JP2561039Y2 - スナップ釦の構造 - Google Patents

スナップ釦の構造

Info

Publication number
JP2561039Y2
JP2561039Y2 JP1990117720U JP11772090U JP2561039Y2 JP 2561039 Y2 JP2561039 Y2 JP 2561039Y2 JP 1990117720 U JP1990117720 U JP 1990117720U JP 11772090 U JP11772090 U JP 11772090U JP 2561039 Y2 JP2561039 Y2 JP 2561039Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snap button
opening
stud
male member
peripheral flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990117720U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0474009U (ja
Inventor
辰一 東風谷
Original Assignee
スコービル・ジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スコービル・ジャパン株式会社 filed Critical スコービル・ジャパン株式会社
Priority to JP1990117720U priority Critical patent/JP2561039Y2/ja
Publication of JPH0474009U publication Critical patent/JPH0474009U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561039Y2 publication Critical patent/JP2561039Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の分野〕 本考案はスナップ釦の構造に関する。
〔従来技術の説明〕
従来、スナップ釦は、第6図に示されるようにスタッ
ド部分1を具備する雄部材3と、前記スタッド部分1を
受けるための開口部5を具備する雌部材7とを弾発的に
係脱させるようになっている。
しかしながら、衣服等に取付けた実用状況下では釦部
材には一般に、係合方向に対する横断方向の、矢印a、
bで示されるような外力或は引張力が加わるがその際、
前述の如き構造のスナップ釦ではそうした引張力は雄部
材のスタッド部分1と、該スタッド部分1を弾発的に受
入れ且つ係入したスタッド部分1が抜けないよう雌部材
の開口部5に沿って設けたばね部分9との接触部分に集
中される。その結果、前記ばね部分9は次第に緩くな
り、その役を為さなくなってしまう傾向がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
解決しようとする問題点は、衣服等に取付けた実用状
況下で釦部材に加わる、前述の如き係合方向に対する横
断方向の引張力が、雄部材のスタッド部分とばね部分と
の接触部分に集中されその結果、前記ばね部分は次第に
緩くなり、その役を為さなくなってしまう傾向がある点
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に於ては、中央の開口部分及び周囲フランジ部
分を具備する雌部材及び、前記開口部分に弾発係合し得
る中央のスタッド部分及び周囲フランジ部分を具備する
雄部材から成立つスナップ釦組合せ体であって、 前記雌部材及び雄部材の一方がその周囲フランジ部分
に複数の突起部分を有し、 前記前記雌部材及び雄部材の他方が、前記突起部分を
嵌合させ得る孔部分をその周囲フランジ部分に具備し、
スナップ釦の係合状態での突起部分及び孔部分間の横断
方向の移動空間が、開口部分とスタッド部分との間の移
動空間よりも小さくなるように設定されることを特徴と
するスナップ釦組合せ体が提供される。また前記突起部
分はスタッド部分及び開口部分の一方を中心として対称
配置され、孔部分はスタッド部分及び開口部分の他方を
中心として対称配置される。
こうした構成によって、前述の如きスナップ釦の係合
方向に対する横断方向の引張力は雄部材のスタッド部分
とばね部分との接触部分に集中することがなくなる。
〔実施例の説明〕
以下に第1図から第5図を参照して本考案を詳しく説
明する。
第1図及び第2図には本考案に従うプラスチック製の
スナップ釦を構成する雄部材10の平面図及び断面図が夫
々示される。該雄部材10は従来と同様のスタッド部分12
をその中央に具備する他に、フランジ部分14に於て、図
面では4つが例示される複数の突起16を有している。こ
れら突起16は後述する雌部材の対応する孔に係入し得る
寸法形状とされる。
第3図及び第4図には本考案に従うスナップ釦に於て
前記雄部材10に対応する雌部材18の平面図及び断面図が
夫々例示される。該雌部材18にも従来と同様に、前記雄
部材10のスタッド部分12を受入れるための開口部20と、
該開口部20の円周に沿って形成された、前記スタッド部
分12の膨出部分22を弾発的に係脱させるためのばね部材
24とを具備している。そしてそのフランジ部分26には、
前記雄部材のフランジ部分14に形成された複数の突起16
を係入させるための、前記突起16と同数の孔28が形成さ
れている。前記孔28には前記雄部材10と雌部材18との係
合に際し実質的に同時に前記突起16が係入する。しかし
ながら、前記突起16及び孔28は、その内側間隙寸法″
a″が、第5図に示されるように、前記開口部20及び前
記スタッド部分の膨出部分22間の間隙寸法″b″より
も、またばね部材24及びスタッド部分間の間隙寸法″
c″よりも小さくなるように設定される。こうした構成
とすることにより、雄部材10を矢印A方向に、そして雌
部材18を矢印B方向に移動しようとする外力がスナップ
釦組合せ体に加えられた場合、そうした外力は前記突起
16の外側表面と孔28の内側表面とが相互に接触すること
によって受け止められ、前記ばね部材24或はスタッド部
分12には伝達されることがない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、弾発的に係脱する構造のスナップ釦
組合せ体に於て、弾発係合部分における係合力の低下が
防止される。
以上本考案を具体例を参照して説明したが、本発明の
