JPH11142089A - アルミニューム製オイルクーラ内蔵のラジエータタンク - Google Patents
アルミニューム製オイルクーラ内蔵のラジエータタンクInfo
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- JPH11142089A JPH11142089A JP32546297A JP32546297A JPH11142089A JP H11142089 A JPH11142089 A JP H11142089A JP 32546297 A JP32546297 A JP 32546297A JP 32546297 A JP32546297 A JP 32546297A JP H11142089 A JPH11142089 A JP H11142089A
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- oil cooler
- radiator tank
- boss
- aluminum
- oil
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/007—Auxiliary supports for elements
- F28F9/0075—Supports for plates or plate assemblies
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D9/00—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D9/0031—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
- F28D9/0043—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0234—Header boxes; End plates having a second heat exchanger disposed there within, e.g. oil cooler
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルミニューム製ラジエータタンクのオイル
クーラ取付孔にオイルクーラのパイプをろう付けすると
共に、そのパイプとオイルクーラ本体の各エレメントと
の間を治具なしで一体的にろう付け固定することのでき
る構造の提供。 【解決手段】 オイルクーラ本体５の連通孔１の孔縁部
に環状のボス10が配置され、そのボス10とラジエータタ
ンク６との間に断面コ字状の保持板13の先端部が挿入さ
れて、オイルクーラ本体５の外周が抱持される。そし
て、オイルパイプ８の先端部がラジエータタンク６のオ
イルクーラ取付孔７の筒状部７ａに圧入されて、その筒
状部７ａの外周がボス10の開口に圧着保持される。それ
により、保持板13を介してオイルクーラ本体５がラジエ
ータタンク６に保持され、その状態で全体がろう付け固
定される。
クーラ取付孔にオイルクーラのパイプをろう付けすると
共に、そのパイプとオイルクーラ本体の各エレメントと
の間を治具なしで一体的にろう付け固定することのでき
る構造の提供。 【解決手段】 オイルクーラ本体５の連通孔１の孔縁部
に環状のボス10が配置され、そのボス10とラジエータタ
ンク６との間に断面コ字状の保持板13の先端部が挿入さ
れて、オイルクーラ本体５の外周が抱持される。そし
て、オイルパイプ８の先端部がラジエータタンク６のオ
イルクーラ取付孔７の筒状部７ａに圧入されて、その筒
状部７ａの外周がボス10の開口に圧着保持される。それ
により、保持板13を介してオイルクーラ本体５がラジエ
ータタンク６に保持され、その状態で全体がろう付け固
定される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水冷
却用アルミニューム製ラジエータのタンクに内蔵される
アルミニューム製オイルクーラの接合構造に関する。
却用アルミニューム製ラジエータのタンクに内蔵される
アルミニューム製オイルクーラの接合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】アルミニューム製オイルクーラが内蔵さ
