JPH10341076A - 熱圧着ツールの平面平行度調整機構 - Google Patents

熱圧着ツールの平面平行度調整機構

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JPH10341076A
JPH10341076A JP14944097A JP14944097A JPH10341076A JP H10341076 A JPH10341076 A JP H10341076A JP 14944097 A JP14944097 A JP 14944097A JP 14944097 A JP14944097 A JP 14944097A JP H10341076 A JPH10341076 A JP H10341076A
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thermal expansion
thermocompression bonding
expansion block
adjustment
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JP14944097A
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Fuyuhito Kumagai
冬人 熊谷
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
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    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱圧着ツールの平面平行度調整を熟練を要せ
ず短時間で行うことができ、しかも精密な調整が可能と
する。 【解決手段】 連結ユニット21の下には十分な剛性を
持ったツールベース26が固定されており、さらにその
下側に断熱材27を介して膨張ブロック28が取り付け
られている。膨張ブロック28には膨張度調節用のコン
スタントヒーター29と温度センサーの役割を果たす熱
電対30が埋め込んであり、コンスタントヒーター29
と熱電対30は共に膨張ブロック毎に分離して、それぞ
れ接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に液晶パネルま
たはPWB上にTCPを熱圧着する工程や、その前工程
として、液晶パネルまたは、PWB上にACFテープを
貼り付ける工程で使用される圧着装置の熱圧着ツールに
関するものである。また他の分野でも微妙な平行度の調
整を要求される圧着ツール全般に関して応用することが
可能である。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルに駆動回路を実装する際、図
4に示すように、ACF(Aeolotropic Contact Film)
テープ2を介して液晶パネル1やPWB(Printed Wiri
ng Board)4とTCP(Tape Carrier Package)3を熱
圧着により接続する方法が一般に使用されている。ここ
で、ACFテープは樹脂フィルム中に導電粒子を混入さ
せたテープ状の部材、PWBはリジッドな配線基板、T
CPは回路パターンが形成されたテープに液晶駆動IC
をインナーリードボンディングして製造したパッケージ
である。
【0003】実際に熱圧着を行う場合は、図5に示すよ
うに、発熱体であるツール55と支え台であるバックア
ップ56の間に被圧着物を置き、ツール55を下降させ
て規定の圧力を加えることにより行っている。その際被
圧着物に均一に圧力をかけるためには、ツール55と被
圧着物の間の面平行度が重要であり、図6(a)に示す
ツール55の歪みや、同図(b)に示すツール55の傾
き等が発生すると、圧着不良となってしまう。そのた
め、ツール55の圧着面の面平行度を微調整して、被圧
着物に均一に圧力がかかるようにする機構が不可欠であ
る。
【0004】ここで、液晶パネルとTCPの圧着を例に
とり従来の技術を示す。液晶パネル上に仮止めされたT
CPを本圧着する場合、図7に示すように、TCP毎に
小型のツール58を個別に配して、エアシリンダ61で
加圧する方式で、それぞれのツールの傾きを個別に調整
ネジ57を用いて調整する機構が設けられている。ツー
ル58を保持しているツールユニット62は支点59を
