JPH1031342A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1031342A
JPH1031342A JP9056696A JP5669697A JPH1031342A JP H1031342 A JPH1031342 A JP H1031342A JP 9056696 A JP9056696 A JP 9056696A JP 5669697 A JP5669697 A JP 5669697A JP H1031342 A JPH1031342 A JP H1031342A
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Japan
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image
color
photoconductor
unit
exposure
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JP9056696A
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English (en)
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Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
Hideo Matsuda
英男 松田
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Toshiki Anzai
俊樹 安西
Osamu Fujimoto
修 藤本
Hidekazu Sakagami
英和 坂上
Kazumi Irie
一視 入江
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化、低コスト化を図る。画像形成
速度を速くする。 【解決手段】 感光体24に近接して、第1色および第
3色の画像形成を行う第1プロセス部21を設ける。ま
た感光体30に近接して、第2色および第4色の画像形
成を行う第2プロセス部22を設ける。第1プロセス部
21は、現像装置26により形成された第1色画像と、
現像装置27により形成された第3色画像とを互いに一
致して重ね合わせ、感光体24上に第1カラー画像を形
成する。一方、第2プロセス部22は、現像装置32に
より形成された第2色画像と、現像装置33により形成
された第4色画像とを互いに一致して重ね合わせ、感光
体30上に第2カラー画像を形成する。上記第2カラー
画像は、転写器35によって先に中間転写ドラム23上
に転写された上記第1カラー画像と一致して重なるよう
に、転写器36によって中間転写ドラム23上に転写さ
れ、フルカラー画像となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色もしくはフル
カラーのプリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式を用いたフルカ
ラーの画像形成装置が種々提案されている。例えば特開
昭58−95361号公報には、感光体を4個使用し、
それぞれの感光体に対して現像装置を1つずつ配置する
ようにした4ドラム方式の画像形成装置が開示されてい
る。
【0003】上記公報に開示された画像形成装置は、図
9に示すように、第1色の画像を形成する第1プロセス
部101と、第2色の画像を形成する第2プロセス部1
02と、第3色の画像を形成する第3プロセス部103
と、第4色の画像を形成する第4プロセス部104とを
備えている。
【0004】第1プロセス部101は、感光体105
と、上記感光体105を帯電させるための帯電器106
と、上記感光体105上に形成される静電潜像に基づい
て現像を行う現像装置107とで構成されている。そし
て、画像信号で変調されたレーザービーム108が、回
転する図示しないポリゴン(回転多面鏡)に照射される
と、上記ポリゴンにて反射したレーザービーム108
が、図示しない反射ミラーを介して感光体105に照射
される。
【0005】このとき、上記ポリゴンの回転により、レ
ーザービーム108は、感光体105の軸方向に感光体
105を露光走査する。その結果、上記感光体105上
に静電潜像が形成され、現像装置107が上記静電潜像
に基づいて現像を行う。そして、現像装置107にて可
視像化された画像は、用紙搬送用ベルト110によって
搬送された用紙(図示せず)上に、転写器109によっ
て転写される。そして、転写の終了した感光体105
は、クリーニングブレード111によってクリーニング
され、その後、必要に応じて図示しない除電器により除
電される。その後、感光体105は、帯電器106によ
って再度帯電される。なお、第2プロセス部102、第
3プロセス部103、第4プロセス部104の構成およ
び動作については、第1プロセス部101と全く同様で
あるので、それらの説明は省略する。
【0006】したがって、この種の画像形成装置では、
第1ないし第4プロセス部101・102・103・1
04にて形成された色画像が、転写材としての用紙に順
次転写されることにより、多色複写が行われる。
【0007】また、図示はしないが、感光体露光装置を
1つ使用し、1つの感光体の周囲に4つの現像装置を配
置するようにしたフルカラーの画像形成装置も知られて
いる。この種の画像形成装置は、任意の現像装置によっ
て可視像化された画像を、その都度、感光体の回転によ
って転写紙あるいは転写媒体に転写し、そして、残りの
色の画像についても上記と同様に転写紙あるいは転写媒
体に転写することにより、フルカラー画像を得るもので
ある。したがって、上記装置は、フルカラー画像を得る
のに感光体を4回転させる必要があるので、4回転プロ
セス方式の画像形成装置と呼ばれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
58−95361号公報に開示された、4ドラム方式の
画像形成装置の構成では、4つの感光体が設けられてお
り、しかも、4つの感光体のそれぞれに帯電器、現像装
置、転写器などが設けられているため、部品点数が多
く、装置自体が大型化すると共に、装置のコストが上昇
するという問題が生ずる。
【0009】また、感光体露光装置を1つ使用した4回
転プロセス方式の画像形成装置の構成では、1つの感光
体の周囲に4つの現像装置を配置する必要があるため、
大型の感光体が必要となる。その結果、装置自体が大型
化するという問題が生ずる。さらに、感光体の1回転で
1つの画像が形成されるため、フルカラー画像を得るた
めには感光体を4回転させて、4つの画像を1個ずつ順
番に形成しなければならない。したがって、上記構成で
は、フルカラー画像を得るのに長時間を要するという問
題が生ずる。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、小型、低コストで、色数
にかかわらず従来よりも画像形成速度の速いフルカラー
の画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像形成装置は、上記の課題を解決するために、第1感光
体および第2感光体と、露光によって原稿画像を読み取
ると共に、読み取った原稿画像に基づいて上記第1感光
体および上記第2感光体を露光する画像読み取り手段
と、上記画像読み取り手段の露光に基づいて、上記第1
感光体上に第1色画像および第3色画像を形成する第1
画像形成手段と、上記画像読み取り手段の露光に基づい
て、上記第2感光体上に第2色画像および第4色画像を
形成する第2画像形成手段と、上記第1感光体および上
記第2感光体に近接して配置され、上記第1ないし第4
色画像が一時的に転写される中間転写媒体と、上記第1
感光体上に形成された画像を上記中間転写媒体に転写さ
せる第1転写手段と、上記第2感光体上に形成された画
像を上記中間転写媒体に転写させる第2転写手段とを備
え、上記第1画像形成手段は、上記第1色画像および上
記第3色画像を互いに一致して重ね合わせることにより
第1カラー画像を形成する一方、上記第2画像形成手段
は、上記第2色画像および上記第4色画像を互いに一致
して重ね合わせることにより第2カラー画像を形成する
ことを特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、画像読み取り手段の
露光に基づき、第1画像形成手段によって第1色画像お
よび第3色画像が第1感光体上に形成される一方、第2
画像形成手段によって第2色画像および第4色画像が第
2感光体上に形成される。
【0013】このとき、上記第1色画像および第3色画
像は互いに一致して重ね合わされ、第1カラー画像とし
て第1感光体上に形成される。また、上記第2色画像お
よび第4色画像も互いに一致して重ね合わされ、第2カ
ラー画像として第2感光体上に形成される。上記第1カ
ラー画像は、第1転写手段によって中間転写媒体に転写
され、上記第2カラー画像は、第2転写手段によって中
間転写媒体に転写される。
【0014】つまり、上記構成によれば、従来の4ドラ
ム方式の画像形成装置のように感光体を4つ用いなくて
も、2つの感光体(第1および第2感光体)で2色ずつ
画像を形成することにより、フルカラー画像を得ること
ができる。したがって、感光体の数を減らして装置を小
型化することができる。また、各感光体の2回転でフル
カラー画像を得ることができるので、従来の4回転プロ
セス方式の画像形成装置よりも、画像形成速度の速い画
像形成装置を得ることができる。
【0015】さらに、上記構成によれば、感光体の数を
減少させることで、上記感光体に近接して設けられる例
えば帯電器、クリーニングブレード等のプロセス要素の
数も減少させることができる。その結果、装置のコスト
を低減させ、経済的な画像形成装置を得ることができ
る。
【0016】請求項2の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1の構成において、
上記第1感光体表面における露光位置を第1露光部、上
記第2感光体表面における露光位置を第2露光部、上記
第1感光体と上記中間転写媒体との接触部を第1転写
部、上記第2感光体と上記中間転写媒体との接触部を第
2転写部とし、上記第1感光体表面における上記第1露
光部から上記第1転写部までの距離をL1 、上記中間転
写媒体表面における上記第1転写部から上記第2転写部
までの距離をL2 、上記第2感光体表面における上記第
2露光部から上記第2転写部までの距離をL3 とする
と、上記L1 、L2 、L3 の関係が、L1 +L2 =L3
となっていることを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、L1 +L2 =L3
なっているので、第2感光体で形成された第2カラー画
像の中間転写媒体への転写時に、上記第2カラー画像
が、第1感光体で形成され先に中間転写媒体に転写され
た第1カラー画像と、第2転写部にて一致して重なる。
つまり、中間転写媒体上において、第1カラー画像と第
2カラー画像との位置ずれが発生しない。
【0018】したがって、上記構成によれば、得られる
フルカラー画像の品位を向上させることができる。ま
た、上記両者の画像を第2転写部にて一致して重ねるよ
うに制御する手段等が必要ないので、上記構成によれ
ば、装置の構成を簡素化することができる。
【0019】請求項3の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
おいて、上記画像読み取り手段は、少なくとも、原稿か
らの反射光に基づいて第1色ないし第4色に対応する画
像信号を生成する画像信号生成手段と、上記第1色また
は第3色に対応する画像信号に基づいて上記第1感光体
を露光する第1感光体露光手段と、上記第2色または第
4色に対応する画像信号に基づいて上記第2感光体を露
光する第2感光体露光手段と、上記画像信号生成手段に
て生成された上記第1色ないし第4色に対応する画像信
号のうち、第3色および第4色に対応する画像信号を一
時的に記憶する第1記憶手段と、上記第1画像形成手段
によって上記第1感光体上に第1色画像が形成され、か
つ、上記第2画像形成手段によって上記第2感光体上に
第2色画像が形成された時点で、上記第1記憶手段に記
憶された第3色に対応する画像信号を上記第1感光体露
光手段に送出すると共に、第4色に対応する画像信号を
