JPH11192396A - 洗濯機における内部ホースの接続構造 - Google Patents

洗濯機における内部ホースの接続構造

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JPH11192396A
JPH11192396A JP10187548A JP18754898A JPH11192396A JP H11192396 A JPH11192396 A JP H11192396A JP 10187548 A JP10187548 A JP 10187548A JP 18754898 A JP18754898 A JP 18754898A JP H11192396 A JPH11192396 A JP H11192396A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部ホースに対して外部ホースを接続する場
合に、継手に対して内部ホースが洗濯機内部に外れてし
まうことを確実に防止することができるようにする点に
ある。 【解決手段】 洗濯槽又は脱水槽等の下部の排水口に一
端が接続された内部ホース1の他端部を本体に支持させ
た継手5により本体外部に貫通突出させ、この突出させ
た内部ホース1の他端部に本体横側に備えた排水用の外
部ホース2を接続してなる洗濯機における内部ホース1
の接続構造であって、前記内部ホース1に備えさせた被
係合部6にホース長手方向と交差する方向から係合させ
てホース長手方向への移動を阻止するための係合部5A
を前記継手5に備えさせたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯槽又は脱水槽
等の内部の水を本体横側に備えた排水用の外部ホースを
通して外部に排出するために、洗濯槽又は脱水槽等の下
部の排水口から外部まで案内する内部ホースと外部ホー
スとを連結してなる洗濯機における内部ホースの接続構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記洗濯機における内部ホースの接続構
造は、従来、図11及び図12に示す構造が用いられて
いた。つまり、内部ホース1の先端筒状部1Aの外面に
周方向に所定間隔置きに突出部1Tの3個を突出形成
し、これら突出部1T…に係合する被係合部としての凹
部5D…を洗濯機本体に固定される継手5の内周面に前
記と同一間隔で形成している。そして、内部ホース1の
先端筒状部1Aに継手5を押し込むことにより、凹部5
D…に突出部1T…を係合させて、内部ホース1と継手
5とを連結した後、継手5を洗濯機本体に固定するので
ある。次に、継手5を通して洗濯機本体外部に突出した
内部ホース1の先端筒状部1Aに外部ホース2を外嵌す
ることにより内部ホース1と外部ホース2との接続を完
了するようにしている(図1参照)。図に示す7は、前
記内部ホース1が図1に示すように90度まで屈曲でき
るように可撓性を有する軟弱な材質で構成しているた
め、内部ホース1の先端筒状部1Aに内嵌して補強を行
うための補強パイプであり、このように補強パイプ7に
より先端筒状部1Aの補強を行うことによって、外部ホ
ース2との接続がスムーズに行えるようにしている。
【0003】ところで、内部ホース1と外部ホース2と
の接続部に対してシール処理を施さないため、図1に示
すように、内部ホース1の外径寸法Xに対して外部ホー
ス2の内径寸法Yが僅かに大きい程度に設定することに
よって、内部ホース1と外部ホース2との嵌合接続だけ
で接続部でのシール性能を得るようにしている。このた
め、内部ホース1に対して外部ホース2を接続するに
は、大きな力で外部ホース2を押し込んで行かなければ
ならないため、前記内部ホース1と継手5との係合部に
前記大きな力が作用することになる。
【0004】上記のように係合部に大きな力が作用する
と、この大きな力が作用する方向と係合部の係合離脱方
向とが同一であるため、継手5に対して内部ホース1が
洗濯機内部に外れ易いものであった。このように、継手
5から内部ホース1が洗濯機内部に外れてしまうと、洗
濯機の底板を取り外した後、継手5に再度内部ホース1
を差し込まなければならず、非常に手間のかかる作業に
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、内部ホースに対して
外部ホースを接続する場合に、継手に対して内部ホース
