JPH10508109A - 地震モニタリング - Google Patents

地震モニタリング

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JPH10508109A
JPH10508109A JP9504834A JP50483497A JPH10508109A JP H10508109 A JPH10508109 A JP H10508109A JP 9504834 A JP9504834 A JP 9504834A JP 50483497 A JP50483497 A JP 50483497A JP H10508109 A JPH10508109 A JP H10508109A
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ヨヘン ツシャオ、
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ゲオフォルシュンクスツェントルム・ポツダム
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Abstract

(57)【要約】 ある調査領域の所定の調査ポイントにおける地震活動のその空間的および時間的における変化をモニタリングする方法であって、特に地震予測の改善のための方法においては、比較的に低い強さ(マイクロ地震)の振動のロケーションとそのタイムが前記領域において時間的・空間的に感知され、そしてこのマイクロ地震の地震活動は、当該調査ポイントおよび調査タイムにおいて少なくとも1つのパラメータ(SEISMOLAP)手段によって数量化され、1つの確率値が発生パラメータとして確定され、タイムにおける確率値の発生形成がSEISMOLAPの変則的異常を検出するためにモニタされ、その活動のクラスタおよび/または相対的な地震の不活動フェーズによって、誘導される更に激しい地震が発生するロケーションを正確に高い信頼性で提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 地震モニタリング 本発明は、別紙の請求項1前段に記載のようなある1つの調査地域における 地震活動パラメータのモニタリングのための一方法に係わり、特に地震の予報( 予測)の可能性を改善するものに関する。 今日までのところ、予想される地震の発生時刻、場所(震央)および強さ(マ グニチュード)の確かな精度での予報は不可能であり、よって、対応する安全な 先行的警告、詳しくはその人口に留意した保護のための警告がとられ得る。従来 知られている方法は、地震警報をこれに一致してセッティングするに必要な信頼 性を発揮することはできなかった。また、例えば大規模な避難を実施することの 判断をするには信頼性が乏しかった。 SEISMOLAP(SEISMicOverLAPping)という名称で 本出願人により提案されている方法は、地震予測においてかなり改良された一方 法である。この方法は、″GeoForschungszentrum Potsdam″の1992/93の 2年レポートに記述されている。そこでこの文献の概要についてここに示す。 この公知のSEISMOLAP方法は、2つの現象因子、つまり名称的には地 震のクラスタリングおよび地震の不活動(不活性)と呼べるものの記録および数量 化から構成されたものである。 地震クラスタリングは、その後に続く激しい地震の揺れを、時間的および空間 的にもマイナーなマイクロ地震について注目し予測することにより解る。この現 象は、いわゆるSEISMOLAPパラメータを形成することにより数量化され る。 このSEISMOLAPパラメータ(以下に記すS)は、次の様に確定される (図2参照)。 調査されたある地域においては、観測ロケーションまたはポイント(地点)の1 つのネットワークが提供され、発生したマイクロ地震のテーブル(表)またはカタ ログ(目録)が編成されており、各地震のタイム(時間・時刻)のポイント(時点)や 、そのロケーション(場所・位置)およびそのマグニチュードが一覧表にされてい る。公知の方法により、各マイクロ地震は1つの2次元〜4次元のボディ(体系) が割り当てられている。