JPH10256542A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH10256542A
JPH10256542A JP9057804A JP5780497A JPH10256542A JP H10256542 A JPH10256542 A JP H10256542A JP 9057804 A JP9057804 A JP 9057804A JP 5780497 A JP5780497 A JP 5780497A JP H10256542 A JPH10256542 A JP H10256542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
type
semiconductor
conductivity type
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9057804A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamaguchi
好広 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9057804A priority Critical patent/JPH10256542A/ja
Priority to DE19710487A priority patent/DE19710487A1/de
Priority to US08/816,596 priority patent/US5985708A/en
Publication of JPH10256542A publication Critical patent/JPH10256542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高価な製造工程を要さずに、縦型
パワー素子と付属回路とを十分に絶縁分離でき、高信頼
性で低費用の大電力用集積回路の実現を図る。 【解決手段】 縦型IGBTの外周側をp型ガードリン
グ層41及びn+ 型終端層40で取り囲むと共に、p型
ガードリング層をまたぐように絶縁膜42を介してダイ
オード等の横型素子が配置されるので、縦型IGBTの
阻止状態のとき、終端領域上には基板31から周辺のn
+ 型終端層にかけて等電位線の分布が均等化され、この
等電位線が絶縁層上の高抵抗半導体層にも走るため、高
抵抗半導体層を薄く形成しても横型素子を高耐圧化でき
る。即ち縦型及び横型半導体素子の双方にて、等電位線
の分布を均等化して電界集中を阻止するので、高価とな
る製造工程を要さずに、縦型パワー素子とその付属回路
とを十分に絶縁分離でき、もって、高信頼性で低費用の
大電力用集積回路を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ装置な
どに適用される大電力用の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路は単結晶シリコンを用い
て作成されてきた。近年、素子の微細化技術の発展に伴
って大規模な集積化が可能となり、種々の回路の集積化
やシステムを1チップ上に集積化する動向が明確になっ
てきている。このような状況下では、高耐圧素子やパワ
ー素子、アナログ回路やデジタル回路などの異種回路の
一体化が要求されている。
【0003】この種の一体化が要求される装置として
は、主には大電力用の縦型パワー素子とその制御回路と
が一体形成可能な構成を有しており、例えば直流モータ
を駆動するインバータ装置がある。
【0004】図14及び図15は係るインバータ装置の
構成図である。この装置は、パワー素子がIGBTの例
である。このインバータ装置は、3相インバータを構成
する6個のIGBT1〜6と、各IGBT1〜6に並列
接続される6個のダイオード11D〜16Dと、各IG
BT1〜6を駆動する駆動回路IC20を備えている。
但し、このインバータ装置は、個別のIGBT1〜6、
ダイオード11D〜16D、駆動回路20から構成され
る。
【0005】図15中、駆動回路20で破線に囲まれた
部分は、上段のIGBT1〜3を駆動する上段駆動回路
20aである。上段駆動回路20aは、レベルシフタの
高耐圧MOSFET21にオン信号が入ると、MOSF
ET21に定電流が流れ、CMOSロジック等で構成さ
れた上段のCMOS駆動回路22を動作させて、上段の
IGBT1〜3を駆動する構成である。
【0006】上段の駆動回路の電源は、高耐圧ダイオー
ド23によりコンデンサ24に電気的にチャージさせた
電荷を用いている。このように、インバータ装置は、部
品点数が多く、高価であるため、高耐圧パワー素子とそ
の制御回路との集積化による低廉化が強く望まれてい
る。
【0007】しかしながら、高耐圧大電流素子(IGB
T)に駆動回路20の如き制御回路を搭載すると、大電
流素子の発生するノイズの為に制御回路が誤動作する可
能性がある。この誤動作を避けるためには、制御回路と
パワー素子とを酸化膜などで完全に分離することが好ま
しい。
【0008】係るパワー素子とその付属回路とを電気的
に十分に分離する技術としては、pn接合分離技術では
困難であるが、容易な分離技術として、通常、誘電体分
離やSOI(Silicon On Insulator)基板が用いられて