が洗濯機内部に外れてしまうことを確実に防止すること
ができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、洗濯槽又は脱水槽等の下部の排水口に一端
が接続された内部ホースの他端部を本体に支持させた継
手により本体外部に貫通突出させ、この突出させた内部
ホースの他端部に本体横側に備えた排水用の外部ホース
を接続してなる洗濯機における内部ホースの接続構造で
あって、前記内部ホースに備えさせた被係合部にホース
長手方向と交差する方向から係合させてホース長手方向
への移動を阻止するための係合部を前記継手に備えさせ
たことを特徴としている。従って、内部ホースの被係合
部と継手の係合部との係合方向がホース長手方向とは異
なる方向、つまりホース長手方向と交差する方向に設定
しているから、内部ホースに外部ホースを押し込む際に
必要となる大きな力が内部ホースと継手の接続部に作用
しても、内部ホースと継手とが外れることを確実に防止
できる。
【0007】前記被係合部が内部ホースの周方向に形成
した係合溝から構成し、この係合溝に対して前記継手を
90度以内の回転により係合させるとともに、係合時に
は前記継手の係合部又は前記内部ホースの被係合部又は
それら両者が弾性変形することにより係合するように係
合溝の入口部の幅を継手の係合部の幅よりも小さく設定
している。つまり、内部ホースの被係合部と継手の係合
部との係合を、継手を90度以内の小角度回転させるこ
とにより行うことができる。又、係合溝の入口部の幅を
継手の係合部の幅よりも小さく設定することによって、
内部ホースの被係合部と継手の係合部とを係合させた後
は、継手の係合部又は内部ホースの被係合部又はそれら
両者が弾性変形するような大きな回転力が継手に作用し
ない限り、前記係合が離脱することがない。
【0008】前記内部ホースの他端部外面に螺旋部を形
成し、この螺旋部に沿って前記係合部が移動するように
該係合部を前記継手に傾斜姿勢で備えさせた係合片から
構成し、前記螺旋部の終端部又はその付近に前記係合片
に係合する被係合部を形成している。継手を内部ホース
に対して少なくとも1回転させることにより、内部ホー
スの螺旋部に沿って傾斜姿勢の係合片を案内させながら
継手を内部ホースの所定位置まで移動させる。そして、
螺旋部の終端部又はその付近に形成した被係合部に前記
係合片を係合させることによって、継手に対する内部ホ
ースの接続が完了するのである。この場合も、前記と同
様に、係合方向がホース長手方向と交差する方向であ
る。
【0009】前記係合状態の係合部を被係合部からの係
合離脱を阻止するための突起を前記内部ホースに突設す
ることによって、この突起を係合部が乗り越えることが
できる大きな力が係合離脱方向に作用しなければ、係合
状態が解除されることはない。
【0010】前記係合溝に係合部を移動案内するための
傾斜案内部を設けることによって、係合溝に係合部を傾
斜案内部により、スムーズに移動案内することができ
る。
【0011】前記被係合部を、前記係合部が乗り上げる
ための乗上部と、この乗上部を乗り上げてから嵌まり込
んで係合部の外周縁と面接当する内側面を備えた凹部と
から構成し、前記乗上部の上面を凹部側ほど高くなる傾
斜面に形成している。係合部を乗上部の傾斜面に沿って
移動させることにより、係合部が徐々に変形しながら乗
上部に乗り上げていく。乗り上げた後は、凹部に係合部
が嵌まり込み、凹部の内側面と係合部の外周縁とが面接
当して、凹部から係合部が離脱することを確実に阻止す
ることができる。
【0012】前記凹部が内部ホースの表面と直交する4
つの横側面を備えた矩形状のものでなり、この凹部に前
記係合部が嵌まり込んだ状態において、凹部の4つの横
側面にそれぞれ接当状態となる4つの横側面を備えた平
面視ほぼ矩形状の突起から該係合部を構成することによ
って、継手に対して内部ホースが回転する方向に対して
直交する方向で接当阻止するとともに、継手に対して内
部ホースがホース長手方向に移動する方向に対して直交
する方向で接当阻止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、洗濯機内の内部ホース1
と本体横側の外部ホース2の接続構造を示している。前
記内部ホース1は、可撓性を有するように合成樹脂(例
えばポリエチレン)等から波型形状に構成され、それの
一端を、洗濯機の洗濯槽兼脱水槽3の下端に該洗濯槽兼
