JPH11164166A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH11164166A
JPH11164166A JP9345920A JP34592097A JPH11164166A JP H11164166 A JPH11164166 A JP H11164166A JP 9345920 A JP9345920 A JP 9345920A JP 34592097 A JP34592097 A JP 34592097A JP H11164166 A JPH11164166 A JP H11164166A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像濃度を全体的に上げた場合でも、トナー
散りのないきれいな画像を出力できるカラー画像処理装
置を提供する。 【解決手段】 単色モードやフルカラーモードが選択さ
れていて、現像色を2色以上重ねて出力した際、全体濃
度調整レバー351により画像全体の濃度を上げたこと
等に伴い、高濃度部分でトナー散りが起こったとして
も、高濃度調整レバー352を操作して高濃度部の濃度
を下げることで、低濃度部や中間濃度部には影響を及ぼ
すことなく、簡単に、トナーのチリによる画像劣化を防
止できるようにした。2次色の領域を自動判定し、その
領域の濃度増加の度合いを他の色の領域の濃度増加の度
合いよりも小さく抑えるようにも構成した。また、写真
領域と文字領域とを自動判別し、写真領域の濃度増加の
度合いを文字領域の濃度増加の度合いよりも小さく抑え
るようにも構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルカラー複写機
やフルカラー複合機などカラー画像処理装置に関し、特
に出力画像濃度をユーザが調整可能なカラー画像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラー複写機には、画像出力モード
としてフルカラーモード、白黒モード、自動カラーモー
ドなど数種類のモードが備わっており、この種の複写機
によればモードを切り替えることでユーザの希望する出
力形態を選択することができる。また、フルカラー複写
機によっては、上記の出力モードに加えて、シングルカ
ラーモードを備えたものがある。シングルカラーモード
は現像1次色であるシアン、マゼンタ、イエローと、1
次色の2色重ねによって得られるレッド、グリーン、ブ
ルー(この種の色を2次色と呼ぶ。)の6色のうち1色
のみを使用して、原稿の濃度に応じた濃淡パターンから
なる画像を出力するモードである。ところで、フルカラ
ー複写機においては、シングルカラーモードで1次色で
あるシアン、マゼンタ、イエローのうち何れかを選択し
て画像出力する場合は、白黒出力の場合と同じように1
色のトナーのみを用いるので、色のにじみや色ずれの心
配はないが、2次色であるレッド、グリーン、ブルーの
ようにトナーを2色以上重ねて得られる色を使用してカ
ラー画像を出力する場合には様々な弊害が生じる。その
弊害のひとつにトナー散りという問題がある。トナー散
りとは、1点( レーザ- プリンタにおける1ドット) に
あまりたくさんのトナーを載せすぎたために、2色目以
降のトナーがその点に定着せず、その周辺に散ってしま
う現象である。フルカラーモードにおけるブラック、あ
るいは彩度の低い有彩色に関してはUCR処理によりあ
る程度トナーの量を制限することができるが、彩度の高
い2次色の場合にはトナーの量を制限する処理手段が用
意されていないためトナー散りが発生しやすい。また、
標準濃度設定時においはトナーの乗り過ぎを防ぐことが
できても、ユーザが濃度調整を行って全体的に濃度を高
くした場合などにおいては、トナー散りを防ぐ有効な手
段はなかった。この種の技術に関連する従来の技術とし
て、特開平2- 128869号公報に記載の“色変換機
能を有する色補正処理方法“や、特開平4−26027
4号公報に記載の“色分解装置“ 等がある。前者は、
色補正処理に関するもので、入力されるデータの有彩成
分、および無彩成分の量を見て色補正係数を切り替える
ことを特徴としている。後者もやはり色補正処理に関す
るもので、フィルム出力モードにてカラーフィルムの種
類が変更された場合に、その特性に応じて色補正係数を
切り替えることを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載にれた従来の技術では、それぞれ原稿種類や原稿濃度
を見て適切な色補正係数に切り替えるようにしている
が、濃度調整を部分的に行ったり、原稿色に応じて画像
全体の濃度調整時における濃度変化の度合いを変えた
り、文字領域であるか写真領域であるかによって画像全
体の濃度調整時における濃度変化の度合いを変えたりす
ることはなされていなかったため、ユーザが濃度調整を
