JPH10279097A - 自動原稿搬送装置の給紙機構 - Google Patents

自動原稿搬送装置の給紙機構

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JPH10279097A
JPH10279097A JP8806197A JP8806197A JPH10279097A JP H10279097 A JPH10279097 A JP H10279097A JP 8806197 A JP8806197 A JP 8806197A JP 8806197 A JP8806197 A JP 8806197A JP H10279097 A JPH10279097 A JP H10279097A
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秀樹 飛永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受部材を開口部に容易に挿入することがで
きるようにして、給紙手段を本体に容易に取付けること
ができ、メンテナンス作業の作業性を向上させることが
できる自動原稿搬送装置の給紙機構を提供するものであ
る。 【解決手段】 軸受部材29の先端部を開口部22aの開口
径よりも小径にするとともに、基端部に本体22の内周面
に当接するフランジ部29bを設け、軸受部材29を開口部
22aに挿入したときに、本体22の内周面に当接するフラ
ンジ部29bの外周端面Aと外周端面Aから最も離れた開
口部22aの外周部Bを結んだ直線Cを半径として外周端
面Aを中心とする円弧Dの範囲内に、軸受部材29の先端
部が位置するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置、プリンター装置、スキャナー装置等の画像処
理装置に具備される自動原稿搬送装置の給紙機構に関
し、詳しくは、駆動軸を自動原稿搬送装置の本体に対し
て軸方向にスライドさせることにより、該本体に脱着可
能な自動原稿搬送装置の給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、複写機、ファクシミリ装置、プリ
ンター装置、スキャナー装置等の画像処理装置にあって
は、高速化、多機能化するとともに、より一層の省スペ
ース化が要求されており、それに従ってこの画像処理装
置に具備される自動原稿搬送装置(以下、単にADFと
いう)の省スペース化もより一層要求されるようになっ
ている。
【0003】このような要求を満足するために、ADF
にあっては、原稿載置台上に載置された複数の原稿から
なる原稿束を分離した後、反転経路を介して露光位置に
搬送するターン給紙を行なう構造を採用しており、この
ようにすることで、幅方向長さを短くしている。ところ
で、このようなターン給紙にあっては、原稿面を上向き
にして原稿載置台上に原稿を載置することから、この原
稿を給紙する給紙手段として、呼出しローラや給紙ベル
トを原稿の搬送路に対して上方に設けるようになってお
り、呼出しローラで原稿束を呼出した後、給紙方向に周
回移動する給紙ベルトおよび搬送路に対して下方に設け
られこの給紙ベルトに摺接して分離方向に回転する分離
コロによって原稿を分離するようになっている。
【0004】そして、この給紙ベルトは、定期的に交換
する必要があるため、メンテナンスを効率良く行なうこ
とができるようにADF本体に対して簡易に脱着できる
構成となっており、給紙機構として例えば、図8に示す
構成を採用している。図8において、51は給紙機構であ
り、この給紙機構51は一端部でADFの本体58側に設け
られた駆動機構59の係合穴59aに係合される駆動軸52を
有し、この駆動軸52の一端部に設けられたピン52aを係
合穴59aに係合して本体58に取付けることにより、駆動
機構59から駆動軸52に駆動力が伝達されるようになって
いる。
【0005】この駆動軸52の略中央部には給紙ベルト保
持ブラケット53が装着されており、このブラケット53内
には給紙ベルト54および呼出しローラ55が収納され、給
紙ベルト54は駆動軸52に一体的に取付けられた駆動ロー
ラと給紙ベルト54の周回移動に連れ回りする従動ローラ
に橋架されているとともに、呼出しローラ55はタイミン
グベルトを介して駆動ローラに連結されている。
【0006】また、駆動軸52の他端部には軸受56が駆動
