JPH10334370A - ビル遠隔監視装置 - Google Patents

ビル遠隔監視装置

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Publication number
JPH10334370A
JPH10334370A JP14043797A JP14043797A JPH10334370A JP H10334370 A JPH10334370 A JP H10334370A JP 14043797 A JP14043797 A JP 14043797A JP 14043797 A JP14043797 A JP 14043797A JP H10334370 A JPH10334370 A JP H10334370A
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JP
Japan
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unit
abnormal
mode
processing unit
abnormality
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Pending
Application number
JP14043797A
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English (en)
Inventor
Toru Kato
亨 加藤
Kiyoshi Sonomoto
潔 園本
Katsura Yamamoto
桂 山本
Kenichi Morita
健一 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常発報の集中時でも、緊急性の高い重要発
報を迅速に対応処理し、広範囲の異常発報を簡易処理を
行うようにしたビル遠隔監視装置を提供する。 【解決手段】 端末装置4A〜4Nからの異常発報を受
ける監視センター2は、監視全地域からの所定数以上の
異常発報を検出するピークモード検出部7、ピークモー
ド検出時にピークモード設定にするピークモード記憶部
10、ピークモード非設定時に一部監視地域からの所定
数以上の異常発報を検出する集中モード検出部8、集中
モード検出時に集中モード設定の可否を判定する操作処
理部15、集中モード設定可の判定時に集中モード設定
にする集中モード記憶部9、モード設定に応じ異常発報
を個別に出力する第1発報処理部11、モード設定も応
じ異常発報を個別に出力する第2発報処理部12、高重
要度の判定をした異常発報を操作処理部15で管制員に
即時対応させ、低重要度の判定をした異常発報を一覧表
示部14で一覧表示させる重要度判定部13を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル遠隔監視装置
に係わり、特に、ビル内に設置された各種の設備機器の
動作を端末装置で監視し、異常検出時に異常発報を通信
回線を通して監視センターに送信するビル遠隔監視装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビル遠隔監視装置としては、例え
ば、特願昭63−169068号に開示されたものが知
られている。この特願昭63−169068号に開示の
ビル遠隔監視装置は、複数のビル内に設置された各種の
設備機器の動作を監視し、その動作の異常時に異常発報
を出力する多数の端末装置と、多数の端末装置の中の異
常発報を出力した端末装置に通信回線を介して選択接続
され、異常発報を受信する共通の監視センターとからな
っている。
【0003】かかる構成のビル遠隔監視装置は、次のよ
うに動作する。
【0004】ビルに設置されている各種の設備機器のい
ずれかの動作に異常が発生すると、同ビルに配置されて
いる端末装置がこの動作の異常を検出し、異常発報を発
生する。このとき、異常発報を発生した端末装置は、自
動ダイアル装置等によって監視センターを呼出し、監視
センターとの間に通信(電話)回線が接続されると、異
常発報を通信(電話)回線を通して監視センターに送信
する。監視センターは、異常発報を受信すると、表示部
及び印字部を備えた操作処理部に供給し、管制員に異常
発報の内容を知らせるために表示部に表示させ、同時
に、印字部で印字する。さらに、受信された異常発報
は、発生した設備機器の異常発報来歴として、記憶部に
保持される。監視センターの管制員は、表示部に表示さ
れた異常発報の内容を確認し、異常発報に対応した発報
情報を出動拠点となる営業所等に電話による連絡やファ
クシミリによる連絡を行い、動作が異常の設備機器に対
してその対応を依頼する。
【0005】多数の端末装置のいずれかから発生され、
監視センターに送信される異常発報は、平常状態のと
き、その性質上散発的な形で送信されるだけであるが、
自然災害が発生したようなとき、例えば、台風が襲来し