れたアルミニューム製ラジエータは次のようにして製造
されていた。先ず、アルミニューム製オイルクーラ自体
をラジエータとは別個に製造し、次いでそれをラジエー
タタンクに内装し、その接合部たるオイルパイプ貫通部
をティグ溶接により液密に接合すると共に、細長い箱状
のラジエータタンクとチューブプレートとの間もティグ
溶接により液密に接合していた。
れたアルミニューム製ラジエータは次のようにして製造
されていた。先ず、アルミニューム製オイルクーラ自体
をラジエータとは別個に製造し、次いでそれをラジエー
タタンクに内装し、その接合部たるオイルパイプ貫通部
をティグ溶接により液密に接合すると共に、細長い箱状
のラジエータタンクとチューブプレートとの間もティグ
溶接により液密に接合していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】アルミニューム製ラジ
エータとオイルクーラの取付部のろう付け及びオイルク
ーラ自体の各部品のろう付けを同時に行うと共に、その
ろう付けの信頼性の高いものが望まれていた。そこで本
発明は係る課題を解決するために、次の手段をとる。
エータとオイルクーラの取付部のろう付け及びオイルク
ーラ自体の各部品のろう付けを同時に行うと共に、その
ろう付けの信頼性の高いものが望まれていた。そこで本
発明は係る課題を解決するために、次の手段をとる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のアルミニューム
製オイルクーラ内蔵のラジエータタンクは、アルミニュ
ーム製の多板型オイルクーラが内蔵されるアルミニュー
ム製のラジエータタンクにおいて、少なくとも一方の周
縁が立ち上げられて皿状に形成されると共に、夫々の長
手方向両端部に互いに整合するオイル連通孔１が穿設さ
れ且つ、周縁が互いに整合する一対のプレート２，３を
有し、その一対のプレート２，３を重ね合わせてエレメ
ント４が構成され、複数の前記エレメント４を積層して
オイルクーラ本体５が構成され、ラジエータタンク６に
穿設されたオイルクーラ取付孔７の孔縁部がタンク内面
側に僅かに筒状に形成された筒状部７ａを有し、オイル
クーラ本体５の端に位置する前記プレート２の前記連通
孔１の孔縁部とラジエータタンク６のオイルクーラ取付
孔７の前記孔縁部との間に環状のボス10が配置され、そ
のボス10の開口が前記オイルクーラ取付孔７に略整合
し、前記ボス10とラジエータタンク６の内面との間に、
少なくとも断面コ字状部が存在するように曲折された板
材よりなる保持板13の先端部が挿入されて、前記オイル
クーラ本体５の外周が抱持され、オイルパイプ８の先端
部が、前記ラジエータタンク６のオイルクーラ取付孔７
の前記筒状部７ａにそれが押し広げられるように圧入さ
れて、その筒状部７ａの外周が前記ボス10の開口に圧着
されて組み立てられ、その状態で、それら各部品の接触
部には少なくとも一方側にろう材が被覆されたブレージ
ングシートが用いられて、全体が高温の炉内で、前記オ
イルクーラ本体５および前記ラジエータタンク６が前記
オイルパイプ８を介して一体的にろう付け固定されてな
るものである。
製オイルクーラ内蔵のラジエータタンクは、アルミニュ
ーム製の多板型オイルクーラが内蔵されるアルミニュー
ム製のラジエータタンクにおいて、少なくとも一方の周
縁が立ち上げられて皿状に形成されると共に、夫々の長
手方向両端部に互いに整合するオイル連通孔１が穿設さ
れ且つ、周縁が互いに整合する一対のプレート２，３を
有し、その一対のプレート２，３を重ね合わせてエレメ
ント４が構成され、複数の前記エレメント４を積層して
オイルクーラ本体５が構成され、ラジエータタンク６に
穿設されたオイルクーラ取付孔７の孔縁部がタンク内面
側に僅かに筒状に形成された筒状部７ａを有し、オイル
クーラ本体５の端に位置する前記プレート２の前記連通
孔１の孔縁部とラジエータタンク６のオイルクーラ取付
孔７の前記孔縁部との間に環状のボス10が配置され、そ
のボス10の開口が前記オイルクーラ取付孔７に略整合
し、前記ボス10とラジエータタンク６の内面との間に、
少なくとも断面コ字状部が存在するように曲折された板
材よりなる保持板13の先端部が挿入されて、前記オイル
クーラ本体５の外周が抱持され、オイルパイプ８の先端
部が、前記ラジエータタンク６のオイルクーラ取付孔７