脱水槽3の回転を許容し、且つ、シール処理された状態
で連結するとともに、他端を洗濯機の側壁4に固定され
ている継手5に貫通した状態で連結している。前記外部
ホース2は、合成樹脂製のものから構成する他、他の材
料で構成してもよい。合成樹脂から構成する場合には、
内部ホース1に接続する側の端部を、接続に支障のない
程度の保形強度を有するように構成することになる。図
では、洗濯槽兼脱水槽3を示したが、洗濯槽と脱水槽と
が分離した2槽タイプの洗濯機においても、本発明は適
応することができる。
【0014】前記内部ホース1と継手5との連結につい
て説明すれば、図1〜図3に示すように、前記継手5の
内部側端部内周に係合部としての一対の係合片5A,5
Aを備えさせ、この一対の係合片5A,5Aに係合する
一対の被係合部6,6を内部ホース1の先端筒状部1A
外面に備えさせている。図4にも示すように、前記各被
係合部6(図では一方の被係合部6のみを示している)
は、前記係合片5Aが入り込んで係合する溝部6Aと、
この溝部6Aの入口6Eを形成し、且つ、この入口6E
まで移動案内するための傾斜案内部6Bとを外周方向で
対照となる位置関係で2箇所に備えさせている。従っ
て、内部ホース1を継手5に挿通した後、継手5を内部
ホース1の長手方向と直交する方向に回転させることに
よって、図4に示すように、前記被係合部6内部に係合
片5Aを位置させる。前記内部ホース1と継手5の表面
にマークを付けておき、そのマークを合わせた後、内部
ホース1を継手5に挿通すれば、継手5を回転させるこ
となく、被係合部6内部に係合片5Aを位置させること
ができ、内部ホース1と継手5との連結をより迅速に行
うことができるのである。この状態から更にいずれかに
継手5を回転させることによって、破線で示す位置、つ
まり溝部6Aに係合片5Aを係合することによって、内
部ホース1と継手5との連結を完了する。前記被係合部
6を外周方向で対照となる位置関係で2箇所に備えさせ
た溝部6A,6Aと傾斜案内部6B,6Bとから構成す
ることによって、継手5の回転方向がどの方向、つまり
時計回り又は反時計回りのいずれの方向であっても、係
合片5Aを一方の溝部6Aに係合させることができる利
点があるが、一つの溝部6Aと一つの傾斜案内部6Bと
から各被係合部6を構成してもよい。又、被係合部6を
2個設ける他、1個設けたり3個以上設けて実施しても
よい。尚、この被係合部6に対して同数の係合片5Aを
備えさせることになる。
【0015】次に、前記内部ホース1の先端筒状部1A
の強度を向上させるための補強用パイプ7を先端筒状部
1A内に挿入した後、内部ホース1が連結された継手5
を側壁4に形成の開口部に内部から押し込む。このと
き、継手5の外周部に突出形成しているフランジ部5F
が側壁4の内面に接当するまで、継手5を押し込むこと
になる。この状態で、外側から固定用リング8により継
手5が開口部から内方側へ抜けてしまうことを阻止する
ようにしている。前記補強用パイプ7を先端筒状部1A
内に挿入した場合に先端筒状部1Aから補強用パイプ7
が1mm程度外部に突出するように構成したが、先端筒
状部1Aの端部と補強用パイプ7の端部とが面一状にな
るようにしてもよい。又、前記内部ホース1の先端筒状
部1Aの強度のみを高めるように先端筒状部1Aの材料
を他の部分と異なる材料を用いて強度アップを図るよう
にすれば、前記補強用パイプ7を省略して実施すること
もできる。このようにして、継手5を側壁4に固定した
後、継手5から外部に突出している内部ホース1の先端
筒状部1Aに外部ホース2の端部を差し込んで、外部ホ
ース2と内部ホース1との接続を完了するのである。
【0016】図5に示すように、前記継手5の係合片5
Aの厚み(幅)5Hを被係合部6の入口6Eの幅6Hよ
りも大きく設定し、継手5の係合片5Aが被係合部6の
入口6Eを通過する際に、継手5の係合片5A又は被係
合部6の入口6E部分又はそれら両者が弾性変形させ、
被係合部6の溝部6Aに係合片5Aを係合させるように
してもよい。又、図5に示すように、被係合部6の入口
6Eに弾性変形可能な突起9を設けることによって、溝
部6Aに入り込んで係合状態にある係合片5Aが係合離
脱方向に移動することを突起9により阻止することがで
きるようにしてもよい。
【0017】前記被係合部6を、図6に示すように構成
してもよい。つまり、前記内部ホース1の先端筒状部1
Aの外面に螺旋部10を形成し、この螺旋部10に沿っ
