JPH10283682A - 光ディスク及び光ディスク製造方法 - Google Patents

光ディスク及び光ディスク製造方法

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JPH10283682A
JPH10283682A JP9099699A JP9969997A JPH10283682A JP H10283682 A JPH10283682 A JP H10283682A JP 9099699 A JP9099699 A JP 9099699A JP 9969997 A JP9969997 A JP 9969997A JP H10283682 A JPH10283682 A JP H10283682A
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JP
Japan
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recording surface
layer
intermediate layer
optical disk
stamper
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Application number
JP9099699A
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English (en)
Inventor
Kunisato Kafuku
国郷 嘉福
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】貼り合わせ型光ディスクを製造するとき、ディ
スク基盤に第1記録面及び第2記録面を形成した後、第
2記録面からスタンパを剥離する工程において、第1記
録面がディスク基盤から剥離するという欠点がある。 【解決手段】情報が記録された複数の記録面を備えた光
ディスクにおいて、ディスク基盤に形成され情報を記録
する第1記録面と、第1記録面上に形成され光ビームの
一部を反射する半透明膜層と、半透明膜層上に形成され
透過した光ビームの大半を透過する第1中間層と、第1
中間層上に形成され光ビームの大半を透過する第2中間
層と、第2中間層上に形成され情報を記録した第2記録
面と、第2記録面に形成された光ビームを反射する反射
膜層とを備え、半透明膜層と第1中間層の接着力より第
2記録面を形成するための金属系材料のスタンパと第2
中間層の接着力が小さいことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のディスク
基盤を貼り合わせた複数の記録面を備えた光ディスク及
び光ディスク製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量の光ディスクが求められ、
記録密度を向上させるために、記録ピットを小さくする
等の試みがなされている。最近になり、高密度光ディス
クとして、直径120mmで数GB以上の記録容量をも
つデジタル・バーサタイル・ディスク(DVD:Digita
l Versatile Disk)の開発が進んでいる。
【0003】図5は、従来の高密度光ディスクの概略構
成を示す模式図である。(a)はDVD−9の概略断面
図であり、(b)はDVD−18の概略断面図である。
高密度光ディスクには、記録容量を向上させるために、
記録面を2層としたデュアルレイヤーディスクがある。
デュアルレイヤーディスクとしては、図5(a)に示す
ような、片面からのみ再生が可能なDVD−9と、図5
(b)に示すような、両面からの再生が可能なDVD−
18とがある。DVD−18は、両面で4層の記録面を
有し、両面から情報の読み出しが可能な2層光ディスク
である。
【0004】図5に示したような、片面から2層の記録
面の情報を読み取る光ディスクの構成とその製造方法に
ついて説明する。図6は、従来の高密度光ディスクにお
いて2層の記録面を有する光ディスクの概略断面を示す
模式図である。図6に示すように、2層の記録面を有す
る光ディスクは、ディスク基盤601に、第1記録面6
02、半透明層603、透明層604、第2記録面60
5、反射層606、保護層607が形成されている。そ
して、ディスク基盤601と記録面が形成されていない
透明なディスク基盤とを接着層608を介して貼り合わ
せることにより、前述したDVD−9となる。また、前
記光ディスクと同様の構成の光ディスクを貼り合わせる
ことにより、前述したDVD−18となる。
【0005】図6において、半透明層603は、入射し
た光ビームを約20〜30%反射し、残りの光ビームを
