JPH11149959A - コネクタ嵌合構造 - Google Patents

コネクタ嵌合構造

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JPH11149959A
JPH11149959A JP10205321A JP20532198A JPH11149959A JP H11149959 A JPH11149959 A JP H11149959A JP 10205321 A JP10205321 A JP 10205321A JP 20532198 A JP20532198 A JP 20532198A JP H11149959 A JPH11149959 A JP H11149959A
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金子  悟
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6275Latching arms not integral with the housing

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 中途嵌合状態が確実に防止されると共に、嵌
合後は不用意な外力が作用しても解除されるようなこと
がなく、嵌合及び離脱作業を容易に成し得るコネクタ嵌
合構造を提供する。 【解決手段】 雄コネクタ1は、スライダー収容部4を
形成する専用ハウジング3bを備えている。このスライ
ダー収容部4内の中央下方にはロックアーム6が設けら
れている。また、ロックアーム6の先端下部にはハウジ
ングロック8が設けられている。また、スライダー10
は、第1スライド部材11と第2スライド部材16とか
ら構成され、第1スライド部材11は、一対のアーム部
12と、連結部25と当接柱13から成っている。ま
た、アーム部12の先端には当接部15を備えている。
また、第2スライド部材16は、ハウジングロック8を
係止する係止部17と、嵌合解除時に操作する操作部2
0と、所定位置には引張バネ21の他方を引っ掛ける一
対の掛止部18が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に嵌合接続さ
れる一組の雌雄コネクタの少なくとも一方のハウジング
に装着した弾性部材の反発力により中途嵌合を確実に防
止すると共に、相手コネクタとの嵌合ロックを確実に行
うためのコネクタ嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車等の車両には、各種制御の
ために多数の電子機器を搭載しているので、当然のこと
ながらワイヤーハーネスやフラットケーブル等が多用さ
れている。そして、自動車等は振動や冠水など厳しい環
境で使用されるため防水機能を有すると共に、組み立て
工程やメンテナンス時を考慮して、ワイヤーハーネス等
を簡便に接続したり取り外すことができる様々な構成の
雌雄コネクタが使用されている。この雌雄コネクタの嵌
合状態を検知できる半嵌合防止コネクタに関しても種々
なものが使用されており、例えば、実開平5−8196
7号公報等に開示されている半嵌合防止コネクタが知ら
れている。
【0003】従来の半嵌合防止コネクタの一例を図15
を参照して説明する。図15に示すように従来の半嵌合
防止コネクタ80は、内部に雄型のピンコンタクト83
を備えた雌コネクタ81と、内部に雌型のソケットコン
タクト84を備えた雄コネクタ82との一対の雌雄コネ
クタで構成されている。雄コネクタ82内には嵌合した
雌コネクタ81を反嵌合方向に付勢する圧縮バネ85を
装着すると共に雌雄コネクタ81、82間にはロック機
構86が設けられている。
【0004】前記雌コネクタ81は天板87と底板88
及び側板89に囲まれ、前後に開口された箱形をしてお
り、内部に複数のピンコンタクト83が収容されてお
り、雄コネクタ82への嵌合に伴って、雄コネクタ82
内のソケットコンタクト84がピンコンタクト83を嵌
入して電気的に接続される。また、前記雌コネクタ81
の両側の側板89、89の中央部には2つの切り込みが
設けられ、切り込みの間にはロック機構86の一部とし
ての可撓性を有する係止片90が設けられ、該係止片の
先端は側板89の前端よりやや後方に配設されており、
係止片90の前端には内側へ張り出すように係止爪91
が設けられている。
【0005】また、前記雄コネクタ82の両側には圧縮
バネ85の後端を支持し、かつ収容するためのバネ収容
部92、92が設けられている。該バネ収容部内にはバ
ネ案内棒93が嵌合方向に向けて設けられている。ま
た、雄コネクタ82の外周には前後に開口された可動カ
バー94が前後に摺動可能に設けられている。この可動
カバーの両側にもバネ収容部95、95が設けられ、前
記バネ収容部92、92を覆っており、圧縮バネ85の
前端によりバネ収容部95の前端が前方に付勢されてい
る。
【0006】また、雄コネクタ82の両側板にはロック
機構86としての係止溝96が設けられている。なお、
可動カバー94の天板に設けられた長穴97、97と雄
コネクタ82の天板に設けられた突起98、98は圧縮
バネ85の付勢力による可動カバー94の前方への移動
を規制している。
【0007】以上の如き構成の半嵌合防止コネクタ80
は、一組の雌雄コネクタ81、82が互いに嵌合される
と、係止爪91が係止片90を外方へ撓ませながら雌コ
ネクタ81の側板99に乗り上げる。これにより、係止
片90の先端及び係止爪91は可動カバー94のバネ収
容部95の前端面に当接されるから、可動カバー94が
圧縮バネ85を圧縮しながら後方へ移動させる。
【0008】前記雌雄コネクタ81、82の嵌合がさら
に進むと、圧縮バネ85はさらに圧縮されると共に係止
爪91が係止溝96に係止され、係止片90の撓みが元
に戻ると共に係止片90前端が可動カバー94のバネ収
容部95の前端面から外れる。そして、コネクタ嵌合の
ための押圧力が解除されると、圧縮バネ85の付勢力に
より可動カバー94は元の位置に復帰され、雌雄コネク
タ81、82は完全嵌合状態になり、ピンコンタクト8
3とソケットコンタクト84も完全な接続状態になる。
この状態では雌コネクタ81の外面は可動カバ−94の
バネ収容部95の内面に当接されているので、係止片9
0は外方に撓むことことができない。従って、係止爪9
1は係止溝96から外れることはなく、雌雄コネクタ8
1、82はロック機構86により完全に係止される。
【0009】前記ロック機構86の係止爪91が係止溝
96に係止される雌雄コネクタ81、82が中途嵌合状
態の場合、嵌合時の押圧力を弛めたり、解除すると圧縮
バネの付勢力により押し戻される。これにより、雌雄コ
ネクタ81、82の中途嵌合状態を確実に検知すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半嵌合防止コネクタ80は、嵌合作業の際に可動カ
