JP5127379B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上から記録材へトナー像を電気的に転写する画像形成装置、詳しくは像担持体に接して回転する転写回転体(電極部材)の軸方向の部分的な抵抗差に起因する画像不良を低減する画像形成装置に関する。
像担持体と転写回転体とが接して回転する転写部で記録材を挟持搬送させ、転写部を通過する像担持体から記録材へトナー像を電気的に転写して連続プリントジョブを行う画像形成装置が実用化されている。像担持体は、感光体又は中間転写体である。
転写回転体は、通常、中心を貫通させた金属回転体の周囲に10〜10Ω・cmの抵抗を持たせた弾性層を配置しており、記録材へトナー像を転写する際には転写部と金属回転体との間に弾性層を通じて電流が流れる。
転写回転体は、記録材の外側で像担持体に直接接触するので、記録材を流れてトナー像の転写に関与すべき電流の一部をバイパスさせてしまう。このため、弾性層に上述した抵抗を持たせて、転写部における記録材の内側領域と外側領域との抵抗比を小さくし、記録材の外側領域にバイパスされる電流が大きくならないようにしている。
特許文献1には、同一サイズの記録材へ連続してトナー像を転写した後に、一回り大きなサイズの記録材へトナー像を転写させると、連続して転写したサイズ領域の内側と外側とで定着後の画像濃度が違ってくることが報告されている。この濃度差は、像担持体の汚れ進行や表面性状の変化に起因しており、濃度差を解消するために、同一サイズの記録材へ連続してトナー像を転写した際には、像担持体の表面を一様に研磨、清掃することが推奨されている。
特開2002−244445号公報 特開平2−264278号公報
同一サイズの記録材へ連続してトナー像を転写した後に像担持体の表面を一様に研磨、清掃しても、次の一回り大きなサイズの記録材へ形成された画像に濃度差が形成されることが判明した。そして、この濃度差は、後述するように、連続プリントジョブ中、連続して同一サイズの記録材にトナー像を転写した転写回転体の弾性層における記録材の内側領域と外側領域との間に抵抗差が生じるためであることが判明した。
すなわち、像担持体と転写回転体とが直接接触する記録材の外側領域は、記録材を介して像担持体と転写回転体とが間接的に接触する記録材の内側領域に比べて転写部を流れる電流の抵抗が低くなる。このため、内側領域と外側領域とで転写部を流れる電流密度に差が生じてしまい、同一サイズの記録材に連続してトナー像を転写すると、内側領域と外側領域とで弾性層に電流密度に応じた抵抗差が形成される。
電流密度に応じた抵抗差は、絶縁性のゴム材料や樹脂材料にカーボン粒子を分散させた材料でも現れるが、後述するように、絶縁性のゴム材料や樹脂材料にイオン導電物質を分散させた材料ではより大きく現れる。
そして、内側領域と外側領域とで弾性層に抵抗差が生じたままの転写回転体を用いて、一回り大きなサイズの記録材にトナー像を転写すると、内側領域と外側領域とで電流密度差が生じる。内側領域と外側領域とで電流密度差が生じると、転写効率の差となって画像濃度が違ってくる。
本発明は、同一サイズの記録材に連続してトナー像を転写した弾性層の抵抗差を減少させて、抵抗差に起因する画像濃度差を抑制できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に当接して転写部を形成し、前記転写部に搬送される記録材に対して前記像担持体上のトナー像を転写する転写部材と、トナー像が転写される時に前記転写部材に転写電圧を印加する電圧印加手段とを有するものである。そして、複数の記録材にトナー像を形成する連続プリントジョブ中に、前記転写部に搬送される記録材の搬送方向に直交する方向の長さを変更する記録材変更手段と、前記記録材変更手段によって、前記長さが短い記録材から前記長さが長い記録材へ変更される場合に、前記長さが短い記録材同士の搬送間隔をK1とし、前記長さが長い記録材とそれより前の前記長さが短い記録材との搬送間隔をK2とする時、K2 >K1 となる様に、前記搬送間隔を調整する搬送間隔調整手段と、を備え、前記電圧印加手段は、前記記録材変更手段により前記長さが短い記録材から前記長さが長い記録材へ変更される場合に、前記長さが長い記録材とそれより前の前記長さが短い記録材との搬送間隔の期間に、前記転写部材に前記転写電圧の極性と等しい極性で絶対値が前記転写電圧より大きい電圧を印加する。
本発明の画像形成装置では、連続的な画像形成を通じて転写回転体に形成された長手方向の部分的な抵抗差を減少させる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、連続画像形成中に記録材の幅が大きくなる場合に、記録材の搬送間隔を広げて、その搬送間隔転写回転体に電流を流す限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写体を用いる画像形成装置に限らず、感光体から記録材へ直接転写する画像形成装置、記録材搬送体に担持された記録材へトナー像を転写する画像形成装置等でも実施できる。
実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1、2に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図2は画像形成部の構成の説明図、図3は紙間距離(搬送間隔)の説明図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト11の直線区間に、4つの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列したタンデム型フルカラー複写機である。
画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト11に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト11のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト11に順次重ねて一次転写される。
