JPH10507021A - パーマネントメモリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 装置内のデータレコードの消去不能、または、変更のできない蓄積装置において、初期化により、データレコードのフォーマットが、設定せしめられ、そして、それによって和形成が許容されることになるデータフィールドが決められる。

Description

【発明の詳細な説明】 パーマネントメモリ技術分野 本発明は、フォーマットされたデータのパーマネント蓄積のための装置に関す る。従来技術 データのパーマネント蓄積は、自動データ処理の多くの領域において必要であ る。たとえば、それらは勘定台における売り上げ、または電子装置における診断 データである。ここではこれは、蓄積されたデータを誤って消去すること、およ び故意の細工に対して保護することを意図している。毎日のこの目的のために、 その上にデータが印刷された紙片が用いられてきた。 この方法においては、スペースを有効利用するため、データを自動的にさらに 処理することを可能とするため、そして偽造に対してより高い保護レベルを達成 するため、紙片の代わりに電子的メモリを用いることが望ましい。 本発明の目的は、柔軟に活用することができる、そのようなメモリを提供する ことである。発明の説明 本発明は処理能力を持つメモリカードを活用する。この場合、蓄積されるべき データのフォーマットおよ び評価の型式は、初期フェーズにおいて設定される。その後は、このフォーマッ トに従いデータだけが蓄積されることができる。発明の詳細な説明 用いられるメモリカードは、プロセッサを持つ電子的メモリと、たとえばシー メンスから市販されているＳＬ４４Ｃ４０メモリカードに存在するような種類の 入力／出力ユニットの組み合わせられたものである。入力／出力インターフェイ スは、この場合ＩＳＯ標準７８１６によって動作する。もしより大きな蓄積容量 が必要であるならば、メモリ内容の電気的操作を排除するため。印刷回路ボード 上に取り付けられ、そしてその後封止されるコンポーネントから構成することも できる。単純化の目的のために、以下の明細書の中ではこのような変形の全ては メモリカードとして言及されている。 メモリ装置としてそのような装置を用いるため、メモリカード内のリードオン リーメモリがプログラムを持つように備えられる。ＥＥＰＲＯＭ内に蓄積される べきデータおよび、ＥＥＰＲＯＭ内にそれらが蓄積されるべきフォームが、予め 設定される。インターフェイスにおける転送フォーマットおよびう方法もまた設 定される。それらの仕様を満足するプログラムが作成され、そしてプログラミン グ装置によってリードオンリーメモリに書き込まれる。その後、メモリカードが 意図された目的のために用いられることができる。もし蓄積されるべきデータの フォーマットが変化するならば、新しいリードオンリーメモリ内容が決められ、 そして新しいカード内にプログラムされる。メモリカードは各アプリケーション ごとに別個に準備される。たとえば、適正な規定によって、蓄積されるべき内容 が変化したならば、用いられなくなったメモリカードは破壊する必要がある。多 数の異なるメモリフォーマットが用いられる場合には、包括的な準備もまた必要 である。 こうして、変形の全てに共通な固定されたプログラムが本発明によって用いら れ、このプログラムは初期的診断によって、蓄積されるべきデータのフォーマッ トおよびフォームを決める。 メモリカードと、これを用いる装置、たとえばキャッシュレジスタ、との間の 通信は、主としてＩＳＯ７８１６による通信プロトコルを通して行われる。より よく理解できるために、以下に単純化された表が用いられる。この場合には、キ ャラクタシーケンスが転送される。第１キャラクタがデータキャラクタの数を含 み、第２キャラクタが記録されるデータに関するタイプ識別子であり、そして引 き続くデータキャラクタは記録されるデータのタイプに依存するようなフォーマ ットが選択されている。そのためフォーマットは、 となる。 初期データ記録としては、各データキャラクタはデータフィールドを規定し、 そして以下のようにコード化される。 