JPH107067A - フットブレーキ付きスクータ型車両 - Google Patents

フットブレーキ付きスクータ型車両

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JPH107067A
JPH107067A JP8157143A JP15714396A JPH107067A JP H107067 A JPH107067 A JP H107067A JP 8157143 A JP8157143 A JP 8157143A JP 15714396 A JP15714396 A JP 15714396A JP H107067 A JPH107067 A JP H107067A
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foot
pedal
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footrest
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Yoshio Nakagome
良夫 中込
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成司 渡辺
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクータ型車両において、フットブレーキを
設けながらも足載板上の足載せスペースを十分に確保で
きるようにする。 【解決手段】 足載板Psの下方を車体前後方向に縦走
するメインパイプ3に、足載板Psの下方において該メ
インパイプ3を貫通してその左右に延びる筒状のシャフ
トガイド8を固着し、そのシャフトガイド8に、車輪ブ
レーキに連動するブレーキシャフト9を回動可能に嵌合
支持し、このブレーキシャフト9の一端部に、フットブ
レーキペダルBPを先端に有して足載板Psを上下に貫
通するペダルアーム10の基端部を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型車両、特にヘ
ッドパイプに連なるメインパイプが、乗員の足を載せる
足載板の下方を車体前後方向に縦走し、その足載板の下
方で車輪ブレーキに連動連結されるペダルアームが、該
足載板を貫通してその上方に延出し、そのペダルアーム
の上端部に足踏み操作可能なフットブレーキペダルが支
持されてなるフットブレーキ付きスクータ型車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かるスクータ型車両において
は、フットブレーキペダルの回動軸(ブレーキシャフ
ト)が、メインパイプを避けるように同パイプよりも下
方で車体左右方向に配設されていた(例えば実公昭63
−38158号公報参照)。
【0003】また非制動時には、足載板の外側縁とペダ
ルアームとの間の足載板上に設定した足置き位置に乗員
の足を置くようにしており、更にフットブレーキペダル
は概ね四角形状で、その背面の左右中央にペダルアーム
上端部を取付けるようにしていた(例えば実開昭60−
34089号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の車両で
は、ブレーキシャフトがメインパイプを避けるように同
パイプの下側を通るため、車両の最低地上高を確保すべ
く車両床下部分(例えばメインパイプや足載板等)が全
体的に高くなってしまい、それだけ足載板のステップ高
さが高くなってしまうと共に足載板上の足載せスペース
が高さ方向に狭くなる不都合がある。
【0005】また従来の車両では、ペダルアームが足載
板の側端に比較的近い位置にあるため、足載板上の足載
せスペースが車幅方向にも小さくなってしまい、しかも
フットブレーキペダルが四角形状をなして比較的大きい
ため、制動操作のために足載板上よりペダル側に足を移
動させようとする時に爪先がペダルに引っ掛かることが
あった。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、従来構造の上記問題を解決することができる
フットブレーキ付きスクータ型車両を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1の発明は、ヘッドパイプに連なるメインパイ
プが、乗員の足を載せる足載板の下方を車体前後方向に
縦走し、その足載板の上方には足踏み操作可能なフット
ブレーキペダルが配設されるフットブレーキ付きスクー