中間転写ベルト11に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部(転写ニップ部)T2へ搬送され、レジストローラ23によって二次転写部T2へ給送された記録材Pへ一括二次転写される。二次転写部T2でトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置17で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、後処理装置18へ排出される。
給紙カセット20Aは、B5サイズの記録材Pを積載し、給紙カセット20BはA3サイズの記録材Pを積載する。記録材Pは、例えば、UPM−Kymmene UPM Fine 100 300(坪量:300g/m)である。
画像を形成する記録材のサイズが指定されると、記録材選択装置(記録材変更手段)111は、指定されたサイズを収容する給紙カセット20A、20Bに設けられるピックアップローラ21を回動し、給紙カセット20A、20Bから記録材Pを引き出す。
引き出された記録材Pは分離装置22にて一枚ずつに分離され、搬送路60を経て、レジストローラ23へ送られる。ここで、上段の給紙カセット20Aから二次転写部T2までの搬送路60の長さは600mmである。そして、下段の給紙カセット20Bから二次転写部T2までの搬送路60の長さは800mmである。
搬送制御装置(搬送間隔変更手段)112に制御されるレジストローラ(搬送手段)23は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト11のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを挟持搬送して、所定の間隔で二次転写部T2へ送り込む。
後処理装置18は、針綴じ、仕分け等の後処理を画像形成装置100と連動して実行する。後処理装置18は、A3サイズの記録材Pを折り曲げてB5サイズの記録材Pと重ねて針綴じすることが可能である。後処理装置18は、近年の電子写真方式の画像形成装置が軽印刷分野で使用されることに対応して開発されたもので、異なるサイズの記録材を重ねて出力することが可能である。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、付設された現像装置4a、4b、4c、4dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は同一に構成される。以下では、画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
図2に示すように、トナー像形成手段の一例である画像形成部Paは、感光ドラム1aの周囲に、帯電装置2a、露光装置3a、現像装置4a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aを配置する。
感光ドラム1aは、アルミニウム製シリンダの外周面に、帯電極性が負極性の有機光導電体層(OPC)を塗布して構成される。感光ドラム1aは、両端部を回転自在に支持され、一方の端部に不図示の駆動モータから駆動力を伝達して、300mm/secのプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電装置2aは、感光ドラム1aに帯電ローラを圧接して従動回転させ、電源D3から帯電ローラに直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧を印加して、感光ドラム1aの表面を一様な負極性の電位に帯電する。
露光装置3aは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4aは、トナーを負極性に帯電させた後に、固定磁極4jの周囲で感光ドラム1aとカウンタ方向に回転する現像スリーブ4sに穂立ち状態で担持させて、感光ドラム1aを摺擦させる。
電源D4は、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を現像スリーブ4sに印加して、現像スリーブ4sよりも相対的に正極性となった感光ドラム1aの静電像へ移動させて、静電像を反転現像する。
一次転写ローラ5aは、両端部を不図示のバネ部材で付勢されて感光ドラム1aとの間に中間転写ベルト11を挟み込み、感光ドラム1aと中間転写ベルト11との間に一次転写部T1を形成する。
一次転写ローラ5aは、ステンレス製のローラ軸の外周に、抵抗性を持たせた弾性層を配置している。弾性層は、抵抗値が10〜10Ω・cmに調整した単泡性あるいは連泡性のEPDM、EPM、NBR、BR、SBR等の弾性材料で形成されている。
電源D1は、一次転写ローラ5aのローラ軸に正極性の直流電圧を印加して、負極性に帯電して感光ドラム1aに担持されたトナー像を、一次転写部T1を通過する中間転写ベルト11へ電気的に移動させる。
クリーニング装置6aは、クリーニングブレードを感光ドラム1aに摺擦して、一次転写部T1を通過して感光ドラム1aの表面に残留した転写残トナーを除去して、次回のトナー像形成に備えさせる。
像担持体の一例である中間転写ベルト11は、一次転写部T1で一次転写されたトナー像を担持して、記録材Pへの二次転写が行われる二次転写部T2へ搬送する。中間転写ベルト11は、テンションローラ12、駆動ローラ13、及びバックアップローラ29に支持されて、所定のプロセススピードで矢印R2方向に回転する。
中間転写ベルト11は、テンションローラ12によって30N(3kgf)の張架力を付与され、駆動ローラ13に駆動されて移動速度300mm/secで回転する。
中間転写ベルト11は、幅370mm、周長900mm、厚さ100μmの無端状に形成されている。中間転写ベルト11は、ポリイミドの基材にイオン導電性抵抗制御剤であるステアリルトリメチルアンモニウムを分散することによって、体積抵抗率10〜1012Ω・cm、表面抵抗率1010〜1013Ω/□に調整されている。
