JPH1055087A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1055087A
JPH1055087A JP8210746A JP21074696A JPH1055087A JP H1055087 A JPH1055087 A JP H1055087A JP 8210746 A JP8210746 A JP 8210746A JP 21074696 A JP21074696 A JP 21074696A JP H1055087 A JPH1055087 A JP H1055087A
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image forming
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pattern
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JP8210746A
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English (en)
Inventor
Masashi Ooyumi
大弓  正志
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各画像形成部のレジストレーション補正のた
めに必要とされていた個別的な駆動回路を1つに集約し
て駆動回路規模を縮小化することである。 【解決手段】 レジストレーションコントローラ620
が算出された補正量に基づいて各ミラーモータ323〜
326を個別的に駆動して位置ずれ要素を補正する第1
の駆動と、前記第1の駆動に備えてミラーモータ323
〜326を一斉駆動する第2の駆動とを切り換え制御す
る構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並置される複数の
画像形成部により形成される各画像を搬送される記録媒
体上に順次転写して重畳画像を形成可能な画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録情報に応じて光変調され
たレーザビーム光を感光ドラム上に照射し、電子写真プ
ロセスによって感光体の静電潜像を現像し、転写紙に画
像を転写する記録装置を複数個有し、転写ベルトにより
転写紙を各記録装置に順次搬送しながら各色画像を重畳
転写してカラー画像を形成可能な画像形成装置が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の画像形成装置
を複数台使用する場合において、各感光ドラムの機械的
取り付け誤差および各レーザビームの光路長誤差,光路
変化等により各感光ドラムに静電潜像を形成し、形成し
た静電潜像を転写ベルト上の記録紙に現像,転写する
際、各々の装置がそれぞればらばらにレジストレーショ
ンを合わせようとしても、各カラー画像のレジストレー
ションを合わせることができない現象が起きていた。
【0004】このため、従来より各々の装置に対して各
感光ドラムから転写ベルト上に形成されたレジストレー
ション補正用パターン画像をCCDセンサ等で読み取
り、各色に相当する感光ドラム上でのレジストレーショ
ンずれを検出し、記録されるべき画像信号に電気的補正
をかけるとともに、レーザビームの光路中に設けられて
いる反射ミラーをパルスモータ等で精密に駆動して、光
路長変化あるいは光路変化の補正を行っていた。
【0005】このような厳密なレジストレーション補正
を行うための反射ミラーの駆動という補正機構の制御に
おいては、レジストレーション補正時に引き起こされる
レジストレーションずれを回避するために、補正機構部
の予備動作が必要となる。そのレジストレーションずれ
の原因としては、システムの電源供給が絶たれた後の電
源復帰時にシステム制御がレジストレーション補正機構
部の厳密な位置(パルス相の位相)を記憶していないこ
とにより、補正機構部の誤動作の可能性が挙げられる。
【0006】また、長時間放置することによる補正機構
部の機械的な摺動性の低下により、一度補正機構を動作
させないと機械的に動きにくい誤動作の可能性も考えら
れる。
【0007】このようなレジストレーション補正時の誤
動作によるレジストレーションずれの回避のため、レジ
ストレーション補正時の前に、予め一度補正機構部を動
作させる予備動作が必須なものとなっており、レジスト
レーション補正機構の制御機構は、図17に示すように
構成されていた。
【0008】図17は、この種の画像形成装置のレジス
トレーション補正制御回路の一例を示す要部ブロック図
であり、例えばレーザビーム光を走査するミラーの位置
を補正するミラードライバ20622に対応する。な
お、DRY,DRM,DRC,DRKは同じ構成となる
ドライバ回路であるので、ドライバ部DRYについて内
部構成を説明する。
【0009】図において、101はクロック発生部(C
G)で、パルスモータの基本クロック信号110を発生
する。102はカウンタ部(CNT)で、コントローラ
からの制御信号611を受けて所定のパルス数の係数を
行う。103はパルス発生部(PG)で、カウンタ部1
02からのイネーブル信号(EN)111を受けている
間、クロック信号110に同期したパルスモータ相励磁
信号112を発生する。
【0010】105はドライバ部(DR)で、各色に対
応した相励磁信号112によってパルスモータを駆動す
る駆動電流612〜615を供給する。
【0011】このように、従来のレジストレーション補
正機構には、回路としては同じものがY,M,C,Kに
対応する4回路分(ドライバ回路DRY,DRM,DR
C,DRK)独立に存在していたため、回路規模も単純
に4倍となりコストアップを招いていた。
【0012】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第10の発
明の目的は、1つの駆動制御系で各駆動手段の動作を確
認する一斉駆動と、本来のレジストレーション補正のた
めの個別駆動とを自在に切り換え制御することにより、
各画像形成部のレジストレーション補正のために必要と
されていた個別的な駆動回路を1つに集約できるように
なり、従来の駆動回路系の規模およびコストを格段に縮
小できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、搬送される記録媒体上に画像を形成する複数の画像
形成手段と、前記複数の画像形成手段により搬送体上に
形成されたレジストマーク画像を検出する検出手段と、
前記複数の画像形成手段それぞれについての複数の前記
検出結果に応じて前記記録媒体上に形成される画像のず
れを補正するための補正量を算出する算出手段と、前記