軸52に移動自在に設けられており、この軸受56は図9に
示すように本体58に形成された開口部58aに挿入される
ようになっている。この軸受56はスプリング57によって
駆動軸52の他端部側に付勢されているとともに駆動軸52
の他端部に設けられた図示しないEリングによって駆動
軸52から抜け出ないように構成されている。
【0007】このような給紙機構51をADFの本体58に
取付けるには、図10に示すように、軸受56を開口部58a
に位置するように本体58に沿って移動させる。このと
き、軸受56がスプリング57よって付勢されるため、軸受
56が開口部58aに位置したときに軸受56が開口部58a内
に挿入される(状態)。このとき、駆動軸52は開口部
58a内に進入され、かつ駆動軸52が斜めになっているこ
とから、駆動機構59と駆動軸52の一端部の間に一定の距
離が確保されるため、駆動軸52を倒して駆動軸52の一端
部を駆動機構59の係合穴59aに係合させて本体58に取付
ける(状態)。このとき、軸受56がスプリング57によ
って付勢されるため、駆動軸52が一端部側に移動して駆
動軸52の一端部が駆動機構59に確実に連結されることに
より、給紙機構51が本体58に取付けられる。
【0008】また、給紙機構51をADFの本体58から取
り外すには、図11に示すように、スプリング57の付勢力
に抗して駆動軸52の開口部58a内に進入させる。このた
め、駆動軸52の一端部が係合穴59aから抜け出る(状態
)。次いで、他端部側に支点にして駆動軸52を起して
軸受56を開口部58aから抜くことにより(状態)、給
紙機構51を本体58から取り外す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のADFの給紙機構51にあっては、駆動軸52が
偏心しないようにするために、軸受56の直径と開口部58
aの開口径を略同じにしてガタが生じないようにする必
要がある上に駆動軸52を斜めの状態にして軸受56を開口
部58aに挿入しなければならないため、軸受56の挿入作
業が面倒なものとなってしまった。このため、給紙機構
51を本体58に取付ける作業が面倒なものとなってしま
い、結果的にメンテナンス作業の作業性が悪化してしま
うという問題が発生してしまった。
【0010】また、軸受56の直径と開口部58aの開口径
を略同じにする必要があるため、軸受の挿脱に伴って開
口部58aの内周面や軸受56の外周面にバリが発生するこ
とかは、軸受56の挿入作業がより面倒となってしまい、
このバリを抑える工夫を施しても基本的に軸受の挿入作
業を向上させるには不十分であった。そこで発明は、軸
受部材を開口部に容易に挿入することができるようにし
て、給紙手段を本体に容易に取付けることができ、メン
テナンス作業の作業性を向上させることができる自動原
稿搬送装置の給紙機構を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、原稿の搬送路に対して上方
に配設されるとともに駆動軸によって駆動力が伝達さ
れ、原稿載置台上に載置された原稿束を給紙して本自動
原稿搬送装置の本体側に設けられた分離部材と共に該原
稿束から最上位に位置する原稿を分離する給紙機構であ
って、前記駆動軸を前記本体に対して軸方向にスライド
させることにより、前記本体に脱着自在にした自動原稿
搬送装置の給紙機構において、前記駆動軸の少なくとも
一端部側に該駆動軸に沿って移動可能に設けられ、前記
本体に形成された開口部に係合可能な軸受部材と、前記
駆動軸に装着され、前記軸受部材を駆動軸の一端部外方
に向かって付勢する付勢部材と、を備え、前記軸受部材
の先端部を開口部の開口径よりも小径にするとともに、
基端部に前記本体の内周面に当接するフランジ部を設
け、前記軸受部材を開口部に挿入したときに、前記本体
の内周面に当接するフランジ部の外周端面Aと前記外周
端面Aから最も離れた開口部の外周部Bを結んだ直線C
を半径として前記外周端面Aを中心とする円弧Dの範囲
内に、前記軸受部材の先端部が位置するようにしたこと
を特徴としている。
【0012】その場合、軸受部材の先端部が開口部の開
口径よりも小さいため、軸受部材の挿入初期時に軸受部
材が開口部にスムーズに挿入される。また、軸受部材を
開口部に挿入したときに、本体の内周面に当接するフラ
ンジ部の外周端面Aと外周端面Aから最も離れた開口部