たとき、落雷による停電が発生したとき、地震の発生に
よって設備機器の故障等が続発したとき等には、多数の
端末装置の中の多くのもので同時に設備機器の動作異常
が検出され、それに伴って異常発報が集中的に発生し、
相次いで監視センターに送信されるようになる。、この
ような集中的に異常発報があった場合、監視センターに
おいては、管制員がこれらの異常発報への対応が間に合
わなくなるだけでなく、監視センターにおける異常発報
の受信がその対応処理に追いつかなくなり、受信された
異常発報に対して各件毎に表示部に内容を表示させ、管
制員がその表示内容を確認しながら対応することができ
なくなる。
【0006】このため、監視センターにおいては、この
ような異常発報の受信が集中するようななると、計数部
において単位時間内に受信される異常発報の件数をカウ
ントし、そのカウント値が所定値を超えると、異常発報
の表示部への供給を停止し、印字部における異常発報の
内容の印字だけに切替える。そして、監視センターは、
管制員が印字された異常発報の内容を見ることにより、
異常発報に対応した発報情報を出動拠点となるしかるべ
き営業所等に電話による連絡やファクシミリによる連絡
を行い、動作が異常の設備機器に対してその対応を依頼
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記既知の
ビル遠隔監視装置は、監視センターにおいて単位時間内
に受信した異常発報の件数が所定値を超えたとき、受信
した全ての異常発報を印字部によって印字処理すること
になるので、緊急性の高い重要な異常発報、例えば、エ
レベーター乗りかご内の閉じ込め発報を受信した場合に
おいても、印字部で順番に印字され、その印字内容の対
応処理が行われるまで、長い時間待たなければならない
という問題がある。
【0008】また、前記既知のビル遠隔監視装置は、監
視センターの性質上、広範囲にわたる地域の遠隔監視を
行っているが、地域停電等が発生した場合のように、広
範囲の地域の中の一部地域から異常発報が集中して発生
している場合は、その異常発報の原因が明確であること
から、特に大きな問題にはならないが、広範囲の地域の
中の一部地域からの集中した異常発報の発生に混在し
て、その一部地域と離れた無関係な地域から緊急性の高
い重要な異常発報が受信されたような場合は、緊急性の
高い重要な異常発報の対応処理が集中した異常発報の対
応処理と同列になってしまい、緊急性の高い重要な異常
発報の対応処理が時間的に相当の遅れを伴うという問題
がある。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的は、監視センターにおける異常発報の集
中的な受信時に、緊急性の高い重要な異常発報を迅速に
対応処理可能にしたビル遠隔監視装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のビル遠隔監視装置は、監視センター内に、
監視全地域からの異常発報の数が所定値以上になった際
に設定されるピークモード設定時及び/または一部監視
地域からの地域別異常発報の数が所定値以上になった際
に選択的に設定される集中モード設定時に、重要度判定
部が受信した異常発報の重要度の高低を判定し、高重要
度と判定した時に異常発報を操作処理部に供給して管制
員に即時対応させ、一方、低重要度と判定した時に異常
発報を一覧表示部に供給し、一覧表示させる手段を具備
している。
【0011】前記手段によれば、監視センターは、受信
した異常発報について、発報先が監視全地域及び全地域
を分割した一部監視地域であるかに応じて個別管理を行
っており、かつ、受信した異常発報の重要度に応じた対
応処理を行っているので、受信した異常発報が極度に集
中したときであっても、緊急性の高い重要な異常発報を
漏れなく抽出して即時に対応処理を行うことを可能に
し、一方、緊急性の低い異常発報を一覧表示して順に対
応処理を行うようにし、緊急度の高い重要な異常発報の
対応処理の遅れや洩れの発生を防ぐようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、ビ
ル遠隔監視装置は、ビル内に設置の各種設備機器の異常
を監視し、異常時に異常発報を出力する複数の端末装置
と、複数の端末装置が出力した異常発報を通信回線を介
して受信する監視センターとを備え、監視センターが受
信した異常発報の内容に従った対応処理を行うものであ
って、監視センターは、監視全地域から単位時間内に所
定数以上の異常発報の受信を検出するピークモード検出
部と、多量の異常発報の受信の検出時にピークモード設
定にするピークモード記憶部と、ピークモード非設定時
に監視全地域の一部監視地域から単位時間内に所定数以
上の地域別異常発報の受信を検出する集中モード検出部
と、地域別異常発報の受信の検出時にその表示内容に基
づいて集中モード設定の可否を判定する操作処理部と、
操作処理部で集中モード設定にするとの判定時に一部地
