JPH0749264Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0749264Y2
JPH0749264Y2 JP1989075216U JP7521689U JPH0749264Y2 JP H0749264 Y2 JPH0749264 Y2 JP H0749264Y2 JP 1989075216 U JP1989075216 U JP 1989075216U JP 7521689 U JP7521689 U JP 7521689U JP H0749264 Y2 JPH0749264 Y2 JP H0749264Y2
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JP
Japan
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outlet pipe
inlet pipe
brazing
tube
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JP1989075216U
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JPH0314589U (ja
Inventor
広仲 佐々木
寛彦 渡辺
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車や家庭用エアコンの凝縮器等に用い
られる熱交換器、特にいわゆるヘッダータイプの熱交換
器に関する。
従来の技術 従来、この種の熱交換器として、例えば特開平1-95288
号公報に示されるように、チューブとコルゲートフィン
とが交互配置に積層されると共に、各チューブの両端が
中空筒状ヘッダーに連通接続されると共に、該ヘッダー
の側部に熱交換媒体入口管および出口管が連通接続され
たものが知られている。
このような熱交換器におけるヘッダーと入口管または出
口管との接続は、ヘッダーの側部に接続孔を穿設し、該
接続孔に入口管または出口管を挿入した状態でろう付固
定することにより行われていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような接続構造にあっては、両者の
接触面積が少ないことより、ろう付不良が発生し易くそ
の接合部分より熱交換媒体が漏出する虞があったばかり
か、接合強度が弱いという難を有するものであった。
この考案は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、ヘ
ッダーに対する入口管または出口管との接合を正しく位
置決めしながら容易に行うことができ、しかも両者の接
合部分より熱交換媒体が漏れる虞がなく、かつヘッダー
に入口管または出口管が強固に連結された熱交換器を提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 即ち、この考案は、複数のチューブとフィンとが交互積
層状態に配置されると共に、各チューブの両端が一対の
中空ヘッダーに連通接続され、かつ該ヘッダーに入口管
または出口管が連通接続された熱交換器において、 前記ヘッダーに、孔部周縁に内方突出縁部を有する接続
孔が形成される一方、該入口管または出口管が、前記接
続孔に強制的に差し込まれて圧密嵌合され、かつその基
端部の前記環状溝部をヘッダー側の前記内方突出縁部に
係合せしめた状態でろう付されることにより、前記ヘッ
ダーと前記入口管または出口管とが接合一体化されてな
ることを特徴とする熱交換器を要旨とするものである。
作用 ヘッダーに形成された接続孔がその孔部周縁に内方突出
縁部を有することにより、入口管または出口管とヘッダ
ーとの接触面積が大きくなり、入口管または出口管がヘ
ッダーに強固な連結強度をもって接続される。
しかも、ろう付時にはろう材が入口管または出口管の周
囲とヘッダーの内方突出縁部との間に容易に入り込み、
その全周に亘ってろう付が確実に行われる。従って、ろ
う付不良による熱交換媒体の漏出というような不都合も
生じない。
また、入口管または出口管が、その基端部の環状溝部を
ヘッダー側の内方突出縁部に係合せしめた状態でろう付
けされるので、入口管または出口管を正しい位置決め状
態のもとに精度良く取付けることが可能となる。
実施例 以下、この考案を、アルミニウム製の凝縮器用熱交換器
に適用した実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図において、(1)は水平状態で上下
方向に配置された複数のアルミニウム製チューブ、
(2)はその隣接するチューブ(1)(1)間に介在さ
れたアルミニウム製のコルゲートフィンである。チュー
ブ(1)はアルミニウム材による偏平状の押出型材をも
って構成されたものである。該チューブ(1)は、その
長さ方向の両端部が叩き加工されて、断面略長円形の径
小部(1a)に形成されている。該径小部(1a)は、その
基端部がヘッダー(3)(4)の外周面に沿うように厚
さ方向の両面において円弧状に形成されている。これに
より、チューブ(1)の長さ方向の両端面から所定長さ
退入した位置において、チューブ(1)の両端外周面
に、径小部(1a)の縮径段部からなるストッパー(5)
が形成されたものとなされている。また該ストッパー
(5)はチューブ(1)に端部側に向かって下り傾斜状
に形成されており、チューブ(1)とヘッダー(3)
(4)とを仮組して両者をろう付固定する際にろう材が
両者の隙間に容易に入り込み、もって確実にろう付され
るようになされている。上記チューブ(1)としては、
いわゆるハーモニカチューブと称されるような多孔型の
ものを用いても良い。
コルゲートフィン(2)は芯材の片面または両面にろう
材が被覆形成されたアルミニウムブレージングシートか
らなるもので、チューブ(1)と略同じ幅を有し、ろう
付によりチューブに接合されている。コルゲートフィン
(2)は、望ましくはルーバーを切り起こしたものを用
いるのが良い。
(3)(4)は左右のヘッダーである。これらヘッダー
(3)(4)は、芯材の片面または両面にろう材が被覆
されたアルミニウムブレージングシートからなる電縫管
をもって形成されたものである。なお、電縫管によらず
アルミニウム押出型材をもって構成しても良い。各ヘッ
ダーには長さ方向に沿って所定間隔的にチューブ挿入孔
(6)が穿設されると共に、該孔(6)に各チューブ