いる。この種の誘電体分離技術で、耐圧600Vを越え
る構造を形成すると、SOI層及び埋め込み分離層を厚
く形成する必要があり、非常に高価になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように半導
体装置では、縦型パワー素子と付属回路との集積化によ
る低廉化が望まれるが、両者を十分に絶縁分離するため
の製造工程により、費用を増大させてしまう問題があ
る。
【0010】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、高価となる製造工程を要さずに、縦型パワー素子と
その付属回路とを十分に絶縁分離でき、もって、高信頼
性で低費用の大電力用集積回路を実現し得る半導体装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の表面
に形成されたドレイン層と、前記ドレイン層の表面上に
形成されたドレイン電極と、前記半導体基板における前
記ドレイン層とは反対側の表面に選択的に形成された第
2導電型ベース層と、前記第2導電型ベース層の表面に
選択的に形成された第1導電型ソース層と、前記第1導
電型ソース層と前記第2導電型ベース層とに形成された
ソース電極と、前記第1導電型ソース層と前記半導体基
板とに挟まれた前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁
膜を介して形成されたゲート電極とを備えた縦型半導体
素子と;前記半導体基板表面における前記ドレイン層と
は反対側の表面に、前記縦型半導体素子を取り囲むよう
に選択的に形成された第2導電型ガードリング層と;前
記半導体基板よりも高いキャリア密度を有し、前記第2
導電型ガードリング層を取り囲むように前記半導体基板
表面に選択的に形成された第1導電型終端層と;前記半
導体基板における前記縦型半導体素子を取り囲む領域上
に形成された絶縁層と;前記半導体基板表面に選択的に
形成された前記第2導電型ベース層の一部から前記第2
導電型ガードリング層を介して前記第1導電型終端層に
至る領域上に前記絶縁層を介して形成され、第1電極
と、第2電極と、これら両電極間の電流路となるドリフ
ト領域を有する高抵抗半導体層とを備えた横型半導体素
子とを具備した半導体装置であって、前記横型半導体素
子のドリフト領域の長さは、前記第2導電型ベース層と
前記第1導電型終端層との間の前記半導体基板表面の距
離にほぼ等しい半導体装置である。
【0012】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する半導体装置において、前記高抵抗半導体層
としては、単結晶シリコン基板が前記絶縁層に直接接合
されることにより形成された半導体装置である。
【0013】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応する半導体装置において、前記高抵抗半導体
層としては、多結晶シリコンにより構成された半導体装
置である。
【0014】また、請求項4に対応する発明は、請求項
1に対応する半導体装置において、前記横型半導体素子
の周囲には素子分離のためのトレンチが形成された半導
体装置である。 (作用)従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、縦型半導体素子の外周側を
第2導電型ガードリング層及び第1導電型終端層で取り
囲むと共に、この第2導電型ガードリング層をまたぐよ
うに絶縁膜を介して横型半導体素子が配置されるので、
縦型半導体素子の阻止状態のとき、終端領域上には半導
体基板から周辺の第1導電型終端層にかけて等電位線の
分布が均等化され、且つこの等電位線が絶縁層上の高抵
抗半導体層にも走るため、この高抵抗半導体層を薄く形
成しても横型半導体素子を高耐圧化することができる。
【0015】すなわち、縦型及び横型半導体素子の双方
にて、等電位線の分布を均等化して電界集中を阻止する
終端構造なので、高価となる製造工程を要さずに、縦型
パワー素子とその付属回路とを十分に絶縁分離でき、も
って、高信頼性で低費用の大電力用集積回路を実現させ
ることができる。
【0016】また、請求項2に対応する発明は、高抵抗
半導体層としては、単結晶シリコン基板が絶縁層に直接
接合されることにより形成されるので、請求項1に対応
する作用を容易且つ確実に奏することができる。
【0017】さらに、請求項3に対応する発明は、高抵
抗半導体層が、多結晶シリコンにより構成されるので、
請求項1に対応する作用を容易且つ確実に奏することが
でき、また、厚さの均一な高抵抗半導体層の薄膜を容易
に形成することができる。多結晶シリコンを形成する方
法としては、多結晶シリコンを絶縁層に堆積する方法、
あるいは絶縁層にアモルファスシリコンを堆積させて、
これを多結晶化する方法等を用いれば良い。
【0018】また、請求項4に対応する発明は、横型半
導体素子の周囲には素子分離のためのトレンチが形成さ
れているので、請求項1に対応する作用に加え、複数の
横型半導体素子間の素子分離を容易且つ確実にとり、素
子動作の信頼性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の
形態に係る半導体装置の平面図である。図2は図1の2