の前記筒状部７ａにそれが押し広げられるように圧入さ
れて、その筒状部７ａの外周が前記ボス10の開口に圧着
されて組み立てられ、その状態で、それら各部品の接触
部には少なくとも一方側にろう材が被覆されたブレージ
ングシートが用いられて、全体が高温の炉内で、前記オ
イルクーラ本体５および前記ラジエータタンク６が前記
オイルパイプ８を介して一体的にろう付け固定されてな
るものである。
【０００５】このように構成することにより、各エレメ
ント４がラジエータタンク６に、オイルパイプ８，ボス
10及び保持板13を介して予め保持され、他の治具を要せ
ずして、全体を一体的に炉内でろう付け固定することが
できる。そして量産性の高い構造を提供できる。それと
共に、各部品間を液密に接合し且つ、オイルパイプ８と
ラジエータタンク６のオイルクーラ取付孔７との間も液
密に接合することが可能となる。
ント４がラジエータタンク６に、オイルパイプ８，ボス
10及び保持板13を介して予め保持され、他の治具を要せ
ずして、全体を一体的に炉内でろう付け固定することが
できる。そして量産性の高い構造を提供できる。それと
共に、各部品間を液密に接合し且つ、オイルパイプ８と
ラジエータタンク６のオイルクーラ取付孔７との間も液
密に接合することが可能となる。
【０００６】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図１は本発明のラジエータタンク
に内蔵されるアルミニューム製オイルクーラの分解斜視
図であり、図２はその組立状態を示す横断面図であっ
て、図３におけるII−II矢視断面図である。また、図３
は同オイルクーラが内蔵されたラジエータの要部正面図
である。このオイルクーラは、図１及び図２に示す如
く、アルミニューム製の多板型オイルクーラであって、
複数のエレメント４が積層され、その積層方向の最上段
の連通孔１にボス10が配置される。そしてボス10とラジ
エータタンク６との間に保持板13の先端が挿入され、オ
イルパイプ８をオイルクーラ取付孔７に圧入することよ
り、全体を他の支持部材を要せずしてラジエータタンク
６に保持させるものである。
施の形態を説明する。図１は本発明のラジエータタンク
に内蔵されるアルミニューム製オイルクーラの分解斜視
図であり、図２はその組立状態を示す横断面図であっ
て、図３におけるII−II矢視断面図である。また、図３
は同オイルクーラが内蔵されたラジエータの要部正面図
である。このオイルクーラは、図１及び図２に示す如
く、アルミニューム製の多板型オイルクーラであって、
複数のエレメント４が積層され、その積層方向の最上段
の連通孔１にボス10が配置される。そしてボス10とラジ
エータタンク６との間に保持板13の先端が挿入され、オ
イルパイプ８をオイルクーラ取付孔７に圧入することよ
り、全体を他の支持部材を要せずしてラジエータタンク
６に保持させるものである。
【０００７】夫々のエレメント４は互いに整合する一対
のプレート２，３を有し、夫々のプレート２，３は周縁
が立ち上げられて皿状に形成されると共に、夫々の長手
方向両端に互いに整合する連通孔１が穿設され（他方側
を省略する）、その連通孔１の孔縁部が僅かに筒状に外
面側に突設形成されている。一対のプレート２，３は互
いに逆向きに重ね合わせれると共に、その内部にインナ
ーフィン11を装着してエレメント４が構成される。そし
て複数のエレメント４をスペーサ12を介して積層し、オ
イルクーラ本体５が構成される。なお、最下段に位置す
るエレメント４のプレートには連通孔が設けられていな
い。次に、最上段のプレート２に配置される環状のボス
10は中心孔がオイルパイプ８外周に整合すると共に、そ
の孔の開口部が僅かに段付に拡開形成されている。その
段付の深さは、ラジエータタンク６の板厚よりも極めて
僅か小に形成されている。
のプレート２，３を有し、夫々のプレート２，３は周縁
が立ち上げられて皿状に形成されると共に、夫々の長手
方向両端に互いに整合する連通孔１が穿設され（他方側
を省略する）、その連通孔１の孔縁部が僅かに筒状に外
面側に突設形成されている。一対のプレート２，３は互
いに逆向きに重ね合わせれると共に、その内部にインナ
ーフィン11を装着してエレメント４が構成される。そし
て複数のエレメント４をスペーサ12を介して積層し、オ
イルクーラ本体５が構成される。なお、最下段に位置す