の外周部Bを結んだ直線Cを半径として外周端面Aを中
心とする円弧Dの範囲内に軸受部材の先端部が位置する
ようにしたため、すなわち、軸受部材の開口部内への進
入量が少なく、かつ、フランジ部が大きい程、軸受部材
が開口部に引っ掛かることがないため、駆動軸を斜めの
状態にして軸受部材を開口部に挿入したときに、軸受部
材が開口部に引っ掛かるのを防止することができる。
【0013】このため、駆動軸が斜めの状態にあっても
挿入初期時に軸受部材を開口部にスムーズを挿入した
後、軸受部材を開口部に引っ掛かけずにそのまま挿入す
ることができる。この結果、軸受部材の挿入作業を容易
に行なうことができ、給紙機構の取付作業の作業性を向
上させて給紙機構のメンテナンス作業の作業性を向上さ
せることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記フランジ
部に、本体の内周面に係合して駆動軸が回転するのを規
制する回り止め部を形成したことを特徴としている。そ
の場合、駆動軸の回転によって軸受部材が連れ回りする
のを防止することができ、異音が発生するのを防止する
ことができるとともに軸受部材が摩耗するのを防止して
軸受部材の寿命を延ばすことができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項2記載の発明において、前記回り止め
部は、フランジ部の放射方向に設けられた複数の突起か
らなり、該突起が本体に形成された複数の挿入孔に挿入
されることを特徴としている。る。その場合、軸受部材
を開口部に挿入したときに、フランジ部に形成された複
数の突起を本体に形成された複数の挿入孔に挿入するこ
とができるため、軸受部材を所定量だけ回転させるだけ
で突起を挿入孔に簡単に挿入することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜6は本発明に係る自動原稿搬
送装置の第1実施形態を示す図である。なお、本実施形
態では、本発明の自動原稿搬送装置を画像処理装置とし
ての複写機に装着した例を示しているが、画像処理装置
としては、複写機の他にファクシミリ装置、プリンター
装置、スキャナー装置等に適用することができる。
【0017】まず、構成を説明する。図1、2におい
て、1は複写機であり、この複写機1の上面にはコンタ
クトガラス2が設けられている。また、複写機1の上部
にはADF3が設けられており、このADF3はコンタ
クトガラス2を開閉するように複写機1に図示しないヒ
ンジ等を介して連結されている。このADF3は、複数
の原稿からなる原稿束Pを載置可能な原稿載置台として
の原稿トレイ4と、原稿トレイ4に載置された原稿束か
ら原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス2に向かっ
て搬送する分離・給紙手段5と、分離・給紙手段5によ
ってコンタクトガラス2に向かって搬送された原稿をコ
ンタクトガラス2上の露光位置に搬送・停止させるとと
もに、コンタクトガラス2の下方に配設された複写機1
の読取手段(公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、CC
D等)により読取りが終了した原稿をコンタクトガラス
2から搬出する搬入・搬出手段6と、搬入・搬出手段6
によってコンタクトガラス2の露光位置から搬出された
原稿を複写機1の側方から突出する第1排紙トレイ8ま
たは原稿トレイ4の下方に配設された第2排紙トレイ9
の何れか一方に排紙する排紙手段7と、から構成されて
いる。なお、第1排紙トレイ8はADF3の側方から突
出するように設けても良い。
【0018】分離・給紙手段5は、呼出しローラ10、給
紙ベルト11、リバースローラ(分離阻止部材)12、スト
ップ爪14、プルアウト駆動ローラ13、プルアウト従動ロ
ーラ13aおよびレジストセンサ15から構成されている。
これら呼出しローラ10、給紙ベルト11、リバースローラ
12、プルアウト駆動ローラ13は図示しない給紙モータに
よって駆動され、この給紙モータとの間に動力伝達機構
を介して接続されている。
【0019】給紙モータが正転駆動されると、呼出しロ
ーラ10が時計方向に回転して原稿束Pから上層に位置す
る原稿が給紙されるとともに、給紙ベルト11およびリバ
ースローラ12が時計方向に回転されて原稿束Pから最上
