JP4610497B2 - シート給送装置及び画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ローラを用いてシート材の給送を行うシート給送装置及び画像読取装置に関する。
従来、ローラを用いてシート材の給送を行うシート給送装置、あるいは該シート給送装置を備えた画像読取装置が知られている。
図7、図8は、従来の画像読取装置の斜視図である。この画像読取装置100は、フラットベッドスキャナ部30の上にシートスルースキャナ部31が配設されてなる。シートスルースキャナ部31は、給紙トレイ1を有し、図8に示すように、フラットベッドスキャナ部30に対して開閉可能に構成される。シートスルースキャナ部31で原稿を読み取る場合は、給紙トレイ1に原稿をセットする。一方、フラットベッドスキャナ部30で原稿を読み取る場合は、フラットベッドスキャナ部30に設けられた原稿台ガラス18の上に原稿をセットする。
図9は、画像読取装置100の断面図である。図10は、シートスルースキャナ部31の給紙部の斜視図である。給紙部は、給紙ローラユニット125がユニット保持部材140に取り付けられてなり(図10参照)、カバー6内に配設される(図9参照)。カバー6は回転中心22を中心に開閉自在である。
図10に示すように、給紙ローラユニット125には、ピックアップローラ3、給紙ローラ4、ピックアップローラ支持部材29、給送ローラ軸(以下、単に「軸」と称する)19及びガイド部材120(120A、120B)等が設けられている。給紙ローラユニット125において、給紙ローラ4は、軸19に支持されている。ユニット保持部材140の第1側部141には、不図示の駆動源により駆動されるギア24が設けられる。軸19は、その一端がギア24と一体に回転するように連結される一方、他端が、ユニット保持部材140の第2側部142に回動自在に支持されている。
給紙ローラユニット125は軸19を中心に回転可能である。給紙時は、ギア24を介して軸19を駆動して給紙ローラ4を回転させると、不図示の伝達機構によりピックアップローラ3も回転する。さらに、ピックアップローラ支持部材29が不図示のトルクリミッタ機構を介して回転することで、ピックアップローラ3が、給紙トレイ1に積載された原稿2(図9参照)に接触し、原稿2がピックアップされる。
その後、給紙ローラ4は原稿2を給紙するが、給紙された原稿2が2枚以上重なっている場合は、給紙ローラ4に一定圧で押さえつけられている分離パット5によって分離される。近年の製品の小型化のため、給紙ローラ4の外径が小さくなっていることから、軸19が原稿搬送路に接近している。そのため、そのままでは、搬送された原稿2の先端が軸19に引っ掛かかり原稿2が破損するおそれがある。そこで、原稿2が軸19に干渉しないように原稿2をガイドするために、ガイド部材120が設けられている。
図9に示すように、フラットベッドスキャナ部30には光学ユニット14が備えられる。光学ユニット14は、読取センサ15、レンズ16、光源17を有する。搬送ローラ7によって搬送された原稿2は、圧板8によって読取ガラス11に押圧される。光学ユニット14の光源17によって照射された原稿2からの反射光は、不図示のミラー及びレンズ16を介して読取センサ15によって読み取られる。その後、原稿2は排紙ローラ10によって排紙され、排紙トレイ21に積載される。紙詰まりが発生した場合は、回転中心22を中心にカバー6を開き、搬送路に詰まった原稿2を取り除くことができる。フラットベッドスキャナ部30で原稿2を読み取る場合は、光学ユニット14が図示矢印方向に移動し、原稿台ガラス18にセットされた原稿2の画像を読み取る。
ここで、紙搬送のための給紙ローラ4やピックアップローラ3は、磨耗や汚れにより次第に劣化するため、これらの交換が必要となる。上記構成においてローラ交換をするためには、不図示の外装カバーを外す、ギア24を取り外す、不図示のEリングを取り外す等の必要があり、ユーザにとって交換作業は容易でない。
ところで、下記特許文献1に示されるように、ローラ交換を想定した構成のシート給送装置も知られている。この装置では、従来の給紙ローラ軸に相当するものを、給紙ローラと一体のローラ支持軸と、このローラ支持軸に回転力を伝達する軸とに分割して構成する。さらに、スライド自在の軸継手により両軸を連結する。これにより、給紙ローラの交換時に、軸継手をスライドさせローラ支持軸及びこれと一体の給紙ローラのみを装置外に取り外すことで、給紙ローラの交換ができるようになっている。
特許3311049号公報
