JPH10238503A - 圧力制御回路 - Google Patents

圧力制御回路

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JPH10238503A
JPH10238503A JP5704097A JP5704097A JPH10238503A JP H10238503 A JPH10238503 A JP H10238503A JP 5704097 A JP5704097 A JP 5704097A JP 5704097 A JP5704097 A JP 5704097A JP H10238503 A JPH10238503 A JP H10238503A
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Makoto Yamamura
真 山村
Masayuki Nakamura
雅之 中村
Yoshitaka Mizuta
水田義隆
Kazuaki Takada
和明 高田
Rei Ishichi
令 石地
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードセンシング機能を利用して、アクチュ
エータに合わせて、回路の最高圧を高圧にも低圧にも設
定できる圧力制御回路を提供することである。 【解決手段】 セレクタバルブ21は、通常は低圧リリ
ーフバルブ22を負荷圧選択ライン12から遮断した状
態に保ち、低圧系ライン17に圧力が発生したとき、低
圧リリーフバルブ22を負荷圧選択ライン12に連通す
る構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーショベル
等の建設機械に用いられる圧力制御回路に係り、特に、
高圧系アクチュエータと低圧系アクチュエータとを備え
た圧力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル等の建設機械に用いられ
る圧力制御回路としては、例えば、図5に示すものがあ
った。ポンプ101には、切換弁102〜105をタン
デムに接続している。そして、切換弁102、103に
は、走行用モータ等の高圧系アクチュエータ106、1
07を、また、切換弁104、105には、作業用アク
チュエータ等の低圧系アクチュエータ108、109を
接続している。低圧系アクチュエータ108、109に
流れる流量を制御する切換弁104、105は、その両
パイロット室104a、104b、105a、105b
に導いたパイロット圧によって切換えるようにしてい
る。
【0003】このようにした圧力制御回路では、例え
ば、高圧系アクチュエータ106、107のみを使用し
ているときには、回路の最高圧を高圧に設定しておけば
よい。ただし、低圧系アクチュエータ108、109を
使用するときには、これらアクチュエータ108、10
9等を保護するために、回路の最高圧を低圧に設定しな
ければならない。そこで、ポンプライン110には、高
圧リリーフバルブ111と低圧リリーフバルブ112と
を接続している。そして、これらリリーフバルブ11
1、112とポンプライン110との間に、セレクタバ
ルブ113を介在させている。
【0004】セレクタバルブ113は、通常、スプリン
グ114によって、高圧リリーフバルブ111をポンプ
ライン110に連通し、かつ、低圧リリーフバルブ11
2をポンプライン110から遮断している。この状態で
は、高圧リリーフバルブ111が機能して、回路の最高
圧が、高圧系アクチュエータ106、107に合わせた
高圧に設定されている。
【0005】それに対して、低圧系アクチュエータ10
8、109を使用するため、パイロット圧を切換弁10
4、105のパイロット室104a、104b、105
a、105bに導くと、そのパイロット圧のうち最高圧
力がシャトル弁115で選択され、セレクタバルブ11
3の圧力室113aに導かれる。したがって、セレクタ
バルブ113はスプリング114に抗して切換わり、低
圧リリーフバルブ112をポンプライン110に連通
し、かつ、高圧リリーフバルブ111をポンプライン1
10から遮断する。この状態では、低圧リリーフバルブ
112が機能して、回路の最高圧が、低圧系アクチュエ
ータ108、109に合わせた低圧に設定されることに