行って全体的に濃度を高くした場合などにおいては、ト
ナー散りを防ぐことができなかった。そこで、本発明の
解決すべき課題は、請求項1では、出力画像の濃度を全
体的に上げた場合などに、トナー散りが発生しやすい高
濃度部の濃度を下げることにより、画像劣化を防止でき
るカラー画像処理装置を提供することにある。また、請
求項2では、出力画像の濃度を全体的に上げる際に、ト
ナー散りの発生しやすい2次色領域の濃度増加の度合い
を抑えて画像劣化を防止できるカラー画像処理装置を提
供することにある。また、請求項3では、出力画像の濃
度を全体的に上げる際に、トナー散りによって画像が不
鮮明になりやすい写真領域の濃度増加の度合いを抑えて
画像劣化を防止できるカラー画像処理装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明では、原稿画像を光学的に走
査して画像データに変換する画像読み取り手段と、前記
画像読み取り手段で読み取られた画像データを色成分に
分解する色成分分解手段と、前記色成分分解手段で色成
分に分解された画像データを可視化して出力する画像出
力手段と、前記画像出力手段で画像を出力する際、出力
画像全体の濃度を調整する全体濃度切り替え手段とを備
えたディジタル画像形成装置において、前記画像出力手
段で画像を出力する際、出力画像の高濃度部の濃度を選
択的に調整するための部分濃度切り替え手段を更に備え
たことを特徴としている。また、請求項2に記載の発明
では、原稿画像を光学的に走査して画像データに変換す
る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段で読み取
られた画像データを色成分に分解する色成分分解手段
と、前記色成分分解手段で色成分に分解された画像デー
タを可視化して出力する画像出力手段と、前記画像出力
手段で画像を出力する際、出力画像全体の濃度を調整す
る全体濃度切り替え手段とを備えたディジタル画像形成
装置において、前記色成分分解手段による色成分分解結
果に基づいて前記画像読み取り手段で読み取られた画像
データが2次色であるかそうでないかを判定する2次色
判定手段と、前記全体濃度切り替え手段により出力画像
の濃度を全体的に上げる際に、前記2次色判定手段によ
り2次色と判定された領域の濃度増加の度合いを、他の
色の領域の濃度増加の度合いよりも小さく抑える濃度抑
制手段とを更に備えたことを特徴としている。また、請
求項3に記載の発明では、原稿画像を光学的に走査して
画像データに変換する画像読み取り手段と、前記画像読
み取り手段で読み取られた画像データを色成分に分解す
る色成分分解手段と、前記色成分分解手段で色成分に分
解された画像データを可視化して出力する画像出力手段
と、前記画像出力手段で画像を出力する際、出力画像全
体の濃度を調整する全体濃度切り替え手段とを備えたデ
ィジタル画像形成装置において、前記画像読み取り手段
で読み取られた画像データから原稿の文字領域と写真領
域とを判定する領域判定手段と、前記全体濃度切り替え
手段により出力画像の濃度を全体的に上げる際に、前記
領域判定手段により写真領域と判定された領域の濃度増
加の度合いを、文字領域と判定された領域の濃度増加の
度合いよりも小さく抑える濃度抑制手段とを更に備えた
ことを特徴としている。
【0005】上記のように構成したので、請求項1に記
載のカラー画像処理装置によれば、単色モードやフルカ
ラーモードが選択されていて、現像色を2色以上重ねて
出力した際、全体濃度切り替え手段(全体濃度調整レバ
ーやキー等)により画像全体の濃度を上げたこと等に伴
い、高濃度部分でトナー散りが起こったとしても、部分
濃度切り替え手段(高濃度調整レバーやキー等)により
高濃度部の濃度を下げることで、低濃度部や中間濃度部
には影響を及ぼすことなく、簡単に、トナーのチリによ
る画像劣化を防ぐことができる。また、請求項2に記載
のカラー画像処理装置によれば、単色モードやフルカラ
ーモードが選択されていて、現像色を2色以上重ねて出
力する場合に、全体濃度切り替え手段(全体濃度調整レ
バーやキー等)により画像全体の濃度を上げたとして
も、2次色の領域が自動判定され、その領域の濃度増加
の度合いが他の色の領域の濃度増加の度合いよりも小さ
く抑えられるので、他の色に影響を及ぼすことなく、簡
単に、トナ- のチリによる画像劣化を防ぐことができ
る。また、請求項3に記載のカラー画像処理装置によれ
ば、単色モードやフルカラーモードが選択されていて、
現像色を2色以上重ねて出力する場合に、全体濃度切り
替え手段(濃度調整キー等)により画像全体の濃度を上
げたとしても、UCRが100%でない写真領域とUC
Rが100%に近い文字領域とが自動判定され、写真領
域の濃度増加の度合いが文字領域の濃度増加の度合いよ
りも小さく抑えられるので、文字領域に影響を及ぼすこ
