JPH11165900A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11165900A
JPH11165900A JP9328805A JP32880597A JPH11165900A JP H11165900 A JPH11165900 A JP H11165900A JP 9328805 A JP9328805 A JP 9328805A JP 32880597 A JP32880597 A JP 32880597A JP H11165900 A JPH11165900 A JP H11165900A
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image forming
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JP9328805A
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Hiroko Ogama
裕子 大釜
Yoshihiro Ito
義弘 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写装置と定着装置間に転写材搬送装置を備
えた画像形成装置において、搬送される転写材で転写材
搬送装置が帯電することによって発生する画像飛び散り
を防止できるようにする。 【解決手段】 転写ローラ5と定着装置間に、表面を発
泡スポンジで構成した搬送ベルト22有する転写材搬送
装置16を設け、転写材Pの転写ニップN通過後の分離
方向Bが転写ニップNでの接線方向(転写ニップ接線)
Sよりも感光ドラム1側になるように、搬送ベルト22
の転写ニップN側端部の転写材Pとの接触部Rを転写ニ
ップNでの接線方向(転写ニップ接線)Sよりも感光ド
ラム1側に位置させ、かつ搬送ベルト22の周速度を、
転写ニップNを通過して搬送される転写材Pの搬送速度
よりも速く設定することにより、搬送ベルト22と転写
材Pとの接触面積が低減されて搬送ベルト22の帯電が
抑えられ、画像飛び散りを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機やプリンター等の画像形成装
置に係り、特に転写手段と定着手段との間に転写材搬送
手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式によって画像形成を
行う画像形成装置に対して、様々なメディアに対して印
字を行えるようにという市場の要求が高まっている。こ
のため、例えば画像形成装置の転写手段と定着手段間の
距離よりも長さの短い小サイズ転写材を通紙、印字する
ために、小サイズ転写材搬送用の搬送ベルトや搬送ロー
ラ等の搬送部材を、転写手段と定着手段間に有する構成
の画像形成装置も増えている。
【0003】この小サイズ転写材搬送用の搬送部材は、
厚紙を搬送する搬送力も要求されるため、従来はゴム製
の搬送ベルトや搬送ローラなどが多用されていた。
【0004】また、この種の画像形成装置においては、
像担持体上に形成されたトナー像を転写材に静電的に転
写する転写手段として、コロナ放電を用いたコロナ転写
装置、あるいは導電性を有する弾性ローラにトナーと逆
極性の電圧を印加して転写材上にトナー像を静電的に転
写するローラ転写装置、あるいはベルト状の回転体に転
写材を静電的に吸着すると共に、前記ベルト状の回転体
からの静電気力によりトナー像を転写材に転写するベル
ト転写装置等が広く用いられている。中でもローラ転写
装置は、オゾンの発生が少ないこと、転写用ローラが転
写材搬送用ローラを兼ねることから画像形成装置の低コ
スト化に適しており、近年広く採用されている。
【0005】図9は、上記した従来のローラ転写装置を
示す概略構成図である。この図に示すように、感光ドラ
ム駆動手段102で矢印R2方向に回転駆動される像担
持体であるドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラ
ムという)100に、転写ローラ駆動手段103で矢印
R1方向に回転駆動される転写ローラ101が圧接自在
に設置されており、転写時に転写ローラ101には高圧
電源104から転写バイアスが印加される。そして、所
