JPH1058948A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH1058948A
JPH1058948A JP22476196A JP22476196A JPH1058948A JP H1058948 A JPH1058948 A JP H1058948A JP 22476196 A JP22476196 A JP 22476196A JP 22476196 A JP22476196 A JP 22476196A JP H1058948 A JPH1058948 A JP H1058948A
Authority
JP
Japan
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air
duct
foot
outlet
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP22476196A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Fukuda
和啓 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH1058948A publication Critical patent/JPH1058948A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイレベルモードの時に頭寒足熱の温度状態
が可能な車両用空調装置を提供すること。 【解決手段】 空調ユニット2の下流端から下方へ延び
る吹出ダクト内には仕切板19が配設され、この仕切板
19によって加熱用熱交換器13を通過した温風が流れ
る温風通路16Aと、バイパス通路14を通過した冷風
が流れる冷風通路16Bとが形成されている。但し、仕
切板19は、空調ユニット2の上壁面まで延びておら
ず、仕切板19の上端より上方に温風と冷風とが混合で
きるエアミックス室が形成されている。吹出ダクトに接
続される切替ボックス3には、吹出ダクトより送られた
空気をフット/デフダクト6へ供給する通路と、フェイ
スダクト8へ供給する通路とが設けられるとともに、各
通路を切り替える切替ドア21を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種作業機械用車
両に搭載される車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建設機械用車両や農業機械用
車両等の各種作業機械用車両に搭載される空調装置で
は、キャビン内部のスペースが小さいため、シートの下
部あるいはシートの後方に空調ユニットを配置して、こ
の空調ユニットからキャビンの床下を通ってキャビン前
方の吹出口まで送風ダクトが配設されている。しかし、
送風ダクトをキャビンの床下(つまり室外)に配設する
と送風ダクトからの熱ロスが大きくなる。そこで、本出
願人は、キャビンの床面を凹ませてダクトスペースを形
成し、そのダクトスペースに送風ダクトを収容し、且つ
ダクトスペースを形成する壁面と送風ダクトとの間に空
気層を確保することで熱ロスの低減を図った空調装置を
出願した(特願平7−301685号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先願の空調
装置は、フェイス吹出口とフット吹出口の両方から空気
を吹き出すバイレベルモードの時に、冷風と温風が空調
ユニット内で混合されて吹き出されるため、フェイス吹
出口から吹き出される空気とフット吹出口から吹き出さ
れる空気とが略同一温度となってしまう。このため、頭
寒足熱の温度状態が得られないという問題があった。本
発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的
は、バイレベルモードの時に頭寒足熱の温度状態が可能
な車両用空調装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の手段によれ
ば、送風ダクトからフットダクトとフェイスダクトに配
分される空気の流れ方向を切り替える切替ドアを有し、
この切替ドアは、バイレベルモードの時に、仕切板と協
同して、加熱器を通過して加熱された温風をフットダク
トへ供給し、バイパス通路を通過した冷風をフェイス吹
出口へ供給することができる。これにより、フット吹出
口から乗員の足元へ向けて温風が吹き出され、フェイス
吹出口から乗員の上半身へ向けて冷風が吹き出されるた
め、キャビン内部を頭寒足熱の快適な温度状態に保つこ
とが可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用空調装置を
図面に基づいて説明する。図1は車両用空調装置の全体
斜視図である。本実施例の車両用空調装置1は、作業機
械用車両(例えばトラクタ)に搭載されるもので、図1
に示す様に、送風空気の温度調節を行う空調ユニット
2、この空調ユニット2に接続されて送風方向を切り替
える切替ボックス3、この切替ボックス3からフット吹
出口4及びデフロスタ吹出口5へ送風空気を導くフット
/デフダクト6、及び切替ボックス3からフェイス吹出
口7へ送風空気を導く2本のフェイスダクト8(8A、