しかしながら、仮に、上記特許文献1のシート給送装置の構成を採用して、図10に示すような給紙ローラユニットを着脱可能に構成するには、部品点数が多くなる。すなわち、軸継手、軸継手を止める止め部材、軸継手を保持する軸継手軸受け、軸継手軸受けを保持するための支持部材を設けなければならず、構成が複雑化する。また、支持部材の配置によっては、製品が大きくなったり、給紙ローラが取り外しにくくなったりするおそれもある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、シート材をガイドするガイド部材を有する給送ユニットの着脱機構を少ない部品点数で構成すると共に、給送ユニットの交換を容易にすることができるシート給送装置及び画像読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1のシート給送装置は、シート材を給送する給送ローラと、該給送ローラを支持する給送ローラ軸と、該給送ローラ軸を軸支すると共に、給送されるシート材が前記給送ローラ軸に干渉しないようにガイドするためのガイド部材とを有する給送ユニットを、ユニット保持部に着脱自在に装着してなるシート給送装置であって、前記ユニット保持部に設けられ、前記給送ローラ軸に回転力を伝達しつつ前記給送ローラ軸を着脱可能に支持する伝達部材と、前記ユニット保持部に設けられ、前記ガイド部材を着脱可能に支持するガイド支持部材とを有し、前記給送ローラ軸を前記伝達部材に支持させると共に、前記ガイド部材が前記給送ローラ軸を軸支した状態で前記ガイド部材を前記ガイド支持部材に支持させることで、前記給送ユニットが前記ユニット保持部に装着されるように構成されたことを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項8の画像読取装置は、上記請求項1〜7のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、シート材をガイドするガイド部材を有する給送ユニットの着脱機構を少ない部品点数で構成すると共に、給送ユニットの交換を容易にすることができる。
請求項2によれば、給送ユニットの装着作業を容易にすることができる。
請求項3によれば、給送ユニットの装着作業を容易にすることができる。
請求項4によれば、給送ユニットの装着状態において、ガイド支持部材からのガイド部材の脱落を防止することができる。
請求項5によれば、給送ユニットの着脱を困難にすることなく、使用時等において、給送ユニットがユニット保持部から予期せずに外れることを抑制することができる。
請求項6によれば、簡単な構成でロック機能を設け、使用時等において、給送ユニットがユニット保持部から予期せずに外れることを抑制することができる。
請求項7によれば、給送ユニットの着脱を困難にすることなく、装着状態においては給送ローラ軸が伝達部材から外れにくいようにすることができる。
本発明の請求項8によれば、シート材をガイドするガイド部材を有する給送ユニットの着脱機構を少ない部品点数で構成すると共に、給送ユニットの交換を容易にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置の給紙部の斜視図である。本実施の形態のシート給送装置が適用される画像読取装置100は、図7〜図10で説明した従来の画像読取装置に比し、給紙ローラユニットの構成、ユニット保持部材の構成、給紙ローラユニットのユニット保持部材に対する着脱機構の構成が異なる。従って、給紙ローラユニット125、ユニット保持部材140に代えて、給紙ローラユニット(給送ユニット)25、ユニット保持部材(ユニット保持部)40が採用される。その他の構成は、上記従来の画像読取装置と同様であり、斜視図は図7、図8に示す通りである。
また、断面図については、給紙ローラユニット125に代えて給紙ローラユニット25を設ける点以外は図9に示す通りである。「シート給送装置」には、シートスルースキャナ部31(図7、図8参照)が相当する。シートスルースキャナ部31の給紙部については、図10に代えて図1を用いて説明する。また、図1〜図5において、上記従来の画像読取装置のものと同様の構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
図1は、給紙ローラユニット25がユニット保持部材40に装着される前の状態を示している。同図に示すように、給紙ローラユニット25には、ピックアップローラ3、給紙ローラ(給送ローラ)4、ピックアップローラ支持部材29、軸19、ガイド部材20、ガイド部材27が設けられている。給紙ローラ4は軸19に支持される。