最も単純なケースにおいてこれは1つの二乗により形成 され、これは、震央における1つの三乗によってその地震の深さを含む場合であ り、更に1つの4次元構成により、観測報告の発生における時間的インターバル (タイムウインドウ)を考慮することも含んでいた。後者は、次元「km3・日 」を有し、時間軸が未来ではなく過去だけに向かっている。 調査された地域においては、グリッドライン(碁盤の目状)のネットワークが形 成され、この中間点には2次元〜4次元ボディが割り当てられ、例えば2次元の 場合は、それがこのマイクロ地震に割り当てられた二乗と同じ大きさを有す1つ の二乗によって形成されている。 通常、これら地震または中間点に割り当てられた2次元〜4次元ボディは、大 きさにおいて等しく、その固有の条件、更に詳しくは探求され又は予測される主 要な地震の強さに基づいて選択される。 パラメータS1は、2次元〜4次元ボディのすべての重複するものの合計から 得られる結果であり、それらは夫々、式(1)に基づいて地震または中間点(観 測ポイント)に割り当てられる。この2次元のケースは図2に示されている。地 震のロケーションはアスタリスクでシンボライズされている。また、黒い領域は 重複、即ちパラメータS1を生成する合計を示している。 (Xj,Yj,Zj)は、時刻Tjにこのポイントで発生した地震の座標であり、同 時に、(X,Y,Z)は調査ポイントの座標である。D1-3 = DX は、スペ ースウインドウの次元であり、D4 = DTはタイムウインドウを表わす。こ れらのパラメータにより2次元〜4次元ボディの「ボリューム(量)」が定義され 、一方、ノーマライジングファクタとして式(1)に表現される。 このように、オリジナルのバージョンにおいては、SEISMOLAP手法は 、マイクロ地震の空間的な集中の一手法を単に確立し、過去に知られたバージョ ンにおいても、一時的な周期がSEISMOLAPパラメータに含まれていた。 この目的のために4次元の構成配置は、3つの空間的座標から離れて第4の次元 としてのタイム(時間時刻)を含んでスーパーインポーズ(重ね合せ)されていた 。これは実際に、マイクロ地震が地球の地殻における被調査ポイントから遠く離 れていることを意味するかまたは、時間的に遥かに逆かのぼったことを意味し、 僅かに寄与するだけか又は、調査されたロケーションおよび時間的所定ポイント のためのSEISMOLAPパラメータに対してはまったく寄与しない。対比し てみれば、例えば調査ロケーションについての1つの空間的ウインドウ内におい て、これらはこのポイント付近に位置されており、そして時間的にも遥かに逆か のぼった日付けではない。すなわち、考慮された時間内におけるポイントについ ての例えばタイムウインドウ内において主要な貢献(寄与)を果たす。よって、調 査された地殻ロケーションについてのマイクロ地震の集中が密になればなるほど 、これらが更に頻繁に起こり、より大きくなるのがこのSEISMOLAPパラ メータである。 このSEISMOLAPパラメータは、調査の特定なポイントや広範な領域の ためにも決定され得る。また、マイクロ地震の強さは任意に重み付けされてもよ い。マイクロ地震が強くなればなるほど、選ばれた対応する4次元的な配置構成 が更に拡大する。 この公知な方法の効果は、サパンカ(Sapanca)地震(1988年12月9日、オープン リヒタスケールにおけるM=4.2)で、アプリケーション(「ポストキャステ ィング」)によってデモンストレートされた。この地震の2〜3日前には、震央 に おけるSEISMOLAPパラメータはゼロ基線から力強く増加し、そして、地 震の起こる日の夕刻には特に強くその予兆を知らせている(参照:、図10の前 述した1992/93の2年レポート)。このSEISMOLAPパラメータの主要な 地震の揺れの直接的なタイムウインドウにおける変化の動きは、SEISMOL APの偏差(変則性)に収束する。 SEISMOLAP_1は地震のクラスタリングの直接的な尺度であり、この 地震の不活動さは、このパラメータ(SEISMOLAP_2 又は、S2)の逆 数によって計量される。次式(2)を参照。 SEISMOLAP_2 = S2(X,Y,Z,T) = (S1)-1 (2) このようにして、活動フェーズのみならず不活動フェーズであることを判別で きる可能性が、SEISMOLAP_1の逆数値を考慮することによってわかっ ていた。 