バー94を保持すると嵌合ができない。また、嵌合後に
可動カバー94に不測の外力が加わると可動カバー94
が移動してしまい、コネクタ嵌合の保持力が低下してし
まうという問題があった。また、雌雄コネクタ81、8
2の嵌合状態を解除するには、圧縮バネ85の付勢力に
抗して可動カバー94を雌コネクタ82の後方へ引きな
がら係止片90を撓ませて係止爪91を係止溝96から
引き離さなければならず、作業性が悪いという問題があ
った。また、圧縮バネ85を用いているため、バネ収容
部92の形状を圧縮バネの通常状態の長さに設定する必
要があり、バネ収容部92の位置も限られてしまうた
め、ハウジングが大きくなってしまうという問題があっ
た。さらに、圧縮バネ85をバネ収容部92内に挿着す
るのに手間がかかり、組付け作業の効率化を阻んでいる
という問題があった。
【0011】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、一組の雌雄コンタクトの嵌合接続時に中
途嵌合状態が確実に防止されると共に、嵌合後は不測の
外力が作用しても解除されるようなことがなく、嵌合及
び離脱作業を容易に成し得るコネクタ嵌合構造を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、下記1)乃至13)に記載のコネクタ嵌合構造によ
って解決することができる。 1)相互に嵌合接続される一組の雌雄コネクタの内、一
方のコネクタにロックアームとスライダー収容部を設
け、該スライダー収容部内に弾性部材及び該弾性部材に
より押圧されるスライドロック部材を摺動可能に装着
し、他方のコネクタには前記ロックアームに係合する係
合突起を設けたコネクタ嵌合構造において、前記スライ
ドロック部材が、アーム部を備えた第1スライド部材
と、係止部を備えた第2スライド部材とから構成されて
おり、前記雌雄コネクタの完全嵌合時、前記係止部と前
記ハウジングロックとの係合が解除され、前記第2スラ
イド部材が前記弾性部材の復元力で前記一方のコネクタ
の後方に移動することを特徴とするコネクタ嵌合構造。 2)前記1)記載のコネクタ嵌合構造であって、前記第
2スライド部材が嵌合解除時に操作する操作部を備え、
該操作部が前記ロックアームの押圧部を略覆うことを特
徴とするコネクタ嵌合構造。
【0013】3)上記1)記載のコネクタ嵌合構造であ
って、前記他方のコネクタがコネクタ嵌合時に前記スラ
イドロック部材に当接する押圧リブを備えていることを
特徴とするコネクタ嵌合構造。 4)上記1)記載のコネクタ嵌合構造であって、前記一
方のコネクタが前記スライダー収容部内の前記ロックア
ーム先端にハウジングロックを備え、前記ロックアーム
の両側に側方空間を備え、前記第1スライド部材の前記
アーム部が前記側方空間内に配置されることを特徴とす
るコネクタ嵌合構造。 5)上記1)乃至4)の少なくとも1項に記載のコネク
タ嵌合構造であって、前記ロックアームがコネクタ完全
嵌合時に前記スライドロック部材によってロックされる
ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
【0014】6)上記1)乃至5)の少なくとも1項に
記載のコネクタ嵌合構造であって、前記第1スライド部
材が、前記スライダー収容部内の前方または後方に延設
されると共にハウジング内の両側端に設けられているガ
イド溝内に摺動自在に嵌入される一対の前記アーム部
と、該アーム部を連結する連結部から成り、前記第1ス
ライド部材の前端部分に前記他方のコネクタ側の前記押
圧リブが当接する当接部を備えていることを特徴とする
コネクタ嵌合構造。 7)前記1)記載のコネクタ嵌合構造であって、前記第
1スライド部材と前記第2スライド部材とが前記弾性部
材である引張バネによって連結されており、前記一方の
コネクタの後方に移動することにより前記引張バネの引
張力が解放されることを特徴とするコネクタ嵌合構造。
【0015】8)上記3)記載のコネクタ嵌合構造であ
って、前記他方のコネクタの前記押圧リブがハウジング
の外壁上の中央部分に立設されており、前記押圧リブの
対向した両側部に前記係合突起が設けられていることを
特徴とするコネクタ嵌合構造。 9)上記1)乃至6)の少なくとも1項に記載のコネク
タ嵌合構造であって、前記第2スライド部材の係止部が
コネクタ嵌合時に前記他方のコネクタの前記押圧リブの
挿通を許容する切欠部を備えるとともに、前記ロックア
ームの前方部分に前記押圧リブの挿通を許容する挿通空
間が形成されていることを特徴とするコネクタ嵌合構
造。
【0016】10)前記1)記載のコネクタ嵌合構造で
あって、前記第1スライド部材と前記第2スライド部材
とが前記弾性部材である圧縮バネの両端に当接してお
り、前記一方のコネクタの後方への移動により前記圧縮
バネの圧縮力が解放されることを特徴とするコネクタ嵌
合構造。 11)前記10)記載のコネクタ嵌合構造であって、前
記第2スライド部材の前記操作部が、前記コネクタ嵌合
解除時に前記圧縮バネの復元力に抗して前記ロックアー
ムの前記押圧部を覆う位置まで移動させ、前記操作部を
下方向に押圧させることで、前記ハウジングロックと前
記係合突起との係合状態が解除されることを特徴とする
コネクタ嵌合構造。
【0017】12)上記10)記載のコネクタ嵌合構造
であって、前記第1スライド部材の前記アーム部に前記
第2スライド部材前端に設けられた係合アーム部が係合
されることで一体化され、該第2スライド部材に形成さ
れたバネ収容室内に前記圧縮バネが挿着されており、前
記第1スライド部材の側部に前記係合アーム部の移動を
許容するスライド溝が設けられていることを特徴とする
コネクタ嵌合構造。 13)上記1)記載のコネクタ嵌合構造であって、前記
一方のコネクタの前記スライダー収容部後方に前記スラ
イドロック部材の後方への移動を一時的に阻止する係止
アームが設けられていることを特徴とするコネクタ嵌合
構造。
【0018】上記1)乃至7)記載のコネクタ嵌合構造
においては、雌雄コネクタの嵌合操作を開始すると、他
方のコネクタの押圧リブが一方のコネクタのロックアー
ム両側の側方空間内に挿入され、ロックアーム先端のハ
ウジングロックと他方のコネクタ側の係合突起が摺接し
て、ロックアーム先端側を変位させる。従って、ロック
アーム先端部分が第2スライド部材先端の係止部に係合
して、第2スライド部材が摺動できない状態となる。そ
して、さらに嵌合操作を進めて行くと、押圧リブが第1
スライド部材の当接部に衝き当たり、この状態で第1ス
ライド部材が後方へ押しやられる。この時点から引張バ
ネに引張力が作用することで弾性復帰しようとする復元
力が発生する。
【0019】なお、ロックアーム先端のハウジングロッ
クと他方のコネクタ側の係合突起が完全に係合していな
いこの状態で、嵌合動作を停止させると引張バネの復元