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
の圧力制御回路では、パイロット圧を選択してセレクタ
バルブ113の圧力室113aに導く回路系が別に必要
となり、回路全体が複雑になって、コストもかかってし
まう。また、低圧系アクチュエータ108、109を制
御する切換弁104、105を、例えばマニュアル操作
にしたような場合等には、パイロット圧を利用できな
ず、他の方法でセレクタバルブ113を切換えるように
しなければならない。この発明の目的は、ロードセンシ
ング機能を利用して、回路の最高圧を高圧にも低圧にも
設定できる圧力制御回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、圧力制御
回路に係り、可変容量型ポンプと、少なくとも一つの高
圧系アクチュエータと、少なくとも一つの低圧系アクチ
ュエータと、これらアクチュエータのそれぞれと可変容
量型ポンプとの接続途中に設けた切換弁と、高圧系アク
チュエータの最高負荷圧が導かれる高圧系ラインと、低
圧系アクチェータの最高負荷圧が導かれる低圧系ライン
と、これら高圧系ライン及び低圧系ラインの最高負荷圧
のうち高い方が選択されて導かれる負荷圧選択ライン
と、可変容量型ポンプの吐出圧を、負荷圧選択ラインに
導かれた最高負荷圧よりも所定圧だけ高く保つよう可変
容量型ポンプを制御するポンプ制御機構と、可変容量型
ポンプの吐出最高圧を決める高圧リリーフバルブと、負
荷圧選択ライン接続した低圧リリーフバルブと、低圧リ
リーフバルブと負荷圧選択ラインとの間に介在させたセ
レクタバルブとを備え、上記セレクタバルブは、通常は
低圧リリーフバルブを負荷圧選択ラインから遮断した状
態に保ち、低圧系ラインに圧力が発生したとき、低圧リ
リーフバルブを負荷圧選択ラインに連通する構成にした
点に特徴を有する。
【0008】第2の発明は、圧力制御回路に係り、可変
容量型ポンプと、少なくとも一つの高圧系アクチュエー
タと、少なくとも一つの低圧系アクチュエータと、これ
らアクチュエータのそれぞれと可変容量型ポンプとの接
続途中に設けた切換弁と、高圧系アクチュエータの最高
負荷圧が導かれる高圧系ラインと、低圧系アクチェータ
の最高負荷圧が導かれる低圧系ラインと、これら高圧系
ライン及び低圧系ラインの最高負荷圧のうち高い方が選
択されて導かれる負荷圧選択ラインと、可変容量型ポン
プの吐出圧を、負荷圧選択ラインに導かれた最高負荷圧
よりも所定圧だけ高く保つよう可変容量型ポンプを制御
するポンプ制御機構と、負荷圧選択ライン接続した低圧
リリーフバルブと、負荷圧選択ラインに接続した高圧リ
リーフバルブと、両リリーフバルブと負荷圧選択ライン
との間に介在させたセレクタバルブとを備え、上記セレ
クタバルブは、通常は高圧リリーフバルブを負荷圧選択
ラインに連通し、かつ、低圧リリーフバルブを負荷圧選
択ラインから遮断した状態に保ち、低圧系ラインに圧力
が発生したとき、高圧リリーフバルブを負荷圧選択ライ
ンから遮断し、かつ、低圧リリーフバルブを負荷圧選択
ラインに連通する構成にした点に特徴を有する。
【0009】第3の発明は、圧力制御回路に係り、可変
容量型ポンプと、少なくとも一つの高圧系アクチュエー
タと、少なくとも一つの低圧系アクチュエータと、これ
らアクチュエータのそれぞれと可変容量型ポンプとの接
続途中に設けた切換弁と、高圧系アクチュエータの最高
負荷圧が導かれる高圧系ラインと、低圧系アクチェータ
の最高負荷圧が導かれる低圧系ラインと、これら高圧系
ライン及び低圧系ラインの最高負荷圧のうち高い方が選
択されて導かれる負荷圧選択ラインと、可変容量型ポン
プの吐出圧を、負荷圧選択ラインに導かれた最高負荷圧
よりも所定圧だけ高く保つよう可変容量型ポンプを制御
するポンプ制御機構と、負荷圧選択ラインに接続したリ
リーフバルブとを備え、上記リリーフバルブを、スプリ
ングのイニシャル荷重によって高圧リリーフバルブとし
て設定するとともに、そのスプリングに取り付け長さ変
更手段を連係させ、低圧系ラインに圧力が発生したと
き、その圧力によって取り付け長さ変更手段が作動し、
スプリングのイニシャル荷重を変化させて、リリーフバ
ルブを低圧リリーフバルブとして機能させる構成にした
点に特徴を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の圧力制御弁の
第1実施例を示す。可変容量型ポンプ1には、切換弁2