中心に回転する構造を有し、調整ネジ57でツールユニ
ット62の傾きを調整した後、ロックボルト60を締め
付けて固定する構造を用いている。ツール58自体の歪
みに対しては調整機構はなく、1辺の長さL1が短いた
め熱による歪み等も少ないので、ツール58先端の機械
加工の面精度をあげることにより対応している。
【0005】他に、このような個別ツールの平行調整機
構として、圧電アクチュエーターを用いてツールの傾き
を調整する特許として、特開平8−114810号公報
に開示されたものがある。
【0006】さらに、別の方法として、図8に示すよう
に1本の長いツール66を用いて、複数箇所の圧着部分
を一度に圧着する方法がある。この方法は機種切り替え
も必要とせず、装置稼働率も安定する利点があるが平行
調整が非常に困難であり、そのツール自体の傾きと歪み
をツール66上面に多数配置された調整ネジ63の押し
引きによる微調と固定ネジ64による固定により行って
いる。ツール66自体に傾きや熱による歪みが発生し、
圧着面の圧力が部分的に弱くなった場合は、圧力の弱い
部分の固定ネジ64を緩めた後、調整ネジ63を回して
調整ネジを下げることにより、ツールブロック自体を傾
けたり、変形させたりして、傾きや歪みを取り除いた
後、固定ネジ64を再度締めることにより固定してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す前記の小型
ツールを複数配置する方式では、ツール58をTCPの
位置に合わせて個別に設置するため、被圧着物の機種が
変わりTCP間のピッチやTCP幅や個数が変わった場
合は、その都度位置調整やツール58の交換といった機
種に対応した段取り替えが必要である。ツール58はT
CPのサイズに合わせて製作する必要があるため、他機
種に対応するためには製作コストが高くついていた。ま
た、ツール交換やツール間のピッチPの変更といった作
業を行った場合、その都度ツール58の圧着平行度が狂
ってしまうことがあり、圧力の度合いを濃度の変化で表
すことのできる感圧紙を実際にツール58で圧着しての
確認作業が交換の度に必要となる。平行度の狂いがあっ
た場合は、調整作業に時間がかかっていた。
【0008】さらに、個別ツールの機構のサイズを小さ
くするには限界があるので、小型のTCPが狭いピッチ
で並んでいる場合、ツール58をTCPに合わせて並べ
て配置するのが不可能となる。この場合、ツール58の
本数を減らして各ツール58を間隔をあけて配置し、複
数回に分けて液晶パネルをずらして圧着することにな
る。これにより液晶パネル1枚あたりの圧着回数が増え
ることになり、時間のロスが生じていた。
【0009】また、図7における調整ネジ57の調整で
は微妙な調整をするのが難しく、また調整後にロックボ
ルト60を締める際に微妙に平行調整が狂う場合があっ
た。
【0010】一方、図8に示すような1本の長いツール
66を用いる方式では、ツール66の1辺の長さL2が
長いためツール66の熱による歪みが不可避となるた
め、圧着面の加工精度を上げるだけでは、必要な圧着平
行度を得ることができない。そのため前述の調整ネジ6
3を用いてツール66の歪みと傾きをツール66の温度
を実際の使用温度に上げてから調整することが必須とな
るが、多数配置されている調整ネジ63のピッチを細か
くするには限界がある。従って、数ミクロン単位での精
密な調整を行うのが難しく、調整完了後にネジのゆるみ
を防止するためのロックナット65を締め込む段階で
は、ロック作業時に先ほど合わせた調整が微妙に狂って
しまうことがあった。また固定ボルト64を締め込むト
ルクが平行調整に影響するため、固定ボルト64を締め
るトルクをトルクレンチを用いて厳密に管理しなければ
ならないなど、作業に熟練を要するという課題があっ
た。
【0011】本発明の目的は、熱圧着ツールの平面平行
度調整を熟練を要せず短時間で行うことができ、しかも
精密な調整が可能となる熱圧着ツールの平面平行度調整
機構を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被圧
着物を加熱押圧するツールに、温度調整可能な熱膨張ブ
ロックを取り付け、該熱膨張ブロックの熱膨張の度合い
を温度管理し、前記ツールの圧着面の平面平行度を調整
することができることを特徴とする熱圧着ツールの平面
平行度調整機構である。
【0013】請求項2の発明は、前記ツールに前記熱膨
張ブロックを一体的に設けたことを特徴とする請求項1
記載の熱圧着ツールの平面平行度調整機構である。
【0014】請求項3の発明は、前記ツールと前記熱膨
張ブロックの間に断熱材を介在させたことを特徴とする
請求項1記載の熱圧着ツールの平面平行度調整機構であ
る。
【0015】請求項4の発明は、前記ツールと、前記ツ
ールを保持し上下させるツールベースとの間に、前記熱
膨張ブロックを取り付けたことを特徴とする請求項1、
2又は3記載の熱圧着ツールの平面平行度調整機構機構
である。
【0016】請求項5の発明は、前記熱膨張ブロックは
前記ツールの圧着面に対して平行に複数個配置され、熱
膨張の度合いを個別に温度管理することを特徴とする請
求項1、2、3又は4記載の熱圧着ツールの平面平行度
調整機構である。
【0017】請求項6の発明は、前記ツールは、圧着面
に対して垂直方向にスリットが設けられ、前記熱膨張ブ
ロックの変化に対してツールが柔軟に変形しうる構造を
有することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記
載の熱圧着ツールの平面平行度調整機構である。
【0018】本発明によれば、熱圧着ツールの平行度調
整を行う際、一切の機械的調整を必要とせず、各膨張ブ
ロックの温度調節器の温度設定を変えるだけで、熱膨張
の度合いを調整して、ツールの押圧面の平行度の傾きと
ツール自体のそりを変化させることができる。温度設定
の変化に伴うツールの歪みの変化は微少なので、ミクロ
ン単位のツール押圧面の微妙な平行調整も簡単に行うこ
とができる。調整後の機械的なロック作業等も不要なた
め調整完了後のロック作業による平行度の変化も発生し
ない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本発明に係る熱圧着ツールの平面
平行度調整機構を用いたTCP圧着装置の圧着部分を示
す構成図であり、(a)はその正面図、(b)はその側
面図である。
【0021】前工程でTCP4を位置あわせして仮圧着
された液晶パネル1はパネルステージ16に吸着固定さ
れている。パネルステージ16は、ここでは図示しない
モータ駆動のXYテーブルにて自由に位置決めできるよ
うになっており、圧着をする部分がツール5の下に来る
ように移動する。パネル1の圧着部分の下部にはバック
アップ6を設けツール5の荷重を受け止める構造になっ
ている。
【0022】全体ベース17上には支柱18が立てられ
ており、支柱18には垂直ベース19が取り付けてあ
る。垂直ベース19上にはスライド機構を有するガイド
20が固定され、ガイド20上に取り付けられた連結ユ
ニット21はガイド20に従って上下にスライドでき
る。この連結ユニット21には上部に設置されたエアシ
リンダ22とジョイント23と接続シャフト24を介し
て接続されている。ジョイント23にはここでは図示し
ないが、エアシリンダ22の駆動軸25と接続シャフト
24の両者の軸心が完全に合っていなくても軸心のズレ
を吸収し、シリンダ22に機械的な負荷がかからないよ
うな機構が内蔵されている。
【0023】次に図2に従いツールユニットの説明を行
う。連結ユニット21の下には十分な剛性を持ったツー
ルベース26が固定されており、さらにその下側に断熱
材27を介して膨張ブロック28が取り付けられてい
る。膨張ブロック28には膨張度調節用のコンスタント
ヒーター29と温度センサーの役割を果たす熱電対30
が埋め込んであり、コンスタントヒーター29と熱電対
30は共に膨張ブロック毎に分離して、それぞれ図1に
示すように接続されている。
【0024】膨張ブロック28の下には断熱材31を介
してツール5が取り付けられている。ツール5には加熱
用のコンスタントヒーター32と熱電対33が埋め込ん
であり、それぞれ図1(b)に示す温度制御回路36に
接続されている。また、ツール5にはスリット34が設
けられた構造となっている。なお、スリット34の根本
の部分には曲げ応力が集中してツール5の疲労破壊を防
ぐためアール35を設けてある。このスリット34によ
り、ツール5の歪みを自由に変化させ、ツール5自体の
熱容量、すなわちツール5の体積を下げることなくツー
ル5に柔軟性を持たせてある。
【0025】次に、この装置の動作を説明する。ツール
の温度を上昇させるとツール自体の熱膨張により図6
(a)のような歪みhが発生する。この状態で前述の感
圧紙を用いてツールの平行度を測定すると、ツール中央
部の圧力が強く両端が弱いことが確認できる。ここで、
この歪みhを補正するには、図2における膨張ブロック
28a,28b,28g,28hの温度設定を一定量増
加させる。これにより、膨張ブロック28a,28b,
28g,28hの温度が上昇し、熱により各膨張ブロッ
クが膨らみ、ツールベース26とツール5の間隔Tが両
端部のみ拡がる。ツールベース26はツール5に比較し
て十分な剛性を持つためツール5には図6(a)におけ
る歪みhをなくす方向に力が働く。
【0026】一方、図6(b)のようにツール全体の傾
きxθがツール正面から見て左右方向に発生した場合は
膨張ブロックの温度設定を 28a=28b>28c=28d>28e=28f>2
8g=28h となるように設定することにより、ツール全体の傾きを
調整することができる。同様にツール正面から見て前後
方向の傾きに対しても調整可能である。
【0027】上記実施形態で用いる膨張ブロック28の
縦方向の膨張量は以下の式で示される。 Δh=αhΔt ここで、 h :膨張ブロックの高さ Δh:膨張ブロックの膨張量 α :材料の線膨張係数 Δt:変化した温度
【0028】従って、高さ60mmのステレンス鋼(線膨
張係数17×10-6)製の膨張ブロックを使用した場
合、温度設定を1℃変えた場合の膨張量は Δh=17×10-6×60×1 =0.00102(mm) となり、膨張ブロックの高さを約1ミクロン変化させた
い場合には、温度設定を1℃変化させればよいことがわ
かる。
【0029】こうして、熱膨張ブロックの温度は個別に
制御できるようにしてあるため、各熱膨張ブロックは各
々の設定温度に従って膨張の度合いに違いを持たせるこ
とができる。結果的に膨張ブロックの下方に位置するツ
ールは各膨張ブロックに従って全体に傾きを調整した
り、ツールの歪みに変化を持たせることができる。ま
た、一つのツールで複数のTCPの一辺を一括して圧着
することができ、TCP個別圧着のツールに比べて、生
産機種に合わせたツールの機種切り替えが不要であり、
機種切り替えに伴う調整確認作業も不要であるため、設
備費用のコストダウンや生産性の向上をもたらす効果が
ある。
【0030】次に別の熱圧着ツールの平面平行度調整機
構の実施形態について説明する。図3に、ツールユニッ
ト部分の構成図を示す。前述の実施形態とツールの発熱
部分および膨張ブロックによる平行調整部分以外につい
ては同じため、ここでは省略する。
【0031】この実施形態では、ツールベース40の下
にツール39を直接取り付けてあり、膨張ブロックの役
割をツール39自体に持たせている。よってコンスタン
トヒーター38にはツール39を加熱する役割と、ツー
ル39の部分的な膨張の度合いをコントロールするとい
う両方の役割を有している。ここで、コンスタントヒー
ター38および熱電対37は先の実施形態と同様に個別
に温度制御される。前述の実施形態と比較して、構造が
簡単であるという利点がある。ただし、平行調整のため
にヒーター38の温度を変化させるとツール39の押圧
面の温度に影響を与えてしまうため、ツール39の温度
分布を厳密に統一することはできない。よって、圧着温
度条件の範囲が小さい用途には向かない。
【0032】以上、今回の実施形態はいずれも膨張ブロ
ック数を8ケの例で示したが、これに限定されるもので
はなく、膨張ブロック数を増減させてやることが可能と
なり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、膨張ブロック
数、配置位置などを変更してもかまわない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ツールに熱膨張ブロックを取り付け、該熱膨張
ブロックの熱膨張によってツールの圧着面の平面平行度
を調整するので、従来調整ネジで行っていたツールの傾
きと歪みの調整と異なり、熟練を要せず調整時間が短く
て済み、しかも精密な調整が可能となる。
【0034】請求項2の発明によれば、熱膨張ブロック
をツールに一体的に設けたので、ツールの発熱に伴う熱
膨張をツールの部分毎に分けて制御することにより、ツ
ールの平行調整に利用できる。
【0035】請求項3の発明によれば、前記ツールと前
記熱膨張ブロックの間に断熱材を介在させるので、熱膨
張ブロックの温度がツール側に伝わりツールの温度に影
響を与えない。
【0036】請求項4の発明によれば、ツールとそれを
支えるツールベースの間に膨張ブロックを設けるので、
機械的な調整機構を持たずにツールの圧着面の平行度調
整を実現し、機械的な調整機構がなく一体型のユニット
であるため、調整後のロックに伴う狂いや、機械的なガ
タ等による経時変化も発生しないという効果がある。
【0037】請求項5の発明によれば、複数の膨張ブロ
ックの膨張の度合いを個別に変化させることにより、ツ
ールの傾きだけではなく、ツール自体の歪みも3次元的
に調整可能になる。
【0038】請求項6の発明によれば、前記ツールと、
前記ツールを保持し上下させるツールベースとの間に、
前記熱膨張ブロックを取り付けたスリットを入れたの
で、ツール自体の熱容量、すなわちツールの体積を下げ
ることなく、熱膨張ブロックの変化に柔軟に追従するこ
とが可能になり、圧着面の平面平行度調整が短時間で精
度よく行うという効果を十分に生かすことのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱圧着ツールの平面平行度調整機
構を用いたTCP圧着装置の圧着部分を示す構成図であ
る。
【図2】ツール部分を示す斜視図である。
【図3】ツール部分の他の例を示す斜視図である。
【図4】液晶パネルに駆動回路を実装した構成図であ
る。
【図5】液晶パネルにTCFを圧着する動作を示す説明
図である。
【図6】ツール不良状態を示す説明図である。
【図7】従来のツール部分の構造を示す構成図である。
【図8】従来のツール部分の他の構造を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
5 ツール 26 ツールベース 27 断熱材 28a〜28h 膨張ブロック 29 コンスタントヒータ 36 温度制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧着物を加熱押圧するツールに、温度
    調整可能な熱膨張ブロックを取り付け、該熱膨張ブロッ
    クの熱膨張の度合いを温度管理し、前記ツールの圧着面
    の平面平行度を調整することができることを特徴とする
    熱圧着ツールの平面平行度調整機構。
  2. 【請求項2】 前記ツールに前記熱膨張ブロックを一体
    的に設けたことを特徴とする請求項1記載の熱圧着ツー
    ルの平面平行度調整機構。
  3. 【請求項3】 前記ツールと前記熱膨張ブロックの間に
    断熱材を介在させたことを特徴とする請求項1記載の熱
    圧着ツールの平面平行度調整機構。
  4. 【請求項4】 前記ツールと、前記ツールを保持し上下
    させるツールベースとの間に、前記熱膨張ブロックを取
    り付けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の熱
    圧着ツールの平面平行度調整機構機構。
  5. 【請求項5】 前記熱膨張ブロックは前記ツールの圧着
    面に対して平行に複数個配置され、熱膨張の度合いを個
    別に温度管理することを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の熱圧着ツールの平面平行度調整機構。
  6. 【請求項6】 前記ツールは、圧着面に対して垂直方向
    にスリットが設けられ、前記熱膨張ブロックの変化に対
    してツールが柔軟に変形しうる構造を有することを特徴
    とする請求項1、2、3、4又は5記載の熱圧着ツール
    の平面平行度調整機構。
JP14944097A 1997-06-06 1997-06-06 熱圧着ツールの平面平行度調整機構 Pending JPH10341076A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008124148A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Shibaura Mechatronics Corp 電子部品の実装装置
CN101813838A (zh) * 2009-02-20 2010-08-25 株式会社日立高新技术 Acf热压接装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008124148A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Shibaura Mechatronics Corp 電子部品の実装装置
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