力で嵌合方向とは逆の離脱方向に第1スライド部材が押
し戻される。これにより、第1スライド部材の当接部に
当接していた押圧リブを介して他方のコネクタが離脱方
向に押し戻され、中途嵌合状態を容易に検知することが
できる。
【0020】また、さらに引張バネに抗して嵌合操作を
進めると、ロックアーム先端のハウジングロックが他方
のコネクタ側の係合突起を乗り越えて弾性復帰する。こ
れにより、ロックアーム先端部分と第2スライド部材先
端の係止部との係合状態が解除され、ハウジングロック
が係合突起後端に係合されることで、一方のコネクタと
他方のコネクタが完全嵌合状態になる。この時、引張バ
ネに作用していた最大の引張力が解除されることで、引
張バネの復元力で第2スライド部材が後方に摺動されて
第1スライド部材に対する元の位置に押し戻される。こ
れにより、ロックアーム後端の押圧部は、第1スライド
部材と第2スライド部材後端の操作部により略覆われる
とともに、ロックアームが第2スライド部材の係止部に
よって可撓できない状態にロックされる。従って、ロッ
クアームの押圧部に不用意な押圧力が働くのを確実に防
止することができる。
【0021】また、上記完全嵌合状態を解除する場合
は、第2スライド部材の操作部を手指等で押さえながら
ハウジング前方に移動させると、引張バネで連結されて
いる第1スライド部材も当接部が押圧リブに当接するま
で移動する。これにより、露出したロックアームの押圧
部が手指等で下方向に押圧されると、ロックアームのハ
ウジングロックが第2スライド部材の係止部に係合され
る。この状態で一方のコネクタと他方のコネクタの双方
を離脱方向に引き抜くと、引張バネの復元力で第1スラ
イド部材が前方に押し戻される。これにより、第1スラ
イド部材の当接部に当接していた押圧リブを介して他方
のコネクタが引張バネの復元力によって離脱方向に押し
戻される。よって、コネクタ離脱時の離脱力を低減させ
ることができ、離脱作業の向上を図ることができる。
【0022】また、上記1)乃至6)および8)乃至1
3)記載のコネクタ嵌合構造においては、雌雄コネクタ
の嵌合操作を開始すると、他方のコネクタの押圧リブが
一方のコネクタのロックアーム前方部分の挿通空間内に
挿入され、押圧リブが第1スライド部材の当接部に衝き
当たり、この状態で第1スライド部材が後方へ押しやら
れる。この時、圧縮バネに圧縮力が作用することで弾性
復帰しようとする復元力が発生する。そして、ロックア
ーム先端のハウジングロックと他方のコネクタ側の係合
突起が摺接して、ロックアーム先端側を変位させ、ロッ
クアーム先端部分が第2スライド部材先端の係止部に係
合して、第2スライド部材が摺動できない状態となる。
この時、第2スライド部材は圧縮バネの復元力より弱い
力でスライダー収容部後方の係止アームにより後方への
移動が阻止されている。
【0023】なお、ロックアーム先端のハウジングロッ
クと他方のコネクタ側の係合突起が完全に係合していな
いこの状態で、嵌合動作を停止させると圧縮バネの復元
力で嵌合方向とは逆の離脱方向に第1スライド部材が押
し戻される。これにより、第1スライド部材の当接部に
当接していた押圧リブを介して他方のコネクタが離脱方
向に押し戻され、中途嵌合状態を容易に検知することが
できる。
【0024】また、さらに圧縮バネに抗して嵌合操作を
進めると、ロックアーム先端のハウジングロックが他方
のコネクタ側の係合突起を乗り越えて弾性復帰する。こ
れにより、ロックアーム先端部分と第2スライド部材先
端の係止部との係合状態が解除され、ハウジングロック
が係合突起後端に係合されることで、一方のコネクタと
他方のコネクタが完全嵌合状態になる。この時、係止ア
ームにより後方への移動が阻止されていた第2スライド
部材が圧縮バネの復元力によって後方へ移動する。この
時、ロックアーム先端部分の可撓空間内に第2スライド
部材の係止部が移動することでロックアームは可撓でき
ない状態にロックされる。
【0025】また、上記完全嵌合状態を解除する場合
は、第2スライド部材の操作部を手指等で押さえながら
圧縮バネの反発力に抗してハウジング前方のロックアー
ムの押圧部上まで移動させ、下方向に押圧させる。これ
により、ロックアーム先端のハウジングロックが下方に
撓んで他方のコネクタの係合突起との係合状態が解除さ
れる。この時、圧縮バネの復元力によって他方のコネク
タが離脱方向に移動することで雌雄コネクタの嵌合状態
が解除される。よって、コネクタ離脱時の離脱力を低減
させることができ、離脱作業の向上を図ることができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコネクタ嵌合構造
の第1実施形態を図1乃至図7に基づいて詳細に説明す
る。図1は本実施形態のコネクタ嵌合構造の雄コネクタ
を示す分解斜視図、図2は図1における雄コネクタクの
縦断面図、図3は図1における前方から見た平面図、図
4は嵌合前の状態を示す雌雄コネクタクの斜視図、図5
は図4における縦断面図、図6は嵌合途中の状態を示す
縦断面図、図7は嵌合完了の状態を示す縦断面図であ
る。
【0027】図1乃至図3に示すように本実施形態のコ
ネクタ嵌合構造を構成する一方のコネクタである雄コネ
クタ1は、所定数のソケットコンタクトを嵌入する端子
収容室を備え、前方に開口したハウジング3aと、その
上部に後述するスライドロック部材であるスライダー1
0を摺動可能に装着する専用ハウジング3bとから構成
されている。
【0028】専用ハウジング3bは、スライダー10を
収容するスライダー収容部4を形成するためのものであ
り、その両側端のハウジング内壁にはスライダー10の
両側端部を案内するガイド溝5が設けられている。この
ガイド溝5の後端には、後述する第1スライド部材11
の後抜けを防止する一対の後抜け防止突起26が形成さ
れている(図2参照)。このスライダー収容部4内の中
央下方には嵌合方向の軸線に沿ってハウジング3aと支
部7を介して一体のシーソー型可撓部材であるロックア
ーム6が設けられている。このロックアーム6とハウジ
ング内壁との間にスライダー10を挿入するための側方
空間4aが設けられている。また、ロックアーム6の先
端下部には後述する相手側の雌ハウジングの係合突起に
係止されるハウジングロック8が設けられており、後端
上部には嵌合解除時に操作する押圧部9が設けられてい
る。
【0029】また、スライダー10は、ガイド溝5に案
内されてスライダー収容部4内を摺動する第1スライド
部材11と、該第1スライド部材11上に載置されるよ
うに配置される第2スライド部材16とから構成されて
いる。第1スライド部材11は、嵌合方向に延びると共
にガイド溝5内に外側部分が摺動自在に嵌入される一対
のアーム部12、12と、該アーム部を連結する連結部
25及び当接柱13から成っている。そして、アーム部
12の先端には後述する雌コネクタ側の押圧リブ22
