JP3635871B2 - 複合処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷媒体を処理する複合処理装置その制御方法に関し、特に、有価証券等の印刷媒体に磁気インクで記載された事項を読みとるとともに、その印刷媒体に印字処理を行う複合処理装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商取引や店舗での買い物には、小切手やパーソナルチェック(以下、「小切手等」という)が広く用いられている。一般に、小切手等の表面には金額やサインが記載されている他、銀行番号、口座番号等の必要記載事項の一部や小切手番号等の規格化された情報が、MICR文字(以下「MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文字」という。)によって所定の位置に記載されているのが普通である。
【0003】
その磁気インクの有無は、磁気ヘッドによって検出できるため、MICR文字を読み取って記載事項を抽出するMICR文字読み取り装置(MICR:Magnetic Ink Character Reader)が開発されており、店舗等においては、小切手 等有価証券を受け取ったオペレータは、そのようなMICRの読取機構によって磁気インクを検出し、記載事項を読み取って小切手等の有効性を確認した後、印字装置を用いて認証や受け取り店舗の名称等の小切手等への裏書き事項を印刷する処理を行っていた。
【0004】
この一連の処理を簡略化するため、本出願人はMICR文字の読み取り及び裏書き印字を単一の搬送経路上に配置した磁気ヘッド及び印字ヘッドを用いてシーケンシャルに処理することができる複合処理装置を開発した。
【0005】
図13は、従来の複合処理装置の要部構成を示すものである。
【0006】
図13に示すように、印刷媒体としての小切手等を処理する複合処理装置102は、印字ヘッド105と磁気ヘッド106とを備えている。この複合処理装置102では、小切手等を挿入する挿入口107が装置手前の空間104に位置し、該挿入口107から小切手等を水平に挿入するように構成されている。
【0007】
挿入口107と紙送り経路110との間には、紙送りローラ108が設けられており、挿入口107から挿入された小切手等の先端部分が紙送りローラ108の下部位置に達すると、押さえローラ109が上方に動き、その小切手等を紙送りローラ108に押しつける。その状態で図示しない駆動機構が動作すると、紙送りローラ108は小切手等を紙送り経路110の内へ搬送するように回転する。
【0008】
紙送り経路110の奥には、磁気ヘッド106が設けられており、紙送り経路110を挟んでその磁気ヘッド106と対向する位置には、ベルト111によって上記紙送りローラ108と同期回転するように構成された紙送りローラ112が設けられている。搬送されてきた小切手等の先端部分が磁気ヘッド106上に達すると、紙送りローラ112を移動させて小切手等に当て、小切手等を磁気ヘッド106に押しつけながら更に奥に搬送する。従って、磁気ヘッド106は、小切手等に密着された状態で磁気インクを検出するので、MICR文字によって印刷された事項を感度良く読み取ることができる。
【0009】
上記紙送り経路110は、上方に向かって緩やかに湾曲するように形成されており、その終端位置には印字ヘッド105が配置されている。また、該印字ヘッド105と磁気ヘッド106との間には、搬送ローラ109、112と同期回転する紙送りローラ113が配置されており、搬送ローラ109、112によって紙送り経路110を搬送され、徐々に上向きにされて読取処理が終了した小切手等は、搬送ローラ113によって更に上方に搬送される。最終的に小切手等全体が鉛直状態にされた後、印字ヘッド105によって所定事項の印刷処理が行われると小切手等は複合処理装置102の上方の空間114に排紙され、この複合処理装置102を使用した小切手等の処理は終了する。
【0010】
このような複合処理装置102によれば、読取装置と印字装置とを別々に使用して小切手等を処理する必要がないことから効率良く処理を行うことができ、また、省スペース化にも役立つものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のMICR文字が記録された小切手等には、読み取り不良の原因となる、しわ、カール、折り目等が付いている場合がある。しかし、従来の装置の場合、同期回転される紙送りローラ108、112、113によって搬送される小切手等には引き延ばす方向に張力が働かないことから、小切手等を磁気ヘッド106に確実に密着させるために紙送りローラ112による小切手等の押圧力を高く設定していた。その結果、従来の複合処理装置102においては、紙送りローラ112の軸受及び磁気ヘッド106の検出表面の充分な耐久性を確保する必要があり、装置の大型化、高価格化を招いていた。
【0012】
その一方、従来の複合処理装置102において、排出方向へ小切手等を搬送しながら磁気ヘッド106で小切手等に記録されたMICR文字を読み取る場合には、MICR文字の先頭から検出を行い、その検出信号に対して反転処理等を行う必要があり、その結果、処理速度が遅くなったり、文字認識の精度が低下するという問題がある。
【0013】
かかる問題に対しては、小切手等に記録されたMICR文字を読み取る際に、小切手等を逆方向に搬送させてMICR文字の終端部から検出を行い、印字後、装填部から小切手等を排出させることも考えられるが、装置の設置場所等によっては小切手等の装填部と排出部とが別々にある方が都合の良い場合もあり、そのような機能を有する複合処理装置が要望されていた。
【0014】
本発明は、このような従来の技術の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で記録媒体を情報検出手段に確実に密着させることができ、しかも、記録媒体の装填部と排出部とを別々に構成しうる複合処理装置及びその制御方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、記録媒体に記録された情報を記録媒体に接触して検出する情報検出手段と、上記記録媒体を上記情報検出手段に押圧するための押圧手段と、上記押圧手段を保持し、当該押圧手段を上記記録媒体を押圧する押圧位置と当該押圧を行わない解除位置とに設定可能な押圧手段移動手段とを有する読取ユニットと、上記記録媒体を上記情報検出手段と上記押圧手段との間へ案内する搬送経路の該読取ユニットの押圧部位の記録媒体装填側近傍に配置され、上記記録媒体を往復動させる主搬送手段を有する搬送機構と、該搬送手段の記録媒体排出側に配置され、上記情報検出手段にて得られた検出結果に基いて上記記録媒体に印刷を行う印刷手段とを備えたことを特徴とする複合処理装置である。