透過するものである。また、反射層606は、半透明層
603を透過した光ビームのほぼ全てを反射するもので
ある。透明層604は、光ビームを透過させるために、
光ビームの波長に対し透明な材料のものが用いられる。
【0006】前述した複数の記録面を有する貼り合わせ
型の光ディスクは、透明層604の厚さが、中心値を5
5μmとしてディスク1回転のなかで55±4μm程度
の精度に押さえる必要がある。つまり、ディスク内で第
1記録面602と第2記録面605との距離が、所定の
範囲でない場合、情報を読み取るレーザ光に収差が生じ
る等の原因により、再生信号が劣化するということがあ
った。DVD−9及びDVD−18等の貼り合わせ型の
光ディスクでは、1枚のディスク基板601の厚さが
0.6mmと薄いため、ディスク基盤601に反りが生
じ、2P(PhotoPolymerization)法等においても、透
明層の厚さを前記厚さの範囲とすることが困難であっ
た。
【0007】そこで、貼り合わせ型の光ディスクにおい
て、透明層を所定の厚さに押さえるため、透明層604
に厚さが均一なシート(又はフィルム)を用いたものが
ある。図7は、従来のシートを用いた貼り合わせ型光デ
ィスクの製造工程を示す模式図である。図7に示すよう
に、第1記録面701を透明なディスク基盤702上に
成形し、第1記録面701上に半透明層703を形成す
る。半透明層703は、入射した光ビームを約20〜3
0%反射し、残りの光ビームを透過するものであり、半
透明層の材料としては、アルミニウム、金及びこれらの
合金または窒化シリコン等である。
【0008】また、スタンパ704には第2記録面70
5が形成されている。スタンパ704は、ニッケルやク
ロム等の金属材料である。第1記録面701及び半透明
層703が形成されたディスク基盤702と、第2記録
面705が形成されたスタンパ704との間に、光ビー
ムの波長に対し透明であり、均一な厚さのシート706
を配置する。
【0009】そして、ディスク基盤702とスタンパ7
04の両側から圧力を加えた後、紫外線光源707によ
りディスク基盤702側から紫外線を照射する。シート
706は、加圧及び紫外線の照射により、第2の記録面
705の微小な凹凸を転写するとともに、ディスク基盤
702の半透明層703と接着する。
【0010】その後、シート706の第2記録面705
とスタンパ704とを剥離した後、第2記録面705上
に反射層708を形成する。以上の工程で作製された光
ディスクを2枚貼り合わせることにより、第1記録面7
01と第2記録面705との間の距離が均一な貼り合わ
せ型光ディスクを作製することができる。
【発明が解決しようとする課題】
【0011】前述したシートを用いた貼り合わせ型光デ
ィスクの製造工程において、第1記録面上に形成された
半透明層は、アルミニウム、金及びこれらの合金等の金
属系の材料または窒化シリコン等であり、第2記録面が
形成されているスタンパは、ニッケルやクロム等の金属
系の材料である。射出成形により第2記録面を形成する
際、シートは、加圧及び紫外線照射により硬化され接着
された後に、スタンパ側のみを剥離しなければならな
い。
【0012】しかし、シートと接着する半透明層及びス
タンパは共に金属系の材料であるため、半透明層とスタ
ンパに対するシートの接着力は略同等であり、シートを
スタンパから剥離する工程で、半透明層からシートが剥
離する、または、半透明層とスタンパの両方から剥離す
るという欠点がある。
【0013】そのため、貼り合わせ型光ディスクを生産
する場合、不良の光ディスクが多くなり、安定して貼り
合わせ型光ディスクを生産することができず、生産効率
が低下するという欠点がある。
【0014】したがって本発明は、貼り合わせ型の光デ
ィスク及び光ディスク製造方法において、ディスク基盤
に少なくとも第1記録面と第2記録面を備え、第2記録
面を金属系材料のスタンパから効率よく剥離できる光デ
ィスク及び光ディスク製造方法を提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
本発明は、情報が記録された複数の記録面を備え、光ビ
ームにより情報を再生することが可能なディスク基盤を
具備する光ディスクにおいて、ディスク基盤に形成され
情報が記録された第1記録面と、第1記録面上に形成さ
れ光ビームの一部を反射する半透明層と、半透明層上に
形成され光ビームの大半を透過する第1中間層と、第1
中間層上に形成され光ビームの大半を透過する第2中間
層と、第2中間層上に形成され情報が記録された第2記
録面と、第2記録面上に形成され光ビームを反射する反
射層とを備え、半透明層と第1中間層の接着力が第2記
