JP4931468B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に設けられた磁気情報部に対して処理を行う媒体処理装置に関する。
従来、金融機関等に設置されている通帳処理装置においては、挿入された通帳に設けられた磁気ストライプから、該磁気ストライプに記憶された顧客の口座番号等の磁気化情報を磁気ヘッドにより読み取り、その磁気化情報に基づいて種々の処理を実行している。また磁気ヘッドにより磁気ストライプに対して磁気化情報を書き込んでいる。
このような磁気ヘッドを備えた通帳処理装置において、通帳搬送路を構成する下側ガイドの一部に磁気ヘッドが移動する長穴が設けられているものがあり、磁気ヘッドはこの長穴に沿って移動すると共に、その移動動作により通帳搬送路内に突出して磁気ストライプに圧接し、原点位置では通帳搬送路より退避した位置で静止する(例えば、特許文献1参照。)。
また、通帳搬送路を構成するガイドに磁気ヘッドの移動経路に沿って開口部が形成されていると共に、該開口部を覆うシャッターが設けられている通帳処理装置があり、通帳の搬送時に開口部をシャッターで覆うことにより、通帳の搬送方向端部が開口部内に垂れ下がって引っ掛かり、スキュー、ジャム等が発生してしまうことを防止している。このような装置においては、装置内に通帳が挿入されると、該通帳を、磁気ヘッドが通帳に設けられた磁気ストライプから磁気化情報の読み取りを行う、あるいは磁気化情報の書き込みを行うことが可能な位置まで搬送し、そこで搬送動作を停止する。そしてシャッターを開口部から退避させて開口部を開放状態とした後、通帳搬送路から外れた退避位置に位置付けられている磁気ヘッドを、磁気ストライプへの処理開始位置へと移動させる。そして磁気ヘッドを磁気ストライプに対して圧接させて、移動させながら磁気ストライプから磁気化情報を読み取る、あるいは磁気化情報を書き込むといった所定の処理を行っている。
特開2002−338085号公報
上記従来の通帳処理装置においては、搬送方向端部が折れている(折れ癖が付いた)状態の通帳が装置内に挿入された場合、該通帳を、磁気ヘッドが通帳に設けられた磁気ストライプから情報の読み取りを行う、あるいは情報の書き込みを行うことが可能な位置まで搬送し、搬送動作を停止し、シャッターを開口部から退避させたときに、通帳の折れ方向によっては、折れている箇所が開口部内に垂れ下がってしまう場合があった。この状態で磁気ヘッドを退避位置から磁気ストライプへの処理開始位置へと移動させると、磁気ヘッドが、磁気ストライプへの処理開始位置に到達する前に通帳の垂れ下がった箇所にぶつかり、それ以上移動することができない場合があり、そのような場合には、磁気ストライプへの処理不可となり、そこで処理が停止してしまうという問題点があった。
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、媒体搬送路から外れた退避位置と、媒体に設けられた磁気情報部に対して所定の処理を行う処理位置との間を移動自在である磁気ヘッドと、前記媒体搬送路に、前記磁気ヘッドが移動する方向に沿って形成され、シャッターで開閉される開口部を備え、前記磁気ヘッドを前記退避位置に位置付け、前記シャッターを閉じた状態で媒体の搬送動作を開始し、媒体の搬送方向後端部が前記開口部に到達する直前で媒体の搬送動作を停止させ、前記シャッターを開き、前記磁気ヘッドを前記退避位置から媒体に対向する位置へと移動させて、前記磁気ヘッドにて媒体を支持可能な状態とした後、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理が可能となる位置まで更に媒体を搬送し、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理を行う制御部とを備えた媒体処理装置である。
また、別の発明で設けた解決手段は、媒体搬送路から外れた退避位置と、媒体に設けられた磁気情報部に対して所定の処理を行う処理位置との間を移動自在である磁気ヘッドと、前記媒体搬送路に、前記磁気ヘッドが移動する方向に沿って形成され、シャッターで開閉される開口部を備え、前記磁気ヘッドを前記退避位置に位置付け、前記シャッターを閉じた状態で媒体の搬送動作を開始し、媒体の搬送方向先端部が前記開口部を通過した直後に媒体の搬送動作を停止させ、前記シャッターを開き、前記磁気ヘッドを前記退避位置から媒体に対向する位置へと移動させて、前記磁気ヘッドにて媒体を支持可能な状態とした後、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理が可能となる位置まで媒体を戻して、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理を行う制御部とを備えた媒体処理装置である。