−2線矢視断面図であり、図3は図1の3−3線矢視断
面図である。
【0020】この半導体装置においては、基板の中央領
域に形成された縦型IGBTと、基板の周辺領域に形成
された高耐圧MOSFET、高耐圧ダイオード及びCM
OS等の横型の付属回路とを備えている。
【0021】IGBTにおいては、高抵抗のn- 型ベー
ス層31の表面に選択的にp型ベース層32及びp型ウ
ェル層33が形成されている。p型ベース層32とp型
ウェル層33とに取り囲まれて露出されるn- 型ベース
層31の表面には絶縁層34を介してゲート電極35が
形成されている。p型ベース層32とp型ウェル層33
との表面には選択的にn+ 型ソース層36が形成されて
いる。このn+ 型ソース層36上とp型ベース層32上
には双方にオーミックコンタクトする共通のソース電極
37が形成されている。
【0022】また、n- 型ベース層31におけるp型ベ
ース層32とは反対側の表面には高濃度のp+ 型ドレイ
ン層38が形成されている。p+ 型ドレイン層38上に
はオーミックコンタクトするドレイン電極39が形成さ
れている。なお、ドレイン層38をp型に代えてn型と
すれば縦型MOSFETとなる。
【0023】このような縦型IGBTを取り囲む領域に
おいては、p型ベース層32の周囲にp型ベース層32
から一定間隔を隔てて高濃度のn+ 型層40が形成され
ている。p型ベース層32とn+ 型層40とに挟まれる
n- 型ベース層31の表面には複数のp型ガードリング
層41が選択的に形成されている。p型ベース層32か
らn- 型ベース層31及び各ガードリング層41を介し
てn+ 型層40に至る領域の上には、共通の絶縁膜42
を介して高抵抗半導体層43が形成されている。この高
抵抗半導体層43は、高耐圧MOSFET、高耐圧ダイ
オード及びCMOSが形成されている。
【0024】高耐圧MOSFETは、図2に示すよう
に、高抵抗半導体層としてのn- 型ドリフト層51中
に、IGBTのp型ベース層32上方に位置するp型ベ
ース層52が絶縁膜に達する深さまで形成されている。
p型ベース層52表面には、n+型ソース層53及びp+
型層54が選択的に形成されている。
【0025】一方、基板周辺部のn+ 型層40上方に位
置してn- 型ドリフト層51表面にはn+ 型ドレイン層
55が選択的に形成されている。n+ 型ソース層53の
一部からp型ベース層52を介してn- 型ドリフト層5
1に至る領域上には絶縁膜56を介してゲート電極57
が形成されている。
【0026】p+ 型層54にはp型ベース電極58が形
成されている。n+ 型ソース層53にはソース電極59
が形成されている。n+ 型ドレイン層55にはドレイン
電極60が形成されている。
【0027】なお、p型ベース層52とn+ 型ドレイン
層55との間のn- 型ドリフト層51の長さは、主IG
BTにおけるp型ベース層32とn+ 型層40との間の
n-型ベース層31の距離と略同一値に設定されてい
る。以上のようなMOSFETは、周囲にトレンチ61
が形成され、素子分離されている。
【0028】高耐圧ダイオードは、図3に示すように、
高抵抗半導体層43としてのn- 型ドリフト層62中
に、IGBTのp型ベース層32上方に位置するp型ア
ノード層63が絶縁膜42に達する深さまで形成されて
いる。p型アノード層63表面にはp+ 型層64が選択
的に形成されている。
【0029】一方、基板周辺部のn+ 型層40上方に位
置してn- 型ドリフト層62表面にはn+ 型カソード層
65が選択的に形成されている。p+ 型層64にはアノ
ード電極66が形成されている。n+ 型カソード層65
にはカソード電極67が形成されている。
【0030】p型アノード層63とn+ 型カソード層6
5との間のn- 型ドリフト層62の長さは、主IGBT
におけるp型ベース層32とn+ 型層40との間のn-
型ベース層31の距離と略同一値に設定されている。以
上のような高耐圧ダイオードは、周囲にトレンチ61が
形成され、素子分離されている。
【0031】CMOSは、基板周辺部のn+ 型層40上
に位置する絶縁膜42上に形成される。なお、CMOS
下方のn+ 型層40は各ガードリング層41よりも外周
側であり、ほぼ等電位な領域となっている。このCMO
Sは、絶縁膜42上の高抵抗半導体層43としてのn-
型層71中に、p型層72が絶縁膜42に達する深さま
で形成されている。
【0032】p型層72表面には、n+ 型ソース層73
及びn+ 型ドレイン層74が選択的に形成されている。
このn+ 型ソース層73の一部からp型層72を介して
n+型ドレイン層74に至る領域の上には絶縁膜75を
介してゲート電極76が形成されている。n+ 型ソース
層73にはソース電極77が形成されている。n+ 型ド
レイン層74にはドレイン電極78が形成されている。
このp型層72に関する構成がnMOSである。
【0033】同様にpMOSは、n- 型層71表面に
は、p+ 型ソース層81及びp+ 型ドレイン層82が選
択的に形成されている。このp+ 型ソース層81の一部
からp型層71を介してp+ 型ドレイン層82に至る領
域の上には絶縁膜83を介してゲート電極84が形成さ
れている。p+ 型ソース層81にはソース電極85が形
成されている。p+ 型ドレイン層82にはドレイン電極
