JPH11180743A - 吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリート - Google Patents
吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリートInfo
- Publication number
- JPH11180743A JPH11180743A JP35548697A JP35548697A JPH11180743A JP H11180743 A JPH11180743 A JP H11180743A JP 35548697 A JP35548697 A JP 35548697A JP 35548697 A JP35548697 A JP 35548697A JP H11180743 A JPH11180743 A JP H11180743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- test
- spraying
- cement
- fine powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B18/00—Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B18/04—Waste materials; Refuse
- C04B18/06—Combustion residues, e.g. purification products of smoke, fumes or exhaust gases
- C04B18/08—Flue dust, i.e. fly ash
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00034—Physico-chemical characteristics of the mixtures
- C04B2111/00146—Sprayable or pumpable mixtures
- C04B2111/00155—Sprayable, i.e. concrete-like, materials able to be shaped by spraying instead of by casting, e.g. gunite
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
粉塵低減性などの施工性や強度発現性を改善する吹付け
用コンクリート混和材および吹付け用コンクリートを提
供することとしている。 【解決手段】少なくともセメント、細骨材及び粗骨材か
らなる材料中に配合される微粉末である吹付け用コンク
リート混和材であって、前記微粉末は、石炭燃焼時に排
出されたフライアッシュを粉砕することなくそのまま分
級し、この分級により得られた物であることを特徴とす
る吹付け用コンクリート混和材としている。
Description
ト、細骨材、及び粗骨材からなる材料に配合する吹付け
用コンクリート混和材、及びこの混和材を用いた吹付け
用コンクリートに関するものである。詳しくは、吹付機
を用いて施工する吹付け工法に適した、ポンプ圧送性、
付着性、粉塵低減性等の施工性と強度発現性に優れた吹
付け用コンクリート混和材並びに吹付け用コンクリート
に関するものである。
面、トンネルの覆工及び法面の保護、並びに煙突などの
コンクリート構造物の耐火被覆等に用いられ、コンクリ
ートのダレや剥落等を防止するため、急結剤を吹付け直
前に生コンクリートに添加して吹付ける湿式吹付けコン
クリート工法、或いは予め急結剤を添加したドライミッ
クスコンクリート材料に、吹付け直前に水を添加して吹
付ける乾式吹付けコンクリート工法が行なわれている。
これらの吹付けコンクリート工法は、吹付け時に多量の
粉塵が発生して作業環境を悪化したり、はね返りや剥落
などを発生して施工性や経済性を低下するなどの問題が
あった。
57147には、湧水吹付け面への吹付けコンクリート
の付着力を材料面から改善してはね返りを減少し、急結
剤の添加量が少なくでき、ポンプ圧送性をも改善される
技術として、吹付けコンクリート中の細骨材の10〜2
0容量%をフライアッシュで置換した配合のコンクリー
トが提案されている。
プ圧送性、付着性、粉塵低減性、短・長期強度に優れた
高性能の吹付けコンクリートを得る技術として、吹付け
コンクリートの細骨材100重量部に対して、炭酸カル