タ型車両において、前記メインパイプには、前記足載板
の下方において該メインパイプを貫通してその左右に延
びる筒状のシャフトガイドを固着し、そのシャフトガイ
ドに、車輪ブレーキに連動するブレーキシャフトを回動
可能に嵌合支持し、このブレーキシャフトの一端部に、
前記フットブレーキペダルを先端に有して前記足載板を
上下に貫通するペダルアームの基端部を連結したことを
特徴とし、また請求項2の発明は、請求項1の発明の特
徴に加えて、前記メインパイプには、前記シャフトガイ
ドよりも前側で左右に延びるクロスパイプを固着し、こ
のクロスパイプの左右両端部には、前記ブレーキシャフ
トよりも外側で車体前後方向に延びる左右一対のステー
をそれぞれ連結し、それらステー上に前記足載板を支持
させることを特徴とし、更に請求項3の発明は、請求項
2の発明の特徴に加えて、前記左右一対のステーのうち
少なくとも前記フットブレーキペダル寄りのステーを着
脱可能としたことを特徴とする。
【0008】更に請求項4の発明は、ヘッドパイプに連
なるメインパイプが、乗員の足を載せる足載板の下方を
車体前後方向に縦走し、その足載板を上下に貫通するペ
ダルアームの下端部に車輪ブレーキが連動連結され、ま
た同アームの上端部には足踏み操作可能なフットブレー
キペダルが支持されてなるフットブレーキ付きスクータ
型車両において、前記フットブレーキペダルは、前記足
載板上に設定される足置き位置に対して車体中心寄りに
偏位して配設されると共に、同ペダルの踏面が前記足置
き位置の爪先相当部分に対応して斜めにカットされ、前
記ペダルアームの、足載板上に突出する上部が、前記フ
ットブレーキペダルの踏面に対して車体中心寄りに偏位
して配設されることを特徴とし、更にまた請求項5の発
明は、請求項1,2又は3の発明の特徴に加えて、前記
フットブレーキペダルが、前記足載板上に設定される足
置き位置に対して車体中心寄りに偏位して配設されると
共に、同ペダルの踏面が前記足置き位置の爪先相当部分
に対応して斜めにカットされ、前記ペダルアームの、足
載板上に突出する上部が、前記フットブレーキペダルの
踏面に対して車体中心寄りに偏位して配設されることを
特徴とする。
【0009】更にまたは請求項6の発明は、前記各請求
項の発明の特徴に加えて、前記ペダルアームの、足載板
上に突出する上部には、足載板上からフットブレーキペ
ダル上への爪先の移動を案内する案内突部を設けたこと
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0011】添付図面において、図1は、本発明を適用
したスタータの一実施例の概略を示す全体側面図、図2
は前記実施例の概略平面図(図1の2矢視図)、図3は
図2の3−3矢視拡大断面図、図4は図3の4矢視拡大
平面図、図5は図3の5−5矢視拡大断面図、図6は図
4の6−6矢視拡大断面図である。
【0012】先ず、図1,図2において、スクータ型二
輪車Vの外板Pは、乗員の足を載せる足載板Psと、そ
の足載板Psの前端部より立ち上がり前輪Wfを上方よ
り覆う前部外板部Pfと、同足載板Psの後端部に連な
り後輪駆動用パワーユニット2及び後輪Wrを上方より
覆う後部外板部Prとを備えており、その後部外板部P
rの上端開口部にシートSが配設される。前部外板部P
fの背面は、後述するメインパイプ3に対応する中央部
分1aが該パイプ3を迂回するように後方に膨出し且つ
その左右のレッグシールド対応部分1bが前方に引っ込
んでおり、この背面形状に対応して足載板Psの前縁部
eも図2に示すように、中央部分が後退し且つ左右のレ
ッグシールド対応部分が前方に延びている。足載板Ps
の右半部上方には、乗員の右足で足踏み操作可能なフッ
トブレーキペダルBPが配設される。
【0013】前記外板Pを支承する金属製の車体フレー
ムFは、前部外板部Pf内に在って前輪Wfを操向可能
に軸支するヘッドパイプHと、足載板Psの下方で車体
前後方向に延び且つ前部がヘッドパイプHに向かって立
ち上がる1本のメインパイプ3と、シートSの直下で左
右に並列し且つ前半部が各々前下りに傾斜してメインパ
イプ3の後端に後部クロスパイプ5を介して一体的に接
続される左右一対のリヤフレーム41 ,42 とを一体に
備えている。また左右一対のリヤフレーム41,42
前端部と後部クロスパイプ5の左右端部との各間には、
その各間の結合強度を高めるべく左右一対のブラケット
221 ,222 がその各間に跨がるように溶接されてい
る。更に後部クロスパイプ5には、パワーユニット2の
前部がハンガ6を介して揺動可能に支持され、そのパワ
