JPH11129551A - 複合処理装置及び記録媒体処理方法 - Google Patents

複合処理装置及び記録媒体処理方法

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JPH11129551A
JPH11129551A JP10221406A JP22140698A JPH11129551A JP H11129551 A JPH11129551 A JP H11129551A JP 10221406 A JP10221406 A JP 10221406A JP 22140698 A JP22140698 A JP 22140698A JP H11129551 A JPH11129551 A JP H11129551A
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直樹 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理時間が短く、かつ、簡単な操作でスリップ
紙上の磁気情報の読み取りと表書き及び裏書き印字を行
いうる複合処理装置を提供する。 【解決手段】MICR文字が記録されたチェック紙Sを
搬送経路に沿って往復動させる搬送ローラ27、28及
び29、30と、チェック紙Sに記録されているMIC
R文字をチェック紙Sと接触した状態で読み取る磁気ヘ
ッド33と、磁気ヘッド33によって読み取られた結果
に基づいてチェック紙Sの表側面に表書き印字を行う第
1の印字部4と、磁気ヘッド33によって読み取られた
結果に基づいてチェック紙Sの裏側面に裏書き印字を行
う第2の印字部23とを備える。チェック紙Sを排出方
向と逆方向へ搬送しつつ磁気ヘッド33によってMIC
R文字の読み取りを行った後、排出方向へ搬送しつつ第
1及び第2の印字部4、23によって表書き及び裏書き
印字を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
チェック等の記録媒体に記録されている磁気インク文字
(MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文
字ともいう)を読み取り、引き続いてその記録媒体に印
字を行う複合処理装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、商取引や店舗での買い物に
は、小切手やパーソナルチェック(以下、「小切手等」
という)が広く用いられている。一般に、小切手等の表
側面には金額やサイン(表書き)が記載されているほ
か、銀行番号、口座番号等の必要記載事項の一部や小切
手番号等の規格化された情報が、磁気インク文字(以下
「MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文
字」という。)によって所定の位置に記載されている。
【0003】この磁気インクの有無は、磁気ヘッドによ
って検出できるため、磁気インク文字を読み取って記載
事項を抽出する磁気インク文字読み取り装置(MIC
R:Magnetic Ink Character Reader)が開発されてい
る。店舗等において、小切手等の有価証券を受け取った
オペレータは、そのようなMICRの読取機構によって
記載事項を読み取って小切手等の有効性を確認した後、
印字装置を用いて認証や受け取り店舗の名称等の小切手
等への裏書き事項を印刷する処理を行うようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の小切手
等の場合、上記表書きは本人の手書きによって行われて
いたが、近年、この表書きを印刷装置によって行うこと
が広がりつつある。
【0005】しかしながら、上述したMICR文字の読
み取り、裏書き及び表書き印字を別々の装置で行うこと
にすると、処理に長時間を要するという問題がある。
【0006】そこで、このような一連の処理を簡略化す
るため、MICR文字の読み取りと裏書き印字を、単一
の搬送経路上に配置した磁気ヘッド及び印字ヘッドを用
いてシーケンシャルに処理することができる複合処理装
置も提案されている。
【0007】しかし、この複合処理装置を用いた場合で
あっても、表書き印字を行うためには裏書き印字を行っ
た後に小切手等を裏返して再度装置に装填しなければな
らず、処理時間が長くかかるととともに、オペレータの
操作も複雑であるという課題があった。
【0008】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、処理時間が短く、か
つ、簡単な操作で記録媒体上の磁気情報の読み取りと表
書き及び裏書き印字を行いうる複合処理装置及びその制
御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、本発明の複合処理装置
は、情報が記録された記録媒体を案内する搬送経路と、
前記搬送経路に沿って配置され、前記記録媒体に記録さ
れている情報を読み取る情報読取ヘッドと、前記搬送経
路に沿って配置され、前記記録媒体の第1の面に印字を
行う第1の印字ヘッドと、前記搬送経路に沿って配置さ
れ、前記記録媒体の、前記第1の面と反対の第2の面に
印字を行う第2の印字ヘッドとを有することを特徴とす
る。
【0010】かかる構成により、第1及び第2の印字部
によって記録媒体の両面にそれぞれ印字を行うように構
成されていることから、例えば、パーソナルチェック用
の記録媒体に対して表書き印字及び裏書き印字を行う際
に記録媒体を裏返す必要がなく、その結果、処理時間が
短くなるとともに、オペレータの行う操作も簡単なもの