算出手段により算出された補正量に基づいて前記複数の
画像形成手段の位置ずれ要素を補正する複数の補正手段
と、前記算出手段により算出された補正量に基づいて各
補正手段を個別的に駆動して位置ずれ要素を補正する第
1の駆動と、前記第1の駆動に備えて前記複数の補正手
段を一斉駆動する第2の駆動とを切り換え制御する制御
手段とを有するものである。
【0014】本発明に係る第2の発明は、前記複数の画
像形成手段はそれぞれ、像担持体と前記像担持体に対し
て光ビームを照射する光学系とを備えた画像ステーショ
ンを有するものである。
【0015】本発明に係る第3の発明は、各補正手段
は、前記算出手段の出力に基づいて前記光学系を駆動
し、各像担持体への光ビームの光路長をそれぞれ補正す
るものである。
【0016】本発明に係る第4の発明は、前記複数の補
正手段は、前記光学系を移動するアクチュエータをそれ
ぞれ含み、前記制御手段は、前記算出手段の出力に基づ
いて各アクチュエータの駆動を制御するものである。
【0017】本発明に係る第5の発明は、前記アクチュ
エータは、パルスモータであることを特徴とするもので
ある。
【0018】本発明に係る第6の発明は、前記制御手段
は、単一のドライバを介して各補正手段の一斉駆動及び
個別駆動を制御するものである。
【0019】本発明に係る第7の発明は、それぞれ像担
持体と、前記像担持体に対して光ビームを照射する光学
系とを有し、被記録媒体上に画像を形成する複数の画像
形成手段と、前記被記録媒体上に形成される画像の位置
ずれ量を検出する検出手段と、前記複数の画像形成手段
における光学系を移動する複数のアクチュエータと、前
記複数のアクチュエータを駆動する共通の駆動手段と、
前記検出手段の出力に応じて前記駆動手段を制御する制
御手段とを備えるものである。
【0020】本発明に係る第8の発明は、前記駆動手段
は、前記複数のアクチュエータを同時に駆動するもので
ある。
【0021】本発明に係る第9の発明は、前記駆動手段
は、前記複数のアクチュエータを選択的に駆動するもの
である。
【0022】本発明に係る第10の発明は、前記駆動手
段が前記複数のアクチュエータを同時に駆動する第1の
モードと、前記駆動手段が前記複数のアクチュエータを
選択的に駆動する第2のモードとを有するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
画像形成装置の構成を説明する概略構成図である。
【0024】図1において、301は転写ベルトで、パ
ルスモータ315の駆動が駆動ローラ342に伝達され
ることによって図中、中央矢印A方向に所定速度で移動
する。302〜305は感光ドラムであり、順にマゼン
タ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック
(K)に対応するレーザビームLM(L1),LC(L
2),LY(L3),LK(L4)の走査により形成さ
れた静電潜像が図示しない現像器に収容されたトナーに
より可視化され、形成された色画像を転写ベルト301
上の図示しない転写紙に転写する。311〜314はド
ラムモータで、感光ドラム302〜305を所定速度で
回転させる。
【0025】なお、本実施形態におけるレジストレーシ
ョン補正用パターン画像を各色感光ドラム302〜30
5上に形成し、静電潜像を現像器により現像して顕像を
転写ベルト301に転写し、順次搬送されるレジストレ
ーション補正用パターン画像を形成するパターン形成手
段は、図示しないROMなどに記憶された所定のレジス
トレーション補正用のパターンデータを読み出して、こ
のパターンデータに基づいて変調されたレーザビームL
M,LC,LY,LKの走査により感光ドラム302〜
305の軸方向に互いに異なる2つの所定位置に一対の
パターン潜像を形成し、この潜像を各マゼンタ(M),
シアン(C),イエロー(Y),ブラック(K)の色ト
ナーで現像し、これを搬送体としての転写ベルト301
に転写するという手段に対応し、本実施形態では転写ベ
ルト301の搬送方向に直交する幅方向の所定位置に対
向するように一対形成される。
【0026】読み取り手段310は、照明ランプ30
6,307,集光レンズ308,反射ミラー309、C
CDで構成されるセンサ310a,310bなどにより
構成され、パルスモータ315の駆動に従って転写する
転写ベルト301上に形成されたパターン(例えば所定
幅を有する十字マーク)を照明して得られる反射光をセ
ンサ310a,310bに結像させることで、パターン
の読み取りを行う。
【0027】351はコントローラ部であり、通常の画
像形成および所定のレジストレーション補正用のパター
ン形成及び所定のレジストレーション補正用のパターン
読み取りをシステム制御部(システムコントローラ)3
52中にあるCPU352−Cにより統括的に制御す
る。なお、システム制御部352にはビデオコントロー
ラ352−A,ビデオメモリ352−B,CPU352
−Cが内蔵されている。
【0028】353は外部インタフェース(I/F)
で、外部装置、例えばホストコンピュータ等と接続する
ための外部バスとのインタフェースを司る。
【0029】このように構成された画像形成装置におい
て、各画像形成手段により搬送体上のレジスト補正マー
クをパターン形成手段(本実施形態ではコントローラ部
351のパッチ形成部による)が所定のタイミングで形
成すると、読み取り手段310が搬送体(転写ベルト3
01)上に転写されたレジスト補正マークの読み取りを
開始し、その読み取りデータに演算処理を行い、その結
果を各色毎に記憶手段に記憶させ、補正手段(本実施形
態ではコントローラ部351)が記憶された演算結果を
解析して各画像ステーションのレジストレーションを機
械的または電気的に補正し、少ないメモリ容量であって
も、像担持体の回転むらに影響されない各像担持体との
レジストレーションずれ情報を正確に算出して各像担持
体のレジストレーションずれを精度よく補正する。
【0030】なお、本実施形態における補正手段は走査
光学系(各画像ステーション毎に設けられる)の反射ミ
ラー380Ma,Cy,Ye,Bkは、その位置を後述
するパルスモータ323〜326を駆動することでレジ
ストレーションずれを補正するとともに、光ビームの走
査タイミングを電気的に補正することで、各色画像のレ
ジストを一致させる。
【0031】以上の構成を備える本実施形態の画像形成
装置における画像形成動作について以下に述べる。
【0032】マゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラック(K)に対応する感光ドラム302〜
305はそれぞれドラムモータ311〜314により回
転駆動され、図示しない帯電ユニットにより一様に帯電
される。一様に帯電した各感光ドラム302〜305
は、ビデオ信号により光変調されポリゴンスキャナによ