位の原稿のみが分離される。この分離された原稿は反時
計方向に回転するプルアウト駆動ローラ13とこれに連れ
回りするプルアウト従動ローラ13aに挟持されて給紙ベ
ルト11およびリバースローラ12から引抜かれてコンタク
トガラス2に向かって搬送される。
【0020】この原稿の先端がレジストセンサ15によっ
て検知されると、給紙モータが逆転駆動し、このとき、
給紙モータと呼出しローラ10、給紙ベルト11、リバース
ローラ12およびプルアウト駆動ローラ13の間に介装され
た駆動系により呼出しローラ10と給紙ベルト11が停止さ
れ、プルアウト駆動ローラ13が反時計方向に継続して回
転されるとともにリバースローラ12が時計方向に継続し
て回転されることにより、後続する原稿が給紙ローラ12
とリバースローラ12のニップ部に進入するのを防止して
分離されないようになっている。
【0021】また、ストッパ爪14は給紙ベルト11に対し
て原稿の搬送方向下流側に設けられており、このストッ
パ爪14は原稿束Pの先端に当接して原稿束Pが給紙ベル
ト11側に進入するのを防止するものである。本実施形態
では、呼出しローラ10および給紙ベルト11が原稿の搬送
路に対して上方に配設されているとともに、リバースロ
ーラ12は原稿の搬送路に対して下方に配設されている。
そして、呼出しローラ10、給紙ベルト11が給紙機構を構
成し、ADF3に対して脱着自在になっている。以下、
給紙機構を図3〜5に基づいて詳しく説明する。
【0022】図3〜6において、21は給紙機構であり、
この給紙機構21は一端部でADFの本体22側に設けら
れ、駆動モータによって駆動力が減速されて伝達される
動力伝達機構の一部を構成する駆動部材23の係合穴23a
に係合される駆動軸24を有し、この駆動軸24の一端部に
設けられたピン24aを係合穴23aに係合して本体24に取
付けることにより、駆動部材23から駆動軸24に駆動力が
伝達されるようになっている。
【0023】この駆動軸24の略中央部には給紙ベルト保
持ブラケット25が装着されており、このブラケット25内
には給紙ベルト114および呼出しローラ10が収納されて
いる。給紙ベルト11は駆動軸24に一体的に取付けられた
駆動ローラ26と給紙ベルト11の周回移動に連れ回りする
従動ローラ27(図2参照)に橋架されているとともに、
呼出しローラ10はタイミングベルトを介して駆動ローラ
26に連結されている。なお、呼出しローラ10の駆動源は
駆動ローラ26ではなく、独立した動力伝達手段であって
も良い。
【0024】また、駆動軸24にはブラケット25を挟んで
給紙ガイド28a、28bが取付けられており、この給紙ガ
イド28a、28bは原稿の搬送路の一部を構成し、図2に
示す下側ガイド板20との間で原稿をガイドして、給紙ベ
ルト11とリバースローラ12の間に原稿を案内するもので
ある。また、駆動軸24の他端部には軸29が駆動軸24の軸
方向に沿って摺動可能なように設けられており、この軸
受部材29は本体22に形成された開口部22aに挿入される
ようになっている。
【0025】また、軸受部材29と給紙ガイド28aの間に
はスプリング(付勢部材)30が介装されており、このス
プリング30は軸受部材29を駆動軸24の他端部外方(請求
項の一端部外方に対応)に付勢している。また、駆動軸
24の他端部には図示しないEリングが設けられており、
軸受部材24はEリングによって駆動軸24から抜け出ない
ようになっている。
【0026】一方、軸受部材29の先端部は所定の曲率で
湾曲された湾曲部29aを有しており、この湾曲部29aは
開口部22aの開口径よりも小径に形成されている。ま
た、軸受部材29の基端部にはフランジ部29bが設けられ
ており、このフランジ部29bは本体22の内周面に当接す
るようになっている。また、湾曲部29aは、軸受部材29
が開口部22aに挿入されたときに、本体22の内周面に当
接するフランジ部29bの外周端面Aとこの外周端面Aか
ら最も離れた開口部22aの外周部Bを結んだ直線Cを半
径として外周端面Aを中心とする円弧Dの範囲内に位置
するようになっている。
【0027】なお、湾曲部29aを円弧Dの範囲内に位置
させるには、フランジ部29bの大きさと開口部22aに対
して本体22の外方に突出する軸受部材29の突出高さhを
調整することにより達成される。次に、作用を説明す
る。このような給紙機構21をADFの本体22に取付ける