になる。又、パーソナルチェック用の記録媒体の表書き
印字及び裏書き印字を行うに際し、第1の印字部及び第
2の印字部の印字ヘッドを最適の位置に配することがで
き、これにより表書き印字及び裏書き印字を同時に行う
ことが容易になる。
【0011】この場合において、前記搬送経路に連通し
て配置され、前記記録媒体が挿入される挿入口と、前記
搬送経路に連通して配置され、前記記録媒体が排出され
る排出口とを有し、前記情報読み取りヘッドは、前記挿
入口と第2の印字ヘッドとの間に配置され、前記第1の
印字ヘッドは、前記第2の印字ヘッドと前記排出口との
間に配置されることが望ましい。
【0012】また、前記搬送経路上であって、前記挿入
口と前記第2の印字ヘッドとの間に配置され、前記記録
媒体を前記搬送経路に沿って搬送する一対の搬送ローラ
を有することが望ましい。また、前記搬送経路上であっ
て、前記一対の搬送ローラと前記排出口との間に配置さ
れ、前記記録媒体の有無を検出するセンサを有すること
が望ましい。さらに、前記搬送経路上であって、前記セ
ンサと前記排出口との間に配置され、前記搬送経路内に
突出及び前記搬送経路外に格納可能に設けられ、前記搬
送経路内に突出して前記記録媒体を係止するストッパを
有することが望ましい。そして、前記第1の印字ヘッド
と前記情報読み取りヘッドとは前記搬送経路に対して同
一の側に配置されることが望ましい。
【0013】この場合において、前記搬送経路上であっ
て、前記第1の印字ヘッドと前記第2の印字ヘッドとの
間に配置され、前記記録媒体を前記搬送経路に沿って搬
送する一対の搬送ローラを有するようにしてもよい。こ
れにによれば、当該ローラ対が、第1の印字ヘッドもし
くは第2の印字ヘッド位置における記録媒体の搬送精度
を向上させるので、印字品質を向上させることが可能と
なる。
【0014】この場合において、前記挿入口は前記記録
媒体を実質的に水平に挿入可能に構成され、前記排出口
は前記記録媒体を実質的に垂直に排出可能に構成されて
なることが望ましい。これによれば、記録媒体が、磁気
情報が記録されている面を上にして搬送経路に装填でき
るので、オペレータが記録媒体の表側面を見ながらその
セットを行うことができ、記録媒体の装着作業が容易に
なる。
【0015】この場合において、前記第1の印字ヘッド
に対向して配置され、ロール状の記録媒体を搬送するロ
ール搬送機構を有し、前記ロール搬送機構は、前記第2
の印字ヘッドを露出するべく移動可能に設けられてなる
ことが望ましい。また、前記ロール搬送機構は、前記ロ
ール状の記録媒体に印字を行う第3の印字ヘッドを有す
ることがさらに望ましい。
【0016】請求項4記載の発明によれば、第1の印字
ヘッドにおいてロール紙に印字を行うように構成した場
合であっても、紙搬送部を回動することにより第2の印
字部のリボンカセット若しくはインクカートリッジの装
着又は取り外しが可能になるため、容易に交換を行うこ
とができる。
【0017】また、本発明の記録媒体処理方法は、情報
が記録された記録媒体の処理方法であって、前記記録媒
体を記録媒体挿入口から記録媒体排出口に向かう第1の
方向に搬送する工程と、前記記録媒体を前記第1の方向
と反対の第2の方向に搬送する工程と、前記記録媒体を
搬送しながら、情報読み取りヘッドによって前記情報を
読み取る工程と、前記読み取り工程の後に、前記記録媒
体を搬送しながら、第1の印字ヘッドによって前記記録
媒体の第1の面に印字を行う工程と、前記読み取り工程
の後に、前記記録媒体を搬送しながら、第2の印字ヘッ
ドによって前記記録媒体の第1の面と反対の第2の面に
印字を行う工程とを有することを特徴とする。この場合
において、前記読み取り工程における前記記録媒体の搬
送方向は、前記第2の方向であり、前記第1面印字工程
及び前記第2面印字工程における前記記録媒体の搬送方
向は、前記第1の方向であってもよい。また、前記第1
面印字工程と前記第2面印字工程とは、同時にまたは平
行して行われることが望ましい。
【0018】かかる方法によれば、例えばパーソナルチ
ェック用の記録媒体に対して磁気情報を読み取った後、
排出方向へ搬送しつつ同時に表書き印字及び裏書き印字
を行うことによって、記録媒体を装置に一回装填して操
作するだけですべての処理を行うことができ、処理時間
が大幅に短縮されるとともにオペレータが行う操作も簡
単になる。また、一旦記録媒体を排出方向へ搬送した後
に挿入側へ搬送しながら磁気情報を読みとるので、磁気
読み取り中は記録媒体が排出口から飛び出していたとし
ても、その磁気情報を読み取り中はその飛び出し量が少
なくなることより、オペレータが排出口側において記録
媒体の搬送を妨げることがないことから、磁気情報の読
み取り精度が向上する。
【0019】また、上記の場合において、前記第2面印
字工程は前記第1面印字工程に先だって行われ、前記読
み取り工程における前記記録媒体の搬送方向は、前記第
1の方向であり、前記第1面印字工程における前記記録
媒体の搬送方向は、前記第1の方向であり、前記第2面
印字工程における前記記録媒体の搬送方向は、前記第2
の方向であってもよい。 かかる方法によれば、記録媒
体に対して磁気情報を読み取った後、所定の位置まで排
出方向へ搬送し、その後排出方向とは反対方向へ搬送し
つつ第2の印字ヘッドにより裏書き印字を行い、その
後、記録媒体を所定の位置まで排出方向とは反対方向へ
搬送した後に再び排出方向へ搬送しながら印字すること
によって、記録媒体を装置に一回装填して操作するだけ
ですべての処理を行うことができ、処理時間が大幅に短
縮されるとともにオペレータが行う操作も簡単になる。
また、第1の印字ヘッドと第2の印字ヘッドが同時に印
