JPH10317435A - 雨水利用システム - Google Patents

雨水利用システム

Info

Publication number
JPH10317435A
JPH10317435A JP9133356A JP13335697A JPH10317435A JP H10317435 A JPH10317435 A JP H10317435A JP 9133356 A JP9133356 A JP 9133356A JP 13335697 A JP13335697 A JP 13335697A JP H10317435 A JPH10317435 A JP H10317435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rainwater
storage tank
water
path
rainfall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9133356A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Tsuji
昇平 辻
Hiroshi Nakagawa
中川  浩
Atsushi Morikawa
淳 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP9133356A priority Critical patent/JPH10317435A/ja
Publication of JPH10317435A publication Critical patent/JPH10317435A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーフローによる漏水の恐れがなく、雨
水貯水槽から排水経路ヘポンプアップする必要がなく、
また不純物のないきれいな雨水を利用できる。 【解決手段】 屋根面、屋上、ベランダ等の建築物1の
上面に降雨した雨水を、その自重により集水管3を通し
て雨水貯水槽4に集水する雨水利用システムであって、
集水管3の経路中で雨水貯水槽4よりも上位に設けた切
り替え弁5により、雨水貯水槽4の満水状態を検知して
自動で雨水貯水槽4への経路7を排水経路6に切り替え
るようにした。これにより、オーバーフローによる漏水
の恐れがなく、水密施工が不要となる。また、雨水貯水
槽4の満水後は排水経路6への切り替えにより雨水の自
重により排水されるため別途ポンプアップの必要がな
く、構成が簡素化されて費用を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、雨水利用システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根面、屋上、ベランダ等の建築
物に上面に降雨した雨水を、その自重により集水管を通
して雨水貯水槽に集水し、水洗トイレや掃除、洗車用途
に利用できるようにした雨水利用システムがあった。こ
のシステムでは、雨水貯水槽が満水状態になると雨水貯
水槽からオーバーフローさせて排水していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雨水貯
水槽を床下等の建築物内に設置する場合にはオーバーフ
ローにより建築物内に漏水する恐れがあり、またこの漏
水を予防するため水密施工が必要であった。また、雨水
貯水槽を地中に埋設する場合にはオーバーフロー水を排
水経路へポンプアップする必要があるため、複雑な構成
となり費用がかかるという問題があった。
【0004】また、雨水貯水槽に貯水した雨水は屋根面
等に付着した不純物を含んでいるため用途が制限される
ことがあった。したがって、この発明の目的は、オーバ
ーフローによる漏水の恐れがなく、雨水貯水槽から排水
経路ヘポンプアップする必要がなく、また不純物のない
きれいな雨水を利用できる雨水利用システムを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の雨水利用
システムは、屋根面、屋上、ベランダ等の建築物の上面
に降雨した雨水を、その自重により集水管を通して雨水
貯水槽に集水する雨水利用システムであって、集水管の
経路中で雨水貯水槽よりも上位に設けた切り替え弁によ
り、前記雨水貯水槽の満水状態を検知して自動で雨水貯
水槽への経路を排水経路に切り替えるようにしたことを
特徴とするものである。
【0006】このように、集水管の経路中で雨水貯水槽
よりも上位に設けた切り替え弁により、雨水貯水槽の満
水状態を検知して自動で雨水貯水槽への経路を排水経路
に切り替えるため、オーバーフローによる漏水の恐れが
なく、水密施工が不要となる。また、雨水貯水槽の満水
後は排水経路への切り替えにより雨水の自重により排水