録面を形成するための金属系材料のスタンパと第2中間
層の接着力より大きいことを特徴としている。
【0016】また、請求項2記載の本発明においては、
請求項1記載の光ディスクにおいて、第1中間層は、半
透明層に対して20kg/cm2以上30kg/cm2
以下の接着強度を有する材料を用い、第2中間層は、ス
タンパに対して0.5kg/cm2以上2kg/cm2
以下の接着強度を有する材料を用いることを特徴として
いる。
【0017】また、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の光ディスクにおいて、第1中間層と第2中間層の
少なくとも一方は、厚さが一定のシートであることを特
徴としている。
【0018】また、請求項4記載の本発明は、情報が記
録された複数の記録面を備え、光ビームにより情報を再
生することが可能なディスク基盤を具備する光ディスク
を製造する光ディスク製造方法において、ディスク基盤
に情報が記録され第1記録面を形成する工程と、第1記
録面に半透明層を形成する工程と、第2記録面が形成さ
れている金属系材料のスタンパに第2中間層を形成する
工程と、半透明層に光ビームに対して透明な第1中間層
を配置し第1中間層にスタンパの第2中間層を密着させ
加圧により硬化接着させる工程と、第1中間層が硬化接
着した後スタンパから剥離し情報が記録された第2記録
面を形成する工程と、第2記録面に光ビームを反射する
反射膜を形成する工程とを具備することを特徴としてい
る。
【0019】また、請求項5記載の本発明は、請求項4
記載の光ディスク製造方法において、第2記録面を第2
中間層に形成する工程は、スタンパに紫外線硬化樹脂を
スピンコート法により塗布することを特徴としている。
【0020】本発明によれば、複数のディスク基盤を貼
り合わせ複数の記録面を備えた光ディスクにおいて、ア
ルミニウム、金及びこれらの合金等の金属系材料の半透
明層に対して第2中間層より接着力の強い第1中間層を
用い、ニッケルやクロム等の金属系材料のスタンパに対
して第1中間層より接着力の弱い第2中間層を用い、第
1中間層と第2中間層との接着力は金属系材料に対する
接着力より強いため、第2記録面を形成する場合、第2
記録面側からのみ剥離することができるため、第1記録
面側が剥離するなどによる光ディスクの不良品を低減す
ることができる。
【0021】また、本発明によれば、複数のディスク基
盤を貼り合わせ、複数の記録面を備えた光ディスクにお
いて、少なくとも第1記録面と第2記録面との間に一定
な厚さの粘着シートを用いて接着するため、第1記録面
と第2記録面との間の厚さが一定になり、光ディスクの
再生信号の劣化を低減することができる。
【0022】また、本発明によれば、複数のディスク基
盤を貼り合わせ、複数の記録面を備えた光ディスクを製
造する場合に、少なくとも第1記録面と第2記録面との
間に一定な厚さのシートを用いて接着するため、第1記
録面と第2記録面との間の厚さが一定な光ディスクを製
造することができ、光ディスクの間の第1記録面と第2
記録面との間の厚さのばらつきを低減することができ
る。
【0023】また、本発明によれば、第1記録面と第2
記録面とを形成する製造工程において、第1記録面と第
2記録面とを、それぞれ別々の基体に形成するため、そ
れぞれの記録面を形成した段階で、第1記録面または第
2記録面の製造不良をいち早く発見でき、また、不良の
記録面を別の記録面に変えて、光ディスクを製造するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の光ディスク及び光ディス
ク製造方法について説明する。実施例の説明において
は、1枚のディスク基盤に2層の記録面が形成された光
ディスクの構成及び製造方法について説明する。図1
は、本発明の光ディスクの一実施例の概略構成を示す模
式図である。図1において、透明なディスク基盤101
上に第1記録面102が形成され、第1記録面102上
には半透明層103が形成されている。半透明層103
は、光ビームの一部を反射し、その他の光ビームを透過
するものである。半透明層103に用いられる材料とし
ては、例えば、アルミニウム、金及びこれらの合金また
は窒化シリコン等である。
【0025】半透明層103上には、第1中間層104
が形成されている。第1中間層104は、光ビームを透
過するものであり、加圧または紫外線の照射等により、
硬化して半透明層103に接着するものである。第1中
間層は、例えば、粘着シート等のシート(フィルム)状
のものであり、加圧により接着及び硬化する。
【0026】第1中間層104上には第2中間層105
