JPH1116298A - 符号誤り訂正検出装置 - Google Patents

符号誤り訂正検出装置

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JPH1116298A
JPH1116298A JP9162794A JP16279497A JPH1116298A JP H1116298 A JPH1116298 A JP H1116298A JP 9162794 A JP9162794 A JP 9162794A JP 16279497 A JP16279497 A JP 16279497A JP H1116298 A JPH1116298 A JP H1116298A
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internal memory
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JP9162794A
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Yuuichirou Tsukamizu
雄一朗 塚水
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−ROMデータの符号誤りの訂正処理及
び検出処理を高速化する。 【解決手段】 入力インタフェース11、誤り訂正回路
12、誤り検出回路13及び出力インタフェース14に
対して、内部メモリ制御回路15及び外部メモリ制御回
路16を設け、内部メモリ16と共にCD−ROMデコ
ーダ10を構成する。CD−ROMデータが、入力イン
タフェース11から内部メモリ17及び外部メモリ20
にそれぞれ記憶され、内部メモリ16から誤り訂正回路
12に取り込まれる。誤り訂正回路12で算出される符
号誤りの位置及び誤差に基づいて、内部メモリ17及び
外部メモリ20に記憶されたCD−ROMデータに対し
てそれぞれ誤り部分の書き換えが行われる。訂正処理が
完了したCD−ROMデータは、外部メモリ20から出
力インタフェース14に取り込まれてホストコンピュー
タ側へ転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compact Dis
c)やDVD(Digital Video Disc)等の記録媒体から読み
出されるデジタルデータに対し、データに含まれる誤り
訂正符号及び誤り検出符号に従う処理を施す符号誤り訂
正検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルオーディオに用いられるCDを
デジタルデータの読み出し専用メモリ(ROM)として
活用するCD−ROMシステムにおいては、ディスクか
ら読み出されるデータの信頼性を高めるため、読み出さ
れたデジタルデータに対して符号誤りの訂正処理が二重
に施される。これらの訂正処理は、オーディオシステム
と共通のデジタル信号処理部で1回目を実行し、CD−
ROMシステム専用に設けられるCD−ROMデコーダ
で2回目を実行するように構成される。
【0003】図7は、CD−ROMシステムの構成を示
すブロック図で、図8は、このシステムの各部で取り扱
われるデータの構成図である。ピックアップ部1は、デ
ィスク2に照射される光の反射光を受け、その光の強弱
を電圧値の変化として取り出す。ピックアップ制御部3
は、ピックアップ部1がディスク2に記憶されたデータ
を正しい順序で読み出すことができるように、ディスク
2に対するCDピックアップ部1の読み取り位置を制御
する。ディスク2の再生では、ピックアップ部1で読み
取られるトラックの線速度を一定に保つようにするた
め、ピックアップ制御部3によるピックアップ部1の位
置の制御に合わせて、ディスク2を所定の速度で回転駆
動するようにサーボ制御が行われる。
【0004】アナログ信号処理部4は、ピックアップ部
1から出力される電圧値の変化を読み取り、588ビッ
トを1フレームとするEFM(Eight to Fourteen Modul
ation)信号を生成する。このEFM信号は、図8に示す
ように、各フレームの始まりの24ビットが同期信号に
割り当てられ、その後に3ビットの接続ビットを挟んで
14ビットがデータビットに繰り返し割り当てられる。
デジタル信号処理部5は、アナログ信号処理部4から入
力されるEFM信号に対してEFM復調を施し、14ビ
ットを8ビットに変換する。このEFM復調の際には、
同期信号に続く最初のデータビットから8ビットのサブ