となく、簡単に、トナ- のチリによる画像劣化を防ぐこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
の一例を示すディジタルカラー複写機の機構部の概略構
成図である。図において、100はレーザプリンタ部、
200は自動原稿送り装置、300は操作部、400は
イメージスキャナ部、500は外部センサである。イメ
ージスキャナ部400は、コンタクトガラス401の下
方に配置された照明用のランプ402を搭載した移動体
を図の左右方向( 副走査方向) に機械的に一定速度で移
動させ、原稿画像を読み取る画像読み取り部である。照
明用のランプ402から出た光は、コンタクトガラス4
01上に載置される原稿の表面で原稿画像の濃度に応じ
て反射する。この反射光、即ち、原稿の光像は多数のミ
ラー及びレンズを通り、ダイクロックプリズム410に
入射する。ダイクロックプリズム410は入射光を波長
に応じてR、G、Bの3色に分光する。そして、分光さ
れたR、G、B3色の光は、各色毎に設けられた一次元
電荷結合素子(CCD)イメージセンサ410にそれぞ
れ入射する。すなわち、この複写機では原稿画像光を分
光して得られたR、G、Bの各色成分が3つの一次元電
荷結合素子(CCD)イメージセンサ410を使用する
ことによって1ラインずつ同時に読み取られる。原稿の
二次元画像は上記移動体の副走査によって順次読み取ら
れる。外部センサ500は、イメージスキャナ部400
と同様に原画画像のR、G、Bの各色成分を同時に検出
できるCCDで構成されたハンディタイプのスキャナに
内蔵されている。
【0007】ADF200は、イメージスキャナ部40
0の上方に配置されており、その原稿台210上に多数
の原稿を載積した状態で保持することができる。原稿の
給紙動作を行う場合は、回転駆動される呼び出しコロ2
12が最上部の原稿上面に当接し、当接した原稿を繰り
出す。213は重送を避けるための分離コロである。所
定の位置まで繰り出された原稿はプルアウトローラ21
7および搬送ベルト216の駆動によって、イメージス
キャナ部400のコンタクトガラス401上をさらに搬
送され、所定の読み取り位置まで進んだとき、即ち、原
稿の先端がコンタクトガラス401の左端位置に達した
ときに停止する。原稿の読み取りが終了すると搬送ベル
ト216が再び駆動されて、コンタクトガラス401上
の原稿は排紙され、次の原稿が読み取り位置に送られ
る。呼び出しコロ212の手前には原稿が載積されてい
るか否かを検知するための原稿有無センサ211が、ま
た、分離コロ213とプルアウトローラ217との間に
は原稿の先端及びサイズを検知するための原稿先端セン
サ214が備わっている。これら原稿有無センサ211
及び原稿先端センサ214には光学センサが使用され
る。
【0008】原稿先端センサ214は、主走査方向(紙
面に垂直な方向)の互いに異なる位置に配置された複数
のセンサで構成されており、これらのセンサの検出状態
の組み合わせによって、主走査方向の原稿サイズ、即
ち、原稿幅を検知することができるようになっている。
また、図示しない給紙モータには回転量に応じたパルス
を出力するパルス発生器が設けられており、ADF20
0の制御装置は原稿先端センサ214を原稿が通過する
までの時間を計測することによって副走査方向の原稿サ
イズ、即ち、原稿の長さを検知する。なお、呼び出しコ
ロ212及び分離コロ213は上記給紙モータによって
駆動され、プルアウトローラ217及び搬送ベルト21
6は別の搬送モータによって駆動される。また、プルア
ウトローラ217の下流には光学センサからなるレジス
トセンサ215が配置されている。
【0009】次に、レーザプリンタ部100の概略構成
およびその動作を説明する。画像の再生は感光体ドラム
1上で行われる。感光体ドラム1の周囲には一連の静電
写真のプロセスユニット、即ち、帯電チャージャ5、書
き込みユニット3、現像ユニット4、転写ドラム2、ク
リーニングユニット6などが備わっている。書き込みユ
ニット3には図示しないレーザダイオードが備わってお
り、それが発するレーザ光は回転多面体3b、レンズ3
c、ミラー3d、及びレンズ3eを経て感光体ドラム1
の表面に照射される。回転多面鏡3b はポリゴンモータ
3a によって高速で定速回転駆動される。図示しない画
像制御装置は、記録すべき画像の濃度に対応する画素単
位の2値信号(記録有/ 記録無)により駆動されるレー
ザダイオードの発光タイミングが、各々の画素位置を順
次走査する回転多面鏡3b の回転偏向動作と同期するよ
うにレーザダイオードの駆動信号を制御する。つまり、
感光体ドラム1の表面の画像の各走査位置で、その画素
の濃度(記録有/記録無)により駆動されるレーザ光が
照射されるようにレーザダイオードをオン/オフ制御す
る。感光体ドラム1の表面は、予め帯電チャージャ5に
よるコロナ放電によって一様に高電位に帯電されてい