り走査されたレーザビームL1〜L4により露光され、
それぞれの静電潜像が感光ドラム302〜305上に形
成される。その後図示しない現像ユニットにより現像さ
れ、感光ドラム302〜305上に顕像が形成される。
【0033】次に、感光ドラム302〜305上に形成
された顕像は、図示しない給紙ユニットから給紙され転
写ベルト301上に静電吸着された転写紙上に所定のタ
イミングで転写され、パルスモータ315の駆動により
図中の矢印方向に搬送される。そして、定着ユニットに
おいて転写画像が定着処理され、その後装置外へ排出さ
れる。
【0034】次に、レジストレーション補正用パターン
画像の読み取りについて図2,図3等を参照して説明す
る。
【0035】図2は、図1に示した画像形成装置におけ
るレジストレーション補正用パターン転写タイミングを
説明するタイミングチャートであり、図3は、図1に示
した転写ベルト301上に転写されるレジストレーショ
ン補正用パターンを説明する図である。
【0036】レジストレーション補正用パターン画像形
成回路により各感光ドラム302〜305上に顕像化さ
れたパターン画像は、図2に示すタイミングで各々転写
ベルト301上に転写され、図中矢印方向に搬送され
る。そして、該搬送されてきたパターン画像は、照明ラ
ンプ306,307,集光レンズ308,反射ミラー3
09,読取り手段310(センサ310a,310b等
より構成される)からなる光学系により順次読み取られ
る。
【0037】この図2に示すタイミングで転写ベルト3
01上に転写された各色のパターン画像の例を図3に示
す。
【0038】以下、図4を参照して本実施形態のコント
ローラ部351の詳細構成ならびに動作について説明す
る。
【0039】図4は、図1に示したコントローラ部35
1の詳細構成を示すブロック図である。
【0040】図3に示した転写ベルト301の搬送方向
に対して手前側と奥側に、上述した図3に示すように形
成された各色のパターン画像は、CCDセンサ310
a,310bで読み取られる。レジストレーションコン
トローラ620からの原発振クロック607,608が
CCDドライバ618,619に送出され、CCDセン
サ310a,310bの駆動に必要な制御信号601,
602が生成され、CCDセンサ310a,310bに
供給される。CCDセンサ310a,310bより読み
取られたパターン画像信号603,604は、CCDド
ライバ618,619により増幅,直流再生,A/D変
換などの処理が施され、デジタル信号605,606と
してレジストレーションコントローラ620に送出され
る。
【0041】レジストレーションコントローラ620で
は、受け取った各色パターン画像信号がレジストレーシ
ョン補正用パターンか否かの判定を行うレジストレーシ
ョン補正用パターン認識処理を行い、複数の認識処理デ
ータがメモリ640に格納され、システム制御部の制御
に基づき、ある色のパターン画像を基準としてレジスト
レーションのずれ量を計算し、各色主走査および副走査
の電気的画像書き出しタイミング609を算出する。そ
して、また、記録レーザビームの光路長変化および光路
変化を補正するための光路変化を補正するための光路中
に設けられた反射ミラー380Ye,380Ma,38
0Cy,380Bkを駆動制御するパルスモータ323
〜326のパルスデータと制御信号611をミラーモー
タドライバ622に供給する。
【0042】ミラーモータドライバ622は、パルスデ
ータと制御信号611に従って駆動電流612〜615
を供給して各色反射ミラー駆動用のパルスモータ323
〜326を駆動することで、反射ミラー380Ye,M
a,Cy,Bkの位置制御を行う。これらのレジストレ
ーション補正は、システム制御部352からの起動信号
610によりレジストレーションコントローラ620に
供給されて実行される。
【0043】以下、本実施形態と第1〜第10の発明の
各手段との対応及びその作用について図4等を参照して
説明する。
【0044】第1,第2の発明は、搬送される記録媒体
上に画像を形成する複数の画像形成手段と、前記複数の
画像形成手段(像担持体(感光ドラム302〜305)
と前記像担持体に対して光ビームを照射する光学系(反
射ミラー380Ye,380Ma,380Cy,380
Bk)とを備えた画像ステーション)により搬送体上に
形成されたレジストマーク画像を検出する検出手段(画
像読取り部310)と、前記複数の画像形成手段それぞ
れについての複数の前記検出結果に応じて前記記録媒体
上に形成される画像のずれを補正するための補正量を算
出する算出手段(レジストレーションコントローラ62
0)と、前記算出手段により算出された補正量に基づい
て前記複数の画像形成手段の位置ずれ要素を補正する複
数の補正手段(パルスモータで構成されるミラーモータ
323〜326)と、前記算出手段により算出された補
正量に基づいて各補正手段を個別的に駆動して位置ずれ
要素を補正する第1の駆動(後述する図15に示すステ
ップ(3),(5))と、前記第1の駆動に備えて前記
複数の補正手段を一斉駆動する第2の駆動(後述する図
15に示すステップ(11))とを切り換え制御する制
御手段(レジストレーションコントローラ620)とを
有し、レジストレーションコントローラ620が算出さ
れた補正量に基づいて各ミラーモータ323〜326を
個別的に駆動して位置ずれ要素を補正する第1の駆動
と、前記第1の駆動に備えてミラーモータ323〜32
6を一斉駆動する第2の駆動とを1つのミラーモータド
ライバ622を介して切り換え制御するので、1つの駆
動制御系(ミラーモータドライバ622)で各ミラーモ
ータ323〜326の動作を確認する一斉駆動と、本来
のレジストレーション補正のための個別駆動とを自在に
切り換えて実行でき、駆動回路の規模およびコストを削
減できる。
【0045】第3の発明は、各ミラーモータ323〜3
26は、レジストレーションコントローラ620の出力
(制御信号611)に基づいて反射ミラー380Ye,
380Ma,380Cy,380Bkを駆動し、各感光
ドラム302〜305への光ビームの光路長を補正する
ので、各画像形成手段のレジストレーションを全て一致
させるように光路を補正することができる。
【0046】第4,第5の発明は、前記複数の補正手段
は、反射ミラー380Ye,380Ma,380Cy,
380Bkを移動するアクチュエータとしてミラーモー
タ323〜326を有し、ミラーモータドライバ622
はレジストレーションコントローラ620の出力に基づ
いてミラーモータ323〜326を制御するので、光学
系の位置ずれ要素を機械的に補正することができる。
【0047】第6の発明は、レジストレーションコント
ローラ620は、単一のミラードライバ622を介して
各ミラーモータ323〜326の一斉駆動及び個別駆動
を制御する。