8B)等より構成される。
【0006】空調ユニット2は、キャビン9内部のシー
ト10横下に配置されて、図2及び図3に示す様に、送
風空気を発生する送風機11、空気を冷却する冷却用熱
交換器12、この冷却用熱交換器12の空気下流側に配
されて空気を加熱する加熱用熱交換器13、この加熱用
熱交換器13をバイパスするバイパス通路14、このバ
イパス通路14を通過する空気量を調節するエアミック
スドア15、ユニット下流端から下方へ延びる吹出ダク
ト16等を備える。送風機11は、ブロワケース11a
と、このブロワケース11aに収容される遠心式ファン
11bと、この遠心式ファン11bを回転駆動するモー
タ11cから成る。
【0007】冷却用熱交換器12は、例えば冷凍サイク
ル(図示しない)の冷媒蒸発器で、送風機11によって
送風された空気を低温冷媒との熱交換によって冷却す
る。加熱用熱交換器13は、内部を温水(エンジン冷却
水)が流通する温水式ヒータで、加熱用熱交換器13を
通過する空気を温水との熱交換によって加熱する。な
お、加熱用熱交換器13に温水を流通させる温水配管1
7には、エアミックスドア15の開度に連動して温水流
量を調節する温水バルブ18が設けられている(図3参
照)。吹出ダクト16の内部には仕切板19が配設さ
れ、この仕切板19によって加熱用熱交換器13を通過
した温風が流れる温風通路16Aと、バイパス通路14
を通過した冷風が流れる冷風通路16Bが形成されてい
る(図2参照)。但し、仕切板19は、空調ユニット2
の上壁面まで延びておらず、仕切板19の上端より上方
に温風と冷風とが混合できるエアミックス室20が形成
されている(図3参照)。
【0008】切替ボックス3は、図4〜図6に示す様
に、吹出ダクト16との接続口3a、フット/デフダク
ト6との接続口3b、及び2本のフェイスダクト8との
接続口3cを有し、ボックス内部に吹出ダクト16より
送られた空気をフット/デフダクト6へ供給する通路3
A(図5参照)と2本のフェイスダクト8へ供給する通
路3B(図6参照)とが設けられるとともに、通路3
A、3Bを切り替える切替ドア21を備えている。な
お、前記の仕切板19は、その下端部が接続口3aから
切替ボックス3の内部に挿入されている。
【0009】フット/デフダクト6は、空気上流端が切
替ボックス3の接続口3bに接続されて、空気下流端が
キャビン9内部の前方に配された吹出口切替箱22に接
続されている。吹出口切替箱22は、乗員の足元へ向け
て送風するフット吹出口4、フロントガラスGへ向けて
送風するデフロスタ吹出口5、及び各吹出口4、5を切
り替える吹出口切替ドア23を有している。フェイスダ
クト8は、図1に示す様に、右フェイスダクト8Aと左
フェイスダクト8Bから成り、それぞれ空気上流端が切
替ボックス3の接続口3cに接続されている。なお、各
フェイス吹出口7は、キャビン9内部の両サイドに設け
られている。
【0010】次に、本実施例の作動を説明する。 (冷房モード)冷房運転では、図7に示す様に、エアミ
ックスドア15がバイパス通路14を開き、温水バルブ
18が閉じられる。切替ドア21は、フット/デフダク
ト6へ通じる通路3Aを閉じる位置に駆動される。これ
により、送風機11より送られた空気が冷却用熱交換器
12を通過する際に冷却され、吹出ダクト16から切替
ボックス3へ供給されて、2本のフェイスダクト8(8
A、8B)を通って各フェイス吹出口7より吹き出され
る。なお、冷却用熱交換器12で冷やされた空気は、バ
イパス通路14だけでなく加熱用熱交換器13も通過す
るが、温水バルブ18が閉じているため、加熱用熱交換
器13で加熱されることはなく、冷風のまま吹出ダクト
16を通って切替ボックス3へ供給される。
【0011】(暖房モード)暖房運転では、図8に示す
様に、エアミックスドア15がバイパス通路14を閉じ
て、温水バルブ18が開く。切替ドア21は、フェイス
ダクト8へ通じる通路3Bを閉じる位置に駆動される。
これにより、送風機11から送られて冷却用熱交換器1
2で冷やされた空気が全て加熱用熱交換器13を通過し
て加熱され、吹出ダクト16から切替ボックス3へ供給
されて、フット/デフダクト6を通ってフット吹出口4
及びデフロスタ吹出口5より吹き出される。なお、吹出
口切替ドア23は、フットモードの時にデフロスタ吹出
口5を閉じて、フット/デフモードの時にデフロスタ吹
出口5を少し開き、デフロスタモードの時にフット吹出
口4を閉じる。
【0012】(バイレベルモード)このバイレベルモー
ドでは、図9に示す様に、エアミックスドア15が中間
位置に駆動されてバイパス通路14を半分開き、温水バ
ルブ18が開く。切替ドア21は、フット/デフダクト
6へ通じる通路3Aとフェイスダクト8へ通じる通路3
Bの中間位置に駆動される。この時、切替ドア21は、
仕切板19と繋がることで、吹出ダクト16内の冷風通
路16Bとフェイスダクト8へ通じる通路3Bとを連通
し、吹出ダクト16内の温風通路16Aとフット/デフ
ダクト6へ通じる通路3Aとを連通することができる。
【0013】これにより、送風機11から送られて冷却
用熱交換器12で冷やされた空気は、吹出ダクト16内
の仕切板19によってバイパス通路14を通過した冷風
と加熱用熱交換器13を通過して加熱された温風とに分