定のタイミングで給紙部(図のT1方向)から搬送され
た転写材Pを感光ドラム100と転写ローラ101の圧
接によって形成する転写ニップNで狭持搬送しながら、
転写ローラ101から転写材Pにトナーとは逆極性の電
荷(転写電荷)を付与することで、感光ドラム1上のト
ナー像を転写材P上に静電転写するものである。トナー
像が転写された転写材Pが小サイズの場合、この転写材
Pは転写材搬送装置105を介して定着装置(不図示)
側に搬送される。
【0006】上記したローラ転写装置を有する従来の画
像形成装置では、図10に示すように、転写ニップNか
ら転写材Pが分離する転写分離角(転写ローラ101と
感光ドラム100の共通接線(転写ニップ接線)Sに対
して、転写ニップN通過後の転写材Pを定着装置(不図
示)に搬送する接線B上の転写材搬送装置105の頂点
Rと転写ニップ分離点Neを結んだ直線のなす角度)θ
を、転写ニップ接線Sに対して上方(感光ドラム1側よ
り)とすることで、定着装置(不図示)内で転写材P上
のトナー像が静電的な力によって、定着装置の加熱部材
(不図示)上に転移して発生するいわゆる静電オフセッ
トを防止できることが分かっている。
【0007】この理由を、図11によって説明する。
【0008】転写ニップNでの転写材Pへの電荷の移動
は転写ニップNから転写材Pが分離する際に発生する。
この際、転写ローラ101から転写材Pへ転写電荷(ト
ナーとは逆極性の電荷(図では正極性))が、同時に感
光ドラム100から転写材P上へトナーと同極性の電荷
(図では負極性)が移動する。この時、図10のよう
に、転写ニップNからの転写分離角θが転写ニップ接線
Sよりも上方になると、転写ローラ101と転写材P間
の分離が感光ドラム100と転写録材P間の分離よりも
早く開始されて、転写ローラ101からは先に電荷の移
動が開始された分より多く転写電荷が転写材P上に移動
する。このため、結果的に転写材P上の電荷としては、
トナー保持極性の電荷が過剰な状態をつくることができ
る。この結果、転写材P上へのトナー保持力を高めるこ
とができるため、静電オフセットの発生を防止できるも
のである。
【0009】また、小サイズ転写材用の転写材搬送装置
105を有する従来の画像形成装置の場合、この転写材
搬送装置105は転写ニップNの直後に配されて、転写
ニップNから分離する転写材Pの分離方向を持ち上げる
機能を持たせることが多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示し
たように小サイズ転写材用の転写材搬送装置105を有
する従来の画像形成装置では、この転写材搬送装置10
5に転写分離角θを感光ドラム1側へ持ち上げる機能を
持たせているために、以下に示すような問題があった。
【0011】即ち、図10に示したように、静電オフセ
ットを防止するために転写材搬送装置105の頂上部R
を感光ドラム100と転写ローラ101の転写ニップ接
線Sよりも上方に設定した場合、転写材Pを転写ニップ
接線SからR部分まで持ち上げる必要があり、転写材搬
送装置105が感光ドラム100と転写ローラ101の
転写ニップ接線Sよりも下に配置させた場合よりも、転
写材搬送装置105により高い搬送力を要する。このた
め、転写材搬送装置105の搬送力不足によって小サイ
ズ転写材Pの搬送性が低下し、ひどい場合はジャムが発
生するという問題があった。
【0012】このため、搬送ベルトや搬送ローラなどで
構成される転写材搬送装置105を転写材Pの搬送速度
よりも速い速度で駆動することで、転写材搬送装置10
5の搬送力を上げることが考えられるが、この場合転写
材Pと転写材搬送装置105間の摺擦が激しくなる。こ
のため、搬送部材105が転写電荷と同極性に帯電する
反発電界を形成し、この電界の影響で転写後の画像が乱
れるという問題があった。この画像の乱れは、特に通常
サイズの転写材Pを連続通紙した場合に顕著に現れる。
【0013】また、転写材搬送装置105の帯電による
画像の乱れを防止するためには、転写材搬送装置105
の両端側に転写材Pを持ち上げる従動ローラを設け、通
常サイズの転写材Pが通紙された場合はこの転写材Pが
転写材搬送装置105に摺擦しないようにすることも有
効である。しかしながら、この場合、転写材Pを持ち上