るエレメント４のプレートには連通孔が設けられていな
い。次に、最上段のプレート２に配置される環状のボス
10は中心孔がオイルパイプ８外周に整合すると共に、そ
の孔の開口部が僅かに段付に拡開形成されている。その
段付の深さは、ラジエータタンク６の板厚よりも極めて
僅か小に形成されている。
【０００８】なお、ラジエータタンク６のオイルクーラ
取付孔７には、いわゆるバーリング加工により筒状部７
ａがその内面側へ僅かに先細りに突設形成されている。
その筒状部７ａはプレス成形によりその内直径の入口
は、オイルパイプ８の外直径に略等しく形成されてい
る。そして、筒状部７ａの先端になるに従い、その内直
径はオイルパイプ８の外直径よりも僅かづつ小に形成さ
れている。次に、保持板13は一対の横断面コ字状に曲折
されたアルミニューム板からなり、その上端に半円弧状
の欠切部13ａが形成されている。この欠切部13ａの半径
は、ボス10の外半径よりも僅かに大に形成されている。
また、保持板13の高さは複数のエレメント４を積層して
なるオイルクーラ本体５の高さ及びボス10の高さの和に
整合するように形成されている。この保持板13の内外面
には、夫々アルミニューム合金からなるろう材が被覆さ
れている。同様に互いに重ね合わせられる各部品の接触
部は、その少なくとも一方側表面にアルミニューム合金
のろう材が被覆されている。
取付孔７には、いわゆるバーリング加工により筒状部７
ａがその内面側へ僅かに先細りに突設形成されている。
その筒状部７ａはプレス成形によりその内直径の入口
は、オイルパイプ８の外直径に略等しく形成されてい
る。そして、筒状部７ａの先端になるに従い、その内直
径はオイルパイプ８の外直径よりも僅かづつ小に形成さ
れている。次に、保持板13は一対の横断面コ字状に曲折
されたアルミニューム板からなり、その上端に半円弧状
の欠切部13ａが形成されている。この欠切部13ａの半径
は、ボス10の外半径よりも僅かに大に形成されている。
また、保持板13の高さは複数のエレメント４を積層して
なるオイルクーラ本体５の高さ及びボス10の高さの和に
整合するように形成されている。この保持板13の内外面
には、夫々アルミニューム合金からなるろう材が被覆さ
れている。同様に互いに重ね合わせられる各部品の接触
部は、その少なくとも一方側表面にアルミニューム合金
のろう材が被覆されている。
【０００９】このようにしてなるオイルクーラ本体５
は、次のようにしてラジエータタンク６に取付けられ
る。先ず、一対のプレート２，３をインナーフィン11を
介して逆向きに重ね合わせ、エレメント４を構成し、複
数のエレメント４をスペーサ12を介して積層すると共
に、最上段のプレート２の連通孔１にボス10を載置す
る。次いで、夫々のオイルクーラ本体５の両端部に一対
の保持板13をその幅方向から嵌着し、図２の如く位置さ
せる。次いで、ボス10の孔をラジエータタンク６のオイ
ルクーラ取付孔７に整合させ、オイルパイプ８の先端部
をオイルクーラ取付孔７の筒状部７ａに圧入する。それ
により筒状部７ａは拡開され、その外周がボス10に圧着
される。すると、ボス10はオイルパイプ８を介してラジ
エータタンク６に保持される。それと共に、保持板13を
介してオイルクーラ本体５がラジエータタンク６に保持
される。かかる状態で全体を高温の炉内に挿入し、各部
品に被覆されたろう材を溶融し、次いでそれを冷却固化
することにより、各部品間を一体的に且つ液密にろう付
け固定するものである。
は、次のようにしてラジエータタンク６に取付けられ
る。先ず、一対のプレート２，３をインナーフィン11を
介して逆向きに重ね合わせ、エレメント４を構成し、複
数のエレメント４をスペーサ12を介して積層すると共
に、最上段のプレート２の連通孔１にボス10を載置す
る。次いで、夫々のオイルクーラ本体５の両端部に一対
の保持板13をその幅方向から嵌着し、図２の如く位置さ
せる。次いで、ボス10の孔をラジエータタンク６のオイ
ルクーラ取付孔７に整合させ、オイルパイプ８の先端部
をオイルクーラ取付孔７の筒状部７ａに圧入する。それ
により筒状部７ａは拡開され、その外周がボス10に圧着
される。すると、ボス10はオイルパイプ８を介してラジ
エータタンク６に保持される。それと共に、保持板13を
介してオイルクーラ本体５がラジエータタンク６に保持
される。かかる状態で全体を高温の炉内に挿入し、各部