86が形成されている。このn- 型層71に関する構成
がpMOSである。
【0034】次に、この半導体装置の製造工程について
図4〜図11を参照して説明する。なお、前述した構成
と同一要素はaの添字を付して述べる。いま、図4に示
すように、n- 型基板としてのn- 型ベース層31の一
方の表面には、p+ 型ドレイン層38が形成される。ま
た、n- 型ベース層31の他方の表面には、選択的にn
+ 型層40、p型ベース層32、ガードリング層41が
形成される。しかる後、n- 型ベース層31におけるp
+ 型ドレイン層38とは異なる表面には、全面に約1μ
m厚の酸化膜42aが形成される。
【0035】次に、図5に示すように、酸化膜42a上
に約2μm厚のn- 型層43aが形成される。このn-
型層43aはシリコン直接接合技術、多結晶シリコン堆
積技術、又はアモルファスシリコンからの多結晶シリコ
ン形成技術などにより、容易に形成可能である。このn
- 型層43a表面は酸化膜が形成され、この酸化膜が選
択的にエッチング除去される。
【0036】さらに図6に示すように、残った酸化膜9
0をマスクとしてIGBTのソース・ゲート・p型ベー
ス層32となる領域上のn- 型層43aが除去される。
このとき、高耐圧MOSFET及び高耐圧ダイオードの
周辺のトレンチ61が同時に形成される。
【0037】また、図7に示すようにトレンチ61側壁
に酸化膜91が形成され、多結晶シリコン92の堆積に
よりトレンチ61が埋込まれる。さらに、図8に示すよ
うに、表面の多結晶シリコン及び酸化膜90が除去さ
れ、各素子用のp型ウェル層33,52,72が形成さ
れる。次に、図9に示すように、ゲート絶縁膜34,5
6,75,83となる酸化膜34aと、多結晶シリコン
のゲート電極35,57,76,84とが順次形成され
る。
【0038】次に、図10に示すように、各n+ 型層が
イオン注入及び拡散により、形成される。すなわち、I
GBTのn+ 型ソース層36、高耐圧MOSFETのn
+ 型ソース層36、n+ 型ドレイン層55、高耐圧ダイ
オードのn+ 型カソード層65、CMOSにおけるnM
OSのn+ 型ソース層73、n+ 型ドレイン層74及び
最外周のn+ 型層93が形成される。また、各p+ 型層
がイオン注入及び拡散により形成される。すなわち、I
GBTのp+ 型ベースコンタクト層94、高耐圧ダイオ
ードのアノードコンタクト層としてのp+ 型層64、C
MOSにおけるpMOSのp+ 型ソース層81及びp+
型ドレイン層82が形成される。
【0039】そして、図11(又は図2,図3)に示す
ように、この表面に酸化膜95、コンタクトホール及び
各電極が順次形成され、37,58〜60,66〜6
7,77〜78,85〜86,半導体装置が完成され
る。
【0040】さて、このように構成した半導体装置にお
いて、IGBTのドレイン電極39に正、ソース電極3
7に負の電圧を印加すると、n- 型ベース層31に空乏
層が広がる。ここで、IGBT周囲のn- 型層31に
は、ガードリング層41の作用により、図12及び図1
3に示すように等電位線96が均等に形成される。この
等電位線96は、高耐圧MOSFET及び高耐圧ダイオ
ードのn- 型ドリフト層51,62にも形成され、n-
型ドリフト層51,62に均等な電位分布を作る。
【0041】よって、これらn- 型ドリフト層51,6
2内での電界集中が発生せず、活性層が薄くても高耐圧
化を実現できる。このため、高耐圧MOSFET及び高
耐圧ダイオードを実現でき、上段素子の駆動回路を下段
のIGBT上に集積できる。
【0042】すなわち、例えば図14及び図15に示し
たインバータ装置のIGBT4〜6(又はMOSFE
T)上に、駆動回路20a,20bとしての高耐圧MO
SFET21、CMOS駆動回路22及び高耐圧ダイオ
ード23を集積化できるため、部品数を削減でき、低費
用のインバータ装置を提供できる。
【0043】上述したように本実施形態によれば、縦型
及び横型半導体素子の双方にて、等電位線の分布を均等
化して電界集中を阻止する終端構造なので、高価となる
製造工程を要さずに、縦型パワー素子とその付属回路と
を十分に絶縁分離でき、もって、高信頼性で低費用の大
電力用集積回路を実現させることができる。
【0044】なお、高抵抗半導体層としてのn- 型層4
3aは、単結晶シリコン基板が酸化膜42aに直接接合
されて形成された場合、上記作用効果を容易且つ確実に
奏することができる。また、n- 型層43aは、多結晶
シリコンが酸化膜42aに堆積されて形成された場合、
上記作用効果に加え、厚さの均一な薄膜として容易に形
成することができる。
【0045】また、横型半導体素子の周囲には素子分離
のためのトレンチ61が形成されているので、複数の横
型半導体素子間の素子分離を容易且つ確実にとり、素子
動作の信頼性を向上させることができる。
【0046】以上、本発明の一実施の形態を説明した
が、本発明は上述の実施の形態に限定されない。また、
本実施の形態は、終端構造に特徴があるため、縦型半導
体素子及び横型半導体素子の構造は任意に変更可能であ
る。例えば横型半導体素子は、IGBT等でもよい。さ
らに、IGBTのp型ドレインとn- 型ベース層との間
にn- 型ベース層より濃度の高いn型バッファ層を入れ
た構造でもよい。 (他の実施の形態)上記全ての実施の形態では、第1導
