JPH1084214A - 高周波装置の内蔵アンテナ - Google Patents
高周波装置の内蔵アンテナInfo
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- JPH1084214A JPH1084214A JP23951996A JP23951996A JPH1084214A JP H1084214 A JPH1084214 A JP H1084214A JP 23951996 A JP23951996 A JP 23951996A JP 23951996 A JP23951996 A JP 23951996A JP H1084214 A JPH1084214 A JP H1084214A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- frequency device
- conductor pattern
- printed circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波装置の小型化促進に好適で感度も良好
な内蔵アンテナを安価に製造できるようにする。 【解決手段】 二階建て構造の基板ユニット１０を備え
た高周波装置において、第１のプリント基板１に設けた
略Ｌ字形の第１のアンテナ導体パターン５の両端部と、
第２のプリント基板２に設けた略Ｌ字形の第２のアンテ
ナ導体パターン６の両端部とを、対角な位置関係に配置
されて両プリント基板１，２を機械的に連結している一
対の連結ピン３，４に接続することにより、立体的なル
ープアンテナを形成して内蔵アンテナとなす。
な内蔵アンテナを安価に製造できるようにする。 【解決手段】 二階建て構造の基板ユニット１０を備え
た高周波装置において、第１のプリント基板１に設けた
略Ｌ字形の第１のアンテナ導体パターン５の両端部と、
第２のプリント基板２に設けた略Ｌ字形の第２のアンテ
ナ導体パターン６の両端部とを、対角な位置関係に配置
されて両プリント基板１，２を機械的に連結している一
対の連結ピン３，４に接続することにより、立体的なル
ープアンテナを形成して内蔵アンテナとなす。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用キーレスエ
ントリーなどの小型高周波装置に内蔵されてループアン
テナを形成する内蔵アンテナに関する。
ントリーなどの小型高周波装置に内蔵されてループアン
テナを形成する内蔵アンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】小型高周波装置に内蔵されるアンテナの
うち、特に受信用アンテナの場合、指向特性の偏差の少
ないループアンテナを形成する必要がある。そこで、か
かるループアンテナを比較的安価に形成できる内蔵アン
テナとして、従来、ピアノ線等の剛性に富む線材を立体
的に折り曲げてプリント基板上に載置し、このプリント
基板に配設されているアンテナ回路に該線材を接続させ
るという構造のものが広く採用されている。
うち、特に受信用アンテナの場合、指向特性の偏差の少
ないループアンテナを形成する必要がある。そこで、か
かるループアンテナを比較的安価に形成できる内蔵アン
テナとして、従来、ピアノ線等の剛性に富む線材を立体
的に折り曲げてプリント基板上に載置し、このプリント
基板に配設されているアンテナ回路に該線材を接続させ
るという構造のものが広く採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の内蔵アンテナは、プリント基板上にアンテナ専
用の取付スペースを確保しなければならないので、高周
波装置の小型化が促進されるとスペースファクタを劣化
させる要因となってしまい、結果として高周波装置の小
型化を阻害しやすいという不具合があった。
た従来の内蔵アンテナは、プリント基板上にアンテナ専
用の取付スペースを確保しなければならないので、高周
波装置の小型化が促進されるとスペースファクタを劣化
させる要因となってしまい、結果として高周波装置の小
型化を阻害しやすいという不具合があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対向する位
置関係に配置されて複数本の連結ピンにて連結される一
対のプリント基板にそれぞれアンテナ導体パターンを設
け、これらのアンテナ導体パターンと前記連結ピンとで
ループアンテナを形成することとし、アンテナ専用の部
品および取付スペースの省略化を図り、高周波装置の小
型化を促進できるようにした。
置関係に配置されて複数本の連結ピンにて連結される一
対のプリント基板にそれぞれアンテナ導体パターンを設
け、これらのアンテナ導体パターンと前記連結ピンとで
ループアンテナを形成することとし、アンテナ専用の部
品および取付スペースの省略化を図り、高周波装置の小
型化を促進できるようにした。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明による高周波装置の内蔵ア