を形成する。第2中間層105も、光ビームを透過する
ものであり、加圧または紫外線の照射等により、硬化し
て後述する反射層に接着するものである。第2中間層1
05の材料は、第1中間層104より金属系材料に対す
る接着力が小さい材料を用いる。第2中間層は、例え
ば、紫外線硬化樹脂等の液状のものである。
【0027】ここで、第1中間層104は、半透明層1
03に対して20kg/cm2以上30kg/cm2以
下の接着強度を有する材料を用い、第2中間層105
は、後述するスタンパに対して0.5kg/cm2以上
2kg/cm2以下の接着強度を有する材料を用いる。
【0028】また、第2中間層105は、前記第1中間
層と接着している面の逆面に第2記録面106が形成さ
れている。第2記録面106は、第2中間層105に後
述するスタンパに形成されている情報を転写させること
により形成される。
【0029】第2記録面106上には、光ビームの大半
を反射する高反射率の反射層107が形成されている。
反射層107の材料としては、アルミニウム、金及びこ
れらの合金等の金属系材料である。
【0030】以上の構成を備えたディスク基盤101と
透明なディスク基盤(図示せず)を、紫外線硬化樹脂等
を用いた接着層108により貼り合わされることによ
り、2層の記録面を有する高密度光ディスクとなる。ま
た、ディスク基盤101と同様の構成のディスク基盤と
を接着層108を介して貼り合わせることにより、4層
の記録面を有する高密度光ディスクとなる。
【0031】ここで、本発明の光ディスクの構成におい
ては、少なくともディスク基盤101、第1記録面10
2、半透明層103、第1中間層104、第2中間層1
05、第2記録面106、反射層107及び接着層10
8を備えたものであればよく、反射層107上に保護層
等を設けた構成にしてもよい。
【0032】前述した本発明の光ディスクの製造方法に
おける一実施例について具体的に説明する。本実施例で
は、第1記録面と第2記録面を有するディスク基盤の製
造の工程について説明する。本実施例において、第2中
間層は紫外線硬化樹脂を硬化した透明層とし、第1中間
層は、粘着シートを用いたものとする。
【0033】図2は、本発明の光ディスク製造方法にお
ける一実施例の製造工程を示す模式図である。図2にお
いて、第2記録面201が形成されたスタンパ202の
表面に、スタンパ202の内周に、ディスペンサ203
から紫外線硬化樹脂204を環状に所定量滴下する。
【0034】スタンパ202を回転し、紫外線硬化樹脂
204を一定の厚さに塗布する。回転数は、紫外線硬化
樹脂204の粘度が500CPSの場合、2000〜3
000回転/分の間で回転させる。この紫外線硬化樹脂
204の厚さは、粘度と回転数により設定することがで
きる。
【0035】次に、紫外線光源205により紫外線を約
1秒間照射し、紫外線硬化樹脂204を硬化させ、第2
記録面201が転写した第2中間層206を形成する。
【0036】次に、第2中間層206が形成されたスタ
ンパ202上に第1中間層207となる約45μmの粘
着シートを貼る。第1中間層207の粘着シートは、加
圧により接着するものである。第1中間層207上に、
半透明層208が形成された第1記録面209を有する
ディスク基盤210を載せる。この状態で、プレスによ
り加圧を行い、第1中間層207は、ディスク基盤21
0の半透明層208と第2中間層206に接着する。半
透明層208には、窒化シリコンまたは金及びこれらの
合金を用いる。
【0037】加圧後、スタンパ202から第2中間層2
06ごとディスク基盤210を剥離する。半透明層20
8に対する第1中間層207の接着力が、スタンパ20
2に対する第2中間層206の接着力より弱く、第1中
間層207と第2中間層206間の接着力は、第1中間
層207の接着力と略同等またはそれ以上であるため、
第2中間層206には、スタンパ202から情報が転写
された第2記録面201が形成され、スタンパ202か
ら剥離される。
【0038】次に、第2記録面201上にスパッタリン
グ法で高反射率を有する反射層211を形成する。反射
膜211には、金またはアルミニウムまたはこれらの合
金等を用いる。
【0039】この時点で、第1記録面209と第2記録
面201を有する第1光ディスクが得られる。第1光デ
ィスクと同様の製造工程により第2光ディスクを製作す
ることができる。第1光ディスクと第2光ディスクとの
間に、紫外線硬化樹脂を塗布して硬化させることによ
り、第1光ディスクと第2光ディスクとを貼り合わせ
る。第1光ディスクと第2光ディスクとを貼り合わせる
方法として、粘着シートを用いる方法、遅効性の紫外線
硬化樹脂を用いる方法、ホットメルト型の接着方法等が