【0016】
かかる構成を有する請求項1記載の発明の場合、請求項4記載の発明のように、上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解除した状態で、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経路に沿って排出方向へ搬送して当該記録媒体の頭出しを行い、次いで、上記押圧手段で上記記録媒体を上記情報検出手段に押圧し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、上記情報検出手段によって上記記録媒体に記録された情報を検出し、その後、上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解除し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経路に沿って上記排出方向へ搬送しつつ、上記主搬送手段によって上記記録媒体に所定の印刷を行うとよい。
【0017】
請求項1又は4記載の発明によれば、情報検出手段によって上記記録媒体に記録された情報を検出する際、記録媒体は排出方向と反対方向へ搬送されるため、例えばMICR文字を終端部から検出することができ、検出信号に対して反転処理等を行う必要がなく、精度の高い読み取りを行うことができる。
【0018】
また、押圧手段によって情報検出手段に押圧された記録媒体は、読取ユニットの押圧部位の装填部側、すなわち、記録媒体の搬送方向上流側に配置された主搬送手段によって引っ張られ、記録媒体に生ずる張力によってしわ等が伸ばされた状態で情報の検出が行われる。その結果、従来の装置のように高い押圧力で記録媒体を押圧する必要はなく、しかも、記録媒体の押圧部位の近傍に主搬送手段が配置されていることから、その力はごく小さくて済む。
【0019】
他方、記録媒体に印刷を行う場合には、押圧手段による情報検出手段への押圧が解除されるため、情報検出手段に対してダメージを与えることはなく、また、記録媒体は搬送経路に沿って排出部に向って搬送されるため、装填部と搬送部とが別々の装置を容易に構成することができる。
【0020】
一方、請求項2記載の発明のように、記録媒体の装填部位に、主搬送手段と共に上記記録媒体を搬送する導入用搬送手段が設けられる一方、上記記録媒体の排出部位には、上記主搬送手段と共に上記記録媒体を搬送する排出用搬送手段が設けられて場合にも効果的である。
【0021】
請求項2記載の発明の場合、請求項5記載の発明のように、上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解除した状態で、上記主搬送手段及び上記導入用搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経路に沿って排出方向へ搬送して当該記録媒体の頭出しを行い、次いで、上記押圧手段で上記記録媒体を上記情報検出手段に押圧し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、上記情報検出手段によって上記記録媒体に記録された情報を検出し、さらに、上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解除し、上記主搬送手段及び上記導入用搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経路に沿って排出方向へ搬送して当該記録媒体の頭出しを行い、その後、上記主搬送手段及び上記排出用搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経路に沿って上記排出方向へ搬送しつつ、上記主搬送手段によって上記記録媒体に所定の印刷を行うとよい。
【0022】
請求項2又は5記載の発明によれば、記録媒体に記録された情報を検出する場合以外は2つの搬送手段によって搬送されるため、確実な記録媒体の搬送を行うことが可能になる。
【0023】
この場合、請求項3記載の発明のように、主搬送手段と排出用搬送手段との間に、印刷位置と該印刷位置から退避する位置の間において搬送経路に沿って往復動可能な記録媒体の案内機構が設けられている場合において、例えば、請求項6記載の発明のように、上記記録媒体を排出用搬送手段に導く際、案内機構を搬送経路に沿って退避位置から印刷位置に移動させて上記記録媒体を案内すれば、しわ等が付いた記録媒体であっても、確実に排出用搬送手段に導いて排出することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る複合処理装置及びその制御方法の好ましい一実施の形態を図1〜図12を参照して詳細に説明する。
【0025】
図1及び図2は、本発明に係る複合処理装置の一実施の形態としてのプリンタ1の全体構成を示すものであり、図1は、その内部構成を示す概略構成図、図2はプリンタ1の内部を正面方向から見た斜視図である。
【0026】
図1に示すように、本実施の形態のプリンタ1においては、例えば、樹脂等からなる本体カバー2の内部の後方にロール紙Rが配置され、その前方側にロール紙Rを搬送するための紙搬送部3が設けられる。
【0027】
一方、紙搬送部3の前方側には、ロール紙R等に印字等を行うためのインクジェット方式による印字部4が紙搬送部3に隣接して配置され、この印字部4は、樹脂等からなる本体前カバー5によって覆われている。
【0028】
なお、上述のロール紙R、紙搬送部3及び印字部4は、金属等からなる本体フレーム6に取り付けられる。
【0029】