ガイド部材20及びピックアップローラ支持部材29は軸19に設けられている。ガイド部材20及びピックアップローラ支持部材29は、相互に不図示の係合部で連結されて、一緒に回転するようになっている。ガイド部材20はガイド部材120A(図10参照)に対応し、軸19の一端部である取付部19a側に配置される。ガイド部材27は、ガイド部材120B(図10参照)に対応し、軸19の他端部19b側において軸19に対して回転自在に設けられている。ガイド部材27は、搬送された原稿2の先端が軸19に引っ掛かからないように、ガイド部材20と共に、原稿2をガイドする。軸19の取付部19aには、ピン34が、軸19に直交する方向(上下方向)に圧入されている。
ユニット保持部材40の第1側部41には、上記ギア24(図10参照)に対応する「伝達部材」としてのギア28が設けられる。ギア28には支持部28aが設けられ、支持部28aは、第1側部41の内側(第2側部42側)に突出している。ギア28は、不図示の駆動源により回転駆動される。また、第2側部42の内側(第1側部41側)には、ガイド部材27を支持するための「ガイド支持部材」としての支持部材26が一体に形成、または別体で固定されている。
図2は、ギア28と軸19とが連結される部分の断面図である。ギア28の支持部28aには、軸19の取付部19aが挿抜可能な挿入穴28aaが、ユニット保持部材40の長手方向(図2の左右方向)に沿って形成されている。また、支持部28aは、上下方向にすり割り状に欠切されており、これにより、ピン34と係合するためのピン受け部28abが形成されている。
ピン34とピン受け部28abとの位置を合わせつつ、同図に示す矢印方向に、軸19の取付部19aをギア28の支持部28aに挿し込むと、ピン34がピン受け部28abと係合する。これにより、軸19の一端部である取付部19aがギア28に支持されると共に、ギア28の回転駆動力が、ピン34及びピン受け部28abを介して軸19に伝達される。
図3(a)〜(c)は、ガイド部材27と支持部材26とが連結される部分の斜視図である。同図(a)は、ガイド部材27の支持部材26への取り付け前の状態、同図(b)は仮取り付け状態、同図(c)は取り付け完了状態を、それぞれ示す。
図1、図3(a)に示すように、ガイド部材27の、ピックアップローラ支持部材29に対向しない側の端部には、軸19に直交する方向に延設される延設部27bが一体に形成、または別体で固定されている。延設部27bの外側(ピックアップローラ支持部材29の反対側)において軸19の軸中心位置には、「係合部」としての取付部27aが突設形成されている。取付部27aは、図3(a)に示すように、軸19の他端部19bが挿入嵌合される穴を有する筒状に形成される。取付部27aには、延設部27bの長手方向に平行で且つ軸19の軸線に平行な2つの切欠部27aa(2箇所に設けたDカット)が形成されている。すなわち、取付部27aは、軸19の軸方向からみて、円形の外郭から2箇所を切り欠いてなる形状を有している。
一方、支持部材26には、取付部27aと係合する「係合対応部」としての穴26aが形成されている。穴26aは、軸19の軸方向からみて、円形の穴の一部を切り欠いた形状をしており、該切り欠かれた欠切開口部26bには、穴26aから離間するほど拡開したガイド面26cが連接形成されている。穴26aの内径相当部分は、取付部27aの外径相当部分に嵌合的な寸法となっている。また、欠切開口部26bの間隔(幅)は、取付部27aの2つの切欠部27aa間の寸法より僅かに大きく、且つ、取付部27aの円弧部分の外径よりも小さい。
従って、図3(a)に示すように、2つの切欠部27aaを、欠切開口部26bを構成する両対向面に対して平行にすれば、取付部27aが欠切開口部26b間を通過可能となるが、平行でなく直交に近い場合は、通過が阻止される。ガイド面26cは、取付部27aを欠切開口部26b間に案内する機能を果たし、取付部27aと穴26aとの円滑な係合が可能となっている。取付部27aは、穴26aに嵌合した状態では、穴26aに対して回転自在となる。
かかる構成において、給紙ローラユニット25のユニット保持部材40への装着は次のようにしてなされる。
図4は、給紙ローラユニット25のユニット保持部材40への装着途中の状態を示す給紙部の斜視図である。図5は、給紙ローラユニット25のユニット保持部材40への仮装着状態(一応の支持がなされた状態)を示す給紙部の斜視図である。図4、図5は、図3(a)、(b)に対応している。
まず、予め、軸19にガイド部材27を取り付けておく。そして、図2、図4に示すように、軸19の取付部19aを、軸19のほぼ軸中心に沿う方向に動かし、ギア28の支持部28aに挿し込む。その際、軸19の図4に示す程度の傾きがあっても、取付部19aを支持部28aに挿入することが可能となっている。これは、取付部19aと挿入穴28aaとの寸法関係、または、ギア28の、第1側部141に対する浮動的支持等によって実現可能となる。