【0048】第7の発明は、それぞれ像担持体(感光ド
ラム302〜305)と、前記像担持体に対して光ビー
ムを照射する光学系(反射ミラー380Ye,380M
a,380Cy,380Bk)とを有し、被記録媒体上
に画像を形成する複数の画像形成手段(各画像ステーシ
ョン)と、前記被記録媒体上に形成される画像の位置ず
れ量を検出する検出手段(画像読取り部310)と、前
記複数の画像形成手段における光学系を移動する複数の
アクチュエータ(パルスモータで構成されるミラーモー
タ323〜326)と、前記複数のアクチュエータを駆
動する共通の駆動手段(ミラーモータドライバ622)
と、前記検出手段の出力に応じて前記駆動手段を制御す
る制御手段(レジストレーションコントローラ620)
とを備え、前記被記録媒体上に形成される画像の位置ず
れ量を検出する検出手段の出力に応じて制御手段が前記
複数の画像形成手段における光学系を移動する複数のア
クチュエータに共通の駆動手段の駆動を制御するので、
簡単な構成で検出される位置ずれ量に応じて駆動される
複数のアクチュエータを共通駆動または選択的に駆動さ
せることができる。
【0049】第8の発明は、前記駆動手段(ミラーモー
タドライバ622)は、前記複数のアクチュエータ(パ
ルスモータで構成されるミラーモータ323〜326)
を同時に駆動するので、前記被記録媒体上に形成される
画像の位置ずれ量を検出する検出手段の出力に応じて制
御手段が全てのアクチュエータを同時に駆動することが
できる。
【0050】第9の発明は、前記駆動手段(ミラーモー
タドライバ622)は、前記複数のアクチュエータ(パ
ルスモータで構成されるミラーモータ323〜326)
を選択的に駆動するので、前記被記録媒体上に形成され
る画像の位置ずれ量を検出する検出手段の出力に応じて
制御手段がいずれかのアクチュエータを選択的に駆動す
ることができる。
【0051】第10の発明は、前記駆動手段(ミラーモ
ータドライバ622)が前記複数のアクチュエータ(パ
ルスモータで構成されるミラーモータ323〜326)
を同時に駆動する第1のモードと、前記駆動手段が前記
複数のアクチュエータを選択的に駆動する第2のモード
とを有するので、前記被記録媒体上に形成される画像の
位置ずれ量を検出する検出手段の出力に応じて制御手段
が第1のモードまたは第2のモードで全てのアクチュエ
ータを同時に、またはいずれかのアクチュエータを選択
的に駆動することができる。
【0052】以下、図5を参照して本実施形態のパター
ン形成部の構成および動作について説明する。
【0053】図5は、図1に示したビデオコントローラ
352−Aにおけるパターン形成部の詳細構成を説明す
る回路ブロック図である。
【0054】記録区域外に配設されたセンサへのレーザ
ビームの走査によって得られ、主走査方向の同期信号と
なるビームディテクト信号(BD)728が主走査方向
のイネーブル信号生成回路(Hイネーブル信号生成回
路)27に加えると、レジストレーション補正用画像パ
ターン信号のH方向イネーブル信号716が形成され
る。レジストレーション補正用画像パターン形式の起動
信号(ITOP)729が副走査方向のイネーブル信号
生成回路(Vイネーブル信号生成回路)28に加えられ
ると、各色画像パターン信号のV方向イネーブル信号7
17が形成される。
【0055】H方向イネーブル信号716及びV方向イ
ネーブル信号717は、アドレスカウンタ29およびN
AND回路36に供給され、ここでパターンRAM30
より次のレジストレーション補正用画像を読み出すため
のアドレス信号731を生成する。このアドレス信号7
31に従って画像パターンRAM30から画像パターン
信号718が出力される(本実施形態では図3に示すよ
うな「十字パターン」)。
【0056】また、パッチレジスタ31には、システム
コントローラ352からのCPUバス730を介して受
け取ったレジストレーション補正用画像パターンに基づ
いて形成されるパッチデータが形成されている。このパ
ッチレジスタ31よりのパッチデータ信号719と画像
パターンRAM30よりの画像パターン信号718はセ
レクタ32に入力されている。
【0057】レジスタ35には、CPU352−Cより
CPUバス730を介してセレクタ32およびセレクタ
33の選択信号がセットされる。なお、本実施形態にお
いては、セレクタ32に対しては、マゼンタ(M),シ
アン(C)については常に画像パターン信号718が出
力されるような選択信号726が供給される。そして、
イエロー(Y),ブラック(B)については、図2に示
すタイミングチャートに従って所定のタイミングで画像
パターンデータとパッチデータとが切り換わった信号7
20が出力されるように選択信号が出力されるようにセ
ットされる。従って、信号720は、図2に示すタイミ
ングチャートに従った画像データとパッチデータとが切
り換わった信号となる。
【0058】この信号720は、セレクタ33の一方入
力に入力される。セレクタ33の他方入力にはビデオ信
号721が入力されている。ブラックトナーとしてカー
ボンブラックタイプのトナーを使用した場合には反射光
学系ではカーボンブラックが光を吸収してしまうため
に、パターン画像の読み取りが不可能となる。
【0059】そこで、本実施形態ではセレクタ33の切
り換えにより、光を反射する多色(マゼンタ,シアン,
イエロー)トナーのうち何れか(本実施形態でイエロー
トナー)でべたパターンパッチをイエロー用のレジスト
レーション補正用画像パターン形成時に所定時間先に転
写ベルト301上に形成し、上記イエロートナーで形成
されるパッチ上にブラック用のレジストレーション補正
用画像パターンをネガポジ反転して形成するように制御
する。
【0060】すなわち、画像パターンおよびパッチを形
成するモードにおいては、選択信号727により画像パ
ターンおよびパッチが選択して促され、選択された画像
情報722をγRAM34がγ変換し、γ変換した画像
情報723をゲート回路37に出力する。
【0061】ゲート回路37は光学走査系によるレーザ
ビームの走査が記録区域内の場合にγ変換した画像情報
723の出力を許可する。従って、光学走査系によるレ
ーザビームの走査が記録区域内の場合、すなわち、NA
ND回路36により記録区域外情報724がゲート回路
37に入力されない時には、γ変換した画像情報723
がレーザドライバ38に供給され、半導体レーザ39は
レーザドライバ38に入力されるビデオ信号725に基
づいてON/OFF変調され、図示しない光学走査系を
介して感光ドラム302〜305に潜像が形成される。
なお、以上に説明した本実施形態では、各色毎にそれぞ
れパターン発生回路を設ける構成としているが、パター
ンRAM30等については各色用に兼用する構成とする
ことも可能である。
【0062】次に、図6,図7を参照して本実施形態に