本実施の形態における印字部4は、公知のインクジェット方式により印字を行うものであり、図2に示すように、印字部4は、本体フレーム6に取り付けられたガイドレール7に沿って本体フレーム6の両側部間を移動自在となるように構成される。かかる構成により、本プリンタ1においては、紙送り方向又はこれと直交する紙幅方向のいずれの方向に対しても印字が可能な構成となっている。
【0030】
そして、図1に示すように、この印字部4は、印刷手段としての印字ヘッド4aが紙搬送部3に設けられたプラテン部8と対抗するように配置される。
【0031】
一方、ロール紙Rは、巻芯部9と平行に配置された一対の支持ローラ10、11によって回転自在に支持され、装置本体の下方側から上方に向かってその先端部が引き出されるように構成される。
【0032】
紙搬送部3においては、ロール紙Rの搬送経路が形成される。すなわち、紙搬送部3は、紙案内部12及び搬送ローラ13によってロール紙Rの送り方向を反転し、搬送ローラ14により、本体上カバー15に設けられた排出口16から印字後のロール紙Rを排出するように構成される。
【0033】
図1に示すように、本体上カバー15は、支軸17を中心として回動自在に取り付けられ、後述するように、本体上カバー15の回動に伴ってプラテン部8が印字ヘッド4aから離れるように構成される。
【0034】
また、本体の上部中央には、本体上カバー15と本体前カバー5とによって、スリップ紙S及びチェック紙(記録媒体)Pを排出するための排出口18が形成される。この排出口18の近傍には、排出用搬送手段として一対のサブスリップ上ローラ19、20が設けられる。さらに、紙搬送部3と印字部4との間に主搬送手段として一対のスリップセンタローラ21、22が設けられるとともに、印字部4の下方に導入用搬送手段として一対のサブスリップ下ローラ23、24が設けられる。
【0035】
また、一対のガイド部材25、26が装置の前部分からサブスリップ下ローラ23、24及びスリップセンタローラ21、22を経由してサブスリップ上ローラ19、20に向って延びるように設けられ、これにより紙挿入口27が形成されるとともに、スリップ紙S又はチェック紙Pの搬送経路が形成されている。
【0036】
図2に示すように、スリップ紙S又はチェック紙Pは、ガイド部材26の右端に設けられた基準部28に突き当てられることにより、それぞれ位置決めがなされた状態で挿入(装填)される。
【0037】
図3は、本実施の形態におけるスリップ紙S又はチェック紙Pの搬送機構100を示すものである。
【0038】
図3に示すように、搬送機構100において、スリップ紙S又はチェック紙Pは、サブスリップ下ローラ23、24、スリップセンタローラ21、22及びサブスリップ上ローラ19、20によって矢印F(正)方向又は矢印B(逆)方向に搬送されるようになっている。この場合、サブスリップ上ローラ20、スリップセンタローラ22及びサブスリップ下ローラ24は、図示しない駆動機構によって同期して回転するようになっている。
【0039】
また、サブスリップ下ローラ23、24は上側のローラ24が下側のローラ23に対して接離自在となるように構成されるとともに、サブスリップ上ローラ19、20も図中左側のローラ19が図中右側にローラ20に対して接離自在となるように構成されている。
【0040】
一方、サブスリップ下ローラ23、24の紙搬送方向下流側(矢印B方向側)には、スリップ紙S又はチェック紙Pの有無及び下端(後端部)を検出する紙検出器29が設けられる。この紙検出器29としては、例えば透過型のセンサが用いられる。
【0041】
また、サブスリップ下ローラ23、24とスリップセンタローラ21、22との間には、スリップ紙S又はチェック紙Pの有無とその上端(先端部)を検出する上端検出器30が設けられる。この上端検出器30としては、例えば反射型のセンサが用いられる。
【0042】
さらに、サブスリップ下ローラ23、24とスリップセンタローラ21、22との間には、搬送経路を挟んで上端検出器30の反対側にフォームストッパ31が設けられる。このフォームストッパ31は、挿入されたスリップ紙S又はチェック紙Pを一旦停止させるためのものであり、所定のタイミングで搬送経路から退避できるように構成されている。
【0043】
一方、スリップセンタローラ21、22の近傍には、チェック紙Pに記録されたMICR文字を読みとるための後述する読取ユニット32が設けられている。この読取ユニット32は、情報検出手段としてのMICRヘッド33と、押圧手段としての押圧ローラ34を有し、このMICRヘッド33に対して押圧ローラ34を押し付けることによってチェック紙PをMICRヘッド33に密着させるように構成されている。
【0044】
さらに、本実施の形態においては、印字ヘッド4aと対向するプラテン35の直近にスリップ紙S又はチェック紙Pの有無及びその上端を検出するための紙検出器36が設けられる。この紙検出器36としては、例えば反射型のセンサが用いられる。
【0045】
さらにまた、スリップセンタローラ22とサブスリップ上ローラ20との間には、プラテン35近傍においてスリップ紙S又はチェック紙Pが搬送経路から外れないように案内するための案内機構としてのシャッタ機構37が設けられている。このシャッタ機構37は、プラテン35に対して平行に上下動するように構成されている。
【0046】
図4及び図5は、本実施の形態の読取ユニット32を示すもので、図4(a)は開状態の読取ユニット32の正面図、図4(b)開状態の読取ユニット32の側面図、図5(a)は閉状態の読取ユニット32の正面図、図5(b)閉状態の読取ユニット32の側面図である。
【0047】
読取ユニット32は、例えば樹脂からなる一対の摺動可能な保持部材38と移動部材(押圧手段移動手段)39を有している。ここで、MICRヘッド33は保持部材38に保持され、押圧ローラ34は、支軸34aを中心として略L字状の移動部材39の腕部39aに回動自在に保持される。そして、図4(b)に示すように、MICRヘッド33と押圧ローラ34とが対向し、これらの間にチェック紙Pが挿入されるように構成されている。
【0048】
