JP3675099B2 - 織機における緯糸切断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筬と一体的に揺動する緯入れ用メインノズルによって緯入れされた緯糸を固定刃と可動刃との協働によって緯入れ用メインノズルから切断分離する緯糸切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平2−154035号公報、特開平3−45751号に開示されるように、緯入れ待機時における緯入れ用メインノズルの先端からの緯糸の延び出し長さを抑制することは、緯入れミスの防止の上で重要である。特開平2−154035号公報の装置では、多色ジェットルームにおいて各緯入れ用メンノズルから射出される緯糸の切断タイミングを緯入れ用メンノズル別に異ならせ、緯入れ待機時における各緯糸の緯入れ用メインノズルからの延び出し長さを一定長に揃えるようになっている。特開平3−45751号の装置では、緯入れ用メインノズルの先端に固定の切り刃と可動の切り刃とを備えた切断機構を取り付け、緯入れ用メインノズルの揺動領域の範囲外に配置されたソレノイドによって前記可動の切り刃を駆動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平2−154035号公報の装置では、緯入れ用メインノズルからの緯糸の延び出し長さが一定長に揃えられ、この一定長は切断タイミングがどの緯糸に対しても一定のときの最短長さの延び出し長さにできる。しかし、この最短長さは1色の緯糸のみを緯入れするときの延び出し長さであり、延び出し長さを従来よりも実質的に短くすることはできない。
【0004】
特開平3−45751号の装置では、緯入れ用メインノズルからの延び出し長さをほぼ零にすることができる。しかし、緯入れ用メインノズルに切断機構を取り付ける構成は、揺動する部材全体の重量が増大するという欠点がある。
【0005】
本発明は、揺動する部材全体の重量の増大をもたらすことなく緯入れ用メインノズルからの延び出し長さを短くすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのために請求項1の発明では、緯入れ用メンノズル側から固定刃及び可動刃をこの順に配置し、前記緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌跡を含む平面を前記固定刃の厚み範囲内に配置した。
【0007】
緯糸切断時には緯入れ用メインノズルの先端が固定刃の厚み範囲までせり出しており、緯入れ用メインノズルの先端が固定刃の厚み範囲までせり出していない従来装置に比して緯糸切断後の緯入れ用メインノズルからの緯糸の延び出し長さが短くなる。又、緯入れ用メインノズルの先端と固定刃の刃線との距離が短くなるため、低張力状態で緯糸を切断することができる。
【0008】
請求項2の発明では、緯糸切断時には緯入れ用メインノズルの先端を前記固定刃の直上に配置し、前記固定刃と可動刃との間の切断領域を固定刃の上側とした。
【0009】
緯入れ用メインノズルの揺動中心は緯入れ用メインノズルの下方であり、可動刃と固定刃との間の切断領域における緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌跡は固定刃の上方にある。固定刃と可動刃との間の切断領域を固定刃の上側とした構成は、本発明の適用に好適である。
【0010】
請求項3の発明では、請求項2における固定刃の刃線を前記切断領域における前記緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌跡と略平行にした。
固定刃の刃線を前記揺動軌跡と略平行にした構成は、従来の定位置で緯糸を切断するためのカッターガイドを不要にすることに寄与する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0012】
図1に示すように、スレイ11上には緯入れ用メインノズル12が取り付けられている。緯入れ用メインノズル12から射出された緯糸Yは変形筬13前面の緯入れ通路131内を飛走する。緯入れ通路131内の緯糸Yは緯入れ用補助ノズル14の噴射によって牽引される。経糸Tの開口内へ緯入れされた緯糸Yは変形筬13によって織布Wの織前W1に筬打ちされる。
【0013】
図2及び図3は緯糸切断装置16を示す。固定部17に固設された支持台18にはロータリソレノイド19が取り付けられており、支持台18に回動可能に支持された支軸20には可動刃21が止着されている。ロータリソレノイド19の出力軸191の往復回動は駆動レバー22を介して可動刃21に伝達され、可動刃21が支軸20を中心にして往復回動する。支持台18には支持板23が止着されており、支持板23には固定刃24が止着されている。支持板23、固定刃24及び可動刃21はこの順に緯入れ用メインノズル12側から織布W側にかけて並設されている。緯入れが正常に行われた場合には緯糸切断装置16が変形筬13の筬打ち直後に緯糸Yを緯入れ用メインノズル12から切断分離する。
【0014】
固定刃24の刃線241は織布Wの面と略平行に配設されている。又、刃線241は織布Wの面より下側にある。緯入れ用メインノズル12の加速管15の先端151は、図2及び図3に示す軌跡Lに沿って移動する。軌跡Lは織布Wの面と略平行であり、刃線241は軌跡Lと略平行である。図4は平面図、図5は正面図である。図4における加速管15の実線位置は緯糸切断時点の位置であり、加速管15の鎖線位置は筬打ち時点の位置である。図5における加速管15の実線位置は緯糸切断時点の位置である。緯糸切断時には加速管15の先端151は固定刃24の直上で固定刃24の厚み範囲Dにせり出している。即ち、加速管15の先端151の軌跡Lを含む平面Hは固定刃24の厚み範囲D内に配置されている。
【0015】
第1の実施の形態では以下の効果が得られる。