おけるレジストレーション補正用画像パターンの各色パ
ターンの形成位置およびパターン形状を算出する処理に
ついて説明する。
【0063】図6は、図4に示したレジストレーション
コントローラ620の要部構成を説明する詳細ブロック
図であり、図7は、図6に示したレジストレーションコ
ントローラ620の動作状態を説明するタイミングチャ
ートである。
【0064】図6において、DF1〜DF4はd型のフ
リップフロップ、801,802は加算器で、入力A,
Bの加算を行う。803は副走査RAMで、各色のパタ
ーンの副走査方向の濃度ヒストグラムを図7に示すタイ
ミングチャートに従うタイミングで記憶する。804は
主走査RAMで、各色のパターンの主走査方向の濃度ヒ
ストグラムを図7に示すタイミングチャートに従うタイ
ミングで記憶する。807はバス・タイミングコントロ
ーラで、各種のタイミング信号,バンク選択信号BAN
KSEL等を出力する。
【0065】本実施形態では、各色パターン位置および
パターン形状を算出するために読み取られる主走査およ
び副走査パターンデータに対して、各ライン毎に各ライ
ンの各画素毎の積算データを作成し、作成された積算デ
ータに基づいて形状認識を行っている。
【0066】まず、主走査方向の積算データの作成は、
例えばCCDセンサ310aから出力される主走査ライ
ンのパターンデータをリセット信号RES1により初期
クリアした後、加算器802により1ライン分データ加
算して求める。そして、図7に示すタイミングで出力さ
れる主走査イネーブル信号(EN−)出力時に書き込み
信号RAMWR2に同期してアドレスカウンタ806が
決定する主走査RAM804のアドレス位置に書き込ま
れる。なお、副走査方向イネーブル信号が送出されてい
る間は主走査RAM804はイネーブル状態となる。
【0067】一方、副走査方向の積載データの作成は、
リセット信号RES2により主走査1ライン分のパター
ンデータをクリアしてこれを副走査RAM803に格納
して副走査RAM803を同時にクリアし、その後各画
素毎に書き込み信号RAMWR1およびデータ方向切り
換え信号RAMDIRによりリードモディファイライト
動作を繰り返し、加算器801に加算された各画素毎に
各副走査ラインの積算データを副走査RAM803に格
納する。
【0068】この結果、図3に示すようなパターン画像
に対する主走査/副走査の積算データが各色毎に副走査
RAM803および主走査RAM804に格納される。
このパターン画像の積載データの例を図8〜図10に示
す。この積載データの例については後述する。なお、バ
ンク選択信号BANKSELにより各色のバンクと、各
セットのバンクをRAM803,804の上位に送るこ
とにより、RAMのメモリ空間の使い分けを行ってい
る。
【0069】ここで、本実施形態における各色のレジス
トレーションの補正方法について説明する。
【0070】上述したレジストレーション補正用画像パ
ターンの各色パターンの形成位置およびパターン形状を
算出する処理を実行することにより、M,C,Yのパタ
ーン画像からは図8に示すような主走査/副走査それぞ
れの積算データ(積算データHD,VD)を得ることが
出来る。
【0071】図8は、図1に示した転写ベルト301に
転写されたパターン画像に基づくM,C,Y色に対する
ヒストグラムを示す図である。
【0072】図6に示す主走査RAM803および副走
査RAM804に格納されているデータをもとに、積算
データのピーク値の中心位置を画像ステーション(シス
テムコントローラ)352中のCPU352−Cにより
算出する。各々算出された各色主走査,副走査の中心位
置がパターン画像の中心位置となる。各色の中心位置を
合わせ込む手法としては、各色パターンの中心位置が同
一となるように前述したように主走査/副走査のそれぞ
れの画像書き出し位置、および反射ミラー380Ma,
380Cy,380Yeを駆動し、画像の倍率(光路長
可変),傾き(光路可変)の補正を行うことで実施して
いる。
【0073】しかし、Bkのパターン画像の中心位置認
識については他の色とは異なってしまう。このBkのパ
ターン画像の中心位置認識におけるパッチおよびBkマ
ークの部分の詳細を図9および図10に示す。
【0074】図9,図10は、図1に示した転写ベルト
301に転写されたパターン画像に基づくBk色に対す
るヒストグラムを示す図である。
【0075】図9の例は、イエロー(Ye)のパッチ上
にブラック(Bk)のレジスト補正マークを、例えば
「十字」に形成したもので、その時の主走査/副走査の
積算データはBk以外の色と変化の傾向が反転してしま
うことになる。これはパターン画像に対するパッチ画像
の光の反射率が十分高いためである。このようにBk色
の積算データの変化の傾向がその他の色と異なること
は、パターン画像の中心位置の算出アルゴリズムも異な
ることになる。このため、複数のアルゴリズムが必要と
なり、アルゴリズム開発時間、強いては中心位置算出の
実行時間までもがアップすることが考えられる。
【0076】そこで、本実施形態では、図9に示す積算
データを図10に示すようにネガポジ反転したパターン
画像を用いてヒストグラムデータを比較するように制御
する。すなわち、パターン画像の下にパターン画像より
大きいパッチ画像を形成し、その上にBkのレジスト補
正マークをネガポジ反転、すなわち「十字」の部分を白
抜きした状態で形成する。その時の主走査/副走査の積
算データの変化の傾向は図示された如くとなり、これ
は、CCDセンサ(画像読取り部310)で読み取った
Bkのレジスト補正マークのデータがその他の色と同じ
変化をすることになる。
【0077】すなわち、擬似的にその他の色のレジスト
補正マークを認識することと同じこととなり、この変換
を行うことにより全ての色のレジスト補正マークに対し
て同じアルゴリズムでレジスト補正マークの位置および
形状の認識を行うことが可能である。
【0078】以下、本実施形態におけるミラーモータド
ライバ622の構成について図11を参照して説明す
る。
【0079】図11は、図1に示したミラーモータ32
3〜326のドライバ回路の一例を示すブロック図であ
る。
【0080】図において、101はクロック発生部(C
G)で、パルスモータの基本クロック信号110を発生
する。102はカウンタ部(CNT)で、コントローラ
からの制御信号611を受けて所定のパルス数の係数を
行う。103はパルス発生部(PG)で、カウンタ部1
02からのイネーブル信号(EN)111を受けている
間、クロック信号110に同期したパルスモータ相励磁
信号112を各モータ系に対して発生する。
【0081】104M,104C,104Y,104K
は制御信号611に含まれる選択信号(Sel1〜Se
l4)によってイネーブルされるバッファ(BF)であ
る。105M,105C,105Y,105Kはドライ
