JPH11180743A - 吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリート - Google Patents

吹付け用コンクリート混和材及びこれを用いた吹付け用コンクリート

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JPH11180743A
JPH11180743A JP35548697A JP35548697A JPH11180743A JP H11180743 A JPH11180743 A JP H11180743A JP 35548697 A JP35548697 A JP 35548697A JP 35548697 A JP35548697 A JP 35548697A JP H11180743 A JPH11180743 A JP H11180743A
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concrete
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spraying
cement
fine powder
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Seiji Kunihisa
清司 国久
Mitsuhiro Ishii
光裕 石井
Hironobu Murai
浩展 村井
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B18/00Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/06Combustion residues, e.g. purification products of smoke, fumes or exhaust gases
    • C04B18/08Flue dust, i.e. fly ash
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吹付けコンクリートのポンプ圧送性、付着性、
粉塵低減性などの施工性や強度発現性を改善する吹付け
用コンクリート混和材および吹付け用コンクリートを提
供することとしている。 【解決手段】少なくともセメント、細骨材及び粗骨材か
らなる材料中に配合される微粉末である吹付け用コンク
リート混和材であって、前記微粉末は、石炭燃焼時に排
出されたフライアッシュを粉砕することなくそのまま分
級し、この分級により得られた物であることを特徴とす
る吹付け用コンクリート混和材としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、少なくともセメン
ト、細骨材、及び粗骨材からなる材料に配合する吹付け
用コンクリート混和材、及びこの混和材を用いた吹付け
用コンクリートに関するものである。詳しくは、吹付機
を用いて施工する吹付け工法に適した、ポンプ圧送性、
付着性、粉塵低減性等の施工性と強度発現性に優れた吹
付け用コンクリート混和材並びに吹付け用コンクリート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吹付けコンクリートは、地山の壁
面、トンネルの覆工及び法面の保護、並びに煙突などの
コンクリート構造物の耐火被覆等に用いられ、コンクリ
ートのダレや剥落等を防止するため、急結剤を吹付け直
前に生コンクリートに添加して吹付ける湿式吹付けコン
クリート工法、或いは予め急結剤を添加したドライミッ
クスコンクリート材料に、吹付け直前に水を添加して吹
付ける乾式吹付けコンクリート工法が行なわれている。
これらの吹付けコンクリート工法は、吹付け時に多量の
粉塵が発生して作業環境を悪化したり、はね返りや剥落
などを発生して施工性や経済性を低下するなどの問題が
あった。
【0003】前記課題を解決するために、特開平4−3
57147には、湧水吹付け面への吹付けコンクリート
の付着力を材料面から改善してはね返りを減少し、急結
剤の添加量が少なくでき、ポンプ圧送性をも改善される
技術として、吹付けコンクリート中の細骨材の10〜2
0容量%をフライアッシュで置換した配合のコンクリー
トが提案されている。
【0004】更に、特開平8−295550には、ポン
プ圧送性、付着性、粉塵低減性、短・長期強度に優れた
高性能の吹付けコンクリートを得る技術として、吹付け
コンクリートの細骨材100重量部に対して、炭酸カル
シウム,フライアッシュ,石粉,高炉水砕スラグなどを
3〜20重量部添加したコンクリートが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合、
石炭を使用した火力発電所から排出されるフライアッシ
ュの粒径、粉末度及び未燃焼炭素などの品質は、石炭の
産地、燃焼温度、燃焼設備等により変動するために、こ
れを吹付けコンクリートに配合した場合、単位水量、空
気連行性、付着性、粉塵発生量及び強度発現性等が変動