て継手5の係合部が移動するように該係合部を継手5に
傾斜姿勢で備えさせた一対の係合片5A,5Aから構成
し、前記螺旋部10の終端部又はその付近に前記一方の
係合片5A(図において右側点線で描いた)に係合する
被係合部6を形成している。従って、継手5を内部ホー
ス1の先端筒状部1Aに挿入した後、回転させることに
よって、前記のように螺旋部10に沿って継手5の係合
片5Aが移動する。そして、被係合部6に一方の係合片
5Aが接当したとき、被係合部6、又は係合片5A、又
はそれら両者が弾性変形する力で更に継手5を回転させ
ることによって、係合片5Aが被係合部6を通過して図
において右側点線で描いた位置に係合片5Aが位置する
ことによって、被係合部6と係合状態となり、前記回転
とは逆方向の回転が阻止されるのである。前記被係合部
6を1個設ける他、係合片5Aの個数と同数設けて実施
してもよい。又、係合片5Aを2個設ける他、1個又は
3個設けて実施してもよい。
【0018】前記被係合部6及び係合片5Aを、図7〜
図10に示すように構成してもよい。つまり、継手5の
内部ホース1側端部内面の3箇所に4つの横側面5a,
5b,5c,5dを備えた平面視ほぼ矩形状の突起を設
けて、前記係合片5Aを構成している。又、内部ホース
1の先端筒状部1Aの外面に、前記突起5Aが乗り上げ
るための乗上部11と、この乗上部11を乗り上げてか
ら嵌まり込んで突起5Aの横側面5a,5b,5c,5
dと面接当する内側面12A,12B,12C,12D
を備えた凹部12とを設けて、前記被係合部6を構成し
ている。前記内側面12A,12B,12C,12D
は、内部ホース1の先端筒状部1Aの外面に突出させた
L字状の突出部13、前記内部ホース1のフランジ部1
F、前記乗上部11により形成している。前記横側面5
a,5b,5c,5d及び内側面12A,12B,12
C,12Dのそれぞれが、継手5の回転方向及び内部ホ
ース1のホース長手方向と直交する垂直面に構成してい
るから、例え洗濯槽等の回転力が内部ホース1に伝達さ
れた場合でも、内部ホース1が回転することを確実に阻
止することができる。そして、それら横側面5a,5
b,5c,5d及び内側面12A,12B,12C,1
2Dが変形したり、破損しない限り、凹部12に嵌まり
込んだ突起5Aが離脱することがないのである。継手5
と内部ホース1の接続について説明すれば、図7及び図
10に示す状態から継手5を内部ホース1の先端筒状部
1Aに図7の矢印で示す方向に移動させ、継手5の横側
面5bが内部ホース1のフランジ部1Fに接当させる。
このとき、継手5の突起5Aが周方向で隣合う被係合部
6,6同士間に位置しており、この状態において、継手
5を時計周りに回転させることにより、乗上部11に突
起5Aが乗り上げた後、凹部12に突起5Aが嵌まり込
んで、継手5と内部ホース1との接続が完了するのであ
る(図8及び図9参照)。図に示す14は、前記突出部
13から膨出させた膨出部であり、突出部13の保形強
度を高めるためのものであるが、この膨出部14を省略
して実施してもよい。前記突起5Aの4つの角部のうち
の凹部12側の2つの角部の一方を切り欠いて傾斜面5
Kを形成することによって、突起5Aを凹部12内に嵌
まり込み易いようにすることができる利点があるが、突
起5Aの角部を切り欠かないで実施することもできる。
又、突起5Aを平面視ほぼ矩形状に形成したが、三角形
又は五角形等の四角形以外の多角形の他、円形や楕円
形、あるいは台形や菱形等、どのような形状に形成して
もよい。
【0019】前記乗上部11の上面を、図7及び図8に
示すように、凹部側ほど高くなる傾斜面に形成してあ
り、突起5Aが乗上部11を乗り上げ易いようにしてい
る。尚、この傾斜面の角度は、図に示す角度(約30
°)に限定されるものではない。又、図8に示すよう
に、周方向に設けた3個の突起5Aに対して凹部12を
周方向2個設けたが、これら突起5Aに対する凹部12
の個数は自由に変更可能である。又、突起5A及び凹部
12をそれぞれ、1個設けて実施してもよく、突起5A
及び凹部12の個数は何個でもよい。前記継手5は、合
成樹脂で形成する他、金属やセラミック等、どのような
材料で構成してもよい。前記継手5を合成樹脂で形成す
る場合には、継手5の成形時に前記突起5Aを継手5に
一体形成することができるが、別体に形成された突起5
Aを継手5に取り付けて実施してもよい。図9に示して
いるように、内部ホース1に対して補強用パイプ7を挿