クリーニング装置20は、ポリウレタンゴムのクリーニングブレードを中間転写ベルト11に摺擦させて、二次転写部T2を通過して中間転写ベルト11に残留した転写残トナーを除去する。クリーニング装置6a及びクリーニング装置20におけるクリーニングブレードの当接圧は、10N(1000gf)とした。
<二次転写部>
転写部材の一例である二次転写ローラ40は、中間転写ベルト11を介してバックアップローラ29に圧接して、中間転写ベルト11と二次転写ローラ40との間に二次転写部(転写部)T2を形成する。中間転写ベルト11のトナー像に重ね合わせて記録材Pが二次転写部T2を通過する過程で、中間転写ベルト11から記録材へトナー像が移動する。
バックアップローラ29は、直径21mmのステンレス製の円筒材料で形成されて接地電位に接続されている。
二次転写ローラ40は、直径16mmのステンレス製のローラ軸40aの外周に厚さ4mmの弾性層40bを配置して直径24mmに形成されている。弾性層40bは、発泡性の合成ゴム材料(NBR)に、イオン導電性抵抗制御剤であるステアリルトリメチルアンモニウムを分散して、体積抵抗が10〜10Ω・cmに調整されている。イオン導電性抵抗制御剤としては、その他、ラウリルトリメチルアンモニウム、オクタドデシルトリメチルアンモニウム、塩素酸塩、硫酸塩、エトサルフェート塩等がある。これらは、1種類あるいは2種類以上を混合して使用できる。
二次転写ローラ40は、イオン導電性抵抗制御剤を用いて絶縁材料の合成ゴム材料に導電性を付与しているので、カーボンを分散させた材料に比較して、流れた電流の累積量の増加に伴う抵抗値の上昇速度が大きい。
電圧印加手段の一例である電源D2は、正極性の定電圧を転写電圧として二次転写ローラ40のローラ軸40aへ印加して、バックアップローラ29と中間転写ベルト11と記録材Pと二次転写ローラ40との直列回路に転写電流を流す。
ただし、二次転写ローラ40を接地電位に接続して、バックアップローラ29に負極性の転写電圧を印加する構成を採用してもよい。いずれにせよ、転写電流の一部が中間転写ベルト11のトナー載り部を流れて、中間転写ベルト11から記録材Pへのトナーの移動に関与する。
図3に示すように、記録材P103、P104、P105、P106、P107が矢印R2方向に移動して画像形成される。
同一サイズの大量の記録材P103、P104に対して連続的にトナー像を転写すると、記録材P103、P104の外側領域と内側領域とに対応して、二次転写ローラ40の領域Aと領域Bとに抵抗差が発生する。二次転写ローラ40の領域Bは、中間転写ベルト11と二次転写ローラ40とが直接接触する領域Aに比較して、記録材の抵抗分、二次転写部(T2:図2)の抵抗が高くなり、電流の累積が遅れるからである。
そして、領域Aと領域Bとの間に抵抗差が発生すると、一回り大きいサイズの記録材P105へ二次転写を行う際に、領域Bと領域Aとで電流密度差が生じる。電流密度差は、記録材P105の領域105aと領域105bとにおけるトナー像の転写効率差となって、領域105aと領域105bの画像に濃度差が生ずる。
制御手段の一例である制御部110は、そこで、同一サイズの記録材104の画像形成が100枚以上連続した後に大きいサイズの記録材105へ画像形成を行う場合、二次転写ローラ40の領域Aと領域Bの抵抗差を減少させる抵抗差縮小制御を実行する。
以下に図面の記号を括弧付きで参照して、抵抗差縮小制御と特許請求の範囲との対応を示すが、記号は理解を助けるための例示に過ぎず、従って、本発明は、記号の部材による実施形態には限定されない。
電圧印加手段(D2)は、連続プリントジョブ中、トナー像が転写される時に、転写部材(40)に転写電圧を印加する。電圧印加手段(D2)は、また、記録材(P)の後端が転写部(T2)を通過してから次の記録材(P)が転写部(T2)に到達するまでの搬送間隔(K2)に、転写部材(40)に転写電圧を印加する。
記録材変更手段(111、20A、20B)は、連続プリントジョブ中に、転写部(T2)に搬送される記録材(P)の搬送方向に直交する方向の長さを変更する。記録材変更手段(111、20A、20B)は、制御部110におけるプログラム処理として実施できる。
搬送間隔調整手段(112、23)は、記録材変更手段(111、20A、20B)によって、前記長さが短い記録材から長い記録材へ変更される場合に、前記搬送間隔を調整する。搬送間隔調整手段(112、23)は、制御部110におけるプログラム処理として実施できる。
第1規定枚数を越える連続転写後に幅方向の長さが大きい記録材(P)へトナー像を転写する場合、制御手段(110)は、トナー像形成手段(3a)を制御して像担持体(11)におけるトナー像の担持間隔(K2)を拡大させる。そして、拡大した担持間隔(K2)にて、連続転写時と同極性かつ連続転写時よりも高い電圧が印加された状態で、像担持体(11)と転写回転体(40)とを接触状態で回転させる。
<抵抗差縮小制御>
図4は抵抗差縮小制御のフローチャートである。
図2に示すように、抵抗差縮小制御では、制御部110は、トナー像形成手段の一例である露光装置3aによって感光ドラム1a上のトナー像の形成間隔を制御して、中間転写ベルト11におけるトナー像の担持間隔を拡大させる。これにより、記録材Pの幅(搬送方向に直交する方向の長さ)が広くなった場合には、紙間距離を図3に示すように、K1からK2に増大し、記録材の搬送間隔を広くする。
図2に示すように、制御部110は、電源D2から通常の転写時と同じ極性の最大電圧を印加させた状態で、二次転写ローラ40と中間転写ベルト11とを、図3に示すように紙間距離K2に渡って接触状態で回転させて、いわゆる通電空回転を行わせる。
このとき、先の連続的な転写を通じて抵抗が相対的に低くなった領域Bに対して集中的に電流が流れるので、領域Bにおける電流密度の累積量が領域Aにおける電流密度の累積量に急速に近付いて、両者の抵抗差が減少する(図13参照)。
図2を参照して図4に示すように、制御部110は、ジョブを受信すると、感光ドラム1a、中間転写ベルト11を前回転させてATVC制御を実行する(S11)。