することとなり、その対策を講ずる必要があった。
【0006】また後者の場合にあっては、炭酸カルシウ
ム,石粉,高炉水砕スラグなどは、その粒子の形状が悪
いために、これを吹付けコンクリートに配合した場合、
単位水量が大幅に増加して凝結時間が遅延されたり強度
発現性が低下する。
【0007】従って、これらの手段は、吹付けコンクリ
ートのポンプ圧送性、付着性、粉塵低減性などの施工性
や強度発現性を多少改善することはできるものの、充分
に満足な効果を得ることはできない。
【0008】そこで、この発明は、吹付けコンクリート
のポンプ圧送性、付着性、粉塵低減性などの施工性や強
度発現性を改善する吹付け用コンクリート混和材および
吹付け用コンクリートを提供することを目的にしてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、少なくともセメント、細骨材及
び粗骨材からなる材料中に配合される微粉末である吹付
け用コンクリート混和材であって、前記微粉末は、石炭
燃焼時に排出されたフライアッシュを粉砕することなく
そのまま分級し、この分級により得られた物であること
を特徴とする吹付け用コンクリート混和材としている。
【0010】また、請求項2の発明は、 請求項1にお
いて、前記微粉末は、粒子径が20μ以下であることを
特徴とする吹付け用コンクリート混和材としている。
【0011】また、請求項3の発明は、少なくともセメ
ント、細骨材、及び粗骨材からなる材料を混練して、吹
付機を用いて吹付け施工するための吹付け用コンクリー
トにおいて、前記材料中に石炭燃焼時に排出されたフラ
イアッシュを粉砕することなくそのまま分級し、この分
級により得られた微粉末を配合したことを特徴とする吹
付け用コンクリートとしている。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項3におい
て、前記微粉末は、前記セメントまたは前記細骨材の少
なくともいずれかと置換させたことを特徴とする吹付け
用コンクリートとしている。
【0013】また、請求項5の発明は、請求項4におい
て、前記微粉末は、前記セメントまたは前記細骨材の3
0重量%以下と置換されたことを特徴とする吹付け用コ
ンクリートとしている。
【0014】さらに、請求項6の発明は、請求項3にお
いて、前記微粉末は、粒子径が20μ以下であることを
特徴とする吹付け用コンクリートとしている。
【0015】
【作用】粉砕されることなく分級されたフライアッシュ
は、所望の大きさで角張った形状でなく曲面で構成され
た粒子を多く含有しているため、混練されたコンクリー
トが吹き付け機で吹き付けられるときでも、細骨材に比
べてもより粒径が小さく、またより滑らかで球形に近い
ため粘性が増しても流動性も増し、吹き付けが容易に出
来、吹き付け施工後でも落下もし難くしかも早い固形化
が図れる。
【0016】以下、この発明を詳細に説明する。
【0017】コンクリートは、少なくともセメント、細
骨材及び粗骨材を材料としており、その用途によって添
加剤等が加えられている。吹付け用コンクリートにあっ
ては、吹付け時、吹付けシステムにおける流動性は確保
しなければならないものの、吹付け施工後は流動性は少
なくなり、硬化とともに初期強度が早く出るようにして
吹付けたコンクリートの剥落を防止することを考慮して
微粉末である混和材が添加される。
【0018】この吹付け用コンクリート混和材は、石炭
燃焼時に排出されるフライアッシュに注目した。そのフ
ライアッシュは、その微粉末が生成上破砕されたように
角張ったものはなくなめらかな曲面を有している。そこ
で、使用するフライアッシュは、粉砕されることなく所
望の大きさに、20ミクロン、10ミクロンあるいは5
ミクロンで分級選別される。
【0019】この発明の吹付け用コンクリートは、コン
クリート中に配合された細骨材の30重量%以下を前記
の微粉末であるフライアッシュで置換させたものであ
り、その置換率5〜25重量%が好ましく、10〜20
重量%が最も好ましい。微粉末の置換率が3重量%未満
では吹付け用コンクリートの付着性、粉塵低減効果が充
分に発揮されず、30重量%を越えるとコンクリートの
単位水量や粘性が増大し、ポンプ圧送性や強度発現性を
低下させる場合がある。また、細骨材に対する微粉末の
置換率は、3〜30重量%の範囲で、吹付け用コンクリ
ートに使用する細骨材の産地や種類の相違による粒形、
粒度及び微粒分含有量等の品質に応じて最適な値を選択
することができる。
【0020】さらに、この発明の吹付け用コンクリート
は、コンクリート中に配合されたセメントの30重量%
以下を前記の微粉末で置換させたものであり、20重量
%以下が好ましく、15重量%以下が特に好ましい。微
粉末の置換率が30重量%を超えると吹付けられたコン
クリートの短期強度発現性が低下する傾向を示す。ま
た、セメントに対する微粉末の置換率は、30重量%以
下の範囲で、所望の強度に応じて最適な値を選択するこ
とができる。
【0021】この発明の吹付け用コンクリート混和材
