JPH10263797A - 取鍋のスラグ除去装置 - Google Patents
取鍋のスラグ除去装置Info
- Publication number
- JPH10263797A JPH10263797A JP8894497A JP8894497A JPH10263797A JP H10263797 A JPH10263797 A JP H10263797A JP 8894497 A JP8894497 A JP 8894497A JP 8894497 A JP8894497 A JP 8894497A JP H10263797 A JPH10263797 A JP H10263797A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ladle
- dust
- dust collection
- opening
- movable hood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製鋼工場において、取鍋内に付着したスラグ
を除去、排出する際に、粉塵が外部に漏洩して作業環境
を汚染するのを防止する。 【解決手段】 集塵ハウス３内に、傾転状態で支持され
た取鍋１に付着したスラグを付着物解体機８で除去し、
この時発生する粉塵は集塵ハウス３の上部に設けた開口
11をカバーする移動式フード４、これに接続した集塵ダ
クト12を介して吸引し集塵する。
を除去、排出する際に、粉塵が外部に漏洩して作業環境
を汚染するのを防止する。 【解決手段】 集塵ハウス３内に、傾転状態で支持され
た取鍋１に付着したスラグを付着物解体機８で除去し、
この時発生する粉塵は集塵ハウス３の上部に設けた開口
11をカバーする移動式フード４、これに接続した集塵ダ
クト12を介して吸引し集塵する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鋼工場におい
て、溶銑鍋や溶鋼鍋等の取鍋内のスラグを除去、排出す
る際に、粉塵が外部に漏洩するのを防止することができ
る取鍋のスラグ除去装置に関するものである。
て、溶銑鍋や溶鋼鍋等の取鍋内のスラグを除去、排出す
る際に、粉塵が外部に漏洩するのを防止することができ
る取鍋のスラグ除去装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に取鍋内に付着したスラグを除去、
排出する手段としては、取鍋を直立状態にして内壁面に
付着したスラグを、天井クレーンからワイヤを介して吊
り下げたフックの先端の付着物掻き落とし棒を操作して
掻き落とし、その後、取鍋を天井クレーンにて反転する
ことにより、取鍋内のスラグを排出する手段が知られて
いる。また、取鍋内のスラグを掻き落とした時に発生す
る粉塵の集塵手段としては、特開平7-151473号公報に開
示されているように、取鍋上にスライド式フードを設置
して集塵する手段が知られている。
排出する手段としては、取鍋を直立状態にして内壁面に
付着したスラグを、天井クレーンからワイヤを介して吊
り下げたフックの先端の付着物掻き落とし棒を操作して
掻き落とし、その後、取鍋を天井クレーンにて反転する
ことにより、取鍋内のスラグを排出する手段が知られて
いる。また、取鍋内のスラグを掻き落とした時に発生す
る粉塵の集塵手段としては、特開平7-151473号公報に開
示されているように、取鍋上にスライド式フードを設置
して集塵する手段が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平7-151473号
公報に開示されているようなスライド式フードを取鍋の
上面に近づける手段では、天井クレーンを用いて取鍋内
に付着したスラグを掻き落とす際に、上方を天井クレー
ンが専有するため、発塵箇所をスライド式フードにより
カバーして集塵を行うことが困難になり、十分な集塵を
実施することが困難になる。さらに、天井クレーンを用
いて取鍋を倒立させ、取鍋内部の付着物を排出するに際
しては、スライド式フードの設置場所が発塵場所より離
れているため、効率的な集塵ができないという問題点が
あった。
公報に開示されているようなスライド式フードを取鍋の
上面に近づける手段では、天井クレーンを用いて取鍋内
に付着したスラグを掻き落とす際に、上方を天井クレー
ンが専有するため、発塵箇所をスライド式フードにより
カバーして集塵を行うことが困難になり、十分な集塵を
実施することが困難になる。さらに、天井クレーンを用
いて取鍋を倒立させ、取鍋内部の付着物を排出するに際
しては、スライド式フードの設置場所が発塵場所より離