本発明によれば、以上のように構成したので、搬送方向端部が折れている状態の媒体に対しても、磁気ストライプへの処理を行うことができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は実施の形態の通帳処理装置の一部の構成を示す平面図、図2は実施の形態の通帳処理装置の構成を示す説明図である。
始めに通帳処理装置の構成について説明する。
図2において、媒体処理装置である通帳処理装置1には、媒体である通帳2が挿入される挿入口であると共に、装置外部へと排出される通帳2の排出口となる挿入排出口3が形成されており、該挿入排出口3から装置後方に向かって、通帳2が搬送される搬送路4が形成されている。なお、搬送路4には通帳2を上下より挟持し、回転することにより通帳2を搬送路4に沿って移動させる搬送ローラ対8が複数設けられている。
そしてこの搬送路4に沿って、通帳2を検知する第1の通帳検知センサ18と、通帳2に形成された磁気情報部である磁気ストライプ2aから磁気化情報の読み取りを行う、あるいは磁気ストライプ2aへの磁気化情報の書き込みを行う磁気ヘッド9と、通帳2を検知する第2の通帳検知センサ26と、通帳2に付与されているページコード行や印字済み行を光学的に読み取る頁・行検出部25と、印字ヘッド10とプラテン11と図示せぬインクリボンを備え、印字ヘッド10が印字桁方向へのスペーシング動作を行いながら通帳2への印字処理を行う印字部5と、頁捲りローラ12を備え、通帳の頁捲りを行う改頁部7が配置されている。また、通帳処理装置1には後述する制御部が設けられている。
図1において、通帳処理装置1には、前記搬送路4を形成する、平板状に形成されたガイドプレート14が設けられている。このガイドプレート14の一方の側端部には、搬送される通帳2の搬送方向を規制する走行基準面14aが形成されており、他方の側端部にはガイド面14bが形成されている。なお、ガイド面14bには通帳2を走行基準面14a方向へと押圧する幅寄せプレート15が図示せぬ機構により移動自在に設けられている。
磁気ヘッド9は図示せぬ磁気ヘッド移動機構に載置されており、磁気ヘッド9は通帳2に設けられた磁気ストライプ2aに接触しながら通帳2の搬送方向と直交する方向に移動し、該磁気ストライプ2aから磁気化情報の読み取り、及び磁気ストライプ2aへの磁気化情報の書き込みといった所定の処理を行う。なお、磁気ヘッド9は、走行基準面14aとガイド面14bに挟まれた通帳2の搬送路4から外れた位置である、図1に示す退避位置と、通帳2の磁気ストライプ2aに対して前記所定の処理を行う処理位置との間とを移動自在となっている。また、磁気ヘッド9は退避位置から処理を行うために処理位置に移動する際に、一旦、通帳2に対向する位置である、すなわち磁気ストライプ2aへの処理開始位置に位置付けられる。
なお、前記磁気ヘッド9の移動経路に対応する箇所のガイドプレート14には、開口部16が形成されており、磁気ヘッド9は開口部16から突出して通帳2の磁気ストライプ2aに接触する。なお、開口部16には、該開口部16を覆うシャッター17が設けられており、通帳2の搬送時には、開口部16をシャッター17で覆うことにより、通帳2の搬送方向端部が開口部16内に垂れ下がって引っ掛かり、スキュー、ジャム等が発生してしまうことを防止している。
また、磁気ヘッド9が退避位置と処理位置との間を移動する移動経路に対応する箇所の走行基準面14aは切り欠かれており、この切り欠きにより磁気ヘッド9が退避位置と、処理位置との間を移動する。
次に上記構成の通帳処理装置1の制御系について説明する。図3は実施の形態の通帳処理装置の制御系を示すブロック図である。
図3において、通帳処理装置1全体を制御する制御部13にはシャッター駆動回路部19と、第1のモータ駆動回路部20と、第2のモータ駆動回路部21と、第3のモータ駆動回路部22と、第4のモータ駆動回路部23と、第5のモータ駆動回路部24と、第1の通帳検知センサ18と、第2の通帳検知センサ26と、頁・行検出部25と、磁気ヘッド9と、印字ヘッド10が接続されている。
シャッター駆動回路部19は、シャッター17を開閉動作させるシャッター駆動モータ27と接続されており、シャッター17の開閉を制御する。第1のモータ駆動回路部20は、搬送ローラ対8を駆動する第1のモータ28と接続されており、該搬送ローラ対8の回転を制御する。第2のモータ駆動回路部21は、図示せぬ磁気ヘッド移動機構を駆動する第2のモータ29と接続されており、磁気ヘッド9の移動を制御する。第3のモータ駆動回路部22は、印字ヘッド10が搭載された図示せぬキャリッジを駆動する第3のモータ30と接続されており、印字ヘッド10の移動を制御する。第4のモータ駆動回路部23は、頁捲りローラ12を駆動する第4のモータ31と接続されており、該頁捲りローラ12の回転を制御する。第5のモータ駆動回路部24は、幅寄せプレート15を駆動する第5のモータ32と接続されており、該幅寄せプレート15の移動を制御する。
