JPS6038492Y2 - 密封、簡易開封、再開閉の各機能を備えた紙製容器 - Google Patents

密封、簡易開封、再開閉の各機能を備えた紙製容器

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Publication number
JPS6038492Y2
JPS6038492Y2 JP8469880U JP8469880U JPS6038492Y2 JP S6038492 Y2 JPS6038492 Y2 JP S6038492Y2 JP 8469880 U JP8469880 U JP 8469880U JP 8469880 U JP8469880 U JP 8469880U JP S6038492 Y2 JPS6038492 Y2 JP S6038492Y2
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JP
Japan
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spout
container
paper
synthetic resin
lid
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Expired
Application number
JP8469880U
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English (en)
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JPS576730U (ja
Inventor
嘉夫 地村
Original Assignee
大日本印刷株式会社
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Publication date
Application filed by 大日本印刷株式会社 filed Critical 大日本印刷株式会社
Priority to JP8469880U priority Critical patent/JPS6038492Y2/ja
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Publication of JPS6038492Y2 publication Critical patent/JPS6038492Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、紙製容器あるいは紙を主体とする合成樹脂と
の複合容器において、容器本体に設けた注出口の口縁部
を合成樹脂にて縁取り被覆することにより、脅威樹脂成
型蓋による密封、開封、及び再開閉の各機能を発揮する
ことができるようにした密封容器に関するものである。
従来、この種の紙製容器においては、その注出口部分に
種々の欠点があった。
その主なものをあげると、 (1)牛乳容器Aの場合は、第1図に示すように表裏両
面にポリエチレンをコーティングした紙製容器本体1に
注出口3を穿設し、この注出口3の外面に、蓋用薄紙に
ポリエチレンをコーティングした蓋2をヒートシールし
たものであるが、このようなものでは、注出口3は打抜
かれたものであるから、その容器本体1の断面が露出し
ていて、徐々ではあるが、内容液の牛乳が浸透し、その
保存性及び容器そのものにも問題を生じていた。
(2)牛乳容器Bの場合は、第2図に示すように、表裏
両面にポリエチレンをコーティングした紙製容器本体1
に注出口3を穿設し、この注出口3の外面に、蓋用薄紙
にポリエチレンをコーティングした蓋2をヒートシール
するとともに、注出口3の内面には、ポリエチレンフィ
ルム4を貼着したものであるが、これでは、このポリエ
チレンフィルム4のために注出口3の打抜き断面に、内
容液である牛乳の侵透するのを一応防止することはでき
るが、このものは、使用にあたって、蓋2を取除いた後
に、さらにストロ−等の突起物によってポリエチレンフ
ィルム4を破らなければならないという手数を要してい
た。
(3) 酒容器の場合(1,8f詰めて注出口の再開
閉型)は、第3図に示すように、表裏両面にポリエチレ
ンをコーティングした紙製容器1に注出口3を穿設し、
この注出口3にキャップ5付きの合戊樹脂戊型ノズル2
を、その外側の鍔部6で紙製容器1の外面にヒートシー
ルするとともに、注出口3の内面にポリエチレンフィル
ム4を貼着したものであるが、このものは、開封までは
注出口3の打抜き断面からの内容液である酒の浸透は防
止することはできても、ポリエチレンフィルム4を突き
破り、酒の注出を繰返していると、酒はノズル2と注出
口3との隙間からその断面の露出している容器1の紙層
間に浸透し、内容液の保存性はもちろん容器1の変形等
にも問題を生じていた。
本考案は、このような欠点を解消すべくなされたもので
、紙製容器等の注出口の口縁部を合成樹脂の射出成型に
よって縁取り被覆し、もってよくその目的を達するよう
にしたものである。
本考案をその実施例の図面について説明する。
第4図において、紙製の容器本体10は紙10′とアル
ミ箔10″との積層板の表裏両面をポリエチレン10
”’でコーティングしたものであり、この容器本体10
を打抜いて形成した注出口11は、その打抜き露出面を
被覆するために、予め合戒樹脂成型蓋12を、その突出
部13を注出口11の中心にして、その外周の鍔部14
を容器本体10の外面のポリエチレンフィルム10 ”
’とヒートシールしておき、成形製を利用して合成樹脂
を射出ゲートより延長して、注出口11の口縁部に射出
することによって行なうのである。
射出された合成樹脂は、容器本体10の内面のポリエチ
レンフィルム10 ”’と溶着するとともに注出口11
の日周縁を埋めて、合戒樹脂成型蓋12と、その突出部
13の周囲において溶着する。
このようにして注出口11の口縁部を、射出成型の合成
樹脂で縁取り被覆した注出口部材15によって、注出口
11の打抜き露出面は完全に被覆されるものである。
なお、この成形順序は、注出口部材15を先に射出成型
し、後に成型蓋12を溶着してもよい。
また成型蓋12の表面にはリング状の■溝17が設けら
れている。
以上のように容器本体10を成型蓋12によって密封し
た容器内に内容物の液体を充填後密閉したものを、その
使用において、内容物の液体を注出するには、成型蓋1
2の鍔部14を摘んで引き起こすと、容器本体10の表
面のポリエチレンフィルム層10 ”’と紙の層と10
′の層間に剥離現象が起こり、また成型蓋12と注出口
部材15との溶着は近似の樹脂の組合せと、狭い範囲の
溶着とで容易に剥離することができる。
この場合、鍔部14の表面にはリング状の■溝17があ
るから、鍔部14の表面にはリング状の■溝17がある
から、鍔部14を摘むときに、ここから折曲って摘み易
くなる。
一旦開封して内容液を使用腰再ひ閉蓋を必要とするとき
は、成型蓋12の突出部13を射出成型された注出口部
材15の中心孔16に密嵌すればよく、この成型蓋12
の再開閉は鍔部14を摘むことによって容易に行なうこ
とができる。
本考案は、以上のような構造のものであるから、容器本
体の注出口の密封は、成型蓋の鍔部の下面と、容器本体
の外面及び射出成型された注出口部材との2個所におい
て溶着により完全に行なわれ、開封するときは、容器本
体の外側のポリエチレンフィルム層と紙層との層間剥離
と、成型蓋と注出口部材との近似樹脂の使用による剥離
性とによって簡易に行なうことができるものであり、さ
らに成型蓋の再閉には、成型蓋の突起部を射出成型され
た注出口部材の中心孔に密嵌すればよい。
そしてこのような安定した再閉蓋のできるのは、注出口
部材が射出成型によって補強されているからである。
また、当初の密封容器の形成時の成型蓋が、使用にあた
り再開閉時の蓋の用をも兼ねるものである。
しかも、本考案においては、このような成型蓋の再開閉
等によって比較的長期間使用する場合でも、容器本体の
打抜き注出口の口縁部は、合成樹脂の射出成型によって
縁取り被覆され、注出口の口縁部が補強されているから
、打ち抜き面に内容液の浸透するようなことなく、内溶
液の変質、あるいは紙製容器本体の浸潤による変形等の
おそれなく、注出口付き紙製容器としては極めて利用価
値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の牛乳容器Aの場合の要部断面図、第2図
は同上Bの場合の要部断面図、第3図は従来の酒容器の
場合の要部断面図、第4図は本考案の容器の要部断面図
である。 10・・・・・・本考案容器の容器本体、11・・・・
・・注出口、12・・・・・・合戊樹脂成型蓋、13・
・・・・・突出部、14・・・・・・鍔部、15・・・
・・・注出口部材、16・・・・・・中心孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂を表裏両面にラミネートあるいはコーティング
    した紙製容器、又は合成樹脂を外面に、アルミ箔を内面
    にラミネートした紙を主体とした合成樹脂との複合容器
    においてその注出口の口縁部を射出した合成樹脂にて縁
    取り被覆するとともに、この注出口に合威樹脂戊型蓋の
    突出部を密嵌し、その外周鍔部を容器本体の外面及び注
    出口の注出口部材にヒートシールしたことを特徴とする
    密封、簡易開封、再開閉の各機能を備えた紙製容器。
JP8469880U 1980-06-16 1980-06-16 密封、簡易開封、再開閉の各機能を備えた紙製容器 Expired JPS6038492Y2 (ja)

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JP8469880U JPS6038492Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16 密封、簡易開封、再開閉の各機能を備えた紙製容器

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JP8469880U JPS6038492Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16 密封、簡易開封、再開閉の各機能を備えた紙製容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS576730U JPS576730U (ja) 1982-01-13
JPS6038492Y2 true JPS6038492Y2 (ja) 1985-11-18

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ID=29446986

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JP8469880U Expired JPS6038492Y2 (ja) 1980-06-16 1980-06-16 密封、簡易開封、再開閉の各機能を備えた紙製容器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58162220U (ja) * 1982-04-24 1983-10-28 中央発條株式会社 触媒コンバ−タのモノリスキヤタリスト支持用クツシヨンリング
JPS58193009U (ja) * 1982-06-17 1983-12-22 中央発條株式会社 触媒コンバ−タのモノリスキヤタリスト保持用クツシヨン

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JPS576730U (ja) 1982-01-13

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