域を集中モード設定にする集中モード記憶部と、ピーク
モード設定及び非設定時に受信した異常発報を重要度判
定部及び第2発報処理部に個別に供給する第1発報処理
部と、集中モード設定時に第1発報処理部が出力した異
常発報を重要度判定部に供給する第2発報処理部と、供
給された異常発報の重要度の高低を判定し、高重要度と
の判定時に異常発報を操作処理部に供給して管制員に即
時対応させ、低重要度との判定時に異常発報を一覧表示
部に供給して一覧表示させる重要度判定部とを備えてい
るものである。
【0013】また、本発明の実施の形態の具体例によれ
ば、操作処理部は、表示部を内蔵し、集中モード検出部
から供給された地域別異常発報に基づいて表示部に設定
画面が表示されたとき、管制員がその表示内容から集中
モード設定にすることの可否の判定を入力し、その入力
結果を集中モード記憶部に記憶して、集中モード設定に
するようにしたものである。
【0014】これら本発明の実施の形態によれば、監視
センターは、設備機器の異常を検出した端末装置が発生
した異常発報を通信回線を通して受信した場合、受信し
た異常発報の数を、異常発報の発報先から監視全地域及
び監視全地域を分割した一部監視地域別のカウントを行
い、監視全地域からの異常発報が所定数を超えたときに
ピークモード設定にするとともに、いずれかの一部監視
地域から送信された異常発報が所定数を超えたときに選
択的に集中モード設定にし、しかも、ピークモード設定
時または集中モード設定時に、受信した異常発報の重要
度を個別に検出し、緊急性の高い重要な異常発報である
ことを検出したとき、その異常発報について管制員が即
時に対応処理を行い、一方、緊急性の低い異常発報であ
ることを検出したとき、その異常発報の内容を一覧表示
し、管制員が順次その表示内容を見て対応処理するよう
にしているので、受信した異常発報が極度に集中したよ
うなときでも、緊急性の高い重要な異常発報について
は、漏れなく抽出されて管制員による即時対応処理を行
うことができ、緊急性の低い異常発報については、管制
員が一覧表示内容を順に見ることによって、既知のこの
種のビル遠隔監視装置と同様に順次に対応処理を行うこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1は、本発明によるビル遠隔監視装置の
一実施例を示すブロック構成図である。
【0017】図1において、1A乃至1Nはビル、2は
監視センター、3は電話回線(通信回線)、4Aはビル
1A内にある端末装置、4Nはビル1N内にある端末装
置、5A1 乃至5AM はビル1A内にある各種の設備機
器、5N1 乃至5NL はビル1N内にある各種の設備機
器、6は通信部、7はピークモード検出部、8は集中モ
ード検出部、9は集中モード記憶部、10はピークモー
ド記憶部、11は第1発報処理部、12は第2発報処理
部、13は重要度判定部、14は一覧表示部、15は操
作処理部、15Aは表示部、15Bは操作部である。
【0018】この場合、監視センター2は、通信部6、
ピークモード検出部7、集中モード検出部8、集中モー
ド記憶部9、ピークモード記憶部10、第1発報処理部
11、第2発報処理部12、重要度判定部13、一覧表
示部14、操作処理部15を備え、図1に図示されるよ
うに接続されている。操作処理部15は、表示部15A
と操作部15Bとを内蔵している。また、ビル1A内に
ある各種の設備機器5A1 乃至5AM 及びビル1N内に
ある各種の設備機器5N1 乃至5NL は、空調装置、給
排水装置、熱源装置、エレベーター等の設備機器であっ
て、それら各種の設備機器5A1 乃至5AM は端末装置
4Aに、各種の設備機器5N1 乃至5NL は端末装置4
Nにそれぞれ接続されている。端末装置4A及び端末装
置4Nは、電話回線3を通して選択的に監視センター2
の通信部6に接続される。なお、図1には図示されてい
ないが、ビル1A及びビル1Nの他にも、電話回線3を
通して選択的に監視センター2の通信部6に接続される
多数のビルが存在し、それらのビルにも端末装置及び各
種の設備機器が設けられている。
【0019】前記構成による本実施例のビル遠隔監視装
置は、次のように動作する。
【0020】まず、ビル1A側において、端末装置4A
は、各種の設備機器5A1 乃至5AM の動作状態を常時
監視し、設備機器5A1 乃至5AMの少なくとも1つに
予期しない故障が生じたり、設備機器5A1 乃至5AM
の多くが停電によって、または、地震の発生によって動
作が停止したような場合に、その動作の異常を検出して
異常発報を発生し、それ同時に、自動ダイアルによって
監視センター2を呼出し、監視センター2間に接続され
た電話回線3を通して異常発報を監視センター2に送信
する。また、ビル1N側においても、端末装置4Nは、
端末装置4Aと同様な動作を行い、各種の設備機器5N
1 乃至5NL の動作の異常時に、異常発報を電話回線3
を通して監視センター2に送信する。さらに、図1に図
示されていない他のビル側においても、ビル1A、1N