ある。
【0040】以上のように、第2中間層より金属系材料
に対する接着力が強い第1中間層を、第1記録面上の半
透明層と第2中間層との接着に用い、第1中間層より金
属系材料に対する接着力が弱い第2中間層を、第2記録
面が形成されているスタンパからの転写及び第1中間層
との接着に用いている。すなわち、第1中間層は、アル
ミニウム、金及びそれらの合金または窒化シリコン等の
半透明膜に対して20kg/cm2以上30kg/cm
2以下の接着強度を有している。また、第2中間層は、
ニッケルやクロム等のスタンパに対して0.5kg/c
m2以上2kg/cm2以下の接着強度を有している。
そして、第1中間層と第2中間層との接着強度は、少な
くとも第2中間層の金属系材料に対する接着強度より強
い。そのため、剥離工程において、第1中間層が半透明
膜側から剥離することなく、第2記録面が形成されてい
るスタンパ側からのみ剥離し、不良の少ない第1記録面
と第2記録面を備えた光ディスクを効率よく生産するこ
とができる。
【0041】また、第1記録面と第2記録面とが、別々
の基体上に形成された後に貼り合わされるので、第1記
録面または第2記録面が形成された状態で光ディスクの
検査を行うことができるため、製造工程の早い段階で不
良の光ディスクを抽出でき、また、どちらかの記録面が
不良であった場合、他の光ディスク又はスタンパを用い
て貼り合わせ光ディスクを製作することができるため、
貼り合わせ後の光ディスクの不良品を低減することがで
きる。
【0042】本実施例では、厚さが均一の粘着シートを
用いることにより、記録面間の距離を精度よくすること
ができるため、光ディスクを再生した場合の再生特性の
悪化を低減することができる。また、光ディスクの間で
の記録面感の膜さの精度のばらつきを低減することがで
きるため、ディスク全数の検査を行うことなく、抜き取
りによる光ディスクの検査を行うことができ、生産性が
向上する。
【0043】前述した光ディスク製造方法を用いた4層
の記録面を有する両面再生光ディスクの製造方法につい
て説明する。図3は、本発明の光ディスクの一実施例で
ある4層の記録面を有する両面再生光ディスクの製造方
法の工程を示す模式図である。図3において、第1光デ
ィスクは、ディスク基盤に第1記録面と第2記録面とを
形成し、第2光ディスクにディスク基盤に第3記録面と
第4記録面とを形成した。
【0044】図3において、レーザを光源としたカッテ
ィングマシンで所定の信号をガラス原盤に記録(カッテ
ィング)する。ガラス原盤からメッキ法を用いてスタン
パが作製される。1枚のディスク基盤に対して4層の記
録面が設けられているため、4つのスタンパが製作され
る。
【0045】まず、第1光ディスクにおいて、透明なデ
ィスク基盤は、ディスク基盤の成形と同時に、第1スタ
ンパの第1記録面を転写した第1ディスク基盤となる。
第1ディスク基盤の第1記録面は、いわゆるピットと呼
ばれる微小な凹凸により情報の記録がされ、成形後、再
生光に対して半透明な半透明膜が、第1記録面上にスパ
ッタされ、第1半透明層が形成される。第2光ディスク
においても、同様の工程により、第3記録面と第2半透
明層が形成された第2ディスク基盤を得る。
【0046】次に、第1光ディスクにおいて、第2記録
面が形成された第2中間層を形成する。第2スタンパ上
に紫外線硬化樹脂を均一に塗布した後、紫外線を照射し
て紫外線硬化樹脂を硬化させ、第2のスタンパの情報
が、第2中間層上に転写され第2記録面を得る。この第
2記録面が形成された第2中間層の厚さは10μm以下
とする。また、2P法は、加圧型2P法、スピン型2P
法のどちらでもよい。第2光ディスクにおいても、同様
の工程により、第2中間層上に第4記録面が成形転写さ
れる。
【0047】第1光ディスクにおいて、第2スタンパ上
の第2中間層と第1ディスク基盤の第1半透明層との間
に第1中間層である粘着シートを挟み込み加圧し、第1
ディスク基盤と第2中間層を接着する。第2光ディスク
においても、同様の工程により、第2ディスク基盤と第
2中間層との間に第1中間層である第2粘着シートを挟
み込み加圧し、第2ディスク基盤と第2中間層を接着す
る。
【0048】第1光ディスクにおいて、粘着シートによ
り第1ディスク基盤と第2中間層が十分接着した後、第
2スタンパと第2中間層との間で剥離する。第2光ディ
スクにおいて、同様の工程により、第1中間層である粘
着シートにより第2ディスク基盤と第2中間層が十分接
着した後、第4スタンパと第2中間層との間で剥離す
る。
【0049】ここで、第1光ディスクにおいて、第1半
透明層と第1透明層(第2中間層)とを接着している粘
着シート(第1中間層)と、粘着シートとスタンパとを