保持部材38と移動部材39との間にはコイルばね40が掛け渡され、これにより押圧ローラ34とMICRヘッド33とが密着するように構成されている。また、保持部材38には、図示しない永久磁石を有する電磁ソレノイド41が取り付けられ、そのプランジャ42が移動部材39の下部39bに固定されている。 そして、これらによってMICR開閉機構が構成される。すなわち、図4(a)(b)に示すように、MICRヘッド33から押圧ローラ34を離した状態(開状態)においては、図示しない永久磁石によって保持部材38と移動部材39とが固定される一方、電磁ソレノイド41を駆動して保持部材38と移動部材39とを離した場合には、図5(a)(b)に示すように、コイルばね40の弾性力によってMICRヘッド33と押圧ローラ34とが密着される(閉状態)ようになっている。
【0049】
このような構成を有する読取ユニット32によれば、チェック紙Pの搬送方向(矢印F又はB方向)に対して直交する方向に押圧ローラ34を上下動させるようにしたことから、読取ユニット32のチェック紙Pの搬送方向の幅を小さくしてコンパクトな構成とすることができる。
【0050】
次に、図6から図12のフローチャートを参照して本実施の形態の制御動作について説明する。
【0051】
〔第1の実施の形態〕
図6〜図8は、本発明の第1の実施の形態に係る制御動作を示すものである。
【0052】
ステップS1では、まず、MICRヘッド33の待機状態、すなわち、チェック紙Pの挿入待ちとなる。この場合においては、押圧ローラ34、サブスリップ下ローラ24及びサブスリップ上ローラ20が、それぞれ図3の破線で示す位置に移動して、MICR開閉機構、サブスリップ下ローラ23、24及びサブスリップ上ローラ19、20が、それぞれ「開」状態となっている。一方、フォームストッパ31は図3の破線で示す位置に移動して「閉」状態となっている。
【0053】
ステップS2では、チェック紙Pのセット操作を行い、ステップS3において、下端検出器29及び上端検出器30からの各検出結果を受け付ける。そして、ステップS4において、「紙なし」検出があるか否か、すなわち、下端検出器29及び上端検出器30の一方若しくは両方が「紙なし」を示す検出結果を出力しているか否かを判断し、「YES」であれば再びステップS1に移行し、「NO」であればステップS5に移行する。ここで、下端検出器29及び上端検出器30の一方若しくは両方が「紙なし」を示す検出結果を出力している場合というのは、チェック紙Pが適切に挿入されていない場合である。
【0054】
ステップS5では、フォームストッパ31を図3の実線で示す位置に移動させて開状態とするとともに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示す位置に移動させて閉状態とし、さらに、シャッタ機構37を図3の破線で示す位置の方向に約4mm分(図示しないモータの駆動ステップ数は例えば75ステップ分である)移動させる。
【0055】
ステップS6では、チェック紙Pの頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24を正方向に回転させ、チェック紙Pを図3の矢印F方向(排出方向)に搬送し、チェック紙Pがスリップセンタローラ21、22を通過した後、サブスリップ上ローラ19、20の入口手前の位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0056】
ステップS7では、シャッタ機構37を図3の破線で示す位置に向って上方に移動させるとともに、サブスリップ下ローラ24を破線で示す位置に移動させてサブスリップ下ローラ23、24を開状態とする。
【0057】
ステップS8では、スリップセンタローラ21、22を回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pの下端(終端部)がスリップセンタローラ21、22の手前の所定位置に到達した時点で、スリップセンタローラ21、22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0058】
そして、ステップS9において、図示しない駆動モータをわずかに逆回転させることによりバックラッシュ補正を行う。
【0059】
ステップS10では、押圧ローラ34を図3の破線で示す位置に移動させることにより、MICR開閉機構を「閉」状態にする。
【0060】
そして、ステップS11において、スリップセンタローラ21、22を逆方向に回転させてチェック紙Pを矢印B方向(排出方向と反対方向)に搬送するとともに、MICRヘッド33を駆動してチェック紙Pに記録されているMICR文字の読取りを行う。
【0061】
ステップS12では、読取り終了後、チェック紙Pの上端がMICRヘッド33から外れない位置において押圧ローラ34を図3の実線に示す位置に移動することによりMICR開閉機構を「開」状態とし、続いて、チェック紙Pの上端がスリップセンタローラ21、22から外れない位置でその回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を停止させる。
【0062】
ステップS13では、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示す位置に移動させて閉状態とする一方、フォームストッパ31は「開」状態のままで、シャッタ機構37を上方へ約4mm分移動させる。
【0063】
ステップS14では、MICRヘッド33によってノイズの読取りを行いつつチェック紙Pを矢印B方向に搬送させ、チェック紙Pがスリップセンタローラ21、22を通過した後、サブスリップ下ローラ23、24を外れない位置までチェック紙Pを所定量搬送させる。
【0064】
ステップS15では、図示しない駆動モータを微動させてバックラッシュ補正を行い、ステップS16において、ステップ14で読み取ったノイズの除去を行う。
【0065】
ステップS17では、チェック紙Pの1次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24を正方向に回転させ、チェック紙Pを図の矢印F方向に搬送する。そして、チェック紙Pがスリップセンタローラ21、22を通過した後、その先端がサブスリップ上ローラ19、20の入口手前の裏書き準備位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0066】
そして、ステップS18では、その状態で、シャッタ機構37を図3の破線で示す位置まで上方に移動させる。
【0067】