品に被覆されたろう材を溶融し、次いでそれを冷却固化
することにより、各部品間を一体的に且つ液密にろう付
け固定するものである。
【００１０】図３はこのようなろう付け固定されたラジ
エータの要部正面図であり、箱状のラジエータタンク６
の内部にオイルクーラ本体５が挿入され、オイルパイプ
８がラジエータタンク６を貫通して外部に突出される。
ラジエータタンク６には、冷却水出口パイプ14が同時に
ろう付けされる。さらに箱状に形成されたラジエータタ
ンク６の開口には、チューブプレート19の周縁部が一体
的にろう付け固定されている。チューブプレート19には
夫々多数の偏平チューブ16が液密に貫通し、各偏平チュ
ーブ16間にコルゲートフィン17が一体的にろう付け固定
されてラジエータコア15を構成する。ラジエータコア15
の両側には、サイドメンバー18がろう付け固定されてい
る。なお、図４は本発明に用いられる保持板13の他の例
であり、この保持板13はその弾性を利用して両端が拡開
され、オイルクーラ本体５の外周に被嵌されるものであ
る。
エータの要部正面図であり、箱状のラジエータタンク６
の内部にオイルクーラ本体５が挿入され、オイルパイプ
８がラジエータタンク６を貫通して外部に突出される。
ラジエータタンク６には、冷却水出口パイプ14が同時に
ろう付けされる。さらに箱状に形成されたラジエータタ
ンク６の開口には、チューブプレート19の周縁部が一体
的にろう付け固定されている。チューブプレート19には
夫々多数の偏平チューブ16が液密に貫通し、各偏平チュ
ーブ16間にコルゲートフィン17が一体的にろう付け固定
されてラジエータコア15を構成する。ラジエータコア15
の両側には、サイドメンバー18がろう付け固定されてい
る。なお、図４は本発明に用いられる保持板13の他の例
であり、この保持板13はその弾性を利用して両端が拡開
され、オイルクーラ本体５の外周に被嵌されるものであ
る。
【００１１】
【発明の作用・効果】本発明のアルミニューム製オイル
クーラ内蔵のラジエータタンクは、オイルパイプ８の先
端部がラジエータタンク６のオイルクーラ取付孔７の筒
状部７ａに圧入されて、その筒状部７ａがボス10の開口
に圧着されることにより、ボス10がラジエータタンク６
に保持され、そのボス10とラジエータタンク６との間に
保持板13の先端部が保持される。そしてその保持板13に
よりオイルクーラ本体５の外周が抱持されるから、結果
としてろう付けの際にそれらの各部品が一体にラジエー
タタンク６に保持されることになる。それにより、特別
な組立部品保持用の治具を必要とせず、炉内で全体を一
体的にろう付け固定することが可能となる。そのため、
量産性の高いタンク構造を提供できる。即ち、オイルク
ーラ本体５のろう付けとそれをオイルパイプ８を介して
ラジエータタンク６に液密にろう付けすることを同時に
行い得る。
クーラ内蔵のラジエータタンクは、オイルパイプ８の先
端部がラジエータタンク６のオイルクーラ取付孔７の筒
状部７ａに圧入されて、その筒状部７ａがボス10の開口
に圧着されることにより、ボス10がラジエータタンク６
に保持され、そのボス10とラジエータタンク６との間に
保持板13の先端部が保持される。そしてその保持板13に
よりオイルクーラ本体５の外周が抱持されるから、結果
としてろう付けの際にそれらの各部品が一体にラジエー
タタンク６に保持されることになる。それにより、特別
な組立部品保持用の治具を必要とせず、炉内で全体を一
体的にろう付け固定することが可能となる。そのため、
量産性の高いタンク構造を提供できる。即ち、オイルク
ーラ本体５のろう付けとそれをオイルパイプ８を介して
ラジエータタンク６に液密にろう付けすることを同時に
行い得る。
【図１】本発明のラジエータタンクに内蔵されるアルミ
ニューム製オイルクーラの分解斜視図。
ニューム製オイルクーラの分解斜視図。
【図２】同ラジエータタンクに内蔵されるアルミニュー
ム製オイルクーラの組立状態を示す横断面図であって、
図３におけるII−II矢視断面図。
ム製オイルクーラの組立状態を示す横断面図であって、
図３におけるII−II矢視断面図。
【図３】本発明のアルミニューム製オイルクーラが内蔵
されたラジエータの要部正面図。
されたラジエータの要部正面図。
【図４】本発明のラジエータタンクに内蔵される保持板
の他の例を示す斜視図。
の他の例を示す斜視図。