る。この表面に書き込みユニット3の発するレーザ光が
照射されると、その光の強度に応じて帯電電位が変化す
る。つまり、書き込みユニット3が備えているレーザダ
イオードが発するレーザ光の照射の有無に応じた電位分
布が感光体ドラム1上に形成されることになる。こうし
て、感光体ドラム1上に原稿画像の濃淡に対応した電位
分布、即ち静電潜像が形成される。この静電潜像は書き
込みユニット3よりも下流に配置された現像ユニット4
によって可視像化される。この実施の形態では現像ユニ
ット4には4組の現像器4M、4C、4Yおよび4BK
が備えられており、それぞれの現像器には互いに色の異
なるM( マゼンタ) 、C(シアン)、Y(イエロー)お
よびBK(ブラック)のトナーが収納されている。レー
ザプリンタ部100は上記4つの現像器のいずれか一つ
が選択的に付勢されるように構成されているので、静電
潜像はM、C、Y又はBK色のいずれか一つのトナーで
可視像化される。一方、給紙カセット11に収納された
転写紙は給紙コロ12で繰り出され、レジストローラ1
3によってタイミングを取られて転写ドラム2の表面に
送り込まれ、その表面に吸着された状態で転写ドラム2
の回転に伴って移動する。そして感光体ドラム1の表面
に近接した位置で、転写チャージャ7による帯電によっ
て感光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写紙の表
面に転写される。単色コピーモードの場合には、トナー
像の転写が終了し、転写ドラム2から分離された転写紙
は定着されて排紙トレイ10に排紙されるが、フルカラ
ーモードの場合には、BK、M、C及びYの4色の画像
を一枚の転写紙上に重ねて形成する必要がある。
【0010】この場合、まず感光体ドラム1上にBK色
のトナー像を形成してそれを転写紙に転写した後、転写
紙を転写ドラム2から分離することなく感光体ドラム1
上に次のM色のトナー像を形成し、そのトナー像を再び
転写紙に転写する。更にC色及びY色についても感光体
ドラム1上へのトナー像の形成とそれの転写紙への転写
を行う。つまり、トナー像の形成と転写のプロセスを繰
り返す事によって1つのカラー画像が転写紙上に形成さ
れる。全てのトナー像の転写が終了すると、転写紙は分
離チャージャ8による帯電によって転写ドラム2から分
離され、定着器9でトナー像の定着処理を受けた後排紙
トレイ10に排出される。
【0011】図2は本実施の形態のディジタルカラー複
写機の電装部の概略構成を示す回路ブロック図である。
複写機全体の動作はマイクロコンピュータで構成される
システムコントローラ50によって制御される。同期制
御回路60は制御タイミングの基準となるクロックパル
スを発生させて、各制御ユニット間の信号の同期をとる
各種の同期信号を入出力させる。本実施の形態では走査
タイミングの基になる主走査同期信号は、レーザプリン
タ部100の回転多面鏡3bの回転によるレーザー光の
走査開始時期に同期させている。イメージスキャナ部4
00で読み取られたR、G、B各色の画像信号はA/D
変換され、各々8ビットのカラー画像情報として出力さ
れる。このカラー画像情報は画像処理部90内で各種処
理を受けた後、レーザプリンタ部100に出力される。
画像処理部90は、スキャナガンマ補正回路71、RG
B平滑フィル夕回路72、色補正回路73、下色除去(
UCR/ UCA)回路74、セレクタ75、エッジ強調
フィル夕回路76、プリンタガンマ補正回路77、階調
処理回路78、像域分離回路79、及びACS回路80
を備えている。
【0012】スキャナガンマ補正回路71ではイメージ
スキャナ部400で読み取られた反射率リニアのRGB
データを、濃度リニアのRGBデータに変換する。RG
B平滑フィル夕回路72では網点原稿によるモアレを抑
えるためのスムージング処理を行っている。色補正回路
73ではR、G、Bのそれぞれの色の画像情報をそれら
の補色である、Y、M、Cの各色の画像情報に変換す
る。UCR/ UCA回路74では入力したY、M、C色
の全ての画像情報を合成した画像信号の色に含まれる黒
成分を抽出し、それをBK信号として出力するととも
に、残りの色の画像信号から黒成分を除去し、かつYM
C成分を上乗せする。セレクタ回路75はシステムコン
トローラ50からの指示に応じて、入力されるY、M、
C、BKの色信号からいずれか一つの色信号を選択して
次のブロックへ出力する。エッジ強調フィルタ回路76
では、文字部、あるいは絵柄部のエッジ情報の強調を行
い、プリンタガンマ補正回路77ではプリンタ特性に合
わせた特性カーブをセットし階調処理を含めて濃度リニ
アになるようにする。階調処理回路78は入力される8
ビットの濃度情報を2値化、あるいは多値化する回路で
ある。一般にディザ処理が行われることが多く、レーザ
プリンタ部100にはディザ処理された画像信号が出力
される。
【0013】スキャナガンマ補正回路71の出力は、一