げる従動ローラよりも幅が広く、転写ローラと定着装置
間の距離よりも長さの短いサイズの転写材Pでは、搬送
できなくなる場合があり、複数サイズの転写材Pに対応
できなかった。
【0014】そこで本発明は、、小サイズの転写材の場
合でも良好な搬送性を維持しながら、転写材搬送手段の
帯電による画像の乱れを防ぐことができる画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、像担持体上に形成したトナー像を、前記
像担持体と弾性転写回転体の圧接によって形成する転写
ニップで挟持搬送する転写体に静電的に転写する転写手
段と、前記転写材上に転写された前記トナー像を定着す
る定着手段と、該定着手段と前記転写手段間に前記転写
ニップで前記トナー像が転写された前記転写材を前記定
着手段に搬送する転写材搬送手段と具備した画像形成装
置において、前記転写材搬送手段は、前記転写材に接し
て搬送する表面に凹凸を設けた回転搬送体を有し、前記
転写材の前記転写ニップ通過後の分離方向が該転写ニッ
プでの接線方向よりも前記像担持体側になるように、前
記回転搬送体の前記転写ニップ側端部の前記転写材との
接触部を前記転写ニップでの接線方向よりも前記像担持
体側に位置させ、かつ、前記回転搬送体の周速度を、前
記転写ニップを通過して搬送される前記転写材の搬送速
度よりも速く設定したことを特徴としている。
【0016】また、前記回転搬送体が発泡スポンジ材料
で構成されていることを特徴としている。
【0017】また、前記回転搬送体表面に溝が設けられ
ていることを特徴としている。
【0018】また、前記回転搬送体表面に突起が設けら
れていることを特徴としている。
【0019】また、前記回転搬送体が回転駆動自在な無
端状ベルトであることを特徴としている。
【0020】また、前記回転搬送体はが回転駆動自在な
ローラであることを特徴としている。
【0021】(作用)本発明の構成によれば、転写材搬
送手段の回転搬送体と搬送される転写材との接触面積が
低減されることにより、転写材搬送手段の帯電が抑えら
れて、転写材搬送手段の帯電による画像飛び散りを防止
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る
実施の形態について説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は、本実施の形態に
係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【0024】この画像形成装置は、矢印a方向に回転す
る感光ドラム1を備え、その周囲に帯電ローラ2、露光
装置3、現像装置4、転写ローラ5、クリーニング装置
6が配設されている。また、画像が形成される転写材P
の搬送方向上流側から順に、第1の給紙カセット11、
第1の給紙ローラ12、プレフィードセンサ13、レジ
ストローラ対14、レジストセンサ15、転写材搬送装
置16、定着装置17、排紙ローラ18が配設されてい
る。また、転写材Pは、第2の給紙カセット19から第
2の給紙ローラ20と搬送ローラ21によっても搬送さ
れる。
【0025】感光ドラム1は、OPC、アモルファスS
i等の感光材料をアルミニウムやニッケル等のシリンダ
状の基板上に形成して構成されており、駆動手段(不図
示)により図示矢示a方向(時計方向)に所定の周速度
で回転駆動される。感光ドラム1は、本実施の形態では
OPC層をアルミニウムからなるシリンダー上に形成し
た外径45mmφの円筒形回転体である。
【0026】接触帯電装置である帯電ローラ2は、感光
ドラム1表面に所定の押圧力で接触し、帯電バイアス電
源(不図示)から印加される帯電バイアスによって、感
光ドラム1を所定の極性、電位に帯電する。
【0027】露光装置3は、本実施の形態ではレーザー
ビームスキャナーが用いられている。この露光装置(レ
ーザービームスキャナー)3は、不図示の半導体レーザ
ー、ポリゴンミラー、fθレンズ等を有しており、不図
示のホスト装置から送られてきた画像情報に応じてON
/OFF制御されたレーザー光Lを出射し、感光ドラム
1の一様に帯電された表面を走査露光して感光ドラム1
上に静電潜像を形成する。
【0028】現像装置4は、内部に固定されたマグネッ