〜5をパラレルに接続している。そして、切換弁2、3
には、走行用モータ等の高圧系アクチュエータ6、7
を、また、切換弁4、5には、作業用アクチュエータ等
の低圧系アクチュエータ8、9を接続している。この圧
力制御回路では、ロードセンシング機能を持たせ、可変
容量型ポンプ1の吐出圧を、アクチュエータの最高負荷
圧よりも所定圧だけ高く保つようにしている。
【0011】可変容量型ポンプ1の斜板には、制御シリ
ンダ10を連係させている。そして、制御バルブ11に
よって可変容量型ポンプ1の吐出圧から制御圧力を生成
し、この制御圧力を制御シリンダ10の圧力室10aに
導いている。制御バルブ11は、その一方のパイロット
室11aに、可変容量型ポンプ1の吐出圧を導いてい
る。また、他方のパイロット室11bには、負荷圧選択
ライン12を介してアクチュエータの最高負荷圧を導い
ている。したがって、可変容量型ポンプ1の吐出圧によ
る作用力が、アクチュエータの最高負荷圧による作用力
とスプリング13のバネ力とにバランスした位置で、制
御圧力を生成することになる。この制御圧力が圧力室1
0aに導かれると、制御シリンダ10は、可変容量型ポ
ンプ1の傾転角を変えて、その吐出圧を変化させる。し
たがって、可変容量型ポンプ1の吐出圧は、アクチュエ
ータの最高負荷圧よりもスプリング13のバネ力に相当
する分だけ高く保たれることになる。
【0012】上記のようなロードセンシング機能を持た
せるためには、アクチュエータの最高負荷圧を選択しな
ければならないが、ここでは、まず、高圧系アクチュエ
ータ6、7側の最高負荷圧をシャトル弁14によって選
択して高圧系ライン15に導き、また、低圧系アクチュ
エータ8、9側の最高負荷圧をシャトル弁16によって
選択して低圧系ライン17に導いている。そして、これ
ら高圧系ライン15及び低圧系ライン17の最高負荷圧
のうち高い方をシャトル弁18で選択して、上記負荷圧
選択ライン12に導いている。
【0013】ここで、ポンプライン19には、高圧リリ
ーフバルブ20を接続している。この高圧リリーフバル
ブ20は、そのリリーフ圧が比較的高く設定され、サー
ジカットするとともに、可変容量型ポンプ1の吐出圧が
異常に高くなるのを防止している。また、負荷圧選択ラ
イン12には、セレクタバルブ21を介して低圧リリー
フバルブ22を接続している。この低圧リリーフバルブ
22は、そのリリーフ圧が低圧系アクチュエータ8、9
に合わせて比較的低く設定されている。
【0014】セレクタバルブ21は、通常、スプリング
23によって図1の切換位置を保ち、低圧リリーフバル
ブ22を負荷圧選択ライン12から遮断している。この
状態では、低圧リリーフバルブ22は機能せず、回路の
最高圧は上記高圧リリーフバルブ20によって決められ
ることになる。そして、このセレクタバルブ21には、
低圧系ライン17の圧力をパイロット圧として導いてい
る。したがって、低圧系ライン17に圧力が発生する
と、セレクタバルブ21はスプリング23に抗して切換
わり、低圧リリーフバルブ22を負荷圧選択ライン12
に連通する。この状態では、低圧リリーフバルブ22が
機能して、回路の最高圧はこの低圧リリーフバルブ22
によって決められることになる。
【0015】次に、この第1実施例の圧力制御回路の作
用を説明する。いま、例えば、高圧系アクチュエータ
6、7のみを使用しているとする。このとき、低圧系ア
クチュエータ8、9には負荷圧が発生しないので、低圧
系ライン17に圧力が発生しない。したがって、セレク
タバルブ21は、スプリング23によって図1の切換位
置を保ち、低圧リリーフバルブ22を負荷圧選択ライン
12から遮断している。この状態では、前述したよう
に、低圧リリーフバルブ22は機能せず、回路の最高圧
は上記高圧リリーフバルブ20によって決められること
になる。
【0016】それに対して、低圧系アクチュエータ8、
9を使用したら、そこにも負荷圧が発生し、低圧系ライ
ン17には圧力が発生する。したがって、この低圧系ラ
イン17の圧力がパイロット圧として導かれ、セレクタ
バルブ21はスプリング23に抗して切換わり、低圧リ
リーフバルブ22を負荷圧選択ライン12に連通する。
この状態では、前述したように、低圧リリーフバルブ2
2が機能して、回路の最高圧はこの低圧リリーフバルブ
22によって決められることになる。
【0017】このようにした第1実施例の圧力制御回路