字することがないので、使用されるピ−ク電流を小さい
することができ、電源や回路を構成する素子を廉価で更
には小さくできる。
【0020】さらに、上記の場合において、前記読み取
り工程における読み取り結果に基づいて、前記読み取り
が不成功であった場合に前記記録媒体を排出する工程を
有し、前記不成功排出工程は、前記第1面印字工程及び
前記第2面印字工程に先だって行われることが望まし
い。また、前記不成功排出工程における前記記録媒体の
搬送方向は、前記第2の方向であることが望ましい。こ
れにより、異常時の排出方向を正常時の排出方向と異な
らしめることが可能となるので、オペレータが容易に異
常の判断を行うことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複合処理装置
の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1及び図2は、本実施の形態の複合処理装置1の
全体構成を示すものであり、図1は、内部構成を示す概
略構成図、図2は複合処理装置1の内部を前方から見た
斜視図である。また、図3は、本実施の形態の要部の概
略構成を示すものである。
【0022】図1に示すように、本実施の形態の複合処
理装置1においては、例えば、樹脂等からなる本体カバ
ー2の内部の後方にロール紙Rが配置され、その前方側
にロール紙Rを搬送するためのロール紙搬送機構3が設
けられる。
【0023】一方、ロール紙搬送機構3の前方側には、
インクリボン方式によって印字を行う第1の印字部4が
ロール紙搬送機構3に隣接して配置されている。この第
1の印字部4は記録媒体であるロール紙R及びチェック
紙Sに印字を行うためのもので、樹脂等からなる本体前
カバー5によって覆われている。
【0024】なお、上述のロール紙Rを指示する指示ロ
ーラ10、11、ロール紙搬送機構3及び印字部4は、
金属等からなる本体フレーム6に取り付けられる。
【0025】図2に示すように、第1の印字部4は、本
体フレーム6に取り付けられたガイドレール7に沿って
本体フレーム6の両側部間を移動自在となるように構成
される。そして、本体フレーム6には、インクリボン4
0aを収容したリボンカセット40が装着されるように
なっている。また、図1に示すように、第1の印字部4
は、印字を行うための印字ヘッド4aがロール紙搬送機
構3に設けられたプラテン部8と対向するように配置さ
れる。
【0026】一方、ロール紙Rは、その巻芯部9と平行
に配置された一対の支持ローラ10、11によって回転
自在に支持され、本体カバー2の下方側から上方に向か
ってその先端部が引き出されるように構成される。
【0027】ロール紙搬送機構3は支軸12を中心とし
て回動自在に設けられ、図1の実線で示す位置からロー
ル紙R側に引き倒すことができるように構成されてい
る。ここで、ロール紙搬送機構3にはロール紙Rの搬送
経路が形成されている。すなわち、ロール紙搬送機構3
に設けられた紙案内ローラ13と紙送りローラ14、1
5によってロール紙Rを引き込み、ガイド部17によっ
てロール紙Rの送り方向を上方向へ向けて第1の印字部
4の印字ヘッド4aとプラテン部8との間を経由し、一
対の搬送ローラ18、19によって、本体上カバー20
に設けられた排出口20a(図2参照)から印字後のロ
ール紙Rを排出するように構成される。
【0028】なお、図1に示すように、本体上カバー2
0は、支軸22を中心として回動自在に取り付けられて
いる。
【0029】ロール紙搬送機構3の下方には、チェック
紙Sに対して裏書き印字を行うための第2の印字部23
が設けられている。この第2の印字部23は、リボンカ
セット方式のインクリボン(図示せず)を用いて印字を
行うものである。特に本実施の形態の場合、第2の印字
部23は、インパクトシャトル方式による印字ヘッド2
3aを有している。そして、この第2の印字部23は、
装置本体に対して着脱可能な印字ユニットから構成され
ている。なお、インパクトシャトル方式とは、所定の間
隔を隔てて印刷行と平行な方向に配置された複数のイン
パクトドット要素を備えたユニットを、印刷行と平行な
方向に、前記所定の間隔だけ移動させながら1ドットラ
インの印字を行い、その後、記録媒体を1ドットライン
分移動させるという動作を繰り返すことによって所望の
印字結果を得る方式である。インパクトドット要素を1
ライン備えるのみでよいので、ユニット全体が薄く構成
でき、また、ユニットを往復動させる機構が簡単なので
全体として小型でしかも安価に構成できるという特長が
ある。この方式のプリンタは例えば米国特許4,37
3,438号に詳細に説明されている。
【0030】図1及び図2に示すように、第1の印字部
4の下方には、チェック紙Sの搬送経路が形成されてい
る。すなわち、装置本体の前側部分に一対のガイド部材
24、25によって紙挿入口26が形成され、これらの
ガイド部材24、25は上方向に湾曲して上記第2の印
字部23の近傍まで延びるようになっている。そして、
ガイド部材24、25の途中には搬送ローラ対の第1の
搬送ローラ27、28が配設されている。また、チェッ
ク紙Sの搬送経路上、第1の印字部4と第2の印字部2
3の間、本例では内側のガイド部材27の先端部の近傍
には、第2の搬送ローラ29、30が配設されている。
【0031】このように、本実施の形態においては、第
2の搬送ローラ29、30のチェック紙排出方向(紙挿
入口26から後述する排出口21へ向かう方向。図3に
おける矢印F方向)下流側に第1の印字部4が配設さ
れ、第2の搬送ローラ29、30のチェック紙排出方向
上流側に第2の印字部23が配設されている。