されるため別途ポンプアップの必要がなく、構成が簡素
化されて費用を抑えることができる。
【0007】請求項2記載の雨水利用システムは、請求
項1において、集水管の経路中に設けた自動切り替え弁
により、降雨初期の雨水は排水経路に排水し、一定降雨
の後集水経路に切り替えて雨水貯水槽に貯水し、さらに
満水状態になった後は再度排水経路に切り替え排水する
ようにした。このように、屋根面等に付着した不純物を
含んだ降雨初期の雨水は排水経路に排水し、一定降雨の
後集水経路に切り替えて一定降雨後のきれいな雨水だけ
を雨水貯水槽に貯水して利用するため、良質な雨水利用
ができる。また、このように不純物を含んだ雨水は排水
して良質な雨水だけを雨水貯水槽に貯水して利用するた
め、ポンプやバルブ等の故障が少ないととともに雨水を
ろ過するフィルターの寿命も長くなりメンテナンスが容
易となる。
【0008】請求項3記載の雨水利用システムは、屋根
面、屋上、ベランダ等の建築物の上面に降雨した雨水
を、その自重により集水管を通して雨水貯水槽に集水す
る雨水利用システムであって、不純物を含んだ降雨初期
の雨水を第1貯水槽に集水し、この第1貯水槽が満水状
態になった後は集水管の経路を切り替えて一定降雨の後
のきれいな雨水だけを第2貯水槽に集水し、さらに第2
貯水槽が満水状態になった後は再度集水管の経路を切り
替えて第1貯水槽に一定量の雨水を保持した状態で排水
するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】このように、不純物を含んだ降雨初期の雨
水を集水した第1の貯水槽が満水状態になった後に集水
管の経路を切り替えて第2貯水槽に集水するようにした
ので、第2貯水槽には一定降雨の後のきれいな雨水だけ
を貯水して利用でき、良質な雨水として、水洗トイレや
掃除、洗車用途に利用できる。また、不純物を含んだ降
雨初期の雨水も第1貯水槽に区分して貯水し、散水等の
用途に活用することができるため、特に夏場等渇水時に
おいて全ての降雨水を有効に使用できる。また、このよ
うに不純物を含んだ降雨初期の雨水も第1貯水槽に区分
して貯水するため、不純物の除去作業は比較的小規模な
構成となる第1貯水槽だけですみ、全体としてのメンテ
ナンスが容易になる。特に大規模な構成となる第2貯水
槽は地下に設置し第1貯水槽を作業のし易い地上に設置
した場合には、メンテナンスの作業に効率的に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態の雨
水利用システムを図1に基づいて説明する。図1はこの
発明の第1の実施の雨水利用システムの構成を示す概念
図である。図1に示すように建築物1の屋根面に降雨し
た雨水は、樋2より垂下した集水管3を通って雨水貯水
槽4に集水される。この場合、集水管3の経路中には雨
水貯水槽4よりも上位に切り替え弁である三方弁5が設
けられ、この三方弁5から雨水貯水槽4に接続される集
水経路7と、排水側Bに送られる排水経路6とに分岐さ
れる。また、集水管3の樋2と三方弁5の間には流量セ
ンサ8が取付けてある。このセンサ8は集水管3を通る
雨水の流量を検出し、三方弁5の開閉を制御する。
【0011】また、雨水貯水槽4には2つのセンサ9,
10が取付けられるとともに、水道管11と利用系Aへ
送られる配管12とが接続してある。センサ9,10は
水位センサ、フロートスイッチ等で、一方のセンサ9は
雨水貯水槽4が満水状態になるとONになって三方弁5
の開閉を制御する。また、他方のセンサ10は雨水貯水
槽4の水位が底部付近まで下がるとONになって水道管
11の経路中に設けた電磁弁13を制御する。また、利
用系Aへ送られる配管12は、その経路中にポンプ14
が設けられ、例えば庭の散水、水洗トイレや掃除、洗車
用途に利用される。
【0012】つぎに、この雨水利用システムの動作を表
1を用いて説明する。初期状態では、センサ8,9がと
もにOFF、三方弁5は排水経路6が開口してある(ス
テップ1)。この状態から雨が降るとセンサ8がONに
なって雨水の流量を検出し、一定量の雨水が通過すれ
ば、三方弁5を集水経路7が開口するように切り替える
(ステップ2,3)。これにより、降雨初期の屋根面等
に付着した不純物を含んだ雨水が排水され、一定降雨後
のきれいな雨水だけを雨水貯水槽4に貯水することがで
きる。そして、雨水貯水槽4が満水状態になると、セン
サ9がONになって再度排水経路6に切り替える(ステ
ップ4)。これにより、オーバーフローによる漏水の恐
れがない。雨がやむと、センサ8がOFFとなる(ステ
ップ5)。また、雨水貯水槽4の水が無くなると、セン
サ10が作動して電磁弁13が開状態となり水道水が供
給される。
【0013】
【表1】
【0014】図2は第1の実施の形態の変形例の雨水利
用システムの構成を示す概念図である。図1のシステム