(1-1)可動刃21と固定刃24との間の切断領域内では緯入れ用メインノズル12の先端151が固定刃24の厚み範囲Dまでせり出している。従って、緯入れ用メインノズル12の先端151と固定刃24の刃線241との距離は、緯入れ用メインノズルの先端が固定刃の厚み範囲までせり出していない従来装置に比して短くなる。その結果、緯糸切断後の緯入れ用メインノズル12の先端151からの緯糸の延び出し長さが前記従来装置よりも短くなる。
(1-2)一般的に、糸を切断する場合には糸張力は高い方がよい。緯糸切断時の緯糸張力が高いと、もじり耳形成用の経糸の張力を高くする必要がある。しかし、もじり耳形成用の経糸の張力が高いとこの張力がもじり耳を引っ張り過ぎて房耳がもじり耳形成用の経糸の把持作用から抜け、良好な耳形成が阻害される。房耳がもじり耳形成用の経糸の把持作用から抜けないようにするには房耳を長くすればよいが、これは緯糸Yのロスとなる。
【0016】
図5の加速管15の鎖線位置は、緯入れ用メインノズルの先端が固定刃の厚み範囲までせり出していない従来装置における緯糸切断時点の位置である。角度θ2は、従来の切断位置における緯糸Yの屈曲程度を表し、角度θ1は本実施の形態の切断位置における緯糸Yの屈曲程度を表す。切断位置(固定刃24の刃線241の位置)における屈曲程度が大きくなれば加速管15の先端151の内縁152における緯糸Yの屈曲程度(角度θ3で表す)も大きくなる。角度θ3で表す屈曲程度が大きいほど緯糸切断の際の緯糸の伸び及びずれが少なく、固定刃24の刃線241上の所定位置での緯糸切断が安定して行われる。従って、緯糸Yが低張力の状態で緯糸Yを定位置で確実に切断することができ、房耳の長さを短くすることができる。
(1-3)緯入れ用メインノズル12の揺動中心は緯入れ用メインノズル12の下方であり、可動刃21と固定刃24との間の切断領域における緯入れ用メインノズル12の先端151の軌跡Lは固定刃24の上方にある。緯入れ用メインノズル12の先端151を固定刃24の刃線241に可及的に近づけることは先端151からの緯糸の延び出し長さを短くする上で必要である。固定刃24と可動刃21とによる切断領域を固定刃24の上側にして軌跡Lを描かせる構成は、先端151を固定刃24の刃線241に可及的に近づける上で好適である。
(1-4)固定刃24の刃線241は軌跡Lと略平行であり、緯入れ用メインノズル12の先端151は筬打ち時点以後の織前W1からの後退の際には固定刃24の刃線241と略平行に移動する。従って、筬打ち以後に緯糸Yが刃線241から急激に離れてゆくことはない。刃線241から急激に離れてゆく緯糸を可動刃21で押さえ込んで切断しようとすると、緯糸Yが固定刃24の先端側へ逃げ易く、固定刃の刃線上の定位置での緯糸切断が難しくなる。刃線241を軌跡Lと略平行とした構成は、刃線241上の定位置での緯糸Yの切断に寄与する。さらに、定位置での緯糸Yの切断の安定性は、定位置での緯糸切断を確実にするためのカッターガイドを不要とする。
【0017】
次に、図6の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、固定刃24の刃線242が緯入れ用メインノズル12の先端151の軌跡Lに対して傾いており、固定刃24の先端側にはガイド縁243が形成されている。刃線242とガイド縁243とは互いに逆向きに傾いている。ガイド縁243は緯糸Yを固定刃24の刃線242と可動刃21の刃線211との間の切断領域へ円滑に誘導する。軌跡Lに対して傾けられた刃線242は、前記切断領域へ導入された緯糸Yをこの切断領域の所定位置で確実に切断することに寄与する。
【0018】
次に、図7の第3の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付してある。
この実施の形態では、固定刃24の刃線244が先端151の軌跡Lに対して傾いており、刃線244上には係止部245が形成されている。緯糸Yは係止部245に係止されて切断される。従って、緯糸Yは係止部245という所定の位置で常に切断され、緯入れ用メインノズル12の先端15からの緯糸延び出し長さ及び房耳Y1の長さが安定して揃えられる。
【0019】
本発明は、可動刃が固定刃の下側に位置するような緯糸切断装置にも適用できる。
又、本発明は、複数本の緯入れ用メインノズルを使って多色緯入れを行なう織機にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明では、緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌跡を含む平面を前記固定刃の厚み範囲内に配置したので、緯入れ待機時における緯入れ用メインノズルからの緯糸延び出し長さを短くすることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】緯糸切断装置の外側面図。
【図3】緯糸切断装置の内側面図。
【図4】緯糸切断装置の平面図。
【図5】緯糸切断装置の背面図。
【図6】第2の実施の形態を示す緯糸切断装置の要部外側面図。
【図7】第3の実施の形態を示す緯糸切断装置の要部外側面図。
【符号の説明】
12…緯入れ用メインノズル、151…先端、21…可動刃、24…固定刃、241,242,244…刃線、Y…緯糸、D…厚み範囲、H…平面。

Claims (3)

  1. 筬と一体的に揺動する緯入れ用メインノズルによって緯入れされた緯糸を固定刃と可動刃との協働によって緯入れ用メインノズルから切断分離する緯糸切断装置において、
    前記緯入れ用メンノズル側から前記固定刃及び可動刃をこの順に配置し、前記緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌跡を含む平面を前記固定刃の厚み範囲内に配置した織機における緯糸切断装置。
  2. 前記緯入れ用メインノズルの先端は緯糸切断時には前記固定刃の直上に配置され、前記固定刃と可動刃との間の切断領域は固定刃の上側である請求項1に記載の織機における緯糸切断装置。
  3. 前記固定刃の刃線は、前記切断領域における前記緯入れ用メインノズルの先端の揺動軌跡と略平行である請求項2に記載の織機における緯糸切断装置。
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