定電圧設定手段の一例であるATVC制御は、続くトナー像の転写に際して電源D2が二次転写ローラ40に出力する転写用の定電圧を設定する制御である。
イオン導電性抵抗制御剤を用いた二次転写ローラ40は、通電させると抵抗値が次第に増加するので、制御部110は、ATVC制御を行って少しずつ定電圧を高めることで、二次転写部T2における目標電流40μAを確保している。
制御部110は、中間転写ベルト11、バックアップローラ29、二次転写ローラ40を回転させた状態で、電源D2から出力させる電圧を段階的に変化させて二次転写ローラ40に流れ込む電流値を検知する。制御部110は、目標電流40μAに向かって電圧を誘導して基礎電圧Vbを設定する。今回設定された基礎電圧Vbは、1500Vとなっており、次回のATVC制御で書き換えられるまで制御部110に保持される。
制御部110は、トナー像の転写時に、基礎電圧Vbに記録材分担電圧Vpを加算した定電圧V2=Vb+Vpを電源D2から二次転写ローラ40へ出力させる。記録材分担電圧Vpは、記録材Pの抵抗値に応じて記憶装置109に予め準備されており、上述した紙種の記録材Pでは750Vであるため、定電圧は1500+750=2250Vである。
ただし、定電圧2250Vは、画像形成装置100が寿命初期段階で、環境条件が気温25度C、湿度60%Rhにおける結果である。二次転写ローラ40は、弾性層40bの抵抗値が流れた電流の累積量の増大に伴って上昇するため、画像形成装置100の寿命段階に応じて変化する。温度、湿度が変化すれば、記録材分担電圧Vpは異なった値が設定される。
制御部110は、ATCV制御が終わると画像形成を開始し(S12)、ジョブが終了すると(S13のYES)、後回転を実行して(S21)、中間転写ベルト11及び感光ドラム1aを停止させる。
制御部110は、同一サイズの記録材に対して紙間距離(K1:図3)30mmで連続画像形成を行う。そして、二次転写部T2の長手方向の長さが等しい記録材P104へ連続してトナー像を転写した枚数が所定数の一例である500枚に達すると、無条件で抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行する。
二次転写ローラ40の軸方向の部分的な抵抗差が大きくなり過ぎると、抵抗差を解消するために膨大な時間を要して待ち時間が過大になるからである。所定数の一例である500枚はサイズ変更を伴う場合の100枚よりも大きく設定されている。
制御部110は、同一サイズの記録材に対する連続画像形成が100枚までなら(S15のNO)、記録材のサイズが変わっても紙間距離(K1:図3)30mmで連続画像形成を継続する。100枚までなら転写効率差を生じるほどには抵抗差が拡大しないからである。
制御部110は、同一サイズの記録材に対する連続画像形成が第1枚数の一例である100枚を越えると(S15のYES)、記録材の幅が大きくなった場合に(S16のYES)、抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行する。
抵抗差縮小制御(S17〜S20)では、トナー像を担持していない中間転写ベルト11と二次転写ローラ40とが、通常の転写時と同極性の電圧を印加した状態で二次転写ローラ40の周長以上に通電空回転させる。
領域Bと領域Aとの抵抗差に起因する画像濃度差は、小サイズ記録材の継続後の大サイズ記録材への変更時に発生するので、同一サイズ記録材の連続時や、小サイズ記録材への変更時については抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行しない。
図3に示すように、X枚目に出力する記録材Pの幅(二次転写部の長手方向の長さ)をL(X)とし、X−1枚目に出力した記録材Pの幅をL(X−1)とする。制御部110は、L(X)とL(X−1)との関係が次式のときに抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行する。
L(X)>L(X−1)
制御部110は、電源D2を制御して、ATVC制御で設定された定電圧を最高電圧に切り替える(S17)。最高電圧は、厚紙等に対して適用される通常使用領域の上限電圧である。定電圧を用いた連続画像形成における電流差の累積結果を、高い電流を流すことでより短時間に減少でき、効率良く抵抗差を解消できるからである。ここでは、ATVC制御で求まる最高の基礎電圧Vb=2000Vの2倍として4000Vを印加した。
制御部110は、ここまでの連続画像形成の枚数に応じて紙間距離(K2:図3)を設定する(S18)。連続画像形成の枚数に応じて二次転写ローラ40の部分的な電流差が累積することによって、部分間の抵抗差を生じているからである。
紙間距離K2は、少なくとも二次転写ローラ40の周長以上、すなわち1周以上回転する距離に設定される。二次転写ローラ40の全周に渡って軸方向の抵抗差を減少させる必要があるからである。
紙間距離K2は、中間転写ベルト11が1周以上回転する距離に設定することが望ましい。中間転写ベルト11に形成された幅方向の抵抗差も同時に減少させることができるからである。
第1実施形態では、搬送間隔Tは、二次転写ローラ40が1周回転する時間tと同一サイズの記録材Pの連続画像形成の通算枚数Yとに応じて次のように定めた。
T=0.5×Y×t
制御部110は、紙間距離(K2:図3)として、例えば7500mmとして、記録材の搬送間隔を25秒にして、感光ドラム1a及び中間転写ベルト11を空回転させて(S19)、二次転写ローラ40の軸方向の抵抗差を減少させる。
制御部110は、最高電圧を元の定電圧に切り替えて、連続画像形成の通算枚数をリセットする(S20)。
その後は、再び通算枚数が100枚を越えて(S15のYES)記録材幅が大きくなるまで(S16のYES)、又は、通算枚数が500枚を越えるまで(S14のYES)、紙間距離(K1:図3)は30mmである。