次に、図3(a)、図4に示すように、ガイド部材27の軸19に対する回動位置を、ガイド部材27の延設部27bが支持部材26の反対方向(上方)に向くような回動位置とする。このとき、取付部27aの2つの切欠部27aaは、支持部材26の欠切開口部26bを構成する両対向面に対して平行となっている。この姿勢のまま、図3(a)、図4に示す矢印方向にガイド部材27を落とし込むように移動させる。すると、取付部27aが、欠切開口部26b間を通過し、取付部27aが穴26aに係合状態となる(図3(b)、図5参照)。
次に、ガイド部材27を、支持部材26に対して図5に示す矢印の方向(軸19の他端部19b側からみて時計方向)に約90°回転させる。ガイド部材27は、軸19に対して回動自在であるから、結局、ガイド部材27だけが単独で回転移動することになる。すると、図3(c)に示すように、取付部27aの切欠部27aaの1つがガイド面26cの方向(上方)を向き、欠切開口部26bを構成する対向面とは略直交する。従って、切欠部27aa、穴26a、欠切開口部26bが「ロック機構」の機能を果たし、取付部27aは、穴26aから抜けない「ロック状態」となる。しかも、ガイド部材27の回転方向の位置が変化したことで、ガイド部材27のうち原稿2のガイド機能を果たす部分であるガイド部27cが、原稿2をガイドできる位置にくる。
このようにして、給紙ローラユニット25のユニット保持部材40への装着が完了する。ガイド部材27が原稿2をガイドできる姿勢となった状態では、取付部27aは支持部材26に支持されながら軸19を回動自在に支持するため、軸19が回転してもガイド部材27の姿勢は変わることがない。また、軸19のガイド部材27による軸支、及び、取付部27aの穴26aによる軸支によって、軸19の回転中心が、給紙ローラユニット25の装着と同時に自動的に精度良く位置決めされる。
一方、給紙ローラユニット25の取り外しは、装着とは反対の行程によってなされる。すなわち、ガイド部材27を図3(b)に示す回転位置まで回転させてから、取付部27aを穴26aから抜く。その後、軸19の取付部19aをギア28の挿入穴28aa(図2参照)から抜く。
本実施の形態によれば、軸19の取付部19aをギア28の支持部28aに支持させると共に、軸19を回動自在に支持するガイド部材27を支持部材26の穴26aに支持させることで、給紙ローラユニット25のユニット保持部材40への装着がなされる。すなわち、給紙ローラユニット25を、ユニット保持部材40に対して着脱自在に構成するに際し、必須部品であるガイド部材27を介在させて、軸19を支持部材26に対して実質的に支持させる構成とした。しかも、着脱機構の一部をガイド部材27と支持部材26との間に持たせた。これらにより、給紙ローラユニット25の着脱機構を少ない部品点数で構成すると共に、給紙ローラユニット25、乃至、ピックアップローラ3及び給紙ローラ4の交換を容易にすることができる。特に、給紙ローラ4の外径が小さいために、原稿2が軸19に引っ掛かからないようにガイドするガイド部材27を設けたシート給送装置において、部品点数増加や構成の複雑化を極力抑制しつつ、交換作業を容易にすることができる。
また、取付部27aを穴26aに係合させた状態で、ガイド部材27を所定回動位置(図3(c)参照)に位置させることで、ガイド部材27が、給送される原稿2をガイドできる姿勢になり、且つ、給紙ローラユニット25の装着が完了する。すなわち、取付部27aには切欠部27aaが設けられ、所定の回転位置とした状態でのみ、取付部27aの穴26aに対する係合/係合解除が可能である。しかも、ガイド部材27が原稿2をガイドできる姿勢となった状態では、取付部27aが穴26aから抜けないロック状態となる。さらには、軸19の取付部19aはギア28の支持部28aに、軸19の軸方向に挿入されているので、取付部27aを穴26aから外さない限り、取付部19aは支持部28aから抜けることがない。
これらにより、給紙ローラユニット25の装着は、軸19の取付部19aをギア28の支持部28aに係合させた後の、取付部27aの穴26aへの係合と、その後のガイド部材27の回転操作という作業で完了する。従って、給紙ローラユニット25のユニット保持部材40への装着作業が容易である。よって、給紙ローラユニット25の着脱作業を困難にすることなく、画像読取装置100の使用時等において、取付部27aが穴26aから抜けにくくして、給紙ローラユニット25がユニット保持部材40から予期せずに外れることを抑制することができる。
また、取付部27aに形成した切欠部27aaと、穴26aに形成した欠切開口部26bとで、ロック機能を構成したので、給紙ローラユニット25の脱落防止機構の構成が簡単である。
なお、取付部27aには、切欠部27aaを2つ形成したが、これに限るものではなく、切欠部27aaの数は2つに限定されない。例えば、切欠部27aaを1つ形成して、いわゆるDカット形状としてもよい。その場合は、穴26aにおける欠切開口部26bの形状、間隔も、それに合わせて設定すればよい。また、取付部27aは筒状の軸部でなくてもよく、柱形状であってもよい。
