JPH11148325A - エンジンバルブの成形方法 - Google Patents

エンジンバルブの成形方法

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JPH11148325A
JPH11148325A JP31081797A JP31081797A JPH11148325A JP H11148325 A JPH11148325 A JP H11148325A JP 31081797 A JP31081797 A JP 31081797A JP 31081797 A JP31081797 A JP 31081797A JP H11148325 A JPH11148325 A JP H11148325A
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JP
Japan
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intermediate product
engine valve
product
molded
slightly
Prior art date
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Pending
Application number
JP31081797A
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English (en)
Inventor
Koji Nagatomi
公司 永富
Yukio Takazawa
幸男 高沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンバルブ成形用の中間品をプレス成形
する際、成形後の拡径部にばりが発生するのを防止す
る。 【解決手段】 中間品2の拡径部2bの上下寸法が、規
定の寸法よりもやや大となるように、上型16のストロ
ークを調節して、素材を押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンバルブを
熱間鍛造により成形する工程において、円柱状の素材よ
り、上端に拡径部を有する中間品をプレス成形する際、
拡径部にばりが発生するのを防止し、最終の原形品の表
面を良好としうるようにした成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、エンジンバルブは、
円柱状の素材(1)を熱間鍛造して、軸部(2a)の上端に拡
径部(2b)を有する中間品(2)としたのち、これを再度熱
間鍛造して、エンジンバルブとほぼ同形の原形品(3)と
し、これに機械加工等を施して製品化される。
【0003】図3は、上記中間品(2)と原形品(3)とを
同時に成形する従来の熱間プレス装置の要部を略示する
もので、ダイセットにおける水平をなす固定板(4)に載
置した基板(5)の左側部には、台板(6)と、下型ホルダ
(7)の下部が嵌合され、下型ホルダ(7)内には、中間品
(2)成形用の第1下型(8)が嵌合されている。
【0004】固定板(4)の上部に嵌合された支持筒(9)
と台板(6)の中央には、中間品(2)の軸部(2a)が遊挿し
うる垂直の支持孔(10)が貫設されている。
【0005】下型ホルダ(7)の上端には、環状をなすカ
バー板(11)の下部が、第1下型(8)の上端に外嵌されて
いる。カバー板(11)の上部には、求心方向を向く、油性
離型剤の噴射孔(12)が貫設されている。
【0006】第1下型(8)の上方には、固定板(4)と平
行をなして、加圧装置(図示省略)により昇降させられ
る加圧板(13)が設けられ、その下面より垂設した取付板
(14)の左部には、下方を向く上型ホルダ(15)が嵌合され
ている。
【0007】上型ホルダ(15)内には、第1下型(8)と同
軸をなして対向する、中間品(2)成形用の第1上型(パ
ンチ)(16)が内嵌され、その上端と加圧板(13)との間に
は、スペーサ(18)が設けられている。
【0008】基板(5)の右側部には、上記と同様の台板
(6)と、原形品(3)成形用の第2下型(19)の下部が嵌合
されている。第2下型(19)の上面には、環状のばり逃が
し溝(20)が僅かに形成されている。
【0009】固定板(4)の上部における第2下型(19)の
中央下部には、上記と同様の支持筒(9)が嵌合され、台
板(6)と支持筒(9)には、垂直の支持孔(10)が貫設され
ている。
【0010】上記取付板(14)の右側部には、第2下型(1
9)と同軸をなして対向する、原形品(3)成形用の第2上
型(パンチ)(21)が下向に嵌合されている。(22)は固定ボ
ルトである。
【0011】上述のプレス装置において、加圧装置によ
り、加圧板(13)とともに両上型(16)(21)を上限まで上昇
させ、両下型(8)(19)にそれぞれ加熱した素材(1)と、
第1下型(8)により成形された中間品(2)とを挿入し
て、両上型(16)(21)を下限まで下降させれば、図示する
ように、第1下型(8)においては中間品(2)が、また第
2下型(19)においては原形品(3)が、それぞれ同時に成
形される。
【0012】この際、第2下型(8)において発生した余
剰肉によるばり(23)は、ばり逃がし溝(20)内に流出す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記中間品(2)の成形
時において、その拡径部(2b)の大きさ、すなわち上下寸
法は、次の原形品(3)の成形時にばり(23)を大きく出さ
せないようにするために、上型(16)のストロークを比較
的大として最小限の大きさとなるようにしている。
【0014】このようにすると、第1下型(8)の内面に
おける湾曲部に滞留した離型剤の一部が、中間品(2)の
成形時に強く加圧され、第1下型(8)の内面と拡径部(2
b)の外周面との間に逃げ溝を作って上方へ勢い良く流出
する。
【0015】その結果、図4に示すように、中間品(2)
における外周部の肉の一部が、第1上型(16)の内面に沿
って上方に流出させられ、拡径部(2b)の上端外周縁に垂
直なばり(24)を発生させたり、第1下型(8)の内面を摩
耗させたりすることがある。
【0016】上記のようなばり(24)が形成された中間品
(2)を、第2下型(19)に挿入して、原形品(3)をプレス