シウム,フライアッシュ,石粉,高炉水砕スラグなどを
3〜20重量部添加したコンクリートが提案されてい
る。
石炭を使用した火力発電所から排出されるフライアッシ
ュの粒径、粉末度及び未燃焼炭素などの品質は、石炭の
産地、燃焼温度、燃焼設備等により変動するために、こ
れを吹付けコンクリートに配合した場合、単位水量、空
気連行性、付着性、粉塵発生量及び強度発現性等が変動
することとなり、その対策を講ずる必要があった。
ム,石粉,高炉水砕スラグなどは、その粒子の形状が悪
いために、これを吹付けコンクリートに配合した場合、
単位水量が大幅に増加して凝結時間が遅延されたり強度
発現性が低下する。
ートのポンプ圧送性、付着性、粉塵低減性などの施工性
や強度発現性を多少改善することはできるものの、充分
に満足な効果を得ることはできない。
のポンプ圧送性、付着性、粉塵低減性などの施工性や強
度発現性を改善する吹付け用コンクリート混和材および
吹付け用コンクリートを提供することを目的にしてい
る。
に、請求項1の発明は、少なくともセメント、細骨材及
び粗骨材からなる材料中に配合される微粉末である吹付
け用コンクリート混和材であって、前記微粉末は、石炭
燃焼時に排出されたフライアッシュを粉砕することなく
そのまま分級し、この分級により得られた物であること
を特徴とする吹付け用コンクリート混和材としている。
いて、前記微粉末は、粒子径が20μ以下であることを
特徴とする吹付け用コンクリート混和材としている。
ント、細骨材、及び粗骨材からなる材料を混練して、吹
付機を用いて吹付け施工するための吹付け用コンクリー
トにおいて、前記材料中に石炭燃焼時に排出されたフラ
イアッシュを粉砕することなくそのまま分級し、この分
級により得られた微粉末を配合したことを特徴とする吹
付け用コンクリートとしている。
て、前記微粉末は、前記セメントまたは前記細骨材の少
なくともいずれかと置換させたことを特徴とする吹付け
用コンクリートとしている。
て、前記微粉末は、前記セメントまたは前記細骨材の3
0重量%以下と置換されたことを特徴とする吹付け用コ
ンクリートとしている。
いて、前記微粉末は、粒子径が20μ以下であることを
特徴とする吹付け用コンクリートとしている。
は、所望の大きさで角張った形状でなく曲面で構成され
た粒子を多く含有しているため、混練されたコンクリー
トが吹き付け機で吹き付けられるときでも、細骨材に比
べてもより粒径が小さく、またより滑らかで球形に近い
ため粘性が増しても流動性も増し、吹き付けが容易に出
来、吹き付け施工後でも落下もし難くしかも早い固形化
が図れる。
骨材及び粗骨材を材料としており、その用途によって添
加剤等が加えられている。吹付け用コンクリートにあっ
ては、吹付け時、吹付けシステムにおける流動性は確保
しなければならないものの、吹付け施工後は流動性は少
なくなり、硬化とともに初期強度が早く出るようにして
吹付けたコンクリートの剥落を防止することを考慮して
微粉末である混和材が添加される。
燃焼時に排出されるフライアッシュに注目した。そのフ
ライアッシュは、その微粉末が生成上破砕されたように
角張ったものはなくなめらかな曲面を有している。そこ
で、使用するフライアッシュは、粉砕されることなく所
望の大きさに、20ミクロン、10ミクロンあるいは5
ミクロンで分級選別される。
クリート中に配合された細骨材の30重量%以下を前記
の微粉末であるフライアッシュで置換させたものであ
り、その置換率5〜25重量%が好ましく、10〜20
重量%が最も好ましい。微粉末の置換率が3重量%未満
では吹付け用コンクリートの付着性、粉塵低減効果が充
分に発揮されず、30重量%を越えるとコンクリートの
単位水量や粘性が増大し、ポンプ圧送性や強度発現性を
低下させる場合がある。また、細骨材に対する微粉末の
置換率は、3〜30重量%の範囲で、吹付け用コンクリ
ートに使用する細骨材の産地や種類の相違による粒形、
粒度及び微粒分含有量等の品質に応じて最適な値を選択
することができる。
は、コンクリート中に配合されたセメントの30重量%
以下を前記の微粉末で置換させたものであり、20重量
%以下が好ましく、15重量%以下が特に好ましい。微
粉末の置換率が30重量%を超えると吹付けられたコン
クリートの短期強度発現性が低下する傾向を示す。ま
た、セメントに対する微粉末の置換率は、30重量%以
下の範囲で、所望の強度に応じて最適な値を選択するこ
とができる。
は、フライアッシュを粉砕することなく粒子径が20μ
の範囲以下に分級された微粉末である。微粉末は、石炭