この式(2)に係わり、SEISMOLAP_1の逆数値は、調査ポイントに ついての空間における更に大きなウインドウに対応して形成されてもよい。これ は、パラメータS1のインデックスGRによって示される。 S1およびS2の両パラメータのリニアな組合せは、 A・S1 − B・1/S1,GR = A・S1 − B・S2,GR であり、これは、活動および不活動のこれら両フェーズの逐次的な判別を制限し 、インデックスGRはこの調査ポイントについての更に広いエリアを示し、S1, GR はこのエリアのために確定されたSEISMOLAP_1のパラメータである 。 1988年12月のサパンカ地震に例えばこれを適用すると、明白な不活動フェーズ は、地震が起こる活動フェーズのおよそ2週間から1〜2日以前から続いていた 。他のケースでは地震のやや長い不活動フェーズが具現され、これにより不活動 フェーズは部分的に主要な地震発生の数ケ月から2〜3年以前には既に始まって いた。この遅延は、その後に到来する激しい主要な地震に関係するものである。 SEISMOLAP_2のタイムデベロップメントにおいては、このような不 活動フェーズは、特に良好にハイライト(強調)され得る。このような観測報告は 、 SEISMOLAP_2パラメータの計算および記録に注目された調査の結果得 られたものであり、これは、地震発生の2〜3週間または数ケ月前または、極め て激しい地震の場合では、何年かそれ以前に予測するためのポジションにある。 ここに採用された方法は、S1またはS2の値が計算やモニタされたロケーショ ンを考慮に入れないで引用されたものであり、異なる基本的な活動形態を呈して もよい。地震の基本的活動が高いあるロケーションにおいては、低い基本的な不 活動を呈するロケーションで記録された相対的なものと比べても、どれとも異な る意味を有している。従来この方法はこれらロケーションの相違を考慮すること ができないので、誤った予測が行われてしまいう場合もあった。それ故に、あら ゆるケースにおいて予測が信頼できるものではなかった。 本発明の目的は、調査領域における地震活動のパラメータをモニタリングす るための改善された方法および、この方法を実施するための装置を提供すること にあり、この方法は特に地震予測における信頼性の増大を図るものである。さら に詳しくは、ロケーション的に記録されたSEISMOLAP_2のパラメータ を比較する改良された手段を備えることのできる地震活動パラメータをモニタす る一方法を定義することが本発明の目的である。 この目的は請求項1および請求項11の要旨によって達成される。また本発明 の好適な実施例はこれらの従属項に提示されている。 本発明によれば上記目的が達成でき、詳しくは、SEISMOLAP_1ま たはSEISMOLAP_2の値が、切迫した上述の主要な地震発生(地震の強 さM>4)の1つのインジケータとしてはもはや調査されない。しかしながら、 その代わりとしてSEISMOLAPの値の妥当性は使用される。SEISMO LAP_2の極大値は、例えば地震の不活動ケースにおいて観察され、そして、 極めて低い確率を伴う警告可能な値として発生する。これは、マイクロ地震の存 在する場合にはロケーション的な値は比較しても等しく成り得ることを確実にす る。この確率は、例えば「パーソン(Pearson)タイプ3の確率分布」をSEIS MOLAP値の頻度分布に適応するような方法によって定義され得る。この確率 分布は、極値である水位のモデリングを行う水管理にたびたび利用されるもので あ る。 この方法は、それぞれのロケーションのためや1つの予測が行われるため、適 応可能な頻度分布が1つ存在する。即ち、時間的にも十分に長い期間にわたって 記録されたSEISMOLAPの値のロケーションのために、このSEISMO LAPの値が供給され、そしてこれらSEISMOLAPの値はパーソンタイプ 3確率分布の1つのプロット(点)によって適合され得る。 本発明は、次に添付された図面を参照することにより更に詳しく記述される 。すなわち、 図1は、調査の2つの異なる地点のためのSEISMOLAP_1パラメータ の確率分布をプロットしたものである。 図2は、従来技術から知られているものとして、SEISMOLAP_1パラ メータを示したものである。 