に加えて建築物1の屋根面に降雨センサ15が取付けて
ある。また、流量センサ8と降雨センサ15により作動
し、三方弁5を制御するタイマー16が設けてある。つ
ぎに、この雨水利用システムの動作を表2を用いて説明
する。図3に示す初期状態では、センサ8,15および
センサ9がOFF、三方弁5は排水経路6が開口してあ
る(ステップ1)。この状態から図4に示すように雨が
降るとセンサ8,15がONになり、これを受けてタイ
マー16がONになる(ステップ2)。一定時間が経過
するとタイマー16がOFFになり、図5に示すように
三方弁5を集水経路7か開口するように切り替える(ス
テップ3)。
【0015】雨がやむとセンサ8,15がOFFにな
り、図6に示すように三方弁5は排水経路6に切り替え
られる(ステップ4)。この状態で再び雨が降ると、図
7および図8に示すようにステップ2,3と同じ動作が
行われる。そして、図9に示すように雨水貯水槽4が満
水状態になると、センサ9がONになって再度排水経路
6に切り替える(ステップ5)。また、雨水貯水槽4の
水が無くなると、常に一定量を保持するためセンサ10
が作動して電磁弁13が開状態となり水道水が供給され
る。
【0016】
【表2】
【0017】以上のようにこの実施の形態によれば、集
水管3の経路中で雨水貯水槽4よりも上位に設けた三方
弁5により、雨水貯水槽4の満水状態を検知して自動で
雨水貯水槽4への経路を排水経路6に切り替えるため、
オーバーフローによる漏水の恐れがなく、水密施工が不
要となる。また、雨水貯水槽4の満水後は排水経路6へ
の切り替えにより雨水の自重により排水されるため別途
ポンプアップの必要がなく、構成が簡素化されて費用を
抑えることができる。
【0018】また、屋根面等に付着した不純物を含んだ
降雨初期の雨水は排水経路6に排水し、一定降雨の後集
水経路7に切り替えて一定降雨後のきれいな雨水だけを
雨水貯水槽4に貯水して利用するため、良質な雨水利用
ができる。また、このように不純物を含んだ雨水は排水
して良質な雨水だけを雨水貯水槽4に貯水して利用する
ため、ポンプやバルブ等の故障が少ないととともに雨水
をろ過するフィルターの寿命も長くなりメンテナンスが
容易となる。
【0019】この発明の第2の実施の形態の雨水利用シ
ステムを図10ないし図17に基づいて説明する。図1
0はこの発明の第2の実施の形態の雨水利用システムの
構成を示す概念図である。第1の実施の形態の変形例と
同様に、流量センサ8と降雨センサ15が取付けてあ
り、集水管3の経路中に三方弁5が設けてあるが、この
三方弁5から第1貯水槽20に接続される経路21と、
第2貯水槽22に接続される経路23とに分岐される。
第1貯水槽20は不純物を含んだ降雨初期の雨水を貯水
し、第2貯水槽22は第1の実施の形態の雨水貯水槽4
に相当し一定降雨後のきれいな雨水だけを貯水する。
【0020】また、第2貯水槽22には2つのセンサ2
5,26が取付けてある。センサ25,26は水位セン
サ、フロートスイッチ等で、一方のセンサ25は第2貯
水槽22が満水状態になるとONになって三方弁5の開
閉を制御する。他方のセンサ26は第2貯水槽22の水
位が底部付近まで下がって水が渇水状態にあることを検
知する。また、第2貯水槽22より利用系Aへ送られる
配管27は、その経路中にポンプ14が設けられ、例え
ば水洗トイレや掃除、洗車用途に利用される。
【0021】第1貯水槽20には利用系Aへ送られる配
管28と、排水管29が底部付近に接続してある。利用
系4に送られる配管28は、配管27と同様にその経路
中にポンプ14が設けられ、例えば庭の散水に利用され
る。排水管29の経路中には排水弁30が設けてある。
また、第1貯水槽20にも水位センサ、フロートスイッ
チ等からなる2つのセンサ31,32が取付けてある。
一方のセンサ31は第1貯水槽20が満水状態になると
ONになって三方弁5の開閉を制御する。他方のセンサ
32はその検出位置がセンサ31より下方で排水管29
より上方に位置するように設定され、排水弁30の開閉
を制御する。また、この排水弁30は流量センサ8と降
雨センサ15によっても制御される。また、第1貯水槽
20はオーバーフロー排水Cも可能な構成になってい
る。
【0022】つぎに、この雨水利用システムの動作を表
3を用いて説明する。図11に示す初期状態では、セン
サ8,15およびセンサ25,26,31,32がOF
F、三方弁5は第1貯水槽20側に開口し、排水弁30
は開状態となっている(ステップ1)。この状態から図
12に示すように雨が降るとセンサ8,15がONにな
り、排水弁30が閉状態となる(ステップ2)。センサ
32がONになるまでこの状態を保持し第1貯水槽20
に不純物を含んだ降雨初期の雨水を溜める(ステップ
3)。雨がやみセンサ8,15がOFFとなり、センサ
32がONになると図13に示すようにセンサ32がO