トローラ(不図示)が設けられた回転自在の現像スリー
ブ4aを備えており、現像剤(トナー)を薄層に現像ス
リーブ4a上にコーティングし、現像位置にて感光ドラ
ム1表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてト
ナー像として現像(可視像化)する。
【0029】接触転写装置である転写ローラ5は、転写
時に感光ドラム1表面に所定の押圧力で接触し、転写バ
イアス電源(不図示)から印加される転写バイアスによ
り、感光ドラム1と転写ローラ5との間の転写ニップN
で感光ドラム1表面のトナー像を転写材Pに転写する。
転写ローラ5は、図2に示すように本実施の形態では直
形6mmφの鉄からなる芯金5a上にEPDMからなる
弾性層5bを加硫成型した抵抗値3×108 Ω(2kV
印加時の抵抗値)、外径20mmφの弾性体ローラであ
る。また、転写ローラ5は、感光ドラム1に対してバネ
(不図示)によって総圧1.5kgで加圧されている。
【0030】定着装置17は、加熱ローラ17aと加圧
ローラ17bを有しており、加熱ローラ17aと加圧ロ
ーラ17b間に搬送されるトナー像が転写された転写材
Pを加熱、加圧して転写材P表面にトナー像を定着す
る。
【0031】転写材搬送装置16は、転写ローラ5と定
着装置17との間に配設されており、転写ニップNでト
ナー像が転写された転写材Pを定着装置17に搬送する
(転写材搬送装置16の構成、動作については後述す
る)。
【0032】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0033】画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段
(不図示)により矢印a方向に回転駆動され、帯電ロー
ラ2によって所定の電位に帯電される。そして、露光装
置3から画像信号に対応したレーザー光Lが感光ドラム
1上に照射され、感光ドラム1上の電位はレーザー光L
が照射された部分の電位が低下し、静電潜像が形成され
る。そして、現像装置4によって静電潜像のレーザー光
Lが照射された部分に負極性のトナーが反転現像され、
トナー像が形成される。
【0034】そして、第1の給紙カセット11から給紙
ローラ12(または、第2の給紙カセット19から第2
の給紙ローラ20、搬送ローラ21)によって1枚ずつ
給紙された転写材Pは、プレフィードセンサ13で待機
した後にレジストローラ対14、レジストセンサ15に
よって感光ドラム1と転写ローラ5との間の転写ニップ
Nに給送される。この際、転写ローラ5に転写バイアス
電源(不図示)から転写バイアスが印加され、感光ドラ
ム1から転写材P上にトナー像が転写される。
【0035】トナー像が転写された転写材Pは、転写ロ
ーラ5とは逆極性の電荷が付与された除電針(不図示)
により感光ドラム1から分離される。感光ドラム1から
分離され転写材Pは、転写材搬送装置16を通して定着
装置17へ搬送され、定着装置17の加熱ローラ17a
と加圧ローラ17bによる加熱、加圧により転写トナー
像が転写材P上に永久固着画像として定着されて排出さ
れる。
【0036】一方、トナー像転写後の感光ドラム1表面
は、その表面がクリーニング装置6のクリーニングブレ
ード6aによって残留トナー(転写残トナー)やその他
の付着物が除去されてクリーニングされ、次の画像形成
プロセスに入る。
【0037】次に、転写材搬送装置16の構成、動作に
ついて説明する。
【0038】図2は、転写材搬送装置16を示す断面
図、図3はその上面図である。
【0039】本実施の形態の転写材搬送装置16は、主
に小サイズ(例えば、用紙サイズ100mm×l50m
m、坪量90g/m2 )の転写材搬送部材である。転写
材搬送部材16は、無端状の搬送ベルト22を前後に設
けたシャフト23、24間に懸架されており、矢印R3
方向に回転駆動され、転写材Pを載置して定着装置17
まで搬送する。感光ドラム1側のシャフト24の両側に
は、搬送ローラ25a,25bが圧入されている。
【0040】搬送ローラ25a,25bは、小サイズ転
写材Pの搬送を補助するローラであり、仮にカールした
転写材Pや変形した転写材Pが通紙され、中央部の搬送
ベルト22表面に転写材Pが接触しなかった場合に、こ
の搬送ローラ25a、25bによって転写材Pの搬送を