焼成時に排出されたフライアッシュを粉砕することな
く、風力分級、電気集塵機における段別採取或いは静電
分離等の方法によって、20μ,10μ,あるいは5μ
等で分級して得られた球形の粒子を多く含有した微粉末
であり、粒子径の分級点や下限に特に制限はなく、具体
的には、特公平2−49264号公報に記載されたもの
が例示できる。
は、吹付け用コンクリートに配合される細骨材及び/又
はセメントの一部として置換して使用するものである。
とは、少なくともセメント、細骨材及び粗骨材、並びに
必要に応じて水、高性能減水剤及びセメントコンクリー
ト混和材料等を配合したコンクリートに、必要に応じて
急結剤を添加したものであり、法面の吹付けに際して
は、急結剤を必ずしも添加する必要はない。
通、早強等の各種ポルトランドセメントやフライアッシ
ュ、高炉スラグ及びシリカを混合した各種混合セメント
等を例示できるが、特に限定されるものではない。
砂、砕砂、山砂、陸砂及び海砂等が例示でき、その配合
量は特に限定されるものではなく、適宜、試験により選
定される。また、粗骨材は、吹付け用コンクリートの付
着性やはね返りを考慮して、一般的には最大寸法15m
m以下のものが好ましく使用されるが、特に限定はな
い。
シウムアルミネート系、カルシウムサルホアルミネート
系、焼成明バン系、及びアルミン酸アルカリ系等として
一般的に市販されている急結剤を使用することができ
る。急結剤の使用量は、その種類によって異なり、カル
シウムアルミネート系及びカルシウムサルホアルミネー
ト系急結剤の場合は、セメント重量に対して3〜10%
の範囲で、焼成明バン系及びアルミン酸アルカリ系の場
合には、セメント重量に対して3〜8%の範囲が好まし
い。
水量を低減して、その品質や初期及び長期の強度発現性
を改善する目的で、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮
合物塩、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリ
カルボン酸塩等を主成分とする市販の高性能減水剤や高
性能AE減水剤を使用することができ、特にポリカルボ
ン酸塩を主成分とする高性能減水剤は、凝結遅延性がほ
とんどなく、輸送時のスランプ(コンクリートの柔らか
さを測る値)低下が小さく好ましい。また、この発明の
吹付け用コンクリートは、必要に応じて炭酸カルシウ
ム、石粉、高炉スラグ粉末、シリカフューム等のセメン
トコンクリート混和材料を併用することもできる。
〜16のS(細骨材)/C(セメント)を3.0で一定
として、試験NO.1のW(水)/Cを50.0%とし、
試験NO.2〜16のW/Cを変化させて、試験NO.1で得
られたフロー±5mmの範囲になるように調整した。急結
剤(QP)の使用量は、細骨材置換の場合にはセメント
重量に対して6%,セメント置換の場合には、(セメン
ト+微粉末)に対して6%、また、試験NO.1〜14は、
高性能減水剤(NT)をセメント又は(セメント+微粉
末)重量に対して0.7%使用した。モルタルの練り上
がり温度は、19.0〜19.5℃であった。
1「セメントの物理試験方法」に規定されたミキサを用
い、急結剤以外の全材料投入後、連続して低速で3分間
とし、その後、15分間練り置き(静置)した後、急結
剤(QP)を添加して20秒間練り混ぜた。
0.7 フロー値の測り方による。
書1コンクリートの凝結時間試験方法による。
台上で振動させながら、突き棒で突き固め、コテで表面
を平滑に仕上げた。試験材齢は、3及び24時間とし、
供試体を所定の時間まで20℃,80%RHの養生室で
養生した。
切片によるコンクリートの圧縮強度試験方法」 によ
る。
中、試験NO.1(比較例),NO.2〜6(実施例),NO.
13〜14(比較例),NO.15(比較例),NO.16
(実施例)は、本発明のFA5,FA10,FA20を
細骨材に置換した場合であり、試験NO.7〜12は、セ
メントに置換した場合である。試験NO.1〜14は、高
性能減水剤を使用した場合であり、試験NO.15〜16
は、使用しない場合である。試験NO.1、NO.13及びN
O.14は、FA5,FA10,FA20を使用しない比
較例であり、試験NO.13はフライアッシュ(JFA)
を、NO.14は石灰石粉末(CCA)を使用した場合で
ある。試験の結果、次の知見が得られた。
た場合、置換率15%におけるW/C(単位水量)は、
種類の相違による差異はほとんど認められず、試験NO.