FFになるまで排水弁30を開いて排水する(ステップ
4)。そして、センサ32がOFFになると排水弁30
が閉じてプリセット状態となる(ステップ5)。
【0023】この後、雨が降るとセンサ8,15が再び
ONになり、図14に示すようにセンサ31がONにな
るまで第1貯水槽20に注水する(ステップ6)。ここ
で第1貯水槽20に溜まっている雨水は降雨初期の雨水
ではあるが上記のように排水弁30により排水している
ので汚れが少ない。第1貯水槽20が満水状態になる
と、図15に示すようにセンサ31がONになって三方
弁5を第2貯水槽22側へ切り替えて第2貯水槽22に
注水する(ステップ7)。これにより第2貯水槽22一
定降雨後のきれいな雨水を溜めることができる。第2貯
水槽22が満水状態になると、図16に示すようにセン
サ25がONになって三方弁5を再び第1貯水槽20側
へ切り替えると同時に排水弁30を開いて排水する(ス
テップ8)。そして、図17に示すように雨がやむとセ
ンサ8,15はOFFになり、第1貯水槽20の水位が
下がってセンサ32がOFFになると排水弁30が閉じ
て一定量の雨水を保持する(ステップ9)。
【0024】
【表3】
【0025】以上のようにこの実施の形態によれば、不
純物を含んだ降雨初期の雨水を集水した第1の貯水槽2
0が満水状態になった後に集水管の経路を切り替えて第
2貯水槽22に集水するようにしたので、第2貯水槽2
2には一定降雨の後のきれいな雨水だけを貯水して利用
でき、良質な雨水として、水洗トイレや掃除、洗車用途
に利用できる。また、不純物を含んだ降雨初期の雨水も
第1貯水槽20に区分して貯水し、散水等の用途に活用
することができるため、特に夏場等渇水時において全て
の降雨水を有効に使用できる。また、このように不純物
を含んだ降雨初期の雨水も第1貯水槽20に区分して貯
水するため、不純物の除去作業は比較的小規模な構成と
なる第1貯水槽20だけですみ、全体としてのメンテナ
ンスが容易になる。特に大規模な構成となる第2貯水槽
22は地下に設置し第1貯水槽20を作業のし易い地上
に設置した場合には、メンテナンスの作業に効率的に行
える。
【0026】なお、建築物1の屋上、ベランダ等に降雨
する雨水を同様にして利用できる。また、第2の実施の
形態においてステップ3,4,5は省略可能である。
【0027】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の雨水利用シス
テムによれば、集水管の経路中で雨水貯水槽よりも上位
に設けた切り替え弁により、雨水貯水槽の満水状態を検
知して自動で雨水貯水槽への経路を排水経路に切り替え
るため、オーバーフローによる漏水の恐れがなく、水密
施工が不要となる。また、雨水貯水槽の満水後は排水経
路への切り替えにより雨水の自重により排水されるため
別途ポンプアップの必要がなく、構成が簡素化されて費
用を抑えることができる。
【0028】請求項2では、屋根面等に付着した不純物
を含んだ降雨初期の雨水は排水経路に排水し、一定降雨
の後集水経路に切り替えて一定降雨後のきれいな雨水だ
けを雨水貯水槽に貯水して利用するため、良質な雨水利
用ができる。また、このように不純物を含んだ雨水は排
水して良質な雨水だけを雨水貯水槽に貯水して利用する
ため、ポンプやバルブ等の故障が少ないととともに雨水
をろ過するフィルターの寿命も長くなりメンテナンスが
容易となる。
【0029】この発明の請求項3記載の雨水利用システ
ムによれば、不純物を含んだ降雨初期の雨水を集水した
第1の貯水槽が満水状態になった後に集水管の経路を切
り替えて第2貯水槽に集水するようにしたので、第2貯
水槽には一定降雨の後のきれいな雨水だけを貯水して利
用でき、良質な雨水として、水洗トイレや掃除、洗車用
途に利用できる。また、不純物を含んだ降雨初期の雨水
も第1貯水槽に区分して貯水し、散水等の用途に活用す
ることができるため、特に夏場等渇水時において全ての
降雨水を有効に使用できる。また、このように不純物を
含んだ降雨初期の雨水も第1貯水槽に区分して貯水する
ため、不純物の除去作業は比較的小規模な構成となる第
1貯水槽だけですみ、全体としてのメンテナンスが容易
になる。特に大規模な構成となる第2貯水槽は地下に設
置し第1貯水槽を作業のし易い地上に設置した場合に
は、メンテナンスの作業に効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の雨水利用システ
ムの構成を示す概念図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の変形例の雨水利
用システムの構成を示す概念図である。
【図3】図2の雨水利用システムの動作で初期状態の説
明図である。
【図4】図3の次のステップで雨が降った状態の説明図