本発明によれば、パラメータSEISMOLAP_1又はSEISMOLA P_2の少なくとも1つのパラメータが、調査領域、特に興味深いロケーション においては所定時間を超過して最初にまず確定され、その後、対応する頻度分布 がプロットされる。 この目的のためには、SEISMOLAPの値の計算に使用されるタイムウイ ンドウのn回(n>1)の期間が選択される。通常このnは3に等しく、例えば 100日の1つのタイムウインドウのためには、300日のSEISMOLAP のデータがその頻度分布のプロットやパーソンタイプ3の確率曲線の適応のため に必要となる。 つづいて、その対応する発生のためには、1つの確率分布をその頻度分布に適 合することで1つの確率値が各パラメータから確定される。 好ましくは、強い非対称を示す確率分布が選択され、相対的に希な発生の極値 を適用することを許すものが選択される。これは、例えばパーソンタイプ3確率 分布によって満足されるものである。次式(3)によれば、 P(ε) = (1/Γ(m))∫0 εαm-1- αdα (3) ε = (2/Css){(S−μs)/σs+2/Css}>0 m = (4/C2ss)> 0 μs = (1/ι)Σi=0 i-1Si σs= (1/(ι−1)){Σi=0 i-1(Si-μs)21/2 Css = {ι1/2Σi-0 i-1(Si-μs)3}/{(ι-1)3/2σs3} ここで、s =S2(Tk)は、T=Tkの時点でのSEISMOLAP_2の即 値であり、確率値に対してこの値が割り当てられる。si=S2(Tk)は、固定的 なタイムウインドウにおけるT=Tk-iの時点でのSEISMOLAP_2の値 であり、1はこのウインドウにおけるSEISMOLAP_2の値の番号であり 、Γ(m)はガンマ関数である。 この式(3)において、P(ε)は、超過した値εの確率である。もし、Cssが 正数であれば、P(ε)は超過したSEISMOLAP_2の値sに等しい。この 場合、1/P(ε)(1/確率に対応する式)は、地震の不活動の直接的な基準尺度 である。よって、更に高いものは1/P(ε)であり、それより低いものは極めて 低レベルの地震活動で平常な状態であるとして考慮され得る。一方、もしCssが 負数ならば、1/(1−P(ε))がその代わりに使われる。 それぞれの確率値から、更なるパラメータSEISMOLAP_3が確定され る。すなわち、 1/P(ε) SEISMOLAP_3 = S3(X,Y,Z,T)= (4) 1/(1−P(ε)) 少なくとも1つのパラメータ(SEISMOLAP_1により定義され得る確 率値SEISMOLAP_2として相対的に記述されるものとしての)この確率 値は次に、興味深い調査ポイント(X,Y,Z)のため、調査タイム(Tk)毎に格 納される。 図1において、2つの異なるロケーションのパラメータSEISMOLAP _1の確率分布は、例として曲線Aおよび曲線B(破線)によって表わされている 。SEISMOLAP_2は、SEISMOLAP_1の逆数値を主に表わすの で、対応する確率曲線はSEISMOLAP_2のためにもプロットされ得る。 また、図1から次のことが明らかである。すなわち、プロットされたAに代表さ れるロ ケーションは、比較的低いレベルの地震活動を示す。何故ならばこれは、SEI SMOLAP_1の比較的低いレベルにあるプロットされたBに比べて、その確 率分布の最大を示す故である。したがって、相対的な地震の不活動のフェーズは ロケーションAにおいては更に大きな確率にあると考えられ、SEISMOLA P_1の低い値からは、まだ差し迫った活動を結論づけるような判断は不要であ る。ここで、プロットBの場合においては、確率分布の最大値はSEISMOL AP_1のより高い値にシフトされる。そしてロケーションBは、地震活動の相 対的な基準レベルを示す。 また、ロケーションBにおいては、地震活動の相対的レベルのフェーズが、ロ ケーションAのそれよりもかなり大きい確率にあり、よってここでも、SEIS MOLAP_1の高い値から、まだ差し迫った活動を結論づけるような判断は不 要である。この様にこの手法は、興味深いそれぞれのロケーションのための確立 されたSEISMOLAP値の時間における開発技術ではないが、その確率分布 から確定され得るそれぞれの確率ではある。この確率値はロケーション的に比較 可能であり、この予測方法の比較可能性はすべてにロケーショナルに改善され、 よって、変則性のある空間的ポジションがさらに正確に決定され得る。 