JPH1034702A - 複合カップ - Google Patents
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- JPH1034702A JPH1034702A JP8197373A JP19737396A JPH1034702A JP H1034702 A JPH1034702 A JP H1034702A JP 8197373 A JP8197373 A JP 8197373A JP 19737396 A JP19737396 A JP 19737396A JP H1034702 A JPH1034702 A JP H1034702A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14467—Joining articles or parts of a single article
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、紙カップの頂部にプレカールを施
し、この紙カップを射出成形金型内に載置し溶融プラス
チックを射出し、フランジ部の裏側まで紙カップ部材を
有する複合カップを提供することにある。 【解決手段】紙を主体とし、両側もしくは内面側にプラ
スチック層をラミネートした積層素材によりなる底板、
胴部を巻き締めて一体化した紙カップを、射出成形金型
内に載置し、この紙カップのプラスチック層とヒートシ
ール性を有する溶融プラスチックを射出して、胴部１１
の頂部周囲にプラスチックリング１５と、胴部１１の重
ね合わせ部１１ａの保護材１６と、同時に保護材下端に
突起片ｋと胴部１１と底板１２の結合部１７の保護材１
４とを一体に成形してなる複合カップ１０において、前
記紙カップの胴部の頂部にプレカールｐが施されてい
る。
し、この紙カップを射出成形金型内に載置し溶融プラス
チックを射出し、フランジ部の裏側まで紙カップ部材を
有する複合カップを提供することにある。 【解決手段】紙を主体とし、両側もしくは内面側にプラ
スチック層をラミネートした積層素材によりなる底板、
胴部を巻き締めて一体化した紙カップを、射出成形金型
内に載置し、この紙カップのプラスチック層とヒートシ
ール性を有する溶融プラスチックを射出して、胴部１１
の頂部周囲にプラスチックリング１５と、胴部１１の重
ね合わせ部１１ａの保護材１６と、同時に保護材下端に
突起片ｋと胴部１１と底板１２の結合部１７の保護材１
４とを一体に成形してなる複合カップ１０において、前
記紙カップの胴部の頂部にプレカールｐが施されてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体、粉体、粘稠
体等の内容物を保存し、かつ流通するために用いる紙を
主体とする複合カップの改良に関するものである。
体等の内容物を保存し、かつ流通するために用いる紙を
主体とする複合カップの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ジュース、清涼飲料等の飲料
用ワンウェイ容器として種々の構成からなる容器が知ら
れている。この容器として、紙カップ等の紙容器が汎用
されており、持ち運びのためには内容物を充填後、開口
部をアルミ箔等の蓋材で密封することが行われている。
このように、蓋材で密封する場合、紙容器の頂部には紙
基材を重ね合わせた継ぎ目部分がそのまま残り、段差が
生じるため、蓋材と紙容器の頂部で完全な密着が得られ
ず、密封性の良いシールが困難であった。
用ワンウェイ容器として種々の構成からなる容器が知ら
れている。この容器として、紙カップ等の紙容器が汎用
されており、持ち運びのためには内容物を充填後、開口
部をアルミ箔等の蓋材で密封することが行われている。
このように、蓋材で密封する場合、紙容器の頂部には紙
基材を重ね合わせた継ぎ目部分がそのまま残り、段差が
生じるため、蓋材と紙容器の頂部で完全な密着が得られ
ず、密封性の良いシールが困難であった。
【０００３】そこで、蓋材のシールによる密封性を改良
するため、特公昭６３−２４４６４号公報に示されてい
るように、予め成形されたプラスチックリングを紙容器
頂部の開口部に超音波などの手段で接着した紙容器が提
案され、実用化されている。このプラスチックリングの
付いた紙容器は、開口部の強度があり、シール部分に段
差がないので密封性の良好なシールができるばかりでな
く、開封性を考慮した構成も可能であり、液体を充填す
るのに適した容器であった。すなわち、前記紙容器は、
予め成形した紙カップ等の紙容器と、この紙容器の開口
部に合致するように成形されたプラスチックリングを組
合せ、超音波等の手段により接着し、製造していた。こ
のように、それぞれの部材を別々に製造し、それらを組
み合わせて製造するため、製造工程が複雑となり、コス
トの高い容器となっていた。すなわち、紙容器の胴部の
重ね合わせ部、胴部と底板を巻き締めてなる結合部に、
頂部と同様の溶融プラスチックによる樹脂層で保護する