コードデータが生成され、残された32個のデータビッ
トから32バイトのシンボルデータが生成される。さら
に、32バイトのシンボルデータに対して、CIRC(C
ross-Interleave Reed-Solomon Code)復号を施し、1フ
レームが24バイトからなるCD−ROMデータが生成
される。このCIRC復号によって最初の符号誤りの訂
正処理が完了する。
【0005】このCD−ROMデータは、24バイト×
98フレームの合計2352バイトが1ブロックとして
取り扱われる。この1ブロックのデータに対しては、通
常(モード1の場合)は図9に示すように、同期信号
〔12バイト〕、ヘッダ〔4バイト〕、ユーザデータ
〔2048バイト〕、誤り検出符号EDC(Error Detec
tion Code)〔4バイト〕及び誤り訂正符号ECC(Error
Correction Code)〔276バイト〕がそれぞれ割り当
てられる。また、このCD−ROMデータについては、
1ブロックのデータうち、同期信号12バイトを除いた
2340バイトにスクランブル処理が施されており、再
生時にディスクランブル処理が施されて元の状態に戻さ
れる。
【0006】CD−ROMデコーダ6は、デジタル信号
処理部5から入力されるCD−ROMデータに対して、
誤り訂正符号ECC及び誤り検出符号EDCに基づく符
号誤りの訂正処理及び検出処理を行い、処理が完了した
CD−ROMデータをホストコンピュータへ出力する。
このCD−ROMデコーダ6における処理では、通常、
誤り訂正符号ECCによってデータの符号誤りを訂正し
た後、誤り検出符号EDCによって符号誤りが正しく訂
正されているか否かを確認するようにしている。そし
て、符号の誤りが残されているときには、再度誤り訂正
符号ECCによる符号誤りの訂正処理を施すか、あるい
は、エラーフラグを付加した状態で、符号誤りを含んだ
ままのCD−ROMデータをホストコンピュータへ出力
するように構成される。
【0007】バッファRAM7は、CD−ROMデコー
ダ6に接続され、デジタル信号処理部5からCD−RO
Mデコーダ6に入力されるCD−ROMデータを1ブロ
ック単位で一時的に記憶する。誤り訂正符号ECC及び
誤り検出符号EDCは、1ブロック分のCD−ROMデ
ータに対して付加されるため、CD−ROMデコーダ6
での処理には少なくとも1ブロック分のCD−ROMデ
ータが必要となる。そこで、それぞれの処理で必要な1
ブロック分のCD−ROMデータを記憶するようにバッ
ファRAM7が設けられる。制御マイコン8は、制御プ
ログラムが記憶されたメモリを内蔵する所謂ワンチップ
マイコンで構成され、その制御プログラムに従ってCD
−ROMデコーダ6の動作を制御する。同時に、制御マ
イコン8は、ホストコンピュータから入力されるコマン
ドデータあるいはデジタル信号処理部5から入力される
サブコードデータを一旦内蔵のメモリに記憶する。これ
により制御マイコン8は、ホストコンピュータからの指
示に応答して各部の動作を制御し、CD−ROMデコー
ダ6からホストコンピュータへ所望のCD−ROMデー
タを出力させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】CD−ROMデコーダ
6では、CD−ROMデータに対する符号誤りの訂正検
出の処理に加えて、デジタル信号処理部5からのCD−
ROMデータの入力及びホストコンピュータへのCD−
ROMデータの出力が並列して行われる。そして、それ
ぞれの処理に合わせて、バッファRAM7に対するCD
−ROMデータの書き込み及び読み出しが繰り返され
る。このとき、CD−ROMデコーダ6からバッファR
AM7へのアクセスは、それぞれの処理毎にバイト単位
または符号単位で時分割に割り当てられる。
【0009】一般に、CD−ROMデコーダ6において
は、1つのブロックのCD−ROMデータに対する符号
誤りの訂正及び検出のための処理を1ブロック期間以内
で完了させるようにしている。ここで、再生速度の高速
化に伴い、1ブロック期間内で所定の処理を完了できな
くなることが生じると、連続して入力されるCD−RO
Mデータが次々にバッファRAM7に書き込まれるた
め、CD−ROMデータが未処理のままバッファRAM
7内に残される。このような状態が続けば、バッファR
AM7がオーバーフロー状態となり、CD−ROMデコ
ーダ6へのCD−ROMデータの入力を一時的に中断し
なければならなくなる。
【0010】CD−ROMシステムにおいて、各部の動
作の基準となるシステムクロックの周波数を変更するこ