(図4参照)が当接する当接部15を備えると共に、当
接柱13前端の所定位置には弾性部材である引張バネ2
1の一方を引っ掛ける一対の引掛片14、14が設けら
れている。また、第2スライド部材16は、前端下部に
ロックアーム6先端のハウジングロック8を係止する係
止部17と、後端上部に嵌合解除時に操作する操作部2
0と、側端下部の所定位置には引張バネ21の他方を引
っ掛ける引掛片19を有する一対の掛止部18、18が
設けられている。
【0030】次に、図4に示すように他方のコネクタで
ある雌コネクタ2は、所定数のピンコンタクトを嵌入す
る端子収容室を備え、前方に開口したハウジング挿入口
24を備えている。そして、そのハウジング2a上の前
端部分にはコネクタ嵌合時に第1スライド部材11の当
接部15に衝き当たる一対の押圧リブ22と、ハウジン
グ2a上の該押圧リブ22、22間にロックアーム6を
撓ませるための傾斜面を有し、ロックアーム6を係合す
る係合突起23が設けられている。
【0031】次に、上述した構成の雌雄コネクタの嵌合
作用を説明する。先ず、図1乃至図4に示すようにスラ
イダー10の組付けを行う。即ち、スライダー10の組
付けは、1組の引張バネ21の一端を第1スライド部材
11の引掛片14に引っ掛け、他端を第2スライド部材
16の掛止部18の引掛片19に引っ掛けることで第1
スライド部材11と第2スライド部材16を引張バネ2
1を介して一体化させる。次に、スライダー10の雄コ
ネクタ1への組付けは、雄コネクタ1の後方からスライ
ダー収容部4内にスライダー10が押し込まれると、第
1スライド部材11のアーム部12の外側部分がガイド
溝5内に嵌入され、ハウジング3a前方に移動すること
でスライダー10が摺動可能な状態に装着される。この
状態では、引張バネ21にはまだ引張力が作用しておら
ず、スライダー10はスライダー収容部4内で摺動自在
な状態にある。なお、第2スライド部材16を図2の状
態に保持するように第1スライド部材11または第2ス
ライド部材16と専用ハウジング3bとの間に図示して
いない一時的な係止機構を設けるようにしても良い。
【0032】次に、図2に示すようにハウジング3a後
端側から電線端部を圧着したソケットコンタクト30が
挿入され、端子収容室内のハウジングランスによって係
止されると共に、二重係止用のホルダー32が装着され
る。
【0033】次に、図5に示すように雌コネクタ2のハ
ウジング2a後端側から電線端部に圧着されたピンコン
タクト31が挿入され、端子収容室内のハウジングラン
スによって係止されると共に、二重係止用のホルダー3
3が装着される。
【0034】次に、上述した本実施形態のコネクタ嵌合
構造を構成する雌雄コネクタ1、2の嵌合作用について
説明する。図4及び図5に示すように雄コネクタ1のハ
ウジング3aと雌コネクタ2のハウジング挿入口24を
対峙させた状態からハウジング3aをハウジング挿入口
24内に挿入するようにして雌雄コネクタの嵌合操作を
開始する。
【0035】そして、嵌合操作を進めて行くと、図6に
示すように雌コネクタ2の押圧リブ22が雄コネクタ1
のロックアーム6両側の側方空間4a(図1参照)内に
挿入され、ロックアーム6先端のハウジングロック8と
雌コネクタ2側の係合突起23の傾斜面が摺接して、ロ
ックアーム6先端側を第2スライド部材16側(図中上
方)に変位させる。従って、ロックアーム6先端部分が
第2スライド部材16先端の係止部17に係合して、第
2スライド部材16が摺動できない状態となる。
【0036】さらに、嵌合操作を進めて行くと、押圧リ
ブ22が第1スライド部材11の当接部15に衝き当た
り、この状態で第1スライド部材11が後方へ押しやら
れる。この時点から引張バネ21に引張力が作用するこ
とで弾性復帰しようとする復元力が発生する。なお、こ
の段階では雌コネクタ2側のピンコンタクト31は雄コ
ネクタ1側のソケットコンタクト30内に十分嵌挿され
ておらず、電気的に完全な接触状態にはない。
【0037】仮に、この中途嵌合状態、即ちロックアー
ム6先端のハウジングロック8と雌コネクタ2側の係合
突起23が完全に係合していない状態で嵌合動作を停止
させると引張バネ21の復元力で嵌合方向とは逆の離脱
方向に第1スライド部材11が押し戻される。これによ
り、第1スライド部材11の当接部15に当接していた
押圧リブ22を介して雌コネクタ2が離脱方向に押し戻
され、中途嵌合状態を容易に検知することができる。
【0038】次に、図7に示すように、さらに引張バネ
21に抗して嵌合操作を進めると、ロックアーム6先端
のハウジングロック8が雌コネクタ2側の係合突起23
を乗り越えて弾性復帰する。これにより、ロックアーム
6先端部分と第2スライド部材16先端の係止部17と
の係合状態が解除され、ハウジングロック8が係合突起
23後端に係合される。これにより、雄コネクタ1と雌
コネクタ2が完全嵌合状態になり、双方のコンタクト3
0、31も電気的に完全な接続状態となる。
【0039】この時、ハウジングロック8と係止部17
との係合状態が解除されることで、引張バネ21に作用
していた最大の引張力が解除され、引張バネ21の復元
力で第2スライド部材16が後方に摺動されて第1スラ
イド部材11に対する元の位置に押し戻される。その
際、ロックアーム6後端の押圧部9は、第1スライド部
材11の当接柱13と第2スライド部材16後端の操作
部20により略覆われるとともに、ロックアーム6が第
2スライド部材16の係止部17によって可撓できない
状態にロックされる。従って、ロックアーム6の押圧部
9に不用意な押圧力が働くのを確実に防止することがで
きる。
【0040】この完全嵌合状態は、ロックアーム6のハ
ウジングロック8が係合突起23を乗り越えるときの節
度感によって検知することができると共に、復動した第
2スライド部材16の位置を目視することで容易に検知
することができる。
【0041】次に、上記完全嵌合状態を解除する場合
は、図7に示すように第2スライド部材16の操作部2
0を手指等で押さえながら専用ハウジング3b前方に移
動させ、これにより露出したロックアーム6の押圧部9
が手指等で下方向に押圧されると、図6に示すようにロ
ックアーム6のハウジングロック8が第2スライド部材
16の係止部17に係合される。この状態で雄コネクタ
1と雌コネクタ2の双方を離脱方向に引き抜くと、引張
バネ21の復元力で第1スライド部材11が前方に押し
戻される。これにより、第1スライド部材11の当接部
15に当接していた押圧リブ22を介して雌コネクタ2
が引張バネ21の復元力によって離脱方向に押し戻され
る。よって、コネクタ離脱時の離脱力を低減させること
ができ、離脱作業の向上を図ることができる。
【0042】上述したように本実施形態のコネクタ嵌合
構造によれば、中途嵌合状態では引張バネ21の復元力
で雌雄コネクタ1、2は離反され中途嵌合状態が防止さ