には、軸受部材29を開口部22aに位置するように本体22
の内周面に沿って移動させる。このとき、軸受部材29が
スプリング30よって付勢されるため、軸受部材29が開口
部22aに位置したときに駆動軸24が軸方向にスライドさ
れ、軸受部材29が開口部22a内に挿入される。
【0028】このとき、駆動軸24は開口部22a内に進入
され、かつ図6に示すように駆動軸24が斜めになってい
ることから、駆動部材23と駆動軸24の一端部の間に一定
の距離が確保されるため、駆動軸24を倒して駆動軸24の
一端部を駆動部材23の係合穴23aに係合させて本体22に
取付ける。このとき、軸受部材29がスプリング30によっ
て付勢されるため、駆動軸24が一端部側に移動して駆動
軸24の一端部が駆動部材23に確実に連結されることによ
り、給紙機構21が本体22に取付けられる。
【0029】一方、給紙機構21をADFの本体22から取
り外すには、スプリング30の付勢力に抗して駆動軸24を
軸方向にスライドさせて開口部22a内に進入させる。こ
のため、駆動軸24の一端部が係合穴23aから抜け出る。
次いで、駆動軸24の他端部側に支点にして図6に示すよ
うに駆動軸24を起して軸受部材29を開口部22aから抜く
ことにより、給紙機構21を本体22から取り外す。
【0030】本実施形態では、軸受部材29の先端部を開
口部22aの開口径よりも小さくしたため、軸受部材29の
挿入初期時に軸受部材29を開口部22aにスムーズに挿入
することができる。また、軸受部材29を開口部22aに挿
入したときに、本体22の内周面に当接するフランジ部29
bの外周端面Aと外周端面Aから最も離れた開口部の外
周部Bを結んだ直線Cを半径として外周端面Aを中心と
する円弧Dの範囲内に軸受部材29の先端部を位置するよ
うにしたため、すなわち、軸受部材29の開口部22a内へ
の進入量が少なく、かつ、フランジ部29bが大きい程、
軸受部材29が開口部22aに引っ掛かることがないため、
駆動軸24を斜めの状態にして軸受部材29を開口部22aに
挿入したときに、軸受部材29が開口部22aに引っ掛かる
のを防止することができる。
【0031】このため、駆動軸24が斜めの状態にあって
も挿入初期時に軸受部材29を開口部22aにスムーズを挿
入した後、軸受部材29を開口部22aに引っ掛かけずにそ
のまま挿入することができる。この結果、軸受部材29の
挿入作業を容易に行なうことができ、給紙機構21の取付
作業の作業性を向上させて給紙機構のメンテナンス作業
の作業性を向上させることができる。
【0032】図7は本発明に係る自動原稿搬送装置の第
2実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、フ
ランジ部に回り止め部を形成した点が第1実施形態と異
なるのみでその他の構成は同一であるため、異なる構成
部分のみを説明する。図7において、フランジ部29bに
は放射方向に回り止め部を構成する複数の突起31が設け
られており、この突起31は本体22に形成された複数の挿
入孔22bに挿入されるようになっている。
【0033】このため、軸受部材29を開口部22aに挿入
したときに、フランジ部29bに形成された複数の突起31
を本体22に形成された複数の挿入孔22bに挿入すること
ができるため、軸受部材29を所定量だけ回転させるだけ
で突起31を挿入孔22bに簡単に挿入することができる。
また、駆動軸24の回転によって軸受部材29が連れ回りす
るのを防止することができ、異音が発生するのを防止す
ることができるとともに軸受部材29が摩耗するのを防止
して軸受部材29の寿命を延ばすことができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、軸受部材
の先端部が開口部の開口径よりも小さいため、軸受部材
の挿入初期時に軸受部材が開口部にスムーズに挿入され
る。また、軸受部材を開口部に挿入したときに、本体の
内周面に当接するフランジ部の外周端面Aと外周端面A
から最も離れた開口部の外周部Bを結んだ直線Cを半径
として外周端面Aを中心とする円弧Dの範囲内に軸受部
材の先端部が位置するようにしたため、すなわち、軸受
部材の開口部内への進入量が少なく、かつ、フランジ部
が大きい程、軸受部材が開口部に引っ掛かることがない
ため、駆動軸を斜めの状態にして軸受部材を開口部に挿