となくディスク2の再生速度を上げる(倍速再生等の場
合)と、1ブロック期間のクロックの総数が減少する。
このため、CD−ROMデコーダ6での符号誤りの検出
及び訂正のためのクロック数が不足し、所定の処理を1
ブロック期間内に完了できなくなる可能性が高くなる。
また、CD−ROMデータをホストコンピュータへ転送
するためのバッファRAM7に対する読み出し頻度を高
くすると、CD−ROMデータの転送速度自体は高くな
る。しかしながら、符号誤りの訂正及び検出のためのバ
ッファRAM7に対する読み出し及び書き込みが時間的
に制限を受けるようになるため、CD−ROMデコーダ
6での符号誤りの訂正及び検出のための処理が遅れ、1
ブロック期間内で所定の処理を完了できなくなる可能性
はさらに高くなる。
【0011】これらの問題は、倍速再生のCD−ROM
システムに限らず、高密度記録媒体であるDVDをRO
Mとして利用するDVD−ROMシステムにおいても同
様に発生する。CDの約7倍の記憶容量を有するDVD
においては、その再生速度をCD以上に高速化すること
が望まれており、データの転送やデコード処理(符号誤
りの訂正検出)の速度の向上は重要な課題の一つであ
る。
【0012】そこで本発明は、一定時間内に所定の処理
を完了させながら、データの転送速度の高速化に有利な
誤り訂正検出装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、記録媒体から読み出される誤り訂正符号及び誤り検
出符号を含むデジタルデータに対して、誤り訂正符号及
び誤り検出符号に基づく処理を施し、処理済みのデジタ
ルデータをコンピュータ機器側へ転送する符号誤り訂正
検出装置において、所定のバイト数で構成されるブロッ
ク単位で記録媒体から読み出されたデジタルデータを取
り込む入力インタフェースと、上記入力インタフェース
回路に取り込まれる上記デジタルデータをブロック単位
で記憶する内部メモリと、上記内部メモリと共に、上記
デジタルデータをブロック単位で記憶する外部メモリ
と、上記内部メモリに記憶された上記デジタルデータを
取り込み、1ブロック毎に上記誤り訂正符号に基づく訂
正処理を施した後、上記内部メモリ及び上記外部メモリ
に記憶された上記デジタルデータの誤り箇所をそれぞれ
書き換える訂正回路と、上記訂正回路で誤り箇所が書き
換えられて上記内部メモリに記憶された上記デジタルデ
ータを取り込み、1ブロック毎に上記誤り検出符号に基
づく検出処理を施した後、検出結果に応じてエラーフラ
グを設定する検出回路と、上記外部メモリに記憶された
上記デジタルデータを外部コンピュータ機器へ出力する
出力インタフェースと、を備えたことにある。
【0014】本発明によれば、内部メモリに記憶された
データに基づいて符号誤りの訂正処理のための演算が行
われ、その結果に従って内部メモリ及び外部メモリの両
方のデータに対して誤り部分の書き換えが行われる。誤
り訂正処理の演算ために内部メモリからデータが読み出
される間、外部メモリに対してはアクセスが停止するた
め、訂正処理が完了しているデータを外部メモリから出
力インタフェースへ読み出すことができる。従って、外
部メモリから出力インタフェースに対してデータを読み
出すための時間を十分に確保できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の符号誤り訂正検
出装置の実施の形態を示すブロック図であり、図2は、
その動作において各部のデータの流れを説明するタイミ
ング図である。この実施の形態においては、CD−RO
Mデコーダ10及びバッファRAM20によって符号誤
り訂正検出装置を構成している。尚、このCD−ROM
デコーダ10及びバッファRAM20は、図7に示すC
D−ROMシステムのCD−ROMデコーダ6及びバッ
ファRAM7にそれぞれ対応するものである。
【0016】CD−ROMデコーダ10は、入力インタ
フェース11、誤り訂正回路12、誤り検出回路13、
出力インタフェース14、内部メモリ制御回路15、外
部メモリ制御回路16及び内部メモリ17より構成さ
れ、外部メモリ20が接続される。尚、CD−ROMデ
コーダ10の各部は、単一の半導体基板上に集積化して
形成される。
【0017】入力インタフェース11は、1ブロックが
2352バイトからなるCD−ROMデータ(図9)を
生成するデジタル信号処理部とのインタフェースを成
し、そのCD−ROMデータを受けて内部メモリ制御回
路15及び外部メモリ制御回路16へ供給する。この入