では、例えば、高圧系アクチュエータ6、7のみを使用
しているときには、回路の最高圧を高圧に設定しておく
ことができる。そして、低圧系アクチュエータ8、9を
使用するときには、回路の最高圧を低圧に設定すること
ができ、これら低圧系アクチュエータ8、9等を保護す
ることができる。そして、ロードセンシング機能には、
アクチュエータの最高負荷圧を選択する回路系が必要で
あることに着目し、その回路系を利用してセレクタバル
ブ21を切換えている。したがって、セレクタバルブ2
1を切換えるために別な回路系を設ける必要がなく、回
路全体はそのままで、コストもかからない。もちろん、
低圧系アクチュエータ8、9を制御する切換弁4、5
を、どのような方法で操作しても関係がなく、利用範囲
が限定されることがない。
【0018】図2に示す第2実施例では、ポンプライン
19に高圧リリーフバルブ20を設けるのではなく、負
荷圧選択ライン12に、低圧リリーフバルブ24と高圧
リリーフバルブ25とを接続している。そして、これら
リリーフバルブ24、25と負荷圧選択ライン12との
間には、セレクタバルブ26を介在させている。ただ
し、それ以外の構成については上記第1実施例と同じな
ので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0019】セレクタバルブ26は、通常、スプリング
27によって図2の切換位置を保ち、低圧リリーフバル
ブ24を負荷圧選択ライン12から遮断し、かつ、高圧
リリーフバルブ25を負荷圧選択ライン12に連通して
いる。この状態では、高圧リリーフバルブ25が機能し
て、回路の最高圧はこの高圧リリーフバルブ25によっ
て決められることになる。そして、第1実施例と同様
に、低圧系ライン17に圧力が発生すると、それがパイ
ロット圧としてセレクタバルブ26に導かれる。したが
って、セレクタバルブ26はスプリング27に抗して切
換わり、低圧リリーフバルブ24を負荷圧選択ライン1
2に連通し、かつ、高圧リリーフバルブ25を負荷圧選
択ライン12から遮断する。この状態では、低圧リリー
フバルブ24が機能して、回路の最高圧はこの低圧リリ
ーフバルブ24によって決められることになる。
【0020】図3に示す第3実施例では、負荷圧選択ラ
イン12に直接にリリーフバルブ28を接続している。
そして、この一つのリリーフバルブ28を、高圧リリー
フバルブ及び低圧リリーフバルブの両方として機能させ
るようにしている。ただし、それ以外の構成については
上記第1実施例と同じなので、ここではその詳細な説明
を省略する。リリーフバルブ28は、スプリング29、
30のイニシャル荷重の差によって、高圧リリーフバル
ブとして設定されている。つまり、スプリング29のイ
ニシャル荷重を、スプリング30のイニシャル荷重より
も大きくして、その差がリリーフ圧として設定されてい
る。そして、上記スプリング30にはシリンダ31を連
係させ、このシリンダ31の圧力室31aを低圧系ライ
ン17に接続している。
【0021】次に、この第3実施例の圧力制御回路の作
用を説明する。いま、例えば、高圧系アクチュエータ
6、7のみを使用しているとする。このとき、低圧系ア
クチュエータ8、9には負荷圧が発生しないので、低圧
系ライン17に圧力が発生しない。したがって、シリン
ダ31の圧力室31aには圧力が導かれず、前述したよ
うに、リリーフバルブ28が高圧リリーフバルブとして
機能し、回路の最高圧は高く設定されていることにな
る。
【0022】それに対して、低圧系アクチュエータ8、
9を使用したら、低圧系ライン17に圧力が発生する。
そして、この低圧系ライン17の圧力が圧力室31aに
導かれ、シリンダ31はスプリング30を押し縮めるよ
うに作動する。したがって、スプリング30のイニシャ
ル荷重が大きくなり、そのぶん両スプリング29、39
0のイニシャル荷重の差、つまり、リリーフ圧が低くな
る。この状態では、リリーフバルブ28が低圧リリーフ
バルブとして機能し、回路の最高圧は低く設定されるこ
とになる。なお、この第3実施例では、スプリング2
9、30が相まって、この発明でいうスプリングを構成
している。また、スプリング30の取り付け長さを変更
するシリンダ31が、この発明でいう取り付け長さ変更
手段を構成している。
【0023】図4に示す第4実施例でも、第3実施例と
同じように、一つのリリーフバルブ28を、高圧リリー