入したときに、軸受部材が開口部に引っ掛かるのを防止
することができる。
【0035】このため、駆動軸が斜めの状態にあっても
挿入初期時に軸受部材を開口部にスムーズを挿入した
後、軸受部材を開口部に引っ掛かけずにそのまま挿入す
ることができる。この結果、軸受部材の挿入作業を容易
に行なうことができ、給紙機構の取付作業の作業性を向
上させて給紙機構のメンテナンス作業の作業性を向上さ
せることができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、駆動軸の回
転によって軸受部材が連れ回りするのを防止することが
でき、異音が発生するのを防止することができるととも
に軸受部材が摩耗するのを防止して軸受部材の寿命を延
ばすことができる。請求項3記載の発明によれば、軸受
部材を開口部に挿入したときに、フランジ部に形成され
た複数の突起を本体に形成された複数の挿入孔に挿入す
ることができるため、軸受部材を所定量だけ回転させる
だけで突起を挿入孔に簡単に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙機構が装着される自動原稿搬
送装置の一実施形態の概略図である。
【図2】一実施形態の分離・給紙手段の概略側面図であ
る。
【図3】一実施形態の給紙機構の斜視図である。
【図4】(a)は一実施形態の軸受部材を開口部に挿入
する直前の状態を示す給紙機構の要部斜視図、(b)は
開口部に挿入される直前の軸受部材の上面図である。
【図5】軸受部材と開口部との関係を示す図である。
【図6】給紙機構をADFの本体に脱着させるときのあ
る瞬間の給紙機構の状態を示す図である。
【図7】本発明に係る自動原稿搬送装置の給紙機構の第
2実施形態を示す図であり、(a)は軸受部材と本体の
構成図、(b)は軸受部材の拡大図である。
【図8】従来の給紙機構の斜視図である。
【図9】軸受を開口部に挿入する直前の従来の給紙機構
の要部斜視図である。
【図10】給紙機構を本体に取付ける状態を示す図であ
る。
【図11】給紙機構を本体から外す状態を示す図である。
【符号の説明】
3 ADF(自動原稿搬送装置) 4 原稿トレイ(原稿載置台) 21 給紙機構 22 本体 22a 開口部 24 駆動軸 29 軸受部材 30 スプリング(付勢部材) 31 突起(回り止め部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の搬送路に対して上方に配設されると
    ともに駆動軸によって駆動力が伝達され、原稿載置台上
    に載置された原稿束を給紙して本自動原稿搬送装置の本
    体側に設けられた分離部材と共に該原稿束から最上位に
    位置する原稿を分離する給紙機構であって、 前記駆動軸を前記本体に対して軸方向にスライドさせる
    ことにより、前記本体に脱着自在にした自動原稿搬送装
    置の給紙機構において、 前記駆動軸の少なくとも一端部側に該駆動軸に沿って移
    動可能に設けられ、前記本体に形成された開口部に係合
    可能な軸受部材と、 前記駆動軸に装着され、前記軸受部材を駆動軸の一端部
    外方に向かって付勢する付勢部材と、を備え、 前記軸受部材の先端部を開口部の開口径よりも小径にす
    るとともに、基端部に前記本体の内周面に当接するフラ
    ンジ部を設け、 前記軸受部材を開口部に挿入したときに、前記本体の内
    周面に当接するフランジ部の外周端面Aと前記外周端面
    Aから最も離れた開口部の外周部Bを結んだ直線Cを半
    径として前記外周端面Aを中心とする円弧Dの範囲内
    に、前記軸受部材の先端部が位置するようにしたことを
    特徴とする自動原稿搬送装置の給紙機構。
  2. 【請求項2】前記フランジ部に、本体の内周面に係合し
    て駆動軸が回転するのを規制する回り止め部を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置の給
    紙機構。
  3. 【請求項3】前記回り止め部は、フランジ部の放射方向
    に設けられた複数の突起からなり、該突起が本体に形成
    された複数の挿入孔に挿入されることを特徴とする請求
    項2記載の自動原稿搬送装置の給紙機構。
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