れているため、効率的な集塵ができないという問題点が
あった。
【０００４】本発明は、前記従来技術の問題点を解消
し、取鍋内に付着したスラグを除去する際に、粉塵が外
部に漏洩するのを防止することができる取鍋のスラグ除
去装置を提供することを目的とするものでである。
し、取鍋内に付着したスラグを除去する際に、粉塵が外
部に漏洩するのを防止することができる取鍋のスラグ除
去装置を提供することを目的とするものでである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、取鍋全体を収納して、該取鍋内に付着した
スラグの除去用作業スペースを有する集塵ハウスと、こ
の集塵ハウスの上部に設けた取鍋出し入れ用の開口と、
水平方向にスライドして前記開口を開閉する移動式フー
ドと、該移動式フードまたは前記集塵ハウスに一端部
を、他端部を集塵機にそれぞれ接続された集塵ダクト
と、前記集塵ハウス内に設けられた取鍋受け台に傾転状
態で支持された取鍋内の付着物を除去する付着物解体機
とを具備したことを特徴とする取鍋のスラグ除去装置で
ある。
の本発明は、取鍋全体を収納して、該取鍋内に付着した
スラグの除去用作業スペースを有する集塵ハウスと、こ
の集塵ハウスの上部に設けた取鍋出し入れ用の開口と、
水平方向にスライドして前記開口を開閉する移動式フー
ドと、該移動式フードまたは前記集塵ハウスに一端部
を、他端部を集塵機にそれぞれ接続された集塵ダクト
と、前記集塵ハウス内に設けられた取鍋受け台に傾転状
態で支持された取鍋内の付着物を除去する付着物解体機
とを具備したことを特徴とする取鍋のスラグ除去装置で
ある。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１に示すように、取鍋１に付着
したスラグの除去用作業スペースを有する集塵ハウス３
内のピット９に鍋受けスタンド２が設置してあり、ま
た、ピット９に隣接する作業床10上には付着物解体機８
が車輪を介して移動可能に配置されている。
したスラグの除去用作業スペースを有する集塵ハウス３
内のピット９に鍋受けスタンド２が設置してあり、ま
た、ピット９に隣接する作業床10上には付着物解体機８
が車輪を介して移動可能に配置されている。
【０００７】集塵ハウス３の上部には、取鍋出し入れ用
の開口11が配設してあり、この開口11上には移動式フー
ド４が配設され、この移動式フード４は、集塵位置と退
避位置との間に敷設された走行レール５上を車輪を介し
て水平方向に往復することにより開口11を開閉する。移
動式フード４は、ダクト連結装置７を介して集塵ダクト
12の一端部に接続されており、集塵ダクト12の他端部は
集塵機（図示せず）に接続されている。なお、集塵ダク
ト12は、集塵ハウス３に直接接続する構造にすることも
可能である。
の開口11が配設してあり、この開口11上には移動式フー
ド４が配設され、この移動式フード４は、集塵位置と退
避位置との間に敷設された走行レール５上を車輪を介し
て水平方向に往復することにより開口11を開閉する。移
動式フード４は、ダクト連結装置７を介して集塵ダクト
12の一端部に接続されており、集塵ダクト12の他端部は
集塵機（図示せず）に接続されている。なお、集塵ダク
ト12は、集塵ハウス３に直接接続する構造にすることも
可能である。
【０００８】取鍋１内に付着したスラグを除去する際に
は、まず、集塵ハウス３の開口11をカバーしている移動
式フード４を、水平方向にスライドして集塵位置から退
避位置に移動して、開口11を開放状態にする。次に、取
鍋１を天井クレーン（図示せず）を用いて搬送し、開口
11から集塵ハウス３内に取り込んだ後、取鍋１をピット
９に設置した鍋受けスタンド２にセットする。
は、まず、集塵ハウス３の開口11をカバーしている移動
式フード４を、水平方向にスライドして集塵位置から退
避位置に移動して、開口11を開放状態にする。次に、取
鍋１を天井クレーン（図示せず）を用いて搬送し、開口
11から集塵ハウス３内に取り込んだ後、取鍋１をピット
９に設置した鍋受けスタンド２にセットする。
【０００９】その後、移動式フード４を退避位置から集
塵位置に移動して開口11をカバーすると共に、ダクト連
結装置７を介して集塵ダクト12に接続する。引き続き、
鍋傾転用のクレーンフック６を鍋下部にセットして天井
クレーンを運転し、取鍋１を90度まで傾転して横向きに
する。この状態で、作業床10に配置された付着物解体機
８の運転を開始し、付着物解体機８が備えるブーム13の
先端部に取り付けたブレーカ14により取鍋１の側面に付
着したスラグを解体し、掻き落とし除去する。スラグ除