１ 連通孔 ２，３ プレート ４ エレメント ５ オイルクーラ本体 ６ ラジエータタンク ７ オイルクーラ取付孔 ７ａ 筒状部 ８ オイルパイプ 10 ボス 11 インナーフィン 12 スペーサ 13 保持板 13ａ 欠切部 14 冷却水出口パイプ 15 ラジエータコア 16 偏平チューブ 17 コルゲートフィン 18 サイドメンバー 19 チューブプレート
Claims (1)
- 【請求項１】 アルミニューム製の多板型オイルクーラ
が内蔵されるアルミニューム製のラジエータタンクにお
いて、 少なくとも一方の周縁が立ち上げられて皿状に形成され
ると共に、夫々の長手方向両端部に互いに整合するオイ
ル連通孔１が穿設され且つ、周縁が互いに整合する一対
のプレート２，３を有し、その一対のプレート２，３を
重ね合わせてエレメント４が構成され、 複数の前記エレメント４を積層してオイルクーラ本体５
が構成され、 ラジエータタンク６に穿設されたオイルクーラ取付孔７
の孔縁部がタンク内面側に僅かに筒状に形成された筒状
部７ａを有し、 オイルクーラ本体５の端に配置された前記プレート２の
前記連通孔１の孔縁部とラジエータタンク６のオイルク
ーラ取付孔７の前記孔縁部との間に環状のボス10が配置
され、そのボス10の開口が前記オイルクーラ取付孔７に
略整合し、 前記ボス10とラジエータタンク６の内面との間に、少な
くとも断面コ字状部が存在するように曲折された板材よ
りなる保持板13の先端部が挿入されて、前記オイルクー
ラ本体５の外周が抱持され、 オイルパイプ８の先端部が、前記ラジエータタンク６の
オイルクーラ取付孔７の前記筒状部７ａにそれが押し広
げられるように圧入されて、その筒状部７ａの外周が前
記ボス10の開口に圧着されて組み立てられ、 その状態で、それら各部品の接触部には少なくとも一方
側にろう材が被覆されたブレージングシートが用いられ
て、全体が高温の炉内で、前記オイルクーラ本体５およ
び前記ラジエータタンク６が前記オイルパイプ８を介し
て一体的にろう付け固定されてなるアルミニューム製オ
イルクーラ内蔵のラジエータタンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32546297A JPH11142089A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | アルミニューム製オイルクーラ内蔵のラジエータタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32546297A JPH11142089A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | アルミニューム製オイルクーラ内蔵のラジエータタンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11142089A true JPH11142089A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18177149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32546297A Pending JPH11142089A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | アルミニューム製オイルクーラ内蔵のラジエータタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11142089A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1541955A2 (en) * | 2003-12-08 | 2005-06-15 | Calsonic Kansei Corporation | Oil-cooler equipped radiator |
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- 1997-11-11 JP JP32546297A patent/JPH11142089A/ja active Pending
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