(1)の両端が挿入され、かつろう付により強固に接合
連結されている。更に、左ヘッダー(3)の上端部内側
には入口管(7)が、また右ヘッダー(4)の下端部外
側には出口管(8)が連結されている。また左ヘッダー
(3)の上端および下端には蓋片(9)(9)が、右ヘ
ッダー(4)の上端および下端にも蓋片(10)(10)が
それぞれ取付けられている。なお、第2図に示す(13)
(14)は最外側のコルゲートフィン(2)の外側に配置
されたサイドプレートである。
更に、また左ヘッダー(3)には該ヘッダーを上下4室
に分割する仕切り板(11)が設けられる一方、右ヘッダ
ー(4)にも該ヘッダーを上下4室に分割する仕切り板
(12)が設けられ、もって熱交換媒体入口管(7)から
左ヘッダー(3)に流入した熱交換媒体は、チューブ群
によって構成される全熱交換媒体通路をめぐって蛇行状
に流通して熱交換媒体出口管(8)から流出するように
なされている。上述のように熱交換媒体が流通する間
に、チューブ(1)(1)間に形成されたコルゲートフ
ィン(2)を含む空気流通間隙を流通する空気と熱交換
を行い、凝縮するものとなされている。
ところで、前記入口管(7)または出口管(8)のヘッ
ダー(3)(4)に対する取付は次のようにして行われ
る。即ち、出口管(8)とヘッダー(4)との連結を例
にとって示すと、板材をプレス加工してヘッダー(4)
を形成する際に、第1図に示すように、該板材にバーリ
ング加工を施し、孔部周縁に内方突出縁部(a)を有す
る接続孔(4a)を形成しておく。そして、上記板材を曲
成してその側縁部どおしを接合一体化してヘッダー
(4)を形成する。一方、前記出口管(8)の基端部に
環状の溝部(8a)を形成しておく。而して、上記出口管
(8)の基端部をヘッダー(4)の接続孔(4a)に挿入
する。この挿入に際して、出口管(8)の基端部は接続
孔(4a)の内方突出縁部(a)の内側にこれを押し拡げ
るように強制的に差し込まれ、圧密嵌合される。そし
て、所定量差し込まれた位置において前記内方突出縁部
(a)の先端が前記環状溝部(8a)に嵌まり合い、これ
と係合して、出口管(8)はヘッダー(4)に対して抜
脱不能な状態でがたつきなく取付けられる。そして、こ
のようにして取付けた状態でヘッダー(4)と出口管
(8)とをろう付することにより接合一体化したもので
ある。このろう付は、ヘッダー(3)(4)として内面
または内外両面にAl-Si系ろう材を被覆したブレージン
グシートからなる電縫管を用いるか、クラッド管を用い
ることにより、フィン(2)やチューブ(1)等のとの
ろう付と同時に一括的に行うものとするのが生産性を向
上しうる点で望ましい。出口管(8)を接続孔(4a)に
差し込んだ状態のとき、出口管(8)の周囲と内方突出
縁部(a)との間に隙間が形成されることより、ろう付
時に溶融したろう材がその隙間に入り込むため、全周に
亘ってろう材が行き渡り、確実なろう付接合が達成され
る。入口管(7)のヘッダー(3)に対する取付も全く
同様である。
考案の効果 この考案にかかる熱交換器にあっては、入口管または出
口管が、ヘッダーに形成された、孔部周縁に内方突出縁
部を有する接続孔に差し込まれた状態でろう付一体化さ
れてなるものである。従って、単に入口管または出口管
に対応する接続孔をヘッダーに穿設し、その接続孔に入
口管または出口管を差し込んで両者をろう付一体化した
従来品と較べて両者の接触面積を大きくとることができ
る。従って、ろう付に際してがたつくことなく仮組みす
ることができるのでその組み立て作業を容易になしう
る。しかも、ろう付時には、入口管または出口管の周囲
と内方突出縁部との隙間に溶融したろう材が容易に入り
込むので、全周に亘ってろう付が確実に行われる。この
ように全周に亘って確実にろう付されることより、熱交
換媒体が接続部より洩れ出すような不都合がなく、しか
も入口管または出口管がその周囲を内方突出縁部により
支えられた状態で固定されることと相俟ってヘッダーに
強固に連結された入口管または出口管を有する熱交換器
を提供することができる。また、入口管または出口管が
接続孔に強制的に差し込まれて圧密嵌合されると共に、
基端部に形成された環状溝部をヘッダー側の内方突出縁
部の先端に係合せしめたものとなされるので、ろう付け
前の組立段階において入口管および出口管がヘッダーに
対して正確に位置決めされ、ろう付け完了時まで、抜脱
その他の位置ずれを起こすことがなく、ひいては入口管
または出口管をヘツダーに対して正確な位置に取付ける
ことができ、組立精度の高い熱交換器を製作提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図はヘッダ
ーと熱交換媒体出口管との接合状態を示す要部縦断面
図、第2図は熱交換器の正面図、第3図は同側面図であ
る。 (1)……チューブ、(2)……フィン、(3)(4)
……ヘッダー、(4a)……接続孔、(a)……内方突出
縁部、(7)……熱交換媒体入口管、(8)……熱交換
媒体出口管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のチューブとファンとが交互積層状態
    に配置されると共に、各チューブの両端が一対の中空ヘ
    ッダーに連通接続され、かつ該ヘッダーに熱交換媒体入
    口管および出口管が連通接続された熱交換器において、 前記ヘッダーに、孔部周縁に内方突出縁部を有する接続
    孔が形成される一方、 入口管または出口管の基端部に周方向の環状溝部が形成
    され、 該入口管または出口管が、前記接続孔に強制的に差し込
    まれて圧密嵌合され、かつその基端部の前記環状溝部を
    ヘッダー側の前記内方突出縁部に係合せしめた状態でろ
    う付されることにより、前記ヘッダーと前記入口管また
    は出口管とが接合一体化されてなることを特徴とする熱
    交換器。
JP1989075216U 1989-06-27 1989-06-27 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0749264Y2 (ja)

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JPH0314589U JPH0314589U (ja) 1991-02-14
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