上記第2感光体露光手段に送出するように制御する制御
手段とからなっていることを特徴としている。
【0020】上記の構成によれば、画像信号生成手段に
よって生成された第1色ないし第4色に対応する画像信
号のうち、第3色および第4色に対応する画像信号が第
1記憶手段に記憶される。そして、第1色および第2色
に対応する画像信号に基づいて、第1画像形成手段およ
び第2画像形成手段により、第1感光体および第2感光
体上にそれぞれ第1色画像および第2色画像が形成され
た後、制御手段の制御により、上記第1記憶手段に記憶
された第3色および第4色に対応する画像信号が、第1
感光体露光手段および第2感光体露光手段にそれぞれ送
出される。
【0021】したがって、上記構成によれば、任意の画
像信号を一時的に記憶する第1記憶手段が設けられてい
るので、画像読み取り手段による原稿の露光を1回で済
ませることができる。その結果、従来の4回転プロセス
方式の画像形成装置よりも、さらに画像形成速度の速い
画像形成装置を得ることができる。
【0022】請求項4の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
おいて、上記画像読み取り手段は、少なくとも、原稿か
らの反射光に基づいて第1色ないし第4色に対応する画
像信号を生成する画像信号生成手段と、上記第1色また
は第3色に対応する画像信号に基づいて上記第1感光体
を露光する第1感光体露光手段と、上記第2色または第
4色に対応する画像信号に基づいて上記第2感光体を露
光する第2感光体露光手段と、1回目の原稿露光の際に
は、上記第1色に対応する画像信号を選択的に上記第1
感光体露光手段に送出すると共に、上記第2色に対応す
る画像信号を選択的に上記第2感光体露光手段に送出す
る一方、2回目の原稿露光の際には、上記第3色に対応
する画像信号を選択的に上記第1感光体露光手段に送出
すると共に、上記第4色に対応する画像信号を選択的に
上記第2感光体露光手段に送出する画像信号選択手段と
からなっていることを特徴としている。
【0023】上記の構成によれば、1回目の原稿露光の
際には、画像信号選択手段により、画像信号生成手段に
て生成された第1色ないし第4色に対応する画像信号の
うち上記第1色に対応する画像信号が選択的に上記第1
感光体露光手段に送出されると共に、上記第2色に対応
する画像信号が選択的に上記第2感光体露光手段に送出
される。一方、2回目の原稿露光の際には、画像信号選
択手段により、上記第3色に対応する画像信号が選択的
に上記第1感光体露光手段に送出されると共に、上記第
4色に対応する画像信号が選択的に上記第2感光体露光
手段に送出される。
【0024】つまり、上記構成によれば、2回の原稿露
光によって画像形成を行う際に、原稿露光の回数に応じ
て、第1感光体露光手段および第2感光体露光手段に送
出される画像信号が、画像信号選択手段によって適宜選
択される。これにより、第1感光体および第2感光体の
2回転目の画像形成時に必要な第3色および第4色に対
応する画像信号を、1回目の原稿露光時に記憶しておく
必要がない。したがって、上記画像信号を記憶する記憶
手段等を設ける必要がないので、装置の構成を簡素化す
ることができると共に、装置のコストを低減することが
できる。
【0025】請求項5の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1の構成において、
上記画像読み取り手段は、少なくとも、原稿からの反射
光に基づいて第1色ないし第4色に対応する画像信号を
生成する画像信号生成手段と、上記第1色または第3色
に対応する画像信号に基づいて上記第1感光体を露光す
る第1感光体露光手段と、上記第2色または第4色に対
応する画像信号に基づいて上記第2感光体を露光する第
2感光体露光手段と、上記画像信号生成手段にて生成さ
れた上記第1色ないし第4色に対応する画像信号のう
ち、第1色および第3色に対応する画像信号を一時的に
記憶する第2記憶手段と、上記第1感光体表面における
露光位置を第1露光部、上記第2感光体表面における露
光位置を第2露光部、上記第1感光体と上記中間転写媒
体との接触部を第1転写部、上記第2感光体と上記中間
転写媒体との接触部を第2転写部とし、上記第1感光体
表面における上記第1露光部から上記第1転写部までの
距離をL1 、上記中間転写媒体表面における上記第1転
写部から上記第2転写部までの距離をL2 、上記第2感
光体表面における上記第2露光部から上記第2転写部ま
での距離をL3 とすると、(L1 +L2 )とL3 との距
離差に相当する時間が経過した時点で、上記第2記憶手
段に記憶された第1色または第3色に対応する画像信号
を上記第1感光体露光手段に送出するように制御する制
御手段とからなっていることを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、画像信号生成手段に
て生成された上記第1色ないし第4色に対応する画像信
号のうち、第1色および第3色に対応する画像信号が、
一時的に第2記憶手段に記憶される。
【0027】ここで、制御手段の制御により、(L1
2 )とL3 との距離差に相当する時間が経過した時点
で、上記第2記憶手段に記憶された第1色または第3色
に対応する画像信号が、上記第1感光体露光手段に送出
される。
【0028】これにより、第1感光体露光手段による第
1感光体の露光と、第2感光体露光手段による第2感光
体の露光とを同期して行った場合に、たとえ第1露光
部、第2露光部、第1転写部、第2転写部が、L1 +L
2 =L3 となるように位置決めされていなくても、第2
感光体で形成された第2カラー画像の中間転写媒体への
転写時に、上記第2カラー画像が、第1感光体から中間
転写媒体に先に転写された第1カラー画像と、第2転写
部にて一致して重なる。つまり、中間転写媒体上におい
て、第1カラー画像と第2カラー画像との位置ずれが発
生しない。
【0029】したがって、上記構成によれば、第1露光
部、第2露光部、第1転写部、第2転写部が、L1 +L
2 =L3 となるように位置決めされていなくても、得ら
れるフルカラー画像の品位を向上させることができる。
【0030】請求項6の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1ないし5のいずれ
かの構成において、上記第1画像形成手段は、第1色の
現像を行う第1現像装置と、第3色の現像を行う第3現
像装置と、上記第1感光体を帯電させる第1帯電手段
と、上記第1感光体をクリーニングする第1クリーニン
グ手段とを備えている一方、上記第2画像形成手段は、
第2色の現像を行う第2現像装置と、第4色の現像を行
う第4現像装置と、上記第2感光体を帯電させる第2帯
電手段と、上記第2感光体をクリーニングする第2クリ
ーニング手段とを備えており、上記第1画像形成手段お
よび上記第2画像形成手段を構成する各構成要素の構造
および配置関係が互いに共通化されていることを特徴と
している。
【0031】上記の構成によれば、第1画像形成手段を
構成する第1現像装置、第3現像装置、第1帯電手段、
第1クリーニング手段が、それぞれ第2画像形成手段を
構成する第2現像装置、第4現像装置、第2帯電手段、
第2クリーニング手段と構造および配置関係が互いに共
通化されているので、上記各構成要素の量産性が上が
る。これにより、大きな経済効果を得ることができる。
【0032】請求項7の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項6の構成において、
上記第1ないし第4現像装置は着脱自在になっていると
共に、それぞれ他の現像装置と配置位置を交換できるよ
うになっていることを特徴としている。
【0033】上記の構成によれば、所定の色の現像を行
う現像装置を適宜選択して取り付けることができる。し
たがって、例えば2色コピーの際に、第2画像形成手段
に例えば黒色の現像を行う現像装置をセットし、第1画
像形成手段に例えば需要の多い色の現像を行う現像装置
をセットしておけば、2色の画像形成を第1、第2感光
体の1回転で速く行うことができる。したがって、上記
構成によれば、ユーザーの多様な画像形成条件にも容易
に対応することができる。
【0034】請求項8の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項6または7の構成に
おいて、少なくとも上記第3、第4現像装置における現
像方式が、それぞれ上記第1、第2感光体と非接触で現
像を行う非接触現像方式であることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、第3、第4現像装置
の第1感光体、第2感光体に対する離接機構を省略する
ことができるので、装置本体の構成を簡素化して安価な
装置を提供することができると共に、高品質で混色のな
い画像形成を行うことができる。
【0036】請求項9の発明に係る画像形成装置は、上
記の課題を解決するために、請求項6または7の構成に
おいて、上記第1ないし第4現像装置における現像方式
が、上記第1感光体および第2感光体と非接触で現像を
行う非接触現像方式であることを特徴としている。
【0037】上記の構成によれば、非現像時の複雑な現
像制御(第1ないし第4現像装置の離接動作、現像剤の
シャッタ制御等)を行う必要がなくなるので、第1ない
し第4現像装置の配置の自由度を増加させ、使用者の広
範囲の使用目的にも容易に対応することができる。
【0038】請求項10の発明に係る画像形成装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1ないし9のいず
れかの構成において、上記中間転写媒体は、ベルト状の
中間転写ベルトであることを特徴としている。
【0039】上記の構成によれば、中間転写媒体がドラ
ムで構成されるときよりも転写領域が広くなる。これに
より、転写材における転写領域を最大限に利用して画像
を転写することができると共に、転写効率を最適化する
ことができる。また、転写材の影響を受けることなく、
色毎の転写条件を自由に設定することができ、制御が簡
単化される。さらに、上記中間転写媒体を例えば感光体
配列方向に張架すれば、装置の高さを低くすることがで
きると共に、装置を小型化することができる。
【0040】請求項11の発明に係る画像形成装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1ないし10のい
ずれかの構成において、上記第1感光体および第2感光
体は、それぞれ第1および第2感光体ベルトで構成され
ていることを特徴としている。
【0041】上記の構成によれば、上記第1および第2
感光体ベルトを、例えば水平方向に張架して配置するこ
とにより、その高さは感光体が例えばドラムで構成され
るときよりも低くなる。したがって、この場合、装置の
高さを低くして装置を小型化することができる。
【0042】一方、上記第1および第2感光体ベルト
を、例えば垂直方向に張架して配置すれば、装置の高さ
は多少増加するが、装置の占有面積自体は減少する。し
たがって、この場合、設置面積の少ない装置を得ること
ができる。このように、上記第1および第2感光体ベル
トの張架方向次第で、装置のバリエーションが広がる。
【0043】請求項12の発明に係る画像形成装置は、
上記の課題を解決するために、請求項11の構成におい
て、上記第1および第2感光体ベルトは、上記中間転写
媒体との接触面積が増大するように張架されていること
を特徴としている。
【0044】上記の構成によれば、第1感光体ベルトと
中間転写媒体との接触面積、および第2感光体ベルトと
中間転写媒体との接触面積が増大するので、転写領域が
広くなる。したがって、第1および第2感光体ベルトか
ら中間転写媒体への画像の転写効率をさらに上げること
ができる。
【0045】請求項13の発明に係る画像形成装置は、
上記の課題を解決するために、第1感光体および第2感
光体と、原稿画像を読み取ると共に、読み取った原稿画
像に基づいて上記第1感光体および上記第2感光体を露
光する画像読み取り手段と、上記画像読み取り手段の露
光に基づいて、上記第1感光体上に第1色画像および第
3色画像を形成する第1画像形成手段と、上記画像読み
取り手段の露光に基づいて、上記第2感光体上に第2色
画像および第4色画像を形成する第2画像形成手段と、
上記第1感光体および上記第2感光体に転写材を当接さ
せることにより、上記第1ないし第4色画像を上記転写