で行われるのと同様の処理が行われ、端末装置は、各種
の設備機器の動作の異常時に、異常発報を電話回線3を
通して監視センター2に送信する。
【0021】ここで、図2及び図3は、図1に図示され
た実施例における監視センター2側の動作状態を表すフ
ローチャートであって、図2は、異常発報の受信に伴っ
て監視センター2がピークモード設定または集中モード
設定される際の動作状態を示すフローチャートであり、
図3は、監視センター2がピークモード設定または集中
モード設定された後の受信された異常発報の対応処理の
流れを示すフローチャートである。
【0022】次に、図2及び図3に示されたフローチャ
ートを用い、監視センター2側の動作について説明す
る。
【0023】図2に示されるように、まず、ステップS
1において、通信部6は、電話回線3を通して伝送され
てきた異常発報を受け、受けた異常発報をピークモード
検出部7及び第1発報処理部11に供給する。
【0024】次に、ステップS2において、ピークモー
ド検出部7は、供給された異常発報を一時的に内部メモ
リに格納し、異常発報が供給される度に異常発報総数テ
ーブルを更新し、異常発報の総件数をカウントする。
【0025】次いで、ステップS3において、集中モー
ド検出部8は、ピークモード検出部7に格納された異常
発報を読み出し、読み出した異常発報に基づいて、単位
時間内の異常発報の受信件数がしきい値を超えたか否
か、例えば、5分間に受信件数が400件を超えたか否
かを検出する。そして、しきい値を超えたと判断(Y)
したときは、ピークモード検出出力を発生してピークモ
ード記憶部10に供給するとともに、読み出した異常発
報を集中モード検出部8に供給し、一方、しきい値を未
だ超えていないと判断(N)したときは、読み出した異
常発報を集中モード検出部8に供給する。
【0026】続く、ステップS4において、ピークモー
ド記憶部10は、供給されたピークモード検出出力を記
憶し、動作モードをピークモード設定にし、この一連の
フローを終了する。
【0027】また、ステップS5において、集中モード
検出部8は、供給された異常発報の発報先に基づいて、
発報先のビル1A乃至1Nの所在地が監視全地域を分割
したいずれの一部監視地域であるか、即ち、ビル1A乃
至1Nの所在地がどの市町村であるかを検出し、異常発
報が供給される度に一部監視地域別の異常発報地域別テ
ーブルを更新し、一部監視地域別の異常発報の件数をカ
ウントする。
【0028】続いて、ステップS6において、集中モー
ド検出部8は、一部監視地域別の異常発報のカウント結
果に基づいて、いずれかの一部監視地域で、単位時間内
の異常発報の受信件数がしきい値を超えたか否か、例え
ば、5分間に受信件数が3件を超えたか否かを検出す
る。そして、しきい値を超えたと判断(Y)したとき
は、集中モード検出出力を発生して集中モード記憶部9
に供給するとともに、供給された異常発報を操作処理部
15に供給し、一方、しきい値を未だ超えていないと判
断(N)したときは、この一連のフローを終了する。
【0029】次に、ステップS7において、操作処理部
15は、供給された異常発報を内蔵の表示部15Aに伝
送し、表示部15Aにこの一部監視地域を集中モード設
定にするための設定画面を表示させる。
【0030】次いで、ステップS8において、管制員
は、表示部15Aに表示された設定画面を見て、集中モ
ード設定にするか否かを判断する。そして、集中モード
設定にするとの判断(Y)をしたときは、操作処理部1
5の操作部15Bを操作して集中モード設定信号を発生
し、この集中モード設定信号を集中モード記憶部9に供
給し、一方、集中モード設定にしないとの判断(N)を
したときは、この一連のフローを終了する。
【0031】続いて、ステップS9において、集中モー
ド記憶部9は、集中モード検出部8から既に集中モード
検出出力が供給されており、かつ、操作処理部15から
集中モード設定信号が供給された場合、動作モードをそ
の一部監視地域に対して集中モード設定にし、この一連
のフローを終了する。
【0032】引き続いて、図3に示されるように、ま
ず、ステップS10において、第1発報処理部11は、
通信部6から供給された異常発報を表示に適した形の発
報データに変換する。
【0033】次に、ステップS11において、第1発報
処理部11は、ピークモード記憶部10の記憶内容を検
索し、動作モードがピークモード設定にされているか否
かを判断する。そして、ピークモード設定にされている
と判断(Y)したときは、変換された発報データを第2
発報処理部12及び重要度判定部13に伝送し、一方、
ピークモード設定にされていないと判断(N)したとき
は、変換された発報データを第2発報処理部12だけに
供給する。
【0034】次いで、ステップS12において、第2発
報処理部12は、集中モード記憶部9の記憶内容を検索
し、いずれかの一部監視地域において動作モードが集中
モード設定にされているか否かを判断する。そして、集
中モード設定にされていると判断(Y)したときは、第