フバルブ及び低圧リリーフバルブの両方として機能させ
ている。リリーフバルブ28は、スプリング32のイニ
シャル荷重によって、高圧リリーフバルブとして設定さ
れている。このスプリング32にはシリンダ33を連係
させ、その取り付け長さを、シリンダ33に組み込んだ
スプリング34によって決めている。そして、このシリ
ンダ33の圧力室33aを低圧系ライン17に接続し
て、その圧力をスプリング34に抗して作用させるよう
にしている。
【0024】次に、この第4実施例の圧力制御回路の作
用を説明する。いま、例えば、高圧系アクチュエータ
6、7のみを使用しているとする。このとき、低圧系ア
クチュエータ8、9には負荷圧が発生しないので、低圧
系ライン17に圧力が発生しない。したがって、シリン
ダ33の圧力室33aには圧力が導かれず、前述したよ
うに、リリーフバルブ28は、高圧リリーフバルブとし
て機能し、回路の最高圧は高く設定されていることにな
る。
【0025】それに対して、低圧系アクチュエータ8、
9を使用したら、低圧系ライン17に圧力が発生する。
そして、この低圧系ライン17の圧力が圧力室33aに
導かれ、シリンダ33は、スプリング34に抗してスト
ッパ35に規制されるまで作動し、スプリング32を引
き伸ばすことになる。したがって、スプリング32のイ
ニシャル荷重が小さくなり、リリーフバルブ28は低圧
リリーフバルブとして機能し、回路の最高圧は低く設定
されることになる。なお、この第4実施例では、スプリ
ング32が、この発明でいうスプリングを構成してい
る。また、スプリング32の取り付け長さを変更するシ
リンダ33が、この発明でいう取り付け長さ変更手段を
構成している。
【0026】以上述べた第1〜4実施例では、制御シリ
ンダ10、制御バルブ11等が相まって、この発明でい
うポンプ制御機構を構成している。また、高圧系アクチ
ュエータ、低圧系アクチュエータをそれぞれ二つずつし
か図示していないが、その数は限定するものではない。
【0027】
【発明の効果】第1〜3の発明によれば、例えば、高圧
系アクチュエータのみを使用しているときには、回路の
最高圧を高圧に設定しておくことができる。そして、低
圧系アクチュエータを使用するときには、回路の最高圧
を低圧に設定することができ、これら低圧系アクチュエ
ータ等を保護することができる。そして、ロードセンシ
ング機能には、アクチュエータの最高負荷圧を選択する
回路系が必要であることに着目し、その回路系を利用し
て、回路の最高圧を高圧や低圧に変更するようにしてい
る。したがって、回路の最高圧を高圧や低圧に変更する
ために別の回路系を設ける必要がなく、回路全体はその
ままで、コストもかからない。もちろん、低圧系アクチ
ュエータを制御する切換弁を、どのような方法で操作し
ても関係がなく、利用範囲が限定されることがない。特
に、第3の発明によれば、一つのリリーフバルブを高圧
リリーフバルブ及び低圧リリーフバルブの両方として機
能させることができ、セレクタバルブを用いなくてよい
ので、コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の圧力制御回路を示す図である。
【図2】第2実施例の圧力制御回路の要部を示す図であ
る。
【図3】第3実施例の圧力制御回路の要部を示す図であ
る。
【図4】第4実施例の圧力制御回路の要部を示す図であ
る。
【図5】従来例の圧力制御回路を示す図である。
【符号の説明】
1 可変容量型ポンプ 2〜5 切換弁 6、7 高圧系アクチュエータ 8、9 低圧系アクチュエータ 10 制御シリンダ 11 制御バルブ 12 負荷圧選択ライン 14、16、18 シャトル弁 15 高圧系ライン 17 低圧系ライン 20 高圧リリーフバルブ 21 セレクタバルブ 22 低圧リリーフバルブ 24 低圧リリーフバルブ 26 セレクタバルブ 28 リリーフバルブ 29、30、32 スプリング 31、33 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田義隆 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 高田 和明 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 石地 令 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量型ポンプと、少なくとも一つの