なお、取付部27aは軸部、穴26aは軸受け部として構成したが、両者の関係をこれとは逆としてもよい。すなわち、取付部27aに、欠切開口部を有する軸受け穴を設けると共に、支持部材26に、切り欠き付きの軸部を設けてもよい。
(第2の実施の形態)
図6(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の給紙部の部分斜視図である。図6(a)、(b)は、図4、図5にそれぞれ対応している。
本実施の形態では、第1の実施の形態に対して、ガイド部材の構成と、ユニット保持部材40における、ガイド部材を支持するための支持部材の構成とが異なる。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
本第2の実施の形態においては、ガイド部材33は、軸19の他端部19b側において軸19に対して回転自在に設けられる点では、第1の実施の形態におけるガイド部材27と同様である。ただし、取付部27aとは異なる取付部33aを有する。取付部33aは、例えば、角型形状をしている。
また、本実施の形態において、ユニット保持部材40の第2側部42の内側に設けられる支持部材32は、第1の実施の形態における支持部材26とは異なり、取付部33aが嵌合する支持部材32の受け部内に、弾性を有するフック32aが突設されている。フック32aの先端には、内側を向いた鉤状の爪部32aaが一体に形成されている。
かかる構成において、取付部33aを図6(a)に示す矢印の方向に移動させて支持部材32に落とし込む。すると、取付部33aが爪部32aaを越えて、図6(b)に示すように、支持部材32の受け部に取付部33aが嵌合する。それと共に、取付部33aの上端が爪部32aaに係止されて、簡易な抜け止め状態となる。すなわち、爪部32aaが「ロック機構」の機能を果たす。また、ガイド部27cに相当するガイド部材33のガイド部33cは、取付部33aを支持部材32に嵌合させる前段階から嵌合後まで変わらず、嵌合後において、原稿2をガイドできる位置にくるようになっている。
本実施の形態よれば、取付部33aを支持部材32に押し込むだけの簡単な動作で、支持部材32にガイド部材33が固定されたロック状態となる。しかも、それと同時に、ガイド部材33が原稿2をガイドできる姿勢になると共に、ガイド部材33が支持部材32から容易には外れないようになる。よって、給紙ローラユニット25の着脱機構を少ない部品点数で構成すると共に、その交換を容易にすることに関して、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、ガイド部材33の取付部33aは、支持部材32に支持されながら軸19を回動自在に支持する。従って、軸19の回転中心が精度良く位置決めされる点でも、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、支持部材32にガイド部材33をロックする部材としては、フック32aに限られず、樹脂や金属等の弾性部材を利用した他の構成の係止部を採用してもよい。また、取付部33aと支持部材32との関係を逆にし、フック32aに相当する係止部を、取付部33aに設けてもよい。
なお、給紙ローラユニット25の着脱機構を少ない部品点数で構成すると共に、その交換を容易にすることに限って言えば、第1、第2の実施の形態において、ガイド部材27、33を支持部材26、32に支持する構成は例示したものに限定されない。すなわち、必須部品であるガイド部材27、33を介在させて軸19を支持部材26、32に対して実質的に支持させる構成であれば、他の構成を採用してもよい。
なお、第1、第2の実施の形態において、ガイド部材27、33を支持部材26、32から外さない限り、取付部19aが支持部28aから抜けないようにするためには、上記構成に限られない。すなわち、ガイド部材27、33を支持部材26、32に係合させる際の移動方向が、軸19に直交する方向であればよく、係合のための構成は問わない。
なお、第1、第2の実施の形態において、画像読み取りの対象である原稿2は、紙に限られず、OHP用紙等のシート材も含まれる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置の給紙部の斜視図である。 ギアと軸とが連結される部分の断面図である。 ガイド部材と支持部材とが連結される部分の斜視図である(図(a)〜(c))。 給紙ローラユニットのユニット保持部材への装着途中の状態を示す給紙部の斜視図である。 給紙ローラユニットのユニット保持部材への仮装着状態を示す給紙部の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の給紙部の部分斜視図である。 従来の画像読取装置の斜視図である。 従来の画像読取装置の斜視図である。 画像読取装置の断面図である。 シートスルースキャナ部の給紙部の斜視図である。