力インタフェース11では、12バイトの同期信号を除
いた2340バイトのCD−ROMデータに対してスク
ランブル処理が施されているため、入力段階でディスク
ランブル処理が施される。同時に、CD−ROMデータ
から同期信号が取り出され、各ブロック毎の先頭のタイ
ミングを示すブロック同期信号が生成される。このブロ
ック同期信号は、CD−ROMデコーダ10の各部に供
給され、それぞれの処理のタイミングの同期に用いられ
る。
【0018】誤り訂正回路12は、CD−ROMデータ
を1ブロック単位で取り込み、各ブロック毎の誤り訂正
符号(ECC)に基づいて、そのブロックに含まれる符
号誤りに対して訂正処理を施す。CD−ROMデータの
誤り訂正処理においては、1ブロック(2352バイ
ト)のデータが、上位バイト及び下位バイトの2組のプ
レーン(1176バイト)に分離され、各プレーン毎に
設定される2系列の符号語(P、Q)に基づくシンドロ
ーム演算が行われる。ECCのP符号語及びQ符号語
は、図3に示すように、同期信号及びECCを除いた1
プレーン中の1032個のシンボルデータに対して、P
シーケンス及びQシーケンスに従い、24個毎及び43
個毎にそれぞれ2個ずつ付される。これにより、43組
のシンボルデータに対応する86個のP符号語と、26
組のシンボルデータ(P符号語を含む)に対応する52
個のQ符号語とが設定される。そこで、Pシーケンス及
びQシーケンスに従う順序で、各符号語を含むシンボル
データに対してシンドローム演算を行うことにより、プ
レーン内の符号誤りの位置及びその誤りによって生じる
誤差が算出される。誤り訂正回路12は、その算出結果
に基づいて、その誤り位置に対応したシンボルデータに
誤差分を加算することにより、符号誤りを訂正するよう
に構成される。
【0019】誤り検出回路13は、誤り訂正回路12に
よって符号の誤りが訂正されたCD−ROMデータ(E
CCを除く)をブロック毎に順次取り込み、誤り検出符
号(EDC)に基づく演算処理を施すことにより、符号
誤りの有無を検出する。EDC自身は、誤りを訂正する
機能を有していないため、誤り検出回路13において
は、誤りが検出された場合には、CD−ROMデータに
エラーフラグを付して出力するように構成される。
【0020】出力インタフェース回路14は、ホストコ
ンピュータとのインタフェースを成し、ホストコンピュ
ータ側からの指示に応答して、所定の処理が完了したC
D−ROMデータをブロック単位で出力する。また、必
要に応じては、ホストコンピュータ側からの制御情報を
受け取り、各部の動作を制御する制御マイコンに供給す
る。
【0021】内部メモリ制御回路15は、内部メモリ1
7に接続され、入力インタフェース11から内部メモリ
17へのCD−ROMデータの書き込みと、内部メモリ
17から誤り訂正回路12あるいは誤り検出回路13へ
のCD−ROMデータの読み出しとを制御する。さら
に、内部メモリ制御回路15は、誤り訂正回路12にお
ける訂正処理の結果に応じて、内部メモリ17に記憶さ
れたCD−ROMデータの一部を書き換えるように構成
される。即ち、誤り訂正回路12において、符号誤りの
位置が算出されると、その誤り位置に対応するデータが
記憶されている内部メモリ17のアドレスにアクセス
し、そのデータを読み出して誤り訂正回路12に供給す
る。さらに、そのデータに対する訂正処理が完了した
後、訂正データを内部メモリ17の同一アドレスに書き
込むことにより、内部メモリ17内の誤りを含むデータ
の書き換えを完了する。
【0022】外部メモリ制御回路16は、CD−ROM
デコーダ10に外付けされる外部メモリ20に接続さ
れ、入力インタフェース11から外部メモリ20へのC
D−ROMデータの書き込みと、外部メモリ20から出
力インタフェース14へのCD−ROMデータの読み出
しとを制御する。また、外部メモリ制御回路16は、内
部メモリ制御回路15と同様に、誤り訂正回路12にお
ける訂正処理の結果に応じて、外部メモリ20に記憶さ
れたCD−ROMデータの一部を書き換えるように構成
される。即ち、誤り部分の書き換え処理については、外
部メモリ20に記憶されたCD−ROMデータに対して
も、内部メモリ17に記憶されたCD−ROMデータに
対する書き換え処理と同時に行われる。
【0023】内部メモリ17は、SRAM(Static Rand
om Access Memory)等の読み出し及び書き込みが自由な
記録媒体からなり、入力インタフェース11に取り込ま
れるCD−ROMデータを一時的に記憶する。この内部
メモリ17は、CD−ROMデータを少なくとも2ブロ