ためには、別部材として、別工程で設けなければならな
かった。
するため、特公昭６３−２４４６４号公報に示されてい
るように、予め成形されたプラスチックリングを紙容器
頂部の開口部に超音波などの手段で接着した紙容器が提
案され、実用化されている。このプラスチックリングの
付いた紙容器は、開口部の強度があり、シール部分に段
差がないので密封性の良好なシールができるばかりでな
く、開封性を考慮した構成も可能であり、液体を充填す
るのに適した容器であった。すなわち、前記紙容器は、
予め成形した紙カップ等の紙容器と、この紙容器の開口
部に合致するように成形されたプラスチックリングを組
合せ、超音波等の手段により接着し、製造していた。こ
のように、それぞれの部材を別々に製造し、それらを組
み合わせて製造するため、製造工程が複雑となり、コス
トの高い容器となっていた。すなわち、紙容器の胴部の
重ね合わせ部、胴部と底板を巻き締めてなる結合部に、
頂部と同様の溶融プラスチックによる樹脂層で保護する
ためには、別部材として、別工程で設けなければならな
かった。
【０００４】そこで、図３（Ａ）に示すように、紙カッ
プ等の紙容器の頂部端面１５ａが露出している箇所、お
よび胴部１１の重ね合わせ部１１ａを成形と同時に保護
できる容器として、紙を主体とし、両側にプラスチック
層をラミネートした底板１２と胴部１１を巻き締めて一
体化した紙容器本体を、射出成形金型内に載置し、型締
め後溶融プラスチックを射出し、容器本体の頂部１５ａ
周囲にプラスチックリング１５と、胴部１１の重ね合わ
せ部１１ａ、および底板１２と胴部１１の巻き締めてな
る結合部１７に、樹脂層による保護材１６，１４を一体
成形することにより、内容物保存性を向上させたプラス
チックリング付紙容器１０が知られている。
プ等の紙容器の頂部端面１５ａが露出している箇所、お
よび胴部１１の重ね合わせ部１１ａを成形と同時に保護
できる容器として、紙を主体とし、両側にプラスチック
層をラミネートした底板１２と胴部１１を巻き締めて一
体化した紙容器本体を、射出成形金型内に載置し、型締
め後溶融プラスチックを射出し、容器本体の頂部１５ａ
周囲にプラスチックリング１５と、胴部１１の重ね合わ
せ部１１ａ、および底板１２と胴部１１の巻き締めてな
る結合部１７に、樹脂層による保護材１６，１４を一体
成形することにより、内容物保存性を向上させたプラス
チックリング付紙容器１０が知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
プラスチックリング付紙容器１０は、図３（Ｂ）に示す
ように、使用する紙カップ等の容器本体の頂部１５ａに
トップカール１５ｂが施されていない場合、プラスチッ
クリング１５と紙カップの頂部１５ａ及び接合部付近で
の気体バリヤー性が低く、内容物の保存性が低下する恐
れがあった。また、図４に示すように、頂部にトップカ
ール１５ｂが施された通常の紙カップにプラスチックリ
ング１５を設けた容器本体においては、トップカール１
５ｂを含むフランジ部ｆが厚くなり、内容物を充填する
際の機械適性が低下するという問題があった。そこで本
発明は、上記の問題を解決するためなされたもので、紙
カップの頂部にプレカールを施し、この紙カップを射出
成形金型内に載置し溶融プラスチックを射出し、フラン
ジ部の裏側に紙カップ部材を有する、丈夫で成形性に優
れた複合カップを提供することにある。
プラスチックリング付紙容器１０は、図３（Ｂ）に示す
ように、使用する紙カップ等の容器本体の頂部１５ａに
トップカール１５ｂが施されていない場合、プラスチッ
クリング１５と紙カップの頂部１５ａ及び接合部付近で
の気体バリヤー性が低く、内容物の保存性が低下する恐
れがあった。また、図４に示すように、頂部にトップカ
ール１５ｂが施された通常の紙カップにプラスチックリ
ング１５を設けた容器本体においては、トップカール１
５ｂを含むフランジ部ｆが厚くなり、内容物を充填する
際の機械適性が低下するという問題があった。そこで本
発明は、上記の問題を解決するためなされたもので、紙
カップの頂部にプレカールを施し、この紙カップを射出
成形金型内に載置し溶融プラスチックを射出し、フラン
ジ部の裏側に紙カップ部材を有する、丈夫で成形性に優
れた複合カップを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記目的
を達成するために、紙を主体とし、両側もしくは内面側
にプラスチック層をラミネートした積層素材によりなる
底板、胴部を巻き締めて一体化した紙カップを、射出成
形金型内に載置し、この紙カップのプラスチック層とヒ
ートシール性を有する溶融プラスチックを射出して、胴
部１１の頂部周囲にプラスチックリング１５と、胴部１
１の重ね合わせ部１１ａの保護材１６と、同時に保護材
下端に突起片ｋと、胴部１１と底板１２の結合部１７の
保護材１４とを一体に成形してなる複合カップ１０にお
いて、前記紙カップの胴部１１の頂部にプレカールｐが
施されていることを要旨とする。