接着している第1透明層は、それぞれ異なる接着力を有
し、すなわち、第1中間層は、第1半透明層に対して2
0kg/cm2以上30kg/cm2以下の接着強度を
有し、第2中間層は、スタンパに対して0.5kg/c
m2以上2kg/cm2以下の接着強度を有し、第1中
間層と第2中間層との接着強度は、少なくとも第2中間
層の金属系材料に対する接着強度より強いため、第2ス
タンパから第1透明層のみを剥離することができる。第
2光ディスクにおいても同様である。
【0050】つまり、粘着シートの第1半透明層への接
着力と、第1透明層の第2スタンパへの接着力が略同じ
場合、第2スタンパから第1透明層のみを剥離しようと
すると、粘着シートと第1半透明層が剥離したり、また
は、粘着シートと第1半透明層及び第1透明層と第2ス
タンパの両方がそれぞれ剥離することがある。例えば、
第1半透明層と第2スタンパとの間に粘着シートのみを
用いた場合は、第2スタンパからのみ剥離するようにす
るために、第2スタンパ上に離型剤等を塗布しなければ
ならなくなる。
【0051】本実施例の場合、第1半透明層と第2スタ
ンパに対してそれぞれ異なる接着力の材料を用いて、第
1ディスク基盤上に第2中間層を形成しているため、製
造工程において、第2スタンパから第2記録面が形成さ
れた第2中間層を確実に剥離することができる。また、
第1記録面と第2記録面とをそれぞれ第1ディスク基盤
または第2中間層に形成するため、製造工程において、
それぞれの記録面を形成した段階で、記録面が正確に転
写されていない不良の第1ディスク基盤または第2中間
層を発見できる。さらに、不良が生じた第1ディスク基
盤または第2中間層は、他の第1ディスク基盤または第
2中間層と交換し貼り合わせてディスクを作製すること
ができるため、生産効率が向上する。
【0052】第1光ディスクにおいて、スタンパ剥離
後、第2の記録面上に、再生光に対して高い反射率を有
する反射膜をスパッタし、第1反射層を形成する。第2
光ディスクにおいても、同様の工程により、第4記録面
上に第2反射層を形成する。
【0053】そして、第1記録面と第2記録面を有する
第1光ディスクと、第3記録面と第4記録面を有する第
2光ディスクとを、第1反射層と第2反射層との間に紫
外線硬化樹脂等を塗布して硬化させた接着層により貼り
合わせることにより、4層の記録面を有する高密度光デ
ィスクとなる。
【0054】以上のように、本実施例の光ディスク製造
方法によれば、第2スタンパまたは第4スタンパから第
2中間層または第2透明層を剥離する場合、正確に剥離
することができるため、製造工程における光ディスクの
不良品を低減できる。
【0055】また、製造工程において、第1記録面をデ
ィスク基板に形成し、第2記録面を透明層に形成してい
るため、それぞれの記録面を形成した状態で製造不良を
発見できる。そのため、例えば、ディスク基板上に第1
記録面が形成され、透明層上に第2の記録面が不良状態
で形成された場合、それらを貼り合わせる前に第2記録
面の不良を発見でき、また、別の第2記録面を形成した
透明層を前記第1記録面を形成したディスク基板に貼り
合わせて光ディスクを製造することができる。つまり、
記録面の不良をいち早く発見でき、また、発見した不良
の記録面を別の記録面に変えて貼り合わせて光ディスク
を製造することができるため、生産効率が上がる。
【0056】さらに、4層の記録面を有する光ディスク
における第1記録面と第2記録面、または、第3記録面
と第4記録面との厚さを均一に形成することができるた
め、ばらつきの少ない光ディスクを生産することができ
る。
【0057】前述した工程において、第1記録面及び第
2記録面を有する光ディスクのうち、第1反射層上に紫
外線硬化樹脂層を介して、記録面が形成されていないデ
ィスク基盤を貼り合わせることにより、2層の記録面を
有する高密度光ディスクとなる。また、光ディスクと光
ディスクとを貼り合わせた場合に、紫外線硬化樹脂では
なく、粘着シートを用いて光ディスク同士を貼り合わせ
るようにしてもよい。
【0058】ここで、第2スタンパ及び第4スタンパ上
の第1及び第2透明層を形成する2P法において、スピ
ン型2P法を用いた場合、厚さ数μmの範囲で紫外線硬
化樹脂を正確に塗布することができる。すなわち、光デ
ィスク原盤の感光剤の塗布や追記型光ディスクの記録層
の形成において、スピンコート法を用いた場合、光ディ
スク原盤の感光剤においては、塗布厚110nmに対し
て±10nm、また、追記型光ディスクの記録層におい
ては、塗布厚50〜100nmに対して±1nm以下の
精度で記録層の厚さを制御することができる。
【0059】したがって、紫外線硬化樹脂を第2スタン