結果として、キャラクタシーケンス AA 04 01 01 C5 82 43 55 は１６進形式で表示され、タイプ１のこのメッセージは、以下のような４つのフ ィールド上に記録された引き続くデータのフォーマットを規定する初期的命令で あり、 １．１キャラクタ、すなわち「ｓｉｃ」のみが蓄積され、 ２．ＢＣＤコードでチェックされた５キャラクタ、すなわち最大で１０ディジッ トを持つ、そして合計にアクセスできる許された数、 ３．バイナリコード化された２キャラクタ、そのため０から６５７６７の間の数 が許され、そして合計にアクセスが可能である、 ４．ＢＣＤコード化方法における６ディジットを蓄積する３キャラクタ、たとえ ば加算の間には考慮されないデータのアイテム。 その後、タイプ２のメッセージがＢＣＤコード化された連続番号「５４３２１ 」をセットするために用いられ、 AA 03 02 05 43 21 AA たとえば、３つのデータレコード AA 0B 03 58 00 00 01 00 35 00 05 94 06 12 55 AA 0B 03 58 00 00 00 88 97 00 07 94 06 12 55 AA 0B 03 58 00 00 02 00 53 00 10 94 06 13 55 が通信伝送され、アクセプトされ、そして蓄積される。 以下は、排除される。 AA 08 03 58 00 00 01 00 35 00 05 55 （不正フィールド番号） AA 0B 03 58 00 00 00 C8 97 00 07 94 06 12 55 （第２フィールドがＢＣＤコードではない） AA 0B 03 58 00 00 02 00 53 00 10 C4 06 13 55 （第４フィールドがＢＣＤコードでない） 最初の３つのフィールドによって、合計と照会が発せられる。 AA 07 05 43 21 00 00 03 89 85 00 1C 55 換言すれば、最初は一連番号であり、次にＢＣＤ表現における第２フィールドの 合計であり、そして次には２進表現による第３フィールドの合計である。 個々のデータレコードは他の質問によってアクセスされることができる。 メモリが６５７６８バイトを含んでいると仮定する。最初の３２バイトは管理 のために用いられる。この場合、フィールド分割は最初のデータレコードおよび 一連番号によって分割される。蓄積されるべき各データレコードが１１バイトを 必要とするので、残りの６５７６８−３２＝６５７３６が１１に分けられ、そし て５９７６の数のデータレコードを発生させる。もし書き込み専用「ｓｉｃ」メ モリが含まれていれば、付加的バイトが「書き込まれた」マーキングとして用い られるべきであり、そのため１２バイトのレコード長を発生させるために、全体 として５４７８レコードの数となる。 本発明は特に、法律上の取り決めによってデータを勝手にいじることができな い蓄積方法が望まれているような、たとえば勘定台における日毎の合計を蓄積す る、勘定台の財務上のデータを蓄積するのに適してい る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年８月７日 【補正内容】 明細書 パーマネントメモリ技術分野 本発明は、フオーマットされたデータのパーマネント蓄積のための装置に関す る。従来技術 データのパーマネント蓄積は、自動データ処理の多くの範囲において必要であ る。たとえば、それらは勘定台における売り上げ、または電子装置における診断 データである。ここでは、蓄積されているデータを誤った消去および故意の細工 から保護することが意図されている。毎日のこの目的のために、その上にデータ が印刷された紙片が用いられてきた。 この方法においては、スペースを節減するため、自動的にデータをさらに処理 することを可能とするために、そして偽造に対するより高い保護のレベルを達成 するために、紙片の代わりに電子的メモリを用いることが望ましい。 第ＷＯ ８７／０７０６０号は、そのメモリが初期化によって、固定された長 さのいくつかのデータレコードに細分され、そして異なるピンによる保護機構を 持つ、メモリカードを開示している。 本発明の目的は、柔軟に用いられることができる、そのようなメモリを明示す ることである。発明の説明 本発明は処理能力を持つメモリカードを使用する。この場合、蓄積されるべき データのフォーマットおよび、評価のタイプは、初期化フェーズで設定される。 