【0032】このような構成とすることにより、チェッ
ク紙Sの表書き印字及び裏書き印字を行うに際し、第1
の印字部4及び第2の印字部23の各印字ヘッド4a及
び23aを、通常の裏書き位置を考慮した場合の最適の
印字位置に配することができるようになっている。
【0033】また、第2の搬送ローラ29、30の上方
には、本体上カバー20と本体前カバー5とによって、
チェック紙Sを排出するための排出口21が形成され
る。
【0034】図3に示すように、チェック紙Sは、第1
の搬送ローラ27、28及び第2の搬送ローラ29、3
0によって矢印F(排出)方向又はこれと逆の矢印B方
向に搬送されるように構成されている。この場合、搬送
ローラ27及び搬送ローラ29は、図示しない駆動機構
によって同期して回転するようになっている。
【0035】ここで、第1の搬送ローラ27、28は下
側のローラ28が上側のローラ27に対して接離自在と
なるように構成されている。また、第2の搬送ローラ2
9、30の図中右側のローラ30は上述のロール紙搬送
機構3に配設され、図中左側のローラ29に対して接離
自在となるように構成されている。なお、第1及び第2
の搬送ローラを接離自在とする機構には、プランジャ等
の周知の機構を用いることができる。
【0036】また、紙搬送経路上、第1の搬送ローラ2
7、28と第2の搬送ローラ29、30との間には、フ
ォームストッパ31が設けられる。このフォームストッ
パ31は、挿入されたチェック紙Sを一旦停止させるた
めのものであり、所定のタイミングで搬送経路から退避
できるように構成されている。
【0037】また、フォームストッパ31の近傍には、
チェック紙Sの有無を検出するチェック紙センサ32が
設けられる。このチェック紙センサ32としては、例え
ば透過型や反射型のフォトセンサ等が用いられる。
【0038】一方、第1の搬送ローラ27、28の近傍
には、チェック紙Sに記録されたMICR文字を読みと
るための情報読取ヘッドとしての磁気ヘッド33が設け
られている。この磁気ヘッド33は、読み取り処理を行
う際にチェック紙Sを磁気ヘッド33に押し付けること
によってチェック紙Sをヘッド部分に密着させるための
図示しない押圧部材を備えている。押圧部材としてはロ
ーラ、低摩擦係数のパッド等の周知の部材を用いること
ができる。また、押圧部材によるチェック紙Sの押圧を
解除することが可能となっており、このための機構とし
てプランジャ等の周知の駆動機構を用いることができ
る。
【0039】なお、上記第1の印字部4、第2の印字部
23、第1の搬送ローラ27、28及び第2の搬送ロー
ラ29、30の駆動部、フォームストッパ31の駆動
部、チェック紙センサ32、磁気ヘッド33等は、図示
しないインターフェース及びバスを介して、CPU、R
OM、RAM等から構成される制御部(図示せず)に接
続されている。ここで、この制御部は、チェック紙セン
サ32、磁気ヘッド33の検出又は読取結果を認識、判
断し、その結果に基づいて上記第1の印字部4、第2の
印字部23、第1の搬送ローラ27、28及び第2の搬
送ローラ29、30の駆動部、フォームストッパ31の
駆動部等の複合処理装置1の各部分の動作を制御する機
能を有している。
【0040】また、本実施の形態の複合処理装置1は、
上述したチェック紙Sのみならず、例えばA4サイズの
スリップ紙等を搬送することができ、また第1の印字部
4によってそのようなスリップ紙に対して所定の印字を
行うように構成されているものである。
【0041】図4は、本発明に係る複合処理装置の制御
方法の第1の実施の形態を示すものである。
【0042】まず、ステップS1において、チェック紙
Sのセット待ちを行う。すなわち、第1の紙送りローラ
27、28の下側のローラ28を図3の点線で示す位置
に移動させて第1の紙送りローラ27、28を開状態に
するとともに、フォームストッパ31を搬送経路内に突
出させる。従って、オペレータはこの状態で、図2に示
すように、チェック紙Sを表側面(MICR文字が印刷
されている側)を上にし、且つ、チェック紙Sの側端を
本体フレーム6に設けられた案内部6aに沿わせて紙挿
入口26から挿入する。これにより、チェック紙Sの先
端部がフォームストッパ31に突き当たり、また、その
側端部が案内部6aに沿った状態で所定の位置に位置決
めされる。なお、この所定の位置はチェック紙Sの基準
位置であり、この位置に基づいて以降の処理、即ち、M
ICR文字の読み取り、裏書き印字及び表書き印字の各
処理が行われる。
【0043】チェック紙Sの先端部がチェック紙センサ
32によって検出されると、チェック紙Sが確実にセッ
トされたと判断してステップS2の処理を開始する。
【0044】ステップS2では、チェック紙Sを排出方
向(矢印F方向)へ搬送する。すなわち、第1の紙送り
ローラ27、28の下側のローラ28を図3の実線で示
す位置に移動させ、第1の紙送りローラ27、28を閉
状態にしてチェック紙Sを把持するとともに、フォーム
ストッパ31を搬送経路から待避させる。そして、第1
の紙送りローラ27、28を正方向に回転させることに
よりチェック紙Sを矢印F方向へ搬送する。
【0045】本例においてはチェック紙Sの先端部の位
置決めを行うためにフォームストッパ31を用いたが、
本発明はこれに限定されるものではない。即ち、フォー
ムストッパ31がない場合においては、チェック紙Sが
チェック紙センサ32によって検出されたら第1の紙送
りローラ27、28を閉状態にしてチェック紙Sを把持
し、チェック紙Sがチェック紙センサ32によって検出
されなくなるまで矢印B方向へ搬送する。そして徐々に
矢印F方向に搬送してチェック紙Sがチェック紙センサ