ンテナでは、第１のアンテナ導体パターンが設けられた
第１のプリント基板と、第２のアンテナ導体パターンが
設けられた第２のプリント基板と、これら第１のプリン
ト基板と第２のプリント基板を相対向する位置関係に連
結する複数本の連結ピンとを備え、前記第１のアンテナ
導体パターンの両端部を一対の前記連結ピンの各一端部
に接続するとともに、前記第２のアンテナ導体パターン
の両端部をこれら一対の連結ピンの各他端部に接続し
た。その際、前記一対の連結ピンの配置を対角な位置関
係となし、且つ、前記第１のアンテナ導体パターンと前
記第２のアンテナ導体パターンとを互いに点対象な位置
関係にある略Ｌ字形のパターンとなせば、好ましい。
ンテナでは、第１のアンテナ導体パターンが設けられた
第１のプリント基板と、第２のアンテナ導体パターンが
設けられた第２のプリント基板と、これら第１のプリン
ト基板と第２のプリント基板を相対向する位置関係に連
結する複数本の連結ピンとを備え、前記第１のアンテナ
導体パターンの両端部を一対の前記連結ピンの各一端部
に接続するとともに、前記第２のアンテナ導体パターン
の両端部をこれら一対の連結ピンの各他端部に接続し
た。その際、前記一対の連結ピンの配置を対角な位置関
係となし、且つ、前記第１のアンテナ導体パターンと前
記第２のアンテナ導体パターンとを互いに点対象な位置
関係にある略Ｌ字形のパターンとなせば、好ましい。
【０００６】このような構成の内蔵アンテナは、第１お
よび第２のプリント基板を対向配置させることで小型化
を図った高周波装置に適用することができ、これらの各
プリント基板に設けたアンテナ導体パターンと、両プリ
ント基板を機械的に連結する連結ピンとによって、指向
特性の偏差の少ないループアンテナを容易に形成するこ
とができるため、アンテナ専用の部品が不要となってア
ンテナ専用の取付スペースが省略できる。したがって、
高周波装置の小型化促進に好適で感度も良好な内蔵アン
テナを安価に製造できる。
よび第２のプリント基板を対向配置させることで小型化
を図った高周波装置に適用することができ、これらの各
プリント基板に設けたアンテナ導体パターンと、両プリ
ント基板を機械的に連結する連結ピンとによって、指向
特性の偏差の少ないループアンテナを容易に形成するこ
とができるため、アンテナ専用の部品が不要となってア
ンテナ専用の取付スペースが省略できる。したがって、
高周波装置の小型化促進に好適で感度も良好な内蔵アン
テナを安価に製造できる。
【０００７】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１は高周波装置の基板ユニットの概略斜視図、図２は
図１に示す内蔵アンテナの形状説明図である。
図１は高周波装置の基板ユニットの概略斜視図、図２は
図１に示す内蔵アンテナの形状説明図である。
【０００８】図１において、符号１０は小型高周波装置
の基板ユニットを総括的に示している。この基板ユニッ
ト１０は、第１のプリント基板１と第２のプリント基板
２とを相対向する位置関係に配置して一対の導電性連結
ピン３，４にて連結してなる二階建て構造のもので、こ
うすることにより、プリント基板を一枚だけ使用する構
造のものに比べて外形寸法が格段に小さくできるため、
高周波装置の小型化を促進するうえで有利となる。そし
て、略長方形の第１のプリント基板１上には、隣り合う
二辺に沿って延びる略Ｌ字形の第１のアンテナ導体パタ
ーン５が設けてあり、このアンテナ導体パターン５の両
端部は一対の連結ピン３，４の各一端部にはんだ付けさ
れている。同様に、略長方形の第２のプリント基板２上
には、隣り合う二辺に沿って延びる略Ｌ字形の第２のア
ンテナ導体パターン６が設けてあり、このアンテナ導体
パターン６の両端部は一対の連結ピン３，４の各他端部
にはんだ付けされている。ただし、一対の連結ピン３，
４は図示の如く対角な位置関係に配置してあり、また、
第１のアンテナ導体パターン５と第２のアンテナ導体パ
ターン６は、図示の如く基板ユニット１０の中心部を基
準点として互いに点対象な位置関係にある略Ｌ字形のパ
ターンとなっている。したがって、これら第１および第
２のアンテナ導体パターン５，６と連結ピン３，４とに
よって図２に示すような形状の立体的なループアンテナ
７が形成されており、このループアンテナ７が基板ユニ
ット１０に一体化された内蔵アンテナとなっている。
の基板ユニットを総括的に示している。この基板ユニッ
ト１０は、第１のプリント基板１と第２のプリント基板
２とを相対向する位置関係に配置して一対の導電性連結
ピン３，４にて連結してなる二階建て構造のもので、こ
うすることにより、プリント基板を一枚だけ使用する構
造のものに比べて外形寸法が格段に小さくできるため、
高周波装置の小型化を促進するうえで有利となる。そし
て、略長方形の第１のプリント基板１上には、隣り合う
二辺に沿って延びる略Ｌ字形の第１のアンテナ導体パタ