ところで、画像形成時に二次転写ローラ40に印加する定電圧を設定するATVC制御では、画像形成時と同極性の電圧を二次転写ローラ40に印加して回転させている。このため、ATVC制御においても、抵抗差縮小制御(S17〜S20)と同様に、図3に示す領域Aと領域Bとの抵抗差は減少するが、通電空回転させる時間が10t以下で短いため、大きな抵抗差は解消できない。
従って、100枚以下のジョブでは、開始時の前回転にて実行されるATVC制御で十分な抵抗差の解消が得られるので、制御部110は、抵抗差縮小制御(S17〜S20:図4)を実行しない。
また、画像形成装置100は、1枚の記録材Pのみに画像形成を行う完結モードと複数の記録紙を連続して画像形成を行う連続モードとがある。完結モ−ドの場合も、毎回、ATVC制御が実行されるので、制御部110は、抵抗差縮小制御(S17〜S20:図4)を実行しない。
ところで、本実施形態では幅の短いB5サイズの記録材Pを上段の給紙カセット20Aの収容部に収容し、幅の広いA3サイズの記録材Pを下段の給紙カセット20Bの収容部に収容している。しかし、B5サイズ、A3サイズの記録材Pをそれぞれ反対の紙カセット20B、20Aに収容した場合であっても、抵抗差縮小制御(S17〜S20:図4)は実行される。即ち、幅の広い記録材Pが搬送される搬送路60と、幅の短い記録材Pが搬送される搬送路60の長さに拠らず、抵抗差縮小制御(S17〜S20:図4)が実行される。
<実験1>
図5は二次転写ローラの抵抗測定の説明図、図6は二次転写ローラの抵抗値の変化の説明図、図7はトナー像を転写中の二次転写部の説明図である。
イオン導電性抵抗制御剤を用いた弾性層(40b:図2)は、一方向に電流を流し続けると、材料組織中のイオン導電性物質の分散状態が変化して、抵抗値が増大すると言われている。
図5に示すように、二次転写外ローラ40を金属板50の上に固定して金属板50を接地電位に接続し、二次転写ローラ40のローラ軸40aに電源D2から電圧を印加し続けて目標電流20μA、40μAに対応する定電圧を設定する実験を行った。
図6に示すように、電圧印加の時間経過(流した電流の積算量の増加)とともに抵抗層40bの抵抗値が増大して、一定電流を一次転写ローラ40に流し込む際に必要な定電圧は上昇する。そして、目標電流40μAでは、目標電流20μAよりも流した電流の累積速度が2倍となるが、抵抗値の上昇速度も定電圧の上昇速度もほぼ2倍であるため、電流値と抵抗の関係は次式となる。
抵抗上昇量=(定数)×(二次転写ローラ40に流れる電流値)×(通電時間)
図7に示すように、二次転写ローラ40は、中間転写ベルト11を介してバックアップローラ29に圧接して、中間転写ベルト11と二次転写ローラ40との間に二次転写部T2を形成する。二次転写部T2は、中間転写ベルト11のトナー像に重ね合わせて記録材Pを挟持搬送する。
二次転写ローラ40の弾性層40bは、トナーTnrと記録材Pに押圧されて後退し、記録材Pの外側領域で中間転写ベルト11に直接接触している。このため、記録材Pの内側領域に接する二次転写ローラ40の領域Bでは、領域Aよりも抵抗が低くなって、定電圧を印加した際に流れる電流密度が領域Aよりも高くなる。
領域Aに流れる電流密度をI(A)、領域Bに流れる電流密度をI(B)とし、記録材P、中間転写ベルト11、二次転写ローラ40の抵抗が等しく、記録材Pと中間転写ベルト11との間にトナーTnrが存在しないとする。このとき電流密度I(A)と電流密度I(B)の関係は次式となる。
I(B)=2/3×I(A)
領域Aに流れる電流密度I(A)は、領域Bに流れる電流密度I(B)の1.5倍となり、領域Aの抵抗値は領域Bの1.5倍の速度で上昇して次第に抵抗差が拡大することになる。ただし、実際には、領域Aの抵抗が高まると、領域Aを流れる電流が減って抵抗値の上昇速度は遅くなるが、連続通紙によって抵抗差が生じることには変わりがない。
ここで、中間転写ベルト11及び二次転写ローラ40の抵抗値を現行よりも格段に(二桁程度)高くすれば、領域Aと領域Bとの電流差は問題とならなくなる。記録材Pの有無が中間転写ベルト11及び二次転写ローラ40の直列抵抗の値に影響しなくなるからである。
しかし、中間転写ベルト11及び二次転写ローラ40の抵抗値を現行よりも格段に高くすると、電源D2から出力させる定電圧も格段に高くしないと、目標電流40μAを確保できなくなる。定電圧を高くすると、運転消費電力が増大し、また、二次転写部T2の前後で放電を生じて二次転写に悪影響を及ぼすので好ましくない。
<実験2>
図8は外側領域の抵抗値を測定する試験装置の説明図、図9は内側領域の抵抗値を測定する試験装置の説明図、図10は内側領域と外側領域との抵抗値の変化の説明図である。
図8、図9に示す試験装置を用いて領域Aと領域Bとの抵抗差(定電流を流すための電圧差)を測定した結果を図10に示す。図8、図9中、図7と共通する構成には共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図8に示すように、領域Aの抵抗値を測定するために、領域Aだけに幅dで圧接するバックアップローラ29bを、図7の画像形成装置100のバックアップローラ29に置き換えて設置した。幅dに合わせた目標電流5μAにて電源D2を定電流制御して、出力電圧を測定した。
図9に示すように、領域Bの抵抗値を測定するために、領域Bだけに幅dで圧接するバックアップローラ29bを、図7の画像形成装置100のバックアップローラ29に置き換えて設置した。幅dに合わせた目標電流5μAにて電源D2を定電流制御して、出力電圧を測定した。
図10に示すように、発明者は、図8、図9の装置において最大トナー載り量の50%となる条件でA4サイズ全面画像のトナー像を形成させ、A4サイズ普通紙を縦送り(長手方向送り)にて1000枚、連続画像出力させた。そして、1000枚の連続画像出力期間を通じた領域Aと領域Bとの電圧の変化を測定した。
その結果、非通紙部である領域Aの方が電圧上昇速度が大きく、1000枚の連続通紙後には、領域Bと領域Aとの間に転写結果に影響するほど大きな抵抗差が発生していることが判明した。
<実験3>
図11は抵抗差の発生した二次転写ローラの説明図、図12は定電圧と画像濃度との関係の説明図である。