去作業中に発生する粉塵は、集塵ハウス３から外部に漏
れることなく移動式フード４に吸引され、集塵ダクト12
を経て集塵機で集塵される。
塵位置に移動して開口11をカバーすると共に、ダクト連
結装置７を介して集塵ダクト12に接続する。引き続き、
鍋傾転用のクレーンフック６を鍋下部にセットして天井
クレーンを運転し、取鍋１を90度まで傾転して横向きに
する。この状態で、作業床10に配置された付着物解体機
８の運転を開始し、付着物解体機８が備えるブーム13の
先端部に取り付けたブレーカ14により取鍋１の側面に付
着したスラグを解体し、掻き落とし除去する。スラグ除
去作業中に発生する粉塵は、集塵ハウス３から外部に漏
れることなく移動式フード４に吸引され、集塵ダクト12
を経て集塵機で集塵される。
【００１０】取鍋１に付着したスラグの除去作業が完了
したら、クレーンフック６にて取鍋１を180 度まで逆転
させ、内部のスラグをピット９上に排出する。このスラ
グ排出時にも移動式フード４により、同様に粉塵の外部
への漏洩を防止することができる。スラグ排出後は、取
鍋１を直立状態に戻し、再び移動式フード４を退避位置
に移動して開口11を開放し、天井クレーンを用いて取鍋
１を集塵ハウス３外に搬出する。
したら、クレーンフック６にて取鍋１を180 度まで逆転
させ、内部のスラグをピット９上に排出する。このスラ
グ排出時にも移動式フード４により、同様に粉塵の外部
への漏洩を防止することができる。スラグ排出後は、取
鍋１を直立状態に戻し、再び移動式フード４を退避位置
に移動して開口11を開放し、天井クレーンを用いて取鍋
１を集塵ハウス３外に搬出する。
【００１１】このように、取鍋１に付着したスラグの解
体、除去、払出し等を密閉された集塵ハウス３内で実施
することにより、作業環境の改善が達成できる。なお、
前記実施の形態では、取鍋傾転作業を天井クレーンを用
いて行う場合について説明したが、専用の取鍋傾転装置
を設置して行うようにすることもできる。
体、除去、払出し等を密閉された集塵ハウス３内で実施
することにより、作業環境の改善が達成できる。なお、
前記実施の形態では、取鍋傾転作業を天井クレーンを用
いて行う場合について説明したが、専用の取鍋傾転装置
を設置して行うようにすることもできる。
【００１２】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
集塵ハウスは取鍋内に付着したスラグを除去するに十分
な作業スペースを有しており、付着物解体機を用いて取
鍋内のスラグを除去する際に発生する粉塵は、集塵ハウ
スの上部に設けた取鍋出し入れ用の開口をカバーする移
動式フードまたは集塵ハウスに接続した集塵ダクトを介
して回収し集塵するようにしたから、粉塵の外部への漏
洩を防止することができ、作業環境の改善が達成でき
る。なお、移動式フードを退避位置に移動させて行う集
塵ハウス内への取鍋の搬入、搬出時は、スラグ除去作業
を行っていないので粉塵が外部に漏れる恐れは全くな
い。
集塵ハウスは取鍋内に付着したスラグを除去するに十分
な作業スペースを有しており、付着物解体機を用いて取
鍋内のスラグを除去する際に発生する粉塵は、集塵ハウ
スの上部に設けた取鍋出し入れ用の開口をカバーする移
動式フードまたは集塵ハウスに接続した集塵ダクトを介
して回収し集塵するようにしたから、粉塵の外部への漏
洩を防止することができ、作業環境の改善が達成でき
る。なお、移動式フードを退避位置に移動させて行う集
塵ハウス内への取鍋の搬入、搬出時は、スラグ除去作業
を行っていないので粉塵が外部に漏れる恐れは全くな
い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る取鍋のスラグ除去装置を示す概略
側面図である。
側面図である。
１ 取鍋 ２ 鍋受けスタンド ３ 集塵ハウス ４ 移動式フード ５ 走行レール ６ クレーンフック ７ ダクト連結装置 ８ 付着物解体機 ９ ピット 10 作業床 11 開口 12 集塵ダクト 13 ブーム 14 ブレーカ
Claims (1)
- 【請求項１】 取鍋全体を収納して、該取鍋内に付着し
たスラグの除去用作業スペースを有する集塵ハウスと、
この集塵ハウスの上部に設けた取鍋出し入れ用の開口
と、水平方向にスライドして前記開口を開閉する移動式
フードと、該移動式フードまたは前記集塵ハウスに一端
部を、他端部を集塵機にそれぞれ接続された集塵ダクト
と、前記集塵ハウス内に設けられた取鍋受け台に傾転状
態で支持された取鍋内の付着物を除去する付着物解体機