に検出された位置で搬送を停止する。これにより、チェ
ック紙Sの先端をチェック紙センサの位置、即ち基準位
置に位置づけることができる。
【0046】ステップS3では、チェック紙Sが所定の
位置に到達した時点においてチェック紙Sの搬送を一旦
停止する。所定の位置とは、MICR文字列の端部が磁
気ヘッド33の検出部を通過した位置である。この処理
を頭出し処理という。
【0047】ステップS4では、第1の紙送りローラ2
7、28を逆方向に回転させてチェック紙Sを排出方向
と反対方向(矢印B方向)へ搬送しながら磁気ヘッド3
3を駆動することにより、チェック紙Sの表側面に記録
されているMICR文字の読み取りを行う。ここで磁気
ヘッドの駆動とは、バイアス磁界を発生させながらその
磁界のMICR文字による変化を読み取ることをいう。
読み取りが終了すれば搬送を停止する。
【0048】ステップS5では、MICRヘッドにおけ
る読取結果に基づいてチェック紙Sの有効/無効を判断
し、無効であると判断した場合にはステップS6に移行
し、有効であると判断した場合にはステップS8に移行
する。ここで、チェック紙Sが無効である場合というの
は、チェック紙Sが適切に挿入されていない場合、チェ
ック紙S以外のスリップ紙が挿入されている場合、チェ
ックそのものが無効等の場合である。
【0049】なお、この判断は本例の装置で行ってもよ
いが、本装置が接続されるホスト装置で行ってもよい。
即ち、読み取り結果である文字コード及びステータスデ
ータを本装置からホスト装置に送信し、ホスト装置でそ
の文字コード及びステータスデータに基づいて上記の判
断を行い、その結果を本装置が受信するのである。これ
により、チェックを振り出した銀行等への照会等のさら
に高度な処理を用いての判断が可能となる。
【0050】ステップS6では、チェック紙Sを排出方
向と反対方向へ搬送し、さらに、ステップS7におい
て、チェック紙Sをそのまま紙挿入口26から排出す
る。この処理は本装置が上記結果に基づいて自動的に行
ってもよいが、ホスト装置に接続されている場合には、
ホスト装置からのコマンドに応じて行うようにしてもよ
い。これにより、さらに柔軟性の高い処理を行うことが
できる。
【0051】ステップS8では、第1の紙送りローラ2
7、28を正方向に回転させてチェック紙Sを引き続き
行われる印刷処理に備えて再度排出方向へ搬送する。な
お、当該搬送処理はホスト装置からの所定のコマンドに
応じて行うことも可能である。
【0052】この場合、例えば次のような手順によって
第1の搬送ローラ27、28から第2の搬送ローラ2
9、30へのチェック紙Sの受け渡しを行う。すなわ
ち、第2の搬送ローラ29、30の第2の印字部23側
のローラ30を図3の点線で示す位置に移動しておき、
チェック紙Sの先端部が第2の搬送ローラ29、30の
間に到達した時点でチェック紙Sの搬送を一旦停止し、
そして、ローラ30を図3の実線で示す位置に移動して
チェック紙Sを把持し、第2の搬送ローラ29、30を
正方向に回転してチェック紙Sを矢印F方向へ搬送す
る。なお、この場合、第1及び第2の搬送ローラの開閉
を行う機構の動作が充分早い場合には、必ずしもチェッ
ク紙Sの搬送を停止しなくてもよい。
【0053】ステップS9では、第2の印字部23を駆
動してチェック紙Sの裏側面に裏書き印字を行うととも
に、第1の印字部4を駆動してチェック紙Sの表側面に
表書き印字を行う。なお、これらの印字処理はホスト装
置から受信した印字データその他の制御コマンドに基づ
いて行うこともできる。この場合、必要に応じて、チェ
ック紙Sを矢印F及びB方向に搬送しながら印字を行
う。その後、ステップS10では、チェック紙Sをさら
に矢印F方向へ搬送して排出口20aから排出する。か
かる排出処理もホスト装置からのコマンドに応じて行っ
てもよい。
【0054】以上述べたように本実施の形態において
は、チェック紙Sの各面にそれぞれ表書き印字及び裏書
き印字を行う第1及び第2の印字部4、23が設けら
れ、MICR文字を読み取った後、チェック紙Sを排出
方向へ搬送しつつ同時にあるいは平行して表書き印字及
び裏書き印字を行うように構成されていることから、チ
ェック紙Sを装置に一回装填して操作するだけですべて
の処理を行うことができる。
【0055】その結果、本実施の形態によれば、処理時
間を大幅に短縮することができるとともに、チェック紙
Sを裏返す必要がないので、オペレータの行う操作を簡
単なものとすることができる。
【0056】しかも、本実施の形態の場合、チェック紙
SのMICR文字が記録されている面を上にして装填す
ることができるため、オペレータがチェック紙Sの表側
面を見ながらそのセットを行うことができ、チェック紙
Sの装填作業を容易に行うことができる。
【0057】また、本実施の形態においては、ロール紙
Rを第1の印字部4の印字位置を経由して搬送するロー
ル紙搬送機構3が回動自在に構成されていることから、
このロール紙搬送機構3を回動することにより第2の印
字部23のリボンカセット等のインキング部材を容易に
交換することができる。
【0058】さらに、第2の印字部23は、装置本体に
対して着脱可能な印字ユニットで構成されていることか
ら、第2の印字部23をオプション部品として取り扱う
ことが可能になり、ユーザーにおける選択の幅を広げる
ことができる。
【0059】さらにまた、第2の印字部23は、インパ
クトシャトル方式による印字ヘッドを有するものである
から、第2の印字部23を薄く、小型にすることがで
き、これにより装置構成の小型化を図ることができる。
【0060】この実施の形態ように、チェック紙Sを排
出方向と反対方向(矢印B方向)へ搬送させながら磁気