助ける役目をしている。また、両面印字などを行う際に
も小サイズ転写材Pに対する搬送性のマージンがとれる
構成である。
【0041】搬送ベルト22は、図4に示すようにカー
ボンなどを混人し体積抵抗率を1×1010Ω・cm以下
とした低抵抗のEPDMをエンドレスベルト状に成形し
た基層22b上にこの基層22bと同じEPDMを発泡
させてスポンジ状とした表層22aを形成した2層で構
成されている。また、搬送ローラ25a、25bは、図
5に示すように搬送ベルト22と同材質のEPDMを発
泡させたスポンジ状のゴムを円筒形に成形したゴムロー
ラである。
【0042】また、搬送ベルト22は、シャフト24に
接続した駆動部(不図示)により矢印R3方向に駆動さ
れる。この時、搬送ベルト22の頂点R部分の外周速
が、転写ニップNでの転写材Pの搬送速度に対して10
5%となるように搬送ベルト22の駆動速度を調整す
る。シャフト24に圧入された搬送ローラ25a,25
bも搬送ベルト22と同様、シャフト24に接続した駆
動部(不図示)により矢印R3方向に駆動される。この
時、搬送ベルト22頂点のR部分の外周速が、転写ニッ
プNでの転写材Pの搬送速度に対して105%となるよ
うに回転駆動されている。
【0043】搬送ベルト22、搬送ローラ25a,25
bの駆動連度は、転写材Pの搬送速度よりも速く設定し
た方が小サイズ転写材の搬送性が安定することが分かっ
ており、本実施の形態では上記したように搬送ベルト2
2、搬送ローラ25a,25bの転写材Pとの接触点
(図2中の点R)での外周速を、転写ニップNでの転写
材Pの搬送速度に対して105%に設定した。
【0044】また、本実施の形態では、搬送ベルト22
及び搬送ローラ25a,25bの頂点R部分の位置を、
転写ニップ接線(図2中の線S)よりも感光ドラム1よ
り(図2中上方)に配置するようにする。そして、転与
ニップNから転写材Pが分離する際にこの分離が転写ロ
ーラ5から始まるようにし、転写材P上に乗ってくる電
荷量を転写電荷(トナーと逆極性の電荷)が過剰となる
ように調整することで、転写材Pのトナー保持力を高め
て定着装置17の定着部で発生する静電オフセットを防
止している。このため、本実施の形態では、転写ニップ
Nからの転写材分離角度(図2中の転写材Pの転与ニッ
プN通過後の分離方向Bと転写ニップ接線Sのなす角度
θ)を5°に設定した。
【0045】よって、転写ニップNと定着装置17の定
着部間の距離よりも長さが短い転写材Pは、転写ニップ
Nから分離して未定着のトナー像を保持したまま搬送ベ
ルト22により定着装置17へと搬送される。
【0046】本実施の形態を適用した画像形成装置で
は、小サイズ転写材(用紙サイズ100mm×l50m
m、坪量90g/m2 )を通紙した場合、搬送ベルト2
2の頂点部Rの外周速が105%以上でジャムのない良
好な小サイズ搬送性が得られることが分かった。
【0047】下記に示す表1は、本実施の形態における
搬送ベルト22の頂点部Rの外周速と飛び散り画質の関
係の評価結果である。
【0048】
【表1】 なお、転写材Pとして、Xerox 4024(坪量75g/
2 )を使用し、室温15℃、湿度10%RHの環境で
印字を行った両面2面の画像の評価結果し、また、比較
例では、本実施の形態と同一のEPDMゴムを使用し、
発泡していないソリッドタイプの搬送ベルトと搬送ロー
ラを使用した。
【0049】この結果から明らかなように、本実施の形
態の場合には搬送ベルト22、搬送ローラ25a,25
bの転写材Pとの接触点(図2中の点R)での外周速
を、転写ニップNでの転写材Pの搬送速度に対して10
0%、105%、110%にそれぞれ設定したときで
も、ハーフトーンと文字に画像の飛び散りが発生するこ
となく良好な画像を得ることができた。
【0050】一方、比較例の場合には搬送ベルト、搬送
ローラの転写材Pとの接触点(図2中の点R)での外周
速を、転写ニップNでの転写材Pの搬送速度に対して1
00%、105%、110%と速くなるに従い、ハーフ
トーンと文字において画像の飛び散りが悪化しているこ
とが分かる。これは、搬送ベルトの駆動周速が速くなり
転写材と搬送ベルトとの間で摺擦回数が増し、搬送ベル
トが急激に帯電するためである。
【0051】ネガトナーを用い正極性の転写電圧を印加
