JPH1068216A - 防音床材 - Google Patents

防音床材

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JPH1068216A
JPH1068216A JP8227269A JP22726996A JPH1068216A JP H1068216 A JPH1068216 A JP H1068216A JP 8227269 A JP8227269 A JP 8227269A JP 22726996 A JP22726996 A JP 22726996A JP H1068216 A JPH1068216 A JP H1068216A
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JP
Japan
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soundproof
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Pending
Application number
JP8227269A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Okuyama
博之 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥がれ等の不具合が発生せず、防音性能も十
分に高い防音床材の提供。 【解決手段】 木質板1の裏面にクッション材2を積層
して成る防音床材において、クッション材2の表裏面に
凸部2aを複数形成し、木質板1に積層させる表面におけ
る凸部2aの、平面視した面積を、裏面における平面視し
た面積より大きく形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木質板の裏面にクッ
ション材を積層して成る防音床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防音床材としては、図4の(A)
または(B)の断面図に示すようなものがよく用いられ
ている。このような防音床材は、裏面に複数の溝を形成
した合板などの木質板1の裏面に、ウレタンフォームな
どのクッション材2を積層して形成され、コンクリート
スラブなどの床下地に、クッション材2の面を貼着させ
て使用されている。そして、このような防音床材は、木
質板1裏面の溝およびクッション材2によって、振動や
音波の伝搬を遮断して、防音性能が発現されているもの
である。
【0003】また、同図の(A)または(B)に示され
るように、エンボス加工などによって、クッション材2
の裏面または表裏面に凸部2aを形成して用いることがよ
く行われている。具体的には、(A)のものにあって
は、裏面側にのみ、(B)のものにあっては、木質板1
に接着させる表面側にも、凸部2aを形成して防音性能を
さらに高めている。また、表裏の凸部2aは、製造の容易
さなどの理由から、全く同じ形状、大きさ、ピッチに形
成されている。
【0004】このような凸部2aは、防音性能に対する効
果があるとともに、裏面側のものにあっては、床下地の
不陸を吸収して、床下地との接着にも効果があるもので
ある。しかし、あまり凸部2aが占める面積を小さくし過
ぎると、防音性能は高くなるものの、接着性能が劣ると
ともに、ふわふわした歩行感になるので、好ましくない
ものである。このため、接着性能および歩行感等と防音
性能との相互のバランスをとって、凸部2aの形状、大き
さ、ピッチは設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、表裏面に同じ形状、大きさ、ピッチ
の凸部2aを形成しているために、木質板1とクッション
材2との接着強度が不足して、剥がれ等の不具合が発生
することがある点で問題となることがある。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、剥がれ等の不
具合が発生せず、防音性能も十分に高い防音床材の提供
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、木質板1の裏面にクッション材2を
積層して成る防音床材において、クッション材2の表裏
面に凸部2aを複数形成し、木質板1に積層させる表面に
おける凸部2aの、平面視した面積を、裏面における平面
視した面積より大きく形成して成ることを特徴として構
成している。
【0008】このような防音床材では、クッション材2
の木質板1に接着させる面である表面にも、凸部2aが形
成されて防音性能が向上している。そして、この表面に
形成された凸部2aは、裏面の凸部2aよりもその面積が大
きく形成されて、木質板1に対する接着強度が向上して
いる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、クッション材2の表裏面のそれぞれに、略
一定間隔で平面視同一形状の凸部2aを形成して成ること
を特徴として構成している。
【0010】このような防音床材では、凸部2aが略一定
間隔で平面視同一形状となっているので、均一な凸部2a
の分布となって、防音性能が均一になっている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、クッション材2の表面と裏面とで、凸部2a
の平面視した形状と大きさとを一致させ、かつピッチを
表面側が裏面側より小さくなるように形成して成ること
を特徴として構成している。
【0012】このような防音床材では、ピッチが異なる
ことによって、木質板1に接触する側の方の面積が大き
くなって、接着面積が大きくなっている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一つの実施の形態を図1
ないし図3を参照して以下に説明する。
【0014】図1はこの実施の形態の防音床材を示す断
面図である。また、図2は同防音床材に使用されている
クッション材の上面図であり、図3は同下面図である。
【0015】これらの図に示すように、この防音床材
は、木質板1の裏面にクッション材2を積層して成るも
のである。このような防音床材は、コンクリートスラブ
などの床下地に、クッション材2の面を貼着させて使用
され、階下への振動および音波の伝搬を遮断するなどの
目的で、よく使用されるものである。そして、この防音
床材では、特に、クッション材2の表裏面にエンボス加
工などによって凸部2aを複数形成し、木質板1に積層さ
せる表面における凸部2aの、平面視した面積を、裏面に
おける平面視した面積より大きく形成しているものであ
る。
【0016】より具体的にこのような凸部2aを例示する
と、表面側では、約10〜25mmφ程度の円形などに
形成され、このクッション材2の全面積の20〜40%
程度になるように形成されることが好ましい。また、裏
面側では、5〜10mmφの円形などとし、その面積が
表面のもののより約1/25までの範囲で小さいものが
好ましく用いられる。
【0017】また、以上の防音床材を構成する木質板1
としては、表面に突板を貼着した合板などが用いられ、
通常、裏面側には防音性能を向上させるための溝1aが複
数形成されている。図1に示す溝1aは、ピッチが15m
m、深さ11.6mm、幅1、8mm程度のものであ
る。また、クッション材2としては、ポリウレタンなど
のプラスチックフォーム等がよく用いられ、発泡倍率
は、通常10〜30倍程度のものが好ましく用いられ
る。
【0018】このような防音床材では、木質板1の溝1a