ーン５が設けてあり、このアンテナ導体パターン５の両
端部は一対の連結ピン３，４の各一端部にはんだ付けさ
れている。同様に、略長方形の第２のプリント基板２上
には、隣り合う二辺に沿って延びる略Ｌ字形の第２のア
ンテナ導体パターン６が設けてあり、このアンテナ導体
パターン６の両端部は一対の連結ピン３，４の各他端部
にはんだ付けされている。ただし、一対の連結ピン３，
４は図示の如く対角な位置関係に配置してあり、また、
第１のアンテナ導体パターン５と第２のアンテナ導体パ
ターン６は、図示の如く基板ユニット１０の中心部を基
準点として互いに点対象な位置関係にある略Ｌ字形のパ
ターンとなっている。したがって、これら第１および第
２のアンテナ導体パターン５，６と連結ピン３，４とに
よって図２に示すような形状の立体的なループアンテナ
７が形成されており、このループアンテナ７が基板ユニ
ット１０に一体化された内蔵アンテナとなっている。
【０００９】なお、アンテナ導体パターン５，６は、第
１あるいは第２のプリント基板１，２に配設されている
図示せぬアンテナ回路に接続されている。
１あるいは第２のプリント基板１，２に配設されている
図示せぬアンテナ回路に接続されている。
【００１０】このように本実施例は、二階建て構造の基
板ユニット１０を採用して高周波装置の小型化を図って
いるのみならず、アンテナ専用の部品を用いずにループ
アンテナ７（内蔵アンテナ）を構成してアンテナ専用の
取付スペースを省略していることから、高さ寸法も極力
抑えたコンパクトな高周波装置が製造可能となってい
る。つまり、このループアンテナ７は、第１および第２
のプリント基板１，２に形成したアンテナ導体パターン
５，６と、両プリント基板１，２を機械的に連結する連
結ピン３，４とによって構成されているので、アンテナ
専用の部品が不要となっており、それゆえ部品点数や組
立工数を増加させることなく組み付けが可能な安価な内
蔵アンテナとなっている。また、このループアンテナ７
は図２示すような形状なので、指向特性の偏差が少なく
て良好な感度が期待できる。
板ユニット１０を採用して高周波装置の小型化を図って
いるのみならず、アンテナ専用の部品を用いずにループ
アンテナ７（内蔵アンテナ）を構成してアンテナ専用の
取付スペースを省略していることから、高さ寸法も極力
抑えたコンパクトな高周波装置が製造可能となってい
る。つまり、このループアンテナ７は、第１および第２
のプリント基板１，２に形成したアンテナ導体パターン
５，６と、両プリント基板１，２を機械的に連結する連
結ピン３，４とによって構成されているので、アンテナ
専用の部品が不要となっており、それゆえ部品点数や組
立工数を増加させることなく組み付けが可能な安価な内
蔵アンテナとなっている。また、このループアンテナ７
は図２示すような形状なので、指向特性の偏差が少なく
て良好な感度が期待できる。
【００１１】なお、上述した実施例では、ループアンテ
ナ７の一部をなす連結ピン３，４のみで第１および第２
のプリント基板１，２を連結しているが、両プリント基
板１，２の適宜個所（例えば連結ピン３，４の存しない
隅部）をさらに別の連結ピンにて連結して機械的強度を
高めてもよい。
ナ７の一部をなす連結ピン３，４のみで第１および第２
のプリント基板１，２を連結しているが、両プリント基
板１，２の適宜個所（例えば連結ピン３，４の存しない
隅部）をさらに別の連結ピンにて連結して機械的強度を
高めてもよい。
【００１２】
【発明の効果】本発明による高周波装置の内蔵アンテナ
は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載さ
れるような効果を奏する。
は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載さ
れるような効果を奏する。
【００１３】相対向する位置関係に配置されて複数本の
連結ピンにて連結される一対のプリント基板にそれぞれ
アンテナ導体パターンを設け、これらのアンテナ導体パ
ターンと前記連結ピンとで立体的なループアンテナを形
成しているので、アンテナ専用の部品が不要となってア
ンテナ専用の取付スペースが省略できるとともに、指向
特性の偏差の少ないループアンテナが容易に形成でき、
よって高周波装置の小型化促進に好適で感度も良好な内
蔵アンテナを安価に製造できる。
連結ピンにて連結される一対のプリント基板にそれぞれ
アンテナ導体パターンを設け、これらのアンテナ導体パ
ターンと前記連結ピンとで立体的なループアンテナを形
成しているので、アンテナ専用の部品が不要となってア
ンテナ専用の取付スペースが省略できるとともに、指向
特性の偏差の少ないループアンテナが容易に形成でき、
よって高周波装置の小型化促進に好適で感度も良好な内
蔵アンテナを安価に製造できる。
【図１】本発明の一実施例を示す高周波装置の基板ユニ
ットの概略斜視図である。
ットの概略斜視図である。
【図２】図１に示す内蔵アンテナの形状説明図である。