材に直接転写させる転写媒体と、上記転写媒体に上記転
写材を吸着させる吸着手段と、上記第1感光体上に形成
された画像を上記転写媒体に転写させる第1転写手段
と、上記第2感光体上に形成された画像を上記転写媒体
に転写させる第2転写手段とを備え、上記第1画像形成
手段は、上記第1色画像および上記第3色画像を互いに
一致して重ね合わせることにより第1カラー画像を形成
する一方、上記第2画像形成手段は、上記第2色画像お
よび上記第4色画像を互いに一致して重ね合わせること
により第2カラー画像を形成することを特徴としてい
る。
【0046】上記の構成によれば、画像読み取り手段の
露光に基づいて、第1画像形成手段によって第1色画像
および第3色画像が第1感光体上に形成される一方、第
2画像形成手段によって第2色画像および第4色画像が
第2感光体上に形成される。
【0047】このとき、上記第1色画像および第3色画
像は互いに一致して重ね合わされ、第1カラー画像とし
て第1感光体上に形成される。また、上記第2色画像お
よび第4色画像も互いに一致して重ね合わされ、第2カ
ラー画像として第2感光体上に形成される。上記第1カ
ラー画像は、吸着手段によって転写媒体に吸着された転
写材に第1転写手段によって転写され、上記第2カラー
画像は、上記転写材に第2転写手段によって転写され
る。
【0048】つまり、上記構成によれば、従来の4ドラ
ム方式の画像形成装置のように感光体を4つ用いなくて
も、2つの感光体(第1および第2感光体)で2色ずつ
画像を形成することにより、フルカラー画像を得ること
ができる。したがって、感光体の数を減らして装置を小
型化することができる。また、各感光体の2回転でフル
カラー画像を得ることができるので、従来の4回転プロ
セス方式の画像形成装置よりも、画像形成速度の速い画
像形成装置を得ることができる。
【0049】また、上記構成によれば、感光体の数を減
少させることで、上記感光体に近接して設けられる例え
ば帯電器、クリーニングブレード等のプロセス要素の数
も減少させることができる。その結果、装置のコストを
低減させ、経済的な画像形成装置を得ることができる。
【0050】さらに、第1感光体および第2感光体上に
形成された画像が、直接転写材に転写されるので、上記
画像を一旦中間転写媒体に転写して、その後、中間転写
媒体から転写材に転写する2回転写の方式よりも、転写
効率を向上させることができる。
【0051】請求項14の発明に係る画像形成装置は、
上記の課題を解決するために、請求項13の構成におい
て、上記転写媒体は、ベルト状の転写ベルトであること
を特徴としている。
【0052】上記の構成によれば、上記転写ベルトを例
えば水平方向に張架して配置することにより、その高さ
は転写媒体がドラムで構成されるときよりも低くなる。
したがって、この場合、装置の高さを低くして装置を小
型化することができる。
【0053】また、転写媒体が転写ベルトで構成されれ
ば、転写媒体がドラムで構成されるときよりも転写領域
が広くなる。これにより、転写材における転写領域を最
大限に利用して画像を転写することができると共に、転
写効率を最適化することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0055】本実施形態に係る画像形成装置1は、図1
に示すように、原稿画像を読み取る画像読み取り部2
(画像読み取り手段)と、該画像読み取り部2で読み取
った原稿画像に基づいて画像形成を行う画像形成部3と
を備えている。
【0056】上記画像読み取り部2において、光源5
は、画像形成装置1の所定の位置に載置された原稿4を
露光することができる位置に配されている。そして、反
射ミラー6・7・8は、原稿4からの反射光を順に反射
して結像レンズ9に導くことができるように配されてい
る。
【0057】光源5と反射ミラー6とは、移動光学読み
取りユニットとして一体化されており、同図中の矢印A
−A′方向に水平移動することが可能となっている。ま
た、反射ミラー7・8は、図示しない保持部材により一
体的に保持されており、上記移動光学読み取りユニット
の移動速度の1/2の速度で、同図中の矢印A−A′方
向に水平移動することが可能となっている。したがっ
て、原稿4は矢印A−A′方向に露光走査される。
【0058】結像レンズ9の光束出射側には、画像処理
部10が設けられている。この画像処理部10は、図2
に示すように、撮像部11、画像信号処理部12(画像
信号生成手段)、ページメモリ13(第1記憶手段)、
マルチプレクサ14(画像信号選択手段)、感光体露光
装置15・16(第1感光体露光手段・第2感光体露光
手段)、およびCPU(Central Processing Unit )1
7(制御手段)で構成されている。
【0059】撮像部11は、カラー光電変換素子として
例えばCCD(Charge Coupled Device )を備えてお
り、このCCDに原稿画像が結像されるようになってい
る。上記CCDは、受光した光像を赤(R)、緑
(G)、青(B)に分解すると共に、各色に対応した画
像信号を画像信号処理部12に送出する。
【0060】画像信号処理部12は、撮像部11から送
信される画像信号に基づいてデジタル的に画像を処理す
る機能を有している。詳しくは、画像信号処理部12
は、撮像部11から送信されるR、G、Bに対応した画
像信号を、第1色としてのイエロー、第2色としてのマ
ゼンタ、第3色としてのシアン、第4色としてのブラッ
ク(図中では、それぞれY、M、C、Bkと略記する)
に対応した画像信号に変換する。そして、画像信号処理
部12は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)に対応する
画像信号を所定のタイミングで直接マルチプレクサ14
へ出力すると共に、シアン(C)、ブラック(Bk)に
対応する画像信号をページメモリ13へ出力する。
【0061】ページメモリ13は、例えばシアン
(C)、ブラック(Bk)に対応する画像信号を一時的
に記憶する機能を有しており、CPU17の制御によ
り、それらの画像信号を所定のタイミングでマルチプレ
クサ14へ出力する。このページメモリ13は、上記画
像信号を各1ページ以上記憶できる容量を有しており、
原稿の露光走査を1回で済ませることができるようにな
っている。
【0062】マルチプレクサ14は、送信されたイエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(Bk)に対応する画像信号のうち、イエロー(Y)、
シアン(C)に対応する画像信号を選択的に感光体露光
装置15へ導くと共に、マゼンタ(M)、ブラック(B
k)に対応する画像信号を選択的に感光体露光装置16
へ導く機能を有している。
【0063】感光体露光装置15・16は、マルチプレ
クサ14を経由して送信される画像信号に基づいてレー
ザービームをそれぞれ感光体24・30に照射し、感光
体24・30を露光する。なお、感光体露光装置15・
16以外に、感光体24・30を露光する手段として、
例えばLED(Light Emitting Diode)を用いてもよ
い。
【0064】CPU17は、後述の第1プロセス部21
によって感光体24上に第1色画像が形成され、かつ、
後述の第2プロセス部22によって感光体30上に第2
色画像が形成された時点で、ページメモリ13に記憶さ
れた第3色(シアン(C))に対応する画像信号を感光
体露光装置15に送出すると共に、第4色(ブラック
(Bk))に対応する画像信号を感光体露光装置16に
送出するように制御する。
【0065】次に、画像形成部3の構成について以下に
説明する。画像形成部3は、図1に示すように、第1プ
ロセス部21(第1画像形成手段)と、第2プロセス部
22(第2画像形成手段)と、転写媒体としての中間転
写ドラム23(中間転写媒体)とを備えている。
【0066】上記第1プロセス部21は、同図中矢印B
方向に回転する感光体24(第1感光体)と、感光体2
4を帯電させるための帯電器25(第1帯電手段)と、
感光体24上に形成される第1静電潜像に対して第1色
の現像を行う現像装置26(第1現像装置)と、感光体
24上に形成される第3静電潜像に対して第3色の現像
を行う現像装置27(第3現像装置)と、クリーニング
ブレード28(第1クリーニング手段)とを有してお
り、感光体露光装置15の露光に基づいて、感光体24
上に第1色および第3色画像を形成する。
【0067】感光体24は、中間転写ドラム23の表面
に近接して配置されている。また、帯電器25、現像装
置26・27、およびクリーニングブレード28は、感
光体24の表面に近接して、感光体24の回転方向にこ
の順で配置されている。
【0068】なお、現像装置26における第1色の現像
方式は、現像装置26が感光体24と接触して現像を行
う接触現像方式、あるいは、感光体24と接触せずに現
像を行う非接触現像方式のどちらであってもよい。ただ
し、接触現像方式の場合、現像装置26を感光体24に
対して離接させる機構、あるいは、現像装置26に対し
て現像剤を出し入れするシャッタなどの機構が必要とな
る。一方、現像装置27における第3色の現像方式は、
現像装置27が感光体24と接触せずに現像を行う非接
触現像方式である。
【0069】このように、少なくとも現像装置27にお
ける現像方式を非接触現像方式とすることにより、非現
像時の複雑な現像制御(現像装置27の離接動作、現像
剤のシャッタ制御等)を行う必要がなくなるので、装置
本体の構成を簡素化して安価な装置を提供することがで
きると共に、高品質で混色のない画像形成を行うことが
できる。
【0070】また、特に、現像装置26における現像方
式も非接触現像方式とすることにより、現像装置26の
離接機構を省略することができるので、現像装置26・
27の配置の自由度を増加させ、使用者の広範囲の使用
目的にも容易に対応することができる。
【0071】上記第2プロセス部22は、同図中矢印C
方向に回転する感光体30(第2感光体)と、感光体3
0を帯電させるための帯電器31(第2帯電手段)と、
感光体30上に形成される第2静電潜像に対して第2色
の現像を行う現像装置32(第2現像装置)と、感光体
30上に形成される第4静電潜像に対して第4色の現像
を行う現像装置33(第4現像装置)と、クリーニング
ブレード34(第2クリーニング手段)とを有してお
り、感光体露光装置16の露光に基づいて、感光体30
上に第2色および第4色画像を形成する。
【0072】感光体30は、中間転写ドラム23の表面
に近接して配置されている。また、帯電器31、現像装
置32・33、クリーニングブレード34は、感光体3
0の表面に近接して、感光体30の回転方向にこの順で
配置されている。
【0073】なお、現像装置32における第2色の現像
方式は、現像装置32が感光体30と接触して現像を行
う接触現像方式、あるいは、感光体30と接触せずに現
像を行う非接触現像方式のどちらであってもよい。ただ
し、接触現像方式の場合、現像装置32を感光体30に
対して離接させる機構、あるいは、現像装置32に対し
て現像剤を出し入れするシャッタなどの機構が必要とな
る。一方、現像装置33における第4色の現像方式は、
現像装置33が感光体30と接触せずに現像を行う非接
触現像方式である。
【0074】このように、少なくとも現像装置33にお
ける現像方式を非接触現像方式とすることにより、非現
像時の複雑な現像制御(現像装置33の離接動作、現像
剤のシャッタ制御等)を行う必要がなくなるので、装置
本体の構成を簡素化して安価な装置を提供することがで
きると共に、高品質で混色のない画像形成を行うことが
できる。
【0075】特に、現像装置32における現像方式も非
接触現像方式とすることにより、現像装置32の離接機
構を省略することができるので、現像装置32・33の
配置の自由度を増加させ、使用者の広範囲の使用目的に
も容易に対応することができる。
【0076】なお、本実施形態では、現像装置26・2
7・32・33をはじめとする第1プロセス部21、第
2プロセス部22の各構成要素は、着脱可能で共通化さ
れている。これにより、上記各構成要素の量産性が上が
るので、大きな経済効果を得ることができる。
【0077】また、現像装置26・27・32・33は
着脱可能であるので、ユーザの多様な画像形成条件にも
容易に対応することが可能となる。
【0078】つまり、現像装置26・27・32・33
は着脱可能とすることによって、例えば所定の色の現像
を行う現像装置を適宜選択して取り付けることができ
る。したがって、例えば2色コピーの際に、第2プロセ