ステップS19では、チェック紙Pの2次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24及びスリップセンタローラ21、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pの上端がサブスリップ上ローラ19、20に係る位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0068】
そして、ステップS20において、その状態で、シャッタ機構37を図3の実線で示す位置まで下方に移動させる。
【0069】
ステップS21では、紙検出器36からの検出結果を受け付け、ステップ22でチェック紙Pがないか否かを判断し、「YES」であればステップS23に移行し、「NO」であればステップS26に移行する。
【0070】
ステップS23では、MICRヘッド33を介して読み取られたチェック紙PのMICR文字の内容を認識できるか否かを判断し、「YES」であればステップS24に移行し、「NO」であればステップS26に移行する。
【0071】
ステップS24では、読み取ったMICR文字の内容を解析し、その内容が、裏書き印字が必要であるものであるか否かを判断し、「YES」であればステップS25に移行し、「NO」であればステップS26に移行する。
【0072】
ステップS25では、サブスリップ上ローラ19を図3の実線で示す位置に移動させて閉状態とし、スリップセンタローラ21、22及びサブスリップ上ローラ19、20を正方向に回転させてチェック紙Pを矢印F方向に搬送するとともに、印字ヘッド4aを駆動してチェック紙Pに対して裏書き印字を行う。
【0073】
ステップS26では、スリップセンタローラ21、22及びサブスリップ上ローラ19、20を正方向に回転させることによりチェック紙Pを排出口18から排出させる。
【0074】
〔第2の実施の形態〕
図9及び図10は、本発明の第2の実施の形態における制御動作を説明するためのフローチャートである。この図9及び図10において、上記第1の実施の形態の図6から図8のフローチャート中のステップと同じ処理を行うステップについては当該ステップと同一符号を付し、その説明を省略する。
【0075】
図9及び図10において、図6から図8のフローチャート中のステップと異なる処理を行うステップは、S100〜S107である。
【0076】
ステップS100では、フォームストッパ31を図3の実線で示す位置に移動させて開状態とするとともに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示す位置に移動させて閉状態とするが、シャッタ機構37は移動させずにそのままの状態に保つ。
【0077】
ステップS101では、チェック紙Pの1次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pがスリップセンタローラ21、22を通過した後、サブスリップ上ローラ19、20の入口の位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0078】
ステップS102では、シャッタ機構37を図3の破線で示す位置まで上方に移動させる。この場合、サブスリップ下ローラ23、24は閉じた状態にしておく。
【0079】
ステップS103では、チェック紙Pの2次頭出しを行う。すなわち、スリップセンタローラ21、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pの下端がスリップセンタローラ21、22の手前の所定位置に到達した時点で、スリップセンタローラ21、22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0080】
ステップS104では、押圧ローラ34を図3の破線で示す位置に移動させることにより、MICR開閉機構を「閉」状態にするとともに、サブスリップ下ローラ24を図3の破線で示す位置に移動させてサブスリップ下ローラ23、24を開状態とする。
【0081】
ステップS105では、スリップセンタローラ21、22を逆方向に回転させてチェック紙Pを矢印B方向に搬送するとともに、MICRヘッド33を駆動してチェック紙Pに記録されているMICR文字の読取りを行う。そして、読取り終了後、チェック紙Pの上端がMICRヘッド33から外れない位置でスリップセンタローラ21、22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を停止させる。
【0082】
ステップS106では、押圧ローラ34を図3の実線に示す位置に移動することによりMICR開閉機構を「開」状態とするとともに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示す位置に移動させてサブスリップ下ローラ23、24を閉状態とする。この場合、フォームストッパ31は「開」状態に保たれている。なお、シャッタ機構37は移動させないでおく。
【0083】
ステップS107では、チェック紙Pの裏書き印字開始位置の頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24及びスリップセンタローラ21、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pの上端がサブスリップ上ローラ19、20に係る位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0084】
〔第3の実施の形態〕
図11及び図12は、本発明の第3の実施の形態における制御動作を説明するためのフローチャートである。この図11及び図12において、上記第1の実施の形態の図6から図8のフローチャート中のステップと同じ処理を行うステップについては当該ステップと同一符号を付し、その説明を省略する。
【0085】
図11及び図12において、図6から図8のフローチャート中のステップと異なる処理を行うステップは、S200〜S208である。
【0086】
ステップS200では、フォームストッパ31を図3の実線で示す位置に移動させて開状態とするとともに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示す位置に移動させて閉状態とするが、シャッタ機構37は移動させずにそのままの状態に保つ。