1の比較例に比べて僅かに大きくなり、試験NO.13
(JFA)及び試験NO.14(CCA)は、大幅に増加
する。また、置換率の増加に伴いW/Cが大きくなる傾
向を示す。
メントに置換した場合、置換率10%におけるW/C
は、FA5>FA10>FA20の順に小さくなり、試
験NO.1に比べて同等又は小さい。また、置換率の増加
に伴いW/Cが小さくなる。
た場合、置換率15%における凝結時間は、種類の相違
による顕著な差異は認められず、試験NO.1の比較例に
比べて同等又は促進され、試験NO.13(JFA)及び
試験NO.14(CCA)は、大幅に遅延する。また、置
換率が30%では遅延する傾向を示す。
メントに置換した場合、置換率10%における凝結時間
は、FA20>FA10>FA5の順に促進され、試験
NO.1に比べて同等又は促進される。また、置換率の増
加に伴い凝結時間が促進される。
した場合、置換率15%における初期(3,24時間)
圧縮強度は、種類の相違による顕著な差異は認められ
ず、試験NO.1の比較例に比べて大きくなり、試験NO.1
3(JFA)及び試験NO.14(CCA)は、試験NO.1
と同等である。また、置換率が30%では低下する傾向
を示す。
セメントに置換した場合、置換率10%における初期
(3,24時間)圧縮強度は、FA5>FA10>FA
20の順に大きくなり、試験NO.1に比べて大幅に増加
する。また、置換率を15%まで増加させても圧縮強度
の変化はほとんど認められないが、30%まで増加させ
ると小さくなる。
に示す。
す。コンクリートは、レディーミクストコンクリート工
場で製造した。また、コンクリート温度は、22.0〜
24.5℃であった。
式のスプリーマ(商品名)を使用した。
f/cm2のQガン(商品名)を使用した。
搬送して、Qガンでエアー搬送された急結剤を吹付けノ
ズル手前で、Y字管により混合して施工面に吹き付け
た。
法」による。
の圧力による試験方法」による。
シート上にはね返ったコンクリートの重量を測定し、総
吹付け重量から、はね返り率を下式によりを求めた。
け重量×100 (4) 粉塵濃度 粉塵濃度は、吹付け箇所から5m離れた位置で、デジタ
ル粉塵計を用いて吹付け1分間の粉塵積算値を測定し
た。
「プルアウト試験」に準拠し、せん断強度から換算し
た。また、材齢7日の強度は、JSCE−G 561に
準拠してパネルを作成し、JIS A 1107に準拠し
て採取したコア供試体によった。
りで、表中、試験NO.17は、本発明のFA20を使用
しない比較例であり、試験NO.18〜20は、FA20
を細骨材に4,9,14%置換した場合である。試験の
結果、次の知見が得られた。
0のコンクリートの単位水量は、試験NO.17の比較例
に比べて小さくなる。
認められず良好であった。
7の比較例に比べて小さく、置換率の増加に伴い小さく
なる傾向を示す。
7の比較例に比べて小さく、置換率の増加に伴い小さく
なる傾向を示す。
に比べて大幅に増加する。24hr以下の初期材齢では
置換率の増加に伴い強度が増加する傾向を示し、7日以
降では置換率の増加による顕著な相違は認められない。
示す。
に示す。コンクリートは、現場プラントで製造した。ま
た、コンクリート温度は、24.0℃であった。
用した。
式の急結剤供給機を使用した。
送して、急結剤を吹付けノズル手前で、Y字管により混
合して、吹付けロボットにより施工面に吹付けた。
法」による。
の圧力による試験方法」による。
敷き、吹付け終了後シート上にはね返ったコンクリート
の重量を測定し、総吹付け重量から、はね返り率を下式
によりを求めた。
け重量×100 (4) 粉塵濃度 粉塵濃度は、デジタル粉塵計を用いて測定した。測定位
置は、吹付け箇所から5m離れたトンネルの中央位置と
し、測定は、吹付け開始直前及び開始後1分ごとに、吹
付け終了5分経過後まで測定し、その平均値を計算して
求めた。
「プルアウト試験」に準拠し、せん断強度から換算し
た。また、材齢7日の強度は、JSCE−G 561に
準拠してパネルを作成し、JIS A 1107に準拠し
て採取したコア供試体によった。
すとおりで、表中、試験NO.21は、本発明のFA20
を細骨材に置換しない比較例であり、試験NO.22は、
フライアッシュ(JFA)を15%置換した比較例であ
り、試験NO.23は、FA20を15%置換した実施例
である。試験の結果、次の知見が得られた。
は、試験NO.21の比較例に比べて小さいが、試験NO.2
2は、試験NO.21に比べて大きい。
たが、試験NO.23は、脈動がまったく認められず良好
なポンプ圧送性を示した。
べて小さいが、試験NO.22は、試験NO.23に比べて大
きい。
べて小さいが、試験NO.22は、試験NO.23に比べて大
きい。
て大きいが、試験NO.22は、試験NO.23に比べて小さ
い。
級されたフライアッシュを混入することにより、ポンプ
圧送性に優れ、吹付け時の付着性が向上してはね返り率
が大幅に低減し、粉塵の発生を著しく低減するととも
に、初期及び長期強度発現も良好となる吹き付け用コン
クリート混和材を提供することが出来る。
に加え、より高い性能を示す。
用するため、請求項1の効果と同様な効果を持った吹き
付け用コンクリートを提供することが出来る。
効果に加え、より高い性能を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくともセメント、細骨材及び粗骨材
からなる材料中に配合される微粉末である吹付け用コン
クリート混和材であって、 前記微粉末は、石炭燃焼時に排出されたフライアッシュ
を粉砕することなくそのまま分級し、この分級により得
られた物であることを特徴とする吹付け用コンクリート
混和材。 - 【請求項2】 請求項1において、前記微粉末は、粒子
径が20μ以下であることを特徴とする吹付け用コンク
リート混和材。 - 【請求項3】 少なくともセメント、細骨材、及び粗骨
材からなる材料を混練して、吹付機を用いて吹付け施工
するための吹付け用コンクリートにおいて、前記材料中
に石炭燃焼時に排出されたフライアッシュを粉砕するこ
となくそのまま分級し、この分級により得られた微粉末