図11に示す抵抗差の発生した二次転写ローラを用いて領域Aと領域Bとの転写効率を比較する実験を行った。
図11に示すように、抵抗差の無い新品の二次転写ローラ40を用いて、同一サイズの記録材に対する連続1000枚の画像形成を行って、領域Aの抵抗値を領域Bよりも高くした。実験2と同様に、最大トナー載り量の50%となる条件でA4サイズ全面画像のトナー像を形成させ、縦送り(長手方向送り)されるA4サイズ普通紙に紙間30mmで連続転写した。
その後、一回り大きいA3サイズ普通紙に同条件にてA3サイズ全面画像を形成し、二次転写ローラ40に印加する定電圧を複数段階に変化させて二次転写し、定着された各画像の濃度をX−Rite濃度計を用いて測定した。
図12に示すように、領域Bの濃度がピーク(領域Bの転写効率が最大)となる電圧値は、領域Aの濃度がピーク(領域Aの転写効率が最大)となる電圧値よりも低い側にずれている。領域Aに領域Bよりも高い電流密度で電流が流れて抵抗値が早く高まった結果である。
目標電流40μAで定電流制御した際に設定される定電圧を通常二次転写設定値Vnとして図に示す。通常二次転写設定値Vnでは、領域Aでの転写効率が領域Bでの転写効率よりも高くなるため、画像における領域Aと領域Bの境界相当位置に濃度段差が形成されてしまう。言い換えれば、A3サイズ画像の両端部だけ濃い画像が出力されてしまう。
ここで、通常二次転写電圧値Vnを低電圧側にシフトすれば、領域Aと領域Bとの濃度差(転写効率差)は小さくなるが、合計のトナー載り量が200%となるようなフルカラー画像の二次転写に不都合を生じる場合がある。このため、通常二次転写電圧値Vnを低電圧側にシフトすることはできない。
すなわち、通常二次転写電圧Vnは、領域Bにおいて反射濃度が下がり始めている領域に設定されている。この理由は、画像形成装置(100:図1)がフルカラー画像形成装置であって、合計のトナー載り量が200%となるようなトナー像を転写するからである。トナー載り量が200%のトナー像でも十分な転写電荷をトナー載り部に確保できるように、高めの定電圧を印加しているからである。
<実験4>
図13は抵抗差縮小制御における通電空回転時間の説明図である。
図12に示すように、同一サイズの記録材に対して連続1000枚の画像形成を行った後、二次転写ローラ40は、領域Aの抵抗値が領域Bよりも大きくなっている。
この状態で、画像形成時と同極性の電圧を一次転写ローラ40に印加して、通電空回転を行うと、抵抗値の低い領域Bに流れる電流密度I(B)の方が、領域Aに流れる電流密度I(A)より高くなる。この状態で通電空回転を継続すると、抵抗値の低い領域Bの抵抗上昇速度は、領域Aよりも高くなるので、領域Bと領域Aとの抵抗差は次第に減少する。領域Bと領域Aの抵抗差が減少すると、当然、領域Bで転写された画像と領域Aで転写された画像との濃度差が減少する。
そこで、第1実施形態では、図3に示すように、同一サイズ記録材104に連続画像形成した後に、通紙幅の大きな記録材P105に画像形成する場合、抵抗差縮小制御(S17〜S20:図4)を実行した。
ところで、画像形成時と逆極性の電圧を一次転写ローラ40に印加して通電空回転を行うと、画像形成時とは逆方向に電流が流れて、弾性層40bの抵抗値が新品状態に向かって減少する。弾性層40bの材料組織中で連続画像形成を通じて偏ったイオン導電性物質の分散状態が元の状態に戻ろうとするからである。
しかし、相対的に抵抗の低い領域Bの電流密度I(B)は、抵抗の高い領域Aの電流密度I(A)よりも高くなるので、元々抵抗値の低い領域Bの抵抗値の減少速度が領域Aよりも高くなって、結果的に領域Aと領域Bとの抵抗差は拡大してしまう。領域Bと領域Aの抵抗差が拡大すると、当然、領域Bで転写された画像と領域Aで転写された画像との濃度差が拡大する。
従って、抵抗差縮小制御(S17〜S20:図4)で一次転写ローラ40に印加する電圧は、画像形成時と同極性でなくてはならない。
また、一次転写ローラ40に印加する電圧は、高いほど領域Bと領域Aとの抵抗差を短時間で解消できるので、不必要な温度上昇や二次転写部T2での放電を招かない程度に高いことが望ましい。
図13は、通常二次転写電圧値(Vn:図12)の2倍の電圧を一次転写ローラ40に印加して通電空回転を行わせた際の抵抗差の解消状態を示している。
実験2と同様に、最大トナー載り量の50%となる条件でA4サイズ全面画像のトナー像を形成させ、縦送り(長手方向送り)されるA4サイズ普通紙に紙間30mmで連続転写した。
このようにして領域Aと領域Bとに抵抗差を形成した一次転写ローラ40を、図8、図9に示す試験装置に装着して、定電流制御された電源D2の出力電圧値を計測した。電源D2の目標電流値は、最初に通常二次転写電圧値(Vn:図12)の2倍の電圧を一次転写ローラ40に印加して検知した電流値とした。時間軸は、二次転写ローラ40が1周回転する時間をtとして何回転かを示している。
図13に示すように、1000枚の連続画像形成で形成された抵抗差は、一次転写ローラ40の500回転の通電空回転にて解消された。500回転の通電空回転後に、A3サイズ記録材に縦送りでトナー載り量が50%、100%、200%の画像形成を行ったところ、いずれの画像においても濃度段差やその他の画像不良は発生しなかった。
従って、第1実施形態では、連続画像形成枚数をYとして、通電空回転時間T=1/2Y×tとした。
<第2実施形態>
図14は第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
第2実施形態の画像形成装置200は、1つの画像形成部Pにて感光ドラム1から記録材へ直接トナー像を転写する以外は第1実施形態と同様に構成される。従って、図14、図15中、図1〜図12と共通する構成には共通の符号を付して重複する説明を省略する。また、画像形成部Pの各構成については、図1、図2の画像形成部Paの各構成に付した符号の末尾のaを除いて表記し、重複する説明を省略する。