パ及び第4スタンパにスピンコート法により数μmの厚
さで塗布し、紫外線を照射して硬化させ形成された第2
中間層及び第2透明層と第1ディスク基盤及び第2ディ
スク基盤とを、第1粘着シート及び第2粘着シートを介
して接着することにより、第1記録層と第2記録層また
は第3記録面と第4記録面との間の厚さを、より精度よ
く形成することができる。
【0060】また、本発明の光ディスクの製造方法にお
ける他の実施例について具体的に説明する。本実施例で
は、第1記録面と第2記録面を有するディスク基盤の製
造方法の工程について説明する。本実施例においては、
第1実施例と異なり、粘着シートに紫外線硬化樹脂をコ
ーティングし、加圧後紫外線を照射し、第1記録面と第
2記録面を形成するところである。
【0061】図4は、本発明の光ディスク製造方法にお
ける他の実施例の製造工程を示す模式図である。図4に
おいて、約50μmの厚さの粘着シート401の一表面
に紫外線硬化樹脂402をコーティングする。コーテイ
ングされた紫外線硬化樹脂402は、粘着シート401
上に数μmの厚さで形成される。
【0062】次に、紫外線硬化樹脂402がコーティン
グされた粘着シート401を、第2記録面403が形成
されているスタンパ404にのせる。また、粘着シート
401上に、半透明層405と第1記録面406が形成
されたディスク基盤407を載せる。そして、ディスク
基盤407とスタンパ404側から、プレスにより加圧
を行い、粘着シート401をディスク基盤407と紫外
線硬化樹脂402に接着させる。半透明層405には、
窒化シリコンまたは金及びこれらの合金を用いる。
【0063】加圧後、ディスク基盤407側から紫外線
光源408により紫外線を約1秒間照射し、粘着シート
401にコーティングされた紫外線硬化樹脂402を硬
化させ、透明層409を形成する。透明層409には、
スタンパ404の第2記録面403が転写される。紫外
線を照射した後、加圧するようにしてもよい。
【0064】次に、スタンパ404と第2記録面403
が形成された透明層409との間で剥離する。
【0065】剥離後、透明層409に形成された第2記
録面403上に、スパッタリング法で高い反射率の反射
層410を形成する。反射層401には、金またはアル
ミニウムを用いる。
【0066】この時点で、第1記録面と第2記録面を有
する第1光ディスクが得られる。第1光ディスクと同様
の製造工程により第2光ディスクを製作することができ
る。第1光ディスクと第2光ディスクとの間に紫外線硬
化樹脂を塗布して硬化させることにより、第1光ディス
クと第2光ディスクとを貼り合わせる。第1光ディスク
と第2光ディスクとを貼り合わせ方法として、粘着シー
トを貼り加圧により貼り合わせる方法、遅効性の紫外線
硬化樹脂を用いる方法、感熱型の接着方法等がある。
【0067】以上の製造方法により、第1記録面と第2
記録面との間の、粘着シート層と透明層が、光ディスク
のなかで55μm±10μm、光ディスク1回転のなか
で55±4μm以内の範囲の厚さを有する貼り合わせ型
の高密度光ディスクを作製することができる。また、紫
外線硬化樹脂をコーティングした粘着シートをスタンパ
にのせて加圧した後、紫外線を照射し、第1記録面と第
2記録面を形成するため、紫外線を照射して紫外線硬化
樹脂を硬化させた後、加圧する製造方法より工程を減ら
すことができる。また、光ディスクの間での精度のばら
つきを低減することができるため、大量の高密度光ディ
スクを生産することができる。さらに、光ディスクの間
でのばらつきが少ないため、抜き取りによる光ディスク
の検査を行うことができ、生産性を向上することができ
る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、複数の記録面を有する
光ディスクを複数枚貼り合わせることにより製作される
高密度の光ディスク及び光ディスク製造方法において、
ディスク基盤に少なくとも第1記録面と第2記録面を備
え、第2記録面を金属系材料のスタンパから効率よく剥
離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの一実施例の概略構成を示
す模式図である。
【図2】本発明の光ディスク製造方法における一実施例
の製造工程を示す模式図である。
【図3】本発明の光ディスクにおいて4層の記録面を有
する両面再生光ディスクの製造方法の工程を示す模式図
である。
【図4】本発明の光ディスク製造方法における他の実施
例の製造工程を示す模式図である。
【図5】従来の高密度光ディスクの概略構成を示す模式
図である。(a)はDVD−9の概略断面図であり、