ヘッド33によりMICR文字の読み取りを行う場合
は、第1の搬送ローラ27、28は磁気ヘッド33の上
流側に配置してチェック紙Sを磁気ヘッド33及びその
押圧部材から引き出すように構成すると、チェック紙S
が薄くてその剛性が低くても磁気ヘッド33を通過する
チェック紙Sの搬送速度は安定し、読み取り精度は向上
する。
【0061】図5は、本発明に係る複合処理装置の制御
方法の第2の実施の形態を示すものである。
【0062】ステップS21において、上記実施の形態
の場合と同様にチェック紙Sのセットを待ち、チェック
紙Sのセットが検出されたらステップS22において、
チェック紙Sを把持する。なお、必要に応じて、MIC
R文字列の先端部が磁気ヘッドの読み取り部に位置する
ように、チェック紙Sを矢印FまたはB方向に搬送して
もよい。
【0063】ステップS23では、チェック紙Sを排出
方向へ搬送させながら磁気ヘッド33によってチェック
紙Sの表側面のMICR文字を読み取る。なお、この処
理に先立って、第2の搬送ローラ29、30を開放状態
としておくことが望ましい。閉状態としておくとチェッ
ク紙Sの先端がこのローラに衝突してチェック紙Sの搬
送速度が変化し、読み取りエラーを招来する場合がある
からである。
【0064】ステップS24では、上述のステップS5
におけると同様、MICRヘッドによる読取結果に基づ
いてチェック紙Sの有効/無効を判断し、無効であると
判断した場合にはステップS25に移行し、有効である
と判断した場合にはステップS27に移行する。ここ
で、チェック紙Sが無効である場合というのは、チェッ
ク紙Sが適切に挿入されていない場合、チェック紙S以
外のスリップ紙が挿入されている場合、チェック紙Sそ
のものが無効等の場合である。
【0065】なお、この判断は本例の装置で行ってもよ
いが、本装置が接続されるホスト装置で行ってもよい。
即ち、読み取り結果である文字コード及びステータスデ
ータを本装置からホスト装置に送信し、ホスト装置でそ
の文字コード及びステータスデータに基づいて上記の判
断を行い、その結果を本装置が受信するのである。これ
により、チェックを振り出した銀行等への照会等のさら
に高度な処理を用いての判断が可能となる。
【0066】ステップS25では、チェック紙Sを排出
方向と反対方向へ搬送し、さらに、ステップS26にお
いて、チェック紙Sをそのまま紙挿入口26から排出す
る。なお、当該搬送処理はホスト装置からの所定のコマ
ンドに応じて行うことも可能である。
【0067】ステップS27では、引き続き行われる印
刷処理に備えて、第2の印字部23がチェック紙Sの後
端部の近傍に印字可能な所定位置までチェック紙Sを更
に排出方向へ搬送させる。なお、MICR読み取りの終
了時点でチェック紙Sが当該位置より紙排出口26の側
に位置している場合には、チェック紙Sを排出方向とは
反対の方向へ搬送することになる。また、当該搬送処理
はホスト装置からの所定のコマンドに応じて行うことも
可能である。
【0068】ステップS28では、チェック紙Sを排出
方向と反対方向へ搬送させながら第2の印字部23によ
ってチェック紙Sの裏側面に裏書き印字を行う。なお、
この印字処理はホスト装置から受信した印字データその
他の制御コマンドに基づいて行うこともできる。この場
合、必要に応じて、チェック紙Sを矢印F及びB方向に
搬送しながら印字を行う。
【0069】裏書き印字終了後、ステップS29におい
て、チェック紙Sを排出方向とは反対方向へ更に搬送す
る。ステップ30では、チェック紙センサ32によって
チェック紙Sの終端である下端部を検出することにより
チェック紙Sの頭出し位置の確認を行う。
【0070】ステップS31では、上述した方法によっ
てチェック紙Sの頭出しを行った後、チェック紙Sを排
出方向へ搬送させながら第1の印字部4によってチェッ
ク紙Sの表側面に表書き印字を行う。なお、この印字処
理はホスト装置から受信した印字データその他の制御コ
マンドに基づいて行うこともできる。この場合、必要に
応じて、チェック紙Sを矢印F及びB方向に搬送しなが
ら印字を行う。
【0071】ステップS32では、チェック紙Sをさら
に排出方向へ搬送して排出口20aから排出する。な
お、当該搬送処理はホスト装置からの所定のコマンドに
応じて行うことも可能である。
【0072】本実施の形態によれば、チェック紙Sを装
置に一回装填して操作するだけですべての処理を行うこ
とができることに加え、異なるサイズのスリップ紙を処
理する場合であっても、チェック紙Sに対して確実に表
書き印字及び裏書き印字を行うことができる。
【0073】また、第1の印字ヘッドと第2の印字ヘッ
ドが同時に印字することがないので、使用されるピ−ク
電流を小さいすることができ、電源や回路を構成する素
子を廉価で更には小さくできる。
【0074】この第2の実施の形態ように、チェック紙
Sを排出方向へ搬送させながら磁気ヘッド33によって
チェック紙Sの表側面のMICR文字を読み取る場合
は、第1の搬送ローラ27、28を磁気ヘッド33の下
流側に配置してチェック紙Sを磁気ヘッド33から引き
出すように構成すると、チェック紙Sが薄くてその剛性
が弱くても磁気ヘッド33を通過するチェック紙Sの搬
送速度は安定し、読み取り精度は向上する。
【0075】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。例えば、
上述の実施の形態においては、第1及び第2の印字部と
してリボンカセット方式のインクリボンを使用して印字
を行うものを用いたが、本発明はこれに限られず、例え
ばインクジェット方式の印字ヘッドによって印字を行う
