JPH10273856A - 織機における緯糸切断装置 - Google Patents

織機における緯糸切断装置

Info

Publication number
JPH10273856A
JPH10273856A JP7767097A JP7767097A JPH10273856A JP H10273856 A JPH10273856 A JP H10273856A JP 7767097 A JP7767097 A JP 7767097A JP 7767097 A JP7767097 A JP 7767097A JP H10273856 A JPH10273856 A JP H10273856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
blade
main nozzle
cutting
weft insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7767097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3675099B2 (ja
Inventor
Hiroshi Honda
弘 本田
Yasutaka Murakami
康孝 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP07767097A priority Critical patent/JP3675099B2/ja
Publication of JPH10273856A publication Critical patent/JPH10273856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3675099B2 publication Critical patent/JP3675099B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】緯入れ待機時における緯入れ用メインノズルの
先端からの緯糸の延び出し長さを短くする。 【解決手段】固定刃24及び可動刃21はこの順に緯入
れ用メインノズル12側から織布W側に並設されてい
る。固定刃24の刃線241は織布Wの面と略平行に配
設されている。緯糸切断時には加速管15の先端151
は固定刃24の直上で固定刃24の厚み範囲Dにせり出
している。即ち、加速管15の先端151の揺動軌跡L
を含む平面Hは固定刃24の厚み範囲D内に配置されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筬と一体的に揺動
する緯入れ用メインノズルによって緯入れされた緯糸を
固定刃と可動刃との協働によって緯入れ用メインノズル
から切断分離する緯糸切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平2−154035号公報、特開平
3−45751号に開示されるように、緯入れ待機時に
おける緯入れ用メインノズルの先端からの緯糸の延び出
し長さを抑制することは、緯入れミスの防止の上で重要
である。特開平2−154035号公報の装置では、多
色ジェットルームにおいて各緯入れ用メンノズルから射
出される緯糸の切断タイミングを緯入れ用メンノズル別
に異ならせ、緯入れ待機時における各緯糸の緯入れ用メ
インノズルからの延び出し長さを一定長に揃えるように
なっている。特開平3−45751号の装置では、緯入
れ用メインノズルの先端に固定の切り刃と可動の切り刃
とを備えた切断機構を取り付け、緯入れ用メインノズル
の揺動領域の範囲外に配置されたソレノイドによって前
記可動の切り刃を駆動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−15403
5号公報の装置では、緯入れ用メインノズルからの緯糸
の延び出し長さが一定長に揃えられ、この一定長は切断
タイミングがどの緯糸に対しても一定のときの最短長さ
の延び出し長さにできる。しかし、この最短長さは1色
の緯糸のみを緯入れするときの延び出し長さであり、延
び出し長さを従来よりも実質的に短くすることはできな
い。
【0004】特開平3−45751号の装置では、緯入
れ用メインノズルからの延び出し長さをほぼ零にするこ
とができる。しかし、緯入れ用メインノズルに切断機構
を取り付ける構成は、揺動する部材全体の重量が増大す
るという欠点がある。
【0005】本発明は、揺動する部材全体の重量の増大
をもたらすことなく緯入れ用メインノズルからの延び出
し長さを短くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、緯入れ用メンノズル側から固定刃及び可動刃を
この順に配置し、前記緯入れ用メインノズルの先端の揺
動軌跡を含む平面を前記固定刃の厚み範囲内に配置し
た。
【0007】緯糸切断時には緯入れ用メインノズルの先
端が固定刃の厚み範囲までせり出しており、緯入れ用メ
インノズルの先端が固定刃の厚み範囲までせり出してい
ない従来装置に比して緯糸切断後の緯入れ用メインノズ
ルからの緯糸の延び出し長さが短くなる。又、緯入れ用
メインノズルの先端と固定刃の刃線との距離が短くなる
ため、低張力状態で緯糸を切断することができる。
【0008】請求項2の発明では、緯糸切断時には緯入
れ用メインノズルの先端を前記固定刃の直上に配置し、
前記固定刃と可動刃との間の切断領域を固定刃の上側と
した。
【0009】緯入れ用メインノズルの揺動中心は緯入れ
用メインノズルの下方であり、可動刃と固定刃との間の
切断領域における緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌
跡は固定刃の上方にある。固定刃と可動刃との間の切断
領域を固定刃の上側とした構成は、本発明の適用に好適
である。
【0010】請求項3の発明では、請求項2における固
定刃の刃線を前記切断領域における前記緯入れ用メイン
ノズルの先端の揺動軌跡と略平行にした。固定刃の刃線
を前記揺動軌跡と略平行にした構成は、従来の定位置で
緯糸を切断するためのカッターガイドを不要にすること
に寄与する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように、スレイ11上には緯入