バ部(DR)で、バッファ104M,104C,104
Y,104Kからの各色に対応した相励磁信号113に
よってパルスモータ323〜326を駆動する駆動電流
612〜615を供給する。
【0082】なお、クロック発生部(CG)101の詳
細としては、水晶発振器などの原発振器と、その原発振
器からの発振出力モータの駆動周波数に応じて分周する
分周器によって構成できる。
【0083】図12は、図11に示したカウンタ部(C
NT)102の詳細を示すブロック図である。
【0084】図において、10201,10202はD
ラッチ、10203はANDゲート、10204はダウ
ンカウンタ、10205はJKラッチである。なお、ク
ロック入力としてクロックCLKが入力されるダウンカ
ウンタ10204以外のラッチへのクロック入力は図示
しない十分高速なシステムクロックが入力されているも
のとする。
【0085】クロックCLKはモータ駆動周波数に応じ
てクロック発生部(CG)101より入力される。Da
taはレジストレーションコントローラ620から送出
されるパルスモータの駆動パルス数に応じたカウント数
を示すデータ値である。
【0086】LDはレジストレーションコントローラ6
20から送出されるパルスモータの駆動パルス数に応じ
たカウント数を示すデータ値を送出したタイミングを示
すロード信号である。ENはパルスモータを駆動する期
間を示すイネーブル信号であり、後段のパルス発生部
(PG)103に入力され、EFはパルスモータを駆動
する期間を示すイネーブルフラグ信号であり、レジスト
レーションコントローラ620を介してシステムコント
ローラ352にパルス駆動しているかどうかを表す。
【0087】図13は、図11に示したパルス発生部
(PG)103の詳細を示すブロック図である。
【0088】図において、10301,10302はJ
Kラッチ、10303〜10305はNOTゲート、1
0306,10307はNORゲート、10308〜1
0315はANDゲートである。CLKはモータ駆動周
波数に応じてクロック発生部(CG)101より入力さ
れるクロック、ENはカウンタ部(CNT)102より
入力されるパルスモータを駆動する期間を示すイネーブ
ル信号、Dはコントローラからの制御信号611に含ま
れるパルスモータの回転方向を示す信号である。112
はパルスモータ相励磁信号である。
【0089】この回路により、イネーブル信号ENがL
レベルの時は、相励磁信号112は不活性化され、Lレ
ベルとなる。イネーブル信号ENがHレベルの時は、相
励磁信号112は活性化され、回転方向信号Dのレベル
に従う励磁パターンをCLK信号に同期して形成する。
【0090】図14は、図11に示したミラーモータド
ライバ622に入力される制御信号611の動作タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【0091】図において、Dataは前記制御信号61
1に含まれるパルス数を示すデータである。LDは前記
パルス数Dataの読み込みを指示する信号である。D
はパルスモータの動作方向を示す信号である。EFはパ
ルスモータの動作状態を示すフラグである。
【0092】CLKはCG101から発生されるクロッ
クである。ENはイネーブル信号である。112−0〜
112−3は各ミラーモータ323〜326に対する相
励磁信号である。
【0093】このように構成されたドライバ回路におい
て、データDataとして8パルスが指示され、信号L
Dが「L」から「H」に切り替わった時点でカウンタ部
102へのデータ(内容「8」)の読み込みとカウント
動作が始まり、イネーブル信号ENはパルス発生部10
3をイネーブルするHレベルに変化し、動作状態フラグ
EFはパルスモータ動作中のLレベルに変化する。
【0094】イネーブルされたパルス発生部103はク
ロックCLKに同期した相励磁信号112としてパルス
モータを駆動する2相励磁パターンを生成する。そし
て、8パルス分のカウントが終了した時点で、カウンタ
部102はパルス生成へのイネーブルを非イネーブル状
態のLレベルに変化させて、相励磁の進行を停止すると
ともに、パルスモータの動作状態を示すフラグEFもモ
ータ停止状態を示すHレベルに変化させる。
【0095】さらに、パルスモータの回転方向を指示す
るD信号を変化させて同様にパルス数の読み込みを指示
すると、逆方向に遷移する相励磁信号112をパルス発
生部103は生成し、指示されたパルス数(データDa
ta=7)の生成が終了した時点で同様にカウンタ部1
02からの指示によりパルス生成の動作を停止する。こ
の相励磁信号112が選択信号SEL(Sel1〜Se
l4)により選択されたバッファ104M,104C,
104Y,104K中のいずれかのバッファを通過する
ことで、選択信号SELに対応したパルスモータ323
〜326が駆動されることになる。
【0096】なお、上記バッファ104M,104C,
104Y,104Kは通常のTTLではLS244相当
の機能で実現できる。また、ドライバ部105はパルス
モータを駆動可能な電流を通電可能なトランジスタやF
ETなどで構成可能である。このような構成のパルスモ
ータドライバとすることで、単一のカウンタ部とパルス
発生部により複数のパルスモータのパルス駆動が可能と
なる。
【0097】この実施形態に基づいた制御回路における
レジストレーション補正のためのパルスモータ制御動作
について図15を参照して説明する。
【0098】図15は、本発明に係る画像形成装置のレ
ジストレーション補正のためのパルスモータ制御手順の
一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(1
3)は各ステップを示す。
【0099】まず、補正機構部の予備動作時を行うため
にレジストレーションコントローラ620は、4回路と
もにイネーブルとするため、制御信号611に含まれる
選択信号Sel(Sel1〜Sel4)として2値信号
として「1111」つまり「16」を設定する(1)。
そして、パルスモータの送り方向として送り出し方向を
示す設定値「0」と所定のパルス数P0をミラーモータ
ドライバ622に送出することで、ミラーモータドライ
バ622はモータ駆動動作を4つのモータに対して行う
(2)。
【0100】そして、モータ駆動動作が終了すると、ミ
ラーモータドライバ622はイネーブルフラグEFを
「0」から「1」に変化させるため、その終了を検知す
る(3)。次に、モータの送り方向Dとして引き込み方
向を示す設定値「1」と所定のパルス数P0をミラーモ
ータドライバ622に送出することで、ミラーモータド
ライバ622はモータ駆動動作を4つのモータに対して
行う(4)。
【0101】そして、モータ駆動動作が終了すると、ミ
ラーモータドライバ622はイネーブルフラグEFを
「0」から「1」に変化させるため、その終了を検知す