図14に示すように、画像形成装置200の画像形成部Pでは、感光ドラム1にブラックトナー像が形成されて転写部Tにて記録材Pへ直接転写される。転写部Tでトナー像を転写された記録材Pは、定着装置17で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、画像形成装置200の外部へ排出される。
画像形成部Pは、感光ドラム1の周囲に、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ5、クリーニング装置6を配置する。
帯電装置2は、感光ドラム1の表面を一様な負極性の電位に帯電させ、露光装置3は、走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを走査して、感光ドラム1の表面に静電像を書き込む。
現像装置4は、負極性に帯電させたトナーを感光ドラム1に供給して静電像を反転現像してトナー像を形成する。感光ドラム1に形成されたトナー像は、感光ドラム1の矢印方向の回転に伴って転写部Tへ搬送されて、レジストローラ23によって転写部Tへ給送された記録材Pに転写される。
転写ローラ40は、図2に示す電源D2から正極性の定電圧を印加されることにより、感光ドラム1の表面の負極性のトナー像を記録材Pへ移動させる。
図2を参照して示すように、転写ローラ40は、ステンレス製のローラ軸40aの外周に、発泡性の合成ゴム材料にイオン導電性抵抗制御剤を分散して抵抗調整した弾性層4bを配置している。
図3を参照して示すように、同一サイズの記録材104の画像形成が100枚以上連続すると、転写ローラ40の領域Aと領域Bとの間に、ジョブごとのATVC制御では十分に解消できない抵抗差が発生する。
そこで、図4に示すように、小さいサイズの記録材104への画像形成が100枚以上連続した後に大きいサイズの記録材105へ画像形成を行う場合に抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行する。
抵抗差縮小制御では、転写ローラ40に通常の転写時と同じ極性の最大電圧を印加した状態で、紙間距離をK1からK2に増大させて、抵抗が相対的に低い領域Bに対して集中的に電流を流す。これにより、領域Bにおける単位面積を流れる電流量の累積値を領域Aにおける値に近づけて両者の抵抗差を減少させる。
<第3実施形態>
図15は第3実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
第3実施形態の画像形成装置300は、記録材搬送ベルト40Bに吸着搬送される記録材Pにトナー像が転写される以外は第2実施形態と同様に構成される。従って、画像形成部Pについては重複する説明を省略する。
図15に示すように、画像形成装置300は、レジストローラ23から受け渡された記録材Pを記録材搬送ベルト40Bが吸着搬送して転写部Tへ給送する。
記録材搬送ベルト40Bは、テンションローラ12によって張架力を付与され、駆動ローラ13に駆動されて回転する。記録材搬送ベルト40Bは、第1実施形態の中間転写ベルト11と同様に構成され、ポリイミドの基材にイオン導電性抵抗制御剤を分散して、体積抵抗率を10〜1012Ω・cmに調整している。
転写ローラ40Aは、第2実施形態の転写ローラ40と同様に構成され、発泡性の合成ゴム材料にイオン導電性抵抗制御剤を分散して抵抗調整した弾性層40bを、ステンレス製のローラ軸40aの外周に配置している。
画像形成装置300でも、同一サイズの記録材の画像形成が100枚以上連続すると、転写ローラ40Aに、ジョブごとのATVC制御では十分に解消できないほど、軸方向の部分的な抵抗差が発生する。
そこで、図4に示すように、小さいサイズの記録材への画像形成が100枚以上連続した後に大きいサイズの記録材へ画像形成を行う場合に抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行する。
抵抗差縮小制御では、転写ローラ40Aに通常の転写時と同じ極性の最大電圧を印加した状態で、通電空回転を継続して紙間距離を増大させることにより、抵抗が相対的に低い領域Bに対して集中的に電流を流す。これにより、領域Bにおける単位面積を流れる電流量の累積値を領域Aにおける値に近づけて両者の抵抗差を減少させる。
<第4実施形態>
図16は第4実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
第4実施形態の画像形成装置400は、第1実施形態の二次転写部T2を第3実施形態の転写部Tと同様に構成してある。従って、図16中、第1実施形態と共通する構成には図1、図2と共通の符号を付し、第3実施形態と共通する構成には図15と共通の符号を付して、それぞれ重複する説明を省略する。
図16に示すように、転写ローラ40Aは、発泡性の合成ゴム材料にイオン導電性抵抗制御剤を分散して抵抗調整した弾性層を有する。このため、同一サイズの記録材への画像形成が連続すると、転写ローラ40Aに、ジョブごとのATVC制御では十分に解消できないほどの軸方向の部分的な抵抗差が発生する。
そこで、図4に示すように、小さいサイズの記録材への画像形成が100枚以上連続した後に大きいサイズの記録材へ画像形成を行う場合に、抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行する。
抵抗差縮小制御では、転写ローラ40Aに通常の転写時と同じ極性の最大電圧を印加した状態で、通電空回転を継続して紙間距離を増大させることにより、抵抗が相対的に低い領域Bに対して集中的に電流を流す。これにより、領域Bにおける単位面積を流れる電流量の累積値を領域Aにおける値に近づけて両者の抵抗差を減少させる。
<第5実施形態>
図17は第5実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
第5実施形態の画像形成装置500は、第1実施形態の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdにおける左右を逆にしてそのまま用いている。従って、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdについては重複する説明を省略する。