ス部22に黒色の現像を行う現像装置をセットし、第1
プロセス部21に需要の多い色の現像を行う現像装置を
セットしておけば、2色の画像形成を感光体24・30
の1回転で速く行うことができる。
【0079】また、ユーザの用途に応じて特定色の現像
を行う現像装置を複数の位置に装填することも可能とな
る。つまり、使用頻度の高い、例えば黒や赤の現像剤を
複数の現像装置に充填しておけば、例えば2色現像を大
量に行う場合に、現像装置の交換回数を確実に低減させ
て、1回の現像剤の充填で2色現像を長時間行うことが
できる。
【0080】このように、多様なユーザの要望にも対応
して、操作性の良い、実用性の高い画像形成装置1を提
供することができる。また、これにより、現像装置26
・27・32・33の量産性も向上するので、本実施形
態の画像形成装置1を提供することによって、大きな経
済効果を確実に得ることができる。
【0081】なお、クリーニングブレード28・34
は、感光体24・30に対してそれぞれ離接可能となっ
ている。詳しくは、クリーニングブレード28・34
は、感光体24・30において画像形成が行われている
ときには、感光体24・30から離れている一方、中間
転写ドラム23への転写が開始され、感光体24・30
上に形成された画像の後端がクリーニングブレード28
・34を通過したときには、所定のタイミングにて感光
体24・30にそれぞれ押し当てられる。
【0082】中間転写ドラム23内の、感光体24・3
0と対向した位置には、転写器35(第1転写手段)、
転写器36(第2転写手段)がそれぞれ設けられてい
る。感光体24・30上に形成された画像は、この転写
器35・36によって第1転写部35a、第2転写部3
6aにて中間転写ドラム23にそれぞれ転写されるよう
になっている。なお、この中間転写ドラム23は、同図
中矢印D方向に回転するようになっている。また、転写
器37は、中間転写ドラム23に近接して設けられてお
り、中間転写ドラム23に転写された画像が、この転写
器37によって用紙41上に転写されるようになってい
る。
【0083】ここで、本実施形態では、感光体24表面
における第1露光部24aと第1転写部35aとの距離
をL1 、中間転写ドラム23表面における第1転写部3
5aと第2転写部36aとの距離をL2 、感光体30表
面における第2露光部30aと第2転写部36aとの距
離をL3 とすると、上記L1 、L2 、L3 の関係が、 L1 +L2 =L3 となるように、第1露光部24a、第2露光部30a、
第1転写部35a、および第2転写部36aが位置決め
されている。これにより、感光体露光装置15・16に
よって、各感光体24・30への露光を同期して行った
場合に、感光体24から中間転写媒体23に転写される
画像と、感光体30から中間転写媒体23に転写される
画像とを、第2転写部36aにて一致して重ねることが
可能となる。
【0084】また、中間転写ドラム23の回転方向に対
して転写器37の下流側には、中間転写ドラム23に付
着した用紙41を剥離するための用紙剥離爪38と、転
写が終了した後の中間転写ドラム23をクリーニングす
るためのクリーニングブレード39とがこの順で設けら
れている。用紙剥離爪38は、中間転写ドラム23から
用紙41が剥離しない場合に、中間転写ドラム23上に
形成された画像を乱さないように用紙41を強制的に剥
離するものである。
【0085】なお、画像形成装置1本体には、クリーニ
ングブレード39による中間転写ドラム23のクリーニ
ングを制御する図示しない制御装置が設けられている。
これにより、中間転写ドラム23に形成されたフルカラ
ー画像が用紙41に転写されるまで、中間転写ドラム2
3がクリーニングされないようになっている。
【0086】画像形成部3に対して用紙41の給紙側に
は、用紙給紙部40が設けられている。この用紙給紙部
40は、転写材としての用紙41…を収容する用紙カセ
ット42と、この用紙カセット42から用紙41を送り
出す給紙ローラ43と、中間転写ドラム23上の画像の
先端と用紙41の先端とが一致するように制御する用紙
センサー44a・44b、レジストローラ45と、用紙
41を中間転写ドラム23と転写器37との間へ案内す
るペーパーガイド46とからなっている。また、用紙給
紙部40は、用紙41が供給されたことを検出する給紙
センサ(図示せず)を備えている。上記の給紙ローラ4
3は、図示しない駆動装置によって回転駆動される。
【0087】また、画像形成部3に対して用紙41の排
紙側には、転写器37にて用紙41上に転写された画像
を定着させるための定着装置51と、上記定着装置51
に用紙41を搬送する用紙搬送用ローラ52と、定着装
置51で処理された用紙41を排紙トレイ54上に排出
する排紙ローラ53と、排出された用紙41を受ける排
紙トレイ54が設けられている。上記の排紙ローラ53
は図示しない駆動装置によって回転駆動される。
【0088】次に、上記の構成において、フルカラー画
像を形成する場合の画像形成装置1の動作について以下
に説明する。
【0089】まず、光源5によって原稿4が露光走査さ
れると、原稿4からの反射光が反射ミラー6・7・8、
および結像レンズ9を介して画像処理部10の撮像部1
1に入射する。撮像部11に入射した反射光は、撮像部
11にてR、G、Bに対応した画像信号に光電変換さ
れ、画像信号処理部12に送出される。
【0090】画像信号処理部12は、撮像部11から送
信された画像信号を、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)に対応する画
像信号に変換する。そして、画像信号処理部12は、所
定のタイミングでイエロー(Y)に対応する画像信号を
マルチプレクサ14を介して感光体露光装置15へ出力
すると共に、マゼンタ(M)に対応する画像信号をマル
チプレクサ14を介して感光体露光装置16へ出力する
一方、シアン(C)、ブラック(Bk)に対応する画像
信号をページメモリ13へ出力する。
【0091】第1プロセス部21では、帯電器25によ
って感光体24が均一に帯電される。そして、感光体露
光装置15は、画像信号処理部12から送出されたイエ
ロー(Y)に対応する画像信号に基づいて、感光体24
表面の第1露光部24aにレーザービームを照射する。
これにより、感光体24表面には、イエロー(Y)に対
応する第1静電潜像が形成される。この第1静電潜像
は、現像装置26によって現像され、第1色画像として
可視像化される。
【0092】一方、第2プロセス部22では、帯電器3
1によって感光体30が均一に帯電される。そして、感
光体露光装置16が、画像信号処理部12から送出され
たマゼンタ(M)に対応する画像信号に基づいて、感光
体30表面の第2露光部30aにレーザービームを照射
する。これにより、感光体30表面には、マゼンタ
(M)に対応する第2静電潜像が形成される。この第2
静電潜像は、現像装置32によって現像され、第2色画
像として可視像化される。
【0093】このようにイエロー(Y)、マゼンタ
(M)に対応する画像信号に基づいて、各感光体24・
30への書き込みが終了すると、CPU17の制御によ
って、ページメモリ13に一時的に記憶された、シアン
(C)に対応する画像信号がマルチプレクサ14を介し
て感光体露光装置15へ出力されると共に、ブラック
(Bk)に対応する画像信号がマルチプレクサ14を介
して感光体露光装置16へ出力される。
【0094】続いて、第1プロセス部21では、先に形
成された第1色画像を含んだまま、帯電器25によって
感光体24が再度均一に帯電される。そして、感光体露
光装置15は、画像信号処理部12から送出されたシア
ン(C)に対応する画像信号に基づいて、感光体24表
面の第1露光部24aにレーザービームを照射する。こ
れにより、感光体24表面には、シアン(C)に対応す
る第3静電潜像が、上記第1色画像上に重ねて形成され
る。この第3静電潜像は、現像装置26によって現像さ
れ、第3色画像として可視像化される。つまり、感光体
24表面には、第1色画像と第3色画像とが重ね合わさ
れた第1カラー画像が形成される。
【0095】同じように、第2プロセス部22では、先
に形成された第2色画像を含んだまま、帯電器31によ
って感光体30が再度均一に帯電される。そして、感光
体露光装置16は、画像信号処理部12から送出された
ブラック(Bk)に対応する画像信号に基づいて、感光
体30表面の第2露光部30aにレーザービームを照射
する。これにより、感光体30表面には、ブラック(B
k)に対応する第4静電潜像が、上記第2色画像上に重
ねて形成される。この第4静電潜像は、現像装置33に
よって現像され、第4色画像として可視像化される。つ
まり、感光体30表面には、第2色画像と第4色画像と
が重ね合わされた第2カラー画像が形成される。
【0096】なお、上記の各感光体24・30での画像
形成順序は一例であり、他の順序であっても構わない。
【0097】その後、感光体24上に形成された第1カ
ラー画像が、転写器35により第1転写部35aにて中
間転写ドラム23に転写される。次に、感光体30上に
形成された第2カラー画像が、転写器36により第2転
写部36aにて、中間転写ドラム23に転写される。
【0098】ここで、上述のようにL1 +L2 =L3
関係が満たされているので、第2転写部36aでは、第
2カラー画像が第1カラー画像上に重ねて転写される。
これにより、4色のカラー画像またはフルカラー画像
(最終カラー画像)が、中間転写ドラム23上に形成さ
れる。
【0099】上記第1カラー画像の中間転写ドラム23
への転写が終了した感光体24は、クリーニングブレー
ド28によってクリーニングされ、必要に応じて図示し
ない除電器により除電され、次の画像形成に備える。ま
た、上記第2カラー画像の中間転写ドラム23への転写
が終了した感光体30も同様に、クリーニングブレード
34によってクリーニングされ、必要に応じて図示しな
い除電器により除電され、次の画像形成に備える。
【0100】このようにして、中間転写ドラム23上に
重ね合わされて転写された4種類の画像、つまり、未定
着フルカラー画像は、中間転写ドラム23の回転に伴っ
て、転写器37の近傍まで搬送される。その後、後述の
用紙給紙部40から供給される用紙41の先端が、用紙
センサー44a・44bおよびレジストローラ45によ
って上記画像の先端と位置合わせされ、上記の画像が転
写器37によって用紙41に転写される。
【0101】続いて、上記画像の転写された用紙41
は、用紙搬送用ローラ52によって定着装置51に搬送
され、定着装置51にて転写画像が用紙41に定着され
る。その後、排紙ローラ53によって上記用紙41が排
紙トレイ54に排出される。
【0102】上記の構成によれば、従来の4ドラム方式
の画像形成装置のように感光体を4つ用いなくても、2
つの感光体24・30で2色ずつ画像を形成することに
より、フルカラー画像を得ることができる。したがっ
て、感光体の数を減らして装置を小型化することができ
る。また、各感光体24・30の2回転でフルカラー画
像を得ることができるので、従来の4回転プロセス方式
の画像形成装置よりも、画像形成速度の速い画像形成装
置1を得ることができる。
【0103】さらに、上記構成によれば、感光体の数を
減少させることで、感光体24・30に近接して設けら
れる例えば帯電器25・31、クリーニングブレード2
8・34等のプロセス要素の数も減少させることができ
る。その結果、装置のコストを低減させ、経済的な画像
形成装置を得ることができる。
【0104】また、感光体24・30は、中間転写ドラ
ム23への画像の転写ごとにクリーニングブレード28
・34によってクリーニングされるので、混色のないフ
ルカラー画像を得ることができる。
【0105】また、上記の構成では、L1 、L2 、L3
の関係がL1 +L2 =L3 となるように、各要素が位置
決めされているので、感光体24・30への露光を同期
して行った場合に、第2転写部36aにて第1カラー画
像と第2カラー画像とが自ずと一致して重なることにな
る。つまり、中間転写ドラム23上において、第1カラ
ー画像と第2カラー画像との位置ずれが発生しない。
【0106】したがって、得られるフルカラー画像の品
位を向上させることができる。また、上記両者の画像を
第2転写部にて一致して重ねるように制御する手段等が
必要ないので、装置の構成を簡素化することができる。
【0107】また、上記構成によれば、画像処理部10
にページメモリ13を設けて所定の画像信号を一時的に