である。
【図5】図4の次のステップでタイマーOFF後の説明
図である。
【図6】図5の次のステップで雨がやんだ状態の説明図
である。
【図7】図6の次のステップで再び雨が降った状態の説
明図である。
【図8】図7の次のステップでタイマーOFF後の説明
図である。
【図9】図8の次のステップで雨水貯水槽が満水状態の
説明図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態の雨水利用シス
テムの構成を示す概念図である。
【図11】図10の雨水利用システムの動作で初期状態
の説明図である。
【図12】図11の次のステップで雨が降った状態の説
明図である。
【図13】図12の次のステップで雨がやみ降雨初期の
雨水を第1貯水槽から排水する説明図である。
【図14】図13の次のステップで再び雨が降った状態
の説明図である。
【図15】図14の次のステップで第2貯水槽に注水す
る説明図である。
【図16】図15の次のステップで第2貯水槽が満水状
態の説明図である。
【図17】図16の次のステップで雨がやんだ状態の説
明図である。
【符号の説明】
1 建築物 3 集水管 4 雨水貯水槽 5 三方弁 6 排水経路 7 集水経路 20 第1貯水槽 22 第2貯水槽 21,23 集水管の経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面、屋上、ベランダ等の建築物の上
    面に降雨した雨水を、その自重により集水管を通して雨
    水貯水槽に集水する雨水利用システムであって、集水管
    の経路中で雨水貯水槽よりも上位に設けた切り替え弁に
    より、前記雨水貯水槽の満水状態を検知して自動で雨水
    貯水槽への経路を排水経路に切り替えるようにしたこと
    を特徴とする雨水利用システム。
  2. 【請求項2】 集水管の経路中に設けた自動切り替え弁
    により、降雨初期の雨水は排水経路に排水し、一定降雨
    の後集水経路に切り替えて雨水貯水槽に貯水し、さらに
    満水状態になった後は再度排水経路に切り替え排水する
    ようにした請求項1記載の雨水利用システム。
  3. 【請求項3】 屋根面、屋上、ベランダ等の建築物の上
    面に降雨した雨水を、その自重により集水管を通して雨
    水貯水槽に集水する雨水利用システムであって、不純物
    を含んだ降雨初期の雨水を第1貯水槽に集水し、この第
    1貯水槽が満水状態になった後は集水管の経路を切り替
    えて一定降雨の後のきれいな雨水だけを第2貯水槽に集
    水し、さらに第2貯水槽が満水状態になった後は再度集
    水管の経路を切り替えて第1貯水槽に一定量の雨水を保
    持した状態で排水するようにしたことを特徴とする雨水
    利用システム。
JP9133356A 1997-05-23 1997-05-23 雨水利用システム Withdrawn JPH10317435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9133356A JPH10317435A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 雨水利用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9133356A JPH10317435A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 雨水利用システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10317435A true JPH10317435A (ja) 1998-12-02

Family

ID=15102814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9133356A Withdrawn JPH10317435A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 雨水利用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10317435A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6663769B2 (en) 2000-04-12 2003-12-16 Takachiho Corp. System for utilizing rainwater collected at buildings
JP2008144375A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Fujishiro Jimusho:Kk 壁面冷却システムおよび建物冷却システム