(b)はDVD−18の概略断面図である。
【図6】従来の高密度光ディスクにおいて2層の記録面
を有する光ディスクの概略断面を示す模式図である。
【図7】従来のシートを用いた貼り合わせ型光ディスク
の製造工程を示す模式図である。
【符号の説明】
101 ・・・ディスク基盤 102 ・・・第1記録面 103 ・・・半透明層 104 ・・・第1中間層 105 ・・・第2中間層 106 ・・・第2記録面 107 ・・・反射層 108 ・・・接着層 201 ・・・第2記録面 202 ・・・スタンパ 203 ・・・ディスペンサ 204 ・・・紫外線硬化樹脂 205 ・・・紫外線光源 206 ・・・第2中間層 207 ・・・第1中間層 208 ・・・半透明層 209 ・・・第1記録面 210 ・・・ディスク基盤 211 ・・・反射層 401 ・・・粘着シート 402 ・・・紫外線硬化樹脂 403 ・・・第2記録面 404 ・・・スタンパ 405 ・・・半透明層 406 ・・・第1記録面 407 ・・・ディスク基盤 408 ・・・紫外線光源 409 ・・・透明層 410 ・・・反射層 601 ・・・ディスク基盤 602 ・・・第1記録面 603 ・・・半透明層 604 ・・・透明層 605 ・・・第2記録面 606 ・・・反射層 607 ・・・保護層 608 ・・・接着層 701 ・・・第1記録面 702 ・・・ディスク基盤 703 ・・・半透明層 704 ・・・スタンパ 705 ・・・第2記録面 706 ・・・シート 707 ・・・紫外線光源 708 ・・・反射層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報が記録された複数の記録面を備え光ビ
    ームにより前記情報を再生することが可能なディスク基
    盤を具備する光ディスクにおいて、前記ディスク基盤に
    形成され前記情報が記録された第1記録面と、該第1記
    録面上に形成され前記光ビームの一部を反射する半透明
    層と、該半透明層上に形成され前記光ビームの大半を透
    過する第1中間層と、該第1中間層上に形成され前記光
    ビームの大半を透過する第2中間層と、該第2中間層上
    に形成され前記情報が記録された第2記録面と、該第2
    記録面上に形成され前記光ビームを反射する反射層とを
    備え、前記半透明層と前記第1中間層の接着力が前記第
    2記録面を形成するための金属系材料のスタンパと前記
    第2中間層の接着力より大きいことを特徴とする光ディ
    スク。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスクにおいて、前記
    第1中間層は、前記半透明層に対して20kg/cm2
    以上30kg/cm2以下の接着強度を有する材料を用
    い、前記第2中間層は、前記スタンパに対して0.5k
    g/cm2以上2kg/cm2以下の接着強度を有する
    材料を用いることを特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2記載の光ディスクに
    おいて、前記第1中間層と前記第2中間層の少なくとも
    一方は、厚さが一定のシートであることを特徴とする光
    ディスク。
  4. 【請求項4】情報が記録された複数の記録面を備え光ビ
    ームにより前記情報を再生することが可能なディスク基
    盤を具備する光ディスクを製造する光ディスク製造方法
    において、前記ディスク基盤に前記情報が記録され第1
    記録面を形成する工程と、前記第1記録面に半透明層を
    形成する工程と、第2記録面が形成されている金属系材
    料のスタンパに第2中間層を形成する工程と、前記半透
    明層に前記光ビームに対して透明な第1中間層を配置し
    該第1中間層に前記スタンパの第2中間層を密着させ加
    圧により硬化接着させる工程と、前記第1中間層が硬化
    接着した後前記スタンパから剥離し前記情報が記録され
    た第2記録面を形成する工程と、前記第2記録面に光ビ
    ームを反射する反射膜を形成する工程とを具備すること
    を特徴とする光ディスク製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光ディスク製造方法におい
    て、前記第2記録面を前記第2中間層に形成する工程
    は、前記スタンパに紫外線硬化樹脂をスピンコート法に
    より塗布することを特徴とする光ディスク製造方法。
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