れると共に、嵌合時の節度感と第2スライド部材16の
位置によって嵌合状態を容易に検知できる。また、第1
スライド部材11と第2スライド部材16は、引張バネ
21を介して連結されており、完全嵌合状態では引張バ
ネ21の引張力は解放されているので、バネの弾性機能
が劣化することはなく、メンテナンス等で嵌合操作を再
度しても検知精度が低下するようなことはない。
【0043】また、嵌合状態を解除させるには、第2ス
ライド部材16の係止部17がロックアーム6先端より
前方に移動させて、ロックアーム6の押圧部9が下方向
に押圧される。これにより、ロックアーム6のハウジン
グロック8が第2スライド部材16の係止部17に係合
され、引張バネ21の復元力で第1スライド部材11が
前方に押し戻され、この勢いで雌コネクタ2が離脱方向
に押し出される。よって、コネクタ離脱時の離脱力を低
減させることができる。
【0044】なお、本発明のコネクタ嵌合構造は上記実
施形態に限定されるものでないことは言うまでもなく、
他の実施形態にも適用することができる。即ち、上記実
施形態では、雄コネクタ側にスライダー収容用の専用ハ
ウジングを設け、雌コネクタ側に押圧リブ等を設けた
が、雌コネクタ側に専用ハウジングを設けると共に雄コ
ネクタ側に押圧リブ等を設ける本実施形態とは逆構成の
コネクタ嵌合構造も可能である。また、スライダー収容
部は、雄コネクタ側のハウジングを覆うようなフードに
一体的に形成しても良い。
【0045】次に、本発明のコネクタ嵌合構造の第2実
施形態を図8乃至図14に基づいて詳細に説明する。図
8は本実施形態のコネクタ嵌合構造の雄コネクタを示す
分解斜視図、図9は図8における組付け完了状態の雄コ
ネクタクと雌コネクタの嵌合前の状態を示す部分斜視
図、図10は図9における縦断面図、図11は図10に
おける嵌合開始状態を示す縦断面図、図12は嵌合途中
状態を示す縦断面図、図13は嵌合完了状態を示す縦断
面図、図14は嵌合解除状態を示す縦断面図である。
【0046】図8に示すように本実施形態のコネクタ嵌
合構造を構成する一方のコネクタである雄コネクタ40
は、所定数のソケットコンタクトを嵌入する端子収容室
を備え、前方に開口したインナハウジング42と、その
上部に後述するスライドロック部材であるスライダー5
0を摺動可能に装着するとともに、前記インナハウジン
グ42外周を覆うフード部を形成するアウタハウジング
41とから構成されている。
【0047】アウタハウジング41は、スライダー50
を収容するスライダー収容部43を形成するためのもの
であり、その両側端のハウジング内壁にはスライダー5
0の両側端部を案内するガイド溝45が設けられてい
る。このスライダー収容部43内のインナハウジング4
2上には嵌合方向の軸線に沿って前方側に可撓性を有す
る自由端部を備えたロックアーム46が一体的に設けら
れている。このロックアーム46とハウジング内壁との
間にスライダー50を挿入するための側方空間43aが
設けられている。
【0048】また、ロックアーム46の先端上部には後
述する相手側ハウジングの係合突起73(図9参照)を
係止する一対のハウジングロック48が設けられてお
り、中央上部には嵌合解除時に操作する押圧部49が設
けられている。このハウジングロック48を含みロック
アーム46の前方部分には後述する雌コネクタ70側の
押圧リブ72の挿通を許容する挿通空間46aが形成さ
れている。また、スライダー収容部43後方の嵌合方向
の軸線に沿って後方側に可撓性を有する自由端部に係止
突起を備え、スライダー50の後方への移動を一時的に
阻止する一対の係止アーム47が設けられている。
【0049】また、スライダー50は、ガイド溝45に
案内されてスライダー収容部43内を摺動する第1スラ
イド部材51と、該第1スライド部材51後方に係合さ
れる第2スライド部材56と、該第2スライド部材56
内に保持される弾性部材である圧縮バネ63とから構成
されている。第1スライド部材51は、後方に延びると
共に圧縮バネ63の一方端と当接する一対のストッパア
ーム部53、53と、該アーム部を連結する連結部54
から成っている。この連結部54の下方には後述する雌
コネクタ70側の押圧リブ72が当接する当接部55が
設けられている。また、連結部54の両側端には、後述
する第2スライド部材56側の係合アーム部の移動を許
容する一対のスライド溝52、52が設けられている。
【0050】また、第2スライド部材56は、ガイド溝
45内に外側部分が摺動自在に嵌入され、前端下部にロ
ックアーム46先端のハウジングロック48を変位時に
係止する係止部57が前方に延設されている。この係止
部57の前端中央部分には後述する雌コネクタ70の押
圧リブ72の挿通を許容する挿通切欠部57aが設けら
れている。また、第2スライド部材56の中央上部には
嵌合解除時に操作する可撓性を有する操作部59が設け
られ、スライダー収容部43内への挿着時にロックアー
ム46の押圧部49を上方から覆うようになる。
【0051】また、第2スライド部材56の両側端下部
には第1スライド部材51のストッパアーム部53に係
止される可撓性を有する一対の係合アーム部58、58
が設けられている。また、第2スライド部材56の両内
壁部分には、圧縮バネ63を収容保持するバネ収容室6
1が設けられている。よって、バネ収容室61内に圧縮
バネ63を挿着して、ストッパアーム部53に係合アー
ム部58が係合されることで第1スライド部材51と第
2スライド部材56は一体化される。
【0052】次に、図9および図10に示すように他方
のコネクタである雌コネクタ70は、前方に開口したハ
ウジング挿入口74を備え、該挿入口74内に所定数の
ピンコンタクト75が嵌合方向に突出している。そし
て、そのハウジング71上の外壁中央部分に第1スライ
ド部材51の当接部55に衝き当たる押圧リブ72が立
設されており、該押圧リブの対向した両側部にロックア
ーム46を撓ませ、かつハウジングロック48を係合す
る一対の係合突起73、73が設けられている。
【0053】次に、上述した構成の雌雄コネクタの嵌合
作用を説明する。先ず、図8および図9に示すようにス
ライダー50の組付けを行う。即ち、スライダー50の
組付けは、1組の圧縮バネ63を第2スライド部材56
内のバネ収容室61内に挿着してから、第1スライド部
材51のストッパアーム部53をバネ収容室61内に挿
入する。そして、係合アーム部58をストッパアーム部
53に係合させることで圧縮バネ63をバネ収容室61
内に保持した状態で第1スライド部材51と第2スライ
ド部材56が一体化される。
【0054】次に、スライダー50の雄コネクタ40へ
の組付けは、雄コネクタ40の前方からスライダー収容
部43内にスライダー50が押し込まれる。この時、第
1スライド部材51のストッパアーム部53および連結
部54の側端部分、並びに第2スライド部材56の側端