を達成するために、紙を主体とし、両側もしくは内面側
にプラスチック層をラミネートした積層素材によりなる
底板、胴部を巻き締めて一体化した紙カップを、射出成
形金型内に載置し、この紙カップのプラスチック層とヒ
ートシール性を有する溶融プラスチックを射出して、胴
部１１の頂部周囲にプラスチックリング１５と、胴部１
１の重ね合わせ部１１ａの保護材１６と、同時に保護材
下端に突起片ｋと、胴部１１と底板１２の結合部１７の
保護材１４とを一体に成形してなる複合カップ１０にお
いて、前記紙カップの胴部１１の頂部にプレカールｐが
施されていることを要旨とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施例を示
す、複合カップの断面説明図である。本発明は、胴部１
１の天端部にプレカールｐを施した紙カップを射出成形
金型内に挿入保持し、溶融プラスチックを射出し、プラ
スチックリング１５のフランジ部ｆ裏面側にまで紙カッ
プ部材を有する複合カップを得たものである。すなわ
ち、図１に示すように、頂部にプレカールｐが施された
紙カップ等の容器を射出成形金型内に載置し、この金型
内に溶融プラスチックを射出し頂部プレカールｐの周囲
上にプラスチックリング１５と、胴部１１の重ね合わせ
部１１ａの保護材１６と、胴部１１と底板１２との結合
部１７の保護材１４と、前記保護材１６の下端に容器を
スタックする際のストッパーである突起片ｋを同時に射
出成形したものである。
す、複合カップの断面説明図である。本発明は、胴部１
１の天端部にプレカールｐを施した紙カップを射出成形
金型内に挿入保持し、溶融プラスチックを射出し、プラ
スチックリング１５のフランジ部ｆ裏面側にまで紙カッ
プ部材を有する複合カップを得たものである。すなわ
ち、図１に示すように、頂部にプレカールｐが施された
紙カップ等の容器を射出成形金型内に載置し、この金型
内に溶融プラスチックを射出し頂部プレカールｐの周囲
上にプラスチックリング１５と、胴部１１の重ね合わせ
部１１ａの保護材１６と、胴部１１と底板１２との結合
部１７の保護材１４と、前記保護材１６の下端に容器を
スタックする際のストッパーである突起片ｋを同時に射
出成形したものである。
【０００８】この際使用する紙カップは、図２に示すよ
うに、紙カップの胴部１１の頂部にプレカールｐを施し
たものである。すなわち、このプレカールｐ上にプラス
チックリング１５を成形することになるため、フランジ
部ｆの厚みを薄く、幅広く成形することができるので、
一体感があり、かつ容器の胴部１１に溶融プラスチック
のみにより形成される部分がないので、内容物を充填す
る際、充填機適性、酸素等の気体バリヤー性、遮光性、
成形性が向上する。
うに、紙カップの胴部１１の頂部にプレカールｐを施し
たものである。すなわち、このプレカールｐ上にプラス
チックリング１５を成形することになるため、フランジ
部ｆの厚みを薄く、幅広く成形することができるので、
一体感があり、かつ容器の胴部１１に溶融プラスチック
のみにより形成される部分がないので、内容物を充填す
る際、充填機適性、酸素等の気体バリヤー性、遮光性、
成形性が向上する。
【０００９】なお、上記の複合カップ１０においては、
胴部１１の重ね合わせ部１１ａの保護材１６と、胴部の
頂部周囲にプラスチックリング１５と、底板１２と胴部
１１の巻き締めによる結合部１７の保護材１４とを溶融
プラスチックの射出成形により一体に形成したものであ
るが、本発明に限定されるものではなく、充填する内容
物、保存期間、樹脂量の削減等を考慮して、前記の底板
１２と胴部１１の巻き締めによる結合部１７の保護材１
４は設けなくともよく、適宜選択することができる。
胴部１１の重ね合わせ部１１ａの保護材１６と、胴部の
頂部周囲にプラスチックリング１５と、底板１２と胴部
１１の巻き締めによる結合部１７の保護材１４とを溶融
プラスチックの射出成形により一体に形成したものであ
るが、本発明に限定されるものではなく、充填する内容
物、保存期間、樹脂量の削減等を考慮して、前記の底板
１２と胴部１１の巻き締めによる結合部１７の保護材１
４は設けなくともよく、適宜選択することができる。
【００１０】また、複合カップに用いる紙カップの両面
又は内面にラミネートするプラスチック層は、熱接着可
能な樹脂であれば、目的に応じて選択すればよく、低
臭、低吸着を必要とする場合は、エチレン−ビニアルコ
ール共重合体、飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリロニ
トリル等の樹脂のいずれかを用いればよい。また、充填
物の長期保存等が必要な場合には、アルミニウム、或い
は珪素酸化物等を蒸着加工したフィルムを積層すること
も可能で、さらに高いバリヤー性が得られる。
又は内面にラミネートするプラスチック層は、熱接着可
能な樹脂であれば、目的に応じて選択すればよく、低
臭、低吸着を必要とする場合は、エチレン−ビニアルコ
ール共重合体、飽和ポリエステル樹脂、ポリアクリロニ
トリル等の樹脂のいずれかを用いればよい。また、充填