【0087】
ステップS201では、チェック紙Pの1次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pがスリップセンタローラ21、22を通過した後、サブスリップ上ローラ19、20の入口の位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0088】
ステップS202では、シャッタ機構37を図3の破線で示す位置まで上方に移動させる。この場合、サブスリップ下ローラ23、24は閉じた状態にしておく。
【0089】
ステップS203では、チェック紙Pの2次頭出しを行う。すなわち、スリップセンタローラ21、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pの下端がスリップセンタローラ21、22の手前の所定位置に到達した時点で、スリップセンタローラ21、22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0090】
ステップS204では、押圧ローラ34を図3の破線で示す位置に移動させることにより、MICR開閉機構を「閉」状態にするとともに、サブスリップ下ローラ24を図3の破線で示す位置に移動させてサブスリップ下ローラ23、24を開状態とする。
【0091】
ステップS205では、スリップセンタローラ21、22を逆方向に回転させてチェック紙Pを矢印B方向に搬送するとともに、MICRヘッド33を駆動してチェック紙Pに記録されているMICR文字の読取りを行う。そして、読取り終了後、チェック紙Pの上端がMICRヘッド33から外れない位置でスリップセンタローラ21、22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を停止させる。
【0092】
ステップS206では、押圧ローラ34を図3の実線に示す位置に移動することによりMICR開閉機構を「開」状態とするとともに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示す位置に移動させてサブスリップ下ローラ23、24を閉状態とする。この場合、フォームストッパ31は「開」状態に保たれている。なお、シャッタ機構37は移動させないでおく。
【0093】
ステップS207では、チェック紙Pの裏書き印字開始位置の1次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pがスリップセンタローラ21、22を通過した後、サブスリップ上ローラ19、20の入口の位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0094】
ステップS208では、チェック紙Pの裏書き印字開始位置の2次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24及びスリップセンタローラ21、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pの上端がサブスリップ上ローラ19、20に係る位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0095】
以上述べたように上記実施の形態によれば、MICRヘッド33によってチェック紙Pに記録されたMICR文字を検出する際、チェック紙Pは排出方向と反対方向へ搬送されるため、MICR文字を終端部から検出することができ、検出信号に対して反転処理等を行う必要がなく、精度の高い読み取りを行うことができる。
【0096】
また、押圧ローラ34によってMICRヘッド33に押圧されたチェック紙Pは、チェック紙Pの搬送方向上流側の直近に配置されたスリップセンタローラ21、22によって引っ張られ、チェック紙Pに生ずる張力によってしわ等が伸ばされた状態で情報の検出が行われるので、従来の装置のように高い押圧力でチェック紙Pを押圧する必要はなく、その力はごく小さくて済む。したがって、本実施の形態によれば、MICRヘッド33等の耐久性をそれほど考慮する必要はなく、装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0097】
また、チェック紙Pは搬送経路に沿って排出口18に向って搬送されるため、装填部と搬送部とが別々の装置を容易に構成することができ、幅広い用途に対応することができる。
【0098】
さらに、上記実施の形態によれば、MICR文字を読み取る場合以外は、チェック紙Pは2つの搬送手段(スリップセンタローラ21、22とサブスリップ下ローラ23、24、又はスリップセンタローラ21、22とサブスリップ上ローラ19、20)によって搬送されるため、チェック紙Pの搬送を確実に行うことができる。
【0099】
殊に、上述の実施の形態においては、図4及び図5に示すように、搬送経路に対して直交する方向に移動可能な移動部材39を用いて押圧ローラ34をMICRヘッド33に押圧するようにしたことから、読取ユニット32が占めるスペースは小さくて済み、その結果、搬送経路を短く構成して常に2つの搬送手段を用いてチェック紙Pを確実に搬送することができる。
【0100】
さらに、上記実施の形態によれば、チェック紙Pをサブスリップ上ローラ19、20に導く際、シャッタ機構37を印字位置に移動させて案内するようにしたことから、しわ等が付いたチェック紙Pであっても、ジャムを発生させることなく確実にサブスリップ上ローラ19、20に導いて排出口18から排出することができる。
【0101】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
【0102】
例えば、上記実施の形態においては、パーソナルチェック用のスリップ紙を処理する場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、記録媒体に記録された事項を読み取り、その内容に基いて当該記録媒体に印刷処理を行う複合処理装置であれば、種々の装置に適用することができる。
【0103】
また、記録媒体への印刷手段もインクジェット方式のものに限られず、例えば、ドットインパクト方式等のものを用いることもできる。