方で像城分離回路79とACS回路80に送出される。
像域分離回路79は、入力される画像が文字部であるか
絵柄部であるかを判定する領域判定回路(領域判定手
段)と、有彩色であるか無彩色であるかを判定する2次
色判定回路(2次色判定手段)とを備えており、その結
果を1画素単位でそれぞれの処理ブロックへ送出してい
る。各処理ブロックでは像域分離回路79の判定結果に
従い処理を切り替えている。ACS回路80はスキャナ
200にセットされた原稿が白黒原稿であるかカラー原
稿であるかを判定し、その結果をBK版用のスキャン終
了時にシステムコントローラ50へ送出している。カラ
ー原稿であれば残りのYMC版用の3スキャンを行い、
白黒原稿であればBK版用のスキャンだけでスキャン動
作を終了させる。
【0014】図3は図2中に示す画像処理部90の詳細
図である。なお、画像処理部90を構成する71〜80
の各画像処理ブロックのパラメータは全てシステムコン
トローラ50内のCPUにより設定される構成となって
いる。図3では本発明に特に関係のある色補正回路73
とプリンタガンマ補正回路77のみを記載している。操
作部300から全体濃度ノッチを変更した際の動作を簡
単に説明する。操作部300上で濃度ノッチが変更され
ると、操作部300のCPU304から、画像処理用の
CPU301にシリアル通信にて濃度ノッチ番号が送信
される。画像処理用CPU301では濃度ノッチ番号を
見て、設定すべき値をプリンタガンマ補正回路77、あ
るいは色補正回路73に設定する。図5(a)に全体濃
度ノッチをプリンタガンマテーブルで対応している一例
を示す。この場合ガンマカーブがそのままガンマテーブ
ルを表している。標準ノッチにおけるガンマカーブが実
線で示されており、濃度ノッチを上げると全体的に高
く、すなわち傾きが大きいカーブになり、濃度ノッチ下
げると全体的に低く、すなわち傾きが小さいカーブにな
る。
【0015】以下、上記の装置構成をふまえた上で各請
求項に対応する実施の形態を説明する。 [ 請求項1に対応する実施の形態]図4に請求項1に対
応する実施の形態における操作部300の構成例を示
す。従来この種のデジタルカラー複写機は、濃度ノッチ
を調整する手段として全体濃度調整レバー351しか備
えていなかったが、この実施の形態では、高濃度部の濃
度ノッチを選択的に調整するための部分濃度調整レバー
352を有している。この場合、全体濃度調整レバー3
51を左右にスライドさせると、図5(a)に示すよう
に出力画像の濃度ノッチが全体的に上下し、部分濃度調
整レバー352を左右にスライドさせると、図5(b)
に示すように出力画像のシャドー部のみ濃度ノッチが上
下するようになっている。実際にガンマテーブルにセッ
トする値としては、2本のガンマカーブの合成カーブの
値となる。図5(c)はその一例を示したものであり、
低濃度乃至中濃度を標準値とし、高濃度を標準値より低
く調整した場合の合成カーブを例示している。この実施
の形態によれば、画像出力を行った際、全体濃度調整レ
バー351を操作して出力画像の濃度を全体的に上げ過
ぎたたために、高濃度部分でトナー散りが起こったとし
ても、部分濃度調整レバー352を“低”側にスライド
させることにより、中間濃度部には影響を及ぼすことな
く高濃度部の濃度を適当な濃度まで下げることができる
ので、その後再度画像出力を行うことによりトナー散り
の無いきれいな画像を得ることができる。また、高濃度
部でトナー散りが発生することが事前にわかっている場
合には、あらかじめ部分濃度調整レバー352によって
高濃度部の濃度を低めに設定してから画像出力を行うこ
とにより紙の無駄を省くことができる。また、現状のデ
ジタルカラー複写機のハードウェア構成に部分濃度調整
レバー352及びこれに関連する回路だけを付加すれば
実現できるので、上記機能を付加したことによって大き
なコストアップを招くことはない。
【0016】[ 請求項2に対応する実施の形態]請求項
2に対応する実施の形態では、有彩色であるか無彩色で
あるかを判定するために2次色判定回路601を使用す
る。図6に示すように、2次色判定回路601は像域分
離79内に設けられており、画像処理部90内の各処理
ブロックに2次色ON/OFF信号を出力している。図
7(a)に、2次色判定回路601の内部構成の一例を
示す。図示するように、2次色判定回路601は、入力
されるRGB信号をCIEに準拠したXYZ信号に変換
するXYZ変換回路701と、変換されたXYZ信号を
更にL* * b* 信号に変換するL* a* b* 変換回路7
02と、L* a* b* 信号から2次色領域を判定する色
相判定回路703とを有している。XYZ変換回路70
1におけるRGB→XYZ変換、及びL*a*b* 変換回路
702におけるXYZ→L* a* b* 変換の一例を次に