れ用メインノズル12が取り付けられている。緯入れ用
メインノズル12から射出された緯糸Yは変形筬13前
面の緯入れ通路131内を飛走する。緯入れ通路131
内の緯糸Yは緯入れ用補助ノズル14の噴射によって牽
引される。経糸Tの開口内へ緯入れされた緯糸Yは変形
筬13によって織布Wの織前W1に筬打ちされる。
【0013】図2及び図3は緯糸切断装置16を示す。
固定部17に固設された支持台18にはロータリソレノ
イド19が取り付けられており、支持台18に回動可能
に支持された支軸20には可動刃21が止着されてい
る。ロータリソレノイド19の出力軸191の往復回動
は駆動レバー22を介して可動刃21に伝達され、可動
刃21が支軸20を中心にして往復回動する。支持台1
8には支持板23が止着されており、支持板23には固
定刃24が止着されている。支持板23、固定刃24及
び可動刃21はこの順に緯入れ用メインノズル12側か
ら織布W側にかけて並設されている。緯入れが正常に行
われた場合には緯糸切断装置16が変形筬13の筬打ち
直後に緯糸Yを緯入れ用メインノズル12から切断分離
する。
【0014】固定刃24の刃線241は織布Wの面と略
平行に配設されている。又、刃線241は織布Wの面よ
り下側にある。緯入れ用メインノズル12の加速管15
の先端151は、図2及び図3に示す軌跡Lに沿って移
動する。軌跡Lは織布Wの面と略平行であり、刃線24
1は軌跡Lと略平行である。図4は平面図、図5は正面
図である。図4における加速管15の実線位置は緯糸切
断時点の位置であり、加速管15の鎖線位置は筬打ち時
点の位置である。図5における加速管15の実線位置は
緯糸切断時点の位置である。緯糸切断時には加速管15
の先端151は固定刃24の直上で固定刃24の厚み範
囲Dにせり出している。即ち、加速管15の先端151
の軌跡Lを含む平面Hは固定刃24の厚み範囲D内に配
置されている。
【0015】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)可動刃21と固定刃24との間の切断領域内で
は緯入れ用メインノズル12の先端151が固定刃24
の厚み範囲Dまでせり出している。従って、緯入れ用メ
インノズル12の先端151と固定刃24の刃線241
との距離は、緯入れ用メインノズルの先端が固定刃の厚
み範囲までせり出していない従来装置に比して短くな
る。その結果、緯糸切断後の緯入れ用メインノズル12
の先端151からの緯糸の延び出し長さが前記従来装置
よりも短くなる。 (1-2)一般的に、糸を切断する場合には糸張力は高い
方がよい。緯糸切断時の緯糸張力が高いと、もじり耳形
成用の経糸の張力を高くする必要がある。しかし、もじ
り耳形成用の経糸の張力が高いとこの張力がもじり耳を
引っ張り過ぎて房耳がもじり耳形成用の経糸の把持作用
から抜け、良好な耳形成が阻害される。房耳がもじり耳
形成用の経糸の把持作用から抜けないようにするには房
耳を長くすればよいが、これは緯糸Yのロスとなる。
【0016】図5の加速管15の鎖線位置は、緯入れ用
メインノズルの先端が固定刃の厚み範囲までせり出して
いない従来装置における緯糸切断時点の位置である。角
度θ2は、従来の切断位置における緯糸Yの屈曲程度を
表し、角度θ1は本実施の形態の切断位置における緯糸
Yの屈曲程度を表す。切断位置(固定刃24の刃線24
1の位置)における屈曲程度が大きくなれば加速管15
の先端151の内縁152における緯糸Yの屈曲程度
(角度θ3で表す)も大きくなる。角度θ3で表す屈曲
程度が大きいほど緯糸切断の際の緯糸の伸び及びずれが
少なく、固定刃24の刃線241上の所定位置での緯糸
切断が安定して行われる。従って、緯糸Yが低張力の状
態で緯糸Yを定位置で確実に切断することができ、房耳
の長さを短くすることができる。 (1-3)緯入れ用メインノズル12の揺動中心は緯入れ
用メインノズル12の下方であり、可動刃21と固定刃
24との間の切断領域における緯入れ用メインノズル1
2の先端151の軌跡Lは固定刃24の上方にある。緯
入れ用メインノズル12の先端151を固定刃24の刃
線241に可及的に近づけることは先端151からの緯
糸の延び出し長さを短くする上で必要である。固定刃2
4と可動刃21とによる切断領域を固定刃24の上側に
して軌跡Lを描かせる構成は、先端151を固定刃24
の刃線241に可及的に近づける上で好適である。 (1-4)固定刃24の刃線241は軌跡Lと略平行であ
り、緯入れ用メインノズル12の先端151は筬打ち時
点以後の織前W1からの後退の際には固定刃24の刃線
241と略平行に移動する。従って、筬打ち以後に緯糸
Yが刃線241から急激に離れてゆくことはない。刃線
241から急激に離れてゆく緯糸を可動刃21で押さえ
込んで切断しようとすると、緯糸Yが固定刃24の先端
側へ逃げ易く、固定刃の刃線上の定位置での緯糸切断が
難しくなる。刃線241を軌跡Lと略平行とした構成
は、刃線241上の定位置での緯糸Yの切断に寄与す
る。さらに、定位置での緯糸Yの切断の安定性は、定位
置での緯糸切断を確実にするためのカッターガイドを不
要とする。
【0017】次に、図6の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、固定刃24の刃線242
が緯入れ用メインノズル12の先端151の軌跡Lに対
して傾いており、固定刃24の先端側にはガイド縁24
3が形成されている。刃線242とガイド縁243とは
互いに逆向きに傾いている。ガイド縁243は緯糸Yを
固定刃24の刃線242と可動刃21の刃線211との
間の切断領域へ円滑に誘導する。軌跡Lに対して傾けら
れた刃線242は、前記切断領域へ導入された緯糸Yを
この切断領域の所定位置で確実に切断することに寄与す
る。
【0018】次に、図7の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、固定刃24の刃線244
が先端151の軌跡Lに対して傾いており、刃線244
上には係止部245が形成されている。緯糸Yは係止部
245に係止されて切断される。従って、緯糸Yは係止
部245という所定の位置で常に切断され、緯入れ用メ
インノズル12の先端15からの緯糸延び出し長さ及び
房耳Y1の長さが安定して揃えられる。
【0019】本発明は、可動刃が固定刃の下側に位置す