1発報処理部11から供給された変換された発報データ
を重要度判定部13に伝送し、一方、集中モード設定に
されていないと判断(N)したときは、供給された発報
データを操作処理部15の表示部15Aに供給する。
【0035】続いて、ステップS13において、重要度
判定部13は、供給された発報データの内容に基づい
て、発報データが即時対応処理を必要としないものであ
るか否かを判断する。そして、即時対応処理を必要とし
ないとの判断(Y)をしたときは、供給された発報デー
タを一覧表示部14に供給し、一方、即時対応処理を必
要とするとの判断(Y)をしたときは、供給された発報
データを操作処理部15の表示部15Aに供給する。
【0036】次に、ステップS14において、一覧表示
部14は、供給された発報データを順次一覧表示データ
に変換し、一覧表示データとして表示し、必要に応じて
印字出力して、この一連のフローを終了する。
【0037】さらに、ステップS15において、操作処
理部15は、供給された発報データを表示部15Aに伝
送し、表示部15Aに発報データの内容を表示させる。
このとき、管制員は、この発報データの内容を見て、出
動拠点に電話連絡またはファクシミリ連絡し、異常発報
を送信したビルへの出動指示や出動時の作業支援等が行
われる。
【0038】このように、本実施例のビル遠隔監視装置
によれば、監視センターは、受信した異常発報につい
て、発報先が監視全地域及び全地域を分割した一部監視
地域であるかに応じて個別管理を行うとともに、受信し
た異常発報の重要度に応じた対応処理を行っているの
で、受信した異常発報が極度に集中したときであって
も、緊急性の高い重要な異常発報を漏れなく抽出して即
時に対応処理を行うことを可能にし、一方、緊急性の低
い異常発報を一覧表示して順に対応処理を行うようにし
て、緊急度の高い重要な異常発報の対応処理の遅れや洩
れの発生を防ぐことが可能になる。
【0039】なお、前記実施例においては、いずれかの
一部監視地域を集中モード設定にする際に、操作処理部
15の表示部15Aに表示される設定画面を管制員が見
て、集中モード設定の判断を管制員が行っている例を挙
げて説明したが、本発明による集中モード設定は管制員
の判断による場合に限られず、他の手段、例えば、集中
モード検出部8が集中モード検出出力を集中モード記憶
部9に供給し、そこに記憶された段階で自動的に集中モ
ード設定にし、その時点で、管制員に自動的に集中モー
ド設定されたことを知らせるようにしてもよい。
【0040】また、前記実施例においては、ピークモー
ド設定にする際に、ピークモード検出出力をピークモー
ド記憶部10に記憶させることにより、自動的にピーク
モード設定を行っている例を挙げて説明したが、本発明
によるピークモード設定は自動的に行う場合に限られ
ず、集中モード設定の場合と同様に、管制員の判断によ
ってピークモード設定にするようにしてもよい。
【0041】さらに、前記実施例において、操作処理部
15及び一覧表示部14に印字部を付属させ、自動的に
もしくは任意に、表示部15Aへの表示または一覧表示
部14への一覧表示が行われた際に、これらの印字部を
用いて表示部15A及び一覧表示部14に表示された内
容と同様の内容を印字させるようにしてもよい。この場
合、例えば、ピークモード設定時には、一覧表示部14
に供給される発報データの一覧表示と一覧印字とを併せ
て行い、一方、集中モード設定時には、一覧表示部14
に供給される発報データの一覧表示だけを行うというよ
うに、設定モードの種類によって、発報データの対応処
理を変えるようにしてもよく、これらの対応処理の一部
または全部を管制員自身が肩代わりするようにしてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、監視セ
ンターは、設備機器の異常を検出した端末装置からの異
常発報を受信した場合、受信した異常発報の数を、異常
発報の発報先から監視全地域及び監視全地域を分割した
一部監視地域別にカウントし、監視全地域からの異常発
報が所定数を超えたときにピークモード設定にするとと
もに、いずれかの一部監視地域から送信された異常発報
が所定数を超えたときに選択的に集中モード設定にし、
しかも、ピークモード設定時または集中モード設定時
に、受信した異常発報の重要度を個別に検出し、緊急性
の高い重要な異常発報であることを検出したとき、その
異常発報について管制員が即時対応処理を行い、一方、
緊急性の低い異常発報であることを検出したとき、その
異常発報の内容を一覧表示し、管制員が順次その表示内
容を見て対応処理するようにしているので、受信した異
常発報が極度に集中したようなときでも、緊急性の高い
重要な異常発報については、漏れなく抽出されて管制員
による即時対応処理を行うことができ、緊急性の低い異
常発報については、管制員が一覧表示内容を順に見るこ
とによって、既知のこの種のビル遠隔監視装置と同様に