かれ、冷風は冷風通路16B、温風は温風通路16Aを
それぞれ流れて切替ボックス3へ供給される。なお、バ
イパス通路14を通過した冷風の一部と加熱用熱交換器
13を通過して加熱された温風の一部は、仕切板19の
上端より上方のエアミックス室20で混合するため、冷
風通路16Bを流れる冷風の温度は、バイパス通路14
を通過した冷風の温度より若干高く、温風通路16Aを
流れる温風の温度は、加熱用熱交換器13で加熱された
温風の温度より若干低くなる。切替ボックス3へ供給さ
れた冷風と温風の2層流は、切替ドア21によって冷風
がフェイスダクト8へ供給されてフェイス吹出口7より
吹き出され、温風がフット/デフダクト6へ供給されて
フット吹出口4より吹き出される。
【0014】(本実施例の効果)本実施例によれば、バ
イレベルモードの時に、吹出ダクト16内の仕切板19
によってバイパス通路14を通過した冷風と加熱用熱交
換器13を通過して加熱された温風とを分けることがで
き、且つ切替ボックス3内の切替ドア21によって冷風
をフェイスダクト8へ、温風をフット/デフダクト6へ
供給することができる。これにより、キャビン9内部を
頭寒足熱の快適な温度状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の全体斜視図である。
【図2】送風経路を示す模式図である。
【図3】車両用空調装置の断面図(図2のA−A線に沿
う断面図)である。
【図4】切替ボックスの斜視図である。
【図5】切替ボックスの断面図である。
【図6】切替ボックスの断面図(図5のB−B線に沿う
断面図)である。
【図7】冷房モード時の送風経路を示す模式図である。
【図8】暖房モード時の送風経路を示す模式図である。
【図9】バイレベルモード時の送風経路を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 空調ユニット(送風ダクト) 4 フット吹出口 6 フット/デフダクト(フットダクト) 7 フェイス吹出口 8 フェイスダクト 9 キャビン 13 加熱用熱交換器(加熱器) 14 バイパス通路 16 吹出ダクト(送風ダクト) 19 仕切板 21 切替ドア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種作業機械用車両のキャビン内を空調す
    る空調装置であって、 送風空気が流れる送風ダクトと、 この送風ダクトに配されて通過する空気を加熱する加熱
    器と、 前記送風ダクト内で前記加熱器をバイパスするバイパス
    通路と、 前記送風ダクト内で前記加熱器を通過して加熱された温
    風と前記バイパス通路を通過した冷風とを仕切る仕切板
    と、 乗員の足元へ向けて空気を吹き出すフット吹出口を有
    し、前記送風ダクトから送られた空気を前記フット吹出
    口へ供給するフットダクトと、 乗員の上半身へ向けて空気を吹き出すフェイス吹出口を
    有し、前記送風ダクトから送られた空気を前記フェイス
    吹出口へ供給するフェイスダクトと、 前記送風ダクトから前記フットダクトと前記フェイスダ
    クトに配分される空気の流れ方向を切り替える切替ドア
    とを備え、 この切替ドアは、前記フット吹出口と前記フェイス吹出
    口の両方から空気を吹き出すバイレベルモードの時に、
    前記仕切板と協同して、前記加熱器を通過して加熱され
    た温風を前記フットダクトへ供給し、前記バイパス通路
    を通過した冷風を前記フェイス吹出口へ供給することを
    特徴とする車両用空調装置。
JP22476196A 1996-08-27 1996-08-27 車両用空調装置 Pending JPH1058948A (ja)

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JP22476196A JPH1058948A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 車両用空調装置

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JPH1058948A true JPH1058948A (ja) 1998-03-03

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ID=16818827

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008285162A (ja) * 2008-08-29 2008-11-27 Komatsu Ltd 油圧ショベルの空調装置
CN112238728A (zh) * 2019-07-17 2021-01-19 法雷奥日本株式会社 车用空调装置

Cited By (3)

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JP2008285162A (ja) * 2008-08-29 2008-11-27 Komatsu Ltd 油圧ショベルの空調装置
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