記憶させているので、原稿4の露光走査を1回で済ませ
ることができる。したがって、画像形成速度の速い画像
形成装置1を提供することができると共に、画像の位置
ずれを発生させることなくフルカラー画像を得ることが
できる。
【0108】さらに、本実施形態の場合、ページメモリ
13の記憶容量は2色の画像情報を記憶する2ページ分
で済む。これに対して、1スキャンして4色の画像情報
を記憶する従来の4回転プロセス方式の画像形成装置の
場合、1色の画像形成を行っている間に3色の画像情報
を記憶する必要があるため、3ページ分の記憶容量が必
要となる。したがって、従来の上記画像形成装置よりも
1ページ分少ないメモリ容量とすることができる。
【0109】なお、中間転写ドラム23の代わりに、ベ
ルト状の中間転写ベルト(図示せず)を用いてもよい。
この場合、中間転写媒体がドラムで構成されるときより
も転写領域が広くなる。これにより、用紙41における
転写領域を最大限に利用して画像を転写することができ
ると共に、転写効率を最適化することができる。また、
用紙41の影響を受けることなく、色毎の転写条件を自
由に設定することができ、制御が簡単化される。さら
に、上記中間転写ベルトを感光体配列方向に張架すれ
ば、装置の高さを低くすることができると共に、装置を
小型化することができる。
【0110】また中間転写ドラム23以外にも、図3に
示すように、図示しない用紙を静電吸着させる転写ドラ
ム23′(転写媒体)を用いてもよい。このとき、転写
ドラム23′の内部には、転写ドラム23′を帯電さ
せ、搬送される用紙を転写ドラム23′の表面に吸着さ
せるための帯電装置55(吸着手段)が設けられる。ま
た、転写ドラム23′表面に対して用紙排出側には、転
写ドラム23′表面に吸着した用紙を剥離するための用
紙剥離爪38′が設けられる。
【0111】上記構成の場合、転写ドラム23′に吸着
した用紙は、転写ドラム23′の同図中矢印D方向の回
転にともない、第1転写部35aおよび第2転写部36
aに搬送される。そして、感光体24・30上に形成さ
れた画像は、搬送された上記用紙上に転写器35・36
によって直接転写されることになる。したがって、上記
構成によれば、感光体24・30上に形成された画像を
一旦転写ドラム23′に転写して、その後再度用紙に転
写する2回転写の方式よりも、転写効率を向上させるこ
とができる。
【0112】また、転写媒体として、1色転写するごと
に転写媒体を逆転させて規定距離(印字基準位置まで)
だけ戻し、再度転写媒体を逆転させる往復手段を用いて
もい。これにより、転写媒体として例えば転写ドラム、
転写ベルトを用いた場合に、4色の転写条件(駆動機構
およびその精度)を同じ条件にすることができ、4色の
重ね合わせの精度を上げることができる。
【0113】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の一形
態について、図1および図4に基づいて説明すれば以下
の通りである。なお、説明の便宜上、実施の形態1で用
いた部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号
を付記し、その説明を省略する。
【0114】本実施形態における画像処理部10は、図
4に示すように、実施の形態1における画像処理部10
のページメモリ13(図2参照)を削除した構成となっ
ている。そして、1回目の原稿露光の際には、マルチプ
レクサ14によって、イエロー(Y)に対応する画像信
号が選択的に感光体露光装置15に送出されると共に、
マゼンタ(M)に対応する画像信号が選択的に感光体露
光装置16に送出される一方、2回目の原稿露光の際に
は、シアン(C)に対応する画像信号が選択的に感光体
露光装置15に送出されると共に、ブラック(Bk)に
対応する画像信号が選択的に感光体露光装置16に送出
されるようになっている。なお、画像処理部10以外の
構成については、先述の実施の形態1と全く同様であ
る。
【0115】次に、画像形成動作について主に説明す
る。図1に示すように、光源5によって原稿4が露光走
査されると、画像信号処理部12は、撮像部11からの
電気信号に基づき、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)、ブラック(Bk)に対応する各画像信号
をマルチプレクサ14に出力する。このとき、マルチプ
レクサ14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)に対応
する各画像信号だけを選択通過させる。つまり、マルチ
プレクサ14は、イエロー(Y)に対応する画像信号を
感光体露光装置15に送信すると共に、マゼンタ(M)
に対応する画像信号を感光体露光装置16に送信する。
【0116】続いて、感光体露光装置15・16は、送
信された画像信号に基づいて各感光体24・30を露光
する。この結果、感光体24の表面には第1静電潜像が
形成される一方、感光体30の表面には第2静電潜像が
形成される。現像装置26・32は、この第1、第2静
電潜像に基づき現像を行い、各感光体24・30表面に
第1色、第2色の可視像をそれぞれ形成する。
【0117】次に、本実施形態では、光源5によって原
稿4が再度露光走査される。すると、画像信号処理部1
2は、撮像部11からの電気信号に基づき、再度イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(Bk)に対応する各画像信号をマルチプレクサ14に
出力する。このとき、マルチプレクサ14は、シアン
(C)、ブラック(Bk)に対応する各画像信号だけを
選択通過させる。つまり、マルチプレクサ14は、シア
ン(C)に対応する画像信号を感光体露光装置15に送
信すると共に、ブラック(Bk)に対応する画像信号を
感光体露光装置16に送信する。
【0118】続いて、感光体露光装置15・16は、送
信された画像信号に基づいて各感光体24・30を露光
する。この結果、感光体24の表面には第2静電潜像が
形成される一方、感光体30の表面には第4静電潜像が
形成される。現像装置27・33は、この第2、第4静
電潜像に基づき現像を行う。これにより、第1色画像と
第3色画像とが一致して重ねられた第1カラー画像が感
光体24上に形成されると共に、第2色画像と第4色画
像とが一致して重ねられた第2カラー画像が感光体30
上に形成される。
【0119】その後、実施の形態1の場合と同様にし
て、第2カラー画像が、先に中間転写ドラム23に転写
された第1カラー画像と一致して重なるように、第2転
写部36aにて中間転写ドラム23に転写される。
【0120】上記の構成によれば、原稿4に対して露光
を2回行うので、感光体24・30の2回転目の画像形
成に必要な画像信号を記憶するページメモリ13等の記
憶手段を設ける必要がない。したがって、上記構成によ
れば、高価なページメモリ13等を設ける必要のない
分、装置のコストを低減することができると共に、装置
の構成を簡素化することができる。
【0121】〔実施の形態3〕本発明の実施の他の一形
態について、図1および図5に基づいて説明すれば以下
の通りである。なお、説明の便宜上、実施の形態1、2
で用いた部材と同一の機能を有する部材には同一の部材
番号を付記し、その説明を省略する。
【0122】先述の実施の形態1、2では、第1露光部
24a、第2露光部30a、第1転写部35a、第2転
写部36aが、L1 +L2 =L3 を満たすように位置決
めされていたが、本実施形態では、L1 +L2 <L3
なるように上記各要素が位置決めされている場合につい
て説明する。なお、画像処理部10以外の構成について
は、先述の実施の形態1と全く同様である。
【0123】本実施形態における画像処理部10は、図
5に示すように、実施の形態1で用いたページメモリ1
3(図2参照)よりも記憶容量の小さい小容量メモリ1
8(第2記憶手段)を備えている。そして、マルチプレ
クサ14によって、画像信号処理部12から出力される
マゼンタ(M)、ブラック(Bk)に対応する画像信号
が、直接感光体露光装置16へ送信されるようになって
いる一方、イエロー(Y)、シアン(C)に対応する画
像信号が、小容量メモリ18に送信されるようなってい
る。小容量メモリ18に送信された画像信号は、(L1
+L2 )とL3との距離差に相当する時間分だけ一時的
に保持された後、CPU17の制御によって所定のタイ
ミングで感光体露光装置15へ送信されるようになって
いる。
【0124】なお、小容量メモリ18の容量は、それぞ
れのプロセス部と中間転写媒体との位置関係により設定
可能である。したがって、上記の距離差が少ないほど、
小容量メモリの容量を少なくできる。
【0125】次に、画像形成動作について主に説明す
る。図1に示すように、光源5によって原稿4が露光走
査されると、画像信号処理部12は、撮像部11からの
電気信号に基づき、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)、ブラック(Bk)に対応する各画像信号
をマルチプレクサ14に出力する。そして、マルチプレ
クサ14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)に対応す
る各画像信号だけを選択通過させる。つまり、マルチプ
レクサ14は、イエロー(Y)に対応する画像信号を小
容量メモリ18に送信すると共に、マゼンタ(M)に対
応する画像信号を感光体露光装置16に送信する。
【0126】ここで、小容量メモリ18が、(L1 +L
2 )とL3 との距離差に相当する時間分だけイエロー
(Y)に対応する画像信号を保持すると、CPU17
は、上記画像信号を、小容量メモリ18から感光体露光
装置15に送信させる。その後、実施の形態1および2
の場合と同様の動作により、感光体24・30表面にそ
れぞれ第1色、第2色画像が形成される。
【0127】続いて、光源5によって原稿4が再度露光
走査される。すると、画像信号処理部12は、撮像部1
1からの電気信号に基づき、再度イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)に対応す
る各画像信号をマルチプレクサ14に出力する。そし
て、マルチプレクサ14は、シアン(C)、ブラック
(Bk)に対応する各画像信号だけを選択通過させる。
つまり、マルチプレクサ14は、シアン(C)に対応す
る画像信号を小容量メモリ18に送信すると共に、ブラ
ック(Bk)に対応する画像信号を感光体露光装置16
に送信する。
【0128】ここで、小容量メモリ18が、(L1 +L
2 )とL3 との距離差に相当する時間分だけシアン
(C)に対応する画像信号を保持すると、CPU17
は、上記画像信号を、小容量メモリ18から感光体露光
装置15に送信させる。その後、実施の形態1および2
の場合と同様の動作により、第1色画像と第3色画像と
が一致して重ねられた第1カラー画像が感光体24上に
形成されると共に、第2色画像と第4色画像とが一致し
て重ねられた第2カラー画像が感光体30上に形成され
る。その後、第2カラー画像が、第2転写部36aにて
中間転写ドラム23に転写され、先に中間転写ドラム2
3に転写された第1カラー画像と一致して重ね合わされ
る。
【0129】上記の構成によれば、例えば第1プロセス
部21、第2プロセス部22を構成する各要素の配置や
中間転写ドラム23の配置によって、L1 +L2 <L3
となっている場合でも、第1プロセス部21での画像形
成を第2プロセス部22での画像形成よりも所定時間遅
延させることにより、第2転写部36aにて、感光体3
0から中間転写ドラム23に転写される第2カラー画像
を、先に中間転写ドラム23に転写された第1カラー画
像と一致して重ねることができる。これにより、L1
2 <L3 となっている場合でも、得られるフルカラー
画像の品位を向上させることができる。
【0130】〔実施の形態4〕本発明の実施の他の一形
態について、図6に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、実施の形態1ないし3で用い
た部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を
付記し、その説明を省略する。
【0131】本実施形態における画像形成部3は、図6
に示すように、実施の形態1ないし3で用いたドラム型
の感光体24・30のかわりに、感光体ベルト74・7
5を備えている。そして、感光体ベルト74は、2つの