ーユニット2とリヤフレーム41,42 との間にはリヤ
クッション7が介装されている。
【0014】メインパイプ3には、足載板Psの下方に
おいて該メインパイプ3を貫通してその左右に延びる鋼
管製の円筒状シャフトガイド8が溶接等により固着され
ており、更にこのシャフトガイド8よりも前方且つ上方
で該メインパイプ3上に一体に立設したチャンネル状の
ブラケット3bには、メインパイプ3に対しその上方で
直交し且つ該パイプ3よりも長い鋼管製の前部クロスパ
イプ13の中央部が溶接等により固着されている。シャ
フトガイド8の左端部と後部クロスパイプ5との間に
は、メインパイプ3に沿って延びるクロスメンバ14が
一体に架設されており、このクロスメンバ14には、後
輪ブレーキ(図示せず)に連なる第1操作条12のアウ
タワイヤ12oの基端と、操向ハンドル近傍に設けられ
た駐車ブレーキレバー(図示せず)に連なる第2操作条
15のアウタワイヤ15oの基端とが互いに逆向きに固
定され、更に第2操作条15のインナワイヤ15iの基
端を一端に連結したベルクランク16の中間部が回動可
能に軸支17されている。そのベルクランク16には、
前記第2操作条15のインナワイヤ15iを戻し側に付
勢する戻しばね18が連結される。
【0015】前記シャフトガイド8には、それよりも長
いブレーキシャフト9が回動可能に嵌合支持されてお
り、このブレーキシャフト9の右端部には、戻しコイル
ばねSpの胴部が嵌合されると共に、フットブレーキペ
ダルBPを先端部に装着したペダルアーム10の基端部
が溶接等により固着される。その戻しコイルばねSp
は、ペダルアーム10を戻し側(図3で時計方向)に付
勢すべく、一方の端末が該アーム10に係止され、また
その他方の端末が前部クロスパイプ13に係合され、そ
の係合部の横ずれは、前部クロスパイプ13外周に係止
させたサークリップCと、次に説明するストッパゴムS
rとにより規制される。前部クロスパイプ13の、ペダ
ルアーム10に対応する部分は、戻しコイルばねSbの
付勢力に抗してペダルアーム10を所定の後退限(図3
実線位置)に保持すべく該アーム10と係合し得るよう
になっており、該部分には、これに該アーム10を緩衝
的に係合させるための円筒状のストッパゴムSrが圧入
嵌合されている。
【0016】またブレーキシャフト9の左端部には中継
レバー11の基端部が嵌着されており、このレバー11
の中間部には、前記ベルクランク16の他端部が接離可
能に対面する。その中継レバー11の基端部は、これを
ブレーキシャフト9に対しその軸線回りの相対位置を調
節可能に取付けるために、ボルトbにより該シャフト9
を締着可能な二股のすり割り状に形成され、しかも該レ
バー11とブレーキシャフト9の左端部との嵌合面には
セレーションSeが付されている。ブレーキシャフト9
のシャフトガイド8に対する軸方向摺動は、該シャフト
9左端部に固定の中継レバー11をシャフトガイド8の
左端部に当接させる一方、該シャフト9右端部外周に係
止させたサークリップCをシャフトガイド8の右端部に
当接させることで規制される。
【0017】中継レバー11の先端部には、後輪ブレー
キに連なる第1操作条12のインナワイヤ12i基端が
連結されており、従って走行中にフットブレーキペダル
BPを足で踏み込み操作すれば、その操作力がブレーキ
シャフト9を介してその右側のペダルアーム10から左
側の中継レバー11に伝えられて該レバー11を図3で
反時計方向に回動させ、これにより第1操作条12を前
方に牽引して後輪ブレーキを作動させることができる。
また車両停止時に図示しない駐車ブレーキレバーを操作
すれば、第2操作条15を介してベルクランク16を図
4で反時計回りに回動させて中継レバー11に係合させ
ることで、同レバー11を同じく図3で反時計方向に回
動して第1操作条12を前方に牽引し、後輪ブレーキを
駐車ブレーキとして作動させることができる。
【0018】前部クロスパイプ13の左右両端部には、
ブレーキシャフト9よりも外側で車体前後方向に延びる
左右一対の金属製ステー201 ,202 の前端部がそれ
ぞれ支持され、そのうち左側のステー201 はクロスパ
イプ13の左端部に溶接され、一方、右側のステー20
2 は、これを貫通してクロスパイプ13の右端部に螺挿
されるボルト21を以て着脱可能に連結される。また左
側のステー201 の後端部は左側の前記ブラケット22
1 に溶接され、一方、右側のステー202 の後端部は右
側のブラケット222 にボルト23を以て着脱可能に連