【0104】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、記録媒体を情報検出手段に確実に密着させることができ、従来の装置のように高い押圧力で記録媒体を情報検出手段に対して押圧する必要がないので、装置の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0105】
また、本発明によれば、記録媒体の装填部と排出部とを別々に構成することができ、幅広い用途に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合処理装置の一実施の形態としてのプリンタの内部構成を示す概略構成図である。
【図2】同実施の形態のプリンタの内部を正面方向から見た斜視図である。
【図3】同実施の形態におけるスリップ紙又はチェック紙の搬送機構を示す概略構成図である。
【図4】図4(a)は同実施の形態における開状態の読取ユニットの正面図、図4(b)同実施の形態における開状態の読取ユニットの側面図である。
【図5】図5(a)は同実施の形態における閉状態の読取ユニットの正面図、図5(b)同実施の形態における閉状態の読取ユニットの側面図である。
【図6】本発明に係る複合処理装置の制御方法の第1の実施の形態の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図7】同実施の形態の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図8】同実施の形態の動作を示すフローチャート(その3)である。
【図9】本発明に係る複合処理装置の制御方法の第2の実施の形態の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図10】同実施の形態の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図11】本発明に係る複合処理装置の制御方法の第3の実施の形態の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図12】同実施の形態の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図13】従来の複合処理装置の要部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 プリンタ(複合処理装置)
4 印字部
4a 印字ヘッド(印刷手段)
19、20 サブスリップ上ローラ(排出用搬送手段)
21、22 スリップセンタローラ(主搬送手段)
23、24 サブスリップ下ローラ(導入用搬送手段)
29 下端検出器
30 上端検出器
31 フォームストッパ
32 読取ユニット
33 MICRヘッド(情報検出手段)
34 押圧ローラ(押圧手段)
35 プラテン
36 紙検出器
37 シャッタ機構(案内機構)
39 移動部材(押圧手段移動手段)
100 搬送機構
P チェック紙(記録媒体)

Claims (15)

  1. 記録媒体に記録された情報を当該記録媒体に接触して検出する情報検出手段と、前記記録媒体を前記情報検出手段に押圧するための押圧手段と、前記押圧手段を保持し、当該押圧手段を前記記録媒体を押圧する押圧位置と押圧を行わない解除位置とに設定可能な押圧手段移動手段とを有する読取ユニットと、
    前記記録媒体を前記情報検出手段と前記押圧手段との間へ案内する搬送経路の前記読取ユニットの押圧部位の近傍であって記録媒体装填側に配置され、前記記録媒体を往復動させる主搬送手段を有する搬送機構と、
    前記主搬送手段の記録媒体排出側に配置され、前記記録媒体に印刷を行う印刷手段とを備え
    前記押圧手段が前記記録媒体を前記情報検出手段に押圧し、前記主搬送手段が前記記録媒体を前記記録紙装填側に搬送する間に、前記情報検出手段が前記記録媒体に記録された前記情報を検出することを特徴とする複合処理装置。
  2. 前記搬送機構は、前記記録媒体の装填部位に設けられ、前記主搬送手段と共に前記記録媒体を搬送する導入用搬送手段と、前記記録媒体の排出部位に設けられ、前記主搬送手段と共に前記記録媒体を搬送する排出用搬送手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の複合処理装置。
  3. 前記主搬送手段と前記排出用搬送手段との間に設けられ、印刷位置と当該印刷位置から退避する位置の間において前記搬送経路に沿って往復動可能な記録媒体案内機構を有することを特徴とする請求項2に記載の複合処理装置。
  4. 請求項1に記載の複合処理装置を制御する方法であって、
    前記押圧手段による前記情報検出手段への押圧を解除した状態で、前記主搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って排出方向へ搬送して前記記録媒体の頭出しを行い、
    次いで、前記押圧手段で前記記録媒体を前記情報検出手段に押圧し、前記主搬送手段によって前記記録媒体を前記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、前記情報検出手段によって前記記録媒体に記録された情報を検出し、
    その後、前記押圧手段による前記情報検出手段への押圧を解除し、前記主搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って前記排出方向へ搬送しつつ、前記印刷手段によって前記記録媒体に印刷を行う動作を含むことを特徴とする複合処理装置の制御方法。
  5. 請求項2に記載の複合処理装置を制御する方法であって、
    前記押圧手段による前記情報検出手段への押圧を解除した状態で、前記主搬送手段及び前記導入用搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って排出方向へ搬送して前記記録媒体の頭出しを行い、
    次いで、前記押圧手段で前記記録媒体を前記情報検出手段に押圧し、前記主搬送手段によって前記記録媒体を前記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、前記情報検出手段によって前記記録媒体に記録された情報を検出し、
