例側面図である。
【図19】 同じく別実施例側面図である。
【図20】 ラジエータ冷却風を排気マフラー室に誘導する構成のボンネット内の側面図である。
【図21】 ラジエータ冷却風をエンジン室内に誘導する構成のボンネット内の側面図である。
【図22】 ラジエータ冷却風をオイルパン部分に誘導する構成のボンネット内の側面図である。
【図23】 (a)は導風口をスリット形状とした構成を示すボンネットの底面図、(b)は導風口にフィルターを貼着した構成のボンネットの底面図である。
【図24】 防振装置を介して遮蔽板を装着した状態を示すボンネット正面図である。
【図25】 エンジン周囲に膨張型消音器構造を配置した構成を示す正面図である。
【符号の説明】
4 ボンネット
5 エンジン
13 ラジエータ
14 ラジエータ冷却ファン
15 エンジン冷却ファン
40 遮蔽板
43 導風口
50 エンジン室
51 電装部品
52 排気マフラー
53 排気マフラー室
Claims (4)
- トラクタの密閉型エンジン室において、ラジエータ(13)は別に配置して、エンジン(5)のみの周囲全体に遮蔽板(40)を設けて、密閉型エンジン室(50)を構成し、該遮蔽板(40)にエンジン(5)の冷却風の導風口(43)と吐出口を別々に設け、該吐出口に、前記ラジエータ(13)を冷却するラジエータ冷却ファン(14)とは別の、エンジン冷却ファン(15)を設け、外気によりエンジン(5)を冷却する構成とし、該エンジン冷却ファン(15)により送り出された熱風を外気側に誘導するダクト(16)を設け、エンジン(5)を冷却後の熱風を外気側へ送り出すよう構成し、該エンジン冷却ファン(15)のケーシングを、前記遮蔽板(40)に取付け、前記密閉型エンジン室(50)への冷却風の導風口(43)をオイルパン(5a)の下部近傍に形成し、該導風口(43)の左右側部で、前記オイルパン(5a)の側面近傍に導風ガイド(17・17)を設け、該導風ガイド(17・17)はエンジン(5)の前後長さの全長に渡って遮蔽板(40)上に立設し、前記導風口(43)から取込まれる冷却風がオイルパン(5a)の側部を上方に通過し、エンジン(5)の側部に案内されるよう構成したことを特徴とするトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造。
- 請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記密閉型エンジン室(50)内の前記オイルパン(5a)の下部前後面近傍で、前記導風ガイド(17・17)の前後位置に、該遮蔽板(40)より規制板(18・18)を立設し、前記導風口(43)から取込まれる冷却風のオイルパン(5a)前後方向への流れを遮断するよう構成したことを特徴とするトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造。
- 請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記ラジエータ冷却ファン(14)とエンジン冷却ファン(15)を、それぞれエンジン出力により駆動される同一軸上に配設し、エンジン冷却ファン(15)のケーシングを、前記遮蔽板(40)に取付けたことを特徴とするトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造。
- 請求項1記載のトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造において、前記遮蔽板(40)により密閉されるエンジン室(50)の周囲に、中空部である消音室(59)を設けて、該エンジン室(50)と消音室(59)の間、及び、該消音室(59)と外部との間に連通路(30・31)を設けたことを特徴とするトラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造。
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