示す。 X=0.490R+0.310G+0.200B Y=0.177R+0.812G+0.011B Z=0.000R+0.010G+0.990B L* =116* Y1/3 −16 a* =500* (X1/3 −Y1/3 ) b* =200* (Z1/3 −Y1/3 ) L* a* b* 系では、a* b* 平面にて色相と彩度が表
現されている。2次色かどうかの判定はa* b* 信号を
使って行う。
【0017】図7(b)にa* b* 平面を示す。色相に
関してはa* 軸のプラス軸を始点として時計回りに、M
領域→B領域→C領域→G領域→Y領域→R領域→M領
域となるので、飛び飛びの空間、すなわち位相角が60
゜〜120゜の範囲、180゜〜240゜ の範囲、及
び300゜〜360゜の範囲が2次色候補となる。ま
た、中心に近い領域は無彩色領域なので、これを除いた
3つの扇形の領域がそれぞれR、G、Bの2次色領域と
なる。入力画像データがこれら2次色領域内にあると
き、2次色判定回路601は2次色ON信号をする。こ
の2次色ON信号によって、プリンタガンマ補正回路7
7にて処理されるガンマテーブルが図5(d)に示すよ
うに異なってくる。図5(d)の例では、2次色でない
場合、全体濃度ノッチによるプリンタガンマの範囲は2
本の一点鎖線の間の範囲となるが、2次色と判定された
場合には、一点鎖線と二点鎖線との間の範囲となり、濃
度の増し分が他の色の場合よりも抑えられている。な
お、ここでは2次色判定のための色空間としてL* a*
b* 系を用いているが、実際には色相がわかればよいの
で、例えば、RGBからYIQに変換し、IQ信号を用
いて判定してもかまわない。IQ信号を用いた場合、例
えば下記の関係式によりRGBをYIQに変換できる。 Y=0.299R+0.587G+0.114B I=R−Y Q=B−Y この実施の形態によれば、単色モードやフルカラーモー
ドが選択されていて、現像色を2色以上重ねて出力する
場合に、全体濃度調整レバー351を操作して画像全体
の濃度を上げたとしても、2次色の領域が2次色判定回
路601により自動判定され、2次色ON信号が各処理
ブロックに入力されることにより、2次色の領域の濃度
増加の度合いが他の色の領域の濃度増加の度合いよりも
小さく抑えられるので、他の色に影響を及ぼすことな
く、トナー散りの無いきれいな画像を得ることができ
る。したがって、従来のようにユーザがカラーモード
(フルカラー、シングルカラー1次色、2次色等)に応
じた濃度設定操作を行わずに済むので、従来機よりも使
い勝手が格段に良くなる。
【0018】[ 請求項3に対応する実施の形態]請求項
3に対応する実施の形態では、文字部であるか絵柄部で
あるかを判定する文字/ 写真領域判定回路を使用する。
文字/ 写真領域判定回路は、図6に示す像域分離回路7
9内のエッジ判定回路602と網点判定回路603とか
らなり、両回路602、603における判定結果に応じ
て、文字信号又は写真信号を画像処理部90内の各処理
ブロックに出力している。エッジ判定回路602では入
力画像データが画像のエッジ(縁)部のものであるか否
かが判定される。網点判定回路603では入力画像デー
タが網点部の画像データであるか否かが判定される。そ
して、エッジ判定回路602でエッジ部であると判定さ
れ且つ網点判定回路603で網点部でないと判定された
とき、すなわち(エッジ判定ON)AND(網点判定O
FF)のときに文字信号が出力され、それ以外のときは
写真信号が出力される。図8に、エッジ判定回路602
の内部構成の一例を示す。図示するように、エッジ判定
回路602は、2値化回路801、エッジ検出回路80
2、エッジカウント回路803、ブロック判定回路80
4、及び複数のFIFO回路からなり、2次色判定回路
601に入力されるRGB画像データのうちの、Gデー
タのみを入力画像データに用いパターンマッチングによ
りエッジ判定を行っている。
【0019】その際、多値データである入力Gデータを
2値化回路801で2値化した後、エッジ検出回路80
2でパターンマッチングを行う。エッジ検出回路802
内に用意されている参照パターン(エッジパターン)の
例を図9(a)、(b)に示す。この例では4×4サイ
ズの参照パターンを示しており、図9(c)に示すよう
に、ビットデータでは黒丸が1(画像データの濃度が高
い)、白丸が0(画像データの濃度が低い)に対応して
いる。また、バツ(×)はどちらでもよいことを示して
いる。エッジであった場合にはエッジ検出回路802が
1を出力し、これをエッジ候補としてエッジカウント回
路803でカウントする。そして、4×4サイズの画素
領域において注目画素の周辺にいくつエッジ候補がある
かに基づいて、最終的に注目画素がエッジであるかどう
かをブロック判定回路804が判定する。なお、エッジ
候補を直接エッジと判定しても構わない。その場合ブロ
ック判定回路804は不要である。
【0020】図10に網点判定回路603の内部構成の