張架ローラ76・77によって薄く水平方向に張架され
ており、感光体ベルト75もまた、2つの張架ローラ7
8・79によって薄く水平方向に張架されている。な
お、本実施形態における画像形成動作については、実施
の形態1ないし3と同様である。
【0132】これにより、感光体がドラムで構成されて
いる場合よりもその高さを低くできる。したがって、感
光体ベルト74・75を水平に張架することによって、
装置の高さを低くすることができ、装置の小型化を図る
ことができる。
【0133】また、例えば感光体ベルト74・75を垂
直方向に張架して配置すれば、装置の高さは多少増加す
るが、装置の占有面積自体は減少する。したがって、こ
の場合は、設置面積の少ない装置を提供することができ
る。このように、感光体ベルト74・75の張架方向次
第で、装置のバリエーションが広がる。
【0134】また、本実施形態では、第1プロセス部2
1および第2プロセス部22は、例えば転写ドラム2
3′に対して互いに反転して配置されている。これによ
り、画像形成部3をコンパクトにすることができ、画像
形成部3の容量を極力少なくして装置の小型化を図るこ
とができる。
【0135】なお、本実施形態では、実施の形態1ない
し3で説明した画像処理部10(図2、4、5参照)の
いずれでも適用可能である。感光体ベルト74表面にお
ける第1露光部74aから第1転写部35aまでの距離
をL1 、転写ドラム23′表面における第1転写部35
aから第2転写部36aまでの距離をL2 、感光体ベル
ト75表面における第2露光部75aから第2転写部3
6aまでの距離をL3とすると、例えば上記L1
2 、L3 の関係が、 L1 +L2 =L3 であれば、実施の形態1または2で用いた画像処理部1
0を適用すればよい。
【0136】一方、第1プロセス部21、第2プロセス
部22を構成する各要素の配置や、転写ドラム23′の
配置によって、例えば上記L1 、L2 、L3 の関係が、 L1 +L2 <L3 となっていれば、実施の形態3で用いた画像処理部10
を適用すればよい。
【0137】〔実施の形態5〕本発明の実施の他の一形
態について、図7に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、実施の形態1ないし4で用い
た部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を
付記し、その説明を省略する。
【0138】図7に示すように、本実施形態では、実施
の形態4で用いた感光体ベルト74・75と中間転写ド
ラム23との接触面積が増大するように、張架ローラ7
6・77によって水平に張架された感光体ベルト74
を、さらに第3の張架ローラ83によって張架すると共
に、張架ローラ78・79によって水平に張架された感
光体ベルト75を、さらに第3の張架ローラ84によっ
て張架している。なお、本実施形態における画像形成動
作については、実施の形態1ないし4と同様である。
【0139】これにより、第1プロセス部21、第2プ
ロセス部22の高さを低くして装置の小型化を図ること
ができると共に、感光体ベルト74・75と中間転写ド
ラム23との接触面積の増大によって、感光体ベルト7
4・75から中間転写ドラム23への転写効率を上げる
ことができるようになっている。
【0140】また、本実施形態では、3つの張架ローラ
76・77・83によって感光体ベルト74を張架する
と共に、3つの張架ローラ78・79・84によって感
光体ベルト75を張架しているので、上記の各張架ロー
ラ76・77・83・78・79・84の径を小さくし
ても転写領域を広く取ることができる。したがって、こ
の場合、広い転写領域を維持したまま、さらに装置の小
型化を図ることができる。
【0141】なお、本実施形態では、実施の形態1の転
写器37(図1参照)のかわりに転写装置87が設けら
れている。
【0142】この転写装置87は、図示しない用紙を裏
面から中間転写ドラム23に向かって圧接するための転
写ローラ85と、転写ローラ85を支持するローラ支持
部86と、転写ローラ85の移動を制御する制御部(図
示せず)と、中間転写ドラム23上に形成された画像を
用紙に転写させるためのバイアス電圧を印加するバイア
ス電圧印加手段(図示せず)とから構成されている。
【0143】この構成により、中間転写ドラム23上に
形成されたフルカラー画像は、中間転写ドラム23の回
転により、用紙への転写位置まで搬送される。このと
き、制御部は、用紙を中間転写ドラム23に圧接するよ
うに、所定のタイミングでもって転写ローラ85を移動
させる。そして、バイアス電圧印加手段からバイアス電
圧が印加されることにより、上記フルカラー画像が用紙
に転写される。
【0144】このように、実施の形態1で用いた転写器
37のかわりに転写装置87を使用しても、中間転写ド
ラム23上に形成された画像を確実に用紙に転写するこ
とができるようになっている。
【0145】また、転写装置87を設けることにより、
用紙と中間転写ドラム23との空隙を小さくすることが
でき、4層(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk))のトナー層を効率よく転写
することが可能となる。また、上記転写装置は、チャー
ジャーを使用しない転写方式であるため、オゾンの発生
はほとんどなく、環境に対する影響も少ない。
【0146】〔実施の形態6〕本発明の実施の他の一形
態について、図8に基づいて説明すれば以下の通りであ
る。なお、説明の便宜上、実施の形態1ないし5で用い
た部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を
付記し、その説明を省略する。
【0147】本実施形態における画像形成部3は、図8
に示すように、転写ベルト90を備えている。そして、
張架ローラ91・92によって転写ベルト90を水平に
張架し、その一方の面に感光体24・30を接触させて
いる。また、現像装置26・27・32・33は、その
長手方向が転写ベルト90の張架方向に沿うように配置
されている。なお、本実施形態における画像形成動作に
ついては、実施の形態1ないし5と同様である。
【0148】このように、転写ベルト90を水平方向に
張架して配置することにより、その高さは転写媒体がド
ラムで構成されるときよりも低くなる。したがって、転
写媒体を転写ベルト90で構成することにより、装置の
高さを低くすることができ、装置の小型化を図ることが
できる。しかも、本実施形態では、現像装置26・27
・32・33を上述のように配置しているので、第1プ
ロセス部21、第2プロセス部22の高さも低くするこ
とができ、その結果、装置の小型化をさらに図ることが
できる。
【0149】また、転写媒体が転写ベルト90で構成さ
れれば、転写媒体がドラムで構成されるときよりも転写
領域が広くなる。これにより、転写効率を最適化するこ
とができると共に、用紙上の転写領域を最大限に利用し
て画像を転写することができる。
【0150】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、第1感光体および第2感光体と、露光に
よって原稿画像を読み取ると共に、読み取った原稿画像
に基づいて上記第1感光体および上記第2感光体を露光
する画像読み取り手段と、上記画像読み取り手段の露光
に基づいて、上記第1感光体上に第1色画像および第3
色画像を形成する第1画像形成手段と、上記画像読み取
り手段の露光に基づいて、上記第2感光体上に第2色画
像および第4色画像を形成する第2画像形成手段と、上
記第1感光体および上記第2感光体に近接して配置さ
れ、上記第1ないし第4色画像が一時的に転写される中
間転写媒体と、上記第1感光体上に形成された画像を上
記中間転写媒体に転写させる第1転写手段と、上記第2
感光体上に形成された画像を上記中間転写媒体に転写さ
せる第2転写手段とを備え、上記第1画像形成手段は、
上記第1色画像および上記第3色画像を互いに一致して
重ね合わせることにより第1カラー画像を形成する一
方、上記第2画像形成手段は、上記第2色画像および上
記第4色画像を互いに一致して重ね合わせることにより
第2カラー画像を形成する構成である。
【0151】それゆえ、従来の4ドラム方式の画像形成
装置のように感光体を4つ用いなくても、2つの感光体
(第1および第2感光体)で2色ずつ画像を形成するこ
とにより、フルカラー画像を得ることができる。したが
って、感光体の数を減らして装置を小型化することがで
きるという効果を奏する。また、各感光体の2回転でフ
ルカラー画像を得ることができるので、従来の4回転プ
ロセス方式の画像形成装置よりも、画像形成速度の速い
画像形成装置を得ることができるという効果を奏する。
【0152】さらに、上記構成によれば、感光体の数を
減少させることで、上記感光体に近接して設けられる例
えば帯電器、クリーニングブレード等のプロセス要素の
数も減少させることができる。その結果、装置のコスト
を低減させ、経済的な画像形成装置を得ることができる
という効果を併せて奏する。
【0153】請求項2の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1の構成において、上記第1感光体
表面における露光位置を第1露光部、上記第2感光体表
面における露光位置を第2露光部、上記第1感光体と上
記中間転写媒体との接触部を第1転写部、上記第2感光
体と上記中間転写媒体との接触部を第2転写部とし、上
記第1感光体表面における上記第1露光部から上記第1
転写部までの距離をL1 、上記中間転写媒体表面におけ
る上記第1転写部から上記第2転写部までの距離を
2 、上記第2感光体表面における上記第2露光部から
上記第2転写部までの距離をL3 とすると、上記L1
2 、L3 の関係が、L1 +L2 =L3 となっている構
成である。
【0154】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、L1 +L2 =L3 となっているので、中間転写媒
体上において、第1カラー画像と第2カラー画像との位
置ずれが発生しない。したがって、得られるフルカラー
画像の品位を向上させることができるという効果を奏す
る。また、上記両画像を第2転写部にて一致して重ねる
ように制御する手段等が必要ないので、装置の構成を簡
素化することができるという効果を併せて奏する。
【0155】請求項3の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1または2の構成において、上記画
像読み取り手段は、少なくとも、原稿からの反射光に基
づいて第1色ないし第4色に対応する画像信号を生成す
る画像信号生成手段と、上記第1色または第3色に対応
する画像信号に基づいて上記第1感光体を露光する第1
感光体露光手段と、上記第2色または第4色に対応する
画像信号に基づいて上記第2感光体を露光する第2感光
体露光手段と、上記画像信号生成手段にて生成された上
記第1色ないし第4色に対応する画像信号のうち、第3
色および第4色に対応する画像信号を一時的に記憶する
第1記憶手段と、上記第1画像形成手段によって上記第
1感光体上に第1色画像が形成され、かつ、上記第2画
像形成手段によって上記第2感光体上に第2色画像が形
成された時点で、上記第1記憶手段に記憶された第3色
に対応する画像信号を上記第1感光体露光手段に送出す
ると共に、第4色に対応する画像信号を上記第2感光体
露光手段に送出するように制御する制御手段とからなっ
ている構成である。
【0156】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、任意の画像信号を一時的に記憶する第1
記憶手段が設けられているので、画像読み取り手段によ
る原稿の露光を1回で済ませることができる。その結
果、従来の4回転プロセス方式の画像形成装置よりも、
さらに画像形成速度の速い画像形成装置を得ることがで
きるという効果を奏する。
【0157】請求項4の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1または2の構成において、上記画
像読み取り手段は、少なくとも、原稿からの反射光に基
づいて第1色ないし第4色に対応する画像信号を生成す
る画像信号生成手段と、上記第1色または第3色に対応
する画像信号に基づいて上記第1感光体を露光する第1
感光体露光手段と、上記第2色または第4色に対応する
画像信号に基づいて上記第2感光体を露光する第2感光