入することによって、内部ホース1の先端筒状部1Aの
保形強度を向上させる他、前記乗上部11、突出部1
3、フランジ部1Fの保形強度も向上させることがで
き、前記凹部12から突起5Aがより一層離脱し難くす
ることができる。尚、この補強用パイプ7は、前記同様
に内部ホース1の先端筒状部1Aの保形強度が十分にあ
る場合には、省略することができる。前記内部ホース1
に対する補強用パイプ7の挿入深さは、図に示すものに
限定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】請求項1によれば、内部ホースの被係合
部と継手の係合部との係合方向がホース長手方向とは異
なる方向、つまりホース長手方向と交差する方向に設定
しているから、内部ホースに外部ホースを押し込む際に
必要となる大きな力が内部ホースと継手の接続部に作用
しても、内部ホースと継手とが外れることを確実に防止
でき、従来のように一々洗濯機の底板を取り外して継手
に再度内部ホースを差し込む等の作業が不要になり、洗
濯機の組立作業の迅速化を図ることができる。
【0021】請求項2によれば、内部ホースの被係合部
と継手の係合部との係合を、継手を90度以内の小角度
回転させることにより行うことができ、内部ホースと継
手の連結を迅速に行うことができる。又、係合溝の入口
部の幅を継手の係合部の幅よりも小さく設定することに
よって、内部ホースの被係合部と継手の係合部とを係合
させた後は、継手の係合部又は内部ホースの被係合部又
はそれら両者が弾性変形するような大きな回転力が継手
に作用しない限り、前記係合が離脱されることがなく、
容易に係合が解除されることなく、長期間に渡って内部
ホースの被係合部と継手の係合部との係合状態を維持す
ることができる。
【0022】請求項3によれば、継手を内部ホースに対
して少なくとも1回転させることにより、内部ホースの
螺旋部に沿って傾斜姿勢の係合片を案内させながら継手
を内部ホースの所定位置まで移動させるから、例えば螺
旋部が内部ホースの長手方向に2山以上存在する場合
に、係合片が1山を外れるようなことがあっても、2山
目によって内部ホースの長手方向に係合片が移動するこ
とを阻止することができ、内部ホースに対する継手の外
れ防止をより確実に行うことができる。
【0023】請求項4によれば、内部ホースに設けた突
起を係合部が乗り越えることができる大きな力が係合離
脱方向に作用しなければ、係合部と被係合部との係合状
態が解除されることがなく、内部ホースに対する継手の
外れ防止を更に一層確実に行うことができる。
【0024】請求項5によれば、係合溝に係合部を移動
案内するための傾斜案内部を設けることによって、係合
溝の入口に対して係合部が外れている場合でも、係合溝
に係合部を傾斜案内部により、スムーズ且つ確実に移動
案内することができ、係合溝に係合部を迅速に係合させ
ることが可能になり、継手と内部ホースとの連結を迅速
に行える。
【0025】請求項6によれば、係合部が乗上部に乗り
上げた後、凹部に嵌まり込むことによって、凹部の内側
面と係合部の外周縁とが面接当して、凹部から係合部が
ホース長手方向で離脱することを阻止することができる
ことは勿論のこと、洗濯槽等の回転力が内部ホースに伝
達されて内部ホースが回転することをも阻止して、凹部
から係合部が内部ホース回転方向で離脱することをも阻
止することができ、継手と内部ホースとの接続が外れる
といったことを確実に防止し、長期間に渡って良好に使
用することができる。しかも、係合部が乗上部の傾斜面
に沿って乗り上げることにより、係合部を乗上部に乗り
上げさせるための大きな操作力を不要にするとともに、
急激に乗り上げさせる場合の係合部や乗上部の変形や破
損等を招くことがなく、接続作業を容易かつ良好に行う
ことができる。
【0026】請求項7によれば、凹部が内部ホースの表
面と直交する4つの横側面を備えた矩形状のものでな
り、この凹部に前記係合部が嵌まり込んだ状態におい
て、凹部の4つの横側面にそれぞれ接当状態となる4つ
の横側面を備えた平面視ほぼ矩形状の突起から係合部を
構成することによって、継手に対して内部ホースが回転
する方向及び継手に対して内部ホースがホース長手方向
に移動する方向に対して最も阻止力を作用させることが
できる方向から接当阻止することができ、継手と内部ホ
ースとの接続が外れることをより一層確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗濯槽兼脱水槽の下端に連結された内部ホース