電型をn型とし、第2導電型をp型とした場合について
説明したが、これに限らず、第1導電型をp型とし、第
2導電型をn型としても、本発明を同様に実施して同様
の効果を得ることができる。その他、本発明はその要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
価となる製造工程を要さずに、縦型パワー素子とその付
属回路とを十分に絶縁分離でき、もって、高信頼性で低
費用の大電力用集積回路を実現できる半導体装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の平面
【図2】図1の2−2線矢視断面図
【図3】図1の3−3線矢視断面図
【図4】同実施の形態における製造工程図
【図5】同実施の形態における製造工程図
【図6】同実施の形態における製造工程図
【図7】同実施の形態における製造工程図
【図8】同実施の形態における製造工程図
【図9】同実施の形態における製造工程図
【図10】同実施の形態における製造工程図
【図11】同実施の形態における製造工程図
【図12】同実施の形態における等電位線の分布を示す
【図13】同実施の形態における等電位線の分布を示す
【図14】一般的なインバータ装置の構成図
【図15】一般的なインバータ装置の構成図
【符号の説明】
31…n- 型ベース層 32,52…p型ベース層 33…p型ウェル層 34,42,56,75,83…絶縁膜 36,53,73…n+ 型ソース層 37,59,77,85…ソース電極 38,82…p+ 型ドレイン層 39,78,86…ドレイン電極 40,93…n+ 型層 43…高抵抗半導体層 51,62…n- 型ドリフト層 54,64…p+ 型層 55,74…n+ 型ドレイン層 61…トレンチ 63…p型アノード層 65…n+ 型カソード層 71…n- 型層 81…p+ 型ソース層 90,91,34a,95…酸化膜 94…p+ 型ベースコンタクト層 96…等電位線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の表面に形成されたドレイン層と、 前記ドレイン層の表面上に形成されたドレイン電極と、 前記半導体基板における前記ドレイン層とは反対側の表
    面に選択的に形成された第2導電型ベース層と、 前記第2導電型ベース層の表面に選択的に形成された第
    1導電型ソース層と、 前記第1導電型ソース層と前記第2導電型ベース層とに
    形成されたソース電極と、 前記第1導電型ソース層と前記半導体基板とに挟まれた
    前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介して形成
    されたゲート電極とを備えた縦型半導体素子と;前記半
    導体基板表面における前記ドレイン層とは反対側の表面
    に、前記縦型半導体素子を取り囲むように選択的に形成
    された第2導電型ガードリング層と;前記半導体基板よ
    りも高いキャリア密度を有し、前記第2導電型ガードリ
    ング層を取り囲むように前記半導体基板表面に選択的に
    形成された第1導電型終端層と;前記半導体基板におけ
    る前記縦型半導体素子を取り囲む領域上に形成された絶
    縁層と;前記半導体基板表面に選択的に形成された前記
    第2導電型ベース層の一部から前記第2導電型ガードリ
    ング層を介して前記第1導電型終端層に至る領域上に前
    記絶縁層を介して形成され、第1電極と、第2電極と、
    これら両電極間の電流路となるドリフト領域を有する高
    抵抗半導体層とを備えた横型半導体素子とを具備した半
    導体装置であって、 前記横型半導体素子のドリフト領域の長さは、前記第2
    導電型ベース層と前記第1導電型終端層との間の前記半
    導体基板表面の距離にほぼ等しいことを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記高抵抗半導体層は、単結晶シリコン基板が前記絶縁
    層に直接接合されることにより形成されたことを特徴と
    する半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記高抵抗半導体層は、多結晶シリコンにより構成され
    たことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記横型半導体素子の周囲は素子分離のためのトレンチ
    が形成されたことを特徴とする半導体装置。
JP9057804A 1996-03-13 1997-03-12 半導体装置 Pending JPH10256542A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9057804A JPH10256542A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 半導体装置
DE19710487A DE19710487A1 (de) 1996-03-13 1997-03-13 Halbleitervorrichtung