ック分記憶できる容量に形成される。通常のフォーマッ
トのCD−ROMデータは、1ブロックが2352バイ
トで構成されていることから、内部メモリ17の容量
は、4.8Kバイト以上必要になる。
【0024】外部メモリ20は、内部メモリ17と同様
の読み出し及び書き込みが可能な記録媒体からなり、出
力インタフェース14を介してホストコンピュータ側へ
転送するCD−ROMデータを一時的に記憶する。この
外部メモリ20については、CD−ROMデータを少な
くとも2ブロック分記憶できる容量があれば動作上は問
題ないが、ホストコンピュータ側へのCD−ROMデー
タの転送のタイミングに余裕を持たせるためには、内部
メモリ17よりも容量を大きくすることが好ましい。こ
の外部メモリ20については、CD−ROMデコーダ1
0とは別に集積化されるため、内部メモリ10に比べて
容量を大きくすることは容易である。
【0025】続いて、上述の符号誤り訂正検出装置の動
作について、図2に従い説明する。DSP側から1ブロ
ック毎に入力されるデータS(n)は、先ず、入力インタ
フェース11に入力され、この入力インタフェース11
から、内部メモリ17及び外部メモリ20にそれぞれ書
き込まれる。内部メモリ17に書き込まれたデータS
(n)は、次のデータS(n+1)が入力されるのに並行して、
誤り訂正回路12へ読み出され、符号誤りの訂正処理を
受ける。そして、訂正処理の結果、データS(n)に誤り
があれば、その誤りのある部分のみが正しいデータに書
き換えられる。この書き換えは、内部メモリ17に記憶
されたデータS(n)と外部メモリ20に記憶されたデー
タS(n)とのそれぞれに対して同時に行われる。訂正処
理が完了したデータS(n)は、内部メモリ17から誤り
検出回路13へ読み出される。これらのデータS(n)の
誤り訂正回路12及び誤り検出回路13への読み出し動
作は、次のデータS(n+1)が前段のデジタル信号処理部
から入力される期間(1ブロック期間)内に完了する。
そして、外部メモリ20に記憶されたデータS(n)は、
ホストコンピュータからの要求に応答して順次出力イン
タフェースへ読み出される。
【0026】以上のような処理においては、内部メモリ
制御回路15から内部メモリ17へのアクセスが、入力
インタフェース11からのデータの書き込みと、誤り訂
正回路12あるいは誤り検出回路13へのデータの読み
出しとに時分割で割り当てられる。そして、外部メモリ
制御回路16から外部メモリ20へのアクセスが、入力
インタフェース11からのデータの書き込みと、誤り訂
正回路12からの訂正データの書き込みと、出力インタ
フェース14へのデータの読み出しとに割り当てられ
る。内部メモリ17から誤り訂正回路12あるいは誤り
検出回路13にデータが読み出さる間は、外部メモリ2
0に対するアクセスが停止するため、ホストコンピュー
タへのCD−ROMデータの転送のタイミングを広い範
囲で設定できるようになる。
【0027】図4は、内部メモリ17または外部メモリ
20に対する書き込みアドレス信号及び読み出しアドレ
ス信号を供給するアドレス発生回路の構成を示すブロッ
ク図であり、図5及び図6は、各アドレス信号に対応し
た内部メモリ16及び外部メモリ20の利用状態の一例
を説明する模式図である。アドレス発生回路は、第1の
アドレス発生器21、第2のアドレス発生器22、ラッ
チ23及び加算器24より構成される。このアドレス発
生回路については、内部メモリ17及び外部メモリ20
のそれぞれに対応して独立に設けられる。
【0028】第1のアドレス発生器21は、カウンタに
よって構成され、内部メモリ17あるいは外部メモリ2
0に対して、図5及び図6に示すように、全ての記憶領
域を0番地から最終番地まで所定の順序で指定する書き
込みアドレス信号WAを発生する。この書き込みアドレ
ス信号WAについては、アドレス位置が最終番地に達し
た後、0番地に戻って繰り返し同一順序でアドレスを指
定するように生成される。従って、内部メモリ17及び
外部メモリ20においては、入力インタフェース11に
取り込まれるCD−ROMデータが入力順序に従って順
次書き込まれるようになる。
【0029】第2のアドレス発生器22は、図5及び図
6に示すように、1ブロック分のCD−ROMデータに
対応する内部メモリ17及び外部メモリ20の一部領域
を各処理毎に定められた固有の順序で指定する巡回アド
レス信号CAを発生する。この巡回アドレス信号CA
は、内部メモリ17に対応する場合、誤り訂正符号の各
シーケンスに従う順序で1ブロック分のCD−ROMデ