して実験を行ったところ、比較例の無発泡の搬送ベルト
は−3KV以上に帯電し、転写後の転写材上のトナーが
その帯電の影響で転写材上の搬送ベルト対向面で飛び散
り画像が発生した。一方、本実施の形態の発泡させた搬
送ベルト(搬送ローラ25a,25b)22では、搬送
ベルト22の駆動周速によらず帯電電位が−1KV以下
と小さく、飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0052】図6は、本実施の形態の発泡させたスポン
ジタイプの搬送部材(搬送コロ)と、従来例の無発泡の
ソリッドタイプの搬送部材(搬送コロ)に対する帯電電
位(搬送コロ表面電位)と連続通紙枚数の関係の評価結
果である。なお、通紙する転写材Pとして、Xerox 40
24(坪量75g/m2 )を使用した。
【0053】この図から明らかなように、従来例のソリ
ッドタイプの搬送部材(搬送コロ)は転写材の通紙枚数
が増加するにつれて徐々に帯電電位が大きくなるのに対
し、本実施の形態のスポンジタイプの搬送部材(搬送コ
ロ)は帯電電位の上昇も緩やかで、最終的に到達する帯
電電位が小さいことが分かる。これは、スポンジ状の搬
送部材の表面には無数の気泡(凹凸)があり、この気泡
の存在で転写材と搬送部材の接触面積が少なくなってい
るためである。
【0054】また、本実施の形態の画像形成装置を用
い、普通紙やOHT用紙等の転写材Pに対し、温度15
〜32.5℃、湿度10〜85%の環境で印字を行った
ところ、いずれも静電オフセットのない良好な画像が得
られた。さらに、本実施の形態の画像形成装置を用い、
小サイズ転写材(例えば74mm×105mm)を10
00枚通紙テストしたが、通紙不良によるジャムは発生
しなかった。
【0055】このように、上記した構成の転写材搬送装
置16を転写ニップ部Nと定着装置17間に配設するこ
とにより、画像の飛び散りのない良好な画像を得ること
ができ、かつ小サイズ転写材を通紙する場合でもジャム
の発生を抑えて良好な搬送を行うことができる。
【0056】(実施の形態2)図7は、本実施の形態に
係る画像形成装置の転写材搬送装置16aを示す上面図
である。本実施の形態では、転写材搬送装置16aの搬
送ベルト30及びシャフト24に圧入した搬送ローラ3
1a,31bの表面にそれぞれ溝30a、31cを設け
た構成であり、他の構成及び画像形成動作は図1に示し
た実施の形態1の画像形成装置と同様である。搬送ベル
ト30及び搬送ローラ31a,31b表面にそれぞれ設
けた溝30a、31cにより、通紙される転写材Pとの
接触面積を低減することができる。
【0057】搬送ベルト30は、カーボンなどを混人し
体積抵抗率を1×1010Ω・cm以下とした低抵抗のE
PDMをエンドレスベルト状に成形したゴムベルトであ
り、搬送ローラ31a、31bは、搬送ベルト30と同
材質のEPDMで円筒形に成形したゴムローラである。
搬送ベルト30をソリッドタイプのゴム材で構成するこ
とで、単層でベルトを構成することができる。また、搬
送ベルト30及び搬送ローラ31a、31b表面の溝3
0a、31cはゴムを成形する型の内側に突起を設けて
おくことで簡単に形成することができる。
【0058】スポンジタイプの搬送ベルト、搬送ローラ
の場合は、通紙を繰り返すことで徐々に搬送ベルト、搬
送ローラの摩耗が進み、その外径が小さくなるというこ
とが分かっている。搬送ベルト、搬送ローラの摩耗が進
むと、図2に示した転写材搬送装置16の頂点部Rの位
置が下がり、結果的に転写ニップNからの転写材Pの転
写材分離角度θが転写ローラ5よりになってしまい、静
電オフセットを防止する効果が弱まることがあった。し
かしながら、本実施の形態のように、ソリッド状のゴム
で搬送ベルト30と搬送ローラ31a,31bを形成す
ると耐摩耗性に優れ、耐久によっても摩耗が進まないた
め、静電オフセットに対して耐久前と全く同じ効果を維
持することができる。
【0059】なお、本実施の形態の場合も、搬送ベルト
30、搬送ローラ31a,31bの転写材Pとの接触点
(図2中の点R)での外周速を、転写ニップNでの転写
材Pの搬送速度に対して105%に設定した。
【0060】このように、ソリッド状ゴムで搬送ベルト
30、搬送ローラ31a,31bを形成し、その表面に