符号の説明
2 原稿(シート材)
3 ピックアップローラ
4 給紙ローラ(給送ローラ)
19 軸(給送ローラ軸)
19a 取付部(一端部)
19b 他端部
25 給紙ローラユニット(給送ユニット)
26、32 支持部材(ガイド支持部材)
26a 穴(ロック機構の一部、係合対応部)
26b 欠切開口部(ロック機構の一部)
27、33 ガイド部材
27a 取付部(係合部)
27aa 切欠部(ロック機構の一部)
28 ギア(伝達部材)
31 シートスルースキャナ部(シート給送装置)
32a フック(ロック機構)
40 ユニット保持部材(ユニット保持部)
100 画像読取装置

Claims (8)

  1. シート材を給送する給送ローラと、該給送ローラを支持する給送ローラ軸と、該給送ローラ軸を軸支すると共に、給送されるシート材が前記給送ローラ軸に干渉しないようにガイドするためのガイド部材とを有する給送ユニットを、ユニット保持部に着脱自在に装着してなるシート給送装置であって、
    前記ユニット保持部に設けられ、前記給送ローラ軸に回転力を伝達しつつ前記給送ローラ軸を着脱可能に支持する伝達部材と、
    前記ユニット保持部に設けられ、前記ガイド部材を着脱可能に支持するガイド支持部材とを有し、
    前記給送ローラ軸を前記伝達部材に支持させると共に、前記ガイド部材が前記給送ローラ軸を軸支した状態で前記ガイド部材を前記ガイド支持部材に支持させることで、前記給送ユニットが前記ユニット保持部に装着されるように構成されたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記ガイド支持部材は前記ガイド部材を回動自在に支持可能に構成され、前記ガイド部材が、前記ガイド支持部材に回動自在に支持され且つ前記給送されるシート材をガイドできる姿勢になったとき、前記給送ユニットの前記ユニット保持部への装着が完了するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記ガイド部材を、前記ガイド支持部材に回動自在に支持させた状態で所定回動位置に位置させることで、前記ガイド部材が、前記給送されるシート材をガイドできる姿勢になることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 前記ガイド部材を、前記ガイド支持部材に支持された状態でロックするためのロック機構が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記ガイド部材は係合部を有すると共に、前記ガイド支持部材は前記係合部に係合可能な係合対応部を有し、前記係合部と前記係合対応部とを係合させることで前記ガイド部材が前記ガイド支持部材に回動自在に支持されるように構成され、前記係合部と前記係合対応部とが係合し、且つ前記ガイド部材が前記給送されるシート材をガイドできる姿勢では、前記係合部と前記係合対応部との係合解除が不能となる一方、前記ガイド部材が前記給送されるシート材をガイドできる姿勢とは回動方向の位置が異なる所定の姿勢では、前記係合部と前記係合対応部との係合/係合解除が可能なように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記係合部及び前記係合対応部の一方は、その断面が、円形の外郭から少なくとも一部を切り欠いた形状をした軸部であり、前記係合部及び前記係合対応部の他方は、その断面が、円形の穴の一部を切り欠いた形状をした軸受け部であることを特徴とする請求項5記載のシート給送装置。
  7. 前記給送ローラ軸は、その一端部が前記伝達部材に支持可能に構成される一方、その他端部が前記ガイド部材に軸支され、前記給送ユニットを前記ユニット保持部に対して装着する際には、前記給送ローラ軸の前記一端部を前記給送ローラ軸の軸方向に移動させて前記伝達部材に支持させた後に、前記ガイド部材の前記他端部を前記給送ローラ軸の軸方向に直交する方向に移動させて前記ガイド支持部材に支持させることで、前記給送ユニットが前記ユニット保持部に装着されるように構成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 上記請求項1〜7のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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