物の長期保存等が必要な場合には、アルミニウム、或い
は珪素酸化物等を蒸着加工したフィルムを積層すること
も可能で、さらに高いバリヤー性が得られる。
【００１１】また、保護材１６の下端で、胴部１１と底
板１２との結合部１７に設けた保護材１４上に、スタッ
キングの際に抜け落ち易いように、突起片ｋを同時に成
形したもので、スックキングする際に底部まで容器本体
が嵌め込まれ、抜け難くならないようにしたものであ
る。
板１２との結合部１７に設けた保護材１４上に、スタッ
キングの際に抜け落ち易いように、突起片ｋを同時に成
形したもので、スックキングする際に底部まで容器本体
が嵌め込まれ、抜け難くならないようにしたものであ
る。
【００１２】さらに、プラスチックリング１５や保護材
１６、或いは結合部の保護材１４に用いる溶融プラスチ
ックとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等が用い
られるが、紙カップ内面のプラスチック層と熱接着性を
有するものであれば特に限定はされない。
１６、或いは結合部の保護材１４に用いる溶融プラスチ
ックとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等が用い
られるが、紙カップ内面のプラスチック層と熱接着性を
有するものであれば特に限定はされない。
【００１３】このように、プレカールが施された紙カッ
プの頂部周囲、胴部の重ね合わせ部、胴部と底板との巻
き締めによる結合部の位置に同時に溶融プラスチックを
射出し、一体に成形すると同時に、容器本体の胴部重ね
合わせ部の内側端面の部分、および底部の結合部を覆う
樹脂層を形成するので、内容物の保存性、容器の密封性
を向上させることができる。
プの頂部周囲、胴部の重ね合わせ部、胴部と底板との巻
き締めによる結合部の位置に同時に溶融プラスチックを
射出し、一体に成形すると同時に、容器本体の胴部重ね
合わせ部の内側端面の部分、および底部の結合部を覆う
樹脂層を形成するので、内容物の保存性、容器の密封性
を向上させることができる。
【００１４】以上の構成により得られた複合カップの酸
素透過率と、落下強度（横方向）の物性テストを行っ
た。結果を表１に示す。
素透過率と、落下強度（横方向）の物性テストを行っ
た。結果を表１に示す。
【００１５】
【表１】
【００１６】物性テストの結果、酸素透過率及び落下強
度において、本発明の複合カップが優れている。
度において、本発明の複合カップが優れている。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、胴部の頂部にプレカー
ルを施した紙カップを使用することにより、このプレカ
ール上にプラスチックリングを成形することになるた
め、フランジ部の厚みを薄く、広く成形することができ
るので、一体感があり、かつ容器の胴部に溶融プラスチ
ックのみにより形成される部分がないので、薄くとも強
度があり、内容物を充填する際、充填機適性、酸素等の
気体バリヤー性、遮光性が向上する。また、この複合カ
ップは、横方向から受ける衝撃に対しての強度が著しく
向上した。さらに加えて、この頂部に形成するプラスチ
ックリングを透明樹脂により射出成形した場合、紙カッ
プのプレカール天面に施した模様等をカップの天部より
見ることができる、等の意匠性に優れた複合カップが得
られた。
示す如き効果がある。すなわち、胴部の頂部にプレカー
ルを施した紙カップを使用することにより、このプレカ
ール上にプラスチックリングを成形することになるた
め、フランジ部の厚みを薄く、広く成形することができ
るので、一体感があり、かつ容器の胴部に溶融プラスチ
ックのみにより形成される部分がないので、薄くとも強
度があり、内容物を充填する際、充填機適性、酸素等の
気体バリヤー性、遮光性が向上する。また、この複合カ
ップは、横方向から受ける衝撃に対しての強度が著しく
向上した。さらに加えて、この頂部に形成するプラスチ
ックリングを透明樹脂により射出成形した場合、紙カッ
プのプレカール天面に施した模様等をカップの天部より
見ることができる、等の意匠性に優れた複合カップが得
られた。
【図１】本発明の一実施例を示す、複合カップを断面で
表した説明図である。
表した説明図である。
【図２】本発明の同実施例を示す、複合カップに用いた
紙カップを断面で表した説明図である。
紙カップを断面で表した説明図である。
【図３】プラスチックリング付紙容器の一例を示すもの
で、（Ａ）は断面で表した説明図であり、（Ｂ）はＴ部
分の拡大説明図である。
で、（Ａ）は断面で表した説明図であり、（Ｂ）はＴ部
分の拡大説明図である。
【図４】プラスチックリング付紙容器の一例を示すもの
で、先端にトップカールが施された紙カップを用いた場
合のプラスチックリングの拡大説明図である。
で、先端にトップカールが施された紙カップを用いた場
合のプラスチックリングの拡大説明図である。