部分がガイド溝45内に嵌入され、第2スライド部材5
6の後端部分が係止アーム47に突き当たってスライダ
ー50の装着が完了する。この状態でスライダー50は
係止アーム47に一時係止されるが、圧縮バネ63には
まだ圧縮力は作用していない。なお、雄コネクタ70の
端子収容室内へのコンタクトの挿着については説明を省
略する。
【0055】次に、上述した本実施形態のコネクタ嵌合
構造を構成する雌雄コネクタ40、70の嵌合作用につ
いて説明する。図10および図11に示すように雄コネ
クタ40のインナハウジング42と雌コネクタ70のハ
ウジング挿入口74を対峙させた状態から雄コネクタ4
0のアウタハウジング41を雌コネクタ70のハウジン
グ71に外嵌させるように雌雄コネクタの嵌合操作を開
始する。この時、雌コネクタ70の押圧リブ72が第2
スライド部材56の挿通切欠部57aに嵌入され、図1
1に示すように押圧リブ72前端が第1スライド部材5
1の当接部55に当接する。
【0056】そして、嵌合操作を進めて行くと、図12
に示すように雌コネクタ70の押圧リブ72が第1スラ
イド部材51を押し込みながら雄コネクタ40のロック
アーム46の挿通空間46a内に挿入する。この時、ロ
ックアーム46先端部分のハウジングロック48の傾斜
面と押圧リブ72前端部分の係合突起73が摺接して、
ロックアーム46先端側を雌コネクタ70のハウジング
71側(図中下方)に変位させる。従って、ハウジング
ロック48先端部分が第2スライド部材56の係止部5
7に係合され、第2スライド部材56が第1スライド部
材51と共に一体的に摺動できない状態となる。
【0057】さらに、嵌合操作を進めて行くと、押圧リ
ブ72に押されて第1スライド部材51が後方に移動す
る。この時、第1スライド部材51側部のスライド溝5
2内への第2スライド部材56の係合アーム部58の移
動が許容される。この第2スライド部材56が制止され
た状態で第1スライド部材51が移動することで、第2
スライド部材56内の圧縮バネ63が圧縮され、弾性復
帰しようとする復元力が発生する。仮に、この雄コネク
タ40側のハウジングロック48と雌コネクタ70側の
係合突起73が完全に係合していない中途嵌合状態で、
嵌合動作を停止させると圧縮バネ63の復元力で嵌合方
向とは逆の離脱方向に第1スライド部材51が押し戻さ
れる。これにより、第1スライド部材51の当接部55
に当接していた押圧リブ72を介して雌コネクタ70が
離脱方向に押し戻され、中途嵌合状態を容易に検知する
ことができる。
【0058】そして、図12に示すように、さらに圧縮
バネ63に抗して嵌合操作を進めると、雌コネクタ70
側の係合突起73がロックアーム46先端のハウジング
ロック48を乗り越えて弾性復帰する。これにより、図
13に示すように、ハウジングロック48先端部分と第
2スライド部材56先端の係止部57との係合状態が解
除され、ハウジングロック48が係合突起73後端に係
合される。従って、雄コネクタ40と雌コネクタ70が
完全嵌合状態になり、双方のコンタクト44、75も電
気的に完全な接続状態となる。
【0059】この時、ハウジングロック48と係止部5
7との係合状態が解除されることで、圧縮バネ63に作
用していた最大の圧縮力が解除され、圧縮バネ63の復
元力によって第2スライド部材56が撓むことができる
係止アーム47の係止力に勝って後方に移動され、第1
スライド部材51に対する元の位置に押し戻される。そ
の際、ロックアーム46上の押圧部49を覆っていた操
作部59が後方に移動するので、押圧部49は上方に露
出することになる。また、ロックアーム46先端部分の
撓み空間内に第2スライド部材56の係止部57が移動
することでロックアーム46は可撓できない状態にロッ
クされる。従って、雄コネクタ40と雌コネクタ70の
完全嵌合状態をハウジングロック48と係合突起73の
係合時の節度感と共に、押圧部49の露出によって完全
嵌合状態を容易に検知できる。
【0060】次に、図14に示すように上記完全嵌合状
態を解除する場合は、第2スライド部材56の操作部5
9を手指等で押さえながら露出していたロックアーム4
6の押圧部49を覆う位置まで圧縮バネ63の復元力に
抗して前方に移動させる。そして、操作部59を下方向
に押圧させると、押圧部49が下方に押され、ロックア
ーム46のハウジングロック48が下方に変位すること
で、ハウジングロック48と係合突起73との係合状態
が解除される。この時、圧縮されていた圧縮バネ63の
復元力で第1スライド部材51が前方に押し戻される。
これにより、第1スライド部材51の当接部55に当接
していた雌コネクタ70側の押圧リブ72を介して雌コ
ネクタ70が離脱方向に押し戻される。よって、コネク
タ離脱時の離脱力を低減させることができ、離脱作業の
向上を図ることができる。
【0061】上述したように本実施形態のコネクタ嵌合
構造によれば、中途嵌合状態では圧縮バネ63の復元力
で雌雄コネクタ40、70は離反され中途嵌合状態が防
止されると共に、嵌合時の節度感と第2スライド部材5
6の位置によって嵌合状態を容易に検知できる。また、
嵌合状態を解除させるには、第2スライド部材56の操
作部59がロックアーム46の押圧部49を覆う位置ま
で移動され、下方向に押圧されることで、押圧部49が
下方に押され、ハウジングロック48と係合突起73と
の係合状態が解除される。この時、圧縮されていた圧縮
バネ63の復元力で第1スライド部材51が前方に押し
戻されることで、第1スライド部材51の当接部55に
当接していた押圧リブ72を介して雌コネクタ70が離
脱方向に押し戻される。よって、コネクタ離脱時の離脱
力を低減させることができる。
【0062】なお、本発明のコネクタ嵌合構造は上記実
施形態に限定されるものでないことは言うまでもなく、
他の実施形態にも適用することができる。即ち、上記実
施形態では、雄コネクタ側にスライダー収容部を設け、
雌コネクタ側に押圧リブ等を設けたが、雌コネクタ側に
スライダー収容部を設けると共に雄コネクタ側に押圧リ
ブ等を設けることも可能である。また、スライダー収容
部は、雄コネクタ側のアウタハウジングによって形成さ
れていたが、第1実施形態のように専用ハウジングによ
って形成することも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のコネクタ嵌合構造によれば、スライドロック部材が
アーム部を備えた第1スライド部材と、係止部を備えた
第2スライド部材とから構成されており、雌雄コネクタ
の完全嵌合時に係止部とハウジングロックとの係合が解
除され、第2スライド部材が弾性部材の復元力で一方の
コネクタの後方に移動する。従って、弾性部材の復元力
でスライドロック部材が前方に押し戻されると共に他方
のコネクタが弾性部材の復元力によって離脱方向に押し
戻される。よって、コネクタ嵌合時の中途嵌合状態を容