を配合したことを特徴とする吹付け用コンクリート。 - 【請求項4】 請求項3において、前記微粉末は、前記
セメントまたは前記細骨材の少なくともいずれかと置換
させたことを特徴とする吹付け用コンクリート。 - 【請求項5】 請求項4において、前記微粉末は、前記
セメントまたは前記細骨材の30重量%以下と置換され
たことを特徴とする吹付け用コンクリート。 - 【請求項6】 請求項3において、前記微粉末は、粒子
径が20μ以下であることを特徴とする吹付け用コンク
リート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35548697A JPH11180743A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35548697A JPH11180743A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180743A true JPH11180743A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18444230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35548697A Ceased JPH11180743A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11180743A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265249A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 湿式吹付け用セメントモルタル |
JP2002337132A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Nishimatsu Constr Co Ltd | コンクリート材料の配合方法およびコンクリート組成物 |
CN105330239A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-02-17 | 苏州万盛混凝土有限公司 | 一种耐热改性混凝土的制备方法 |
CN107986671A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-05-04 | 江苏苏博特新材料股份有限公司 | 一种低回弹、防腐型喷射混凝土专用复合掺和料及应用 |
CN108191354A (zh) * | 2018-03-15 | 2018-06-22 | 十九冶成都建设有限公司 | 喷射混凝土和喷射混凝土的制备方法 |
CN108455919A (zh) * | 2018-02-27 | 2018-08-28 | 四川正达检测技术有限责任公司 | 一种高性能混凝土 |
CN115180865A (zh) * | 2022-06-16 | 2022-10-14 | 安徽铁创新材料科技有限公司 | 一种喷射混凝土用增黏剂及其制备方法和应用 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS638248A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-14 | 四国電力株式会社 | セメント・コンクリ−ト用の品質改良材 |
JPH03295843A (ja) * | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Taisei Corp | セメント組成物 |
JPH042642A (ja) * | 1990-04-17 | 1992-01-07 | Shikoku Sogo Kenkyusho:Kk | 水密性コンクリート用セメント組成物およびその製造方法 |
JPH042644A (ja) * | 1990-04-17 | 1992-01-07 | Shikoku Sogo Kenkyusho:Kk | コンクリート用複合結合材料 |
JPH05254906A (ja) * | 1992-03-13 | 1993-10-05 | Lion Corp | 人工石材組成物 |
JPH05295550A (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-09 | Vacuum Metallurgical Co Ltd | ガスデポジション装置 |
JPH09249440A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35548697A patent/JPH11180743A/ja not_active Ceased
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS638248A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-14 | 四国電力株式会社 | セメント・コンクリ−ト用の品質改良材 |
JPH03295843A (ja) * | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Taisei Corp | セメント組成物 |
JPH042642A (ja) * | 1990-04-17 | 1992-01-07 | Shikoku Sogo Kenkyusho:Kk | 水密性コンクリート用セメント組成物およびその製造方法 |
JPH042644A (ja) * | 1990-04-17 | 1992-01-07 | Shikoku Sogo Kenkyusho:Kk | コンクリート用複合結合材料 |
JPH05254906A (ja) * | 1992-03-13 | 1993-10-05 | Lion Corp | 人工石材組成物 |