結される。尚、足載板Ps下方で右側のステー202
メインパイプ3とに挟まれた床下空間には、種々の電装
品(図示例ではバッテリBa,ヒューズボックスHB,
スタータコイルSC)が収納されている。
【0019】而して右側(即ちフットブレーキペダルB
P側)のステー202 が車体フレームF(具体的には前
部クロスパイプ13の右端部及びブラケット222 )に
対し着脱可能に構成されているため、その右側ステー2
2 を取り外した状態では、該ステー202 がその内方
に存するブレーキシャフト9、電装品Ba,HB,SR
等の脱着作業や点検作業の障害となることを回避でき、
それらの組付性やメンテナンス作業性が高められる。
【0020】足載板Psの下面には、左右一対のステー
201 ,202 の上面に当接する前後左右に都合4個の
取付ボスが一体的に突設されており、このボス24を貫
通して各ステー201 ,202 に螺挿されるボルト25
を以て足載板Psが両ステー201 ,202 上に一体的
に支持される。
【0021】足載板Psの右半部にはその前端寄りに、
フットブレーキペダルBPの踏面fに概ね対応した形状
の開口30が該ペダルBPの通過を可能として設けられ
ており、その開口30を通してペダルアーム10の上部
10aが足載板Ps上に突出している。足載板Ps上に
は、走行中に乗員の右足を載せておく足置き位置31が
設定されており、図4に仮想線で示す如くその足置き位
置31は、それの外側縁が足載板Psの右側縁に略合致
するように、またそれの爪先相当部分31aがペダルア
ーム10の上部10aと足載板Psの右側縁との間に入
り込むように設定される。そして斯かる足置き位置31
に対してフットブレーキペダルBPの配設位置は車体中
心寄りに偏位(即ち足置き位置31の左右中心に対しペ
ダルBPの左右中間が車体中心側にオフセット)してい
る。
【0022】図4,5に明示したようにペダルアーム1
0の、足載板Ps上に突出する上部10aは、フットブ
レーキペダルBPの踏面fに対して車体中心寄りに偏位
(即ち踏面fの左右中心に対し上部10aの左右中心が
車体中心側にオフセット)しており、該アーム10の上
端部も踏面fに対し車体中心寄りに偏位した位置でフッ
トブレーキペダルBPに固着される。またフットブレー
キペダルBPの踏面fは、前記足置き位置31の爪先相
当部分31aに対応する角部が斜めにカット32されて
いて、図示例では全体形状が斜辺を後方外向きとした直
角三角形状に概ね形成されている。
【0023】更にペダルアーム10の、足載板Ps上に
突出する上部10aの後端縁には、足載板Ps上からフ
ットブレーキペダルBP上への爪先の移動を案内する案
内突部10gが一体に形成されており、この案内突部1
0gは、ペダルアーム10の上部後端縁とフットブレー
キペダルBPの下端縁との間を極力滑らかに接続してそ
の間の段差が極力生じないように、図示例では側方から
見て山形に、しかも該ペダルBPの下端縁に近接して形
成されている。
【0024】次に前記実施例の作用を説明する。非制動
時において、ペダルアーム10は、戻しコイルばねSp
の付勢力により、前部クロスパイプ13上のストッパゴ
ムSrに当接する後退限(図3の実線位置)に保持され
ており、乗員の右足は、足載板Spの右側縁に略沿う前
記足置き位置31上に置かれる。この状態よりフットブ
レーキ操作する場合には、右足をフットブレーキペダル
BP上に移動させて踏み込み操作すればよく、これによ
り、その操作力が該ペダルBPからペダルアーム10、
ブレーキシャフト9、中継アーム11及び操作条12を
介して後輪ブレーキに伝えられ、同ブレーキを作動させ
ることができる。
【0025】この場合において、ペダルアーム10の上
部10a後端縁に設けた案内突部10gは、足載板Ps
上からフットブレーキペダルBP上への爪先の移動をス
ムーズに案内し得るから、爪先のペダルBPへの引っ掛
かりが効果的に防止され、フットブレーキの操作性向上
が図られる。またペダルアーム10の、足載板Ps上に
突出する上部10aをフットブレーキペダルBPの踏面
fに対し車体中心寄りに偏位させて、足載板Psの右側
縁より極力遠ざけるようにしているから、該上部10a
と足載板Psの右側縁との間に爪先相当部分31aを入
り込ませるように設定される足載板Ps上の足置き位置
31、従って足載せスペースを車幅方向に極力広く確保
することができる。しかもペダルBPの踏面fの爪先対
応部分が斜めにカット32されているため、制動操作時
に爪先がペダルBPに引っ掛かることを効果的に防止す
ることができる。