体露光手段と、1回目の原稿露光の際には、上記第1色
に対応する画像信号を選択的に上記第1感光体露光手段
に送出すると共に、上記第2色に対応する画像信号を選
択的に上記第2感光体露光手段に送出する一方、2回目
の原稿露光の際には、上記第3色に対応する画像信号を
選択的に上記第1感光体露光手段に送出すると共に、上
記第4色に対応する画像信号を選択的に上記第2感光体
露光手段に送出する画像信号選択手段とからなっている
構成である。
【0158】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、2回の原稿露光によって画像形成を行う
際に、原稿露光の回数に応じて、第1感光体露光手段お
よび第2感光体露光手段に送出される画像信号が、画像
信号選択手段によって適宜選択される。これにより、第
1感光体および第2感光体の2回転目の画像形成時に必
要な第3色および第4色に対応する画像信号を、1回目
の原稿露光時に記憶しておく必要がない。したがって、
上記画像信号を記憶する記憶手段等を設ける必要がない
ので、装置の構成を簡素化することができると共に、装
置のコストを低減することができるという効果を奏す
る。
【0159】請求項5の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1の構成において、上記画像読み取
り手段は、少なくとも、原稿からの反射光に基づいて第
1色ないし第4色に対応する画像信号を生成する画像信
号生成手段と、上記第1色または第3色に対応する画像
信号に基づいて上記第1感光体を露光する第1感光体露
光手段と、上記第2色または第4色に対応する画像信号
に基づいて上記第2感光体を露光する第2感光体露光手
段と、上記画像信号生成手段にて生成された上記第1色
ないし第4色に対応する画像信号のうち、第1色および
第3色に対応する画像信号を一時的に記憶する第2記憶
手段と、上記第1感光体表面における露光位置を第1露
光部、上記第2感光体表面における露光位置を第2露光
部、上記第1感光体と上記中間転写媒体との接触部を第
1転写部、上記第2感光体と上記中間転写媒体との接触
部を第2転写部とし、上記第1感光体表面における上記
第1露光部から上記第1転写部までの距離をL1 、上記
中間転写媒体表面における上記第1転写部から上記第2
転写部までの距離をL2 、上記第2感光体表面における
上記第2露光部から上記第2転写部までの距離をL3
すると、(L1 +L2 )とL3 との距離差に相当する時
間が経過した時点で、上記第2記憶手段に記憶された第
1色または第3色に対応する画像信号を上記第1感光体
露光手段に送出するように制御する制御手段とからなっ
ている構成である。
【0160】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、第1露光部、第2露光部、第1転写部、第2転写
部が、L1 +L2 =L3 となるように位置決めされてい
なくても、得られるフルカラー画像の品位を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0161】請求項6の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項1ないし5のいずれかの構成におい
て、上記第1画像形成手段は、第1色の現像を行う第1
現像装置と、第3色の現像を行う第3現像装置と、上記
第1感光体を帯電させる第1帯電手段と、上記第1感光
体をクリーニングする第1クリーニング手段とを備えて
いる一方、上記第2画像形成手段は、第2色の現像を行
う第2現像装置と、第4色の現像を行う第4現像装置
と、上記第2感光体を帯電させる第2帯電手段と、上記
第2感光体をクリーニングする第2クリーニング手段と
を備えており、上記第1画像形成手段および上記第2画
像形成手段を構成する各構成要素の構造および配置関係
が互いに共通化されている構成である。
【0162】それゆえ、請求項1ないし5のいずれかの
構成による効果に加えて、上記した各構成要素の量産性
が上がる。これにより、大きな経済効果を得ることがで
きるという効果を奏する。
【0163】請求項7の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項6の構成において、上記第1ないし
第4現像装置は着脱自在になっていると共に、それぞれ
他の現像装置と配置位置を交換できるようになっている
構成である。
【0164】それゆえ、請求項6の構成による効果に加
えて、所定の色の現像を行う現像装置を適宜選択できる
ので、ユーザーの多様な画像形成条件にも容易に対応す
ることができるという効果を奏する。
【0165】請求項8の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項6または7の構成において、少なく
とも上記第3、第4現像装置における現像方式が、それ
ぞれ上記第1、第2感光体と非接触で現像を行う非接触
現像方式である構成である。
【0166】それゆえ、請求項6または7の構成による
効果に加えて、第3、第4現像装置の第1感光体、第2
感光体に対する離接機構を省略することができるので、
装置本体の構成を簡素化して安価な装置を提供すること
ができると共に、高品質で混色のない画像形成を行うこ
とができるという効果を奏する。
【0167】請求項9の発明に係る画像形成装置は、以
上のように、請求項6または7の構成において、上記第
1ないし第4現像装置における現像方式が、上記第1感
光体および第2感光体と非接触で現像を行う非接触現像
方式である構成である。
【0168】それゆえ、請求項6または7の構成による
効果に加えて、非現像時の複雑な現像制御を行う必要が
なくなるので、第1ないし第4現像装置の配置の自由度
を増加させ、使用者の広範囲の使用目的にも容易に対応
することができるという効果を奏する。
【0169】請求項10の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、請求項1ないし9のいずれかの構成にお
いて、上記中間転写媒体は、ベルト状の中間転写ベルト
である構成である。
【0170】それゆえ、請求項1ないし9のいずれかの
構成による効果に加えて、中間転写媒体がドラムで構成
されるときよりも転写領域が広くなる。これにより、転
写材における転写領域を最大限に利用して画像を転写す
ることができると共に、転写効率を最適化することがで
きるという効果を奏する。また、転写材の影響を受ける
ことなく、色毎の転写条件を自由に設定することがで
き、制御が簡単化される。さらに、上記中間転写媒体を
例えば感光体配列方向に張架すれば、装置の高さを低く
することができると共に、装置を小型化することができ
るという効果を併せて奏する。
【0171】請求項11の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、請求項1ないし10のいずれかの構成に
おいて、上記第1感光体および第2感光体は、それぞれ
第1および第2感光体ベルトで構成されている。
【0172】それゆえ、請求項1ないし10のいずれか
の構成による効果に加えて、上記第1および第2感光体
ベルトを、例えば水平方向に張架して配置することによ
り、その高さは感光体が例えばドラムで構成されるとき
よりも低くなる。したがって、この場合、装置の高さを
低くして装置を小型化することができるという効果を奏
する。
【0173】一方、上記第1および第2感光体ベルト
を、例えば垂直方向に張架して配置すれば、装置の高さ
は多少増加するが、装置の占有面積自体は減少する。し
たがって、この場合、設置面積の少ない装置を得ること
ができるという効果を併せて奏する。
【0174】請求項12の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、請求項11の構成において、上記第1お
よび第2感光体ベルトは、上記中間転写媒体との接触面
積が増大するように張架されている構成である。
【0175】それゆえ、請求項11の構成による効果に
加えて、第1感光体ベルトと中間転写媒体との接触面
積、および第2感光体ベルトと中間転写媒体との接触面
積が増大するので、転写領域が広くなる。したがって、
第1および第2感光体ベルトから中間転写媒体への画像
の転写効率をさらに上げることができるという効果を奏
する。
【0176】請求項13の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、第1感光体および第2感光体と、原稿画
像を読み取ると共に、読み取った原稿画像に基づいて上
記第1感光体および上記第2感光体を露光する画像読み
取り手段と、上記画像読み取り手段の露光に基づいて、
上記第1感光体上に第1色画像および第3色画像を形成
する第1画像形成手段と、上記画像読み取り手段の露光
に基づいて、上記第2感光体上に第2色画像および第4
色画像を形成する第2画像形成手段と、上記第1感光体
および上記第2感光体に転写材を当接させることによ
り、上記第1ないし第4色画像を上記転写材に直接転写
させる転写媒体と、上記転写媒体に上記転写材を吸着さ
せる吸着手段と、上記第1感光体上に形成された画像を
上記転写媒体に転写させる第1転写手段と、上記第2感
光体上に形成された画像を上記転写媒体に転写させる第
2転写手段とを備え、上記第1画像形成手段は、上記第
1色画像および上記第3色画像を互いに一致して重ね合
わせることにより第1カラー画像を形成する一方、上記
第2画像形成手段は、上記第2色画像および上記第4色
画像を互いに一致して重ね合わせることにより第2カラ
ー画像を形成する構成である。
【0177】それゆえ、従来の4ドラム方式の画像形成
装置のように感光体を4つ用いなくても、2つの感光体
(第1および第2感光体)で2色ずつ画像を形成するこ
とにより、フルカラー画像を得ることができる。したが
って、感光体の数を減らして装置を小型化することがで
きるという効果を奏する。また、各感光体の2回転でフ
ルカラー画像を得ることができるので、従来の4回転プ
ロセス方式の画像形成装置よりも、画像形成速度の速い
画像形成装置を得ることができるという効果を奏する。
【0178】また、上記構成によれば、感光体の数を減
少させることで、上記感光体に近接して設けられる例え
ば帯電器、クリーニングブレード等のプロセス要素の数
も減少させることができる。その結果、装置のコストを
低減させ、経済的な画像形成装置を得ることができると
いう効果を奏する。
【0179】さらに、第1感光体および第2感光体上に
形成された画像が、直接転写材に転写されるので、上記
画像を一旦中間転写媒体に転写して、その後、中間転写
媒体から転写材に転写する2回転写の方式よりも、転写
効率を向上させることができるという効果を併せて奏す
る。
【0180】請求項14の発明に係る画像形成装置は、
以上のように、請求項13の構成において、上記転写媒
体は、ベルト状の転写ベルトである構成である。
【0181】それゆえ、請求項13の構成による効果に
加えて、上記転写ベルトを例えば水平方向に張架して配
置することにより、その高さは転写媒体がドラムで構成
されるときよりも低くなる。したがって、この場合、装
置の高さを低くして装置を小型化することができるとい
う効果を奏する。
【0182】また、転写媒体が転写ベルトで構成されれ
ば、転写媒体がドラムで構成されるときよりも転写領域
が広くなる。これにより、転写材における転写領域を最
大限に利用して画像を転写することができると共に、転
写効率を最適化することができるという効果を併せて奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における画像形成装置の
概略の構成を示す断面図である。
【図2】上記画像形成装置の画像処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】転写ドラムを用いた画像形成部の一構成例を示
す断面図である。
【図4】本発明の実施の他の形態における画像処理部の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態における画像処
理部の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態における、感光
体ベルトを用いた画像形成部の構成を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態を示し、中間転