ものを用いることもできる。その場合には、印字の際の
音を静かにすることができ、また、印字ヘッドとプラテ
ンの間のギャップの精度をそれほど高く設定する必要が
ないというメリットがある。
【0076】あるいは、第1及び第2の印字部をリボン
からインクを溶着させて記録媒体に転写させる熱転写方
式のサーマルプリンタを用いてもよい。しかもリボン
は、複数回印字することが可能なマルチタイプのインク
リボンが望ましい。この場合、印字の際の音を静かにで
きるとともに装置全体を薄くすることができる。
【0077】また更に、第2印字部のみをインクジェッ
ト方式のプリンタ、若しくは熱転写方式のサーマルプリ
ンタを用いてもよい。この場合、第2印字部には、裏書
きであるため印字行数や印字数が少なく、また多枚紙へ
の印字も要求されないことと、インパクト方式に比して
印字品質が格段によいことから効果的である。
【0078】また、記録媒体としてチェック紙を用いて
説明したが、両面に印字できるものなら何でもよく、例
えば、シート材がロール状になっているものであって
も、若しくは印字可能な樹脂で形成されたフィルム状の
シートであっても構わない。樹脂の記録媒体を用いる場
合、第1及び第2の印字部はインクジェット方式の印字
ヘッドがより効果的である。
【0079】更に、磁気ヘッド33へチェック紙Sを密
着させる機構として、押圧ローラを用いた例としたが、
回転しないものであっても構わない。その場合、搬送負
荷を小さくするようにチェック紙Sとの摩擦係数が小さ
いものが望ましい。
【0080】本例の装置においてはロール紙搬送機構3
を支軸12回りに回動可能に設け、閉状態(図1におけ
る実線の状態)にある場合に印字ヘッド4aによってロ
ール紙Rに印字を行う構成としている。しかし、本発明
はかかる構成に限定されるものではなく、ロール紙搬送
機構3の搬送経路中にロール紙R専用の印字ヘッドを設
けてもよい。この印字ヘッドはサーマルヘッドであるこ
とが望ましく、その構造は、例えば特開平9−1415
95号公報(米国特許出願08/752,782)に詳
細に記載されている。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、磁気情報が記録された記録媒体を挟持して搬送
経路に沿って移動させる為の第1のローラ対と、搬送経
路沿に配置され、記録媒体に記録されている磁気情報を
読み取る情報読取ヘッドと、搬送経路に対して情報読取
ヘッドの側であって、読取ヘッドの記録媒体の搬送方向
下流側に位置し、情報読取ヘッドによって読み取られた
結果に基づいて記録媒体に印字を行う第1の印字ヘッド
と、情報読取ヘッドと第1の印字ヘッドとの間に位置で
あって、搬送経路に対して第1の印字ヘッドとは反対側
に配置され、情報読取ヘッドによって読み取られた結果
に基づいて記録媒体に印字を行う第2の印字ヘッドとを
備えたことにより、表書き印字と裏書き印字を同時に行
うように構成されていることから、記録媒体を装置に一
回装填して操作するだけですべての処理を行うことがで
きる。
【0082】その結果、本発明によれば、処理時間を大
幅に短縮することができるとともに、スリップ紙を裏返
す必要がないので、オペレータの行う操作を簡単なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合処理装置の実施の形態の全体
内部構成を示す概略構成図である。
【図2】同実施の形態の複合処理装置の内部を正面方向
から見た斜視図である。
【図3】同実施の形態の複合処理装置の要部を示す概略
構成図である。
【図4】本発明に係る複合処理装置の制御方法の実施の
形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る複合処理装置の制御方法の第2の
実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複合処理装置 3 紙搬送部 4 第1の印字部 4a 印字ヘッド 8 プラテン部 18、19 搬送ローラ 23 第2の印字部 23a 印字ヘッド 24、25 ガイド部材 26 紙挿入口 27、28 搬送ローラ(搬送ローラ対) 29、30 搬送ローラ(搬送ローラ対) 31 フォームストッパ 32 チェック紙センサ 33 MICR読取ヘッド(情報読取ヘッド) 40 リボンカセット R ロール紙 S チェック紙(スリップ紙)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録された記録媒体を案内する搬
    送経路と、 前記搬送経路に沿って配置され、前記記録媒体に記録さ
    れている情報を読み取る情報読取ヘッドと、 前記搬送経路に沿って配置され、前記記録媒体の第1の
    面に印字を行う第1の印字ヘッドと、 前記搬送経路に沿って配置され、前記記録媒体の、前記
    第1の面と反対の第2の面に印字を行う第2の印字ヘッ
    ドとを有することを特徴とする複合処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合処理装置において、 前記搬送経路に連通して配置され、前記記録媒体が挿入
    される挿入口と、 前記搬送経路に連通して配置され、前記記録媒体が排出
    される排出口とを有し、 前記情報読み取りヘッドは、前記挿入口と第2の印字ヘ
    ッドとの間に配置され、 前記第1の印字ヘッドは、前記第2の印字ヘッドと前記
    排出口との間に配置されることを特徴とする複合処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の複合処理装置において、 前記搬送経路上であって、前記挿入口と前記第2の印字