JPH05295550A (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-09 | Vacuum Metallurgical Co Ltd | ガスデポジション装置 |
JPH09249440A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002265249A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 湿式吹付け用セメントモルタル |
JP4553503B2 (ja) * | 2001-03-08 | 2010-09-29 | 住友大阪セメント株式会社 | 湿式吹付け用セメントモルタル |
JP2002337132A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | Nishimatsu Constr Co Ltd | コンクリート材料の配合方法およびコンクリート組成物 |
CN105330239A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-02-17 | 苏州万盛混凝土有限公司 | 一种耐热改性混凝土的制备方法 |
CN107986671A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-05-04 | 江苏苏博特新材料股份有限公司 | 一种低回弹、防腐型喷射混凝土专用复合掺和料及应用 |
CN108455919A (zh) * | 2018-02-27 | 2018-08-28 | 四川正达检测技术有限责任公司 | 一种高性能混凝土 |
CN108191354A (zh) * | 2018-03-15 | 2018-06-22 | 十九冶成都建设有限公司 | 喷射混凝土和喷射混凝土的制备方法 |
CN115180865A (zh) * | 2022-06-16 | 2022-10-14 | 安徽铁创新材料科技有限公司 | 一种喷射混凝土用增黏剂及其制备方法和应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4906374B2 (ja) | コンクリート二次製品及びその配合決定方法 | |
JPH11180743A (ja) | 吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリート | |
JPH1059760A (ja) | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP2003306369A (ja) | 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法 | |
JPH07267697A (ja) | 水硬性組成物 | |
JP2012116712A (ja) | 低収縮aeコンクリートの調製方法及び低収縮aeコンクリート | |
JP2686459B2 (ja) | コンクリート構造物の補修用注入材 | |
JP5227161B2 (ja) | セメント混和材及びセメント組成物 | |
JPH11349367A (ja) | 高耐久性セメント配合物の製造方法 | |
JP2002226247A (ja) | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP2000128616A (ja) | セメント組成物の製造方法 | |
JP4810914B2 (ja) | コンクリート組成物用微粉末並びにフレッシュコンクリート及びその流動性の改善方法 | |
JP2000109353A (ja) | 急結性吹付セメントコンクリート及びそれを用いた吹付工法 | |
JP4553503B2 (ja) | 湿式吹付け用セメントモルタル | |
JPH08188458A (ja) | 水中不分離性コンクリート組成物 | |
JPS6374943A (ja) | 吹付けコンクリート用セメント組成物 | |
JP2003137636A (ja) | 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法 | |
JPH08245255A (ja) | 低粉塵吹付けコンクリート組成物 | |
JPH09255387A (ja) | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP2000086319A (ja) | 急結性吹付セメントコンクリート及びそれを用いた吹付工法 | |
JPH1087360A (ja) | 吹付けコンクリート | |
JP2000335953A (ja) | 吹き付け用セメント組成物 | |
JP2000247715A (ja) | 湿式吹付用コンクリート | |
JP3844416B2 (ja) | 急結性セメントコンクリートの施工方法 | |
JP3087940B2 (ja) | 高強度型湿式吹付けコンクリ−ト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080909 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081031 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091104 |
|
AA92 | Notification of invalidation |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971092 Effective date: 20091117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100301 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100308 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20100430 |