写媒体との接触面積が大きくなるように上記感光体ベル
トを張架するようにした画像形成部の構成を示す断面図
である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態における、転写
ベルトを用いた画像形成部の構成を示す断面図である。
【図9】従来の画像形成装置の主要部の構成を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像読み取り部(画像読み取り手段) 4 原稿 12 画像信号処理部(画像信号生成手段) 13 ページメモリ(第1記憶手段) 14 マルチプレクサ(画像信号選択手段) 15 感光体露光装置(第1感光体露光手段) 16 感光体露光装置(第2感光体露光手段) 17 CPU(制御手段) 21 第1プロセス部(第1画像形成手段) 22 第2プロセス部(第2画像形成手段) 23 中間転写ドラム(中間転写媒体) 23′ 転写ドラム(転写媒体) 24 感光体(第1感光体) 24a 第1露光部 25 帯電器(第1帯電手段) 26 現像装置(第1現像装置) 27 現像装置(第3現像装置) 28 クリーニングブレード(第1クリーニング手
段) 30 感光体(第2感光体) 30a 第2露光部 31 帯電器(第2帯電手段) 32 現像装置(第2現像装置) 33 現像装置(第4現像装置) 34 クリーニングブレード(第2クリーニング手
段) 35 転写器(第1転写手段) 35a 第1転写部 36 転写器(第2転写手段) 36a 第2転写部 41 用紙(転写材) 55 帯電装置(吸着手段) 74 感光体ベルト 74a 第1露光部 75 感光体ベルト 75a 第2露光部 90 転写ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 103 H04N 1/23 103C (72)発明者 安西 俊樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤本 修 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 坂上 英和 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 入江 一視 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1感光体および第2感光体と、 露光によって原稿画像を読み取ると共に、読み取った原
    稿画像に基づいて上記第1感光体および上記第2感光体
    を露光する画像読み取り手段と、 上記画像読み取り手段の露光に基づいて、上記第1感光
    体上に第1色画像および第3色画像を形成する第1画像
    形成手段と、 上記画像読み取り手段の露光に基づいて、上記第2感光
    体上に第2色画像および第4色画像を形成する第2画像
    形成手段と、 上記第1感光体および上記第2感光体に近接して配置さ
    れ、上記第1ないし第4色画像が一時的に転写される中
    間転写媒体と、 上記第1感光体上に形成された画像を上記中間転写媒体
    に転写させる第1転写手段と、 上記第2感光体上に形成された画像を上記中間転写媒体
    に転写させる第2転写手段とを備え、 上記第1画像形成手段は、上記第1色画像および上記第
    3色画像を互いに一致して重ね合わせることにより第1
    カラー画像を形成する一方、上記第2画像形成手段は、
    上記第2色画像および上記第4色画像を互いに一致して
    重ね合わせることにより第2カラー画像を形成すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記第1感光体表面における露光位置を第
    1露光部、上記第2感光体表面における露光位置を第2
    露光部、上記第1感光体と上記中間転写媒体との接触部
    を第1転写部、上記第2感光体と上記中間転写媒体との
    接触部を第2転写部とし、上記第1感光体表面における
    上記第1露光部から上記第1転写部までの距離をL1
    上記中間転写媒体表面における上記第1転写部から上記
    第2転写部までの距離をL2 、上記第2感光体表面にお
    ける上記第2露光部から上記第2転写部までの距離をL
    3 とすると、上記L1 、L2 、L3 の関係が、 L1 +L2 =L3 となっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】上記画像読み取り手段は、少なくとも、 原稿からの反射光に基づいて第1色ないし第4色に対応
    する画像信号を生成する画像信号生成手段と、 上記第1色または第3色に対応する画像信号に基づいて
    上記第1感光体を露光する第1感光体露光手段と、 上記第2色または第4色に対応する画像信号に基づいて
    上記第2感光体を露光する第2感光体露光手段と、 上記画像信号生成手段にて生成された上記第1色ないし
    第4色に対応する画像信号のうち、第3色および第4色
    に対応する画像信号を一時的に記憶する第1記憶手段
    と、 上記第1画像形成手段によって上記第1感光体上に第1
    色画像が形成され、かつ、上記第2画像形成手段によっ
    て上記第2感光体上に第2色画像が形成された時点で、
    上記第1記憶手段に記憶された第3色に対応する画像信
    号を上記第1感光体露光手段に送出すると共に、第4色
    に対応する画像信号を上記第2感光体露光手段に送出す
    るように制御する制御手段とからなっていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記画像読み取り手段は、少なくとも、 原稿からの反射光に基づいて第1色ないし第4色に対応
    する画像信号を生成する画像信号生成手段と、 上記第1色または第3色に対応する画像信号に基づいて
    上記第1感光体を露光する第1感光体露光手段と、 上記第2色または第4色に対応する画像信号に基づいて
    上記第2感光体を露光する第2感光体露光手段と、 1回目の原稿露光の際には、上記第1色に対応する画像
    信号を選択的に上記第1感光体露光手段に送出すると共
    に、上記第2色に対応する画像信号を選択的に上記第2
    感光体露光手段に送出する一方、2回目の原稿露光の際
    には、上記第3色に対応する画像信号を選択的に上記第
    1感光体露光手段に送出すると共に、上記第4色に対応
    する画像信号を選択的に上記第2感光体露光手段に送出
    する画像信号選択手段とからなっていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記画像読み取り手段は、少なくとも、 原稿からの反射光に基づいて第1色ないし第4色に対応
    する画像信号を生成する画像信号生成手段と、 上記第1色または第3色に対応する画像信号に基づいて
    上記第1感光体を露光する第1感光体露光手段と、 上記第2色または第4色に対応する画像信号に基づいて
    上記第2感光体を露光する第2感光体露光手段と、 上記画像信号生成手段にて生成された上記第1色ないし
    第4色に対応する画像信号のうち、第1色および第3色
    に対応する画像信号を一時的に記憶する第2記憶手段
    と、 上記第1感光体表面における露光位置を第1露光部、上
    記第2感光体表面における露光位置を第2露光部、上記
    第1感光体と上記中間転写媒体との接触部を第1転写
    部、上記第2感光体と上記中間転写媒体との接触部を第
    2転写部とし、上記第1感光体表面における上記第1露
    光部から上記第1転写部までの距離をL1、上記中間転
    写媒体表面における上記第1転写部から上記第2転写部
    までの距離をL2 、上記第2感光体表面における上記第
    2露光部から上記第2転写部までの距離をL3 とする
    と、(L1 +L2 )とL3 との距離差に相当する時間が
    経過した時点で、上記第2記憶手段に記憶された第1色
    または第3色に対応する画像信号を上記第1感光体露光
    手段に送出するように制御する制御手段とからなってい
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記第1画像形成手段は、第1色の現像を
    行う第1現像装置と、第3色の現像を行う第3現像装置
    と、上記第1感光体を帯電させる第1帯電手段と、上記
    第1感光体をクリーニングする第1クリーニング手段と
    を備えている一方、上記第2画像形成手段は、第2色の
    現像を行う第2現像装置と、第4色の現像を行う第4現
    像装置と、上記第2感光体を帯電させる第2帯電手段
    と、上記第2感光体をクリーニングする第2クリーニン
    グ手段とを備えており、上記第1画像形成手段および上
    記第2画像形成手段を構成する各構成要素の構造および
    配置関係が互いに共通化されていることを特徴とする請
    求項1ないし5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記第1ないし第4現像装置は着脱自在に
    なっていると共に、それぞれ他の現像装置と配置位置を
    交換できるようになっていることを特徴とする請求項6
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】少なくとも上記第3、第4現像装置におけ
    る現像方式が、それぞれ上記第1、第2感光体と非接触
    で現像を行う非接触現像方式であることを特徴とする請
    求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記第1ないし第4現像装置における現像
    方式が、上記第1感光体および第2感光体と非接触で現
    像を行う非接触現像方式であることを特徴とする請求項
    6または7に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記中間転写媒体は、ベルト状の中間転
    写ベルトであることを特徴とする請求項1ないし9のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】上記第1感光体および第2感光体は、そ
    れぞれ第1および第2感光体ベルトで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】上記第1および第2感光体ベルトは、上
    記中間転写媒体との接触面積が増大するように張架され
    ていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】第1感光体および第2感光体と、 原稿画像を読み取ると共に、読み取った原稿画像に基づ
    いて上記第1感光体および上記第2感光体を露光する画
    像読み取り手段と、 上記画像読み取り手段の露光に基づいて、上記第1感光
    体上に第1色画像および第3色画像を形成する第1画像
    形成手段と、 上記画像読み取り手段の露光に基づいて、上記第2感光
    体上に第2色画像および第4色画像を形成する第2画像
    形成手段と、 上記第1感光体および上記第2感光体に転写材を当接さ
    せることにより、上記第1ないし第4色画像を上記転写
    材に直接転写させる転写媒体と、 上記転写媒体に上記転写材を吸着させる吸着手段と、 上記第1感光体上に形成された画像を上記転写媒体に転
    写させる第1転写手段と、 上記第2感光体上に形成された画像を上記転写媒体に転
    写させる第2転写手段とを備え、 上記第1画像形成手段は、上記第1色画像および上記第
    3色画像を互いに一致して重ね合わせることにより第1
    カラー画像を形成する一方、上記第2画像形成手段は、
    上記第2色画像および上記第4色画像を互いに一致して
    重ね合わせることにより第2カラー画像を形成すること
    を特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】上記転写媒体は、ベルト状の転写ベルト
    であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装
    置。
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