溝30a、31cを設けることで、搬送ベルト30、搬
送ローラ31a,31bと転写材Pとの接触面積を低減
することができ、実施の形態1と同様に画像の飛び散り
のない良好な画像を得ることができ、かつ小サイズ転写
材を通紙する場合でもジャムの発生を抑えて良好な搬送
を行うことができる。
【0061】(実施の形態3)図8は、本実施の形態に
係る画像形成装置の転写材搬送装置に用いた搬送ローラ
を示す断面図である。本実施の形態では、転写材搬送装
置の搬送ローラ32の表面に突起32aを設けた構成で
あり、他の構成及び画像形成動作は図1に示した実施の
形態1の画像形成装置と同様である。なお、転写材搬送
装置の搬送ベルト表面にも同様に突起が設けられてい
る。搬送ローラと搬送ベルトは実施の形態2と同様の材
質である。また、搬送ローラ(及び搬送ベルト)32表
面の突起32aはゴムを成形する型の外側に突起を設け
ておくことで簡単に形成することができる。搬送ローラ
(及び搬送ベルト)32表面にそれぞれ設けた突起32
aにより、通紙される転写材Pとの接触面積を低減する
ことができる。
【0062】本実施の形態の場合も、転写材搬送装置の
搬送ローラ(及び搬送ベルト)32の転写材Pとの接触
点(図2中の点R)での外周速を、転写ニップNでの転
写材Pの搬送速度に対して105%に設定した。
【0063】また、本実施の形態では転写ローラとし
て、6mmφの鉄からなる芯金の上にEPDMからなる
弾性層を加硫成型した抵抗値3×108 Ω(2kV印加
時の抵抗値)、外径16mmφの弾性体ローラを用い
た。また、感光ドラムとして、OPC層をアルミニウム
からなるシリンダー上に形成した外径30mmφの円筒
形回転体を用いた。転写ローラは感光ドラムに対してバ
ネによって総圧1kgで加圧されており、転写ニップを
形成している。
【0064】転写ニップからの転写材の分離は、小径
(外径30mmφ)の感光ドラムを使用することによる
曲率分離で行っており、転写ニップ直後に配した除電針
(電位はアース)で転写材上の過剰な電荷を除去して分
離を助ける構成とした。このように曲率分離方式をとる
ことにより、画像形成装置を小型にすることが可能とな
り、また除電針に除電針バイアスをかける高圧回路が必
要なくなるため、コストダウンが図れる。
【0065】また、除電針に転写材分離のための電圧を
印加している実施の形態1と比較して、除電針をアース
に落とした場合は転写材上に過剰な転写電荷がのってき
やすく、過剰な転写電荷によっても搬送ベルト及び搬送
ローラが帯電するため、転写後の飛び散りがより発生し
やすい。
【0066】しかしながら、本実施の形態のように搬送
ローラ(及び搬送ベルト)32表面に突起32aを設け
ることで、通紙される転写材と搬送部材(搬送ベルト、
搬送ローラ)との接触面積を大幅に低減することがで
き、搬送部材(搬送ベルト、搬送ローラ)の帯電を押さ
え、搬送ローラ(及び搬送ベルト)32と転写材Pとの
接触面積を低減することができ、実施の形態1と同様に
画像の飛び散りのない良好な画像を得ることができる。
【0067】また、前記実施の形態と同様に、搬送ベル
トと搬送ローラの転写材Pとの接触点(図2中の点R)
位置を、転写ニップ接線(図2中の線S)よりも感光ド
ラムよりに配置することで静電オフセットが防止でき、
かつ搬送ベルトと搬送ローラの転写材Pとの接触点(図
2中の点R)での外周速を、転写ニップNでの転写材P
の搬送速度に対して105%に設定したことにより、小
サイズ転写材を通紙する場合でもジャムの発生を抑えて
良好な搬送を行うことができる。
【0068】また、搬送ローラ(及び搬送ベルト)32
表面に突起32aを設けたことにより、転写材との接触
面積が非常に小さいため、搬送ローラ(及び搬送ベル
ト)32の材質として、抵抗調整していない高抵抗のゴ
ム材を使用することができ、コストダウンを図ることが
できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写手段と転写手段間に表面に凹凸を有する回転搬送体を
設けた転写材搬送手段を配設し、転写材の転写ニップ通
過後の分離方向が該転写ニップでの接線方向よりも像担
持体側になるように、回転搬送体の転写ニップ側端部の
転写材との接触部を転写ニップでの接線方向よりも像担
持体側に位置させ、かつ、回転搬送体の周速度を、転写