成形すると、ばり(24)は内向きに倒れて、成形後の原形
品(3)の傘表に凹凸面が形成されることがある。
【0017】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、離型剤が強く加圧されるのを防止するこ
とにより、中間品にばりが発生したり、下型が摩耗した
りするのを抑えうるようにしたエンジンバルブの成形方
法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、熱間鍛造により、軸部の一端に拡径部を有する中
間品を成形したのち、この中間品をプレス成形して、エ
ンジンバルブとほぼ同形の原形品とするエンジンバルブ
の成形方法において、前記中間品の拡径部の上下寸法
が、規定の寸法よりもやや大となるように、上型のスト
ロークを調節して、素材を押圧することにより解決され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1における(A)と(B)は、本発
明を適用した熱間プレス装置の要部を示すもので、上述
と同一の各部材には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0020】本発明が適用される第1上型(16)のスペー
サ(25)は、従来のスペーサ(18)よりも上下の寸法が、若
干(例えば0.8〜0.9mm)小寸となっている。
【0021】また、原形品(3)成形用の第2下型(26)の
上端開口部には、従来のばり逃がし溝よりも若干大径
(約2mm)のばり逃がし溝(27)が形成されている。
【0022】上述のように、スペーサ(25)の寸法を若干
小寸としたことにより、第1上型(16)のストロークは、
従来のそれよりも若干短かくなり、従って成形された中
間品(2)の拡径部(2b)の上下寸法は、従来より若干長寸
となる。
【0023】すなわち、従来のスペーサ(25)の寸法は、
中間品(2)の拡径部(2b)の体積がちょうど原形品(3)の
傘部体積とほぼ等しくなるように規定されている。これ
に対し、本発明では中間品(2)の拡径部(2b)の体積が、
原形品(3)の傘部体積に比較的大きな傘部外径のバリ部
を加えた分の体積となるように、拡径部(2b)の上下寸法
を規定より大きくしている。具体的には、バリの外径が
傘部外径の120%以上となるように拡径部(2b)の上下寸
法を設定するのがよい。
【0024】このように、第1上型(16)のストロークを
短かくして、拡径部(2b)の上下寸法を若干長寸に成形す
ると、拡径部(2b)の押圧力が小さくなり、第1下型(8)
内に閉じ込められた離型剤の加圧力も小さくなる。これ
により、離型剤が上方へ勢い良く流出するのが防止さ
れ、中間品(2)の外周面にばりが形成されることがなく
なる。
【0025】上記若干長寸とした中間品(2)を、第2下
型(26)においてプレス成形し、原形品を成形すると、拡
径部(2b)を長寸とした分だけ、大形のばり(28)が発生す
ることとなるが、このばり(28)は、後の機械加工工程に
より除去しうるので、何ら問題の生じることはない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、中間品における拡径部
の上下寸法をやや大とした分だけ、上型による素材の押
圧力が小さくなり、下型内に閉じ込められた離型剤の加
圧力も小となる。
【0027】これにより、離型剤の一部が、上方へ勢い
良く流出することはなくなり、拡径部にばりを発生させ
たり、下型を摩耗させたりするのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した熱間プレス装置の要部を示
し、(A)は中間品をプレス成形するための下型と上型を
示す中央縦断拡大正面図で、(B)は、原形品成形用の下
型と上型を示す要部の中央縦断拡大正面図である。
【図2】エンジンバルブの製造工程を示す正面図であ
る。
【図3】従来の方法によるエンジンバルブの製造要領と
熱間プレス装置を示す中央縦断正面図である。
【図4】同じく、中間品成形時におけるばりの発生状態
を示す要部の拡大縦断正面図である。
【符号の説明】
(1)素材 (2)中間品 (2a)軸部 (2b)拡径部 (3)原形品 (4)固定板 (5)基板 (6)台板 (7)下型ホルダ (8)第1下型 (9)支持筒 (10)支持孔 (11)カバー板 (12)噴射孔 (13)加圧板 (14)取付板 (15)上型ホルダ (16)第1上型 (18)(25)スペーサ (19)(26)第2下型 (20)(27)ばり逃がし溝 (21)第2上型 (22)固定ボルト (23)(28)ばり (24)ばり

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間鍛造により、軸部の一端に拡径部を
    有する中間品を成形したのち、この中間品をプレス成形
    して、エンジンバルブとほぼ同形の原形品とするエンジ
    ンバルブの成形方法において、前記中間品の拡径部の上
    下寸法が、規定の寸法よりもやや大となるように、上型
    のストロークを調節して、素材を押圧することを特徴と
    するエンジンバルブの成形方法。
JP31081797A 1997-11-12 1997-11-12 エンジンバルブの成形方法 Pending JPH11148325A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110155088A1 (en) * 2009-12-24 2011-06-30 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Engine valves
CN102652042A (zh) * 2009-12-24 2012-08-29 三菱重工业株式会社 中空发动机阀门的阀伞部的制造方法及中空发动机阀门的阀伞部的冲压装置以及中空发动机阀门

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US20110155088A1 (en) * 2009-12-24 2011-06-30 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Engine valves
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