第1の通帳検知センサ18と、第2の通帳検知センサ26は発光素子であるLEDと、受光素子である受光センサと、LEDに接続された図示せぬ発光回路と、受光センサに接続された図示せぬ受光回路とから構成され、通帳2の検出を行っている。
このような第1の通帳検知センサ18と、第2の通帳検知センサ26においては、受光回路は受光センサから受光量に応じた値をアナログ値で受信し、該アナログ値をデジタル値に変換して制御部13に対して送信する。制御部13は受光回路から受光量として受信した数値を予め決められた規定値と比較し、該受光量として受信した数値が規定値以上であれば「明」状態である、すなわち通帳は存在していないと判断し、一方制御部13は受光回路から受光量として受信した数値を予め決められた規定値と比較した際に、該受光量として受信した数値が規定値未満であれば挿入された通帳2により発光素子からの光が遮られて「暗」状態となっている、すなわち通帳2が存在していると判断する。
頁・行検出部25は光学的に読み取ったページコード行や印字済み行を制御部13に送信する。磁気ヘッド9は磁気ストライプ2aから読み取った磁気化情報を制御部13に送信し、また制御部13から磁気化情報を受信し、該磁気化情報に、更に記憶させる情報を加えて磁気ストライプへ書き込む。印字ヘッド10は制御部13から取引情報を受信し、該取引情報を通帳に印字する。
次に上記構成における通帳処理装置1の動作について説明する。図4、図5、図6、図7は実施の形態の通帳処理装置の動作を示す説明図である。なお、通帳処理装置1が通帳2への処理を開始する前の待機状態の場合には、ガイドプレート14の開口部16はシャッター17により覆われた状態となっている。また、磁気ヘッド9は図1に示す退避位置に位置付けられている。
図1、図2において、挿入排出口3より通帳2が挿入され、第1の通帳検知センサ18のLEDからの光が遮断されることにより、受光回路が制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が挿入されたことを認識し、図示せぬ機構により搬送ローラ対8で通帳2を挟持、圧接する。次に制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28を正方向に所定パルス分駆動し、搬送ローラ対8を正方向に回転させて、通帳2を幅寄せプレート15に対向する位置まで搬送し、その後、第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28の駆動を停止させて、通帳2の搬送を停止する。
次に制御部13は第5のモータ駆動回路部24を介して第5のモータ32を駆動し、幅寄せプレート15を図1に示す矢印A方向に移動させて、通帳2の搬送基準端部を走行基準面14aに対して押圧することで、通帳2の傾きを矯正し、通帳2の搬送基準端部を走行基準面14aに対して密着させる。
次に制御部13は、再び第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28を正方向に駆動し、搬送ローラ対8を正方向に回転させて、通帳2を搬送する。すると、通帳2の搬送方向先端部2bが第2の通帳検知センサ26に到達し、第2の通帳検知センサ26のLEDからの光が遮断され、受光回路が制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が基準地点まで到達したことを認識し、図示せぬカウンタのカウント値を「0」とし、第1のモータ28に与えられるステップ数のカウントを開始する。そしてカウント値が所定値に達すると、制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28の駆動を停止させて、通帳2の搬送を停止する。
このとき、図4に示すように通帳2は、搬送方向後端部2cがガイドプレート14の開口部16に到達していない位置、すなわちシャッター17が開状態となり、開口部16から退避してしまっても、後端部2cが開口部16内に垂れ下がらない位置で搬送が停止される。
次に制御部13はシャッター駆動回路部19を介してシャッター駆動モータ27を駆動し、図5に示すようにシャッター17を開状態とし、開口部16から退避させる。続けて制御部13は第2のモータ駆動回路部21を介して第2のモータ29を駆動し、図示せぬ磁気ヘッド移動機構を動作させて、退避位置に位置付けられている磁気ヘッド9を図6に示す通帳2に対向する位置、すなわち磁気ストライプ2aへの処理開始位置に位置付ける。なお、この通帳2に対向する位置に位置付けられたとき、磁気ヘッド9は通帳2の下部に位置付けられ、通帳2を支持可能な状態となる。