ータを読み出すようにして生成される。例えば、図3に
示すように、P符号語のPシーケンスに従い、1ブロッ
ク分のデータを42個おきにに読み出し、Q符号語のQ
シーケンスに従い1ブロック分のデータを43個おきに
読み出すことができるように生成される。また、外部メ
モリ20に対応する場合には、巡回アドレスCAは、1
ブロック分のデータを書き込みアドレスと同様の順序で
読み出すように生成される。
【0030】ラッチ23は、第1のアドレス発生器21
に接続され、書き込みアドレス信号WAの内、RAMに
記憶されるデータの各ブロックの先頭に対応するアドレ
ス情報WAhをラッチする。このラッチ23は、2段構
成であり、それぞれラッチした先頭アドレス情報WAh
を1ブロック分の処理が進む毎に1段ずつシフトする。
これにより、1段目には、現在入力されつつあるブロッ
クの先頭のデータが記憶される先頭アドレス情報WAh
(0)が保持される。そして、2段目には、1ブロック先
に入力されてエラー訂正処理が施されているブロックの
先頭のデータが記憶されたRAMの先頭アドレス情報W
Ah(1)が保持される。
【0031】加算器24は、第2のアドレス発生器22
及びラッチ23に接続され、第2のアドレス発生器22
から出力される巡回アドレス信号CAに、先頭アドレス
情報WAhを加算することにより、RAMに対する実際
の読み出しアドレス信号RAを生成する。即ち、巡回ア
ドレス信号CAについては、先頭のアドレスが0番地で
あり、RAMの記憶領域を1ブロックに対応する範囲で
指定するため、加算器24において、巡回アドレス信号
CAに先頭アドレス情報WAhを加算することで、RA
Mの記憶領域全体のアクセスを可能にしている。例え
ば、図5に示すように、ブロックnのCD−ROMデー
タが記憶された内部メモリ17の先頭アドレス情報WA
h(0)を巡回アドレス信号CAに加算することにより、ブ
ロックnのCD−ROMデータが記憶された領域を指定
する読み出しアドレス信号RA(0)が生成される。これ
により、訂正処理あるいは検出処理のため、内部メモリ
17から誤り訂正回路12あるいは誤り検出回路13へ
1ブロック分のCD−ROMデータが読み出される。ま
た、外部メモリ20についても、図6に示すように、ブ
ロックnのCD−ROMデータが記憶された外部メモリ
20の先頭アドレス情報WAh(0)を巡回アドレス信号C
Aに加算することにより、ブロックnのCD−ROMデ
ータが記憶された領域を指定する読み出しアドレス信号
RA(0)が生成される。これにより、ホストコンピュー
タ側へ転送するため、外部メモリ20から出力インタフ
ェース14へ訂正処理が完了した1ブロック分のCD−
ROMデータが読み出される。
【0032】以上のようにして生成される書き込みアド
レス信号WA及び読み出しアドレス信号RAについて
は、何れか一方が選択されて内部メモリ17及び外部メ
モリ20に供給される。通常、入力インタフェース1
1、誤り訂正回路12及び誤り検出回路13は、それぞ
れ並列に動作しており、各部から内部メモリ17あるい
は外部メモリ20へのアクセスは、それぞれ1ワード単
位の時分割で割り当てられる。このとき、外部メモリ制
御回路16の動作タイミングは、誤り訂正回路12ある
いは誤り検出回路13の読み出し動作のタイミングに直
接関係していないため、外部メモリ20に対してCD−
ROMデータを自由なタイミングで入出力することがで
きる。従って、誤り訂正回路12や誤り検出回路13の
動作の間隙を待つことなく、ホストコンピュータ側へC
D−ROMデータを転送することができる。
【0033】以上の実施の形態においては、記録媒体と
してCDを用いるCD−ROMシステムを例示したが、
記録媒体としては、DVD等のその他の媒体を用いるシ
ステムにも採用することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、CD−ROMデコーダ
に内蔵した内部メモリに誤り訂正処理のためにCD−R
OMデータを一時的に記憶するようにしたことで、外部
メモリとCD−ROMデコーダとの間のCD−ROMデ
ータの入出力の頻度を少なくすることができる。このた
め、ホストコンピュータ側へCD−ROMデータを転送
する際、外部メモリからの読み出しタイミングの自由度
が拡大され、結果的にCD−ROMデータの転送速度を
高速化することができる。また、内部メモリが誤り訂正
回路と同一の基板上に集積化されるため、内部メモリと
誤り訂正回路との間のCD−ROMデータの入出力の速