とを具備したことを特徴とする取鍋のスラグ除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8894497A JPH10263797A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 取鍋のスラグ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8894497A JPH10263797A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 取鍋のスラグ除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10263797A true JPH10263797A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13956997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8894497A Pending JPH10263797A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 取鍋のスラグ除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10263797A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008119215A1 (fr) * | 2007-03-30 | 2008-10-09 | China Aluminium International Engineering Corporation Limited | Procédé de nettoyage de poche de coulée à deux opérateurs et ensemble unité de nettoyage à cet effet |
| KR100885948B1 (ko) * | 2002-07-02 | 2009-02-26 | 주식회사 포스코 | 래이들 경동스탠드 새들의 슬래그 제거장치 |
| KR100985273B1 (ko) | 2003-07-24 | 2010-10-04 | 주식회사 포스코 | 흄더스트 커버장치 |
| JP2011056435A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Nishi Nippon Metal:Kk | 移動式集塵フード装置 |
| JP2013072638A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Pan Pacific Copper Co Ltd | スライド式フード装置及びそれを利用した大割場鋳付抜き設備 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP8894497A patent/JPH10263797A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100885948B1 (ko) * | 2002-07-02 | 2009-02-26 | 주식회사 포스코 | 래이들 경동스탠드 새들의 슬래그 제거장치 |
| KR100985273B1 (ko) | 2003-07-24 | 2010-10-04 | 주식회사 포스코 | 흄더스트 커버장치 |
| WO2008119215A1 (fr) * | 2007-03-30 | 2008-10-09 | China Aluminium International Engineering Corporation Limited | Procédé de nettoyage de poche de coulée à deux opérateurs et ensemble unité de nettoyage à cet effet |
| JP2011056435A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Nishi Nippon Metal:Kk | 移動式集塵フード装置 |
| JP2013072638A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-22 | Pan Pacific Copper Co Ltd | スライド式フード装置及びそれを利用した大割場鋳付抜き設備 |
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