続いて制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28を正方向に所定パルス分、すなわち磁気ストライプ2aが磁気ヘッド9の読み取り・書き込み位置に対応する位置に到達するパルス分駆動して、第1のモータ28の駆動を停止させ、通帳2の搬送を停止する。これにより図7に示すように磁気ストライプ2aが磁気ヘッド9の読み取り・書き込み位置に対応する位置に到達する。
次に制御部13は第2のモータ駆動回路部21を介して第2のモータ29を駆動し、磁気ヘッド移動機構を動作させる。これにより磁気ヘッド9は情報読み取り方向に移動しながら通帳2の磁気ストライプ2aから磁気化情報を読み取る。なお、読み取った磁気化情報は制御部13へと送信され、制御部13は図示せぬホストコンピュータに磁気化情報を送信する。
次に制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28を正方向に駆動し、搬送ローラ対8を正方向に回転させて通帳2を、頁・行検出部25へと搬送する。頁・行検出部25は通帳2に設けられたページコードを読み取ると共に、印字済み行を検出し、制御部13に送信する。制御部13は受信した情報に基づき、開かれた通帳のページが処理ページであるか否かの確認を行うと共に、印字済み行に基づき印字開始行までの長さを認識し、印字開始行が印字ヘッド10に対向する位置に位置付けられるまで通帳2を搬送する。更に制御部13は印字ヘッド10に対して、印字データを送信すると共に、印字指示を送信する。またそれと共に制御部13は第3のモータ駆動回路部22を介して第3のモータ30を駆動し、図示せぬキャリッジを駆動して印字ヘッド10の移動を制御する。これにより、搬送ローラ対8の回転により通帳2を搬送させて通帳2の改行動作を行いながら、印字部5で印字ヘッド10により取引データの通帳2への印字を行う。
なお、印字途中で改頁を行う必要がある場合には、通帳2を改頁部7へと搬送し、第4のモータ駆動回路部23を介して第4のモータ31を駆動し、頁捲りローラ12を回転させて頁捲りを行う。
なお、磁気ストライプ2aからの磁気化情報の読み取りが終了すると、制御部13は第2のモータ駆動回路部21を介して第2のモータ29を駆動し、図示せぬ磁気ヘッド移動機構を動作させて、搬送路4内に位置付けられている磁気ヘッド9を退避位置に移動させて位置付け、通帳2の搬送路4から磁気ヘッド9を退避させる。更に制御部13はシャッター駆動回路部19を介してシャッター駆動モータ27を駆動し、シャッター17を閉状態とし、開口部16を覆う。
印字が終了すると、制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28を逆方向に駆動し、搬送ローラ対8を逆方向に回転させて、通帳2を搬送する。すると、通帳の搬送方向先端部2cが第2の通帳検知センサ26に到達し、第2の通帳検知センサ26のLEDからの光が遮断され、受光回路が制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が基準地点まで到達したことを認識し、図示せぬカウンタのカウント値を「0」とし、第1のモータ28に与えられるステップ数のカウントを開始する。そしてカウント値が所定値に達すると、制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28の駆動を停止させて、通帳2の搬送を停止する。
このとき、図4に示すように通帳2は、搬送方向先端部2cがガイドプレート14の開口部16を通過した位置、すなわちシャッター17が開状態となり、開口部16から退避してしまっても、搬送方向先端部2cが開口部16内に垂れ下がらない位置で搬送が停止される。
次に制御部13はシャッター駆動回路部19を介してシャッター駆動モータ27を駆動し、図5に示すようにシャッター17を開状態とし、開口部16から退避させる。続けて制御部13は第2のモータ駆動回路部21を介して第2のモータ29を駆動し、図示せぬ磁気ヘッド移動機構を動作させて、退避位置に位置付けられている磁気ヘッド9を図6に示す通帳2に対向する位置、すなわち磁気ストライプ2aへの処理開始位置に位置付ける。なお、この通帳2に対向する位置に位置付けられたとき、磁気ヘッド9は通帳2の下部に位置付けられ、通帳2を支持可能な状態となる。
続いて制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28を正方向に所定パルス分、すなわち通帳2を通帳処理装置1後方へと戻して磁気ストライプ2aが磁気ヘッド9の読み取り・書き込み位置に対応する位置に到達するパルス分駆動して、第1のモータ28の駆動を停止させ、通帳2の搬送を停止する。これにより図7に示すように磁気ストライプ2aが磁気ヘッド9の読み取り・書き込み位置に対応する位置に到達する。