US08/816,596 US5985708A (en) 1996-03-13 1997-03-13 Method of manufacturing vertical power device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9057804A JPH10256542A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10256542A true JPH10256542A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13066114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9057804A Pending JPH10256542A (ja) 1996-03-13 1997-03-12 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10256542A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377366C (zh) * 2003-12-19 2008-03-26 三洋电机株式会社 半导体装置
JP2009130096A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 制御回路を備える半導体装置
JP2010141244A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置
US7943439B2 (en) 2008-05-22 2011-05-17 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377366C (zh) * 2003-12-19 2008-03-26 三洋电机株式会社 半导体装置
US7399999B2 (en) 2003-12-19 2008-07-15 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor device
JP2009130096A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 制御回路を備える半導体装置
US7943439B2 (en) 2008-05-22 2011-05-17 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor apparatus
JP2010141244A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6130458A (en) Power IC having SOI structure
US5241210A (en) High breakdown voltage semiconductor device
US5449946A (en) Semiconductor device provided with isolation region
JPH04275450A (ja) 集積回路装置
US6570229B1 (en) Semiconductor device
JPH0955498A (ja) 高耐圧icおよびそれに用いる高耐圧接合終端構造と高耐圧misトランジスタ
US20070096174A1 (en) Semiconductor device having PN junction diode and method for manufacturing the same
US7719077B2 (en) Method for the production of a semiconductor component
JPH01103851A (ja) 高耐圧半導体素子
GB2338344A (en) Field plates for semiconductor devices
JPH07183412A (ja) パワーデバイス及び低圧デバイスを有する集積回路装置
JP3827954B2 (ja) Pn分離層をもつigbt
JP3354127B2 (ja) 高電圧素子及びその製造方法
US6525392B1 (en) Semiconductor power device with insulated circuit
JP3275850B2 (ja) 高耐圧ダイオードとその製造方法
JPH10256542A (ja) 半導体装置
JPH06151576A (ja) Soi半導体装置
JP3161091B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2004006555A (ja) 半導体装置
JP2004363136A (ja) 半導体回路装置
JP3217552B2 (ja) 横型高耐圧半導体素子
JP3952967B2 (ja) 高耐圧ic
US20060154430A1 (en) Soi structure comprising substrate contacts on both sides of the box, and method for the production of such a structure
JP4193662B2 (ja) トレンチ横型伝導度変調半導体装置および半導体装置の製造方法
JP3691943B2 (ja) 高耐圧半導体装置