JPH08195618A - 携帯型電子機器のアンテナ構造 - Google Patents

携帯型電子機器のアンテナ構造

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JPH08195618A
JPH08195618A JP7003788A JP378895A JPH08195618A JP H08195618 A JPH08195618 A JP H08195618A JP 7003788 A JP7003788 A JP 7003788A JP 378895 A JP378895 A JP 378895A JP H08195618 A JPH08195618 A JP H08195618A
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JP
Japan
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antenna
loop
conductive pattern
loops
electronic device
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JP7003788A
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English (en)
Inventor
Ryoji Amamiya
亮治 雨宮
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ループ板と接続基板を使い形状の保持が容易
で、前記接続基板上に電子部品が搭載可能な、複数ター
ンのループアンテナの構造を提供するものである。 【構成】 接続基板2に構成された接続穴部2a にルー
プ板1を挿入、固定し、導電パターン2b により各ルー
プ板接続部1a どうしの導通を取ることで複数ターンル
ープアンテナを構成し、接続基板2上に電子部品9を実
装する。 【効果】 複数ターンのループアンテナにおいてループ
間ピッチと形状の保存、アンテナ上への電子部品の搭載
が容易にできるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送受信機能を備えた携
帯型電子機器のアンテナ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電波を利用した小型電子機器の発
展は目覚しく、電波を受信することによってその電波を
演算し表示部に表示させたり、同様に電波を送受信して
時刻の修正を行なわせたりする小型電子機器が登場し、
多くの分野で商品化がなされている。電波を送受信する
ためにはアンテナが不可欠であり、その構造、大きさが
送受信性能を左右するので、内蔵型、伸縮式、コード式
等、送受信性能を下げずに商品としての便宜性、携帯容
易性を保つ方式がとられている。
【0003】ところでアンテナ構造としては、高周波電
波用としてはループアンテナ等が用いられるが、人体付
近で使用した際の人体の影響による性能及び特性の変化
や、特に小型電子機器の場合、携帯容易性に見合ったア
ンテナの構造やサイズ等の考慮が重要である。図7は昭
和39年4月30日発行の新版無線工学I伝送編(宇田
新太郎著、丸善株式会社)308P図10.1(a)、
(b)に記載されているループアンテナの基本的な構成
図である。16は導電線であり、17は給電点である。
導電線16は円状または、四角形状に折り曲げられてア
ンテナ本体を形成し、導電線16の端部は回折されて給
電点17となる。この場合は2ターンのループアンテナ
を示している。
【0004】尚、ループアンテナの性能を上げるにはア
ンテナ本体の開口面積を増やすか、アンテナ本体の巻数
を増やす方法があるが、携帯型電子機器の場合いたずら
に開口面積を増やすことはできない。そこで図8に巻数
を4ターンに増やしたループアンテナの斜視図を示す。
21は導電線、22は給電点である。導電線21は略四
角形状に折り曲げられてアンテナ本体を形成し、導電線
21の端部は回折されて給電点22となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導電線
21自体がある程度柔軟である場合、巻き数の増加に伴
ないアンテナ本体のループ間ピッチの保存や、形状の歪
みを防止しアンテナ形状を保存することが困難になる。
導電線21自体が強固である場合、形状の成形が困難で
ある。また、導電線21上に電子部品を配置することは
アンテナ形成の前後を問わず難しい、等の欠点がある。
【0006】本発明は、上述の問題を解消し、ループ間
ピッチと形状が安定し、アンテナ本体上に電子部品を配
置可能なアンテナの構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、導電板により形成されたループと、
接続基板と、前記接続基板上に実装された電子部品と、
前記接続基板上に構成された電子機器本体との接続部に
より構成される事を特徴とする。
【0008】また、前記ループは線状の導電体を屈曲さ
せて構成することを特徴とする。
【0009】また、前記ループは線状の導電体をアンテ
ナ芯に装着し固定することを特徴とする。
【0010】また、前記ループを電子機器のケース内部
の溝に添って挿入することを特徴とする。
【0011】
【作用】すなわち本発明に於けるアンテナ構造は、アン
テナ体としてループを用い、このループを導電パターン
の形成された接続基板により接続することによって、複
数ターンのループアンテナにおけるループ間ピッチの保
存と、アンテナ形状の保存を容易にし、さらにループ上
に電子部品を搭載することができる。
【0012】
【実施例】以下図面により本発明の実施例を詳述する。
図1は本発明の第一実施例を示すもので、アンテナの完
成状態を示す斜視図であり、図2はループ板の側面図、
図3は接続基板の上面図である。図において、1はルー
プ板、1aは接続部、1bはループ部、1cは溝、1d
は切り欠き部である。ループ部1bは略四角形状に形成
され、その一部に切り欠き部1dが形成されている。こ
の切り欠き部1dの両端には突出形状に接続部1aを有
し、接続部1aのループ部1b側は接続基板2を配設す
るための溝1cが形成されている。ループ板1は導電性
のある平面板からエッチング加工あるいは、プレス加工
され形成される。接続部1aは後述する接続基板2に挿
入される。本実施例ではループ部1bは長方形をしてい
るが、円状や、他の多角形状をしていてもよい。切り欠
き部1dは長辺上に位置しているが短辺上に位置しても
よい。
【0013】2は接続基板であり、2aは接続穴部、2
bは導電パターン、2cは給電点、2dは基板、2eは
下面側導電パターンである。基板2dはガラエポ材で形
成され、基板2dの上面には隣合ったループ同士を導通
する導電パターン2bがパターニングされており、接続
穴部2a始点2aaから給電点2cへ接続され、終点2
abからは下面側導電パターン2eを介して給電点2c
へ接続されている。また、導電パターン2b上には電子
部品9が実装されている。
【0014】図1は完成状態を示しており、給電点2c