一例を示す。図示するように、網点判定回路603は、
2値化回路1001、網点検出回路1002、網点カウ
ント回路1003、ブロック判定回路1004、及び複
数のFIFO回路からなり、2次色判定回路601に入
力されるRGB画像データのうちの、Gデータのみを入
力画像データに用いパターンマッチングにより網点判定
を行っている。その際、多値データである入力Gデータ
を2値化回路1001で2値化した後、網点検出回路1
002でパターンマッチングを行う。網点検出回路10
02内に用意されている参照パターン(網点パターン)
の例を図11(a)、(b)に示す。この例では4×4
サイズの参照パターンを示しており、図11(c)に示
すように、ビットデータでは黒丸が1(画像データの濃
度が高い)、白丸が0(画像データの濃度が低い)に対
応している。また、バツ(×)はどちらでもよいことを
示している。網点であった場合には網点検出回路100
2が1を出力し、これを網点候補として網点カウント回
路1003でカウントする。そして、4×4サイズの画
素領域において注目画素の周辺にいくつ網点候補がある
かに基づいて、最終的に注目画素が網点であるかどうか
をブロック判定回路1004が判定する。なお、網点候
補を直接網点と判定しても構わない。その場合ブロック
判定回路1004は不要である。
【0021】上記エッジ判定と網点判定の結果に応じ
て、像域分離回路79から文字信号又は写真信号が出力
される。そして、像域分離回路79から文字信号が出力
されたか写真信号が出力されたかによって、プリンタガ
ンマ補正回路77にて処理されるガンマテーブルが図5
(d)に示すように異なってくる。図5(d)の例で
は、文字領域と判定された場合には、全体濃度ノッチに
よるプリンタガンマの範囲は2本の一点鎖線の間の範囲
となるが、写真領域と判定された場合には、一点鎖線と
二点鎖線との間の範囲となり、濃度の増し分が文字領域
の場合よりも抑えられている。この実施の形態によれ
ば、単色モードやフルカラーモードが選択されていて、
現像色を2色以上重ねて出力する場合に、全体濃度調整
レバー351を操作して画像全体の濃度を上げたとして
も、UCRが100%でない写真領域とUCRが100
%に近い文字領域とが文字/ 写真領域判定回路により自
動判定され、文字信号または写真信号が各処理ブロック
に入力されることにより、写真領域の濃度増加の度合い
が文字領域の濃度増加の度合いよりも小さく抑えられる
ので、文字領域の色に影響を及ぼすことなく、トナー散
りの無いきれいな画像を得ることができる。したがっ
て、ユーザが画質モード(分離、文字、写真等)に応じ
た濃度設定操作を行わずに済むので、従来機よりも使い
勝手が格段に良くなる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載のカ
ラー画像処理装置によれば、単色モードやフルカラーモ
ードが選択されていて、現像色を2色以上重ねて出力し
た際、全体濃度切り替え手段により画像全体の濃度を上
げたこと等に伴い、高濃度部分でトナー散りが起こった
としても、部分濃度切り替え手段により高濃度部の濃度
を下げることで、低濃度部や中間濃度部には影響を及ぼ
すことなく、簡単に、トナーのチリによる画像劣化を防
ぐことができる。また、請求項2に記載のカラー画像処
理装置によれば、単色モードやフルカラーモードが選択
されていて、現像色を2色以上重ねて出力する場合に、
全体濃度切り替え手段により画像全体の濃度を上げたと
しても、2次色の領域が自動判定され、その領域の濃度
増加の度合いが他の色の領域の濃度増加の度合いよりも
小さく抑えられるので、他の色に影響を及ぼすことな
く、きれいなカラー画像を出力できる。また、請求項3
に記載のカラー画像処理装置によれば、単色モードやフ
ルカラーモードが選択されていて、現像色を2色以上重
ねて出力する場合に、全体濃度切り替え手段により画像
全体の濃度を上げたとしても、UCRが100%でない
写真領域とUCRが100%に近い文字領域とが自動判
定され、写真領域の濃度増加の度合いが文字領域の濃度
増加の度合いよりも小さく抑えられるので、文字領域に
影響を及ぼすことなく、きれいなカラー画像を出力でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すディジタルカ
ラー複写機の機構部の概略構成図である。
【図2】図1に示すディジタルカラー複写機の電装部の
概略構成を示す回路ブロック図である。
【図3】図2中の画像処理部の詳細図である。
【図4】本発明の実施の形態における操作部の構成例を
示す平面図である。
【図5】(a)〜(d)はプリンタガンマテーブルを例
示した図である。
【図6】図2中の像域分離回路の内部構成図である。
【図7】(a)は図6中の2次色判定回路の内部構成
図、(b)はa* b* 平面により色領域を示した説明図
である。