【0026】また特にブレーキシャフト9がメインパイ
プ3をその左右に貫通する構造であるから、そのブレー
キシャフト9のために車両床下部分が特別に高くなって
しまうことが回避され、足載板Ps上の足載せスペース
を高さ方向にも十分に確保することができる。そして、
このように足載板Ps上の足載せスペースを車幅方向に
も高さ方向にも十分広く確保できるようにしたため、足
載板Psを特別に広幅に形成したり或いはその足載せス
ペースを上下左右に減じたりせずともフットブレーキの
設置が可能となる。
【0027】またブレーキシャフト9を嵌合支持させる
シャフトガイド8はメインパイプ3を貫通してその左右
に長く延びているため、ブレーキシャフト9に対する支
持剛性が十分高く確保されて該シャフト9を無理なくス
ムーズに回動させることができるが、このようにシャフ
トガイド8やブレーキシャフト9を長くしてもそれらの
前側を前部クロスパイプ13により、またその左右外側
を左右のステー201,202 により、更にその後側を
後部クロスパイプ5により広く取り囲むことができるか
ら、それらガイド8やシャフト9が他物との衝突等より
効果的に保護される。
【0028】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されることなく、本発
明の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実
施例はスクータ型二輪車であるが、本発明はスクータ型
三輪車に実施してもよい。また前記実施例では、フット
ブレーキ側のステー202 だけを車体フレームFに対し
て着脱可能としたが、本発明では両方のステー201
202 を着脱可能としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1〜3,5,6の発
明によれば、ブレーキシャフトが足載板下方のメインパ
イプをその左右に貫通するので、そのブレーキシャフト
のために車両床下部分が特別に高くなってしまうことが
回避され、従ってフットブレーキを設けながらも足載板
上の足載せスペースを高さ方向に十分に確保することが
できる。
【0030】また特に請求項2の発明によれば、ブレー
キシャフトに対する支持剛性を高めその回動をスムーズ
にするために、メインパイプを貫通するシャフトガイド
を長く形成しても、それらシャフトガイド及びブレーキ
シャフトの前側をクロスパイプにより、またその左右外
側を左右のステーにより広く取り囲むことができるか
ら、それらガイドやシャフトが他物との衝突等より効果
的に保護され、全体として耐久性の向上が図られる。
【0031】更に請求項3の発明によれば、フットブレ
ーキペダル側のステーが着脱可能であるから、該ステー
がブレーキシャフトの脱着作業や点検作業の障害となる
のを回避でき、従ってフットブレーキの組立性やメンテ
ナンス作業性の向上に寄与することができる。
【0032】また請求項4の発明によれば、ペダルアー
ムの、足載板上に突出する上部をフットブレーキペダル
の踏面に対し車体中心寄りに偏位させて、足載板の側端
より極力遠ざけることができるようにしたから、足載板
上の足載せスペースを車幅方向に広く確保することがで
き、しかもペダル踏面の爪先対応部分を斜めにカットし
たことで、制動操作時に乗員の爪先がペダルに引っ掛か
ることを極力回避することができる。
【0033】更に請求項5の発明によれば、足載板上の
足載せスペースを高さ方向にも車幅方向にも広く確保す
ることができるから、足載板を特別に広幅に形成したり
或いはその足載せスペースを上下左右に減じたりするこ
となくフットブレーキを容易に設置可能となり、しかも
制動操作時に乗員の爪先がペダルに引っ掛かることを極
力回避することができる。
【0034】更にまた請求項6の発明によれば、ペダル
アームの、足載板上に突出する上部に設けた案内突部に
の案内作用よって、足載板上からフットブレーキペダル
上への爪先の移動をスムーズに行うことができるため、
フットブレーキの操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスタータの一実施例の概略を
示す全体側面図
【図2】前記実施例の概略平面図(図1の2矢視図)
【図3】図2の3−3矢視拡大断面図
【図4】図3の4矢視拡大平面図
【図5】図3の5−5矢視拡大断面図
【図6】図4の6−6矢視拡大断面図
【符号の説明】
BP・・・・フットブレーキペダル H・・・・・ヘッドパイプ f・・・・・踏面 Ps・・・・足載板 8・・・・・シャフトガイド 9・・・・・ブレーキシャフト 10・・・・ペダルアーム 10a・・・上部 10g・・・案内突部 13・・・・クロスパイプとしての前部クロスパイプ 201 ・・・左側のステー 202 ・・・右側のステー 31・・・・足置き位置 31a・・・爪先相当部分 32・・・・カット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプ(H)に連なるメインパイ
    プ(3)が、乗員の足を載せる足載板(Ps)の下方を
    車体前後方向に縦走し、その足載板(Ps)の上方には
    足踏み操作可能なフットブレーキペダル(BP)が配設
    されるフットブレーキ付きスクータ型車両において、 前記メインパイプ(3)には、前記足載板(Ps)の下
    方において該メインパイプ(3)を貫通してその左右に
    延びる筒状のシャフトガイド(8)を固着し、そのシャ
    フトガイド(8)に、車輪ブレーキに連動するブレーキ
    シャフト(9)を回動可能に嵌合支持し、このブレーキ
    シャフト(9)の一端部に、前記フットブレーキペダル
    (BP)を先端に有して前記足載板(Ps)を上下に貫
    通するペダルアーム(10)の基端部を連結したことを
    特徴とする、フットブレーキ付きスクータ型車両。
  2. 【請求項2】 前記メインパイプ(3)には、前記シャ
    フトガイド(8)よりも前側で左右に延びるクロスパイ
    プ(13)を固着し、このクロスパイプ(13)の左右
    両端部には、前記ブレーキシャフト(9)よりも外側で
    車体前後方向に延びる左右一対のステー(201 ,20
    2 )をそれぞれ連結し、それらステー(201 ,2
    2 )上に前記足載板(Ps)を支持させることを特徴
    とする、請求項1に記載のフットブレーキ付きスクータ
    型車両。
  3. 【請求項3】 前記左右一対のステー(201 ,2
    2 )のうち少なくとも前記フットブレーキペダル(B
    P)寄りのステー(202 )を着脱可能としたことを特
    徴とする、請求項2に記載のフットブレーキ付きスクー
    タ型車両。
  4. 【請求項4】 ヘッドパイプ(H)に連なるメインパイ
    プ(3)が、乗員の足を載せる足載板(Ps)の下方を
    車体前後方向に縦走し、その足載板(Ps)を上下に貫
    通するペダルアーム(10)の下端部に車輪ブレーキが
    連動連結され、また同アーム(10)の上端部には足踏
    み操作可能なフットブレーキペダル(BP)が支持され
    てなるフットブレーキ付きスクータ型車両において、 前記フットブレーキペダル(BP)は、前記足載板(P
    s)上に設定される足置き位置(31)に対して車体中
    心寄りに偏位して配設されると共に、同ペダル(BP)
    の踏面(f)が前記足置き位置(31)の爪先相当部分
    (31a)に対応して斜めにカット(32)され、前記
    ペダルアーム(10)の、足載板(Ps)上に突出する
    上部(10a)は、前記フットブレーキペダル(BP)
    の踏面(f)に対して車体中心寄りに偏位して配設され
    ることを特徴とするフットブレーキ付きスクータ型車
    両。
  5. 【請求項5】 前記フットブレーキペダル(BP)は、
    前記足載板(Ps)上に設定される足置き位置(31)
    に対して車体中心寄りに偏位して配設されると共に、同
    ペダル(BP)の踏面(f)が前記足置き位置(31)
    の爪先相当部分(31a)に対応して斜めにカット(3
    2)され、前記ペダルアーム(10)の、足載板(P
    s)上に突出する上部(10a)は、前記フットブレー
    キペダル(BP)の踏面(f)に対して車体中心寄りに
    偏位して配設されることを特徴とする、請求項1〜3の
    何れか1項に記載のフットブレーキ付きスクータ型車
    両。
  6. 【請求項6】 前記ペダルアーム(10)の、足載板
    (Ps)上に突出する上部(10a)には、足載板(P
    s)上からフットブレーキペダル(BP)上への爪先の
    移動を案内する案内突部(10g)を設けたことを特徴
    とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のフットブレ
    ーキ付きスクータ型車両。
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