る(5)。ここまでが予備動作である。
【0102】そして、補正マークの形成および読み取り
を行い(6)、各モータに対して補正に必要なパルス数
P(n)および方向D(n)を算出する(7)。そし
て、その補正結果に基づき順にパルスモータ323〜3
26を駆動していく。パルスモータ323〜326の順
位を示す設定値n=1とし(8)、モータ選択信号Se
l=nとする(9)。
【0103】そして、nに対応したモータ駆動方向D
(n),モータ駆動パルス数P(n)を算出結果に基づ
きミラーモータドライバ622に送出することで、ミラ
ーモータドライバ622はモータ駆動動作を選択された
モータに対して行う(10)。そして、モータ駆動動作
が終了すると、ミラーモータドライバ622はイネーブ
ルフラグEFを「0」から「1」に変化させるため、そ
の終了を検知する(11)。
【0104】そして、一つのミラーモータの駆動が終了
した後、ミラーモータの順位を示す設定値nが「4」か
どうかを判定して(12)、YESならば処理を終了す
る。
【0105】一方、ステップ(12)でNOの場合は、
ミラーモータの順位を示す設定値nを「1」加算し(1
3)、ステップ(9)〜ステップ(11)までのモータ
駆動動作を4つのモータに対して行う。
【0106】これにより、一連のレジストレーション補
正動作を実現できる。なお、補正処理に要するモータ駆
動時間の待ち時間は、ステップ(3),ステップ(5)
およびステップ(11)の4回繰り返しの計6回分に相
当する時間となる。これは、従来の大規模な並列回路で
のモータ駆動時間の繰り返し数3回分の時間よりは長い
ものの、単純に順繰りに駆動した場合の繰り返し数12
回分の時間の半分の時間で済むこととなる。
【0107】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
補正機構のパルス制御をロジック回路により構成する場
合について説明を行ったが、ソフト的なポート制御にお
いても、同様の効果が可能な構成が実現できる。以下、
その実施形態について説明する。
【0108】図16は、本発明の第2実施形態を示す画
像形成装置の要部構成を説明するブロック図であり、図
11に示したミラーモータドライバ622をソフト制御
する為の回路構成である。
【0109】図において、1701は前記レジストレー
ションコントローラ620内の出力ポートで相励磁信号
パターンの信号P0〜P3,選択信号Sel1〜Sel
4をバッファ(BF)1704M,1704C,170
4Y,1704Kに出力する。バッファ(BF)170
4M,1704C,1704Y,1704Kは出力ポー
トに含まれる選択信号Sel1〜Sel4によってイネ
ーブルされる。
【0110】1705M,1705C,1705Y,1
705Kはドライバ部(DR)で、それぞれ対応するバ
ッファ(BF)1704M,1704C,1704Y,
1704Kからの各色に対応した相励磁信号17113
M,17113C,17113Y,17113Kによっ
てパルスモータ323〜326を駆動する駆動電流17
612〜17615を供給する。
【0111】図11に示したミラーモータドライバ62
2の構成を、図16に示す構成に代えることにより、4
つの相励磁信号パターンを出力ポートにて生成した場合
のポート数4×4=16に対して、半分のポート数の8
本にてハード構成が可能となる。
【0112】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0113】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,第2の発明によれば、前記算出手段により算出され
た補正量に基づいて制御手段が前記各補正手段を個別的
に駆動して位置ずれ要素を補正する第1の駆動と、前記
第1の駆動に備えて前記複数の補正手段を一斉駆動する
第2の駆動とを切り換え制御するので、1つの駆動制御
系で各補正手段の動作を確認する一斉駆動と、本来のレ
ジストレーション補正のための個別駆動とを自在に切り
換えて実行でき、駆動回路の規模およびコストを削減で
きる。
【0115】第3の発明によれば、各補正手段は、前記
算出手段の出力に基づいて前記光学系を駆動し、各像担
持体への光ビームの光路長を補正するので、各画像形成
手段のレジストレーションを全て一致させるように光路
を補正することができる。
【0116】第4,第5の発明によれば、前記複数の補
正手段は、前記光学系を移動するアクチュエータをそれ
ぞれ有し、前記制御手段は前記算出手段の出力に基づい
て各アクチュエータを制御するので、光学系の位置ずれ
要素を機械的に補正することができる。
【0117】第6の発明によれば、前記制御手段は、単
一のドライバを介して各補正手段の一斉駆動及び個別駆
動を制御するので、従来ドライバとして必要とされるド
ライバ数を補正制御に支障無く削減して、回路規模を縮
小化できる。
【0118】第7の発明によれば、前記被記録媒体上に
形成される画像の位置ずれ量を検出する検出手段の出力
に応じて制御手段が前記複数の画像形成手段における光
学系を移動する複数のアクチュエータに共通の駆動手段
の駆動を制御するので、簡単な構成で検出される位置ず
れ量に応じて駆動される複数のアクチュエータを共通駆
動または選択的に駆動させることができる。
【0119】第8の発明によれば、前記駆動手段は、前
記複数のアクチュエータを同時に駆動するので、前記被
記録媒体上に形成される画像の位置ずれ量を検出する検
出手段の出力に応じて制御手段が全てのアクチュエータ
を同時に駆動することができる。
【0120】第9の発明によれば、前記駆動手段は、前
記複数のアクチュエータを選択的に駆動するので、前記
被記録媒体上に形成される画像の位置ずれ量を検出する
検出手段の出力に応じて制御手段がいずれかのアクチュ
エータを選択的に駆動することができる。
【0121】第10の発明によれば、前記駆動手段が前
記複数のアクチュエータを同時に駆動する第1のモード
と、前記駆動手段が前記複数のアクチュエータを選択的
に駆動する第2のモードとを有するので、前記被記録媒
体上に形成される画像の位置ずれ量を検出する検出手段
の出力に応じて制御手段が第1のモードまたは第2のモ
ードで全てのアクチュエータを同時に、またはいずれか
のアクチュエータを選択的に駆動することができる。
【0122】従って、各画像形成部のレジストレーショ
ン補正のために必要とされていた個別的な駆動回路を1
つに集約できるようになり、従来の駆動回路系の規模お
よびコストを格段に縮小できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する概略構成図である。
【図2】図1に示した画像形成装置におけるレジストレ
ーション補正用パターン転写タイミングを説明するタイ