    高圧系アクチュエータと、少なくとも一つの低圧系アク
    チュエータと、これらアクチュエータのそれぞれと可変
    容量型ポンプとの接続途中に設けた切換弁と、高圧系ア
    クチュエータの最高負荷圧が導かれる高圧系ラインと、
    低圧系アクチェータの最高負荷圧が導かれる低圧系ライ
    ンと、これら高圧系ライン及び低圧系ラインの最高負荷
    圧のうち高い方が選択されて導かれる負荷圧選択ライン
    と、可変容量型ポンプの吐出圧を、負荷圧選択ラインに
    導かれた最高負荷圧よりも所定圧だけ高く保つよう可変
    容量型ポンプを制御するポンプ制御機構と、可変容量型
    ポンプの吐出最高圧を決める高圧リリーフバルブと、負
    荷圧選択ライン接続した低圧リリーフバルブと、低圧リ
    リーフバルブと負荷圧選択ラインとの間に介在させたセ
    レクタバルブとを備え、上記セレクタバルブは、通常は
    低圧リリーフバルブを負荷圧選択ラインから遮断した状
    態に保ち、低圧系ラインに圧力が発生したとき、低圧リ
    リーフバルブを負荷圧選択ラインに連通する構成にした
    ことを特徴とする圧力制御回路。
  2. 【請求項2】 可変容量型ポンプと、少なくとも一つの
    高圧系アクチュエータと、少なくとも一つの低圧系アク
    チュエータと、これらアクチュエータのそれぞれと可変
    容量型ポンプとの接続途中に設けた切換弁と、高圧系ア
    クチュエータの最高負荷圧が導かれる高圧系ラインと、
    低圧系アクチェータの最高負荷圧が導かれる低圧系ライ
    ンと、これら高圧系ライン及び低圧系ラインの最高負荷
    圧のうち高い方が選択されて導かれる負荷圧選択ライン
    と、可変容量型ポンプの吐出圧を、負荷圧選択ラインに
    導かれた最高負荷圧よりも所定圧だけ高く保つよう可変
    容量型ポンプを制御するポンプ制御機構と、負荷圧選択
    ライン接続した低圧リリーフバルブと、負荷圧選択ライ
    ンに接続した高圧リリーフバルブと、両リリーフバルブ
    と負荷圧選択ラインとの間に介在させたセレクタバルブ
    とを備え、上記セレクタバルブは、通常は高圧リリーフ
    バルブを負荷圧選択ラインに連通し、かつ、低圧リリー
    フバルブを負荷圧選択ラインから遮断した状態に保ち、
    低圧系ラインに圧力が発生したとき、高圧リリーフバル
    ブを負荷圧選択ラインから遮断し、かつ、低圧リリーフ
    バルブを負荷圧選択ラインに連通する構成にしたことを
    特徴とする圧力制御回路。
  3. 【請求項3】 可変容量型ポンプと、少なくとも一つの
    高圧系アクチュエータと、少なくとも一つの低圧系アク
    チュエータと、これらアクチュエータのそれぞれと可変
    容量型ポンプとの接続途中に設けた切換弁と、高圧系ア
    クチュエータの最高負荷圧が導かれる高圧系ラインと、
    低圧系アクチェータの最高負荷圧が導かれる低圧系ライ
    ンと、これら高圧系ライン及び低圧系ラインの最高負荷
    圧のうち高い方が選択されて導かれる負荷圧選択ライン
    と、可変容量型ポンプの吐出圧を、負荷圧選択ラインに
    導かれた最高負荷圧よりも所定圧だけ高く保つよう可変
    容量型ポンプを制御するポンプ制御機構と、負荷圧選択
    ラインに接続したリリーフバルブとを備え、上記リリー
    フバルブを、スプリングのイニシャル荷重によって高圧
    リリーフバルブとして設定するとともに、そのスプリン
    グに取り付け長さ変更手段を連係させ、低圧系ラインに
    圧力が発生したとき、その圧力によって取り付け長さ変
    更手段が作動し、スプリングのイニシャル荷重を変化さ
    せて、リリーフバルブを低圧リリーフバルブとして機能
    させる構成にしたことを特徴とする圧力制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021001688A (ja) * 2020-09-17 2021-01-07 株式会社クボタ 作業機の油圧システム

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