ニップを通過して搬送される転写材の搬送速度よりも速
く設定したことにより、転写材搬送手段の回転搬送体と
搬送される転写材との接触面積が低減されることによ
り、転写材搬送手段の帯電が抑えられて、転写材搬送手
段の帯電による画像乱れを防止することができる。
【0070】また、小サイズの転写材が搬送される場合
でも、静電オフセットを防止して良好に搬送することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写材搬送装置の転写ニップに対する位置関係を示す図。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写材搬送装置の上面図。
【図4】転写材搬送装置の搬送ベルトの断面図。
【図5】転写材搬送装置の搬送ローラの断面図。
【図6】本発明の実施の形態1のスポンジタイプの搬送
部材(搬送コロ)と従来例のソリッドタイプの搬送部材
(搬送コロ)に対する、帯電電位(搬送コロ表面電位)
と連続通紙枚数の関係を示す図。
【図7】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の転
写材搬送装置の上面図。
【図8】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の転
写材搬送装置の搬送ローラの断面図。
【図9】従来の画像形成装置の転写ローラと感光ドラム
を示す図。
【図10】転写ニップに対する転写分離角θを説明する
ための図。
【図11】転写ニップでの電荷の移動を説明するための
図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 5 転写ローラ(弾性回転体、転写手段) 16、16a 転写材搬送装置(転写材搬送手段) 17 定着装置(定着手段) 22、30 搬送ベルト(回転搬送体) 25a,25b、31a,31b、32 搬送ロー
ラ(回転搬送体) 30a、31c 溝 32a 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成したトナー像を、前記
    像担持体と弾性転写回転体の圧接によって形成する転写
    ニップで挟持搬送する転写体に静電的に転写する転写手
    段と、前記転写材上に転写された前記トナー像を定着す
    る定着手段と、該定着手段と前記転写手段間に前記転写
    ニップで前記トナー像が転写された前記転写材を前記定
    着手段に搬送する転写材搬送手段と具備した画像形成装
    置において、 前記転写材搬送手段は、前記転写材に接して搬送する表
    面に凹凸を設けた回転搬送体を有し、 前記転写材の前記転写ニップ通過後の分離方向が該転写
    ニップでの接線方向よりも前記像担持体側になるよう
    に、前記回転搬送体の前記転写ニップ側端部の前記転写
    材との接触部を前記転写ニップでの接線方向よりも前記
    像担持体側に位置させ、かつ、 前記回転搬送体の周速度を、前記転写ニップを通過して
    搬送される前記転写材の搬送速度よりも速く設定した、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記回転搬送体が発泡スポンジ材料で構
    成されている、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回転搬送体表面に溝が設けられてい
    る、 請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転搬送体表面に突起が設けられて
    いる、 請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回転搬送体が回転駆動自在な無端状
    ベルトである、 請求項1、2、3、または4のいずれか1項記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記回転搬送体が回転駆動自在なローラ
    である、 請求項1、2、3、または4のいずれか1項記載の画像
    形成装置。
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