およびクッション材2が振動および音波の伝搬を遮断し
て防音性能が発揮されている。
【0019】また、クッション材2に形成された凸部2a
によっても、防音性能が向上している。床下地に接着さ
せる側である裏面における凸部2aは、コンクリートスラ
ブなどの床下地に特有の不陸に対応できるように、丸み
をおびた形状に形成されている。
【0020】図2および図3には、凸部2aの平面視した
形状を図示しており、この凸部2aは円形の形状であっ
て、一定ピッチに配置されて形成されている。より具体
的には、木質板1に接着する側の表面では、図2に示さ
れるように、10mmφの大きさであって、それぞれの
凸部2aすべてが15mmの等間隔に位置するように、最
も密に充填された状態に形成されている。また、裏面側
では7mmφの円形の形状のものが、それぞれの凸部2a
すべてが12mmの等間隔に位置するように、最も密に
充填された状態に形成されている。
【0021】以上のように構成される防音床材では、木
質板1に接着させる面である表面にも、凸部2aが形成さ
れて防音性能が向上しているものである。そして、この
表面に形成された凸部2aは、裏面の凸部2aよりもその面
積が小さく形成されているので、木質板1に対する接着
強度が向上し、剥がれなどの不具合が起こりにくいもの
になっている。また、クッション材2の表裏面のそれぞ
れに、略一定間隔で平面視同一形状の凸部2aを形成して
いるので、均一な凸部2aの分布となって、この防音床材
の全面積にわたって均一な防音性能が得られている。
【0022】なお、クッション材2の表面と裏面とで、
凸部2aの平面視した形状と大きさとを一致させ、かつピ
ッチを表面側が裏面側より小さくなるように形成し、木
質板1に接触する表面の方の凸部2aの面積を裏面側より
大きくしてもよい。このような構成のものにおいても、
同様に、剥がれなどの不具合が発生しにくく、かつ防音
性能が高い防音床材を得ることもできる。また、凸部2a
の形状は上記したような円形に限る訳ではなく、場合に
よっては、四角形、三角形など任意の形状であってもよ
く、要はその面積が表面側の方が大きくなるように形成
されていればよいのである。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、クッション材
の木質板に接着させる面である表面にも、凸部が形成さ
れて防音性能が向上している。そして、この表面に形成
された凸部は、裏面の凸部よりもその面積が小さく形成
されて、木質板に対する接着強度が向上し、剥がれ等の
不具合が発生しにくくなっている。
【0024】請求項2記載の発明では、特に、クッショ
ン材の凸部が、表面と裏面とのそれぞれで、略一定間隔
で平面視同一形状となっているので、凸部の分布が均一
になって、防音性能が均一な防音床材になっている。
【0025】請求項3記載の発明では、特に、ピッチが
異なることによって、木質板に接触する側の方の接着面
積が大きく、木質板に対する接着強度が向上し剥がれ等
の不具合が発生しにくくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態である防音床材を示
す断面図である。
【図2】同上の防音床材に使用されているクッション材
の上面図である。
【図3】同上のクッション材の下面図である。
【図4】従来の防音床材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 木質板 1a 溝 2 クッション材 2a 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】以上のように構成される防音床材では、木
質板1に接着させる面である表面にも、凸部2aが形成さ
れて防音性能が向上しているものである。そして、この
表面に形成された凸部2aは、裏面の凸部2aよりもその面
積が大きく形成されているので、木質板1に対する接着
強度が向上し、剥がれなどの不具合が起こりにくいもの
になっている。また、クッション材2の表裏面のそれぞ
れに、略一定間隔で平面視同一形状の凸部2aを形成して
いるので、均一な凸部2aの分布となって、この防音床材
の全面積にわたって均一な防音性能が得られている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、クッション材
の木質板に接着させる面である表面にも、凸部が形成さ
れて防音性能が向上している。そして、この表面に形成
された凸部は、裏面の凸部よりもその面積が大きく形成
されて、木質板に対する接着強度が向上し、剥がれ等の
不具合が発生しにくくなっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/04 601 0231−2E E04F 15/04 601E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質板の裏面にクッション材を積層して
    成る防音床材において、クッション材の表裏面に凸部を
    複数形成し、木質板に積層させる表面における凸部の、
    平面視した面積を、裏面における平面視した面積より大
    きく形成して成ることを特徴とする防音床材。
  2. 【請求項2】 クッション材の表裏面のそれぞれに、略
    一定間隔で平面視同一形状の凸部を形成して成ることを
    特徴とする請求項1記載の防音床材。
  3. 【請求項3】 クッション材の表面と裏面とで、凸部の
    平面視した形状と大きさとを一致させ、かつピッチを表
    面側が裏面側より小さくなるように形成して成ることを
    特徴とする請求項1記載の防音床材。
JP8227269A 1996-08-29 1996-08-29 防音床材 Pending JPH1068216A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8227269A JPH1068216A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 防音床材

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JP8227269A JPH1068216A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 防音床材

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JPH1068216A true JPH1068216A (ja) 1998-03-10

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ID=16858182

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JP8227269A Pending JPH1068216A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 防音床材

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0782866A (ja) * 1993-09-10 1995-03-28 Noda Corp 床 板
JPH07217174A (ja) * 1994-02-03 1995-08-15 Noda Corp 床材およびその製造方法

Patent Citations (2)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020129