順次に対応処理を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビル遠隔監視装置の一実施例を示
すブロック構成図である。
【図2】異常発報の受信に伴って監視センターがピーク
モード設定または集中モード設定される際の動作状態を
示すフローチャートである。
【図3】監視センターがピークモード設定または集中モ
ード設定された後の受信された異常発報の対応処理の流
れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A〜1N ビル 2 監視センター 3 電話回線(通信回線) 4A〜4N 端末装置 5A1 〜5AM 乃至5N1 〜5NL 設備機器 6 通信部 7 ピークモード検出部 8 集中モード検出部 9 集中モード記憶部 10 ピークモード記憶部 11 第1発報処理部 12 第2発報処理部 13 重要度判定部 14 一覧表示部 15 操作処理部 15A 表示部 15B 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/04 H04M 11/04 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301C 311 311G (72)発明者 森田 健一 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内に設置の各種設備機器の異常を監
    視し、異常時に異常発報を出力する複数の端末装置と、
    前記複数の端末装置が出力した前記異常発報を通信回線
    を介して受信する監視センターとを備え、前記監視セン
    ターが受信した異常発報の内容に従った対応処理を行う
    ビル遠隔監視装置において、前記監視センターは、監視
    全地域から単位時間内に所定数以上の異常発報の受信を
    検出するピークモード検出部と、前記異常発報の受信の
    検出時にピークモード設定にするピークモード記憶部
    と、前記ピークモード非設定時に前記監視全地域の一部
    監視地域から単位時間内に所定数以上の地域別異常発報
    の受信を検出する集中モード検出部と、前記地域別異常
    発報の受信の検出時にその表示内容に基づいて集中モー
    ド設定の可否を判定する操作処理部と、前記操作処理部
    で集中モード設定にするとの判定時に前記一部地域を集
    中モード設定にする集中モード記憶部と、前記ピークモ
    ード設定及び非設定時に受信した前記異常発報を重要度
    判定部及び第2発報処理部に個別に供給する第1発報処
    理部と、前記集中モード設定時に前記第1発報処理部が
    出力した前記異常発報を前記重要度判定部に供給する第
    2発報処理部と、供給された前記異常発報の重要度の高
    低を判定し、高重要度との判定時に前記異常発報を操作
    処理部に供給して管制員に即時対応させ、低重要度との
    判定時に前記異常発報を一覧表示部に供給して一覧表示
    させる重要度判定部とを備えていることを特徴とするビ
    ル遠隔監視装置。
  2. 【請求項2】 前記操作処理部は、表示部を内蔵し、前
    記集中モード検出部から供給された前記地域別異常発報
    に基づいて前記表示部に設定画面を表示したとき、管制
    員がその表示内容から集中モード設定にすることの可否
    の判定を入力し、その入力結果を前記集中モード記憶部
    に記憶して、前記集中モード設定にすることを特徴とす
    る請求項1に記載のビル遠隔監視装置。
JP14043797A 1997-05-29 1997-05-29 ビル遠隔監視装置 Pending JPH10334370A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116708A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Hitachi Ltd 異常検知システム
CN116612612A (zh) * 2023-05-19 2023-08-18 湖北清江水电开发有限责任公司 流域梯级电厂集控中心报警方法、计算机设备及存储介质

Cited By (3)

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JP2009116708A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Hitachi Ltd 異常検知システム
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CN116612612B (zh) * 2023-05-19 2024-06-11 湖北清江水电开发有限责任公司 流域梯级电厂集控中心报警方法、计算机设备及存储介质

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