度を高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号誤り訂正検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】CD−ROMデータの流れを説明するタイミン
グ図である。
【図3】誤り訂正処理でのCD−ROMデータのアクセ
ス順序を説明する図である。
【図4】アドレス発生回路の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】内部メモリのアクセスの状態の一例を説明する
模式図である。
【図6】外部メモリのアクセスの状態の一例を説明する
模式図である。
【図7】CD−ROMシステムの構成を示すブロック図
である。
【図8】ディスクから読み出されるデータのフォーマッ
ト図である。
【図9】CD−ROMデータのフォーマット図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ部 2 ディスク 3 ピックアップ制御部 4 アナログ信号処理部 5 デジタル信号処理部 6 CD−ROMデコーダ 7 バッファRAM 8 制御マイコン 10 CD−ROMデコーダ 11 入力インタフェース 12 誤り訂正回路 13 誤り検出回路 14 出力インタフェース 15 内部メモリ制御回路 16 外部メモリ制御回路 17 内部メモリ 20 外部メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F 574 574E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から読み出される誤り訂正符号
    及び誤り検出符号を含むデジタルデータに対して、誤り
    訂正符号及び誤り検出符号に基づく処理を施し、処理済
    みのデジタルデータをコンピュータ機器側へ転送する符
    号誤り訂正検出装置において、所定のバイト数で構成さ
    れるブロック単位で記録媒体から読み出されたデジタル
    データを取り込む入力インタフェースと、上記入力イン
    タフェース回路に取り込まれる上記デジタルデータをブ
    ロック単位で記憶する内部メモリと、上記内部メモリと
    共に、上記デジタルデータをブロック単位で記憶する外
    部メモリと、上記内部メモリに記憶された上記デジタル
    データを取り込み、1ブロック毎に上記誤り訂正符号に
    基づく訂正処理を施した後、上記内部メモリ及び上記外
    部メモリに記憶された上記デジタルデータの誤り箇所を
    それぞれ書き換える訂正回路と、上記訂正回路で誤り箇
    所が書き換えられて上記内部メモリに記憶された上記デ
    ジタルデータを取り込み、1ブロック毎に上記誤り検出
    符号に基づく検出処理を施した後、検出結果に応じてエ
    ラーフラグを設定する検出回路と、上記外部メモリに記
    憶された上記デジタルデータを外部コンピュータ機器へ
    出力する出力インタフェースと、を備えたことを特徴と
    する符号誤り訂正検出装置。
  2. 【請求項2】 上記内部メモリに接続され、上記入力イ
    ンタフェースあるいは上記訂正回路から上記内部メモリ
    への上記デジタルデータの書き込み及び上記内部メモリ
    から上記訂正回路あるいは上記検出回路への上記デジタ
    ルデータの読み出しを制御する内部メモリ制御回路と、
    上記外部メモリに接続され、上記入力インタフェースあ
    るいは上記誤り訂正回路から上記外部メモリへの上記デ
    ジタルデータの書き込み及び上記外部メモリから上記出
    力インタフェースへの上記デジタルデータの読み出しを
    制御する外部メモリ制御回路と、をさらに備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の符号誤り訂正検出装置。
  3. 【請求項3】 上記内部メモリは、上記デジタルデータ
    を少なくとも2ブロック分記憶可能な容量を有すること
    を特徴する請求項2に記載の符号誤り訂正検出装置。
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JP2006217318A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Nec Electronics Corp データ通信システム
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