と洗濯機本体横側の外部ホースとの接続構造を示す縦断
側面図
【図2】継手と内部ホースの斜視図
【図3】継手と内部ホースとを連結した状態の一部断面
にした側面図
【図4】係合部と被係合部との係合前の状態を示す側面
【図5】被係合部の別の形態を示す側面図
【図6】継手と内部ホースの構成の別の形態を示す一部
断面にした側面図
【図7】継手と内部ホースの構成の別の形態を示す斜視
【図8】図7の継手と内部ホースとを連結した状態の縦
断正面図
【図9】図7の継手と内部ホースとを連結した状態の縦
断側面図
【図10】図7の継手と内部ホースとを連結するために
突起の動きを示す説明図
【図11】継手と内部ホースとを連結した状態の従来例
を示す正面図
【図12】継手と内部ホースとを連結する前の状態の従
来例を示す一部断面にした側面図
【符号の説明】
1 内部ホース 1A 先端筒状部 1T 突出部 1F フランジ部 2 外部ホース 3 洗濯槽兼脱水槽 4 側壁 5 継手 5A 係合片( 突起) 5D 凹部 5H 厚み(幅) 5F フランジ部 5a〜5d 横側面 6 被係合部 6A 溝部 6B 傾斜案内部 6E 入口 6H 幅 7 補強用パイプ 8 固定用リング 9 突起 10 螺旋部 11 乗上部 12 凹部 12A 〜12D 内側面 13 突出部 14 膨出部 X 外形寸法 Y 内径寸法

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽又は脱水槽等の下部の排水口に一
    端が接続された内部ホースの他端部を本体に支持させた
    継手により本体外部に貫通突出させ、この突出させた内
    部ホースの他端部に本体横側に備えた排水用の外部ホー
    スを接続してなる洗濯機における内部ホースの接続構造
    であって、前記内部ホースに備えさせた被係合部にホー
    ス長手方向と交差する方向から係合させてホース長手方
    向への移動を阻止するための係合部を前記継手に備えさ
    せたことを特徴とする洗濯機における内部ホースの接続
    構造。
  2. 【請求項2】 前記被係合部が内部ホースの周方向に形
    成した係合溝から構成し、この係合溝に対して前記継手
    を90度以内の回転により係合させ、係合時には前記継
    手の係合部又は前記内部ホースの被係合部又はそれら両
    者が弾性変形することにより係合するように係合溝の入
    口部の幅を継手の係合部の幅よりも小さく設定してなる
    請求項1記載の洗濯機における内部ホースの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記内部ホースの他端部外面に螺旋部を
    形成し、この螺旋部に沿って前記係合部が移動するよう
    に、該係合部を前記継手に傾斜姿勢で備えさせた係合片
    から構成し、前記螺旋部の終端部又はその付近に前記係
    合片に係合する被係合部を形成してなる請求項1記載の
    洗濯機における内部ホースの接続構造。
  4. 【請求項4】 前記係合状態の係合部を被係合部からの
    係合離脱を阻止するための突起を前記内部ホースに突設
    してなる請求項1記載の洗濯機における内部ホースの接
    続構造。
  5. 【請求項5】 前記係合溝に係合部を移動案内するため
    の傾斜案内部を設けてなる請求項2記載の洗濯機におけ
    る内部ホースの接続構造。
  6. 【請求項6】 前記被係合部を、前記係合部が乗り上げ
    るための乗上部と、この乗上部を乗り上げてから嵌まり
    込んで係合部の外周縁と面接当する内側面を備えた凹部
    とから構成し、前記乗上部の上面を凹部側ほど高くなる
    傾斜面に形成してなる請求項1記載の洗濯機における内
    部ホースの接続構造。
  7. 【請求項7】 前記凹部が内部ホースの表面と直交する
    4つの横側面を備えた矩形状のものでなり、この凹部に
    前記係合部が嵌まり込んだ状態において、凹部の4つの
    横側面にそれぞれ接当状態となる4つの横側面を備えた
    平面視ほぼ矩形状の突起から該係合部を構成してなる請
    求項6記載の洗濯機における内部ホースの接続構造。
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