易に検知すると共に、コネクタ離脱時の離脱力を低減さ
せることができ、離脱作業の向上を図ることができる。
【0064】また、請求項2記載のコネクタ嵌合構造に
よれば、前記第2スライド部材が嵌合解除時に操作する
操作部を備え、該操作部がロックアームの押圧部を略覆
う。従って、コネクタ離脱時の離脱力を低減させること
ができ、離脱作業の向上を図ることができると共に、ロ
ックアーム上の押圧部が第2スライド部材の操作部によ
り覆われるので、ロックアームの押圧部に不用意な押圧
力が働くのを確実に防止することができる。また、請求
項3記載のコネクタ嵌合構造によれば、前記他方のコネ
クタがコネクタ嵌合時にスライドロック部材に当接する
押圧リブを備えている。従って、コネクタ嵌合時に押圧
リブを介してスライドロック部材を確実に押し込むと共
に、嵌合解除時に弾性部材の復元力で他方のコネクタを
離脱方向に確実に押し戻すことができる。
【0065】また、請求項4記載のコネクタ嵌合構造に
よれば、前記一方のコネクタがスライダー収容部内のロ
ックアーム先端にハウジングロックを備え、ロックアー
ムの両側に側方空間を備え、第1スライド部材のアーム
部が側方空間内に配置される。従って、コネクタのコン
パクト化を図ることができる。また、請求項5記載のコ
ネクタ嵌合構造によれば、前記ロックアームがコネクタ
完全嵌合時にスライドロック部材によってロックされ
る。従って、ロックアームの押圧部に不用意な押圧力が
働いてもロックアームが撓むようなことはなく、信頼性
に優れたコネクタ嵌合構造を得ることができる。
【0066】また、請求項6記載のコネクタ嵌合構造に
よれば、前記第1スライド部材がスライダー収容部内の
前方または後方に延設されると共にハウジング内の両側
端に設けられているガイド溝内に摺動自在に嵌入される
一対のアーム部と、該アーム部を連結する連結部から成
り、第1スライド部材の前端部分に他方のコネクタ側の
前記押圧リブが当接する当接部を備えている。従って、
コネクタ嵌合時に押圧リブが当接部に当接してスライド
ロック部材を確実に押し込むと共に、嵌合解除時に弾性
部材の復元力で他方のコネクタを離脱方向にさらに確実
に押し戻すことができる。
【0067】また、請求項7記載のコネクタ嵌合構造に
よれば、前記第1スライド部材と前記第2スライド部材
とが弾性部材である引張バネによって連結されており、
一方のコネクタの後方に移動することにより引張バネの
引張力が解放される。従って、引張バネが第1スライド
部材と第2スライド部材を連結するように装着されてい
るため、ハウジング側に引張バネを装着する必要がな
く、組付け作業の効率化を図ることができる。また、完
全嵌合状態では引張バネの張力は解放されているので、
バネの弾性機能が劣化することはなく、メンテナンス等
で嵌合操作を再度行っても検知精度が低下するようなこ
とはない。
【0068】また、請求項8記載のコネクタ嵌合構造に
よれば、前記他方のコネクタの押圧リブがハウジングの
外壁上の中央部分に立設されており、押圧リブの対向し
た両側部に係合突起が設けられている。従って、雌雄コ
ネクタの嵌合操作の進行に伴ってハウジングロックと係
合突起を確実に係合させることができる。
【0069】また、請求項9記載のコネクタ嵌合構造に
よれば、前記第2スライド部材の係止部がコネクタ嵌合
時に他方のコネクタの押圧リブの挿通を許容する切欠部
を備えるとともに、ロックアームの前方部分に押圧リブ
の挿通を許容する挿通空間が形成されている。従って、
他方のコネクタの押圧リブをロックアーム前方部分まで
挿通させることができ、雌雄コネクタの嵌合操作を確実
に進めることができる。
【0070】また、請求項10記載のコネクタ嵌合構造
によれば、前記第1スライド部材と前記第2スライド部
材とが弾性部材である圧縮バネの両端に当接しており、
一方のコネクタの後方への移動により圧縮バネの圧縮力
が解放される。従って、圧縮バネが第1スライド部材と
第2スライド部材の両端に当接して保持されているた
め、ハウジング側に圧縮バネを装着する必要がなく、組
付け作業の効率化を図ることができる。また、完全嵌合
状態では圧縮バネは解放されているので、バネの弾性機
能が劣化することはなく、メンテナンス等で嵌合操作を
再度行っても検知精度が低下するようなことはない。
【0071】また、請求項11記載のコネクタ嵌合構造
によれば、前記第2スライド部材の操作部がコネクタ嵌
合解除時に圧縮バネの復元力に抗してロックアームの押
圧部を覆う位置まで移動させ、操作部を下方向に押圧さ
せることで、ハウジングロックと係合突起との係合状態
が解除される。従って、コネクタ離脱時の離脱力を低減
させることができ、離脱作業の向上を図ることができ
る。
【0072】また、請求項12記載のコネクタ嵌合構造
によれば、前記第1スライド部材のアーム部に第2スラ
イド部材前端に設けられた係合アーム部が係合されるこ
とで一体化され、該第2スライド部材に形成されたバネ
収容室内に圧縮バネが挿着されており、第1スライド部
材の側部に係合アーム部の移動を許容するスライド溝が
設けられている。従って、ハウジング内に圧縮バネを収
容するバネ収容部を設ける必要がなく、圧縮バネをバネ
収容室内に確実に保持することができ、スライダー収容
部へのスライドロック部材の挿着作業も容易に行うこと
ができる。また、第2スライド部材の制止状態で第1ス
ライド部材のみを圧縮バネの復元力に抗して移動させる
ことができ、雌雄コネクタの嵌合操作を確実に進めるこ
とができる。よって、組付け作業の効率化とコネクタの
コンパクト化を図ることができる。
【0073】また、請求項13記載のコネクタ嵌合構造
によれば、前記一方のコネクタのスライダー収容部後方
にスライドロック部材の後方への移動を一時的に阻止す
る係止アームが設けられている。従って、一方のコネク
タの嵌合前にスライドロック部材を確実にスライダー収
容部内に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ嵌合構造の第1実施形態を示
す分解斜視図である。
【図2】図1における雄コネクタクの縦断面図である。
【図3】図2における前方からの矢視図である。
【図4】図1における雌雄コネクタクの嵌合前の状態を
示す斜視図である。
【図5】図4における縦断面図である。
【図6】図5における嵌合途中の状態を示す縦断面図で
ある。
【図7】図6における嵌合完了状態を示す縦断面図であ
る。
【図8】本発明のコネクタ嵌合構造の第2実施形態を示
す分解斜視図である。
【図9】図8における組付け完了状態の雄コネクタクと
雌コネクタの嵌合前の状態を示す部分斜視図である。
【図10】図9における縦断面図である。
【図11】図10における嵌合開始状態を示す縦断面図
である。
【図12】図10における嵌合途中状態を示す縦断面図
である。
【図13】図10における嵌合完了状態を示す縦断面図
である。
【図14】図13における嵌合解除状態を示す縦断面図