次に制御部13は磁気ヘッド9に対して、図示せぬホストコンピュータから受信した情報、及び更に記憶させる情報を送信すると共に、書き込み指示を送信する。またそれと共に制御部13は第2のモータ駆動回路部21を介して第2のモータ29を駆動し、磁気ヘッド移動機構を動作させる。これにより磁気ヘッド9は情報書き込み方向に移動しながら通帳2の磁気ストライプ2aに対して磁気化情報を書き込む。
次に制御部13は第1のモータ駆動回路部20を介して第1のモータ28を逆方向に駆動し、搬送ローラ対8を逆方向に回転させて通帳2を、挿入排出口3へと搬送し、通帳処理装置1外へと排出する。
なお、顧客、あるいはオペレータにより通帳2が取り出されると、第1の検知センサ18の、通帳2により遮断されていたLEDからの光を、受光センサが受光することにより、受光回路が制御部13に対して送信する情報が変化する。これにより制御部13は通帳2が抜き取られたことを認識し、待機状態へと移行する。
なお、磁気ストライプ2aへの磁気化情報の書き込みが終了すると、制御部13は第2のモータ駆動回路部21を介して第2のモータ29を駆動し、図示せぬ磁気ヘッド移動機構を動作させて、処理位置に位置付けられている磁気ヘッド9を退避位置に位置付け、通帳2の搬送路4から磁気ヘッド9を退避させる。更に制御部13はシャッター駆動回路部19を介してシャッター駆動モータ27を駆動し、シャッター17を閉状態とし、開口部16を覆う。
以上本発明の実施の形態においては、通帳2の搬送方向後端部が開口部16に到達する前に、磁気ヘッド9を退避位置から通帳2に対向する位置へと移動させる。よって、通帳2の搬送方向端部が折れている場合であっても、該折れている箇所が開口部16に到達する前に既に磁気ヘッド9は退避位置から磁気ストライプ2aへの処理開始位置へと移動しているので、通帳2にぶつかることがない。従って、搬送方向端部が折れている状態の通帳2に対しても、磁気ストライプ2aへの処理を行うことができる。
なお、本実施の形態においては、磁気ヘッド9が処理のために通帳2の搬送方向と直交する方向に移動する装置で説明したが、磁気ヘッド9が処理のために通帳2の搬送方向と平行な方向に移動する装置であっても、本発明は適用可能である。また、通帳2を取り扱う装置を例として説明したが、隅折れが起こり得る磁気媒体を取り扱う装置に本発明は適用可能である。
実施の形態の通帳処理装置の一部の構成を示す平面図である。 実施の形態の通帳処理装置の構成を示す説明図である。 実施の形態の通帳処理装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態の通帳処理装置の動作を示す説明図である。 実施の形態の通帳処理装置の動作を示す説明図である。 実施の形態の通帳処理装置の動作を示す説明図である。 実施の形態の通帳処理装置の動作を示す説明図である。
符号の説明
1 通帳処理装置
2 通帳
9 磁気ヘッド
16 開口部
17 シャッター

Claims (2)

  1. 媒体搬送路から外れた退避位置と、媒体に設けられた磁気情報部に対して所定の処理を行う処理位置との間を移動自在である磁気ヘッドと、
    前記媒体搬送路に、前記磁気ヘッドが移動する方向に沿って形成され、シャッターで開閉される開口部を備え、
    前記磁気ヘッドを前記退避位置に位置付け、前記シャッターを閉じた状態で媒体の搬送動作を開始し、媒体の搬送方向後端部が前記開口部に到達する直前で媒体の搬送動作を停止させ、前記シャッターを開き、前記磁気ヘッドを前記退避位置から媒体に対向する位置へと移動させて、前記磁気ヘッドにて媒体を支持可能な状態とした後、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理が可能となる位置まで更に媒体を搬送し、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理を行う制御部とを備えたことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 媒体搬送路から外れた退避位置と、媒体に設けられた磁気情報部に対して所定の処理を行う処理位置との間を移動自在である磁気ヘッドと、
    前記媒体搬送路に、前記磁気ヘッドが移動する方向に沿って形成され、シャッターで開閉される開口部を備え、
    前記磁気ヘッドを前記退避位置に位置付け、前記シャッターを閉じた状態で媒体の搬送動作を開始し、媒体の搬送方向先端部が前記開口部を通過した直後に媒体の搬送動作を停止させ、前記シャッターを開き、前記磁気ヘッドを前記退避位置から媒体に対向する位置へと移動させて、前記磁気ヘッドにて媒体を支持可能な状態とした後、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理が可能となる位置まで媒体を戻して、前記磁気ヘッドが媒体の磁気情報部に対して処理を行う制御部とを備えたことを特徴とする媒体処理装置。
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