JPH11146474A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH11146474A
JPH11146474A JP31064197A JP31064197A JPH11146474A JP H11146474 A JPH11146474 A JP H11146474A JP 31064197 A JP31064197 A JP 31064197A JP 31064197 A JP31064197 A JP 31064197A JP H11146474 A JPH11146474 A JP H11146474A
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JP
Japan
Prior art keywords
duct
speaker
radiation
speaker unit
baffle plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31064197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Fujihira
正男 藤平
Akira Yamagishi
亮 山岸
Ikuo Shinohara
幾夫 篠原
Akihiro Akiyama
明広 秋山
Naoki Watanabe
直樹 渡辺
Kenji Tokushige
賢二 徳重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH11146474A publication Critical patent/JPH11146474A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形軽量スピーカ装置であっても音の放射の
力が損なわれることなく音質の向上を図ることもを目的
とする。 【解決手段】 スピーカボックス1の前面に音放射用の
スピーカユニット3を設けると共にこのスピーカボック
ス1の前面及び後面板2及び19に夫々低音放射用の第
1及び第2のダクト21及び22を略々同軸的に設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小形軽量のスピーカ
装置に適用して好適なスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小形軽量のスピーカ装置として図
4に示す如きものが提案されている。この図4におい
て、1は合成樹脂等の小形軽量のスピーカボックスを示
し、このスピーカボックス1の前面に固定されたバッフ
ル板2の上側に穿ったスピーカ取付孔2aにスピーカユ
ニット3を固定する。
【0003】このスピーカユニット3は例えば次のよう
に構成されたものである。図4に示す如くリング状マグ
ネット4と、このリング状マグネット4を挟むように取
付けられたプレート5及びヨーク6とを設け、このプレ
ート5の内周側とヨーク6のセンターポール6aと間に
磁気空隙7を形成する如くする。また、このプレート5
にはスピーカのフレーム8が取付けられ、このフレーム
8の外周部にはエッジ9が設けられ、このエッジ9によ
ってコーン型の振動板10の外周部が保持されている。
【0004】一方、振動板10の内周部にボイスコイル
ボビン11が取付けられており、このボイスコイルボビ
ン11にはボイスコイル12が巻装され、このボイスコ
イル12はプレート5及びヨーク6のセンターポール6
aによって形成された磁気空隙7内に挿入する如くなさ
れている。17はこのボイスコイル12をこの磁気空隙
7内に保持するためのダンパーである。
【0005】またスピーカボックス1の外部の所定位置
に設けられた入力端子13よりの音声信号を接続線14
を介してスピーカユニット3の端子15に供給し、この
端子15よりの音声信号を錦糸線16を介してボイスコ
イル12に供給する如くする。
【0006】また、このバッフル板2のスピーカ取付孔
2aと同一面に開口18aを有するバスレフ用のダクト
18を設け、スピーカユニット3の振動板10の背面か
ら出た音の位相を反転して、このダクト18からスピー
カボックス1の外に放射し、この振動板10の前面から
でる音の低音域を広げる如くしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スピーカユ
ニット3が音を放射するために振動板10が振動したと
きは、この振動の力F0 はスピーカユニット3の振動系
の実効質量m0 とこの振動系の動く加速度α0 との積と
なる。 F0 =m0 α0 ‥‥‥ (1)
【0008】一般に物体が動けば作用と反作用との関係
(作用の力と反作用の力とは大きさが同じで方向が互い
に逆である。)があり、このスピーカユニット3の振動
板10が振動したときは、この反作用の力をスピーカボ
ックス1が受けることとなる。この場合、スピーカボッ
クス1が軽量のときはスピーカユニット3の音の放射の
力が損なわれ、音の放射の力が弱くなり、音質が劣化す
る不都合があった。
【0009】本発明は斯る点に鑑み音の放射の力が損な
われることなく強力にし音質の向上を図ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明スピーカ装置はス
ピーカボックスの前面に音放射用のスピーカユニットを
設けると共にこのスピーカボックスの前面及び後面板に
夫々低音放射用の第1及び第2のダクトを略々同軸的に
設けたものである。
【0011】斯る本発明によれば前面放射の第1のダク
トと後面放射の第2のダクトとでこの第1及び第2のダ
クトの相互の放射の作用反作用の力を支えることができ
ると共にこの後面放射の第2のダクトの放射の力でスピ
ーカユニットの放射の作用反作用の力を支えることがで
き、音の放射の力が損なわれることなく強力となり音質
の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明スピ
ーカ装置の実施の形態の例につき説明しよう。この図1
において図4に対応する部分には同一符号を付して示
す。
【0013】図1例においては、合成樹脂等により成形
される小形軽量のスピーカボックス1の前面にバッフル
板2を設け、このバッフル板2の上側にスピーカ取付孔
2aを形成し、このバッフル板2のスピーカ取付孔2a
の内側にスピーカユニット3を固定する。
【0014】このスピーカユニット3としては例えば図
1に示す如く構成する。即ちリング状マグネット4と、
このリング状マグネット4を挟むように取付けられたプ
レート5及びヨーク6とを設けて磁気回路を構成し、こ
のプレート5の内周側とヨーク6のセンターポール6a
と間に磁気空隙7を形成する如くする。
【0015】また、このプレート5にはスピーカの鋼製
等の漏斗状のフレーム8が取付けられ、このフレーム8
の外周部にはエッジ9が設けられ、このエッジ9によっ
てコーン型の振動板10の外周部が保持されている。
【0016】一方、振動板10の内周部にボイスコイル
ボビン11が取付けられており、このボイスコイルボビ
ン11にはボイスコイル12が巻装され、このボイスコ
イル12はプレート5及びヨーク6のセンターポール6
aによって形成された磁気空隙7内に挿入する如くなさ
れている。このボイスコイル12をこの磁気空隙7内に
ダンパー17により保持する如くする。
【0017】また、スピーカボックス1の外部の所定位
置、図示例では、スピーカボックス1の後面板19の外
面側に設けられた入力端子13より音声信号を接続線1
4を介してスピーカユニット3の端子15に供給し、こ
の端子15よりの音声信号を錦糸線16を介してボイス
コイル12に供給する如くする。
【0018】本例においては、スピーカボックス1のス
ピーカユニット3を取付ける前面のバッフル板2の下側
に、前方へ開放する開口21aを有する低音放射用の筒
状のダクト21をスピーカユニット3と平行すなわち、
前面バッフル板2の内側に対して直交方向に設ける。
【0019】また本例においては、この前面バッフル板
2に対向する後面板19に、後方へ開放する開口22a
を有する低音放射用の有底筒状のダクト22をこのダク
ト21と同軸的に設ける。
【0020】この場合、このダクト21の開口21aの
面積とこのダクト22の開口22aの面積とを等しくす
るようにすると共にこのダクト22の後面板19との延
長部に所定形状例えば矩形の通気孔22bを所定数設け
る。
【0021】また、この後面板19に、このダクト21
及び22の外周側に所定の間隔を置いて囲繞するダクト
23を、このダクト21,22と同心状に設ける。この
場合このダクト23の前端口23aは前面バッフル板2
の内面側に所定の間隔を置いて対向されている。
【0022】このとき、このダクト21はバスレフを構
成し、スピーカユニット3の振動板10の背面から出た
音をこのダクト23の前端口23a→ダクト21の後端
口21b→ダクト21の開口21aを通して位相を反転
してスピーカボックス1の外に放射し、この振動板10
の前面からでる音の低音域を広げる如くしている。
【0023】この場合、このダクト21よりの音の放射
の力(作用の力及び反作用の力)FD1は前面放射用ダク
ト21の空気の質量mD1とダクト21の中を動く空気の
加速度αD1との積となる。 FD1=mD1×αD1 ここでmD1≒ρ×SP ×l1 ×SP /SD1 の関係がある。ρは空気の密度、SP はスピーカの有効
振動面積、l1 は前面放射用ダクトの長さ、SD1は前面
放射用ダクトの断面積である。またα0 P =αD1D1
即ちαD1=α0 ×SP /SD1である。
【0024】また、このダクト22もバスレフを構成
し、スピーカユニット3の振動板10の背面から出た音
をこのダクト23の前端口23a→ダクト22の通気孔
22b→ダクト22の開口22aを通して位相を反転し
てスピーカボックス1の外に放射する。
【0025】この場合、このダクト22よりの音の放射
の力(作用の力及び反作用の力)FD2は後面放射用ダク
ト22の空気の質量mD2とダクト22の中を動く空気の
加速度αD2との積となる。 FD2=mD2×αD2 ここで、mD2≒ρ×SP ×l2 ×SP /SD2の関係が
あり、l2 は後面放射用ダクトの長さ、SD2は後面放射
用ダクトの断面積である。 また、α0 P =αD2D2 即ちαD2=α0 ×SP /SD2 である。
【0026】本例においては、望ましくはこの前面放射
のダクト21と後面放射のダクト22とでこのダクト2
1及び22の相互の放射の作用反作用の力FD1及びFD2
を支えると共にこの後面放射のこのダクト22の放射の
力FD2でスピーカユニット3の放射の作用反作用の力F
0 を支えるようにする。 即ちF0 +FD1≒FD2 とする如くする。
【0027】斯る本例によれば、前面放射のダクト21
と後面放射のダクト22とで、このダクト21及び22
の相互の放射の作用反作用の力FD1及びFD2を支えるこ
とができると共にこの後面放射のダクト22の放射の力
D2でスピーカユニット3の放射の作用反作用の力F0
を支えることができ、音の放射の力が損なわれることな
く強力となり音質の向上を図ることができる利益があ
る。
【0028】図2及び図3は夫々本発明の実施の形態の
他の例を示す。この図2及び図3につき説明するに図
1、図4に対応する部分には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。
【0029】図2例は図1例の後面放射用のダクト22
内にこのダクト22の内面に対し所定間隔を置いてこの
ダクト22が囲繞する如く同心状に後面放射用のダクト
24を設ける。その他は図1同様に構成する。
【0030】この場合、スピーカユニット3の背面より
の音はダクト23の前端口23a→ダクト22の通気孔
22b→ダクト24の後端口24b→ダクト24の開口
24aを通して位相を反転してスピーカボックス1の外