は、フライアッシュを粉砕することなく粒子径が20μ
の範囲以下に分級された微粉末である。微粉末は、石炭
焼成時に排出されたフライアッシュを粉砕することな
く、風力分級、電気集塵機における段別採取或いは静電
分離等の方法によって、20μ,10μ,あるいは5μ
等で分級して得られた球形の粒子を多く含有した微粉末
であり、粒子径の分級点や下限に特に制限はなく、具体
的には、特公平2−49264号公報に記載されたもの
が例示できる。
【0022】この発明の吹付け用コンクリート混和材
は、吹付け用コンクリートに配合される細骨材及び/又
はセメントの一部として置換して使用するものである。
【0023】この発明で使用する吹付け用コンクリート
とは、少なくともセメント、細骨材及び粗骨材、並びに
必要に応じて水、高性能減水剤及びセメントコンクリー
ト混和材料等を配合したコンクリートに、必要に応じて
急結剤を添加したものであり、法面の吹付けに際して
は、急結剤を必ずしも添加する必要はない。
【0024】この発明で使用するセメントとしては、普
通、早強等の各種ポルトランドセメントやフライアッシ
ュ、高炉スラグ及びシリカを混合した各種混合セメント
等を例示できるが、特に限定されるものではない。
【0025】この発明で使用する細骨材としては、川
砂、砕砂、山砂、陸砂及び海砂等が例示でき、その配合
量は特に限定されるものではなく、適宜、試験により選
定される。また、粗骨材は、吹付け用コンクリートの付
着性やはね返りを考慮して、一般的には最大寸法15m
m以下のものが好ましく使用されるが、特に限定はな
い。
【0026】この発明の吹付け用コンクリートは、カル
シウムアルミネート系、カルシウムサルホアルミネート
系、焼成明バン系、及びアルミン酸アルカリ系等として
一般的に市販されている急結剤を使用することができ
る。急結剤の使用量は、その種類によって異なり、カル
シウムアルミネート系及びカルシウムサルホアルミネー
ト系急結剤の場合は、セメント重量に対して3〜10%
の範囲で、焼成明バン系及びアルミン酸アルカリ系の場
合には、セメント重量に対して3〜8%の範囲が好まし
い。
【0027】この発明の吹付け用コンクリートは、単位
水量を低減して、その品質や初期及び長期の強度発現性
を改善する目的で、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮
合物塩、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリ
カルボン酸塩等を主成分とする市販の高性能減水剤や高
性能AE減水剤を使用することができ、特にポリカルボ
ン酸塩を主成分とする高性能減水剤は、凝結遅延性がほ
とんどなく、輸送時のスランプ(コンクリートの柔らか
さを測る値)低下が小さく好ましい。また、この発明の
吹付け用コンクリートは、必要に応じて炭酸カルシウ
ム、石粉、高炉スラグ粉末、シリカフューム等のセメン
トコンクリート混和材料を併用することもできる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を説明する。
【0029】1.モルタル試験 1)使用材料 モルタル試験に使用した材料は、表1に示す。
【0030】
【表1】 2)モルタルの配合と練り混ぜ 試験に用いたモルタルの配合は、表2に示す試験NO.1
〜16のS(細骨材)/C(セメント)を3.0で一定
として、試験NO.1のW(水)/Cを50.0%とし、
試験NO.2〜16のW/Cを変化させて、試験NO.1で得
られたフロー±5mmの範囲になるように調整した。急結
剤(QP)の使用量は、細骨材置換の場合にはセメント
重量に対して6%,セメント置換の場合には、(セメン
ト+微粉末)に対して6%、また、試験NO.1〜14は、
高性能減水剤(NT)をセメント又は(セメント+微粉
末)重量に対して0.7%使用した。モルタルの練り上
がり温度は、19.0〜19.5℃であった。
【0031】モルタルの練り混ぜは、JIS R 520
1「セメントの物理試験方法」に規定されたミキサを用
い、急結剤以外の全材料投入後、連続して低速で3分間
とし、その後、15分間練り置き(静置)した後、急結
剤(QP)を添加して20秒間練り混ぜた。
【0032】3)試験方法 (1) フロー JIS R 5201「セメントの物理試験方法」 1
0.7 フロー値の測り方による。
【0033】(2) 凝結時間 JIS A 6204「コンクリート用化学混和剤」付属
書1コンクリートの凝結時間試験方法による。
【0034】(3) 圧縮強度 圧縮強度用供試体は、4×4×16cmの角柱とし、振動
台上で振動させながら、突き棒で突き固め、コテで表面
を平滑に仕上げた。試験材齢は、3及び24時間とし、
供試体を所定の時間まで20℃,80%RHの養生室で
養生した。
【0035】圧縮強度は、JIS A 1114「はりの
切片によるコンクリートの圧縮強度試験方法」 によ
る。
【0036】4)試験結果 モルタルによる試験結果は、表2に示すとおりで、表
中、試験NO.1(比較例),NO.2〜6(実施例),NO.