    さらに、前記押圧手段による前記情報検出手段への押圧を解除し、前記主搬送手段及び前記導入用搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って前記排出方向へ搬送して前記記録媒体の頭出しを行い、
    その後、前記主搬送手段及び前記排出用搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って前記排出方向へ搬送しつつ、前記印刷手段によって前記記録媒体に印刷を行う動作を含むことを特徴とする複合処理装置の制御方法。
  6. 請求項3に記載の複合処理装置を制御する方法であって、
    前記押圧手段による前記情報検出手段への押圧を解除した状態で、前記主搬送手段及び前記導入用搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って排出方向へ搬送して前記記録媒体の頭出しを行い、
    次いで、前記押圧手段で前記記録媒体を前記情報検出手段に押圧し、前記主搬送手段によって前記記録媒体を前記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、前記情報検出手段によって前記記録媒体に記録された情報を検出し、
    さらに、前記押圧手段による前記情報検出手段への押圧を解除し、前記主搬送手段及び前記導入用搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って前記排出方向へ搬送して前記記録媒体の頭出しを行い、
    その後、前記主搬送手段及び前記排出用搬送手段によって前記記録媒体を前記搬送経路に沿って前記排出方向へ搬送しつつ、前記印刷手段によって前記記録媒体に印刷を行う動作を含み、
    前記記録媒体を前記排出用搬送手段に導く際には、前記案内機構を前記搬送経路に沿って退避位置から印刷位置に移動させて前記記録媒体を案内することを特徴とする複合処理装置の制御方法。
  7. 記録媒体挿入口と、
    記録媒体に接触して当該記録媒体に記録された情報を検出する情報検出手段と、
    前記記録媒体を前記情報検出手段に対して押圧する押圧手段と、
    前記押圧手段を、前記記録媒体を押圧する押圧位置と押圧を行わない解除位置とに設定可能な押圧手段移動手段と、
    前記記録媒体を少なくとも前記情報検出手段まで案内する搬送経路と、
    前記情報検出手段の前記押圧手段による押圧部位から第1方向に所定量離間して配置され、前記記録媒体を前記搬送経路に沿って少なくとも前記第1方向に搬送する第1搬送手段と、
    前記記録媒体挿入口近傍に配置され、前記記録媒体を挟持し前記第1搬送手段に向けて搬送する第2搬送手段とを有し、
    前記情報検出手段は、前記押圧手段が前記押圧位置に位置し、前記第2搬送手段が前記記録媒体を解放し、前記第1搬送手段が前記記録媒体を前記第1方向に搬送する間に、前記記録媒体に記録された前記情報を検出することを特徴とする複合処理装置。
  8. 前記記録媒体に印刷を行う印刷手段を有し、当該印刷手段は、前記押圧手段移動手段によって前記押圧手段が前記解除位置にある間に、印刷を行うことを特徴とする請求項7に記載の複合処理装置。
  9. 前記第1搬送手段は、第1搬送ローラ対を有し、
    前記第2搬送手段は、第2搬送ローラ対と、当該第2搬送ローラ対を、前記記録媒体を挟持する閉位置および前記記録媒体を解放する開位置とに位置させる開閉機構とを有することを特徴とする請求項7又は8に記載の複合処理装置。
  10. 記録媒体排出口と、
    前記記録媒体排出口近傍に配置され、前記第1搬送手段からの前記記録媒体を挟持して搬送する第3搬送手段とを有し、
    前記情報検出手段は、前記押圧手段が前記押圧位置に位置し、前記第2及び第3搬送手段が前記記録媒体を解放し、前記第1搬送手段が前記記録媒体を前記第1方向に搬送する間に、前記記録媒体に記録された前記情報を検出することを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の複合処理装置。
  11. 前記第3搬送手段は、第3搬送ローラ対と、当該第3搬送ローラ対を、前記記録媒体を挟持する閉位置および前記記録媒体を解放する開位置とに位置させる開閉機構とを有することを特徴とする請求項10に記載の複合処理装置。
  12. (a)記録媒体挿入口近傍に配置された第1搬送手段によって、記録媒体を情報検出手段に向けて搬送するステップと、
    (b)前記記録媒体を前記情報検出手段に対して押圧するステップと、
    (c)前記第1搬送手段による前記記録媒体の挟持を解放するステップと、
    (d)前記情報検出手段から第1方向に所定量離間して配置された第2搬送手段によって、前記記録媒体を前記第1方向に搬送するステップと、
    (e)前記記録媒体を前記情報検出手段に対して押圧し、前記第1搬送手段が前記記録媒体を解放し、前記第2搬送手段が前記記録媒体を前記第1方向に搬送する間に、前記記録媒体に記録された前記情報を前記情報検出手段により検出するステップとを有することを特徴とする複合処理装置の制御方法。
  13. (f)前記ステップ(b)による押圧を解除するステップと、
    (g)前記ステップ(f)の後、前記記録媒体に印刷を行うステップとを有することを特徴とする請求項12に記載の複合処理装置の制御方法。
  14. (h)前記第2搬送手段によって、前記記録媒体を前記第1方向と反対の第2方向に搬送するステップを有し、
    前記ステップ(g)は、前記第2方向に搬送される前記記録媒体に対して印刷を行うことを特徴とする請求項13に記載の複合処理装置の制御方法。
  15. (i)前記ステップ(e)の後、前記記録媒体排出口近傍に配置された第3搬送手段によって、前記記録媒体を搬送するステップを有し、
    前記ステップ(e)は、前記ステップ(b)により前記記録媒体を前記情報検出手段に対して押圧し、前記第1及び第3搬送手段が前記記録媒体を解放し、前記第2搬送手段が前記記録媒体を前記第1方向に搬送する間に、前記記録媒体に記録された前記情報を前記情報検出手段により検出することを特徴とする請求項12〜14の何れかに記載の複合処理装置の制御方法。
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