CN101824854A (zh) * 2010-05-20 2010-09-08 长安大学 蓄毒池雨水自动放空装置
CN106049650A (zh) * 2016-07-29 2016-10-26 江苏融汇环境工程有限公司 一种整体分流井
CN106368287A (zh) * 2016-10-21 2017-02-01 中国化学工程第六建设有限公司 市政道路排水***
CN112627021A (zh) * 2020-12-31 2021-04-09 上海莱多实业有限公司 高架桥雨水入渗***及方法
CN114411876A (zh) * 2022-02-12 2022-04-29 江苏元贞智能科技有限公司 一种旋转式自动弃流型雨水收集利用***及其安装方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6663769B2 (en) 2000-04-12 2003-12-16 Takachiho Corp. System for utilizing rainwater collected at buildings
US6905607B2 (en) 2000-12-04 2005-06-14 Takachiho Corp. Method for utilizing rainwater collected at buildings
JP2008144375A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Fujishiro Jimusho:Kk 壁面冷却システムおよび建物冷却システム
CN101824854A (zh) * 2010-05-20 2010-09-08 长安大学 蓄毒池雨水自动放空装置
CN106049650A (zh) * 2016-07-29 2016-10-26 江苏融汇环境工程有限公司 一种整体分流井
CN106368287A (zh) * 2016-10-21 2017-02-01 中国化学工程第六建设有限公司 市政道路排水***
CN112627021A (zh) * 2020-12-31 2021-04-09 上海莱多实业有限公司 高架桥雨水入渗***及方法
CN114411876A (zh) * 2022-02-12 2022-04-29 江苏元贞智能科技有限公司 一种旋转式自动弃流型雨水收集利用***及其安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2711427C (en) Rainwater collection and redistribution system
KR101010391B1 (ko) 강우 감지를 이용한 우수 처리 및 사용 시스템과 그 제어방법
CN208501835U (zh) 一种生态园林雨水循环利用***
CN108867239B (zh) 城市道路雨水收集利用自调节***
KR100928686B1 (ko) 초기우수 배제시스템
KR20110072559A (ko) 집수 우수를 인공함양하기 위한 시스템
WO2010128283A2 (en) Rainwater harvesting system
KR101932145B1 (ko) 단위면적당 강수량을 측정하는 유량계를 이용한 초기빗물 배제장치
JPH10317435A (ja) 雨水利用システム
JPH0941429A (ja) 初期降雨水の除去装置
CN207794243U (zh) 一种海绵城市中下沉式绿地反渗层自动冲洗装置
WO2011030180A1 (en) Rainwater collection and dispensation system
JP3129492U (ja) 雨水除塵取水装置
JPH0885982A (ja) 雨水取水装置
JPH10168952A (ja) 雨水の貯水システム
KR100998496B1 (ko) 초기 우수 배제 스크린 탱크
JP2003155761A (ja) 雨水貯留装置
CN207829114U (zh) 一种具有海绵功能的自动调蓄的景观水池
JP2007231709A (ja) 雨水分流構造及び雨水利用システム
JP3541940B2 (ja) 雨水貯留装置
JP4395019B2 (ja) 雨水利用システム
CN219794157U (zh) 一种海绵城市智能雨水排放监控***
JP2002039427A (ja) フロート式止水装置および止水装置付き水貯留装置
KR20130030472A (ko) 빗물활용을 위한 건물의 빗물 저장장치 및 그 사용 방법
JPH0699950B2 (ja) 雨水貯留コントロ−ル方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803