図17に示すように、記録材搬送ベルト40Bは、レジストローラ23から受け渡された記録材Pを吸着搬送して、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを順番に通過させる。画像形成部Paでは、イエロートナー像が形成されて記録材Pに転写され、画像形成部Pbでは、マゼンタトナー像が形成されて記録材Pのイエロートナー像に重ねて転写される。画像形成部Pc、Pdでは、それぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、既に転写された記録材Pのトナー像に順次重ねて転写される。
四色のトナー像を転写された記録材Pは、定着装置17で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、画像形成装置500の外部へ排出される。
記録材搬送ベルト40Bは、テンションローラ12によって張架力を付与され、駆動ローラ13に駆動されて回転する。記録材搬送ベルト40Bは、第3実施形態の記録材搬送ベルト40Bとサイズを異ならせて同様に構成され、ポリイミドの基材にイオン導電性抵抗制御剤を分散して、体積抵抗率を10〜1012Ω・cmに調整している。
転写ローラ40Aは、第3実施形態の転写ローラ40Aと同様に構成され、発泡性の合成ゴム材料にイオン導電性抵抗制御剤を分散して抵抗調整した弾性層4bを、ステンレス製のローラ軸40aの外周に配置している。
画像形成装置500でも、同一サイズの記録材の画像形成が100枚以上連続すると、転写ローラ40Aに、ジョブごとのATVC制御では十分に解消できないほど、軸方向の部分的な抵抗差が発生する。
そこで、図4に示すように、小さいサイズの記録材への画像形成が100枚以上連続した後に大きいサイズの記録材へ画像形成を行う場合に、抵抗差縮小制御(S17〜S20)を実行する。
抵抗差縮小制御では、転写ローラ40Aに通常の転写時と同じ極性の最大電圧を印加した状態で、通電空回転を継続して紙間距離を増大させることにより、抵抗が相対的に低い領域Bに対して集中的に電流を流す。これにより、領域Bにおける単位面積を流れる電流量の累積値を領域Aにおける値に近づけて両者の抵抗差を減少させる。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 紙間距離の説明図である。 画像形成の制御のフローチャートである。 二次転写ローラの抵抗測定の説明図である。 二次転写ローラの抵抗値の変化の説明図である。 トナー像を転写中の二次転写部の説明図である。 外側領域の抵抗値を測定する試験装置の説明図である。 内側領域の抵抗値を測定する試験装置の説明図である。 内側領域と外側領域との抵抗値の変化の説明図である。 抵抗差の発生した二次転写ローラの説明図である。 定電圧と画像濃度との関係の説明図である。 抵抗差縮小制御における通電空回転時間の説明図である。 第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 第3実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 第4実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 第5実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
符号の説明
1a 感光ドラム
2a 帯電装置
3a 露光装置
4a 現像装置
5a 一次転写ローラ
11 像担持体(中間転写ベルト)
29 バックアップローラ
40、40A 転写回転体(二次転写ローラ、転写ローラ)
100、200、300、400、500 画像形成装置
110 制御手段(制御部)
D2 電源手段(電源)
P 記録材
Pa、P トナー像形成手段(画像形成部)
T2、T 転写部(二次転写部、転写部)

Claims (3)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に当接して転写部を形成し、前記転写部に搬送される記録材に対して前記像担持体上のトナー像を転写する転写部材と、
    トナー像が転写される時に前記転写部材に転写電圧を印加する電圧印加手段と、を有する画像形成装置において、
    複数の記録材にトナー像を形成する連続プリントジョブ中に、前記転写部に搬送される記録材の搬送方向に直交する方向の長さを変更する記録材変更手段と、
    前記記録材変更手段によって、前記長さが短い記録材から前記長さが長い記録材へ変更される場合に、前記長さが短い記録材同士の搬送間隔をK1とし、前記長さが長い記録材とそれより前の前記長さが短い記録材との搬送間隔をK2とする時、K2 >K1 となる様に、前記搬送間隔を調整する搬送間隔調整手段と、を備え、
    前記電圧印加手段は、前記記録材変更手段により前記長さが短い記録材から前記長さが長い記録材へ変更される場合に、前記長さが長い記録材とそれより前の前記長さが短い記録材との搬送間隔の期間に、前記転写部材に前記転写電圧の極性と等しい極性で絶対値が前記転写電圧より大きい電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送間隔調整手段によって変更された前記搬送間隔は、記録材の前記長さが変更される前に前記転写部へ連続して搬送された、前記長さが同一の記録材の枚数に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記長さが同一の記録材が連続して前記転写部へ搬送される枚数が所定数に達した場合、記録材の前記長さの変更が行われていなくても、前記搬送間隔は変更されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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