１ 第１のプリント基板 ２ 第２のプリント基板 ３，４ 連結ピン ５ 第１のアンテナ導体パターン ６ 第２のアンテナ導体パターン ７ ループアンテナ（内蔵アンテナ） １０ 基板ユニット
Claims (2)
- 【請求項１】 第１のアンテナ導体パターンが設けられ
た第１のプリント基板と、第２のアンテナ導体パターン
が設けられた第２のプリント基板と、これら第１のプリ
ント基板と第２のプリント基板を相対向する位置関係に
連結する複数本の連結ピンとを備え、前記第１のアンテ
ナ導体パターンの両端部を一対の前記連結ピンの各一端
部に接続するとともに、前記第２のアンテナ導体パター
ンの両端部をこれら一対の連結ピンの各他端部に接続し
たことを特徴とする高周波装置の内蔵アンテナ。 - 【請求項２】 請求項１の記載において、前記一対の連
結ピンの配置を対角な位置関係となし、且つ、前記第１
のアンテナ導体パターンと前記第２のアンテナ導体パタ
ーンとを互いに点対象な位置関係にある略Ｌ字形のパタ
ーンとなしたことを特徴とする高周波装置の内蔵アンテ
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23951996A JPH1084214A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 高周波装置の内蔵アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23951996A JPH1084214A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 高周波装置の内蔵アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084214A true JPH1084214A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17046013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23951996A Withdrawn JPH1084214A (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 高周波装置の内蔵アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084214A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011027603A1 (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-10 | 横浜ゴム株式会社 | アンテナ |
| JP2013115069A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Nagano Japan Radio Co | 電力伝送用アンテナ、送電装置および非接触型電力伝送装置 |
| US10719756B2 (en) | 2016-11-15 | 2020-07-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | UHF band RFID tag and UHF band RFID tagged article |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23951996A patent/JPH1084214A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011027603A1 (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-10 | 横浜ゴム株式会社 | アンテナ |
| CN102484319A (zh) * | 2009-09-01 | 2012-05-30 | 横滨橡胶株式会社 | 天线 |
| US8253646B2 (en) | 2009-09-01 | 2012-08-28 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Antenna |
| JP2013115069A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Nagano Japan Radio Co | 電力伝送用アンテナ、送電装置および非接触型電力伝送装置 |
| US10719756B2 (en) | 2016-11-15 | 2020-07-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | UHF band RFID tag and UHF band RFID tagged article |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |