JPH10234769A - 眼科手術用フットスイッチ及びこれを備える眼科手術装置 - Google Patents

眼科手術用フットスイッチ及びこれを備える眼科手術装置

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JPH10234769A
JPH10234769A JP9061937A JP6193797A JPH10234769A JP H10234769 A JPH10234769 A JP H10234769A JP 9061937 A JP9061937 A JP 9061937A JP 6193797 A JP6193797 A JP 6193797A JP H10234769 A JPH10234769 A JP H10234769A
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stepping
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perfusion
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Hidenori Kanda
英典 神田
Hideo Oda
英夫 小田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フットスイッチの切り換え位置の感知が容易
でしかもそれぞれの動作の段階で固定しやすく、さらに
切り換え位置を術者が自由に選択できる眼科用フットス
イッチ及びこれを備える眼科手術装置を提供する。 【解決手段】 手術眼を手術する眼科手術装置に接続さ
れ装置の動作信号を付与するフットスイッチにおいて、
足載せ部を持ち該足載せ部を踏み込み操作するための踏
み込み機構と、所期する動作信号を発する踏み込み位置
を設定する踏み込み位置設定手段と、該踏み込み位置設
定手段が設定した位置を記憶する記憶手段と、前記踏み
込み機構の踏み込み位置を検知する検知手段と、該検知
手段の検知結果と前記記憶手段に記憶された設定位置と
に基づいて前記踏み込み機構の動作を抑制する抑制手段
と、前記検知手段の検知結果と前記記憶手段に記憶され
た設定位置とに基づいて動作信号を発する動作信号発信
手段と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼科手術用フットス
イッチ及びこれを備える眼科手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】眼科手術用フットスイッチは、灌流吸引
装置,超音波白内障手術装置等に使用される。この種の
装置を使って手術を行う場合、手にはプローブ等を持つ
ので、灌流モード,灌流/吸引モード,灌流/吸引/超
音波乳化モード等の各動作モードでの動作のコントロー
ル操作、超音波発振の出力や灌流液の吸引流量あるいは
吸引圧等の調節のためなどにフットスイッチが用いられ
る。
【0003】例えば、超音波白内障手術装置は、プロー
ブの先端に取り付けたチップに超音波振動を増幅伝達し
て水晶体の核を破砕乳化し、破砕した核を眼内に供給し
た灌流液と共にチップに設けられた吸引口からチューブ
を介して吸引除去する。各動作モードでの動作のコント
ロール操作、超音波発振の出力や灌流液の吸引流量ある
いは吸引圧等の調節は、フットスイッチの踏み込み加減
により自由に行うことができる(リニアコントロール機
能)。これらの操作や調節を行うためのフットスイッチ
の切り換えは一般的には3段階になっており、前記超音
波白内障手術装置の動作のコントロールにおいては、灌
流/吸引/超音波乳化モードに設定した場合、第1段階
は灌流、第2段階は灌流+吸引、第3段階は灌流+吸引
+超音波乳化の制御をおこなうことができる。踏み込み
量を知る方法としては、バネの強さを変える方法と振動
を起こす方法の2つが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バネの強さを変える方
法は、それぞれの段階の切り換え位置でバネの強さを変
えることにより、切り換え位置でフットペダルの重さ
(踏み込む力に対する反発力)が変わるため、切り換え
位置の感知が容易で、しかもそれぞれの動作の段階を固
定しやすい(誤って次の段階に入れてしまう恐れが少な
い)という利点がある。しかし、切り換え位置がバネに
よって決定しているため、切り換え位置を自由に変更で
きない欠点がある。
【0005】一方、振動を起こす方法は、切り換え位置
では振動が起こるだけであるため、踏み込む際に力を入
れ過ぎたり力を緩めたりしてしまうと、要求している動
作のコントロール段階と異なった段階に入ってしまうな
どの、誤操作の可能性が生じるといった欠点がある。
【0006】本発明は上記従来装置の欠点に鑑み、切り
換え位置の感知が容易で、しかも切り換え位置を術者が
選択できる眼科用フットスイッチ及びこれを備える眼科
手術装置を提供することを技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の装置は次のような構成を持つことを特徴と
する。
【0008】(1) 手術眼を手術する眼科手術装置に
接続され装置の動作信号を付与するフットスイッチにお
いて、足載せ部を持ち該足載せ部を踏み込み操作するた
めの踏み込み機構と、所期する動作信号を発する踏み込
み位置を設定する踏み込み位置設定手段と、該踏み込み
位置設定手段が設定した位置を記憶する記憶手段と、前
記踏み込み機構の踏み込み位置を検知する検知手段と、
該検知手段の検知結果と前記記憶手段に記憶された設定
位置とに基づいて前記踏み込み機構の動作を抑制する抑
制手段と、前記検知手段の検知結果と前記記憶手段に記
憶された設定位置とに基づいて動作信号を発する動作信
号発信手段と、を有することを特徴とする。
【0009】(2) (1)の眼科手術用フットスイッ
チにおいて、前記踏み込み位置設定手段は、設定される
踏み込み位置を複数の段階に設定できることを特徴とす
る。
【0010】(3) (1)の眼科手術用フットスイッ
チにおいて、前記踏み込み位置設定手段は設定される踏
み込み位置を複数の段階に設定できるとともに、前記抑
制手段は、前記踏み込み機構の動作を同等または異なっ
た大きさの力で段階的に抑制することを特徴とする。
【0011】(4) (1)の眼科手術用フットスイッ
チにおいて、前記踏み込み位置設定手段は、複数の設定
パタ−ンを記憶するパタ−ン記憶手段と、設定パタ−ン
を選択する選択手段を持つことを特徴とする。
【0012】(5) 灌流瓶中の灌流液を眼内に供給す
る灌流液供給手段と、供給された灌流液を眼内の廃物と
共に吸引する吸引手段と、超音波振動を利用して眼内の
組織を破砕乳化する乳化手段と、を備える眼科手術装置
において、足載せ部を持ち該足載せ部を踏み込み操作す
るための踏み込み機構と、所期する動作信号を発する踏
み込み位置を設定する踏み込み位置設定手段と、該踏み
込み位置設定手段が設定した位置を記憶する記憶手段
と、前記踏み込み機構の踏み込み位置を検知する検知手
段と、該検知手段の検知結果と前記記憶手段に記憶され
た設定位置とに基づいて動作信号を発する動作信号発信
手段と、前記検知手段の検知結果と前記記憶手段に記憶
された設定位置とに基づいて前記踏み込み機構の動作を
抑制する抑制手段と、前記動作信号に基づいて前記吸引
手段及び/または前記乳化手段の動作を制御する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は装置の概略構成を示す図である。
【0014】1は生理食塩水等の灌流液を入れる灌流瓶
であり、灌流瓶1の高さは灌流液を適度の速さで患者眼
2に供給するように調整される。3は灌流瓶1から落下
する灌流液を患者眼に導くための灌流チューブである。
灌流チューブ3の途中には灌流制御弁4が配設されてお
り、灌流制御弁4の開閉により灌流液の流出制御が行わ
れる。
【0015】灌流チューブ3の他端は破砕用ハンドピー
ス5Aや灌流吸引用ハンドピース5Bに接続される。破
砕用ハンドピース5Aには吸引口を有するチップが取り
付けられ、超音波振動によりチップで水晶体の核を破砕
乳化するとともに、破砕した核を灌流液と一緒に吸引す
る。この破砕用ハンドピース5Aの内部に配置される超
音波発振子は制御部8の制御により出力が調節される。
【0016】灌流吸引用ハンドピース5Bは吸引口を有
するチップを持ち、水晶体核の除去後に残った皮質等を
灌流液と一緒に吸引する。破砕用ハンドピース5Aと灌
流吸引用ハンドピース5Bは手術段階や術式等により選
択され、繋ぎ変えて使用される。
【0017】6は破砕用ハンドピース5A(又は灌流吸
引用ハンドピース5B)により吸引された廃物及び灌流
液を排出するための吸引チューブである。吸引チューブ
6の後方には吸引圧を発生するための吸引ポンプ7が配
設されており、吸引ポンプ7は制御部8により駆動制御
される。吸引された廃物及び灌流液は廃物袋9に排出投
棄される。
【0018】10は圧力センサ、11は電磁弁である。
圧力センサ10及び電磁弁11は接続部12を介して吸
引チューブ6と繋がっている。圧力センサ10は吸引圧
を常時検出しており、吸引圧が設定値より上昇した時は
制御部8の制御により電磁弁11が開き、空気を流入さ
せて吸引圧を下げる。吸引圧の上限は後述する入力部の
スイッチ操作により設定される。
【0019】13は灌流モード,灌流/吸引モード,灌
流/吸引/超音波乳化モード等のモード設定や、超音波
発振の出力,吸引流量,吸引圧等の設定のための各種ス
イッチが設けられた入力部である。
【0020】14はフットスイッチである。フットスイ
ッチ14は入力部13で設定されるモード設定により、
図2に示すようにその踏み込みポジション位置に応じ
て、灌流,吸引,超音波乳化の動作をコントロールでき
る。
【0021】図3はフットスイッチを側方から見た図、
図4は上から見た図であり、一部透視図となっている。
【0022】フットスイッチ14については、踏み込み
位置にしたがって灌流,吸引,超音波乳化の各動作を切
り換えるとともに超音波出力を可変調節する踏み込み操
作機構と、吸引の流れを一時的に逆流させるリフラック
ス機構とに分けて説明する。
【0023】(踏み込み操作機構)20はベース部、2
1は踏み込み部である。踏み込み部21の後方(図上左
方向)は軸22によりベース部20に連結しており、踏
み込み部21は軸22を中心として図3上の矢印Aの方
向に回転可能である。踏み込み部21とベース部20の
間にはスプリング23が介在しており、踏み込み部21
に力を加えない時には図3の状態に保持される。
【0024】24はシャフト24aを有するポテンショ
メータであり、図示なき取り付け部材によりベース部2
0内に固着されている。ポテンショメータ24は踏み込
み部21が矢印Aの方向に踏み込まれると、シャフト2
4aが下方向へ押し下げられて踏み込み量(踏み込み角
度)を検知する。
【0025】図5はポテンショメータ24が検知する踏
み込み量(踏み込み角度)による切り換え位置(ポジシ
ョン)の設定の例である。この切り換え位置(ポジショ
ン)は、あらかじめ数通りのパターンを設定し記憶させ
ておくことができる。術者はこれら数通りの切り換え位
置(ポジション)の設定パターンの中から、自己に最も
適した切り換え位置(ポジション)のパターンを入力部
13のスイッチによって選択する。
【0026】25はギヤ部25aを有する踏み込み部材
であり、踏み込み部材25は踏み込み部21内に固着さ
れている。26はベース部20に固設されたパルスモー
タであり、パルスモータ26の回転軸26aには踏み込
み部材25のギヤ部25aに噛合するギヤ27が取り付
けられている。パルスモータ26には、図5に示すよう
なポテンショメータ24が検知した切り換え位置A,
B,Cで同等の電圧が印加される。パルスモータには電
圧を印加すると磁場を固持しようとする自己保持力があ
るため、パルスモータ26に電圧を印加すると自己保持
力により回転軸26aに負荷がかかる。さらに印加する
電圧を大きくすれば自己保持力が強くなるという特徴が
あるため、切り換え位置Aより切り換え位置B、切り換
え位置Bより切り換え位置Cの方により大きな電圧を印
加することにより、回転軸26aにより大きな負荷がか
かるようになり、ポジション1からポジション2、ポジ
ション2からポジション3と進むにしたがって、踏み込
みにより大きな力を必要とさせることもできる。
【0027】28はソレノイドである。ソレノイド28
は取り付け部材29により軸22に固定され、踏み込み
部21とともに軸22を回転中心として回転する。28
aはソレノイド28の可動部であり、可動部28aは電
圧が印加されていないときにはバネにより自動的にもと
の位置に戻るようになっている。ソレノイド28には、
図5に示すようなポテンショメータ24が検知した切り
換え位置A,B,Cで電圧が印加され、ソレノイド28
は可動部28aを引き込み駆動する。可動部28aが動
く際、振動がもたらされ、術者はポジション1,2,3
の切り換わりを認識する。実施例では、ソレノイド28
は取り付け部材29により軸22に固定させているが、
ソレノイド28を踏み込み部21に別途取り付け部材に
より固定しても、術者にポジション1,2,3の切り換
わりを認識させることができる。
【0028】(リフラックス機構)30は図示なきスペ
ーサを介してベース部20の手前側に固定された板バネ
である。板バネ30の前方端には、術者が足の左側部を
当てるリフラックスペダル31が固着されている。さら
にリフラックスペダル31の前方には、ベース部20に
保持されたリフラックススイッチ32のスイッチ端子が
取り付けてある。リフラックススイッチ32は、術者の
足の操作によりリフラックスペダル31が外側(左側)
に押されると通電する。リフラックススイッチ32を通
電させたリフラックスペダル31は、術者の足が離れる
と、板バネ30の作用により非通電位置に戻る。
【0029】以上の踏み込み操作機構及びリフラックス
機構のポテンショメータ24,パルスモータ26,ソレ
ノイド28及びリフラックススイッチ32は、それぞれ
通信ケーブル35を介して制御部8に接続している。
【0030】次に、以上のような構成を持つ装置におい
て、その動作をフットスイッチ14の動作を中心に説明
する。ここでは、破砕用ハンドピース5Aを用いて行う
超音波水晶体乳化吸引術を例にとって説明する。この場
合の動作モードは、灌流/吸引/超音波乳化モードに設
定する。
【0031】灌流/吸引/超音波乳化モードでは、フッ
トスイッチ14の踏み込み加減により灌流,吸引,超音
波乳化の動作をコントロールすることができる。また、
フットスイッチ14がポジション3にある時は、フット
スイッチの踏み込み加減によって超音波発振の出力を設
定範囲内でコントロールできる。
【0032】ポテンショメータ24が検知した踏み込み
部21の踏み込み量の信号は、所定の処理を施され制御
部8に送られる。制御部8は踏み込み量の信号に基づい
て、次のように各駆動機構の動作を制御する。
【0033】図5に示すように、踏み込み量(踏み込み
角度)が切り換え位置A,B,Cの各位置に達すると、
パルスモータ26に同等の電圧を印加し、回転軸26a
に負荷をかけ保持力を持たせる。そのため切り換え位置
A,B,Cでは踏み込みに大きな力を加えなければなら
ない。また、切り換え位置Aより切り換え位置B、切り
換え位置Bより切り換え位置Cの方により大きな電圧を
印加することにより、回転軸26aにより大きな負荷が
かかるようになり、ポジション1からポジション2、ポ
ジション2からポジション3と進むにしたがって、踏み
込みにより大きな力を必要させることもできる。これら
の方法により、術者は意識的に踏み込む力を加減してポ
ジションの選択をしなければならないため、求めるポジ
ション以外のポジションへ誤って入れてしまうといった
誤操作を起こす可能性が少なくなる。さらに、ソレノイ
ド28にも切り換え位置A,B,Cの各位置で電圧を印
加して(電圧の大きさは変えない)、ソレノイド28を
駆動させ、振動を起こすことで、術者にポジション1,
2,3の切り換わりを、よりはっきりと認識させること
ができる。
【0034】また、切り換え位置A,B,C(ポジショ
ン1,2,3)は、あらかじめ数通りのパターンを設定
することができるため、術者が最も使いやすい切り換え
位置を選択でき、複数の術者がそれぞれに適した切り換
え位置で手術ができる。
【0035】他方、制御部8はポジション1では灌流制
御弁を開き灌流液を注入状態とし、ポジション2に達す
ると吸引ポンプを駆動して吸引を開始し、ポジション3
に達すると破砕用ハンドピース5Aに超音波振動を発生
させる。さらにポジション3では踏み込み量をポテンシ
ョメータ24が検知し、破砕用ハンドピース5Aの超音
波発振の出力が変化する。このように、術者はフットス
イッチの踏み込み加減によって灌流,吸引,超音波乳化
の動作のコントロールができ、また超音波出力の可変調
節を行うことができる。
【0036】上記においては、入力部13により灌流/
吸引/超音波乳化モードが設定され破砕用ハンドピース
5Aを使用する場合を示したが、入力部13で灌流/吸
引モードを設定し、破砕用ハンドピース5Aに換えて残
留皮質吸引のための灌流吸引用ハンドピース5Bを使用
する場合は、フットスイッチの踏み込み加減によって吸
引流量あるいは吸引圧の可変調節をすることができる。
吸引流量と吸引圧のどちらの可変調節をするかは、入力
部13のスイッチにより選択する。
【0037】以上の実施例では、パルスモータ26に同
等の電圧を印加し、またさらには印加する電圧の大きさ
を変えて、踏み込み部21の重さ(踏み込む力に対する
自己保持力)を変化させる方法と、ソレノイド28に電
圧を印加し振動を起こす方法により、術者にポジション
1,2,3の切り換わりをよりはっきりと認識させてい
るが、ソレノイド28,可動部28a,取り付け部材2
9を省き、パルスモータ26に同等の電圧を印加し、ま
たさらには印加する電圧の大きさを変えて、踏み込み部
21の重さ(踏み込む力に対する自己保持力)を変化さ
せる方法のみを用いて、術者にポジション1,2,3の
切り換わりを認識させてもよい。
【0038】また、フットスイッチの踏み込み操作によ
る動作信号は、実施例で示した超音波白内障手術装置の
灌流,吸引,超音波乳化の動作のコントロール信号、超
音波発振の出力や吸引流量あるいは吸引圧の調節信号等
に限定されるものではなく、例えば、光凝固装置の凝固
条件設定等の種々の手術装置の信号付与に用いることが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フットスイッチの切り換え位置の感知が容易でしかもそ
れぞれの動作の段階で固定しやすく、さらに切り換え位
置を術者が自由に選択できるため、フットスイッチを備
えた眼科手術装置を用いた手術が、効率よく安全に、し
かも複数の術者のニーズに合わせて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置の概略構成を示す図である。
【図2】フットスイッチの踏み込みポジション位置によ
る灌流,吸引,超音波乳化の作動を示す図である。
【図3】実施例の装置のフットスイッチを側方から見た
図である。
【図4】実施例の装置のフットスイッチを上から見た図
である。
【図5】フットスイッチの踏み込みによるポジション位
置の切り換わりを説明する図である。
【符号の説明】
8 制御部 14 フットスイッチ 21 踏み込み部 24 ポテンショメータ 26 パルスモータ 31 リフラックスペダル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術眼を手術する眼科手術装置に接続さ
    れ装置の動作信号を付与するフットスイッチにおいて、
    足載せ部を持ち該足載せ部を踏み込み操作するための踏
    み込み機構と、所期する動作信号を発する踏み込み位置
    を設定する踏み込み位置設定手段と、該踏み込み位置設
    定手段が設定した位置を記憶する記憶手段と、前記踏み
    込み機構の踏み込み位置を検知する検知手段と、該検知
    手段の検知結果と前記記憶手段に記憶された設定位置と
    に基づいて前記踏み込み機構の動作を抑制する抑制手段
    と、前記検知手段の検知結果と前記記憶手段に記憶され
    た設定位置とに基づいて動作信号を発する動作信号発信
    手段と、を有することを特徴とする眼科手術用フットス
    イッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の眼科手術用フットスイッチに
    おいて、前記踏み込み位置設定手段は、設定される踏み
    込み位置を複数の段階に設定できることを特徴とする眼
    科手術装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の眼科手術用フットスイッチに
    おいて、前記踏み込み位置設定手段は設定される踏み込
    み位置を複数の段階に設定できるとともに、前記抑制手
    段は、前記踏み込み機構の動作を同等または異なった大
    きさの力で段階的に抑制することを特徴とする眼科手術
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の眼科手術用フットスイッチに
    おいて、前記踏み込み位置設定手段は、複数の設定パタ
    −ンを記憶するパタ−ン記憶手段と、設定パタ−ンを選
    択する選択手段を持つことを特徴とする眼科手術装置。
  5. 【請求項5】 灌流瓶中の灌流液を眼内に供給する灌流
    液供給手段と、供給された灌流液を眼内の廃物と共に吸
    引する吸引手段と、超音波振動を利用して眼内の組織を
    破砕乳化する乳化手段と、を備える眼科手術装置におい
    て、足載せ部を持ち該足載せ部を踏み込み操作するため
    の踏み込み機構と、所期する動作信号を発する踏み込み
    位置を設定する踏み込み位置設定手段と、該踏み込み位
    置設定手段が設定した位置を記憶する記憶手段と、前記
    踏み込み機構の踏み込み位置を検知する検知手段と、該
    検知手段の検知結果と前記記憶手段に記憶された設定位
    置とに基づいて動作信号を発する動作信号発信手段と、
    前記検知手段の検知結果と前記記憶手段に記憶された設
    定位置とに基づいて前記踏み込み機構の動作を抑制する
    抑制手段と、前記動作信号に基づいて前記吸引手段及び
    /または前記乳化手段の動作を制御する制御手段とを有
    することを特徴とする眼科手術装置。
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