に放射される。従って、この図2例では後面放射用ダク
トのダクトの長さl2 を大きくできる。
【0031】またダクト24の開口24aは図1例の開
口22aより小さくなりこのダクトの断面積SD2を小さ
くできる。
【0032】斯る図2例においても、図1例同様の作用
効果が得られることは容易に理解できよう。
【0033】また図3例は図1例の後面放射用のダクト
22の有底部に通気孔22cを設けたもので、その他は
図1と同様に構成したものである。
【0034】斯る図3においては、スピーカユニット3
の背面よりの音は、ダクト23の前端口23a→ダクト
22の通気孔22b→ダクト22の開口22aを通して
スピーカボックス1の外に放射されると共にこのスピー
カユニット3の背面よりの音はダクト23の前端口23
a→ダクト22の通気孔22c→ダクト22の開口22
aを通して並列にスピーカボックス1の外に放射される
ので、図1例に比し、後面放射用ダクトのダクトの長さ
2 を小さくすることができる。
【0035】斯る図3例においても、図1例同様の作用
効果が得られることは容易に理解できよう。
【0036】尚、上述例においては F0 +FD1≒FD2 としたが、この代わりに後面放射のダクトの放射の力F
D2でスピーカユニット3の放射の作用反作用の力F0
支えるようにしても良い。 F0 ≒FD2 この場合にも音の放射の力を向上でき音質の向上を図る
ことができる。
【0037】またスピーカユニットとしては上述例に限
らず磁気シールド形スピーカユニット、シールドカバー
を設けた防磁形スピーカユニット等、各種のスピーカユ
ニットを用いることができる。
【0038】また本発明は上述例に限らず本発明の要旨
を逸脱することなくその他種々の構成が採り得ることは
勿論である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば小形軽量のスピーカ装置
であっても、音の放射の力が損なわれることなく音質の
向上を図ることができる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スピーカ装置の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の他の例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の例を示す断面図である。
【図4】従来のスピーカ装置の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥‥スピーカボックス、2‥‥バッフル板、3‥‥ス
ピーカユニット、19‥‥後面板、21,22,23,
24‥‥ダクト、21a,22a,24a‥‥開口、2
1b‥‥後端口、22b,22c‥‥通気孔、23a‥
‥前端口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 明広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渡辺 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 徳重 賢二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカボックスの前面に音放射用のス
    ピーカユニットを設けると共に前記スピーカボックスの
    前面及び後面板に夫々低音放射用の第1及び第2のダク
    トを略々同軸的に設けたことを特徴とするスピーカ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスピーカ装置において、 前面放射の前記第1のダクトと後面放射の前記第2のダ
    クトとで前記第1及び第2のダクトの相互の放射の作用
    反作用の力を支えると共に前記後面放射の前記第2のダ
    クトの放射の力で前記スピーカユニットの放射の作用反
    作用の力を支えるようにしたことを特徴とするスピーカ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスピーカ装置において、 前記後面放射の前記第2のダクトの放射の力で前記スピ
    ーカユニットの放射の作用反作用の力を支えるようにし
    たことを特徴とするスピーカ装置。
JP31064197A 1997-11-12 1997-11-12 スピーカ装置 Pending JPH11146474A (ja)

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JP31064197A JPH11146474A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 スピーカ装置

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JP31064197A JPH11146474A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 スピーカ装置

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JP31064197A Pending JPH11146474A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 スピーカ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014178576A1 (ko) * 2013-04-30 2014-11-06 Lee Koang Heui 스피커 장치
CN112929770A (zh) * 2021-02-05 2021-06-08 歌尔科技有限公司 声腔结构及音箱

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