結論的には、地震を引き起こす活動の発生はそれぞれ記録され、そして/また は、調査ポイントの連続に対応する確率値が著しい変化(降下又は上昇傾向)を 示す時期においては、マイクロ地震のクラスタおよび/または、調査ポイントの 地震的不活動の形態で警告する。この警告は、時間単位毎の定義された変化率の しきい値に対し超過する場合において、その調査領域に対応する確率が所定のし きい値を侵害したら直ちに行われるものであり、これは光学的出力または音響的 警報または他の表示警告というような適宜なものであればよい。 この発明による方法によれば、この方法は空間的に比較された結果を許容する という利点からは離れ、上述のようにロケーションの更に良好なピンポイント化 を有し、また、信号対ノイズ率が改善されることもまたこの利点である。これに 加えて、その結果は、選択された空間ウインドウにおいて起こる地震発生の平均 回数の多少に係わらず達成される。 本発明に基づく方法は、「ポストキャスティング(postcasting)」な100件 以上の地震から得られるデータで継続的にテストされ、被災地である例えば、ス ピタック(アルメニア、1988年)、ローマ プリエタ(US、1989年)、ラ ンダース(US、1992年)、北海道(日本、1993年)、ノースリッジ(米国 、1994年)、神戸(日本、1995年)およびアイゴン(ギリシャ、1995年 )を含んでいる。 本発明のさらに特殊な改良や変形例としては、更なるウインドウが5次元のた めに与えられてもよく、これは詳しくはマイクロ地震のマグニチュードであり、 その他4つの次元(空間的および時間的)のための方法と同様に応用し得る。こ の変形例は、地震がたとえ所定のマグニチュード範囲だけで発生した場合であっ ても、地震を示すSEISMOLAPの変則的異常を検知することを可能にする 。この目的のため、調査ポイントは中心的なマグニチュードに関する1つのマグ ニチュードウインドウに割り当てられる。同様に、各マイクロ地震はその送られ たマグニチュードに係わる1つのウインドウに割り当てられ、通常、同じサイズ のウインドウは両種類のために選択される。2つのウインドウの重なりは次に、 他の4つの次元と同様な方法で、SEISMOLAPパラメータに対して、マグ ニチュードの所定帯域(又はインターバルまたはレンジ)の寄与分担を決定する 。 したがって、この処理は、許容できる更に低いマグニチュードのしきい値であ っても有利に実行でき、例えば極めて激しい地震の発生を誘導する地震活動(マ イクロ地震のマグニチュードでやや大きく現れるもの)は、これら発生からは別 個な独立したものであり、(マイクロ地震のマグニチュードでやや小さく単に現 れること)はそれほど激しいものではない。また、それぞれの分離・判別はこの 方法(タイムウインドウおよび空間ウインドウ)の他の任意な2つのパラメータ の適宜な選択によって同様に成されてもよい。 本発明に基づく方法を実施するための装置は、例えば、15個の地震計のネッ トワークを使用し、これら地震計は調査地域内に適切に配置されたものである。 その調査地域は、例えばおよそ200・100kmのサイズを有している。これら 地震計は地震の振動を感知して、そのマイクロ地震の時間、位置および強さを決 定するシステムにこの振動値を供給し、次には前述したような方法を具現化する 。このシステムは、本発明に基づく方法の処理ステップのそれぞれを実行するた めの構成手段としては特にコンピュータまたはメモリユニットであってもよいし 、また、適宜な警告信号手段であってもよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一調査地域において、所定の調査ポイント(X,Y,Z)および、調査タ イム(Tk)での地震活動の空間的および時間的な変化をモニタリングする方法で あって、 この方法においては、相対的に低い強さ(マイクロ地震)の揺れのロケーション およびタイムが前記調査地域で感知され、その後このマイクロ地震の地震活動は 、前記調査ポイント(X,Y,Z)および前記調査タイム(Tk)の少なくとも1つ のパラメータ(S1,S2)の手段によって数量化され、前記パラメータ(S1,S2) のそれぞれの少なくとも1つは、前記マイクロ地震の空間的および時間的な蓄積 のための時間的変化の可能な尺度であり、および/または前記調査ポイント(X ,Y,Z)での当該地震の不活動であって、 a) 所定の期間にわたって少なくとも1つのパラメータ(S1,S2)の値を感 知し、その後、パラメータ(S1,S2)のそれぞれの少なくとも1つの頻度分布を 生成するステップと、 b) 前記頻度分布に1つの確率分布を適合することにより、各パラメータの 発生に対応してそれぞれ1つの確率値を確定するステップと、 c) 更なる各調査タイム(Tk)における前記調査ポイント(X,Y,Z)のた めの少なくとも1つの前記確率値を確定および格納するステップと、 d) 調査ポイントの連続に対応する確率値が著しい変化を示す時期において 、マイクロ地震のクラスタおよび/または、この調査ポイントの地震的不活動の 形態で、地震を引き起こす活動の発生を記録および/または信号を送るステップ と、から成ることを特徴とする地震モニタリングの方法。 2. 少なくとも1つのパラメータは、第1パラメータ(SEISMOLAP_1,S1) および/または第2パラメータ(SEISMOLAP_2,S2)によって形成され、前記第 2パラメータ(SEISMOLAP_2,S2)は、前記第1パラメータ(SEIS MOLAP_1,S1)の逆数であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 3. 少なくとも1つのパラメータは、第1パラメータ(SEISMOLAP_1,S1) および/または第2パラメータ(SEISMOLAP_2,S2)によって形成され、後者が 調査地域に比べてより大きい基準地域のために確定された場合においては、前記 第2パラメータ(SEISMOLAP_2,S2)は、前記第1パラメータ(SEISMOLAP_1,S1 )に対応するパラメータ(SEISMOLAP_1G,S1,G)の逆数であることを特徴とする 、請求項1に記載の方法。 4. 前記第1パラメータ(SEISMOLAP_1,S1)は、各マイクロ地震に対して 空間的および時間的に1つのウインドウが割り当てられるように決定され、その 後、各マイクロ地震のこれらウインドウの重なりは計算されて、前記調査ポイン トにおける空間的および時間的に定義された1つのウインドウを伴って合算され ることを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の方法。 5. この方法の前記ステップa)における前記の期間は倍数であり、詳しく は、前記のタイムウインドウの長さの3倍であることを特徴とする、請求項4に 記載の方法。 6. 前記確率分布は強い非対称な確率分布であり、これは相対的に希に発生 する極値に対して適用可能であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 7. 前記確率分布は、パーソン(Pearson)タイプ3の確率分布であることを 特徴とする、請求項6に記載の方法。 8. 前記の空間的ウインドウのマグニチュードは、前記マイクロ地震の強度 に応答して選択されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。 9. 前記調査ポイントおよび、前記マイクロ地震のそれぞれは、1つのウイ ンドウに付加的に割り当てられ、前記調査ポイントの前記マグニチュードの前記 重なりは、前記第1のパラメータの計算に、前記マイクロ地震の各マグニチュー ドウインドウと共に入力されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。 10. 前記調査ポイントは、更に低いマグニチュードしきい値が割り当てら れ、マイクロ地震では、前記しきい値の以上にあるマグニチュードのものだけが 計算されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 11. 調査された前記領域における地震活動を検出するための装置の1つの ネットワークであり、前記の少なくとも1つのパラメータを計算するためおよび 、前記確率分布を前記頻度分布に適合させるための1つのコンピュータシステム によるものであることを特徴とする、前述した何れかの請求項に記載の方法を実 施するための装置。
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