１０ …複合カップ １１ …胴部 １１ａ…重ね合わせ部 １２ …底板 １４，１６…保護材 １５ …プラスチックリング １５ａ…頂部 １５ｂ…トップカール １７ …結合部 ｆ …フランジ部 ｋ …突起片 ｐ …プレカール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｌ 22:00
Claims (1)
- 【請求項１】紙を主体とし、両側もしくは内面側にプラ
スチック層をラミネートした積層素材によりなる底板、
胴部を巻き締めて一体化した紙カップを、射出成形金型
内に載置し、前記紙カップのプラスチック層とヒートシ
ール性を有する溶融プラスチックを射出して、胴部の頂
部周囲にプラスチックリングと、胴部の重ね合わせ部の
保護材と、該保護材下端の突起片と、胴部と底板の結合
部の保護材とを一体に成形してなる複合カップにおい
て、前記紙カップの胴部の頂部にプレカールが施されて
いることを特徴とする複合カップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8197373A JPH1034702A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 複合カップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8197373A JPH1034702A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 複合カップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034702A true JPH1034702A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16373431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8197373A Pending JPH1034702A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 複合カップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034702A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009074721A1 (en) | 2007-12-12 | 2009-06-18 | Stora Enso Oyj | A method for forming a package and a package |
| WO2014030047A1 (en) * | 2012-08-22 | 2014-02-27 | Stora Enso Oyj | Method for forming the rim of a package, package and moulding tool |
| CN108082651A (zh) * | 2016-11-19 | 2018-05-29 | 天津欧津汇溢市场调查有限公司 | 一种技术服务用纸杯 |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP8197373A patent/JPH1034702A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2009074721A1 (en) | 2007-12-12 | 2009-06-18 | Stora Enso Oyj | A method for forming a package and a package |
| EP2234800A1 (en) * | 2007-12-12 | 2010-10-06 | Stora Enso Oyj | A method for forming a package and a package |
| JP2011506138A (ja) * | 2007-12-12 | 2011-03-03 | ストラ エンソ オサケ ユキチュア ユルキネン | パッケージ容器を形成する方法及びパッケージ容器 |
| EP2234800A4 (en) * | 2007-12-12 | 2012-11-07 | Stora Enso Oyj | METHOD FOR PRODUCING A PACKAGING AND PACKAGING |
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Legal Events
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050118 |
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| A02 | Decision of refusal |
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