るような緯糸切断装置にも適用できる。又、本発明は、
複数本の緯入れ用メインノズルを使って多色緯入れを行
なう織機にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、緯入れ
用メインノズルの先端の揺動軌跡を含む平面を前記固定
刃の厚み範囲内に配置したので、緯入れ待機時における
緯入れ用メインノズルからの緯糸延び出し長さを短くす
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】緯糸切断装置の外側面図。
【図3】緯糸切断装置の内側面図。
【図4】緯糸切断装置の平面図。
【図5】緯糸切断装置の背面図。
【図6】第2の実施の形態を示す緯糸切断装置の要部外
側面図。
【図7】第3の実施の形態を示す緯糸切断装置の要部外
側面図。
【符号の説明】
12…緯入れ用メインノズル、151…先端、21…可
動刃、24…固定刃、241,242,244…刃線、
Y…緯糸、D…厚み範囲、H…平面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筬と一体的に揺動する緯入れ用メインノズ
    ルによって緯入れされた緯糸を固定刃と可動刃との協働
    によって緯入れ用メインノズルから切断分離する緯糸切
    断装置において、 前記緯入れ用メンノズル側から前記固定刃及び可動刃を
    この順に配置し、前記緯入れ用メインノズルの先端の揺
    動軌跡を含む平面を前記固定刃の厚み範囲内に配置した
    織機における緯糸切断装置。
  2. 【請求項2】前記緯入れ用メインノズルの先端は緯糸切
    断時には前記固定刃の直上に配置され、前記固定刃と可
    動刃との間の切断領域は固定刃の上側である請求項1に
    記載の織機における緯糸切断装置。
  3. 【請求項3】前記固定刃の刃線は、前記切断領域におけ
    る前記緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌跡と略平行
    である請求項2に記載の織機における緯糸切断装置。
JP07767097A 1997-03-28 1997-03-28 織機における緯糸切断装置 Expired - Lifetime JP3675099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07767097A JP3675099B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 織機における緯糸切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07767097A JP3675099B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 織機における緯糸切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10273856A true JPH10273856A (ja) 1998-10-13
JP3675099B2 JP3675099B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=13640327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07767097A Expired - Lifetime JP3675099B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 織機における緯糸切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3675099B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3675099B2 (ja) 2005-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4905741A (en) Weft thread inserting device for pneumatic looms
EP1088922B1 (en) Tuck-in apparatus for shuttleless loom
JPH10273856A (ja) 織機における緯糸切断装置
US6223779B1 (en) Auxiliary selvage forming and weft thread cutting device
US6470917B2 (en) Tack-in apparatus
EP0483067A1 (en) Tuck-in device in a shuttleless loom
JP4028349B2 (ja) 流体噴射式織機における緯糸把持装置
JP2001336045A (ja) 分割筬
KR860002102B1 (ko) 공기분사식직기의 위입장치
JPH0348226Y2 (ja)
JPH07279002A (ja) エアジェットルームの緯入れ装置
JPH0640605Y2 (ja) 織機における緯糸切断装置
JP2001329453A (ja) タックイン装置の緯糸弛緩装置
JPH08260291A (ja) 流体噴射式織機の緯糸保持装置
JPS6253617B2 (ja)
JPH0315578Y2 (ja)
JPH086061Y2 (ja) ジェットルームにおける緯糸絡み防止装置
JPH06473Y2 (ja) 空気噴射式織機における緯入装置
JP2000303316A (ja) エアジェットルーム
JP2829704B2 (ja) 流体噴射織機の緯糸安定化装置
JPH0474461B2 (ja)
JPH0616952Y2 (ja) 無杼織機のタックイン耳組装置
JPS6257971A (ja) 断片織機のタツクイン耳組装置
JPH11286853A (ja) 織機における緯糸切断装置
JP2000355851A (ja) 空気噴射織機の緯糸張力保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080513

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term