内で多くの変更を成し得ることを理解されたい。例え
ば、本考案の構成は金属製のスナップ釦に於ても適用さ
れ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従うスナップ釦を構成する雄部材の平
面図である。 第2図は第1図を線イ−イで切断した断面図である。 第3図は本考案に従うスナップ釦を構成する雌部材の平
面図である。 第4図は第3図を線ロ−ロで切断した断面図である。 第5図は本考案に従うスナップ釦の係合状況における部
分拡大断面図である。 第6図は従来からのスナップ釦の係合状況下ででの、係
合方向に対する横断方向の外力が作用する状況を表す断
面図である。 尚、図中主な部分の名称は以下の通りである。 10:雄部材 12:スタッド部分 14:フランジ部分 16:突起 18:雌部材 20:開口部 22:膨出部分 24:ばね部材 26:フランジ部分 28:孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央の開口部分(20)及び周囲フランジ部
    分(26)を具備する雌部材(18)及び、前記開口部分に
    弾発係合し得る中央のスタッド部分(12)及び周囲フラ
    ンジ部分(14)を具備する雄部材(10)から成立つスナ
    ップ釦組合せ体であって、 前記雌部材(18)及び雄部材(10)の一方がその周囲フ
    ランジ部分に複数の突起部分(16)を有し、 前記雌部材及び雄部材の他方が、前記突起部分(16)を
    嵌合させ得る孔部分(28)をその周囲フランジ部分に具
    備し、 スナップ釦の係合状態での突起部分(16)及び孔部分
    (28)間の横断方向の移動空間が、開口部分(20)とス
    タッド部分(12)との間の移動空間よりも小さくなるよ
    うに設定されることを特徴とするスナップ釦組合せ体。
  2. 【請求項2】突起部分はスタッド部分及び開口部分の一
    方を中心として対称配置され、孔部分はスタッド部分及
    び開口部分の他方を中心として対称配置される実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のスナップ釦組合せ体。
JP1990117720U 1990-11-13 1990-11-13 スナップ釦の構造 Expired - Fee Related JP2561039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990117720U JP2561039Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 スナップ釦の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990117720U JP2561039Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 スナップ釦の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0474009U JPH0474009U (ja) 1992-06-29
JP2561039Y2 true JP2561039Y2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=31865626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990117720U Expired - Fee Related JP2561039Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 スナップ釦の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561039Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104523081A (zh) * 2015-02-03 2015-04-22 万里程 一种夹扣、一种包含囊芯物的生活用品及其制造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006045185A1 (de) * 2006-09-25 2008-04-03 Ykk Corporation Matrizenteil eines Druckknopfes
JP5174239B2 (ja) * 2009-06-10 2013-04-03 Ykk株式会社 スナップボタン

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143702U (ja) * 1974-05-10 1975-11-27

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104523081A (zh) * 2015-02-03 2015-04-22 万里程 一种夹扣、一种包含囊芯物的生活用品及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0474009U (ja) 1992-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0195082U (ja)
US4430777A (en) Socket component for snap fastener
JP2561039Y2 (ja) スナップ釦の構造
JPH0436655Y2 (ja)
JPH0641514U (ja) スナップボタン
JPS62142911U (ja)
JPS61111306U (ja)
JPH026808Y2 (ja)
JPH0450706U (ja)
JPS6217911U (ja)
JPH02116020U (ja)
JPS6188211U (ja)
JPH0431510U (ja)
JPH03112888U (ja)
JP2531524B2 (ja) はとめ
JPH048892U (ja)
JPS5811066Y2 (ja) 押釦同調器におけるクランク軸の固定構造
JPH0293590U (ja)
JPS6390535U (ja)
JPS6152732U (ja)
JPH0468586U (ja)
JPH0289911U (ja)
JPS622612U (ja)
JPS626509U (ja)
JPH0422212U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees