JPH074011A - 木質系防音床材 - Google Patents
木質系防音床材Info
- Publication number
- JPH074011A JPH074011A JP16644193A JP16644193A JPH074011A JP H074011 A JPH074011 A JP H074011A JP 16644193 A JP16644193 A JP 16644193A JP 16644193 A JP16644193 A JP 16644193A JP H074011 A JPH074011 A JP H074011A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plywood
- protrusions
- decorative
- hollow
- layer
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Laminated Bodies (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防音性が良好で、かつ安価な木質系床板を得
ること。 【構成】 ナラ単板貼り化粧合板の裏面から、その長手
方向と直交する方向に、かつ、合板の表面側から二層目
の単板に達するように溝を形成し、この化粧合板の裏面
に発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部と発泡倍
率が低く硬い目の突部からなる中空突起付き発泡体製緩
衝材を貼着した床材。
ること。 【構成】 ナラ単板貼り化粧合板の裏面から、その長手
方向と直交する方向に、かつ、合板の表面側から二層目
の単板に達するように溝を形成し、この化粧合板の裏面
に発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部と発泡倍
率が低く硬い目の突部からなる中空突起付き発泡体製緩
衝材を貼着した床材。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は防音性能に優れた安価
な木質系防音床材に関する。
な木質系防音床材に関する。
【０００２】
【従来技術】最近、中高層住宅の床は、木質系防音床材
が使用されることが多くなってきたが、木質系防音床材
は価格が非常に高いという欠点があった。
が使用されることが多くなってきたが、木質系防音床材
は価格が非常に高いという欠点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した欠
点を解消し、防音性に優れているにもかかわらず、安価
な木質系防音床材を提供しようとするものである。
点を解消し、防音性に優れているにもかかわらず、安価
な木質系防音床材を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、５プライ合
板の表面側から二層目の単板に達するように裏面から多
数の溝が形成された木質基板の裏面に、発泡倍率が高く
柔らかい内部が中空の突起部と発泡倍率が低く硬い目の
突部からなる中空突起付き発泡体製緩衝材を貼着したこ
とを特徴とする木質系防音床材に係る。
板の表面側から二層目の単板に達するように裏面から多
数の溝が形成された木質基板の裏面に、発泡倍率が高く
柔らかい内部が中空の突起部と発泡倍率が低く硬い目の
突部からなる中空突起付き発泡体製緩衝材を貼着したこ
とを特徴とする木質系防音床材に係る。
【０００５】以下、図面により本発明の木質系防音床材
について詳述する。図１において、１は５プライ合板
で、この表面に銘木単板や化粧合成樹脂シートを貼着し
たり、塗装を施すことによって化粧層２を形成してもよ
い。そして、この５プライ合板１の裏面から、合板の表
面側から二層目の単板に達するように溝３を形成する。
溝３の溝幅は１．５〜３ｍｍ、溝ピッチは１０〜２５ｍ
ｍが生産性、防音性、強度等を考慮すれば好ましいが、
これに限定されない。このように溝３を形成することに
よって木質系防音床材の防音性能を向上させることがで
きる。合板の表面側から二層目の単板に達するように溝
３を形成するのは、できるだけ深い溝を形成するのが好
ましいからであるが、余り深くすると、木質系防音床材
の曲げ強度が極端に低下し、運般時や施工時に木質系防
音床材がバラバラになる可能性があるため、合板の表面
から二層目までは残すようにする。この二層目まで残す
ということは、二層目に達するところまで溝を削成する
場合と、二層目の途中まで溝を削成する場合の二通りが
考えられる。
について詳述する。図１において、１は５プライ合板
で、この表面に銘木単板や化粧合成樹脂シートを貼着し
たり、塗装を施すことによって化粧層２を形成してもよ
い。そして、この５プライ合板１の裏面から、合板の表
面側から二層目の単板に達するように溝３を形成する。
溝３の溝幅は１．５〜３ｍｍ、溝ピッチは１０〜２５ｍ
ｍが生産性、防音性、強度等を考慮すれば好ましいが、
これに限定されない。このように溝３を形成することに
よって木質系防音床材の防音性能を向上させることがで
きる。合板の表面側から二層目の単板に達するように溝
３を形成するのは、できるだけ深い溝を形成するのが好
ましいからであるが、余り深くすると、木質系防音床材
の曲げ強度が極端に低下し、運般時や施工時に木質系防
音床材がバラバラになる可能性があるため、合板の表面
から二層目までは残すようにする。この二層目まで残す
ということは、二層目に達するところまで溝を削成する
場合と、二層目の途中まで溝を削成する場合の二通りが
考えられる。
【０００６】この木質板１の裏面に、発泡倍率が高く柔
らかい内部が中空の突起部と発泡倍率が低く硬い目の突
部からなる中空突起付き発泡体製緩衝材４が貼着されて
いる。
らかい内部が中空の突起部と発泡倍率が低く硬い目の突
部からなる中空突起付き発泡体製緩衝材４が貼着されて
いる。
【０００７】木質板１の裏面に貼着される中空突起付き
発泡体製緩衝材４としては、ネオプレン，ブタジエンア
クリロニトリルゴム、ブタジエンスレンゴムを主成分と
する突起付きゴム発泡体が用いられる。この突起付きゴ
ム発泡体からなる緩衝材４の平面図を図４に示す。緩衝
材４は、発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部５
と、発泡倍率が低く硬い目の突部６からなっている。好
ましくは、緩衝材４は菱形の四辺及び対角線部分が発泡
倍率が低く硬い目の突部６とされ、菱形の対角線の交点
に発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部５を配し
た構成の組み合わせからできている。そして、突起部５
は突部６より高さが高くなっている。緩衝材４の突起部
５の中空部７の緩衝効果で音の伝わりを防ぐことができ
る。また、上からの荷重に対して、発泡倍率が高く柔ら
かい内部が中空の突起部５の中空部７で受けきれない分
を発泡倍率が低く硬い目の突部６で受けることができる
ようになっている。
発泡体製緩衝材４としては、ネオプレン，ブタジエンア
クリロニトリルゴム、ブタジエンスレンゴムを主成分と
する突起付きゴム発泡体が用いられる。この突起付きゴ
ム発泡体からなる緩衝材４の平面図を図４に示す。緩衝
材４は、発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部５
と、発泡倍率が低く硬い目の突部６からなっている。好
ましくは、緩衝材４は菱形の四辺及び対角線部分が発泡
倍率が低く硬い目の突部６とされ、菱形の対角線の交点
に発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部５を配し
た構成の組み合わせからできている。そして、突起部５
は突部６より高さが高くなっている。緩衝材４の突起部
５の中空部７の緩衝効果で音の伝わりを防ぐことができ
る。また、上からの荷重に対して、発泡倍率が高く柔ら
かい内部が中空の突起部５の中空部７で受けきれない分
を発泡倍率が低く硬い目の突部６で受けることができる
ようになっている。
【０００８】この中空突起付き発泡体製緩衝材４の裏面
にさらに緩衝性シ−トを貼り合わせた遮音性木質系床材
は、緩衝効果がさらに出るとともに、その面がコンクリ
−ト床に施工する際の接着面となり、突起付きゴム発泡
体の突起間の間隙が接着剤で埋まり緩衝効果が減少する
のが防止される。
にさらに緩衝性シ−トを貼り合わせた遮音性木質系床材
は、緩衝効果がさらに出るとともに、その面がコンクリ
−ト床に施工する際の接着面となり、突起付きゴム発泡
体の突起間の間隙が接着剤で埋まり緩衝効果が減少する
のが防止される。
【０００９】また、図２および図３に示したように、合
板１を切断して細長い長方形板材８を製造し、これを５
枚縦方向に若干ずらして、平面形状が階段状になるよう
に仕組み、雄ざね９、雌ざね１０で接合し、雄ざね９お
よび雌ざね１０は接合部分で若干の折曲ができて下地の
凹凸になじみやすいようにゆるく結合させ、その結合部
裏面の溝内に硬化後若干の可撓性を有するホットメルト
樹脂１１を注入して接合し、そしてその裏面全体に中空
突起付き発泡体製緩衝材４を貼着してもよい。
板１を切断して細長い長方形板材８を製造し、これを５
枚縦方向に若干ずらして、平面形状が階段状になるよう
に仕組み、雄ざね９、雌ざね１０で接合し、雄ざね９お
よび雌ざね１０は接合部分で若干の折曲ができて下地の
凹凸になじみやすいようにゆるく結合させ、その結合部
裏面の溝内に硬化後若干の可撓性を有するホットメルト
樹脂１１を注入して接合し、そしてその裏面全体に中空
突起付き発泡体製緩衝材４を貼着してもよい。
【００１０】
【実施例１】厚さ９ｍｍ、大きさ３０ｃｍ×１８０ｃｍ
のナラ単板貼り化粧合板の裏面から、その長手方向と直
交する方向に、かつ、合板の表面側から二層目の単板に
達するように溝を形成した。この溝の溝幅は２ｍｍ、溝
ピッチは２０ｍｍであった。この化粧合板の裏面に厚さ
６ｍｍの中空突起付きブタジエンスチレンゴム発泡体製
緩衝材を貼着して所望の床材を製造した。
のナラ単板貼り化粧合板の裏面から、その長手方向と直
交する方向に、かつ、合板の表面側から二層目の単板に
達するように溝を形成した。この溝の溝幅は２ｍｍ、溝
ピッチは２０ｍｍであった。この化粧合板の裏面に厚さ
６ｍｍの中空突起付きブタジエンスチレンゴム発泡体製
緩衝材を貼着して所望の床材を製造した。
【００１１】
【実施例２】実施例１で使用した化粧合板を切断すると
共に、四周に雄ざねと雌ざねを形成して厚さ９．０ｍ
ｍ、 幅６ｃｍ、 長さ９０ｃｍの細長い長方形板材を製造
し、これを５枚縦方向に一定寸法ずつずらして、平面形
状が階段状になるように仕組んだ。雄ざねおよび雌ざね
は接合部分で若干の折曲ができて下地の凹凸になじみや
すいようにゆるく結合されており、また、その結合部裏
面の溝内に硬化後若干の可撓性を有するホットメルト樹
脂を注入して接合した。そしてその裏面全面に実施例１
で使用した中空突起付き発泡体製緩衝材を貼着して所望
の床材を製造した。
共に、四周に雄ざねと雌ざねを形成して厚さ９．０ｍ
ｍ、 幅６ｃｍ、 長さ９０ｃｍの細長い長方形板材を製造
し、これを５枚縦方向に一定寸法ずつずらして、平面形
状が階段状になるように仕組んだ。雄ざねおよび雌ざね
は接合部分で若干の折曲ができて下地の凹凸になじみや
すいようにゆるく結合されており、また、その結合部裏
面の溝内に硬化後若干の可撓性を有するホットメルト樹
脂を注入して接合した。そしてその裏面全面に実施例１
で使用した中空突起付き発泡体製緩衝材を貼着して所望
の床材を製造した。
【００１２】
【比較例１】実施例１で使用した化粧合板の代わりに、
溝を形成していない化粧合板を使用した以外は、実施例
１と同様にして所望の床材を製造した。
溝を形成していない化粧合板を使用した以外は、実施例
１と同様にして所望の床材を製造した。
【００１３】
【比較例２】実施例１で使用した中空突起付き発泡体製
緩衝材の代わりに、厚さ６ｍｍのブタジエンスチレンゴ
ム発泡体を使用した以外は、実施例１と同様にして所望
の床材を製造した。
緩衝材の代わりに、厚さ６ｍｍのブタジエンスチレンゴ
ム発泡体を使用した以外は、実施例１と同様にして所望
の床材を製造した。
【００１４】上記実施例１〜２と比較例１〜２の防音性
能を測定した結果を図５に示す。
能を測定した結果を図５に示す。
【００１５】
【発明の効果】この発明は上述したように構成されてい
るので、防音性が非常に優れているばかりか、強度的に
も十分床板として使用できるものである。
るので、防音性が非常に優れているばかりか、強度的に
も十分床板として使用できるものである。
【図１】この発明に係る木質系防音床材の一実施例を示
す部分断面図。
す部分断面図。
【図２】この発明に係る木質系防音床材の別の実施例を
示す平面図。
示す平面図。
【図３】図２のＡ−Ａ部分断面図。
【図４】中空突起付き発泡体製緩衝材の平面図。
【図５】実施例１〜２と比較例１〜２の防音性能を比較
した図。
した図。
１ 合板 ２ 化粧層 ３ 溝 ４ 中空突起付き発泡体製緩衝材 ５ 中空の突起部 ６ 突部 ７ 中空部 ８ 長方形板材 ９ 雄ざね 10 雌ざね 11 ホットメルト樹脂
Claims (1)
- 【請求項１】 ５プライ合板の表面側から二層目の単板
に達するように裏面から多数の溝が形成された木質基板
の裏面に、発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部
と発泡倍率が低く硬い目の突部からなる中空突起付き発
泡体製緩衝材を貼着したことを特徴とする木質系防音床
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16644193A JPH074011A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 木質系防音床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16644193A JPH074011A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 木質系防音床材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074011A true JPH074011A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15831466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16644193A Withdrawn JPH074011A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 木質系防音床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074011A (ja) |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP16644193A patent/JPH074011A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |