JPH10334573A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JPH10334573A
JPH10334573A JP14416397A JP14416397A JPH10334573A JP H10334573 A JPH10334573 A JP H10334573A JP 14416397 A JP14416397 A JP 14416397A JP 14416397 A JP14416397 A JP 14416397A JP H10334573 A JPH10334573 A JP H10334573A
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JP
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objective lens
optical disc
optical disk
error signal
output
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Application number
JP14416397A
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Inventor
Aisaku Taguchi
愛作 田口
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクが、CD、1層DVD、2層DVD
のいずれであるかを正確に判別することができる。 【解決手段】光ディスク10に記録された情報を再生す
るに際して、対物レンズ21を通してレーザー光を光デ
ィスク10に照射する間に、対物レンズ21を光ディス
ク10から離れる方向に移動させる。対物レンズ21が
移動している間に、光検出器24からの出力に基づいて
フォーカスエラー信号生成手段34にて生成されるフォ
ーカスエラー信号に生じたS字曲線の個数に基づいて、
光ディスク10が2層DVDかどうかを判別する。その
後、光ディスク10を回転させて、対物レンズ21をフ
ォーカス制御する間に、光検出器24の出力に基づいて
再生信号生成手段33にて生成される再生信号に生じる
周波数成分の振幅の大きさに基づいて、光ディスク10
がCDか1層DVDかを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに記録
された情報を再生するために使用される光ディスク再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、画像情報、音声情報等の各種情報
を高密度で情報を記録することができる光ディスクとし
て、CD(compact disk:コンパクトディスク)が普及
している。図13(a)は、CDの要部の断面図であ
る。CD11は、厚さが1.2mmのディスク基板11
aの背面側に記録層11bが設けられており、この記録
層11bに記録された情報が、光ディスク再生装置の光
ピックアップから、記録層11bが設けられた背面とは
反対側の表面から照射されるレーザー光によって再生さ
れるようになっている。CD11では、レーザー光が照
射される記録層11bの反射率は、70%以上になって
いる。
【0003】このようなCDに対して、最近では、より
高密度で情報が記録できるように、DVD(digital vi
deo desk:デジタルビデオディスク)が開発されてい
る。高密度で情報が記録されたDVDでは、レーザー光
にて形成される光スポットの直径を、CDにおける情報
再生の際に使用されるレーザー光にて形成される光スポ
ットの直径よりも小さくする必要がある。レーザー光の
光スポットは、波長の短いレーザー光を使用することに
より、あるいは、光ディスクに対してレーザー光が照射
される対物レンズの開口数を大きくすることにより、直
径を小さくすることができる。
【0004】DVDとしては、記録層が1層だけのもの
と、記録層が2層設けられたものとが開発されている。
図13(b)は、1層の記録層が設けられた1層DVD
の要部の断面図である。この1層DVD12は、厚さが
CD11の半分の0.6mmのディスク基板12aの背
面に記録層12bが設けられているが、CD11と同じ
厚さにするために、厚さが0.6mmのサブディスク基
板12cがディスク基板12aの背面に貼り付けられて
いる。1層DVD12の記録層12bでは、CD11の
記録層11bにおけるピット間隔およびトラック間隔よ
りも小さなピット間隔およびトラック間隔になってい
る。記録層12bに記録された情報は、記録層12bが
設けられた背面とは反対側の表面から照射されるレーザ
ー光によって再生される。このような1層DVD12に
おける記録層12bの反射率は、CD11と同様に、7
0%以上になっている。
【0005】図13(c)は、2層DVDの要部の端面
図である。この2層DVD13は、背面に記録層13b
がそれぞれ設けられた厚さが0.6mmの一対のディス
ク基板13aを有しており、各記録層13bが設けられ
た各ディスク基板13aの背面同士が貼り合わされて構
成されている。このような2層DVD13は、各記録層
13bに記録された情報が、片面から照射されるレーザ
ー光によって再生されるようになっている。2層DVD
13における記録層13bの反射率は、CD11および
1層DVD12よりも小さく、25〜40%になってい
る。
【0006】CD11の記録層11bに記録された情報
を再生する場合には、通常、波長が780nmのレーザ
ー光が、0.45の開口数の対物レンズを通して照射さ
れるようになっている。これに対して、1層DVD12
の記録層12bに記録された情報を再生する場合には、
通常、波長が630〜650nmのレーザー光が使用さ
れ、図14(a)に示すように、そのレーザー光が、開
口数が0.6の対物レンズ14を通して、1層DVD1
2の記録層12bに照射されるようになっている。2層
DVD13の各記録層13bに記録された情報を再生す
る場合も、同様に、波長が630〜650nmのレーザ
ー光が、開口数が0.6の対物レンズ14を通して照射
される。
【0007】このように、CD11に記録された情報の
再生する場合と、1層DVD12および2層DVD13
に記録された情報の再生する場合とは、それぞれ異なる
波長のレーザー光が使用されているが、1層DVD12
および2層DVD13の再生に使用される波長が630
〜650nmのレーザー光に対して、開口数が0.38
と小さくなった対物レンズを使用して、レーザー光の収
差をなくすことにより、CD11に記録された情報を再
生することもできる。
【0008】この場合、例えば、1層DVD12および
2層DVD13の情報再生に使用される開口数が0.6
の対物レンズと、CD11の情報再生に使用される開口
数が0.38の対物レンズとを準備して、各対物レンズ
を、光ディスクの種類に応じて切り換えるようにされ
る。
【0009】また、図14(b)に示すように、1層D
VD12および2層DVD13の情報再生用の対物レン
ズ14を使用した光ディスク再生装置において、光ディ
スクがCDの場合には、対物レンズ14に照射されるレ
ーザー光の外周縁部分を遮光する開口部15aが設けら
れた開口数変更体15をレーザー光の照射域に挿入し
て、対物レンズ14の見掛け上の開口数を低下させる方
法も提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の光ディスク再生装置の場合にも、再生する情報が記録
された光ディスクが、CDまたはDVDのいずれかを判
別する必要がある。しかし、CDおよびDVDは、フロ
ッピーディスクやMD(ミニディスク)のように専用の
カートリッジケースに収容されているものではなく、ま
た、それぞれの直径も12cmと等しくなっており、さ
らには、それぞれの厚さも1.2mmになっているため
に、CDとDVDとを使用者が判別することは容易でな
く、しかも、使用者が対物レンズを切り換えたり、開口
数変換体15を移動させることは、煩わしく面倒である
という問題がある。
【0011】このために、情報が記録された光ディスク
が、CDかDVDかを判別し得るようになった光ディス
ク再生装置が、例えば特開平6−162648号公報、
特開平8−221766号公報、特開平6−26718
1号公報等に開示されている。これらの公報では、CD
およびDVDにおけるレーザー光が照射される記録層の
反射率の相違によって、CDとDVDとを判別するよう
になっている。しかしながら、前述したように、1層D
VDおよびCDでは、レーザー光が照射される記録層の
反射率が等しくなっているために、これらの公報に開示
された方法では、CDと1層DVDとを判別することが
できないという問題がある。
【0012】特開平8−263867号公報には、光デ
ィスクに対して対物レンズを接離する方向に振動させつ
つ、光ディスクにレーザー光を照射して、光ディスクか
らの反射光を受光した光検出器から出力される高周波信
号に基づいて、光ディスクが、CDかDVDかを判別す
る方法が開示されている。
【0013】この公報に開示された方法では、前述した
ように、CDでは記録層が背面に位置しているのに対し
て、1層DVDでは、記録層が厚さ方向の中央部に位置
しているために、CDの記録層に対してDVDの記録層
が対物レンズに近接して配置されることに基づいて、C
DとDVDとを判別するようになっている。しかし、こ
のような方法では、CDとDVDとの判別は可能である
が、記録層が厚さ方向の中央部にそれぞれ位置する1層
DVDと2層DVDとを判別することができないという
問題がある。
【0014】また、この方法では、光ディスクに対して
対物レンズを振動させる際に、レーザー光のフォーカス
制御およびトラッキング制御が実施されないために、光
ディスクのトラックに焦点が合った場合にのみ、高周波
信号の振幅が最大になり、他の場合には振幅が小さくな
るために、CDとDVDとを正確に判別することができ
ない可能性がある。
【0015】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、記録層における反射率が等しくな
っているCDおよびDVDのみならず、記録層が厚さ方
向の同様の位置に配置されている1層DVDおよび2層
DVDであっても正確に判別することができる光ディス
ク再生装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の光ディスク再生装置は、対物レンズを通してレーザー
光を光ディスクに照射し、光ディスクにて反射されたレ
ーザー光を光検出器によって受光するようになってお
り、この光検出器の出力に基づいて、再生信号、フォー
カスエラー信号およびトラッキング誤差信号がそれぞれ
生成されるとともに、フォーカスエラー信号およびトラ
ッキングエラー信号それぞれに基づいて、対物レンズが
フォーカス制御およびトラッキング制御されるようにな
った光ディスク再生装置であって、レーザー光が対物レ
ンズを通して光ディスクに照射されている間に、光ディ
スクに対して対物レンズを光軸方向に沿って移動させ
て、対物レンズが移動している間に生成されるフォーカ
スエラー信号に生じたS字曲線の個数に基づいて、光デ
ィスクの種類を判別するようになっていることを特徴と
する。
【0017】請求項2に記載の光ディスク再生装置は、
回転している光ディスクに対して対物レンズを、前記フ
ォーカスエラー信号に基づいてフォーカス制御する間
に、前記再生信号に生じる周波数成分の振幅の大きさに
基づいて、光ディスクの種類を判別する構成をさらに有
する。
【0018】請求項3に記載の光ディスク再生装置は、
前記光検出器の出力のゲインが、判別される光ディスク
の種類に基づいて変更される。
【0019】請求項4に記載の光ディスク再生装置は、
判別される光ディスクの種類に基づいて、対物レンズの
見掛け上の開口数が変更されるように、前記対物レンズ
を通過するレーザー光の外周縁部を遮光するようになっ
ている。
【0020】請求項5に記載の光ディスク再生装置は、
対物レンズを通してレーザー光を光ディスクに照射し、
光ディスクにて反射されたレーザー光を光検出器によっ
て受光するようになっており、この光検出器の出力に基
づいて、再生信号、フォーカスエラー信号およびトラッ
キング誤差信号がそれぞれ生成されるとともに、フォー
カスエラー信号およびトラッキングエラー信号それぞれ
に基づいて、対物レンズがフォーカス制御およびトラッ
キング制御されるようになった光ディスク再生装置であ
って、回転している光ディスクに対して対物レンズをフ
ォーカス制御する間に、前記再生信号に生じる周波数成
分の振幅の大きさに基づいて、光ディスクの種類を判別
するようになっていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の光ディ
スク再生装置の実施の形態の一例を示すブロック図であ
る。この光ディスク再生装置は、スピンドルモーター4
6によって回転される光ディスク10に半導体レーザー
光を照射して光スポットを形成する光ピックアップ20
を有している。
【0022】図2は、光ピックアップ20の概略構成図
である。この光ピックアップ20は、半導体レーザー素
子25から発振されるレーザー光が、コリメートレンズ
26によって平行光とされ、ハーフミラー27によって
進行方向を直角に屈曲されて、対物レンズ21を介し
て、光ディスク10上に照射されるようになっている。
光ディスク10にて反射されたレーザー光は、対物レン
ズ21を通ってハーフミラー27に照射され、ハーフミ
ラー27内を直進して、集光レンズ28によって光検出
器24上に与えられている。
【0023】光ディスク10に対向して配置された対物
レンズ21は、コイルによって構成されたフォーカスア
クチュエーター22によって、光ディスク10に垂直な
光軸方向(フォーカス方向)に移動されるとともに、コ
イルによって構成されたトラッキングアクチュエーター
23によって、光軸と直交する光ディスク10の表面に
沿った方向に移動されるようになっている。フォーカス
アクチュエーター22は、光ディスク10上に照射され
るレーザー光の光スポットが、光ディスク10の記録面
10b上に合焦点状態になるように、対物レンズ21を
光ディスク10とは垂直な方向に移動させてフォーカス
制御する。また、トラッキングアクチュエーター23
は、光ディスク10上に照射されるレーザー光の光スポ
ットが、光ディスク10の記録面10b上に形成された
トラックに追従するように、対物レンズ21を光ディス
ク10に沿って移動させるトラッキング制御する。
【0024】半導体レーザー素子25は、630〜65
0nmの波長のレーザー光を発振するようになってお
り、また、対物レンズ21の開口数は、光ディスク10
であるDVD(Digital Video Disk)の記録層10bに
収差なく集光されるように、0.6と大きくなってい
る。
【0025】対物レンズ21とハーフミラー27との間
には、開口数変換器29が設けられている。図3は、こ
の開口数変換器29の平面図である。開口数変換器29
は、先端部に円形状の開口部29aが設けられた開口数
変換体29bの基端部が、回転軸29cを中心として光
ディスク10に沿って回動されるように構成されてお
り、開口数変換体29bの開口部29aが、光ディスク
10に照射されるレーザー光の照射域内において、対物
レンズ21に対向した開口数変更位置と、そのレーザー
光の照射域から外れた退避位置とに回動される。開口数
変換体29bの開口部29aが対物レンズ21に対向し
た開口数変更位置になると、ハーフミラー27から対物
レンズ21に照射されるレーザー光の光束における外周
縁部分が、開口部29aの周囲によって遮光されて、対
物レンズ21の開口数が小さくされる。従って、光ディ
スク10がCDの場合には、対物レンズ21に開口数変
換体29bの開口部29aが対向され、対物レンズ21
の見掛け上の開口数が0.38程度に小さくされる。
【0026】開口数変換体29bは、その基端部におけ
る端面に取り付けられた永久磁石29dと、一対のコイ
ルによって構成された開口数変換アクチュエーター29
gとによって、回動が制御されるようになっている。開
口数変換アクチュエーター29gは、開口数変換体29
bの開口部29aが対物レンズ21に対向した開口数変
換位置と、開口数変換体29bの開口部29aが対物レ
ンズ21に対向しない退避位置とにおいて、永久磁石2
9dに対向するように、一対のコイルがそれぞれ配置さ
れており、永久磁石29dが、いずれか一方のコイルに
吸引された際に他方のコイルに反発されるように、それ
ぞれのコイルに対する通電が制御されるようになってい
る。
【0027】図1に示すように、光ピックアップ20の
フォーカスアクチュエータ22およびトラッキングアク
チュエーター23は、フォーカス駆動手段44およびト
ラッキング駆動手段43によって、それぞれ駆動される
ようになっており、フォーカス駆動手段44およびトラ
ッキング駆動手段43は、制御手段31によって、それ
ぞれ制御されるようになっている。また、開口数変換ア
クチュエーター29gは、開口数変換駆動手段42によ
って駆動されるようになっており、開口数変換駆動手段
42も、制御手段31によって制御される。また、半導
体レーザー素子25は、レーザー駆動手段41によって
発振が制御されるようになっており、このレーザー駆動
手段41も、制御手段31によって制御される。さら
に、制御手段31は、光ディスク10を回転駆動するス
ピンドルモーター46を制御するスピンドルモーター回
転駆動手段45を制御するようになっている。
【0028】光ピックアップ20における光検出器24
の出力は、例えば増幅器によって構成されたゲイン変換
手段32に与えられている。ゲイン変換手段32は、制
御手段31によって、光検出器24の出力を所定のゲイ
ンに変換するようになっており、ゲイン変換手段32の
出力が、再生信号生成手段33、フォーカスエラー信号
生成手段34、トラッキングエラー信号生成手段35
に、それぞれ与えられている。
【0029】再生信号生成手段33は、光検出器24の
受光量に対応した出力信号を再生信号Rとして生成して
おり、生成される再生信号Rは、二値化手段36によっ
て二値化されて、再生デジタル信号FDとして出力さ
れ、その再生デジタル信号FDに基づいて、光ディスク
10に記録された情報が再生される。また、再生信号生
成手段33にて生成される再生信号Rは、光ディスク1
0の種類の判別のための振幅検出手段37を介して制御
手段31に与えられている。
【0030】フォーカスエラー信号生成手段34は、光
検出器24の受光量に基づいて、フォーカスエラー信号
を生成するようになっており、生成されたフォーカスエ
ラー信号Fは、直接、制御手段31に出力されて、フォ
ーカス制御に利用されるとともに、光ディスク10の種
類の判別のためのS字個数検出手段38を介して、制御
手段31に与えられている。
【0031】トラッキングエラー信号生成手段35は、
光検出器24の受光量に基づいて、トラッキングエラー
信号を生成するようになっており、生成されたトラッキ
ングエラー信号Fは、トラッキング制御に利用されるよ
うに、制御手段31に直接与えられている。
【0032】光検出器24は、図4に示すように、光デ
ィスク10からの反射光を受光する4つの領域24a、
24b、24c、24dを有しており、各領域24a〜
24dにて受光される光量に対応した電気信号が各領域
24a〜24dから出力されるようになっている。光検
出器24の各領域24a〜24dからの出力信号は、ゲ
イン変換手段32を構成する4つのオペアンプ32a、
32b、32c、32dにそれぞれ与えられている。各
オペアンプ32a〜32dは、制御手段31によって、
光ディスク10の種類に応じたゲインになるように、ア
ンプゲインが変更されるようになっており、光検出器2
4の各領域24a〜24dから出力される信号が、各オ
ペアンプ32a〜32dによって、制御手段31によっ
て設定された所定のゲインとされる。
【0033】ゲイン変換手段32の出力が与えられるフ
ォーカスエラー信号生成手段34は、一対の加算器34
aおよび34bと、各加算器34aおよび34bの出力
を減算処理する減算器34cとによって構成されてい
る。フォーカスエラー信号生成手段34の一方の加算器
34aには、ゲイン変換手段32におけるオペアンプ3
2aおよび32cの出力がそれぞれ与えられており、こ
れらのオペアンプ32aおよび32cの出力が加算され
て、減算器34cに出力されている。他方の加算器34
bには、ゲイン変換手段32におけるオペアンプ32b
および32dの出力がそれそれ与えられており、これら
のオペアンプ32bおよび32dの出力が加算されて、
減算器34cに出力されている。減算器34cは、加算
器32aの出力と加算器32bの出力とを減算して、そ
の減算結果が、フォーカスエラー信号Fとして、制御手
段31およびS字個数検出手段38に出力されている。
【0034】ゲイン変換手段32における各オペアンプ
32a、32b、32c、32dの出力を、それぞれ
A、B、C、Dとすると、フォーカスエラー信号生成手
段34の加算器34aの出力は(A+C)となり、ま
た、加算器34bの出力は(B+D)となる。従って、
減算器34cの出力は、(A+C)−(B+D)にな
り、この(A+C)−(B+D)が、非点収差法によっ
て得られたフォーカスエラー信号Fとして制御手段31
およびS字個数検出手段38に出力される。
【0035】制御回路31は、フォーカスエラー信号生
成手段34から出力されるフォーカスエラー信号Fに基
づいて、フォーカス駆動手段44をフォーカス制御し、
光ディスク10上に照射されるレーザー光の光スポット
が、光ディスク10の記録層10b上に合焦点状態にな
るように、対物レンズ21がフォーカスアクチュエータ
ー22によって駆動される。
【0036】フォーカスエラー信号生成手段34から出
力されるフォーカスエラー信号Fが入力されるS字個数
検出手段38は、図5に示すように、コンパレーター3
8aと、カウンター38bとによって構成されており、
フォーカスエラー信号生成手段34から出力されるフォ
ーカスエラー信号Fが、コンパレーター38のマイナス
入力端子に入力されている。コンパレーター38aのプ
ラス入力端子には、所定の電圧Vhが与えられている。
コンパレーター38aは、フォーカスエラー信号Fが所
定の電圧Vh以上になった場合に、ハイレベル信号をカ
ウンター38bに出力する。カウンター38bは、コン
パレーター38aから出力されるハイレベル信号の個数
を計数し、その計数値を制御手段31に出力している。
【0037】制御手段31は、カウンター38bによっ
て計数されるコンパレーター38aのハイレベルの個数
に基づいて、光ディスク10が、2層DVDか、1層D
VDまたはCDかを判別して、開口数変換駆動手段42
に所定信号を出力し、光ディスク10が1層DVDまた
はCDの場合に、開口数変換体29bの開口部29aが
対物レンズ21に対向するように、開口数変換アクチュ
エーター29gを駆動するようになっている。
【0038】また、ゲイン変換手段32における各オペ
アンプ32a、32b、32c、32dの出力は、再生
信号生成手段33を構成する1つの加算器33aにそれ
ぞれ与えられており、この加算器33aにて、全てのオ
ペアンプ32a〜32dの出力が加算されて、その加算
結果が、光検出器24にて受光される全光量に対応した
再生信号Rとして、光ディスク10の種類を判別する振
幅検出手段37に出力されるとともに、二値化手段36
に出力される。二値化手段36は、再生信号生成手段3
3にて生成される再生信号Rは、所定の基準電圧に対し
てハイレベルおよびローレベルに二値化されて、デジタ
ル再生信号RDとして出力される。そして、このデジタ
ル再生信号RDに基づいて、光ディスク10に記録され
た情報が再生される。
【0039】光ディスク10の種類を判別する振幅検出
手段37は、図6に示すように、再生信号Rがそれぞれ
入力されるピークホールド回路37aおよびボトムホー
ルド回路37bを有しており、ピークホールド回路37
aおよびボトムホールド回路37bによって、再生信号
Rがピーク値おとボトム値とがそれぞれ検出される。ピ
ークホールド回路37aおよびボトムホールド回路37
bの出力は、減算器37cにそれぞれ与えられており、
減算器37cによって、両者の出力の差、すなわち、再
生信号Rのエンベローブ振幅電圧が出力される。減算器
37cの出力は、コンパレーター37dによってデジタ
ル変換されて、制御手段31に与えられている。
【0040】また、トラッキングエラー信号生成手段3
5は、DPD法(位相差法)によってトラッキングエラ
ー信号Tを生成しており、生成されたトラッキングエラ
ー信号Tが制御装置31に与えられている。
【0041】このような構成の光ディスク再生装置の動
作を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
光ディスク10の情報を再生するに際して、制御手段3
1は、まず、対物レンズ21の見掛け上の開口数が小さ
くならないように、開口数変換駆動手段42を制御し
て、開口数変換アクチュエーター29gを動作させる。
これにより、開口数変換器29の開口数変換体29bが
回動されて、開口数変換体29bの開口部29aが対物
レンズ21とは対向しない退避位置とされる(図7のス
テップS1参照、以下同様)。次いで、制御手段31
は、ゲイン変換手段32に所定信号を出力して、ゲイン
変換手段32によるゲインが、1層DVDに対応したア
ンプゲインG1になるように制御する(ステップS
2)。
【0042】このような状態になると、制御手段31
は、半導体レーザー素子25からレーザー光が発振され
るように、レーザー駆動手段41を制御する(ステップ
S3)。また、制御手段31は、対物レンズ21が、光
ディスク10から離れる光軸方向(上から下)に移動す
るように、フォーカス駆動手段44を制御する(ステッ
プS4)。
【0043】これにより、半導体レーザー素子25から
発振されたレーザー光は、光ディスク10に照射され、
光ディスク10の記録層10bからの反射光が、光検出
器24によって受光される。このとき、対物レンズ21
が光ディスク10から離れる方向に移動されているため
に、対物レンズ21が一つの記録層10bに焦点を結ぶ
合焦点位置よりも近い位置から遠い位置まで移動する
と、フォーカスエラー信号生成手段34から出力される
フォーカスエラー信号Fは、一つのS字曲線を出力す
る。従って、フォーカスエラー信号Fは、光ディスク1
0の記録層10bの個数に対応した数のS字曲線を出力
する。すなわち、1層の記録層を有するCDまたは1層
DVDの場合には、フォーカスエラー信号FのS字曲線
の個数は1となるのに対して、2層の記録層を有する2
層DVDの場合には、フォーカスエラー信号FのS字曲
線の個数は2になる。
【0044】その結果、光ディスク10が、1つの記録
層を有する反射率の大きな1層DVDの場合には、図8
(a)に示すように、対物レンズ21が移動している間
に、図8(b)に示すように、フォーカスエラー信号F
には、1個のS字曲線が現れる。また、光ディスク10
が、1層の記録層10bを有する反射率の大きなCDの
場合には、図9(a)に示すように、対物レンズ21が
移動している間に、図9(b)に示すように、フォーカ
スエラー信号Fには、1個のS字曲線が現れる。これに
対して、光ディスク10が、2つの記録層10bを有す
る反射率が小さな2層DVDの場合には、図10(a)
に示すように、対物レンズ21が移動している間に、図
10(b)に示すように、フォーカスエラー信号Fに
は、2個のS字曲線が現れる。
【0045】フォーカスエラー信号生成手段34から出
力されるフォーカスエラー信号Fは、S字個数検出手段
38のコンパレーター38aによって所定の電圧値Vh
と比較され、その電圧値Vhよりも低くなると、コンパ
レーター38aは、パルス信号を出力する。ここで、2
層DVD、1層DVD、CDのS字曲線のどれもがVth
でコンパレートされるようにVthを設定しておく。従っ
て、図8(b)および図9(b)に示すように、フォー
カスエラー信号FのS字曲線が1つの場合には、図8
(c)および図9(c)に示すように、コンパレーター
38aから1つのパルス信号が出力され、図10(b)
に示すように、フォーカスエラー信号FのS字曲線が2
つの場合には、図10(c)に示すように、コンパレー
ター38aから2つのパルス信号が出力されることにな
る。コンパレーター38aから出力されるパルス数は、
カウンター38bによって計数されて、そのパルス数に
対応した所定信号が出力される。
【0046】制御手段31は、カウンター38bにて計
数されたパルス数に基づいて、光ディスク10の種類を
判別する(ステップS5)。すなわち、カウンター38
bによって計数されたパルス数が2の場合には、光ディ
スク10が、2層DVDであると判断して、ゲイン変換
手段32によるアンプゲインが、2層DVDに対応した
アンプゲインG2に変換される(ステップS6)。そし
て、スピンドルモーター46が回転されるように、スピ
ンドルモーター回転駆動手段45を制御する(ステップ
S7)。
【0047】2層DVDの光ディスク10がスピンドル
モーター46によって回転されると、光ディスク10に
記録された情報が光ピックアップ20によって再生され
る。この場合、対物レンズ21は、開口数変換器29に
よって照射されるレーザー光は遮光されない状態になっ
ているために、大きな開口数(0.6)のままであり、
この対物レンズ21を通してレーザー光が光ディスク1
0に照射される。
【0048】そして、従来と同様に、光ディスク10か
らの反射光に基づいて、対物レンズ21はフォーカス制
御およびトラッキング制御される。制御手段31は、フ
ォーカスエラー信号生成手段34によって得られたフォ
ーカスエラー信号Fに基づいて、フォーカス駆動手段4
4を駆動し、レーザー光による光スポットが光ディスク
10の記録層上に合焦点状態になるように、フォーカス
アクチュエーター22によって対物レンズ21をフォー
カス制御する(ステップS8)。また、制御手段31
は、トラッキングエラー信号生成手段35によって生成
されるトラッキングエラー信号Tに基づいて、トラッキ
ング駆動手段43を駆動し、レーザー光による光スポッ
トが、回転する光ディスク10のトラックに追従するよ
うに、トラッキングアクチュエーター22によって、対
物レンズ21をトラッキング制御する(ステップS
9)。
【0049】これに対して、カウンター38bによって
計数されたパルス数が1の場合には、制御手段31は、
光ディスク10が、1層の記録層を有する1層DVDま
たはCDであると判断し、さらに、光ディスク10が1
層DVDかCDかを判別するための制御が実施される。
この場合、まず、スピンドルモーター46が回転される
ように、スピンドルモーター回転駆動手段45を制御す
る(ステップS10)。そして、光ディスク10が回転
されると、制御手段31は、フォーカスエラー信号生成
手段34によって得られたフォーカスエラー信号Fに基
づいて、フォーカス駆動手段44を駆動して、レーザー
光による光スポットが光ディスク10の記録層上に合焦
点状態になるように、フォーカスアクチュエーター22
によって対物レンズ21をフォーカス制御する(ステッ
プS11)。
【0050】このような状態で、制御手段31は、振幅
検出手段37によって検出される再生信号Rの振幅に対
応した出力を読み込み、その出力に基づいて、光ディス
ク10が1層DVDかCDかを判別する(ステップS1
2)。振幅検出手段37には、光検出器24による全受
光量に対応した再生信号Rが再生信号生成手段33によ
って生成されて入力されている。
【0051】この場合、例えば、光ディスク10が1層
DVDであると、回転する1層DVDに照射されるレー
ザー光の光スポットは、フォーカス制御によって合焦点
状態になっているために、光スポットがトラック上に位
置すると、図11(a)に示すように、光検出器24か
ら出力される高周波信号の振幅が最大になるのに対し
て、光スポットがトラックから外れると、光検出器24
から出力される高周波信号の振幅は最小になる。光スポ
ットは、回転する1層DVD上をトラッキング制御され
ないために、再生信号Rである高周波信号は、振幅が小
さい状態と振幅が大きい状態とを相互に繰り返すことに
なる。
【0052】1層DVDの記録層における反射率は、C
Dと等しくなっているが、CDの表面から記録層までの
厚みは、1層DVDの表面から記録層までの厚みよりも
大きい。このため、CDの記録層に対して、開口数が大
きな対物レンズ21を通してレーザー光を照射すると、
レーザー光には収差が発生する。その結果、CDにて反
射されて光検出器24にて受光される光量に基づく再生
信号Rは、図12(a)に示すように、1層DVDの場
合とほぼ同様の電圧レベルになるが、1層DVDの場合
に比べて小さな振幅になる。
【0053】再生信号生成手段33から生成された再生
信号Rは、振幅検出手段37に入力されて、ピークホー
ルド回路37aによってピーク値が検出されるととも
に、ボトムホールド回路37bによってボトム値が検出
される。光ディスク10が1層DVDの場合には、図1
1(b)に実線で示すように、再生信号Rのピーク値が
検出されるとともに、図11(b)に破線で示すよう
に、再生信号Rのボトム値が検出される。また、光ディ
スク10がCDの場合には、図12(b)に実線で示す
ように、再生信号Rのピーク値が検出されるとともに、
図12(b)に破線で示すように、再生信号Rのボトム
値が検出される。
【0054】ピークホールド回路37aおよびボトムホ
ールド回路37bの出力は、オペアンプ37cに入力さ
れて、オペアンプ37cによって、ピークホールド回路
37aによって検出されるピーク値とボトムホールド回
路37bによって検出されるボトム値とが減算処理され
る。その結果、オペアンプ37cからは、両者の差、す
なわち、再生信号Rのエンベローブ振幅電圧が、図11
(c)および図12(c)に示すようにそれぞれ出力さ
れる。そして、オペアンプ37cから出力されるエンベ
ローブ振幅電圧が、コンパレーター37dによって、予
め設定された電圧Veと比較されて、この電圧Veを基
準にハイレベルおよびローレベルにデジタル変換され
る。従って、光ディスク10が1層DVDの場合には、
コンパレーター37dからはハイレベル信号が断続的に
出力されるのに対して、光ディスク10がCDの場合に
は、コンパレーター37dからは、ローレベル信号だけ
が出力される。
【0055】振幅検出手段37におけるコンパレーター
37dの出力は、制御手段31に入力されており、制御
手段31は、再生信号振幅検出手段37からの出力がロ
ーレベルの場合には、光ディスク10がCDであると判
断し、開口数変換駆動手段42を制御して、開口数変換
アクチュエーター29gによって、開口数変換体29b
の開口部29aが対物レンズ21に対向するように、開
口数変換体29bを回動させる(図7のステップS1
3)。これにより、半導体レーザー素子25から発振さ
れるレーザー光は、開口数変換体29bの開口部29a
を通って対物レンズ21に照射されるために、対物レン
ズの見掛け上の開口数は小さくなり、レーザー光は、C
Dの記録層に対して、収差なく照射される。
【0056】また、制御手段31は、光ディスク10が
CDであることを判断することによって、ゲイン変換手
段32による光検出器24の出力のアンプゲインが、C
Dに対応したG3になるように、ゲイン変換手段32を
制御する(ステップS14)。その後、ゲイン変換手段
32によって光検出器24の出力がアンプゲインG3と
され、その出力に基づいて、光ピックアップ20の対物
レンズ21は、フォーカスエラー信号生成手段34によ
って得られたフォーカスエラー信号Fに基づいてフォー
カス制御されるとともに(ステップS8)、光ピックア
ップ20は、トラッキングエラー信号生成手段35によ
って生成されるトラッキングエラー信号に基づいて、ト
ラッキング制御され(ステップS9)、CDにおける記
録層に記録された情報が再生される。
【0057】これに対して、再生信号振幅検出手段37
におけるコンパレーター37dの出力にハイレベル信号
が存在している場合には、光ディスク10が1層DVD
であると判断して、制御手段31は、開口数変換器29
を駆動させることなく、開口数変換体29bの開口部2
9aが対物レンズ21に対向しない退避位置に保持する
とともに、ゲイン変換手段32によるゲインも、DVD
に対応したアンプゲインG1の状態を保持して、フォー
カス制御を継続するとともに(ステップS11)、ゲイ
ン変換手段32によってアンプゲインG1とされた光検
出器24の出力に基づいてトラッキング制御される(ス
テップS9)。これにより、1層DVDの記録層に記録
された情報が再生される。
【0058】
【発明の効果】本発明の光ディスク再生装置は、このよ
うに、光ディスクに対して対物レンズを移動している間
に生成されるフォーカスエラー信号のS字曲線の個数に
基づいて、光ディスクが2層DVDであることを判別す
るようになっているために、2層DVDと1層DVDお
よびCDとを正確に判別することができる。また、対物
レンズがフォーカス制御された状態で生成される再生信
号の振幅に基づいて、CDと1層DVDとを判別するよ
うになっているために、CDと1層DVDとを正確に判
別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の実施の形態の一
例を示すブロック図である。
【図2】その光ディスク再生装置に使用される光ピック
アップの概略構成図である。
【図3】その光ピックアップに設けられた開口数変換器
の平面図である。
【図4】本発明の光ディスク再生装置における要部の回
路図である。
【図5】本発明の光ディスク再生装置における他の要部
の回路図である。
【図6】本発明の光ディスク再生装置におけるさらに他
の要部の回路図である。
【図7】本発明の光ディスク再生装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】(a)〜(c)は、それぞれ、光ディスクが1
層DVDの場合における本発明の光ディスク再生装置に
設けられたS字個数検出手段の動作説明のためのタイム
チャートである。
【図9】(a)〜(c)は、それぞれ、光ディスクがC
Dの場合における本発明の光ディスク再生装置に設けら
れたS字個数検出手段の動作説明のためのタイムチャー
トである。
【図10】(a)〜(c)は、それぞれ、光ディスクが
2層DVDの場合における本発明の光ディスク再生装置
に設けられたS字個数検出手段の動作説明のためのタイ
ムチャートである。
【図11】(a)は、光ディスクが1層DVDである場
合の本発明の光ディスク再生装置に設けられた再生信号
生成手段から生成される再生信号を示すグラフ、(b)
は、その再生信号が入力された振幅検出手段のピークホ
ールド回路およびボトムホールド回路の出力を示すグラ
フ、(c)は、その出力が与えられた振幅検出手段のオ
ペアンプの出力を示すグラフである。
【図12】(a)は、光ディスクが1層CDである場合
の本発明の光ディスク再生装置に設けられた再生信号生
成手段から生成される再生信号を示すグラフ、(b)
は、その再生信号が入力された振幅検出手段のピークホ
ールド回路およびボトムホールド回路の出力を示すグラ
フ、(c)は、その出力が与えられた振幅検出手段のオ
ペアンプの出力を示すグラフである。
【図13】(a)は、CDの要部の断面図、(b)は、
1層DVDの要部の断面図、(C)は、2層DVDの要
部の断面図である。
【図14】(a)は、1層DVDに記録された情報の再
生状態を説明するための概略図、(b)は、CDに記録
された情報の再生状態を説明するための概略図である。
【符号の説明】
10 光ディスク 20 光ピックアップ 21 対物レンズ 22 フォーカスアクチュエーター 23 トラッキングアクチュエーター 24 光検出器 25 半導体レーザー素子 29 開口数変換器 29a 開口部 29b 開口数変換体 29g 開口数変換アクチュエーター 37 振幅検出手段 38 S字曲線検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを通してレーザー光を光ディ
    スクに照射し、光ディスクにて反射されたレーザー光を
    光検出器によって受光するようになっており、この光検
    出器の出力に基づいて、再生信号、フォーカスエラー信
    号およびトラッキング誤差信号がそれぞれ生成されると
    ともに、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
    ー信号それぞれに基づいて、対物レンズがフォーカス制
    御およびトラッキング制御されるようになった光ディス
    ク再生装置であって、 レーザー光が対物レンズを通して光ディスクに照射され
    ている間に、光ディスクに対して対物レンズを光軸方向
    に沿って移動させて、対物レンズが移動している間に生
    成されるフォーカスエラー信号に生じたS字曲線の個数
    に基づいて、光ディスクの種類を判別するようになって
    いることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 回転している光ディスクに対して対物レ
    ンズを、前記フォーカスエラー信号に基づいてフォーカ
    ス制御する間に、前記再生信号に生じる周波数成分の振
    幅の大きさに基づいて、光ディスクの種類を判別する構
    成をさらに有する請求項1に記載の光ディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光検出器の出力のゲインが、判別さ
    れる光ディスクの種類に基づいて変更される請求項1に
    記載の光ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 判別される光ディスクの種類に基づい
    て、対物レンズの見掛け上の開口数が変更されるよう
    に、前記対物レンズを通過するレーザー光の外周縁部を
    遮光するようになっている請求項1に記載の光ディスク
    再生装置。
  5. 【請求項5】 対物レンズを通してレーザー光を光ディ
    スクに照射し、光ディスクにて反射されたレーザー光を
    光検出器によって受光するようになっており、この光検
    出器の出力に基づいて、再生信号、フォーカスエラー信
    号およびトラッキング誤差信号がそれぞれ生成されると
    ともに、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
    ー信号それぞれに基づいて、対物レンズがフォーカス制
    御およびトラッキング制御されるようになった光ディス
    ク再生装置であって、 回転している光ディスクに対して対物レンズをフォーカ
    ス制御する間に、前記再生信号に生じる周波数成分の振
    幅の大きさに基づいて、光ディスクの種類を判別するよ
    うになっていることを特徴とする光ディスク再生装置。
JP14416397A 1997-06-02 1997-06-02 光ディスク再生装置 Pending JPH10334573A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100408826B1 (ko) * 2001-08-29 2003-12-06 주식회사 대우일렉트로닉스 광디스크 플레이어의 광디스크 판별방법
KR100425448B1 (ko) * 2001-05-15 2004-03-30 삼성전자주식회사 광디스크 판별 방법
KR100438783B1 (ko) * 2002-01-15 2004-07-05 삼성전자주식회사 디스크 판별 방법
US6865146B2 (en) 2000-08-28 2005-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Signal recording medium, signal recording method, signal recording apparatus, and signal recording/reproducing apparatus

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