【図8】図6中のエッジ判定回路の内部構成図である。
【図9】(a)〜(c)はエッジ判定回路内に用意され
ている参照パターンの例を示した図である。
【図10】図6中の網点判定回路の内部構成図である。
【図11】(a)〜(c)は網点判定回路内に用意され
ている参照パターンの例を示した図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム、2 転写ドラム、3 書き込みユニ
ット、4 現像ユニット、5 帯電チャージャ、6 ク
リーニングユニット、50 システムコントローラ、6
0 同期制御回路、71 スキャナガンマ補正回路、7
2 RGB平滑フィル夕回路、73 色補正回路、74
下色除去( UCR/ UCA)回路、75 セレクタ、
76 エッジ強調フィル夕回路、77 プリンタガンマ
補正回路、78 階調処理回路、79 像域分離回路、
80 ACS回路、90 画像処理部、100 レーザ
プリンタ部、200 自動原稿送り装置、300 操作
部、301 画像処理用のCPU、351 全体濃度調
整レバー()、352 部分濃度調整レバー()、40
0 イメージスキャナ部、410 一次元電荷結合素子
(CCD)イメージセンサ、500 外部センサ、60
1 2次色判定回路、602 エッジ判定回路、603
網点判定回路、701 XYZ変換回路、702 L
* a* b* 変換回路、703 色相判定回路、801
2値化回路、802 エッジ検出回路、803 エッジ
カウント回路、804 ブロック判定回路、1001
2値化回路、1002 網点検出回路、1003 網点
カウント回路、1004 ブロック判定回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に走査して画像データ
    に変換する画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段で読み取られた画像データを色成
    分に分解する色成分分解手段と、 前記色成分分解手段で色成分に分解された画像データを
    可視化して出力する画像出力手段と、 前記画像出力手段で画像を出力する際、出力画像全体の
    濃度を調整する全体濃度切り替え手段とを備えたディジ
    タル画像形成装置において、 前記画像出力手段で画像を出力する際、出力画像の高濃
    度部の濃度を選択的に調整するための部分濃度切り替え
    手段を更に備えたことを特徴とするカラー画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を光学的に走査して画像データ
    に変換する画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段で読み取られた画像データを色成
    分に分解する色成分分解手段と、 前記色成分分解手段で色成分に分解された画像データを
    可視化して出力する画像出力手段と、 前記画像出力手段で画像を出力する際、出力画像全体の
    濃度を調整する全体濃度切り替え手段とを備えたディジ
    タル画像形成装置において、 前記色成分分解手段による色成分分解結果に基づいて前
    記画像読み取り手段で読み取られた画像データが2次色
    であるかそうでないかを判定する2次色判定手段と、 前記全体濃度切り替え手段により出力画像の濃度を全体
    的に上げる際に、前記2次色判定手段により2次色と判
    定された領域の濃度増加の度合いを、他の色の領域の濃
    度増加の度合いよりも小さく抑える濃度抑制手段とを更
    に備えたことを特徴とするカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を光学的に走査して画像データ
    に変換する画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段で読み取られた画像データを色成
    分に分解する色成分分解手段と、 前記色成分分解手段で色成分に分解された画像データを
    可視化して出力する画像出力手段と、 前記画像出力手段で画像を出力する際、出力画像全体の
    濃度を調整する全体濃度切り替え手段とを備えたディジ
    タル画像形成装置において、 前記画像読み取り手段で読み取られた画像データから原
    稿の文字領域と写真領域とを判定する領域判定手段と、 前記全体濃度切り替え手段により出力画像の濃度を全体
    的に上げる際に、前記領域判定手段により写真領域と判
    定された領域の濃度増加の度合いを、文字領域と判定さ
    れた領域の濃度増加の度合いよりも小さく抑える濃度抑
    制手段とを更に備えたことを特徴とするカラー画像処理
    装置。
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