13〜14(比較例),NO.15(比較例),NO.16
(実施例)は、本発明のFA5,FA10,FA20を
細骨材に置換した場合であり、試験NO.7〜12は、セ
メントに置換した場合である。試験NO.1〜14は、高
性能減水剤を使用した場合であり、試験NO.15〜16
は、使用しない場合である。試験NO.1、NO.13及びN
O.14は、FA5,FA10,FA20を使用しない比
較例であり、試験NO.13はフライアッシュ(JFA)
を、NO.14は石灰石粉末(CCA)を使用した場合で
ある。試験の結果、次の知見が得られた。
【0037】(1) フロー(W/C) 本発明のFA5,FA10,FA20を細骨材に置換し
た場合、置換率15%におけるW/C(単位水量)は、
種類の相違による差異はほとんど認められず、試験NO.
1の比較例に比べて僅かに大きくなり、試験NO.13
(JFA)及び試験NO.14(CCA)は、大幅に増加
する。また、置換率の増加に伴いW/Cが大きくなる傾
向を示す。
【0038】本発明のFA5,FA10,FA20をセ
メントに置換した場合、置換率10%におけるW/C
は、FA5>FA10>FA20の順に小さくなり、試
験NO.1に比べて同等又は小さい。また、置換率の増加
に伴いW/Cが小さくなる。
【0039】(2) 凝結時間 本発明のFA5,FA10,FA20を細骨材に置換し
た場合、置換率15%における凝結時間は、種類の相違
による顕著な差異は認められず、試験NO.1の比較例に
比べて同等又は促進され、試験NO.13(JFA)及び
試験NO.14(CCA)は、大幅に遅延する。また、置
換率が30%では遅延する傾向を示す。
【0040】本発明のFA5,FA10,FA20をセ
メントに置換した場合、置換率10%における凝結時間
は、FA20>FA10>FA5の順に促進され、試験
NO.1に比べて同等又は促進される。また、置換率の増
加に伴い凝結時間が促進される。
【0041】
【表2】 (3) 圧縮強度 この発明のFA5,FA10,FA20を細骨材に置換
した場合、置換率15%における初期(3,24時間)
圧縮強度は、種類の相違による顕著な差異は認められ
ず、試験NO.1の比較例に比べて大きくなり、試験NO.1
3(JFA)及び試験NO.14(CCA)は、試験NO.1
と同等である。また、置換率が30%では低下する傾向
を示す。
【0042】この発明のFA5,FA10,FA20を
セメントに置換した場合、置換率10%における初期
(3,24時間)圧縮強度は、FA5>FA10>FA
20の順に大きくなり、試験NO.1に比べて大幅に増加
する。また、置換率を15%まで増加させても圧縮強度
の変化はほとんど認められないが、30%まで増加させ
ると小さくなる。
【0043】2.コンクリートによる吹付け試験 1)使用材料 コンクリートによる吹付け試験に使用した材料は、表3
に示す。
【0044】
【表3】 2)コンクリートの配合と製造 吹付け試験に使用したコンクリートの配合は、表4に示
す。コンクリートは、レディーミクストコンクリート工
場で製造した。また、コンクリート温度は、22.0〜
24.5℃であった。
【0045】
【表4】 3)吹付け機器及び方法 (1) 吹付け機 メナディア社製 吐出量=8.0m3/hr、ポンプ圧送
式のスプリーマ(商品名)を使用した。
【0046】(2) 急結剤供給機 日本プライグリコ社製 吐出圧力=3.5〜4.5kg
f/cm2のQガン(商品名)を使用した。
【0047】(3) 吹付け方法 スプリーマによりポンプ圧送したコンクリートをエアー
搬送して、Qガンでエアー搬送された急結剤を吹付けノ
ズル手前で、Y字管により混合して施工面に吹き付け
た。
【0048】4)試験方法 (1) スランプ JIS A 1101「コンクリートのスランプ試験方
法」による。
【0049】(2) 空気量 JIS A 1128「フレッシュコンクリートの空気量
の圧力による試験方法」による。