である。
【図15】従来の雌雄コネクタの構成例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 雄コネクタ(一方のコネクタ、第1実施形
態) 2 雌コネクタ(他方のコネクタ、第1実施形
態) 2a、3a ハウジング 3b 専用ハウジング 4 スライダー収容部 4a 側方空間 5 ガイド溝 6 ロックアーム 7 支部 8 ハウジングロック 9 押圧部 10 スライダー(スライドロック部材、第1実
施形態) 11 第1スライド部材 12 アーム部 13 当接柱 14、19 引掛片 15 当接部 16 第2スライド部材 17 係止部 18 掛止部 20 操作部 21 引張バネ(弾性部材) 22 押圧リブ 23 係合突起 24 ハウジング挿入口 25 連結部 40 雄コネクタ(一方のコネクタ、第2実施形
態) 41 アウタハウジング 42 インナハウジング 43 スライダー収容部 43a 側方空間 45 ガイド溝 46 ロックアーム 46a 挿通空間 47 係止アーム 48 ハウジングロック 49 押圧部 50 スライダー(スライドロック部材) 51 第1スライド部材 52 スライド溝 53 ストッパアーム部(アーム部) 54 連結部 55 当接部 56 第2スライド部材 57 係止部 57a 切欠部 58 係合アーム部 59 操作部 61 バネ収容室 63 圧縮バネ(弾性部材) 70 雌コネクタ(他方のコネクタ、第2実施形
態) 72 押圧リブ 73 係合突起 74 ハウジング挿入口

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合接続される一組の雌雄コネク
    タの内、一方のコネクタにロックアームとスライダー収
    容部を設け、該スライダー収容部内に弾性部材及び該弾
    性部材により押圧されるスライドロック部材を摺動可能
    に装着し、他方のコネクタには前記ロックアームに係合
    する係合突起を設けたコネクタ嵌合構造において、 前記スライドロック部材が、アーム部を備えた第1スラ
    イド部材と、係止部を備えた第2スライド部材とから構
    成されており、 前記雌雄コネクタの完全嵌合時、前記係止部と前記ハウ
    ジングロックとの係合が解除され、前記第2スライド部
    材が前記弾性部材の復元力で前記一方のコネクタの後方
    に移動することを特徴とするコネクタ嵌合構造。
  2. 【請求項2】 前記第2スライド部材が、嵌合解除時に
    操作する操作部を備え、該操作部が前記ロックアームの
    押圧部を略覆うことを特徴とする請求項1記載のコネク
    タ嵌合構造。
  3. 【請求項3】 前記他方のコネクタが、コネクタ嵌合時
    に前記スライドロック部材に当接してコネクタ嵌合を進
    める押圧リブを備えていることを特徴とする請求項1記
    載のコネクタ嵌合構造。
  4. 【請求項4】 前記一方のコネクタが、前記スライダー
    収容部内の前記ロックアーム先端にハウジングロックを
    備え、前記ロックアームの両側に側方空間を備え、前記
    第1スライド部材の前記アーム部が前記側方空間内に配
    置されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ嵌合
    構造。
  5. 【請求項5】 前記ロックアームが、コネクタ完全嵌合
    時に前記スライドロック部材によってロックされること
    を特徴とする請求項1乃至4の少なくとも1項に記載の
    コネクタ嵌合構造。
  6. 【請求項6】 前記第1スライド部材が、前記スライダ
    ー収容部内の前方または後方に延設されると共にハウジ
    ング内の両側端に設けられているガイド溝内に摺動自在
    に嵌入される一対の前記アーム部と、該アーム部を連結
    する連結部から成り、 前記第1スライド部材の前端部分に前記他方のコネクタ
    側の前記押圧リブが当接する当接部を備えていることを
    特徴とする請求項1乃至5の少なくとも1項に記載のコ
    ネクタ嵌合構造。
  7. 【請求項7】 前記第1スライド部材と前記第2スライ
    ド部材とが前記弾性部材である引張バネによって連結さ
    れており、前記一方のコネクタの後方に移動することに
    より前記引張バネの引張力が解放されることを特徴とす
    る請求項1記載のコネクタ嵌合構造。
  8. 【請求項8】 前記他方のコネクタの前記押圧リブが、
    ハウジングの外壁上の中央部分に立設されており、前記
    押圧リブの対向した両側部に前記係合突起が設けられて
    いることを特徴とする請求項3記載のコネクタ嵌合構
    造。
  9. 【請求項9】 前記第2スライド部材の係止部が、コネ
    クタ嵌合時に前記他方のコネクタの前記押圧リブの挿通
    を許容する切欠部を備えるとともに、前記ロックアーム
    の前方部分に前記押圧リブの挿通を許容する挿通空間が
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の少な
    くとも1項に記載のコネクタ嵌合構造。
  10. 【請求項10】 前記第1スライド部材と前記第2スライ
    ド部材とが前記弾性部材である圧縮バネの両端に当接し
    ており、前記一方のコネクタの後方への移動により前記
    圧縮バネの圧縮力が解放されることを特徴とする請求項
    1記載のコネクタ嵌合構造。
  11. 【請求項11】 前記第2スライド部材の前記操作部が、
    前記コネクタ嵌合解除時に、前記圧縮バネの復元力に抗
    して前記ロックアームの前記押圧部を覆う位置まで移動
    させ、前記操作部を下方向に押圧させることで、前記ハ
    ウジングロックと前記係合突起との係合状態が解除され
    ることを特徴とする請求項10記載のコネクタ嵌合構
    造。
  12. 【請求項12】 前記第1スライド部材の前記アーム部に
    前記第2スライド部材前端に設けられた係合アーム部が
    係合されることで一体化され、該第2スライド部材に形
    成されたバネ収容室内に前記圧縮バネが挿着されてお
    り、前記第1スライド部材の側部に前記係合アーム部の
    移動を許容するスライド溝が設けられていることを特徴
    とする請求項10記載のコネクタ嵌合構造。
  13. 【請求項13】 前記一方のコネクタの前記スライダー収
    容部後方に前記スライドロック部材の後方への移動を一
    時的に阻止する係止アームが設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ嵌合構造。
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