aから給電された電流は2aaを介し最左側ループ板1
を一周し、導電パターン2bを介し1つ右側のループ板
1に流れる。同様に最右側パターン1を一周した電流は
終点2abを介し、下面側導電パターン2eを通り給電
点2cbへ戻る。導電パターン2bもループ板1の一部
としてアンテナ機能に寄与する。この実施例では電流は
左のループから時計周りに右のループへと流れるが、導
電パターン2bのパターニング次第で電流の流れる方向
やループの順番等を変えることができる。また、電子部
品9は接続基板2上のどこに実装されてもよい。
【0015】次に図1に示すアンテナ10の組立手順を
説明する。接続部1aを接続穴部2aに挿入して半田、
あるいは導電性の固着剤により固定し、導電パターン2
bとの導通をとる。ループ1の本数によりアンテナ10
のターン数が決定される。本実施例の場合はループ1を
4枚使用している。接続部2aの間隔によりアンテナ1
0のループ1間のピッチが決まる。また、溝1cにより
接続基板2はループ板1の上面より低い位置に配置でき
る。以後は4ターンの場合を例にとって説明する。
【0016】本実施例では、ループ板1を使用すること
により、ループ板1を接続基板2に接続した後は、アン
テナの形状が保存される。接続穴部2aの間隔によりル
ープ間ピッチが保持される、電子部品9をアンテナ10
上に配置できる、という効果を奏することとなる。
【0017】図4は本発明の第二の実施例を示す斜視図
である。図1の実施例と異なるところは導電線を用いた
アンテナの構成を有していることである。3は導電線を
屈曲させたループ線であり、前述のループ板1を用いた
アンテナと同様に全体として4ターンのループアンテナ
の構造を形成している。第二実施例の組立手順は第一実
施例と同様なので説明を省略する。この構成によると、
ループ線3の形成は導電線を屈曲させるだけなので、導
電線の材質や線径、ループ形状を容易に変更させられる
いう効果を奏する。
【0018】図6はアンテナを電子機器に組み込んだ状
態を示す上面図である。5は電子機器、6はケース、7
はループ挿入溝、8はモジュールである。ケース6にモ
ジュール8を組み込み、またケース6に設けられたルー
プ挿入溝7に図1に示すアンテナ10のループ板1が合
致するように組み込む。そして、接続基板2の給電点2
cとモジュール8の接続部とを電気的に接続することに
より電子機器5が完成する。電子機器5を動作させる時
は、電源を入れアンテナ10より電波を送受信し、モジ
ュール8内の演算回路により演算をして様々な情報を取
り出す役割を担うこととなる。組み込むアンテナは図4
に示すアンテナ11でありループ線3をループ挿入溝7
に合致するように組み込んでもよい。この構成によると
ループ間ピッチの保存がより強固になるという効果を奏
する。
【0019】図5は本発明の第三の実施例を示す斜視図
である。図4の実施例と異なるところは芯を用いたアン
テナ構造としていることである。4は芯であり、4aは
ループ線3の納まる溝である。芯4にループ線3を嵌
め、溝4aに添って固定する。このような芯4を用いる
ことによってループ線3の事前の屈曲が不必要になると
いう効果を奏する。
【0020】
【発明の効果】上記のごとく本発明によれば、アンテナ
体としてループを用い、このループを導電パターンの形
成された接続基板により接続することによって、複数タ
ーンのループアンテナにおけるループ間ピッチの保存、
アンテナ形状の保存、アンテナ上に電子部品を搭載する
ことが容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例であるループ板と接続基板
を用いたループアンテナの完成構造を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示すループ板の形状を示す側面図であ
る。
【図3】図1に示す接続基板の形状を示す上面図であ
る。
【図4】本発明の第二実施例である導電線ループを用い
たループアンテナの組み立て状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第三実施例である芯を用いたループア
ンテナの組み立て状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例である電子機器ケース内のル
ープ挿入溝を用いたループアンテナの組み立て状態を示
す上面図である。
【図7】ループアンテナの一般的な構成を示すである。
【図8】4ターンのループアンテナを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ループ板 2 接続基板 3 ループ線 4 芯 5 電子機器 6 ケース 7 ループ挿入溝 8 モジュール 9 電子部品 10 アンテナ 11 アンテナ 12 アンテナ 15 ループアンテナ 16 導電線 17 給電点 20 4ターンループアンテナ 21 導電線 22 給電点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部と電波を送受信する機能を備えた電
    子機器において、前記電波を送受信するためのアンテナ
    は、導電板により形成されたループ体と、接続基板と、
    該接続基板と一体構成された電子機器本体との接続部と
    より構成されることを特徴とする携帯型電子機器のアン
    テナ構造。
  2. 【請求項2】 前記接続基板上に電子部品を実装して構
    成することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器
    のアンテナ構造。
  3. 【請求項3】 前記ループ体は線状の導電体を屈曲させ
    て構成することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子
    機器のアンテナ構造。
  4. 【請求項4】 前記ループ体は線状の導電体をアンテナ
    芯に装着することを特徴とする請求項1記載の携帯型電
    子機器のアンテナ構造。
  5. 【請求項5】 前記ループを電子機器のケース内部の溝
    に添って挿入することを特徴とする請求項1記載の携帯
    型電子機器のアンテナ構造。
JP7003788A 1995-01-13 1995-01-13 携帯型電子機器のアンテナ構造 Pending JPH08195618A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1141019A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヘリカルアンテナ及びその製造方法
US6995721B2 (en) 2004-04-08 2006-02-07 Fujitsu Limited Portable terminal apparatus
JP2008067131A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナモジュールとこれを用いたカプセル内視鏡システム及びアンテナモジュールの製造方法
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