【0050】(3) はね返り率 はね返りが飛散する範囲にシートを敷き、吹付け終了後
シート上にはね返ったコンクリートの重量を測定し、総
吹付け重量から、はね返り率を下式によりを求めた。
【0051】はね返り率(%)=はね返り重量/総吹付
け重量×100 (4) 粉塵濃度 粉塵濃度は、吹付け箇所から5m離れた位置で、デジタ
ル粉塵計を用いて吹付け1分間の粉塵積算値を測定し
た。
【0052】(5) 圧縮強度 材齢3及び24時間の強度は、JSCE−G 561
「プルアウト試験」に準拠し、せん断強度から換算し
た。また、材齢7日の強度は、JSCE−G 561に
準拠してパネルを作成し、JIS A 1107に準拠し
て採取したコア供試体によった。
【0053】5)試験結果 コンクリートによる吹付け試験結果は、表5に示すとお
りで、表中、試験NO.17は、本発明のFA20を使用
しない比較例であり、試験NO.18〜20は、FA20
を細骨材に4,9,14%置換した場合である。試験の
結果、次の知見が得られた。
【0054】(1) 単位水量 本発明のFA20を細骨材に置換した試験NO.18〜2
0のコンクリートの単位水量は、試験NO.17の比較例
に比べて小さくなる。
【0055】(2)ポンプ圧送性 試験NO.18〜20のポンプ圧送性は、いずれも脈動が
認められず良好であった。
【0056】(3)はね返り率 試験NO.18〜20のはね返り率は、いずれも試験NO.1
7の比較例に比べて小さく、置換率の増加に伴い小さく
なる傾向を示す。
【0057】(4) 粉塵発生量 試験NO.18〜20の粉塵発生量は、いずれも試験NO.1
7の比較例に比べて小さく、置換率の増加に伴い小さく
なる傾向を示す。
【0058】(5) 圧縮強度 試験NO.18〜20の圧縮強度は、試験NO.17の比較例
に比べて大幅に増加する。24hr以下の初期材齢では
置換率の増加に伴い強度が増加する傾向を示し、7日以
降では置換率の増加による顕著な相違は認められない。
【0059】
【表5】 3.現場吹付けコンクリート試験 1) 使用材料 現場吹付けコンクリート試験に使用した材料は、表6に
示す。
【0060】
【表6】 2)コンクリートの配合及び製造 現場吹付け試験に使用したコンクリートの配合は、表7
に示す。コンクリートは、現場プラントで製造した。ま
た、コンクリート温度は、24.0℃であった。
【0061】
【表7】 3)吹付け機器及び方法 (1) 吹付け機 吐出量=12.0m3/hr、ピストン式の吹付け機を使
用した。
【0062】(2) 急結剤供給機 吐出圧力=7.0kgf/cm2のスクリューフィダー方
式の急結剤供給機を使用した。
【0063】(3) 吹付け方法 吹付け機によりポンプ圧送したコンクリートをエアー搬
送して、急結剤を吹付けノズル手前で、Y字管により混
合して、吹付けロボットにより施工面に吹付けた。
【0064】4)試験方法 (1) スランプ JIS A 1101「コンクリートのスランプ試験方
法」による。
【0065】(2) 空気量 JIS A 1128「フレッシュコンクリートの空気量
の圧力による試験方法」による。
【0066】 (3) はね返り率はね返りが飛散する範囲にシートを
敷き、吹付け終了後シート上にはね返ったコンクリート
の重量を測定し、総吹付け重量から、はね返り率を下式
によりを求めた。
【0067】はね返り率(%)=はね返り重量/総吹付
け重量×100 (4) 粉塵濃度 粉塵濃度は、デジタル粉塵計を用いて測定した。測定位
置は、吹付け箇所から5m離れたトンネルの中央位置と
し、測定は、吹付け開始直前及び開始後1分ごとに、吹
付け終了5分経過後まで測定し、その平均値を計算して
求めた。
【0068】(5) 圧縮強度 材齢3及び24時間の強度は、JSCE−G 561
「プルアウト試験」に準拠し、せん断強度から換算し
た。また、材齢7日の強度は、JSCE−G 561に
準拠してパネルを作成し、JIS A 1107に準拠し
て採取したコア供試体によった。
【0069】5)試験結果 コンクリートによる現場吹付け試験の結果は、表8に示
すとおりで、表中、試験NO.21は、本発明のFA20
を細骨材に置換しない比較例であり、試験NO.22は、
フライアッシュ(JFA)を15%置換した比較例であ
り、試験NO.23は、FA20を15%置換した実施例
である。試験の結果、次の知見が得られた。
【0070】(1) 単位水量 本発明のFA20を置換した試験NO.23の単位水量
は、試験NO.21の比較例に比べて小さいが、試験NO.2
2は、試験NO.21に比べて大きい。
【0071】(2) ポンプ圧送性 試験NO.21及び試験NO.22は、僅かに脈動が認められ
たが、試験NO.23は、脈動がまったく認められず良好
なポンプ圧送性を示した。
【0072】(3) はね返り率 試験NO.23のはね返り率は、試験NO.21の比較例に比
べて小さいが、試験NO.22は、試験NO.23に比べて大
きい。
【0073】(4) 粉塵発生量 試験NO.23の粉塵発生量は、試験NO.21の比較例に比
べて小さいが、試験NO.22は、試験NO.23に比べて大
きい。
【0074】(5) 圧縮強度 試験NO.23の圧縮強度は、試験NO.21の比較例に比べ
て大きいが、試験NO.22は、試験NO.23に比べて小さ
い。
【0075】
【表8】
【0076】
【発明の効果】請求項1の発明は、粉砕することなく分
級されたフライアッシュを混入することにより、ポンプ
圧送性に優れ、吹付け時の付着性が向上してはね返り率
が大幅に低減し、粉塵の発生を著しく低減するととも
に、初期及び長期強度発現も良好となる吹き付け用コン
クリート混和材を提供することが出来る。
【0077】請求項2の発明は、請求項1の発明の効果
に加え、より高い性能を示す。
【0078】請求項3の発明は、請求項1の混和材を使
用するため、請求項1の効果と同様な効果を持った吹き
付け用コンクリートを提供することが出来る。
【0079】請求項4〜6の発明は、請求項3の発明の
効果に加え、より高い性能を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともセメント、細骨材及び粗骨材
    からなる材料中に配合される微粉末である吹付け用コン
    クリート混和材であって、 前記微粉末は、石炭燃焼時に排出されたフライアッシュ
    を粉砕することなくそのまま分級し、この分級により得
    られた物であることを特徴とする吹付け用コンクリート
    混和材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記微粉末は、粒子
    径が20μ以下であることを特徴とする吹付け用コンク
    リート混和材。
  3. 【請求項3】 少なくともセメント、細骨材、及び粗骨
    材からなる材料を混練して、吹付機を用いて吹付け施工
    するための吹付け用コンクリートにおいて、前記材料中
    に石炭燃焼時に排出されたフライアッシュを粉砕するこ
    となくそのまま分級し、この分級により得られた微粉末
    を配合したことを特徴とする吹付け用コンクリート。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記微粉末は、前記
    セメントまたは前記細骨材の少なくともいずれかと置換
    させたことを特徴とする吹付け用コンクリート。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記微粉末は、前記
    セメントまたは前記細骨材の30重量%以下と置換され
    たことを特徴とする吹付け用コンクリート。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記微粉末は、粒子
    径が20μ以下であることを特徴とする吹付け用コンク
    リート。
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