    ヘッドとの間に配置され、前記記録媒体を前記搬送経路
    に沿って搬送する一対の搬送ローラを有することを特徴
    とする複合処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の複合処理装置において、 前記搬送経路上であって、前記一対の搬送ローラと前記
    排出口との間に配置され、前記記録媒体の有無を検出す
    るセンサを有することを特徴とする複合処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の複合処理装置において、 前記搬送経路上であって、前記センサと前記排出口との
    間に配置され、前記搬送経路内に突出及び前記搬送経路
    外に格納可能に設けられ、前記搬送経路内に突出して前
    記記録媒体を係止するストッパを有することを特徴とす
    る複合処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の複合処理装置において、 前記搬送経路上であって、前記第1の印字ヘッドと前記
    第2の印字ヘッドとの間に配置され、前記記録媒体を前
    記搬送経路に沿って搬送する一対の搬送ローラを有する
    ことを特徴とする複合処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の複合処理装置において、 前記挿入口は前記記録媒体を実質的に水平に挿入可能に
    構成され、 前記排出口は前記記録媒体を実質的に垂直に排出可能に
    構成されてなることを特徴とする複合処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の複合処理装置において、 前記第1の印字ヘッドと前記情報読み取りヘッドとは前
    記搬送経路に対して同一の側に配置されたことを特徴と
    する複合処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の複合処理装置において、 前記第1の印字ヘッドに対向して配置され、ロール状の
    記録媒体を搬送するロール搬送機構を有し、 前記ロール搬送機構は、前記第2の印字ヘッドを露出す
    るべく移動可能に設けられてなることを特徴とする複合
    処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の複合処理装置におい
    て、 前記ロール搬送機構は、前記ロール状の記録媒体に印字
    を行う第3の印字ヘッドを有することを特徴とする複合
    処理装置。
  11. 【請求項11】 情報が記録された記録媒体の処理方法
    であって、 前記記録媒体を記録媒体挿入口から記録媒体排出口に向
    かう第1の方向に搬送する工程と、 前記記録媒体を前記第1の方向と反対の第2の方向に搬
    送する工程と、 前記記録媒体を搬送しながら、情報読み取りヘッドによ
    って前記情報を読み取る工程と、 前記読み取り工程の後に、前記記録媒体を搬送しなが
    ら、第1の印字ヘッドによって前記記録媒体の第1の面
    に印字を行う工程と、 前記読み取り工程の後に、前記記録媒体を搬送しなが
    ら、第2の印字ヘッドによって前記記録媒体の第1の面
    と反対の第2の面に印字を行う工程とを有することを特
    徴とする記録媒体処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の記録媒体処理方法に
    おいて、 前記読み取り工程における前記記録媒体の搬送方向は、
    前記第2の方向であり、 前記第1面印字工程及び前記第2面印字工程における前
    記記録媒体の搬送方向は、前記第1の方向であることを
    特徴とする記録媒体処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の記録媒体処理方法に
    おいて、 前記第1面印字工程と前記第2面印字工程とは、同時に
    または平行して行われることを特徴とする記録媒体処理
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の記録媒体処理方法に
    おいて、 前記第2面印字工程は前記第1面印字工程に先だって行
    われ、 前記読み取り工程における前記記録媒体の搬送方向は、
    前記第1の方向であり、 前記第1面印字工程における前記記録媒体の搬送方向
    は、前記第1の方向であり、 前記第2面印字工程における前記記録媒体の搬送方向
    は、前記第2の方向であることを特徴とする記録媒体処
    理方法。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の記録媒体処理方法に
    おいて、 前記読み取り工程における読み取り結果に基づいて、前
    記読み取りが不成功であった場合に前記記録媒体を排出
    する工程を有し、 前記不成功排出工程は、前記第1面印字工程及び前記第
    2面印字工程に先だって行われることを特徴とする記録
    媒体処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の記録媒体処理方法に
    おいて、 前記不成功排出工程における前記記録媒体の搬送方向
    は、前記第2の方向であることを特徴とする記録媒体処
    理方法。
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