ミングチャートである。
【図3】図1に示した転写ベルト上に転写されるレジス
トレーション補正用パターンを説明する図である。
【図4】図1に示したコントローラ部の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図5】図1に示したビデオコントローラにおけるパタ
ーン形成部の詳細構成を説明する回路ブロック図であ
る。
【図6】図4に示したレジストレーションコントローラ
の要部構成を説明する詳細ブロック図である。
【図7】図6に示したレジストレーションコントローラ
の動作状態を説明するタイミングチャートである。
【図8】図1に示した転写ベルトに転写されたパターン
画像に基づくM,C,Y色に対するヒストグラムを示す
図である。
【図9】図1に示した転写ベルトに転写されたパターン
画像に基づくBk色に対するヒストグラムを示す図であ
る。
【図10】図1に示した転写ベルトに転写されたパター
ン画像に基づくBk色に対するヒストグラムを示す図で
ある。
【図11】図1に示したミラーモータのドライバ回路の
一例を示すブロック図である。
【図12】図11に示したカウンタ部(CNT)の詳細
を示すブロック図である。
【図13】図11に示したパルス発生部(PG)の詳細
を示すブロック図である。
【図14】図11に示したミラーモータドライバに入力
される制御信号の動作タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図15】本発明に係る画像形成装置のレジストレーシ
ョン補正のためのパルスモータ制御手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図16】本発明の第2実施形態を示す画像形成装置の
要部構成を説明するブロック図である。
【図17】この種の画像形成装置のレジストレーション
補正制御回路の一例を示す要部ブロック図である。
【符号の説明】
323 ミラーモータ 324 ミラーモータ 325 ミラーモータ 326 ミラーモータ 620 レジストレーションコントローラ 622 ミラーモータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/04 G03G 21/00 372 21/14 H04N 1/40 101Z H04N 1/40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される記録媒体上に画像を形成する
    複数の画像形成手段と、前記複数の画像形成手段により
    搬送体上に形成されたレジストマーク画像を検出する検
    出手段と、前記複数の画像形成手段それぞれについての
    複数の前記検出結果に応じて前記記録媒体上に形成され
    る画像のずれを補正するための補正量を算出する算出手
    段と、前記算出手段により算出された補正量に基づいて
    前記複数の画像形成手段の位置ずれ要素を補正する複数
    の補正手段と、前記算出手段により算出された補正量に
    基づいて各補正手段を個別的に駆動して位置ずれ要素を
    補正する第1の駆動と、前記第1の駆動に備えて前記複
    数の補正手段を一斉駆動する第2の駆動とを切り換え制
    御する制御手段とを具備したことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画像形成手段はそれぞれ、像
    担持体と前記像担持体に対して光ビームを照射する光学
    系とを備えた画像ステーションを有することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 各補正手段は、前記算出手段の出力に基
    づいて前記光学系を駆動し、各像担持体への光ビームの
    光路長をそれぞれ補正することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の補正手段は、前記光学系を移
    動するアクチュエータをそれぞれ含み、前記制御手段
    は、前記算出手段の出力に基づいて各アクチュエータの
    駆動を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータは、パルスモータで
    あることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、単一のドライバを介し
    て各補正手段の一斉駆動及び個別駆動を制御することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 それぞれ像担持体と、前記像担持体に対
    して光ビームを照射する光学系とを有し、被記録媒体上
    に画像を形成する複数の画像形成手段と、 前記被記録媒体上に形成される画像の位置ずれ量を検出
    する検出手段と、 前記複数の画像形成手段における光学系を移動する複数
    のアクチュエータと、 前記複数のアクチュエータを駆動する共通の駆動手段
    と、 前記検出手段の出力に応じて前記駆動手段を制御する制
    御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は、前記複数のアクチュエ
    ータを同時に駆動することを特徴とする請求項7記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段は、前記複数のアクチュエ
    ータを選択的に駆動することを特徴とする請求項7記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段が前記複数のアクチュエ
    ータを同時に駆動する第1のモードと、 前記駆動手段が前記複数のアクチュエータを選択的に駆
    動する第2のモードと、を有することを特徴とする請求
    項7記載の画像形成装置。
JP8210746A 1996-08-09 1996-08-09 画像形成装置 Pending JPH1055087A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6903848B2 (en) 2000-05-12 2005-06-07 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image recording apparatus and image forming apparatus
JP2010200839A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Rigaku Corp 放射線画像読取装置

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