その後、このフォーマットでデータのみが蓄積される。 請求の範囲 １．プロセッサ、インターフェイスおよび不揮発性メモリを含むメモリカード を動作させるための方法において、データレコードの形式におけるデータはイン ターフェイスを通してプロセッサから受け取られ、そして不揮発性メモリに蓄積 され、初期化キャラクタシーケンスはインターフェイスを通して転送され、これ は少なくとも蓄積されるべきデータフィールドの数および長さを含み、 −用いられる初期化キャラクタシーケンスは、１度だけ受け入れられそして実行 され、 −初期化キャラクタシーケンスはフィールドのコーディングに関する情報を含む ことができ、 −一旦、用いられる初期化キャラクタシーケンスが受け入れられたなら、 −初期化キャラクタシーケンス内に含まれるフィールドのコーディングに関す る、情報をそのコーディングが満足する、データレコードのみが受け入れられ、 −データレコードを付加することだけが可能であり、何らかのデータレコード の変更または消去が不可能である、ことを特徴とする、メモリカードを動作させ るための方法。 ２．少なくとも第１データレコードの蓄積の後に、第２キャラクタシーケンス が、メモリ装置を、第２キ ャラクタシーケンス内にコード化された機能によって、異なるデータレコードの データフィールドを組み合わせる、特に加算させる、ようにさせ、そして結果を 送り戻すような、請求項１に記載の動作方法。 ３．初期化キャラクタシーケンスの各キャラクタがデータフィールド、これは データフィールドのためのタイプ識別子を持つビットフィールド、およびデータ フィールドの長さのためのビットフィールドを含む、を決め、そしてここにおい てタイプ識別子は、データフィールドが加算に適するかどうかを表示する少なく とも１つのインジケータを含み、そして付加的に、データが２進フォーマットま たはパックされた１０進ディジットにおいて通信伝送されるかを示すインジケー タをもまた含むような、請求項１または２に記載の動作方法。 ４．第１データレコードの蓄積の前に、第３キャラクタシーケンスがメモリ装 置に通信伝送され、ような、請求項１から３の１つに記載の動作方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．データレコードの変更に対して保護されている、パーマネント蓄積のため のメモリ装置において、 −第１データレコードの蓄積の前に、初期化キャラクタシーケンスがメモリ装 置に通信伝送され、このキャラクタシーケンスは蓄積されるべきデータレコード のフィールドの数、長さおよびタイプを含んでおり、 −初期化キャラクタシーケンスの通信に引き続いて、初期化キャラクタシーケ ンスによって決められた内容および構造を持つデータレコードのみが認識されそ して蓄積される、ことを特徴とする、パーマネント蓄積のためのメモリ装置。 ２．少なくとも、第１データレコードの蓄積に引き続いて、第２キャラクタシ ーケンスがメモリ装置をして、キャラクタシーケンス内に含まれる基準に従って データフィールドを組み合わせる、例えば、加える、ようにし、そして結果を返 送せしめるような、請求項１に記載のメモリ装置。 ３．初期化キャラクタシーケンスの各々のキャラクタが、データフィールドに 関するタイプ識別子を持つ１つのビットフィールドと、データフィールドの長さ に関する１つのビットフィールドとを含むデータフィールドを決め、そしてここ においてタイプ識別子はデータフィールドは和形成に適しているかどうかを示す 、そして付加的に、データがバイナリフォーマットまたはパックされた１０進デ ィジットとして通信伝送されるかどうかのインジケータをを含むことができる、 少なくとも１つのインジケータをも含むような、請求項１または２に記載のメモ リ装置。 ４．第１データレコードの蓄積の前に、第３キャラクタシーケンスがメモリ装 置に通信伝送され、これはメモリカード上に蓄積されるキャラクタシーケンスを 含み、そしてこの第１データレコードの蓄積の後には、少なくとももはや変更す ることができず、この装置によって、カードの個別の物品の曖昧さのない識別が 引き続く読み出しによって達成されるような、請求の範囲１項から３項までのう ち何れか１項記載のメモリ装置。